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中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。

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~進化~  群馬戦 プレゼントは勝利と新スタイル

2016年09月11日

波乱万丈の勝利獲得でした。

試合は、皆さんご存知の通り、

順調な試合開始と首位の片鱗を示すサッカーにより、
10分に福森~都倉コンビで華麗な先制となり、
「安心して、『楽しめる』試合」を確信した途端、
19分に「上里」の【いつもの苦し紛れの『ゆるパス』がパスカット】され、
そのまま「失点」。
(最終ディフェンスの「増川」も、
 背後にスルスルと侵入してくる群馬「瀬川」を予想しておらず、
 そのままボールが流れ、ソンユンによるボール保持と想定した所、
 突然裏を取られた「失点」で、想定の甘さが出たものでした。)
そして、突然右サイドの切り札のマセード故障で、石井交替起用があり、右サイドは不安定化のままで、
更に、立て続けに、2度目の「上里ゆるパス」の敵選手パスカットが再発し大リスク発生、
更に、福森、堀米、菊地の順に、次々と連鎖する様に、「ゆるパスとパスミスによるパスカット」が多発しリスクの連続、
合せて、DF脇・サイド裏深くのスペースエリアも突かれ始め、
完全に、堅守が崩壊し、群馬に「シュートチャンス」連続状態となりました。
後半に入っても、その危機状態は継続しましたが、

64分堀米交代し、ヘイストップ下投入・ジュリーニョ左サイドで一変し、群馬選手も驚愕のファンタスティックプレーが連続され、完全にコンサ主導試合となりました。
そして、当然の結果、78分決勝点・84分追加点獲得に繋がりました。
84分、ラスト選手交代の、内村交代、小野投入は、ファンタスティックプレーチームの完成形で、敵GKも、驚きと称賛・感心で「小野のループ気味のロブシュート」を笑顔でキャッチしていましたね。
本当に、見ていて目も心も奪われ、心からサッカーの世界に溺れ・堪能する「至高のサッカー」でした。

しかし、試合内容について...

前半19分~64分、と64分~では、激変=地獄と天国の内容。

問題は、その原因・理由です。

上記の通り、開始~19分は、「通常コンサ試合内容」でした。

「問題発生」は、19分に起きた「上里」の『緩慢プレー』=『ゆるいパス』を群馬選手の狙い通りに「パスカット」された局面から始まり、『失点』の手痛い結果と繋がってしまいました。

 先ず、群馬選手は、「上里の『スピードのゆるいパスによるパス交換』」がパスカット・ターゲットだったと思われます。「狙い通りパスカット」し、一瞬の攻守転換で速攻、が群馬の主戦術のひとつであったと、群馬服部監督の試合後コメントの「プラン通りの展開で得点」との内容で表明されました。
 「上里」の『スピードのゆるいパス』が問題な事は、試合後、四方田監督コメント「自滅から失点」の指摘通り。
それでは、同様に、その後、福森・堀米・菊地の3選手で、計3回連続して発生した『スピードのゆるいパス』の群馬選手によるパスカットは、各選手の固有問題でしょうか。
 答えは、そうではない(各選手の固有問題ではない)、という様に見えました。
何が起きたのか、ちょっと解いてみます..
①「上里」の「他コンサ選手からは想定外」スピードのパスは、パスカットされ、受け手選手(宮澤?)には到達しません。
その下位置は、菊地選手だけの守備エリアでしたが、一瞬の予測外状態で、スピードに乗った侵入は、手遅れの守備位置・対応となり、「菊地」は振り切られ、精度の高いショートクロスのラストパスにより決定機・失点となりました。
②その直後から、「上里」プレーが消極型に変化します。対応速度の遅れ・守備範囲の縮小・運動量の低下となり、その影響が、③の通りに、周りのコンサ選手に連動します。
③「宮澤・上里」ボランチでは、第一ディフェンス・第二ディフェンスの順番は、左右のエリアで分担対応(左ボランチ側は、左ボランチ・上里が第一、宮澤が後方位置で第二ディフェンス..)ですが、「上里」が機能低下でディフェンスの穴・隙が発生し、宮澤ディフェンスの第二ディフェンスも殆ど遅れ、そのカバーで、増川・福森がボランチ位置まで侵出するしかなくなりました。その結果、移動したDF位置に、スペースが発生し、そのスペースをターゲットにした、群馬の斜めのダイナゴルランを再三許す事態となり、不安定守備状態に陥ったものでした。
④その様な「不安定状態」でのパス交換は、「より安全なパスレスポンス(受け手精度)」のため「ゆるいパス」選択となったもので、結果的には、益々、群馬にパスカットチャンスを増やしてしまう結果になった、という事。
しかし、発端は、「上里」である事は、明白で、今後の起用法に大きな影響を与えるもの。

「上里」は、パス精度・テクニックの長所もありますが、「精度・内容の流動する不安定プレー」(プレー内容・レベルが、試合単位や試合時間帯で、大きく上下してしまう点)は、この試合だけでなく、過去何試合も同一内容があり、再三指摘していたもので、同選手起用上の要注意・問題点です。
しかし、「深井」故障不在の中、同じレベル維持での代替選手は居ません。
そのため、「上里」起用は避けられず、同様事態の改善・防止には、本人の意識変革と周辺選手による連携・組織カバー設定が、再構築課題です。
「深井」復帰後も、選手層強化、競争化のためにも、選手のコンバート起用も有力選択方法とすべき状態ですね。候補は、「菊地・福森」の有力選手がいます。
チームJ1化のため、「ボランチ育成」は取り組む価値の高い課題・テーマですね。

本日試合の「波乱時間帯」内容は以上の通りですが、

64分~の「天国」時間は、新コンサ戦術・陣形を一瞬現実化してくれました。

    ヘイス     都倉
        小野
 ジュリーニョ       マセード  の陣形は、

 J1でも、驚愕の 
  ハイテクニツク・ファンタスティック・ハイスピード プレー 
 が、戦術となる陣形・起用ですね。

 起用上のリスクは「小野」コンディションのみで、
 内村も加えると、「コンディション課題」も含め、
 「小野」布陣型と「小野不在」布陣型で完成します。

 今シーズンで、この陣形構築を「最強布陣」として定着・戦力化する事は、
 何回もトライし、戦術完成すべきですね。
 大きな楽しみと、確実な戦績結果となりますね。

 都倉選手は、監督のブレーキに拘わらず、
 「あと7試合勝利を1戦毎確実に勝利していく」とのコメントでしたね。

 コンサの未だまだ多い課題と、コンサの強さ・進化形、の両方を現しながら、
 また、1歩「目標」に近づいた試合、
 選手・監督コーチ・全サポ、全員の力で、進展しました。

 有難うございました。
      


post by yuukun0617

16:14

コメント(2)

この記事に対するコメント一覧

フラッ太

Re:~進化~  群馬戦 プレゼントは勝利と新スタイル

2016/09/11 23:37

はじめまして。フラッ太と申します。 戦術系ど真ん中のブログは貴重なので大変興味深く読ませてもらっています。  上里に関しては低い位置からでもキック力を活かしてサイドに展開できるという長所がある一方で、左足に持ち替える癖があるのでプレスの餌食になりやすいという印象を持っています。なので、相手チームとしては「(中長距離の)パスを出させる前に封じ込めてしまえ!」というのが守備戦術としてあると思います。  実際、厳しいプレスに遭って即失点モノのボールロストをやらかしたことも何度かありますし、かといって現状、上里に取って代わる選手がいるかというと…。試合観戦中(実際には前寛がいたんですが)「ボラのサブがいねぇ!」と嘆いたほどですし、現状は上里を上手く周りがサポートすることで凌ぐしかないのかな、と。スーパーな外国人ボランチはコンサの懐事情じゃ引っこ抜いてくるのは不可能に近いでしょうし…。  ヘイスがトップ下に入るメリットはコンサの選手が動けるようになることと、相手選手を動かせるようになることでしょうか(群馬は専守防衛に徹したのか、受け渡しを想定していなかったのかヘイスにあまりついてきませんでしたが…)。J1レベルともなると受け渡しもスムーズになるので容易には行かないでしょうが、ヘイスに相手選手を引っぱってもらう、引きずり出すことでギャップを生み出して守備組織に穴を空けるというのがもっとできればいいですね。 いきなりの長文、失礼しました。 P.S.リンクさせていただきたいのですが、よろしいでしょうか?

yuukun

Re:~進化~  群馬戦 プレゼントは勝利と新スタイル

2016/09/12 06:12

フラッ太さん、コメント有難うございます。ご指摘の、上里の「持ち替え動作による遅れ」は、無意識のうちに行う「癖」のレベルの問題じゃないかと思います。本当に、替わりが居ない事は問題ですね。ヘイスの潜在能力と起用戦術は未だまだ一杯有りそうで楽しみです。リンクは喜んで、ご自由にお使い下さい。コンサのブログは、分析・提案型がもっと増えると良いですね。これからもよろしくお願いいたします。

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