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中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。

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~進化~  群馬戦 直前に「コンサ首位独走の原動力」

2016年09月09日

シーズンラストをスタートする「群馬戦」の直前ですが、大変面白いデータ・コメントのリリースがありました..。

テーマは、「コンサ首位独走の原動力」。

次の2点についての、データ・コメントです。

1.≪無失点試合16試合≫J2トップ抜群の安定感の原動力は、

 【コンサは、後方・低い位置で『ブロック形成』した守備】にある。

〔データ1〕
 「タックル」D3rd比率J2ベスト5ランキング
    コンサ  60.1%
    讃岐   56.4
    横浜FC 55.2
    岐阜   54.9
    C大阪  54.2   J2断トツ1位、意外にC大阪も高率
〔データ2〕
  「ボール奪取ライン」J2低い順5ランキング
   (ボール奪取ライン・・ボール奪取平均位置のゴールラインからの距離)
    讃岐   30.8m
    北九州  31.8
    横浜FC 32.1
    コンサ  32.3   J2、4番目の低さ〔M3rd底位置〕
    岐阜   32.5 
〔データ3〕
   「自陣、PA内空中戦勝率=57.2%の高率」
     --増川を中心としたDFが、攻撃を跳ね返している。
〔データ4〕
   「GKセーブ率」ランキング
    1位 ・・ ソンユン(コンサ) 85.7%
    2位 ・・ 菅野  (京都)  75.9
     -- 驚異的なセーブ率で、大差の1位。
【結論】
  自陣で、組織をつくり、
   第一弾 「ボール奪取」で阻止・・「ボランチ」で防御。
   突破されても、
   第二弾 「PAで跳ね返す」・・DFで堅守。
   仮にシュートを打たれても、
   第三弾 「GKがストップ出来ている」  との内容。

 堅守の流れが簡潔に説明され、大変面白いデータですね。

 これらから、コンサの幾つかの内容も確認できます。

≪1≫ 基本の「ボール奪取」位置=「Wボランチ」位置は、「M3rd底位置」。
 という事から、
 「ボランチ」の上位置の「攻撃陣」=「M3rd中位置」
 「ボランチ」の下位置の「DF陣」=「D3rd上位置」となって来ます。

この陣形位置は、どうでしょうか?

 思っていた以上に「低い位置」で、ちょっと驚きですね。
ただ、よく考えると、その意図が見えて来ます。
現代流守備戦法では、
 最大のリスクポイント「DF裏のスペースエリア」防御は、
「直ちにシュートチャンス」となるDF守備ラインでは低過ぎ、
敢えて、よりスペースを確保し「シュート前プレーでの防御チャンス」が産まれる位置に守備ラインを設定し、
一旦突破されても、「DF間の連携守備」とDFラインからゴールまでの「GK守備に」より防御する、との内容です。
 
コンサのDF守備ラインは、
「D3rd上位置」=「PA前3m位置」で、
そこからゴールまでの範囲をGK守備としますが、DFの連携守備とGKとの連携守備を構築し、DFとGKは、連携可能な(ショートパス可能範囲)距離感としているものです。
*余談・・「より攻撃的に」とのコンセプトから、「守備ライン」の上昇を図るチームが多いですが、DFとGKの連携は切れる距離間となり、「DF裏スペースエリア」は常時大きなリスクで「失点」に直結の結果が出てしまうのですね。

≪2≫ 「ボール奪取位置」=「攻守切り替えのスタート位置」で「速攻」開始。

 「M3rd底位置」・・「ボール奪取位置」から、「速攻」開始、
 「M3rd中位置」=「センターライン」・・に位置していたFW・OMFが、
 「A3rd中位置」へ侵出し、そこへ「パス供給」して「シュート」のパターン。

 この「速攻」は、ボールロストをし、敵カウンターリスクも、低い陣形・位置取りが維持されており、十分に阻止可能となるものです。

2.攻撃のキーポイント
〔データ5〕
  「シュートの5プレー前までに関わった選手上位」
    ・・ 都倉・内村・ジュリーニョ・ヘイス
〔データ6〕
  「パス成功率とボールポゼッション率」
    ポゼッション率 J2-10位 49.7% --J2低い
    パス成功率   J2- 4位 75%  --高い成功率
〔データ7〕
  「セットプレーランキング」--ゴールとアシスト数
   順位         合計 ゴール(FK) アシスト
   1位 福森(コンサ) 7   2       5
   2位 宮坂(松本)  6   1       5
   3位 堀米(京都)  4   0       4
   3位 伊藤(岡山)  4   0       4
     ・・ 福森が得点源
【結論】
 ・都倉を中心としたFW・トップ下の3人でカウンター・得点が多い。
 ・ポゼッションは50%未満に拘わらず、パス成功率が高率で、
  「ボール奪取」後、前線へのパス供給と適格な「ボールキープ」能力が強み。
 ・セットプレーでは、福森の「正確なキック」で、J2最多の得点獲得となっている。

 との内容でした。

 なかなか、目にしないデータで、面白く、コンサの一面を現すものでしたので、
 参考として記載しました。

 有難うございました。
         

    
     


post by yuukun0617

22:10

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