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中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。

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〜進化〜(48)「根深い失点パターン」はミシャサッカーの宿命!

2025年03月10日

 ホーム開幕戦は、22000人超のサポーターが集合し、これ以上無い試合環境を作り、チームスタートは、「超攻撃型」から「攻撃型・攻守バランススタイル」を展開し、千葉ゴールを襲い続けましたが、決定機で、シュートはゴール枠を外し続け、枠内シュートも打ち損ないシュートミスが続き、「典型的な、大攻勢も無得点の敗勢パターン」となり、千葉からの「単純ロングサイドパスからのカウンター連続失点」で敗勢となり、後半、コンサ大攻勢も、益々、決定機でのシュートプレーが精度を下げ、後半シュート9本・枠内0で、完全に攻撃破綻で、4連敗! ミシャの苦しい2024シーズンの再来となり、良い所と酷い所が混在する、やり切れない試合でした。

 現代・「ミシャ流・ミシャサッカー」は、攻撃型と守備型に二分され、その差は、「ゾーン陣形の高さと、攻守バランス=守備枚数の数=カバーエリア広狭」だと考えます。 即ち、 「攻撃型」は、 全員攻撃指向のため、縦コンパクトネス・ゾーン密集陣形のまま、最終ラインを[ハイライン]とし、選手間距離をショートパスレンジと同時に、ロストボールや2次ボール回収から再攻撃を狙いますが、その反動・結果として、守備ライン裏広大スペースの大きなリスクを併せ持ちます。 対して、 「守備型」では、 攻守バランスを取り、選手の攻撃数と守備数は「同数〜守備多い」とし、サイドも守備ラインで、「5バック」型、2列目守備ラインも「4枚」で、横のスペースを完全カバーし、縦横全スペースをカバー型のゾーン守備で「堅守」を狙います。 そのため、通常、「自陣ミドル〜深く」に布陣し、攻撃は、選手数が限定型の「特定選手攻撃によるカウンター」が主攻撃となり、トータルフットボールサッカーとは、離れます。 現在ミシャ流・3バックスタイルでは、 攻撃型は、「守備<攻撃」指向での「失点リスク」から、採用チームは、減少していますね。 守備型は、守勢局面や、弱者チーム戦略、での有力策として、多数チームで採用・実施されています。 しかし、そのどちらでも、 「ゾーン守備」の絶対前提は、 【担当・責任[エリア]の、責任カバー・守備】で、「個別選手責任」の徹底!です。 即ち、「自己責任エリアを守り抜く」役目は絶対で、 ・エリアボールの適正プレーのボールカバー、 ・相手選手突破を阻止・封じる、攻略阻止、 は、「担当選手の絶対責任」です。 同時に、その絶対前提を、残念ながら、突破・打破された場面での、近接選手による「隣接スペースカバー」も、絶対プレーで、「相互カバーこそが、守備陣の粘り強さ」で、組織・ブロック守備の根幹です。

上記を前提として、 コンサの岩政監督が再三コメント「根深い問題とは、何を指すのか?」を考察すると、

⑴先ず、形です。

現在・岩政流ミシャ継承型は、 「攻撃型」ですが、「守備型」配慮スタイルですね。 攻守バランスは、間違いなく「攻撃数>守備数」の選手配置がメイン攻撃パターンで 「ハイライン」陣形となります。 しかし、その前段階、相手ボールへチャレンジする「相手陣ボール奪取チャレンジ」の攻撃的守備局面では、「ハイプレス・高いボール奪取位置」ですが、最終ラインは「ミドルライン」で、「守備も配慮の中間形」となります。 しかし、大量失点・守備破綻の「根深い」問題は、ここでは有りません。詰まり、「岩政スタイルの根本問題では無い」=現行スタイルの問題では無い、という事ですね。

⑵では、問題は、、、 【選手責任プレー】に尽きます。

 現在スタイルは、これまで・ミシャの「マンマーク守備=人をマークする」から「ゾーン守備=エリア・ゾーンを護る」に変更し、そこでの[絶対前提]=責任プレーの不徹底!は、致命的となる形となりました。 その「絶対前提プレー不徹底こそが、同一パターン大量失点の元凶」だと言う事です。 ※その一つの証明が、DAZNのデータ画面「選手平均ポジション」に露出していました。 前半「2失点」を喰らった、コンサ選手平均ポジション背番号図示で、

       相手ゴール

  30 99 33    7 20            88 /////// 4 6 /////[7]///// 2 ////////// 15    この////////エリアは、どう言う事?何でしょう。完全に、カバーがされていません! そして、相手[7]選手の平均ポジションです。 30・田中宏武が、守備位置が高過ぎ、4・中村で、攻撃意識過大でよりポジション過高・過央で、[責任エリア放棄]発生。 【中村桐爺のポジションミス】が最大原因、となります。本来なら、[高尾レベルの高さとより左サイドによるエリア]で、相手⑦選手をカバー出来るポジションの筈ですね。

同時に、相手選手サイドにマーク・付き守備帰陣の【田中宏武の甘い守備】も、原因です。 この通り、 2選手の「守備意識希薄によるエリア責任を果たさない無責任プレー」が原因で、しかし、その代替選手を故障離脱で欠き、問題プレー選手を交代させられない状況が「深刻」問題となるもの、と言う分析です。 確かに、選手コメントでは、再三にわたり「選手個別の責任、意識、集中、プレーの問題である」との発言が有るのも、特定選手問題だ!と言う事を、間接証明していますね。

併せて、決定機を悉く潰したシュートプレー精度の酷さも、深刻です。 こちらも、チームプレーとは無縁領域で、決定機を、多数選手の懸命な努力で構築し、そのラスト・締め括りプレーで、低レベルシュートプレーも、完全に【個別選手の無責任シュートプレー】問題、として、指摘・指弾されるものです!

これは、中村・田中宏武の無責任守備と、本質的に同列で、コンサに大きく蔓延る【無責任体質】の問題!となります。

⑶しかし、全体を俯瞰な観点からは、 岩政チーム作りは、 監督コメント通り「日毎に前進・改善」となり、その証明が、2試合連続の「決定機数増加」(③節14回↗︎④節20回)、「シュート数増加」(③節17本↗︎④節21本)です。ビルドアップ、ワイド攻撃、コンビネーション攻撃、「岩政スタイル・流動性ポジショニング型パス交換」と、 [攻撃場面]と[守備から攻撃]の切り替え・トランジション局面は、完成度は高い状況。しかし、問題は、[攻撃から守備]トランジション局面カウンター失点が、多発・4連敗原因となっています。 因みに、[守備局面]での失点は、「セットプレー失点」阻止トレーニングが徹底され、かなり改善していますね。  やはり、[決定機シュートプレー]と[相手ボール奪取からのロング・サイド経由スピードカウンター]局面守備破綻に、問題が集約されています。 どちらも【個別選手問題】だ!と言う事です。

残念な試合が続いていますね。 攻撃は、ゲームメーク・決定機構築までは、チーム戦術・トレーニングで、想定レベル到達ですが、「シュート→得点」のラストプレーで苦労し、また、特定個別選手のミスプレー・無責任ゾーン守備により、リーグ最多・毎試合大量失点を繰り返し、 「大量失点・大量得点機でのシュートミス得点失敗」の4連敗とした、自滅結果です。 特定個別選手が改善するか、起用を外すか、の問題となりました! 左サイドも、前線FWも、、、です。

最後に、速報試合項目別数値・データを確認してみます。運動量は、データ値が無いため、印象評価        コンサ    千葉     前半 後半 全体 前半 後半 全体 支配率 63 62 62 37 38 38% 運動量 ◯ ◯ ◯ △ △ △ 決定機 10 12 22  4  3  7回 シュート12  9 21  4  5  9本 枠内   3  0  3  3  2  5本 得点   1  0  1  2  1  3点 パス  253 263 516 112 131 243本 成功率79 78 78 66 67 67%

※攻撃は、シュートプレー精度以外は、合格点ですね。前後半どちらも、この攻勢・試合支配は変わりませんでしたが、失点とシュートの個別選手プレーで、破綻した試合が証明されています。

問題の、シュートプレー個別選手内容は、 選手  シュート  枠内   得点 家泉   4 本  0本   0点 チェック 3    1    1 中村   3    0    0 馬場   3    0    0 バコヨコ 2    1    0 出間   2    1    0 高尾   1    0    0 田中宏武 1    0    0 近藤 1    0    0 ゴニ 1    0    0 ※シューターは、10選手、しかし、枠内にとばせた選手は、僅か、3選手のみは、大問題です。





post by yuukun0617

09:00

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