カレンダー
プロフィール
中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。
最新のエントリー
月別アーカイブ
リンク集
検索
2023年01月14日
昨日、キャンプ3日目で、第2TG(練習試合)の選手ポジションが注目でしたが、
サプライズ起用ー白組≒Bチームボランチに、期待のDF馬場晴也の意味です。
その意味を解く鍵は、
コンサでの、ミシャ戦術・スタイルの変遷・進化が関係します。
それは、ミシャの代名詞[可変システム]での変化で、
◯基本形・初期のミシャスタイル
[Wボランチ・ダウン・DFライン型]
初期の可変システムは、DFラインからのビルドアッププレーに、
両Wボランチ共に、ポジションダウン、中央CBと、トライアングルを組む形
(図) 〜ビルドアップ局面〜
(可変前)
DMF1 DMF2
LCB CCB RCB
GK
[可変後]
LCB ↙︎ ( スペース ) ↘︎ RCB ✳︎(スペース)発生
↖︎ DMF1 ー DMF2 ↗︎
\ CCB /
GK
DMF1ーDM2ーCCBとで、トライアングル形成
◎現在のミシャスタイル
[ワンボランチ・ダウン・DFライン型]
[可変後]
LCB ↙︎ DMF2← RCB
↖︎ DMF1 - →CCB ↗︎
\ GK /
↑
DM1-CCB-GKで、トライアングル形成
この変化は、初期形の欠点
①本来いたボランチ位置~バイタル付近に、カバー無く[スペース]発生
②ボランチが、2枚共、最終ラインまで下がり、攻撃参加困難
をカバー・改善のため、改良・変形し、
ボランチは、「1枚ダウン・DFライン参加とし、もう1枚をアンカー、攻撃参加を可能とする」、
そのため、「ビルドアップには、GKのポジションアップも図り、ビルドアップ参加とさせる」、との改良。
DMF1・CCB・GKで.トライアングル形成し、ビルドアップを図る、との変化。
この改善結果により、
現在は、
・ボランチの攻撃参加数が増加し、より攻撃枚数・バランス・バリュエーション拡大の攻撃力上昇、
・また、アンカー位置での守備カバーで、守備力上昇、
となりました。
そして、この改善を可能視した原動力は、
「GKのスタイル革新によるもの」で、FP並みの「足元技術・パス能力」を持つGKだからこそのスタイルで、【菅野・大谷の存在】があったが故のものでした。
現代最新GKは、[攻撃型GK]要素が必須とされていますが、海外は当然、国内リーグにも、その潮流は拡大中で、代表クラスやリーグトップチームGKの必須要件となりつつありますし、日本代表も、その条件に合致したGKが、選抜要件です。
これまで[攻撃型GK]とは、
積極的な[飛び出し]で「広範なエリアカバー」とのスタイルを定義するものでしたが、
現代では、「ビルドアップ参加」に大きく変貌し、コンサミシャスタイルでも、GK必須要件となっています。
因みに、小次郎が、[持てる大きな潜在能力]だけでは、コンサ正GKの座を、菅野から全く奪えなかった理由でも有り、他チームでの武者修行で鍛えて来る部分ですね。
ちょっと、GK論に、横道しましたが、「ボランチ」に戻り、
コンサのWボランチは、
攻撃へ切り替え局面からは、
①DFラインはポジションダウンしDFライン形成と同時に、ビルドアップ参加の選手と、
②先ずは、アンカー役から、タイミングを見て、積極的にポジションアップ・攻撃参加の選手に、二分となる訳です。
その点からは、ボランチ選手でも、個々能力やストロング・特徴から、
①DFライン守備とビルドアップパス能力が得意〜名付けると[守備型]
②アンカーからのパス出し、コンビネーション突破、前線への攻撃参加、第三の動き、攻撃能力が得意〜名付けると[攻撃型]、との選手に二分です。
実際、コンサボランチ候補も、①傾向と②傾向に分離されますね。
①[守備型]は、該当候補が少なく、深井と高嶺、過去なら、キムミンテ、実は、貴重な選手です。
②[攻撃型]は、該当多数で、荒野・駒井・宮澤や田中駿太・西大伍や青木や福森も、こちら型。
そして、問題は、今回新加入選手で、
期待の「小林」は、どう見ても、①[攻撃型]で、DFラインに留まり、守備とビルドアップだけでは、その能力を全面発揮出来ず、逆に、攻撃参加は、持てる能力を爆発させるパフォーマンスとなりますね。
そして、今回テーマの「馬場晴也」こそ、攻撃参加も得意ですが、とても貴重な、①[守備型]ボランチも可能な逸材で、DFラインでの、「守備」発揮と、そこからビルドアップのパス能力を兼ね備えた選手!と言う事です。
これこそが、第2TGで、馬場が、ボランチ起用とされた理由です。
Wボランチで組み合わせも、現在のコンサでは、
①[守備型]と②[攻撃型]の組み合わせが、最適適合の配置となります。
詰まり、
①[守備型]ボランチ + ②[攻撃型]ボランチ の組み合わせで、
深井 と 高嶺 + 荒野・駒井・宮澤、西 の組み合わせ
が適正でしたし、
現在なら、
深井 に 馬場 + 小林・荒野・駒井・宮澤、田中駿太・西
がピッタリとなります。
深井の復帰までは、馬場は、Wボランチの一翼定着が濃厚と見る訳ですね。
だとすると、RCBには、従来定着の、田中駿太ともなりますが、田中駿太の攻撃力を、現在も[偽SB]として右サイド突破に参加してますが、更に、ボランチとして中央エリアへの攻撃参加まで拡大すると、かの「川崎・田中碧」同様のパフォーマンスまで可能で、潜在能力を拡大発揮させられます。
そこで、「中村桐耶」のCCB起用、「岡村・RCB」とし、高パフォーマンスキッカー「福森」を併用する、起用が可能となり、ポジション起用の幅は、更に拡大され、総合チーム力の極大化を目指せるものとなります。
一例の配置編成は、
ゴニ
(中島・ミラン・大森)
青木 小柏
(小柏・チェック) (浅野・金子)
菅 小林 馬場 ルーカス
(青木・田中宏) (荒野・宮澤) (深井・駒井) (金子・浅野)
(西・田中駿・駒井)
福森 岡村 田中駿
(中村・岡田) (中村・宮澤) (岡村・馬場・西・西野)
菅野・ソンユン
(大谷)
との構想となります。
試合起用の改良~【有力ポジションW起用】法と合わせ、
新戦力〜馬場・小林・浅野の活用と、関連ポジションチェンジとなり、
ミシャコメントの「今シーズンスタイル〜より拡大する、ポリバレント力」〜ポジション配置の変化・転換力、に繋がる構想です。
兎に角、馬場のポジションに注目です!
カレンダー
プロフィール
中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。
最新のエントリー
月別アーカイブ
リンク集
検索