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中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。

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〜進化〜(86)昨日試合を速報データ値から点検・検証?!

2025年04月26日

 昨夜は、悔しさとナイトゲームの興奮で、中々寝付けず、ゴールデンウィークの「始まりは寝坊だった」との、不真面目モードの歌詞となりました。 さて、一夜明け、本試合の公表・寸評は、ほぼ「試合拮抗・良いゲーム内容、前半大宮・後半スタートコンサ・一瞬の隙で大宮得点・その後両チーム攻勢均衡」との内容評価でした。 岩政監督の直接・現役最後監督の恩師に当たる対戦大宮長澤哲監督からは、可愛い弟子に花を持たせるコメント「札幌は、前年トップリーグを闘った選手が存続し、リーグNo. 1チーム力」が寄せられ、「両チーム共に良い内容をプレーし、僅かな隙で勝利を掴んだ」との勝利談でした。 岩政監督の試合後コメントは「勝てなかったのは、自分の責任。サポーターによりホームを作って貰い、頑張らない選手は誰も居らず、最後までサポーターの声に押されプレーし続けた。前半押し込まれるも、後半から、立ち直り挽回出来た事は大きいが、前半劣勢は直さなければならない部分。不調だった木戸起用は、青木・体調不良緊急離脱で、次順位の木戸を起用。しかし、未だ力不足で、本人課題となった。後半、荒野へ交代で、本来アンカー想定が、木戸不調で、アンカーと攻撃起点の両役割を果たす奮迅の宮澤活躍はあったが、そこが整理され、途中でプレー中断との前半から、一気に全体が流れ一体となり、活性化され、攻勢を掴んだ事は、評価出来る所。」と、「木戸スタメン起用」采配ミスを、[自己責任=後半攻勢時間帯を前半から作れなかった]理由として挙げるコメントでした。 しかし、昨日、試合直後現地参戦ブログでの結論の通り、間違い無く、攻撃ラストプレー「シュート精度レベルの低さ」で、どんなに素晴らしい攻撃を作れても、ラストプレー・【シュート失敗は、得点獲得不可能にしかあり得ず・必敗】です!! 昨日試合シューターのプレーこそが、試合内容の如何に拘らず[必敗結果]とした原因・主因です。 以下のデータを確認すると、「試合内容では大きく大宮を凌駕・レベル超え」だった事・「勝利寸前だった」事が明確です。 とても残念・惜しかった試合でした!!

データ確認 いつも通り、前後半時系列、運動量はデータ無くイメージ評価、決定機数・ロングボール攻撃・ビルドアップ攻撃数も試合プレー確認計測値です。        コンサ      大宮      前半 後半 全体  前半 後半 全体 支配率  45 54 50  55 46 50% 走量    △  〇  〇   〇  △  △ 決定機数  2  8 10   4  3  7回 シュート数 3  7 10   6  5 11本 同枠内数  0  3  3   0  1  1本 枠内率   0 42 33   0 20  9% 得点    0  0  0   0  1  1点 決定率   0  0  0   0 20  9% パス数  168  288 456  258  109  367本 同成功率 77 80 80  78 75 75% ロングパス攻撃12  3 15   9 15 24回 ビルドアッ攻撃 5 21 26  11  2 13回 [データ分析・確認から] ⑴支配率は、前半大宮優勢・後半コンサ優勢と、前後半で、10%逆転 ⑵運動量は、ビルドアップ攻撃=増加・活発化、ロングボール攻撃=特定選手のみ増加・全体低下で、前半大宮・後半コンサ「走り勝ち」 ⑶試合内容決定項目・決定機数=ゲーム構築力値=シュートチャンス機数は、前半大宮・後半コンサ圧倒で、試合全体・コンサ大優勢、とのデータ値 シュート数も、ほぼ連動し、前半・大宮優勢、後半・コンサ優勢も、シュート総数はほぼ均衡は、大宮はPA内侵入より手前ミドルシュート数が多く、コンサは反対に、より深く・PA内侵入からのシュート、との数値でした。 ⑷両チームの得点は、両チーム共通問題点「シュート精度・決定力プレー失敗」に尽きますが、大宮・長澤獲得談のとおり「1本の枠内で、1得点は、運も大きい」との通りではありますが、 コンサは、決定機が多く、そこまでの攻撃展開で「多数選手が繋いだ多数機会」を、ラストプレー選手の「プレー能力の乏しさで、無にする」との【究極ミスプレーの問題】で、シューターとなった、その寸前選手全員責任の敗戦です。本試合も含め、試合ぶち壊しシュートミスプレーを、何試合も延々と継続している大問題です。 ⑸本試合の一番の注目点が、 前半低迷コンサが、後半挽回・立て直せた理由に直結する項目です。 それは、両チーム両方、前後半で、大きく変化・転換した攻撃スタイルで、[ロングボール攻撃数][ビルドアップ攻撃数]の数値です。 前半は、コンサロングボール攻撃主体・大宮ビルドアップ攻撃で攻勢・優勢、 後半は、一転、コンサ[ロングボール攻撃停止][ビルドアップ攻撃]で試合支配、大宮[ビルドアップ封鎖][ロングボール攻撃一辺倒]で劣勢も、そのロングボールからの展開の中、たった一つ・ワンプレーの不十分クリアのミスから決勝点を獲得されたもの。

この攻撃選択・転換こそが、試合展開そのものと連動しています。試合経過で確認してみましょう。

試合開始~14分 両チーム共に、相手陣・最終ラインやサイドへの[ロングボール・カウンター]と[その跳ね返し・回収]から、逆に相手陣への[ロングボール・カウンター]が、交互に反復し、その全てが相手守備陣に封じられ、拮抗展開。 しかし、それは、大宮の「意図・狙い」だったと想定され、コンサ守備陣を深くに下げさせ、ビルドアップ開始地点を下げる事で、[ビルドアップ攻撃・それに伴う全陣前進・高い位置布陣でハイプレス多発機能陣形]を選択させず、[ロングボール合戦]に持ち込む戦略でした。 それでも、コンサは[ロングパスをアマデイに集め・そこから展開]を機能させ、 14分~21分 コンサ攻勢・優勢・2回決定機時間帯。 しかし、 21分~45分 大宮[ビルドアップ攻撃]に戦術転換し、[ロングボール攻撃]陣としていたコンサのスペース・キャップを突き、[大宮・ビルドアップ攻撃侵入・4回決定機]の攻勢時間帯・支配、コンサは、攻撃回避から[ロングボール攻撃]で、ボールを相手陣に放り込み・逃げる一方的な展開で、連続CK攻撃など、失点を粘り強く防ぎ続けたもの。 後半開始~タイムアップ ハーフタイム交代で、存在を消されていた「木戸」を「荒野」に交代し、「宮澤」の役割をアンカーで、「ビルドアップの第1パス出口」とし、 攻撃を[ロングボール・アマディポスト]を停止し、[完全ビルドアップ攻撃]へ転換し、「攻撃前進で、全陣が前進し縦コンパクトネス・密集ブロックで、ハイプレス・再奪回ゲーゲンプレス・2次ボール回収」体制とした事で、大宮は[ビルドアップ攻撃が、ハイプレスで阻止・ボール奪取されショートカウンター」となるため[ロングボール攻撃」しかやれない展開に追い込められ、 コンサ・ビルドアップ攻撃後半21回と、最多レベルにまで上昇し、あとは多数決機に、「得点獲得・しとめるだけ」の状態を構築。 しかし、決定的シュートを外し続けると、必ず陥る「僅か1本のシュートで失点・敗戦」との試合にしてしまった訳でした。

如何ですか?

このスタッツを見る限り「何故コンサが敗戦か」は、到底納得も、理解もし難い、特に後半の「目指した・試合内容」でした。 「シュート」の、完全単独プレーの、責任・重さ・重大さ、その改善を図れない・図らない選手・指導陣の、罪の重さを深く実感させられた、悔しい試合でした。




post by yuukun0617

23:06

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