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中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。
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2025年02月06日
ここでは、少しコンサ個有テーマを離れ、Jリーグ全体「戦術」につき、{予言}をしたい、と思います。 それは、 2023〜2024リーグ全体を席巻した、最新戦術[非保持型・擬似カウンター・ハイプレス]スタイルの動向です。 皆様ご存知の通り、 2023シーズン〜神戸・福岡の大躍進、J2昇格の源動力とした町田、 2024シーズン〜神戸チャンピオン・昇格1年目町田の目を見張る程の大躍進、 は、現代・J1を筆頭とするリーグ「最新主流戦術」となった事を証明して余りあるものでしたね。
確かに、それまでの王道戦術として、リーグ上位やチャンピオンに君臨して来た[保持型・パス戦術・ハイプレス・可変システム]スタイルの、川崎・横浜FM・以前の神戸や新潟・鳥栖・C大阪と多数チームの主力戦術に対し、 「最新ポジショナルサッカー、ストーミング戦法、5レーン戦術」に「球際強度・インテンシティーやデュエル」重視思考を加えた、対抗版として産まれたのが、現在リーグ席巻の当該[非保持型・擬似カウンター・ハイプレス]スタイルでした。町田では、更に、[スローインセンタリング戦術]も加えた変化形としています。 その威力は、 ①旧型の共通項[ビルドアップと中盤ゲームメーク]局面をターゲットとし、激しいハイプレスと複数選手一斉チャージで、「相手ゴール前・DFラインと、ボランチ付近バイタルからセンターライン付近で、ボール奪取」を狙い、見事にその意図通り嵌められ、「連動攻撃ショートカウンター」で、一気に決定機とし、得点奪取、としました。 ②その局面構築のため、「相手DFラインへのロングボールを送り、相手にレシーブ・保持させる」意図であるため、前線選手による真正カウンター攻撃では無く、正に[擬似カウンター]で、仮に自チーム前線FWにボールが通れば、「そのまま真正カウンター」、通らずに相手ボールになっても、本当の意図・狙いの「ハイプレス・ボール奪取~ショートカウンター」との戦術ですね。 ③コンサを始め、多数ビルドアップ型チームは、その威力・戦術の餌食となり、失点を重ね、戦績を挙げリーグ上位や優勝獲得とし、遂に、リーグ主流スタイルにまで到達したものでした。 ④現在、どのマスコミ・解説も、リーグ最新・最強戦術・スタイルとの評価を継続している現状となっているものです。
それに対して、異論を提示するものです! 【既に、この戦術・スタイルは、致命的欠陥を発見され、対策され、戦績低下】となっている、との指摘をしたいと思います。
その理由とメカニズム解説には、 [ポジショナルプレー]の分析が必要で、そこから始めます。 [ポジショナルプレー(サッカー)]は、現代サッカーの必須構成内容とされ、サッカー界の常識レベルにまで到達しました。 その流れに、かなり広範囲内容まで含む広い定義ですが、 サッカー3優位[数的優位・質的優位]の従来価値に加わった[ポジション優位]を重視するスタイルだ、と言う点が 共通=基本部分です。 その[ポジション優位]とは、結論的に[指定ポジションの先行・位置取り]による[優位プレー]実行、と言う事に尽きます。 具体的例は、 ・相手GK寸前ポジションに位置取りし、そこへのラストパスは、一気に決定機。 ・敵スペースエリアに先行位置取りし、そこへパスで、フリープレーで最高プレー可能。 ・相手守備突破で、相手の嫌がる位置に先行し、そこへパスから突破。 など多数・攻守価値の高いプレーの源泉・起点となる訳です。 その最重要ポイントが、[指定]ポジション=「ポジションを決めて置く」ですが、ここに、このスタイルの致命的欠陥が有る、との指摘をしたいと思います。 このポイントは、町田の黒田監督就任から導入・実施されたケースが極めて顕著な成功例です。そこでは、就任当時は、未だサイバーエージェント社による資金提供活発化前で、選手層はJ2〜3レベル選手しか在籍しておらず、その選手レベルで可能なチーム立て直しのため、「青森山田高・時代スタイル」の、高校サッカー制覇した「指定ポジション重視」のポジショナルサッカーを導入したものですね。 そのエッセンス・要旨は、 ①相手PA付近に[指定ポジション]設定し、そこへの[前線選手殺到=ポジション取り]と、各場面・場所から、その[指定ポジションパス]の2点を集中訓練により、「短時間で、中程度能力選手でも、一定精度」到達が可能となり、実現。ラストパスの有力手段が、[スローインラストパス]で、「高精度となる手投入・どんなパスもオフサイド除外・肩が強くロングスローやスピードスロー能力選手存在」となり、町田ストロングにまで進化。 ②しかし、これは[擬似]カウンターでも有り、もう一つの有力狙いが、そのラストパスが通らなくても、直ちに、次の狙い「ポジション先行者に、周辺選手の殺到により、複数選手による最強度チャージハイプレス」により、ボール奪取とし、[優位ポジションでの決定機]とする戦術!です。 その①②共に、[指定ポジション]が最重要ポイントと言う事が分かりますが、実は、【固定】ポジションで、そこを【先行を許さない、数的優位ともさせない】となれば、根幹からスタイルは停止・破綻となりますね。 それは、 ⑴当該スタイルチームの個別[指定ポジション・ポイント]把握・確認 → ⑵事前想定し、最速でポジショニングし、先行を阻止、更に、周辺選手複数カバー・守備を事前想定・準備で、目的意図を完封、 との対抗・対応策が成立します。 そうなると、 ここからは、 「組織戦術プレー」から外れ、前線選手の「個の能力」局面となり、[優秀・高能力選手]がいれば何とか継続出来ますが、流出・離脱の瞬間、一気に戦力低下となります。
実際、昨年終盤で、その対策実施が出現し、戦績急低下となりました。 そして、2025シーズンでは、対策が浸透実行となり、同戦術・スタイルは、衰退も予想される、となったものです。
サッカー戦術・スタイルの変化・変遷は、ほんとに激しく、流動です!
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