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中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。

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〜進化〜106)夏季補強への客観分析、選手年俸課題は。

2024年05月28日

多種多様な、チーム分析や現状と将来問題点指摘が飛び交っていますが、
現在のコンサ選手構成の客観基準となる、現在年俸の分析は無く、この観点からのアプローチデータとして記載してみます。夏季・第2ウィンドー:7/8〜8/21に向けた参考データですね。
先ずは、今季=現在・Jリーグ選手年俸は、公開は一部で非公開も多いですが、業界誌では推定も含め、ほぼ全選手年俸が推定・発表されています。以下は、そのデータ値です。
⑴今季・J1総年俸202億1250万円、平均年俸3198万円、平均年齢27.15歳。最高年俸神戸・大迫3億8千万以下1億円以上33名、最低320万円選手まで総勢632名。この通り、1億円選手占率は、33/632=5.2%で有り、95%の殆どの選手は、それ以下年俸で有り、僅か5%の高能力選手に支えられるリーグ選手構成だと言う事です。5%の1億円以上33選手は、16名FW・10名MF・DF4名・GK3名で、
ポジション別年俸は表記は有りませんが、間違い無く、ポジション別平均額に格差が有り、トップレベル・高能力・主力クラス選手では、FW>MF>CB>GK>SBとの序列が、元選手の発言で示されていました。
⑵コンサは、2種登録・非年俸4選手を除く30選手で、
平均年俸2358万円、平均年齢25.1歳、
最高年俸・武蔵9000万円を筆頭に、最少年俸・原と出間の420万円と、1億円選手は居らず、リーグ平均年俸比では、△840万円と大差が開き、選手年俸低価格チームで、リーグ下位レベルであり、年俸に連動する下位順位となっているものです。
コンサの5000万円以上選手も、武蔵ただ一人のみで、年俸面からの高能力選手は武蔵以外ゼロチームで、J1では、最下位レベルの、最少・最下位高能力選手チーム占率が現実です。
選手年俸から、現在順位は客観評価や基準からは極めて当然の結果とされる原因ですね。
更に、チーム内格差は、更なる問題点を証明します。

ポジション別コンサ・年俸平均額は、
   平均年俸   若手新人平均 
FW 3576万円  440万円  
MF 2352    440
DF 1717    460
GK 1975     ー
FWは、武蔵とゴニのチーム年俸1・2位コンビで、最高平均ですが、他チームではサブ選手年俸値で、比較にならないレベル格差です。
MFも、主力は宮澤4300万円の突出以外は、3000万〜2000万円のみで、こちらも他チームではサブ選手年俸値です。
そして、ポジション別最低の
DFは、未戦力の高尾3100万円、岡村2800・中村2000・馬場1800・直近最優先バックアップの家泉1400万円は、他チームサブ選手年俸レベルです。
GKも、菅野3600・高木駿3000万円は、他チーム若手選手レベル年俸で、他チーム主力GKとは大差との格差です。
選手数は、J1他チームに遜色無い34名体制も、全くの表面・表看板に過ぎず、その実態は、リーグ最低の選手年俸選手形成、が露呈する選手年俸現状です。

[選手年俸=選手能力]の数式は、正当・適正能力評価によるものならば、正しい公式となりますが、選手年俸を抑えるため、能力評価を意図的に低下させた「安値評価」のチームでは、過小評価で、年俸以上選手能力が正しい評価となります。
コンサは、経営陣からの要請と、指導者への思慕が重なり、過小評価で、チーム総年俸・人件費圧縮を実践しているチームだと思いますが、それも、僅かな割合までで、年俸半額や7掛けなどでは無く、ほぼ年俸は、選手実績による能力評価での成立だと思います。

現在、現在戦術破綻評価→別戦術転換の声がちらほら見えますが、その代替戦術の大半が、戦術による組織プレー度が低下となる[個々選手能力主導スタイル]です。
例えば、[堅守速攻〜自陣守備・ボール回収からのロングカウンターには、強力対人守備力とロングピンポイントパス能力を両存させる高能力CBが必要となり、前線FWには、スピード・突破力・決定力を持つ高能力ストライカー選手が必須となり、どちらも、1億円クラス選手が必要です。しかし、そんな選手、資金はどこにあるのですか。結局、コンサが獲得出来る年俸・他チームサブレベル選手を獲得しても、超非力・低レベルの「堅守に届かない中途半端守備、成功率最少カウンターで、ボールロスト・攻撃最少の低レベル攻撃となる事必至で、最早、カテゴリーレベルに遥かに届かず、降格とチーム力崩壊となるだけ、、、ですね。

現在、リーグ上位チームの殆どが、堅守速攻カテゴリーの中の、[非保持型・擬似カウンター型・ゲーゲンプレッシング]戦術ですが、同時に、その主要選手は、1億円以上や高能力選手を揃えられたチームです。

元々、[戦術]の意味・役割が、
サッカー早明期、個々選手能力だけにより攻守を実施しチームには、戦術は存在せず、優秀選手など高能力選手を集めた、強力チームが、選手能力プレーで、サッカーを制覇しました。
しかし、その強力チームに対抗して[弱小チーム]が、個々選手能力勝負で決まるサッカーを打開するため、[複数選手連携プレー]を用意し、高能力選手に、複数選手のプレー分担・得意発揮で、対抗・勝ち切る方法を作り、練習し、対戦した、その連携・組織の規則・約束が、[戦術]と名付けられ、その後、多彩多様に発展しました。
そこでは、[個別選手の単独突破力や単独守備力]によるものから、[決められた約束を果たすプレー完成度]との[個別戦術順守マインド・プレー精度や実施度]が問われ、[個々選手課題]とは、単独能力とは無縁の[戦術プレー実施内容]だ、と言う事です。
例えば、最前線FWの得点力・決定力も、全くその内容そのもので、[戦術通りのシュート、精度と内容]を実行出来る選手を、高能力FWと評価する、と言うとなります。

現在、コンサで、低迷と混乱の元凶は、[戦術プレー実践度〜量と精度、そのための意識・マインドとメンタル]だと、言う事で、
単なる、高能力選手獲得などは、枝葉末節、僅か部分に過ぎず、、課題は[戦術プレー未達の認識、内容と精度改善の徹底練習、走量・スプリント・ポジショニングの不足・誤り・真摯努力不足のメンタル改善]に尽きる、との明白内容だ、と言う事です。

コンサ選手年俸は、現在の客観選手能力を証明。
そこから、チーム改善のポイント・車軸は、何かを明白に出来たら、幸いです。

余談です:シュート決定力・精度課題で、しばしば、世界レベルの強烈シュート選手と、現実所属選手対比で、その能力差を問題とし、その差がチーム決定力の決め手だ、との暴論が飛び交います。しかし本当にそうでしょうか?過去読んだマンガの主人公は、マンガの世界で、誰にも不可能なプレーで読者に驚きを与えますが、そんなプレーは現実には存在せず、仮にあっても、奇跡的プレーとして、天文学レベルの少なさですが、「シュートは振り抜く」との言葉は、ダゾーンでも、日常でも飛び交っています。
でも、マンガ世界では、振り抜きましたが、精度を追求するピンポイントプレーでは、振り抜くスタイルは有り得ませんね。ピンポイントパスを、思いっ切り振り抜く選手は誰も居らず、全員が、コントロールプレーですね。シュートも、GKの届かないゴールマウスのターゲットにピンポイントパスをするプレーだとすれば、シュート決定力練習は、精度上昇練習で良く、それなら、練習「量」で、解決出来る課題となります。
最近の、コンサビルドアップパスの乱れ、同時に、クロスパスやスルーパスも、同様、精度課題が中心課題で、精度練習の量で解決可能、となります。
もう一度[ピンポイントシュートは、コントロールプレーしか無い]と言う事ですし、世界的名選手で無くとも、充分改善可能課題、です。






追記で、(推定)コンサ選手年俸一覧を記載して置きます。年俸・段階別記載。
9000万円 武蔵
4500           ゴニ
4300           宮澤
3800           駒井
3600           菅野
3500           浅野・菅
3400           荒野
〜〜〜リーグ平均〜〜
3100            高尾
3000           高木駿・青木
2800           岡村
2600           スパチョーク
2500           深井・長谷川・小林
2000           中村
1800            馬場
1400            家泉
1000            近藤
  650            阿波加・小次郎
  600            田中宏武
  460            岡田・西野・田中克幸・大森
  420            原・出間
児玉は、不明。2種登録は非年俸。

驚く程の低さは衝撃的です。他チーム選手とのマッチアップで、年俸が比較にもならない程の格差・コンサの低さで、相手選手に勝ち切る事は、そもそも年俸格差=能力格差を解消しなければ、不可能、と思えてしまいます。
コンサ内でも、選手格差と実戦プレー格差とはなっておらず、ミシャが常々「選手達は、本当に良くやっている」とのコメントの意味に、年俸対比を加えれば、その通り!とうなづきます。
三上GMの年俸管理は、やり過ぎでは無いか、しかし、ほんとに資金枯渇のコンサでは、そんな年俸ダンピング戦略が必要、と言う事ですか。
あらためて、深く考えさせられる内容です。


post by yuukun0617

10:38

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