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中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。
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2022年10月30日
リーグ3位・広島を撃破しての残留決定となる勝利は、今シーズン勝ち抜いた苦闘を象徴するものとなり、その重みと価値をじっくり味わう時間が続いていますね。
指導者と選手からは、来シーズンへの過程と未来へのコメントが続いています。
先ず、残留を決めたミシャ監督コメントは、
残留を果たした手応えと安堵と共に、「われわれ札幌も次のシーズンの中でしっかりと上を戦っていくようなチームを引き続き目指したいと思います。もちろんわれわれの選手たち、主力の選手が来季も残ってくれればの話ですけど。やはりわれわれ札幌は、良いチームを作っても中心選手が必ず1人、2人、3人と抜かれていってしまうのがここまでの宿命です。経営的な部分でもう少し予算が増えれば、そういった選手たちも引きとどめられるのかもしれないですけど、われわれは引き続き選手を育てながら、チームを作りながら、J1の舞台で上を目指せるようなチームを作っていきたい」。
しかし、選手からは、その発言への答えに成っているコメントが、この試合前に発せられ、
先制点を決めた興梠の試合数日前コメント「今年は残留争いになってしまいましたが、来年は優勝できるように、みんなで一丸になって挑みたいです。」と、来シーズンへの意欲と意思が表れた発言。
更に、ルーカスもこの試合前コメントで「契約は2024年までと成っていて、これから未だまだ続く」と、来シーズンコンサ参戦意思の表明と、力強い意思表明が続いています。
それ以外でも多数選手は、現在のチームへの愛着は並外れたもので、「楽しいサッカー追求」こそが、コンサの未来・求めるスタイルであり、その中での苦闘や努力は、そのまま自らの成長と能力上昇に未来を掴む、との強い自覚と満足は、更に成長加速への努力となる循環の中で、チームは動いています。
確かに、「他チームより高額年俸や契約条件でのオファー対象選手はチームの半数以上となる」と人材の宝庫と言えるのが、現在のコンサです。
しかし、何よりの強味こそが「選手自身のチームとそこでの選手生活への満足感と誇りと確信」です。
ミシャ監督の心配想定は「見事に大外れ!」と成る事を、予言出来てしまいます。
では、試合ポイントです。
⑴広島が、メイン戦術を転換により、攻撃力大幅低下。
コンサ・オールコートマンマーク、特に、マンマーク型ハイプレス、の威力に驚異を持った広島は、自陣からのビルドアップを放棄する、[GK・大迫からのロングパス放り込み]を、コンサ戦術上でスペースとなる[コンサCB脇のサイド]へ配球、との戦術転換を主攻撃戦術とした。詰まり、広島ビルドアップへコンサ強烈ハイプレス、連動するオールコートマンマークは、多数のボール奪取、そこからショートカウンター多発、との予想から、完全に、ビルドアップ・パスサッカーを回避しました。
この放り込みは、短多数縦攻撃となり、攻撃スピードは最速となりましたが、精度は極度に低下し、パス成功率はシーズン最低の71%となり、放り込みが成功する僅かな機会のみ攻撃連動となり、攻撃回数大幅減は、
当然の結果で、広島攻撃低迷となりました。
広島のもう一つの攻撃戦術は、ハイプレスによる、相手ゴール近くでのボール奪取とショートカウンターですが、ここは、ハイプレス位置をより以上上昇させ、ゾーン型ハイプレスの欠点である[チャージまでの距離感により、プレス到達時間が有り、ハイプレス強度が甘くなる]事態を防止し、コンサビルドアップは、スタートから、1〜2回まで成功、その後、中盤位置でパスカットとの事態が多くなりましたが、狙いショートカウンターのスタート位置より低く、マンマーク防御やチャージ可能で、元々、コンビネーションによるチャージ回避レベルは、リーグトップも有り、広島攻撃を低下させたものでした。
⑵コンサ攻撃活性化
コンサのオールコートマンマークプレスで、全エリアで広島ボールを奪取し、広島スピード攻撃に対抗して、最速攻撃へ切り替えで、縦攻撃のカウンターが効果発揮し、両サイドから、逆サイドへのピンポイントパスからのクロス攻撃が、何度も成功し、多数の決定機を構築し、先制点、追加決勝打も、このパターンでの得点で、広島は防御失敗が続く展開でした。
⑶試合展開
前半は、広島がハイプレス・ハイラインで、陣形がコンサ陣内とするゾーン布陣のため、コンサ陣内に押し込まれましたが、コンサカウンターには、広島ハイライン裏やサイドスペースが広がる好条件もなり、多数の決定機構築となりました。
後半立ち上がりからは、コンサが布陣を上昇し、広島を自陣に押し込む時間が拡大、広島は益々、単純放り込み型ロングカウンターが主体となり、そんな中、コンサマンマークプレスでボール奪取からのカウンターによる決定機が多数構築し、追加決勝点獲得となり、75分からは、選手交代で、両チーム共に、密度と球際が低下し、しかし、コンサ決定機が大きく上回る展開で、勝利獲得となりました。
⑷シュート精度、ラストパス精度は、好調で、広島GK・大迫のファインセーブ多数で、ナイスシュートで更に得点加算の所、スーパーセーブで、2得点止まりとなったものでした。
選手精度能力が高く、トレーニング成果が現れた試合でした。
これらの根拠等速報データを記載しておきます。
コンサ 広島
前半 後半 全体 前半 後半 全体
支配率 46 49 49 54 51 51%
走行距離 51 55 106 51 55 106km
スプリント74 81 155 79 90 169回
支配率と走行距離は互角、スプリントは広島優位もロングパスによる
決定機数 7 8 15 4 5 9回
シュート 9 7 16 9 6 15本
枠内数 6 3 9 3 3 6本
枠内率 66 42 50 33 50 40%
得点 1 1 2 1 0 1点
決定率 11 14 12 11 0 6%
決定機・枠内数・枠内率・決定率は、コンサ優位で、勝利相当
パス数 173 182 355 232 206 438本
成功率 69 68 68 72 71 71%
両チーム共に、シーズン最低値で、パスサッカーは、両チームの強い球際と寄せで、相当阻止。
コンサ選手別シュート一覧は、
興梠 シュート4本 枠内3本 得点1 決定率25%
金子 4 1 0 0%
青木 3 1 0 0
宮澤 1 1 1 100
ルーカス 1 1 0 0
GX 1 1 0 0
スパチョーク 1 1 0 0
菅 1 0 0 0
枠内に飛ばなかった選手は、僅か「菅」一人だけで、個々能力は良好選手が大半でした。
シーズン最終盤となり、川崎・C大阪・広島を撃破、横浜FMに引き分けと、リーグトップチームに勝利や勝点獲得との、チーム力を炸裂しましたね。
来シーズンに繋がる終盤戦は、成功です!
最終戦は、ホームに全力結集し、総決算となる、完勝を掴みましょう。
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