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中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。
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2025年08月03日
今季・混迷のコンサが、3週間弱の中断期明けに、準備・披露した、衝撃の[新スタイル・3バック・3-4-3]は、今季・キャンプで訓練するも開幕戦からの4連敗となった[3-4-3]スタイルでした。これは、昨年まで5年間やり続けた[ミシャ式・3-4-3]と同スタイルですね。
今季・開幕4連敗後、大量失点による完敗打破のため[4-4-2]へシステムチェンジし、前節までやり続けた「ミシャ式からの離脱」期間は、遂に終了となり、今季当初スローガン「ミシャスタイルの継続と前進」に戻るスタイル転換となった昨日試合でした。
ここでは、 今季当初[3-4-3]と現在新スタイル[3-4-3]との違い、と経緯 についての考察・認識を、トライしてみましょう。
では、 ⑴[3-4-3]今季当初と昨日試合新スタイルとの相違点から始めましょう。
そのスタイルは、一見同スタイルの様ですが、大きな相違が有ります。 ①[3-4-3]スタイル ○今季当初[3ー4ー2ー1]のシステム可変限定型=守勢局面SHが下がる[5ー4ー1]へのみ可変。 ミシャ式の攻撃時可変[→4ー1ー4ー1→2ー3ー5]は採用せず有りません。 ○中断期明け・新スタイルは、[3-1-4-2(3ー5ー2)]でしたが、試合当日、その原型[3-4-2ー1]・守勢[5ー4ー1]可変型で、スタートし、 相手攻撃バランス(選手数増加)スタイルへチェンジ時に、中断期準備・練習した[3ー5ー2[1アンカー+2インサイドハーフ+2SH]中盤強化型へ可変でした。昨日試合スタイルは、この通り、 当初の「戦術・スタイル、2パターン・固定型」のみでは無く、「中盤強化型」を追加し、スタイル増加型でした。
②[流動性ポジショニング]の全体波及 最大の違いとアピールポイントが、これで、 ○今季当初は、前線3選手とSH2選手での「攻撃・流動性ポジショニングパス交換攻撃」を目指す程度で、そのレベルも低内容で、突破・打破増加とはなりませんでした。 ○中断期明け・新スタイルは、 [前線・SH]間に加え、[前線・ボランチ・SH]間、更に、[ボランチ・CB・SH]間と、全ポジションに波及し、一気に、選手の戦術固定=規律厳守意識を打破し、攻守全プレーでの[流動性ポジショニング]による、パス交換・フリープレー&カバーなど、その威力を強く認識した選手が主力となり、全体攻撃参加も守備破綻を伴わず、「乱打戦勝利や得点獲得勝負勝ち」のこれまでミシャ式試合戦略から、「守備バランスとアグレッシブ全員攻撃を両立」との岩政戦略への転換が浸透し、[流動性ポジショニングサッカー]試合が可能となっています。
詰まり、この2点の変化・転換のポイントが、 ❶過去ミシャ式の定番化した欠陥の改善により、ミシャ式回帰 過去、ミシャ式欠陥の「戦術固定・パターン」化が、ポイントで、 「定番戦術の定番プレー」は、相手対戦策により即座に打破・破綻となってしまい、その改善・アップデートとして、「ゼロトップ戦術やオールコートマンマーク」を編み出しましたが、それらも全ても「固定・定番化プレーで有り、いずれにしろ、対戦対策の餌食となりました。 そんな昨年までのコンサとの決別のため、 今季当初「ミシャの継続と前進」と謳い、ミシャ式基本プレーを継続するも、固定化戦術の殻・悪循環を打破すべく、基本形のみとし、固定型可変スタイルを、守勢時[5ー4ー1・ブロック堅守]のみとする、対処としましたが、当初4連敗で、そのスタイルの拙さ・単純さを突かれ破綻。 そして、中断期明け・再び登場の、現在新スタイルは、相手対戦スタイルの途中変換に対応出来る「新たなスタイル」を創出し、試合途中の相手スタイル変化への対応力を増強したものです。 ❷攻守全プレー[流動性ポジショニングサッカー」プレー 昨年までの[固定型可変]では無く、個々選手の独創・創造性プレーを、選手間コンビネーション構築〜以心伝心やアイコンタクトやサインで、プレー前からそのプレー瞬間に構築〜し、戦術特定や監督指示の固定式から脱却し、自在に「最適プレー」を実施、自在可変とのスタイルとなりました。「走る・闘う・規律を守る」の今季スローガンは、既に「規律を守る」から「責任を果たす」に変換されています。
これまでの「規律=戦術」の固定型・指定プレーにひたすら合わせ、その上で自主プレーが許されるとの「鉄の規律」がミシャ式の実態でしたし、その思想で5年間植え付けられた選手とチームは、完全に、自主・自立性を喪失した「指示が無ければプレー出来ない体質」が本質となっていたものでした。 しかし、それでは、「ピッチ内での状況変化、対戦チーム変化」への最適プレーは、[指示の有無と正否]で、大きく高低し、その結果、「ひたすら攻撃、なんでも攻撃」の撃ち合い勝負に持ち込む、との対策しか提供出来なかったもので、当然の結果、戦績低迷となりました。 そもそも論として、岩政新監督は、その打開と、元々の自スタイルから、「プレー創造性」と自主自立プレーサッカーを目指すものです。 その岩政スタイル[流動性ポジショニングサッカー]こそが、選手個々の自主・自立・創造性と、チームコンビネーションにより、成立する最新・斬新スタイル!と言う事です。
⑵同時に重要ポイントが「適材選手」の有無です。 ◯今季当初[3ー4ー2ー1]の守備ラインは、 田中宏 木戸 高嶺 近藤 に、
中村 大崎 高尾 ミンギュ 大崎 西野 中村 宮澤 高尾 。 ◯新スタイル[3ー4ー2ー1]は、 原 田中克 高嶺 高尾 に、
宮 浦上 西野 でした。 その相違は、 今季当初は、本職・元々DFは、高尾と西野の1名のみ
対して、新スタイルでは、 宮・浦上・西野の3全CBが、本職DFで、守備能力の差は段違いで、単純「ロングボール放り込み」を跳ね返す単純プレーで失敗や、DF選手では絶対に回避する不安定プレーやリスクプレーで、墓穴を掘り、大量失点となってしまったもの。 ミシャ式では、MFのパス能力選手を積極DFコンバートとしましたが、そもそも論で、3選手と最少となったCBに、DF守備能力選手を配置しないリスク・危険性が、長年の多数失点の根本原因でした。 新監督就任・岩政が、再三に渡り「守備の致命的問題」とした内容そのもの!でした。そのため、3バックを諦め、4バックで、守備ラインエリアカバーを、個々選手で縮小させようとしたものの、左SBの適材選手を欠き、4バックの限界となった所で、この6月・特別選手登録ウィンドウで、宮・浦上の獲得は、この根幹課題を解決し、CB3選手の目処が立ち、新スタイル回帰となったものでした。
3バックスタイルは、「適材CB選手」が必須と言う、当たり前の事実が証明されたものでもあります。
以上の通り、今季当初とは、相違、否、成長・進化した、新スタイルの[3-4-3、3ー5ー2]は、攻守プレーを刷新し、強力で・斬新で・最新形スタイルの威力を発揮し、コンサ大逆転昇格劇の実現の原動力となるとの、大きな期待となっています!
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