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中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。

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〜進化〜(146)現在のコンサを解析?!2023・2024データ対比!

2025年07月17日

 現在の、リーグ中断期を「最大日程として活躍出来るチーム」の一つが、コンサですね。残念ながら?惜しくも?天皇杯2回戦敗退となり、昨日3回戦の「中断期間の実戦日程も無く」、現在、丸々3週間中断の中、[5日間完全オフ]の夏休みを付与され、選手・チームスタッフは、心身の慰労を図っている所でしょう。 そんな時間的余裕期間ならでは企画で、 「コンサ現状理解」・注目が2番手となりガチな「守備項目」を解析してみます。 チーム変化・変遷ならば、シーズン比較が適切との事で、 2025現在と、2024・2023データを比較してみましょう。 1.前提〜チームスタイルと選手構成の変遷 この3年間は、コンサ激動の3年でした。 それは、 J1・中位の2023シーズン、一転、 J1・一気に降格争いに巻き込まれ、結果、コンサの本質[監督ミシャ]喪失とJ2降格の地獄の様な2024シーズン、 そして、岩政新監督・体制で「1年で再昇格」目標も連敗・戦績低迷・J3降格争いとの大混乱となるも、漸く挽回・J2中位となるも、なお一進一退の2025シーズン現在、と、3シーズン、全く相違するシーズンでした。 その原因でも有り、結果でも有る、チームスタイルは、 2025・岩政式「守備整備・攻撃優先」2024・マンマークミシャ式「超攻撃守備と攻撃」 2023・過渡期ミシャ式「コンサ式ミシャに、マンマークハイプレス混合攻撃型」 と激しくスタイル変遷。 しかし、多数選手が、流出の誘いにも、断固としてコンサ継続を選択、有力選手の多数加入と、既存選手継続の混合型の選手構成でした。 それからは、守備優先度は、2023↘︎2024↗︎2025との変遷となり、 普通ならば、失点数も連動する筈で、2023→2024↗︎減少2025 、となっています。

では、具体的個別内容のデータ点検です。

①被攻撃回数:減少・前線中盤守備上昇 2025・114.1・11位↖︎ 2024・119.5・19位↖︎ 2023・123.3・14位 〜着実に被攻撃回数は減少となり、[前線・中盤守備力上昇]データです。 ②被シュート数:増加・最終ライン守備悪化 2025・14.4・16位↙︎2024・14.0・15位↙︎2023・11.1・3位 〜①被攻撃数減少に拘らず、被シュートは増加し、最終ライン守備が悪化し、[岡村流出のダメージ]が露呈し、緊急2CB加入・梃入れとなりました。今後改善結果となるか、注目です。 ③被チャンス構築率:急速に悪化 2025・12.6%・17位↙︎2024・11.7%・12位↙︎2023・9.2%・2位 〜被攻撃数減少も、被決定機数激増・リーグ最多失点体勢は改善無く、そのまま継続してしまっています。岡村流出によるCB弱体化も大きく影響し、被決定機数高どまりと改善されていませんが、緊急2CB加入・補強で、改善となるか、注目です。 ④被ゴール:リーグ最多失点継続が継続 2025・1.6・18位↖︎2024・1.7・ 18位←2023・1.7・17位 〜残念ながら、改善せず、リーグ最多失点からは脱却出来ていませんでした。緊急2CB獲得の理由です。 ⑤被シュート成功率:シュートストップ力はどんどん改善・GK守備は上昇 2025・11.2%・15位↖︎2024・12.2%・20位↖︎2023・15.6%・18位〜最終ラインとGKのシュートストップは、着実に上昇し、小次郎から、菅野への転換が大きい改善を果たしています。 ⑥タックル数:かなり改善しリーグトップ 2025・毎試合18.1回・3 位 ↖︎2024・17.0回・7 位↙︎2023・17.6回・10 位 〜今シーズン大きく増加し、球際勝負が強化されました。 ⑦クリア:着信に増加し、リーグトップレベルに近づく 2025・毎試合25.2回・8 位 ↖︎2024・20.4回・18 位↖︎2023・18.0回・18 位 〜全カテゴリー共通潮流となるロングカウンター放り込み戦術への対抗である、ボールクリアの着実な増加で、カウンターやストーミング戦術への、守備力強化となっています。以前のミシャ式「クリア回避しパス出し」は、最早、カウンター餌食ターゲットとなり、守備不安定化を招くものです。 ⑧インターセプト:低下傾向もリーグ上位 2025・毎試合1.7回・4位←2024・1.7回・11 位↙︎2023・1.8回・6 位 〜パスカット数は、オールコートマンマークを転換させたため減少し、継続も、リーグも同様傾向のため、リーグ上位継続です。 ⑨オフサイド:ハイラインから転換し、大幅減少 2025・1.1回・19 位↙︎2024・1.5回・15 位↙︎2023・2.4回・2 位 〜ハイプレス・ハイラインから転換し、激減となり、オフサイドトラップ守備偏重スタイルは、既に過去となりました。

以上が、3シーズン対比したコンサ守備の変遷データです。 これらを要約すると、 大きくスタイル変化・変更により、 ハイプレス・ハイライン、オールコートマンマークの、インターセプト・オフサイド・クリア回避守備は大きく減退、 着実に、タックル・クリアを強化し、前線・中盤守備も強化し、被攻撃回数減少としていますが、岡村流出のダメージで、最終ライン弱体化を招き、被チャンス・決定機数、被シュート数増加とし、失点数はリーグ最多からの脱却・改善も果たせず、継続し、緊急2CB獲得で、大幅梃入れとしたもので、今後の改善となるかが、注目点です。しかし、GK守備率は向上し、直近最終ラインは、改善を見せていましたが、前試合・磐田戦の大敗で、振り出しに戻る状況も、想定される所で、改善継続か?振り出しか?今後の、守備結果次第です。

この通り、コンサの守備は、激しい変遷を経て、現在の守備・守備力に至っている訳ですね。


post by yuukun0617

19:22

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