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中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。
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2025年04月10日
コンサチームは、2025シーズン[前進]への道を進み始めましたが、 [選手個々の目線・立場]が、気になる所ですね! スタメンやベンチ・ディサイダーに入るトップチーム選手、それに入れないサブチーム選手では、相当な相違・差異となっています。 選手目線=現場目線・感覚を考察してみましょう。
実は、プレーは、意外にシンプルに2分されています。 それは、[共通・共有部分]と[個人部分]です。 試合では、[共通・共有部分プレー]を軸・基本として、[個人部分プレー]で打開・突破を図る、総合プレーとなります。
先ずは、 1.[これまで] 2024までの[ミシャ式チームプレーと個人プレー]は、 [規律=約束事=戦術]が、他チームより遥かに「詳細・広範囲に設定」され、それが[共通・共有部分]となり、それ以外領域プレーが[個人部分]、との二重構造となっていました。 その[共通・共有部分]は、試合基本・概略プレーの殆どを占め、だからこそ、試合での大半以上となるため、その「献身的・忠実プレー」を強く求められたものとなり、試合三原則の[規律原則]にまで絶対視された訳でした。 そのため、全体トレーニングでも、メニューのほぼ大半が[共通・共有部分]プレーメニューとなっていました。 それ以外領域部分・[個人部分]は、 シュート・ドリブル・パスの[テクニック]、 スタミナ・スピード・体幹などの[フィジカル]、 そして、意識・認識・姿勢・考え方・集中などの[マインドとメンタル]で、 「自発・自律個人練習」として、指導陣による直接指導は基本的には無いものでした。 更に、選手評価も、試合での「スーパープレーをしても、チームプレーでなければ、全く評価コメントが無かった」、との不思議な試合後ミシャコメントがされる、根本理由でした。個有・個人選手を誉める事は無く、寧ろ、その指摘に対して、それ以外選手を誉めるなどのコメントが多発していましたね。 それでも、チームと選手は、ミシャ・指導陣の人間性や実際の接し方での[美徳・暖かさ]、[ミシャ式全体の仕組みへの信奉・尊敬]、で殆どの選手は、ミシャを尊敬し、自ら進んでそのシステムをひたすらに実践していましたし、それに反発する選手は時々発生しても「即座にチーム放出」との歴史となりました。 しかし、このやり方も、致命的欠陥=「共通・共有部分での、破綻・綻び・弱点が発生した局面、新たな指示が無い場合には、個人部分での補正不能で、破綻継続・悪化となる」との内容が発生し始めました。他チーム・特に強いチームでは、想定外や異変事態には、「ピッチ内選手達で創意工夫の応急対応で補正・カバーし、それ以上の悪化を防ぐ」訳ですが、コンサは、ミシャの「対抗策の遅れ、不適正」で、そのまま敗戦が続出となりました。 コンサの「ミシャ式完成・作動当初」は、実戦での「劇的成果」となりましたが、その後「他チーム各種対策」が講じられると、一気に低迷・戦績悪化となりましたね。 遂に「ミシャ式の限界点」が露呈し「J1降格にまで悪化」し、 ミシャ式「継承と前進」選択、となったものですね。 それらの結果、2025スタート時では、「選手のマイナス意識は極限まで悪化」「2025で挽回意識」「新スタイルへ期待」との選手認識・マインドでしたが、未だ「プレーでのスタイル・戦術・意識、身に付き自然に出るプレーは以前のミシャ式」のみからのスタートでした。特に、「これまで主力・固定起用選手では、ミシャ式の深い浸透と、保持意識」が強く、「新スタイルへの抵抗感」も大きなものでしたし、「サブ・若手選手は、逆に、ミシャ式から新スタイルへ転換との強い意識・積極意思」があり、選手二分状態でした。
2.[2025・岩政スタイルの導入・浸透・定着] 2025から、ミシャ式の「強烈な規律呪縛は消滅」し、新たに取り組む事となった[岩政スタイル]の導入コンセプトは、 ・2025年初時点「選手能力」、 ・2024最終時点「チームプレー内容とチーム戦力」 の2点を正確に判定・評価した上で、結論として、 ◯[継承]で「基盤・基礎のチームプレー・内容の継続」、 ◯[前進]で「問題点部分の改善」、との設定で、スタートでした。
特に、チームプレー・根本スタイルとなる[共通・共有部分]からは、 [規律絶対主義・固定ポジショニング(同一レーン固守)・独創自主プレー禁止] を排除・開放し、 以下のポイントを「継承と前進」させたもの。 ①[前進]「マンマーク」は、「オールコート廃止・ハイプレス前線守備のみ」 ②[継承]ミシャ式可変、ビルドアップ、サイド攻撃、コンビネーション突破、コンサ式・前線ポストへのロングパスからのショートカウンター、反復サイドチェンジ攻撃は、そのまま継続。 [前進]但し、可変システムは、[3-4-2-1]→[4-1-4-1]→[2-3-5]とはせず、[4-2-2-2]を基本として、選手判断での可変と、「規定フォーメーション形可変」とはせずに、「その場選手判断による可変型」。 ミシャ式の可変もあれば、そうで無い場合も有る、と【超自主型可変システム】は、Jリーグのどこにもあり得ないシステムです! ③[前進]守備陣形は[4バック]で、最終ラインでの[スペース]エリアリスクを消すフルカバー体形が完成形として確立、 ④[前進]流動性ポジショニングパス交換攻撃、
[前進]この①②③④のみが[共通・共有部分]となり、 それ以外部分では、 ポジショニング・パス・ドリブル・攻撃軸が[共通・共有部分]から外され、[個人部分]となり、「チームを牽引する自主・自律・創造性プレー」で、「積極果敢トライプレーを求めるスタイル」です。
この「継承と前進」のスタイルに対する[選手理解・認識]は、 選手から、「規律低下・自由プレー拡大」となり、「自己意識・把握するストロングプレー」を全力発揮出来る事へ変化となり、「好感触、意欲・チャレンジ・遣り甲斐アップ]となりました。 この通り、選手からの「支持・納得」は上昇し、「自ら進んでトライ・習熟を努力する積極選手」が急増となり、特筆は、直近「若手有望株」とされ「将来戦力・現在サブとされて来た選手」が、この時点で「表舞台・トップチームで試合出場」を目指し、練習で「抜き出た力・プレー」を発揮して、「トップチーム・実戦で果敢にプレーする機会を付与」され、これまでの「トップチーム・ポジション序列に激震と大転換を実現」させている事態にまで発展している事ですね。 以上の通り、ここまでの「所要・チーム形成時間」はかなり長く、苦しいものでしたが、漸く、「チーム形成での合格点」到達にまで前進し、チーム、個別選手毎でも、成果・成長を確信する段階となり、「多数選手は、その自覚と誇りと覚悟を固め、自らを鼓舞奮闘させている」メンタル・マインドです。 3.[現在課題] ⑴主力交替 以上の流れ・進展で、チーム課題の改善・解決、その糸口を、発見・工夫・浸透・定着させ、「チームは、成長の右肩上がりベクトルを固め」、その成長ロードを前進し始めました。 それに連動する選手は、岩政・キャンプコメント「理解している選手は未だ僅か」→「着実に少しずつ増加、チーム全体を目指す」との通り、徐々に増加して来ていますが、「7年間のミシャ式浸透」「そのスタイル転換は極めて困難」、との事前想定は、想定以上の困難さとなり、特に「これまで主力選手」で「自然体にまで浸透し切ったスタイルが、意図的に新スタイルをプレーしていても、意識が低下の度に再発してしまい、チーム破綻となる」場面多発となり、シーズンイン後の実戦でも発生し、敗因も惹起してしまいました。 その結果、トップチーム・ポジション序列の激変・大転換となり、[高能力の旧主力選手]が、ベンチサブ、ベンチ入りも困難、となり、「高能力選手の戦力化未達」を招いています。 当該選手は、極めて深刻・追い詰められた心境・意識で、「必死に、その状況打破を探っている」状況です。問題は「その打破・打開の方法が適正か?」ですね。岩政監督は、「選手の自己意識を最優先とし、強制や矯正はしない」との絶対スタンスで、それは、「自分・自らが選択しない限り、手は出さない」との、プロ選手としては当然の対応となります。ミシャだと、「お節介的、矯正スタンス」で指導していましたが、岩政監督には、そんな甘えた対応や反応はあり得ません。 現在、スタイル転換に苦闘している全部選手が、無事、上手く転換成功となり、チーム戦力参加、高能力でより高い戦力とするトップチーム・主力復帰、を願う所です! ⑵ポジション競争 ミシャの「固定気味」選手起用スタイルとは真逆の、 岩政試合選手起用スタイル「直近、練習・試合でのパフォーマンス順に次戦起用」は、完全にチームに浸透し、 ミシャ最終期・トレーニングの「実戦以上トレーニング[未達]レベル」は、完璧に吹き飛び、 これまでサブや若手将来株選手が、現時点・次戦起用チャンスを真剣に目指し、「全選手が激しく、ポジションバトルするトレーニングに激変」しました。 その激変は、確実に[個人能力の向上]追求マインド・メンタルとなり、これまで最高の意識の下、「より効果的な個人練習」を、指導陣のサポート・支援を受け、自主的・自発的に実施しています。 ミシャ時代には、日の目が当たらなかった個人練習は、同目的選手のグループ練習も産み、「多数選手が個別課題に真剣に取り組み、個人・グループなど多様なより効果が上がる内容に変化」しました。 間違い無く、個別能力も大きな成長・上昇となる体制です。 その結果、選手間の能力格差、試合起用チャンス格差は、大きな減少となり、「チーム戦力、豊富な試合共通候補、試合途中交代での戦力維持と上昇」との状況が近づいています。 選手は、確かに、ポジション争いは激しく、厳しいですが、確かな個人能力とチーム戦力成長を確信し、強い意識・認識・覚悟・誇り・一体意識を持ち、嬉々として取り組んでいる所です! 選手は、確かな実感と確信を掴んだ選手、掴みつつある選手、それに向け懸命な努力を重ねている選手、それぞれ、前進している所です!
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