カレンダー
プロフィール
中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。
最新のエントリー
月別アーカイブ
リンク集
検索
2024年06月19日
前半最終節・横浜FM戦は、混迷と混乱のコンサを、
更に悪化・どん底への転落させるのか、
浮上・上昇への糸口・突破口となるのか、
その結果は、大きくチームを揺さぶります。
試合結果は、経営・指導陣から選手、そしてサポーターまで、天国から地獄まで上下させます。
現在苦境では、「一戦毎の価値と影響」が、直接的にチームを左右させます。
具体的には、その結果は、試合課題と成果により、以降の、
戦略・戦術・プレーを左右し、試合起用選手の修正・変化をもたらします。
戦績では、次戦勝利・「勝点3」では最下位逆転は不可能で、「降格圏外・17位チームとは勝点4差」で、「2試合分勝利」差との差です。
次戦・勝利は、最下位脱出ではありませんが、「これ以上降格圏脱出必要勝点差」の拡大を防ぐ唯一の手段です。
「一戦毎試合消化」=「降格圏脱出勝点獲得機会・チャンス減少」となり、一戦毎の価値・重みは、シーズン1/38価値では無い、という事です。
では、次戦・横浜FM戦の展望です。
1.対戦チーム「横浜FM」現況
現在戦績は、驚きの「13位」(但し、ACL日程で2試合未了)
同一勝点チーム順位を並べると、
13位 横浜 勝点20 5勝5分6敗 得点25・失点24・得失差+1
14 川崎 20 5勝5分8敗 得点25・失点26・得失差ー1
15 新潟 20 5勝5分8敗 得点23・失点27・得失差ー4
順位とチーム名、そのスタイルは驚きです。
3チーム共に、昨シーズンまで「リーグ最強」を誇って来たチームで、同一スタイル[保持型・ビルドアップ・ハイプレス]型の、これまで最強スタイルチームだと言う点こそが、今シーズン、昨シーズン潮流[非保持型・擬似カウンター・ハイ&ミドルプレス]型が、リーグ全体波及、浸透の、反動影響です。
ちなみに、コンサ低迷も、この潮流の典型例です。
低迷を招いた3チーム、コンサも含めた共通原因が、著しい得点減少で、横浜は、今シーズン、川崎・新潟は昨シーズンから、コンサは今シーズン、変化したものです。
3チームの得点・失点対比は、
得点 失点
23→24 23→24
横浜 38→25(-13) 20→24(+4) 得点激減・失点増加
川崎 21 →25(+4) 19→26(+7) 得点微増・失点急増
新潟 19 →23(+4) 28→27(-1) 得点微増・失点微減
特に、横浜の得点大幅減少は異常事態ですが、
関連項目の前年対比は、
23 24 対比
パス数 550本 524本 -26本
成功率 82.1% 81.5% -0.6%
シュート13.9本 15.8本 +1.9本
ゴール 1.8点 1.6点 -0.2点
決定率 12.7% 9.9% -2.8%
一見、シュート数増加ですが、それ以外項目全て低下しています。これは、シュート位置が、ゴールから距離拡大となる、無理シュートが増加し、決定機減少が原因です。
その、シュート前・ゲームメークの低下は、パス成功率昨シーズン対比で、
23 24 対比
ロング 54% 53% -1%
ミドル 84.9% 85.5% -0.6%
ショート85% 83.5% -1.5% と、全体低下も、ショートパス成功率低下で、ゲームメーク途中でのボール被奪取・ロストで、ゲームメーク途中停止が急増したためです。
その原因が、リーグ潮流の、強烈ハイプレスとミドルプレス[球際強度サッカー]全盛、です。
現代潮流「パスサッカーをストップする球際強度」主導サッカーの、典型餌食を喰らったチームです。
また、ストライカー減少となるエウベル故障離脱、ラストパサー西村流出は、攻撃ラストピースを欠く事となり、一気に得点力を喪失しましたし、頼りのロペス決定力も、昨シーズン25%=4本で1点獲得から、18.2%=5本で1点未満と、やや低下し、絶好調には差があります。
何より、ビルドアップ安定感が、畠中故障離脱から発生し、強烈ハイプレスの餌食にしばしばなります。
鮮やかボールタッチとコンビネーションで、ハイプレスを軽くいなし、着実に前進するパスワークに翳りが濃くなっています。
結論は、間違い無く「リーグ最強チーム」からは脱落し、強力攻撃型指向なのに、肝心の得点力が上がらず、同時に、ハイラインと堅守の両立は崩壊しがちで、ビルドアップ局面とハイライン裏との、W失点リスクに苦しむチームとなった、と言う事です。
それでも、リーグ強力攻撃チームで、嵌れば大量得点、とのチームです。
2.コンサ対戦対策
チームどん底期を陥っているコンサは、攻撃・守備のどちらもにも大きな課題を背負う状態で、本当の所では、「どこから手を付けたら良いか分からない」状況。
それは、選手起用でも顕著となり、試用起用も苦し紛れで失敗が続き、試される選手メンタルは、期待とその後の落胆で、ボロボロの使い捨て気味起用となり、以降ダメージを与え兼ねない状態で、実力と選手自信自覚と覚悟選手の起用は、極めて乏しく、[現場の保守的・現状保持傾向]が露呈されてしまい、確かな清算による積極果敢、アグレッシブチーム運営とは、真逆となっています。
前試合・京都戦での、自滅破綻守備の失点、ビルドアップ恐怖症で悪化の「攻撃へ切り替え局面不安定プレー」による攻撃停止と相手決定機リスク連発、シュートプレーの積極性喪失と冷静適正プレー欠如の低精度、のどれひとつも、改善は出来ておらず、唯一、通常試合日程インターバルによる、選手自身でのフィジカルリカバリーとなり、フィジカルコンディション改善・累積疲労減少、のみ、プラス要因として加算されでいます。
それでも、対戦対策としては、上記の相手チーム分析の通り、
①相手ビルドアップを襲い阻止するハイプレスとミドルプレス、そのボール奪取からのショートカウンター
②相手ハイプレスを回避し中盤守備を飛び越し無効化する、また、相手ハイライン裏を突くハイスピードカウンターとなる、前線とサイドへのロングフィード、そこからのショートカウンター
③コンビネーション・ビルドアップによる全体攻撃、多種多様攻撃
④決定機で得点獲得を果たすシュート精度改善、ゴール出来るシュートプレー
となります。
その実施が可能となるには、全て、
今シーズン、緩みに緩めた「オールコートマンマーク」の改善強化を果たし、[よりタイト・近距離マーキング]が必須です。
そして、コンサ唯一のストロングの[マンマークによるボール奪取から、依然としてリーグ上位の決定機構築力]で、得点加算勝負しか有りません。リーグ最低決定率の低シュート精度があるので、複数得点困難との想定は、コンサでは矛盾した考え方の筈です。問題は、全員攻撃となり、多数選手がシューターとなる訳で、それら選手のシュートプレーレベルアップも必須です。マインドとメンタル、ヘッドワークによる沈着冷静プレーで解決、改善する課題で、即座に改善、良化可能です。
⑴コンサ対戦戦術
[オールコートマンマークプレス・マンマーク型ハイプレス]、[コンサ式(ビルドアップ対策ロングフィード)ミシャスタイル]で、攻撃型戦術での、得点力打開による現状打開を図ります。
また、攻撃主導により、多彩多様攻撃を展開し、多数決定機構築を柱に、多数シュート、複数得点獲得を図ります。
そのためには、走量と球際強度に、規律=戦術を守る、運動量とスピードと精度が必須条件です。
⑵想定試合展開
両チーム、ハイプレスとビルドアップ勝負を激しく争い、強い球際勝負、そこからのボール奪取からのショートカウンター合戦、となり、前試合・京都戦前半と同様な、激しい強度・拮抗緊迫展開必至です。
どちらも、相手ゴール近くでの、ボール奪取からのショートカウンターが展開され、決定機での得点実現勝負、となります。
その中、先制点勝負が追加点を呼び込むサイクルとなり、どちらが先行出来るかが、試合を成否させる事となりそうですね。
その意味でも、コンサは、攻守で、積極、攻撃、チャレンジ魂とマインドで、試合開始から、全力パフォーマンス全開との入りしか有りません。試合スタート時に、試合成否を左右させる一瞬が有る、と言う事です。
いずれにしろ、得点力低下の両チームですがらそれでも、失点守備の弱さもあり、得点獲得勝負となります。
想定試合結果は、[ 3-2 ・ギリギリ勝利 ]と、[3得点獲得]成否が、試合を決定する、との試合展開予想です。
⑶コンサ、試合起用選手予想
最悪最低、大量故障離脱、選手状態での、次戦選手起用となります。
しかし、次戦から、27日間で公式戦7連戦(単純平均で「中4日」連戦)の開始となり、その内、リーグ戦6試合で、レベルダウン不可能なトップチームレベルが必要となる超過密・過酷日程で、大量故障離脱で、起用可能選手数激減では、至難の日程となり、そのままならば、更なる戦績悪化必至です。
何より大事、大切なのは、個別選手フィジカル状態を正しく把握し、無理無謀起用はどんな状況となろうと、排除・撲滅する、と言う事です。そもそも、個別選手フィジカル管理が行う能力が無いとか、する意識が無いなどは、論外を超え、再生と復活は絶望、降格とチーム崩壊は必然、となりますね。
さすがに、リーグ最低・大量故障発生のフィジカル管理だとしても、それは当然実施可能でしょう。
そんな、過密日程・初戦となる、次戦起用メンバー予想です。
前半最終戦は、上記過密日程開始も含め、起用メンバー大幅変更を選択です。
流れも、マインド・メンタルも、転換を図りましょう。
(スタメン)
出間
長谷川 駒井
田中宏武 田中克幸 荒野 近藤
中村 岡村 馬場
児玉
(サブ) 武蔵・小林・原・家泉・高尾・西野
菅野
試合スタートを、超過激・攻撃とマンマークハイプレスの攻撃守備を徹底するメンバー起用に託します。
次戦、横浜FM戦に、全サポーター総力を結集し、細い勝利の糸、可能性をこじ開け、勝点3を奪取しましょう。
カレンダー
プロフィール
中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。
最新のエントリー
月別アーカイブ
リンク集
検索