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中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。

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~進化~112)[現状考察]コンサ・シュートプレー動向と現状は?

2023年05月16日

[現状考察]シリーズ第2段は、今シーズン・コンサ[シュートプレー動向と現状]がテーマです。
考察の元データは、得点・シュート数・同PA*内数・同枠内数・P*侵入数・得点時支配率の6項目・毎試合数値となります。

  • PA内:ペナルティエリアでのシュート数=侵入してシュート数、
  • P侵入数:PAペナルティエリアへの侵入数、となります。

では、 
   点  本  本  本  回     %
節 得点 SH数 PA内 枠内 P侵 得点時支配率と得点
①  0  5  2  0  3  ー
②  1 13  7  5 14 63%1
③  2 22 15  6 27 51%1-43%1
④  2 17 10  6 10 27%1-29%1
⑤  2  9  8  4  9 50%1-39%1
⑥  3 22 16  6 17 50%1-48%1-62%1
⑦  3 11  7  6 11 45%2-28%1
⑧  1  8  6  1 11 61%1
⑨  2 11  6  2 13 64%1
⑩  4 14  9  6  8 57%2-51%1-50%1
⑪  0 11  5  0 20  ー
⑫  5 20 17 10 25 43%1-55%1-48%1-51%1-56%1
⑬  4 14  9  6 12 56%1-64%2-50%1
平均2.2     13.6    9.0    4.4    12.3  支配率得点占率は、60%~24%.50%~41%.40%~19%.30%~3%.20%~10%

これらデータ分析から、

1.平均失点1.8に対して、平均得点2.2では、得失差0.4となるため、[2.5試合で1得点差=勝利・勝点3]獲得、との計算式となっています。詰まり、ここまでは、[5試合〜2勝1分2敗・勝点7=平均勝点1.4点=シーズン[47勝点]〜昨季7位数値との予測値となります。

2.失点がこれまでレベル通りだとすると、平均得点2.8に出来ると、毎試合得失差[1=勝利・勝点3]となります。詰まり、全試合で、勝利率が急上昇し、平均勝点も[2.5]を達成可能で、シーズン[83勝点]〜昨季首位勝点68を大きく上回り、圧倒的な優勝を掴める展開となります。
結論は、[毎試合3得点]を狙う試合目標とする、と言う事ですが、現在値からは、充分可能なレベルです。

3.2.のための、前提となる、ポイント項目は何か、です。
現状平均値は、Shシュート13.6本、同PA内数9本、同枠内数4.4本、PA内侵入数12.3回です。
この項目は、極めて明確に相関・連鎖している、と言う点が、分かります。
攻撃の時系列順に並べてみます。ここまで、平均、
攻撃→ PA内侵入12.3回→(決定機局面・数)→PA内Sh数9本→Sh枠内数4.4本→得点2.2点
となり、[シュート数13.6本]→[PA内Sh数9本]=[PA内Sh率66.1%]→[枠内率32%]→[得点率(決定率)16.1%]との図式・方程式です。
詰まり、攻撃の主要・成否を左右するポイントは、[PA内]への侵入=ゴール寸前・決定機でシュートにある、と言う事です。
兎角、「シュートで、ミドルシュートも、相手守備陣を引っ張り出すため必要」との[ミドルシュート必要論]が有りますが、この議論は、守備陣引き出しのための策で、ゴール・得点奪取のための策とは無縁で、寧ろ、ミドルシュート多投とした場合は、決定率悪化・得点奪取率を低下させてしまいます。
しかし、各チーム指導者や関係者の中では、ゴラッソ神話=奇跡的なビューティーフルゴールへの憧れを、戦術と混同し、シュートポイントを、より相手ゴールへ近づける事こそ、攻略突破・決定機構築プレーだとの大原則・鉄則を軽視して、攻撃力を低レベルのまま放置する人も未だ現存していそうです。
しかし、コンサのミシャサッカーは、「より深く、PA内侵入」を指向し、シュートポイントを相手ゴールに近づけるサッカーです!
そして、これからのコンサ進撃への改善として、
[PA内Sh率80%への改善]=「より深く侵入ポイントでのシュート」数増加⇒より近くからとなり[枠内S h率50%へ改善]⇒[決定率25%=得点増加]を図る、トライです。
しかし、菅や浅野には、ロングやミドルシュートを許しますが、特定選手以下は、より深く侵入のパス交換やドリブルの上、「原則PA内Sh」とする、との結論となります。

4.支配率と得点数との相関です。
得点は、20%台〜60%台までに分布されていますが、明らかなのは、
支配率50%〜の得点占率は、65%
 同 50%未満    は、35%です。
コンサに取っての「ボール支配率」の意味と、他チームでの意味はかなり相違しています。
他チームでは、戦略として意図的に相手にボールを渡し、そのボール保持を奪取からのカウンター狙いとする「リアクション型チーム」があり、そのチームでは、ボール支配率30〜40%台は常態です。
しかし、コンサは、自ら動き・作り出すアクションサッカー、その中でも、最攻撃型チームを自負し目指すチームで、その中、「ボール支配率はパス交換成功率そのもの」で、コンビネーションや突破・相手陣侵入の最重要手段の成功率となります。しかし、今シーズン、パス成功率は、昨季平均78.9%→今季平均73.4%へ△5.5%低下しています。
昨季対比での今季成功率は、ロング△10.0%・ミドル△4.7%・ショート△5.1%ですが、ミドルとショートでの低下は、意図的に、「成功率低下となるパス交換」を狙ったものでしたが、それこそ、[相手陣や密集エリアへのチャレンジパス]のトライプレーが原因です。
しかし、今回データ値で明白な通り、支配率アップ=パス成功率アップは、得点上昇確率を間違い無く上げて来れる訳ですね。
それこそが、[相手陣を突破・破るトライパスの精度アップ]が必要となります。個々選手能力の改善と成長が課題と言う事です。

更なる、得点力上昇への手段・課題への取り組みにより、戦績急上昇、強力チーム構築完成への道が広がっていますね。


post by yuukun0617

06:53

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