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中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。
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2023年05月19日
Jリーグのチーム作りには、大きく2つの方向性〜2潮流が有ります。
一つは、
①[個々選手能力を主体に、合ったチーム戦術やスタイルを構築]。
[個々選手能力]優先で、それに適合し、最大チームパフォーマンスを想定される戦術やスタイルを選択する、との手法・方向性です。
この手法は、伝統的手法で、これまでのJリーグ構築や発展を支えて来た基本スタイルで、[現有戦略を最大に活かす]との現実的手法として、多数チームが選択して来たものです。ある意味では、それ以外の選択肢は無く、「理想論や理論よりも現実論だ」として、受け入れられて来た手法ですね。
他方、もう一つが、
②[戦術や目標スタイルを設定し、それに合う選手を選択や、獲得で、チームスタイルのレベルアップ・パフォーマンスアップを図る」、との手法・方向性です。
[戦術・戦略]優先で、チーム進行の中、個々選手とチームが成長・進化して行く、との手法で、
一見、[理想論や理論優先]と混同され兼ねませんが、実際のチーム導入や初期段階では、現有戦力・選手層からスタートし、[可能な項目やスタイルなどのステップ]から開始し、段階毎、時間を掛けて、「ステップアップ・ランクアップ」し、[想定スタイルレベル・内容]達成を図る、意外に現実的手法となります。
それぞれ、メリット・デメリットは明確で、
①[個々選手能力]優先・チーム作りスタイル
(メリット)・選手選択により、チームスタイルは多様となり、相手チーム対抗策は立て易い。
・選手流動性(流出・加入、故障離脱など)があっても、同等選手で代替が容易で、チーム作りも比較すると、「容易」。
・高能力選手(獲得)で、一気にチーム力アップが図れる。
・選手マインドも、理解し易さ・個別能力尊重意識・チーム合流が容易、となりプラス面有り。
(デメリット)・[個々選手能力]主体=[個別マッチアップ・1:1]勝負で勝つ事が必須となり、[個別能力負け]・[組織・複数・数的優位に太刀打ち、対応困難]の瞬間、チームスタイル停止や大幅パフォーマンスダウンが必至となる。
・[個々選手能力]の出来・不出来=安定性が必須で、一人のコンディションダウンで、チームパフォーマンスダウンとなる。
・選手流動性が弱点となる。即ち、高能力選手の流出の瞬間、チームパフォーマンスダウン必至、のリスクが常に伴う。
・最新・現代の戦術・組織サッカーは、極めて親和性が低く、[戦術負け]リスクが大きい。
②[戦術・目標スタイル]設定スタイル
(デメリット)・現有選手・選手層からスタートする、としても[段階をアップさせる時間]がかかり、試合内容・結果、戦績の低迷・低下時期・期間が発生する。それまで[トライ期間]を与えるチームやクラブ経営者の存在の有無が、最重要となる。
・[選手の変化・成長]が必須で、選手マインドやメンタルとの整合性が、重要となる。そのメンタル指導や育成管理が重要となり、その指導能力が求められる。
・[想定スタイルに合致の個別選手能力]により、チーム適否が明白となり、不適合選手の流出が必至となり、逆に、適合選手候補の複数加入・獲得が必要となり、「選手層流動性」が高まる。
そのための[資金]も必要。
((メリット))・[最新最強の目標戦術・スタイル]に達成すれば、[リーグ最強チーム]到達。当然、試合内容・結果、戦績急上昇となり、リーグ上位争いや、タイトル争いを可能とする。
・[段階毎ステップアップ]毎に、[チームパフォーマンスのステップアップ]達成。
・想定スタイルへの進化の中、段階的に[個々選手能力上昇・成長]達成。
・[チーム統一戦術・スタイル]となり、チームの一体化・団結力の、選手メンタル強化が達成される。
・[面白いサッカー]となり、チーム内、サポーター、サポーター候補の満足度アップで、チーム魅力上昇となり、クラブ発展が図れる。
いかがですか?
現実的には、純粋に①型チームは、どんどん減少し、②型チーム増加、また、その途中形多数となっています、
しかし、その度合いで、J1チームを並べ直すと、現在のチーム攻撃力順にかなり符合していますね。
②型チーム 横浜FM・コンサ・広島・新潟・湘南
途中②傾向 神戸(典型的①型から急転換)・川崎(②から低下傾向)・C大阪・鳥栖
途中①傾向 FC東京・浦和(②型から低下)・福岡・京都・横浜FC
①型チーム 柏・鹿島・名古屋・G大阪
全て、②型チームへの潮流かと言えば、監督やクラブ経営の変更、戦績低迷で、そのチームポジション・現在地は、変化していますが、
それぞれの、メリット・デメリットの中で、推移しており、高低や良否が変動しており、そんな動向と、各チームの方向性は、注目点です。
今日の、京都も、一言ならば、[ウタカの得点力喪失後、その代役・代替不在が、現在低迷の所以]で、「固有選手の喪失は大きい」、と言う事ですね。
[コンサの全員サッカー]との比較から、その差の大きさが分かりますね。
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