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中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。

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〜進化〜(160)基礎編〜戦術・スタイルの意味と価値とは?「自らのスタイル]とは?

2025年08月05日

 昨日・月曜クラブ完全オフ日ですので、少し現在「新スタイル」の基礎的意味・価値を考え確認したいと思います。

コンサは、昨年までJリーグ全カテゴリークラブの中「最戦術強度・No.1チーム」を誇る[ミシャ戦術のグレードアップ・改定]を図り続け、その「戦術強度をチーム最大ストロング」としてリーグ戦を戦い抜いた、との数年を経て来た、との認識は、皆さん共通認識でしょう。 しかし、決して順調・万端に進んだものでは無かった、との認識も共通ですね。 その最大要因が、「有力・活躍となった主力は移籍流出となり、その代替は、常時、潜在力は有るも未だ能力開発と活躍前選手で、その選手群の育成により[→チーム力低下→再建回復]の繰り返しとなる、選手保有の脆弱性」でした。 実は、 その構図のスタート時・段階では、[コンサ選手層の薄さ]のため[戦術強度]戦略採用、との順番でした。 そもそも論ですが、 「戦術」の意味・価値とは、 [選手個々・単独プレー能力]は、常に、「ストロング発揮と限界」となりますね。 サッカーは、一人では無く、仲間チームと、対戦相手の個々とチームで、成立しますが、単独ならば、自由にボールを持ち込み、ゴールはシュートとなりますが、「相手選手と組織となったチーム」が、常に阻止を図り、ボール奪取から逆に攻撃を図るスポーツですね。 そこには、[相対勝負]が常時発生となり、[対戦マッチアップとその勝負結果]の連続となり、その攻守威力を上げる手段が、組織プレー=複数連携プレーとなります。その時の、複数選手での動き方を事前に約束・決める事が[戦術]です。 詰まり、「戦術とは、対戦相手とのマッチアップで勝利するためのプレー強化約束・決まり事」との意味・価値です。コンサ試合三原則「走る・闘う」+「規律を守る」と設定し、最重要原則とされた理由です。

しかし、現在コンサスタイルで、新「岩政スタイル」とされる「流動性ポジショニングサッカー」は、その思想・考え方を転換します! これまでの通常戦術の意味であり、決められる「ポジションポイントでの、決められたプレー」こそが、現代サッカーでは、事前想定・対策準備により「相手チームのターゲット・狙い」とされ、その対策が機能されると、直ちに、戦術予定プレーが破綻され、相手チームにより極めて厳しい逆襲となってしまう、との事態が多発し、[対戦対策至上主義]にまで到達している現状です。 それへの打開策が、岩政スタイル[流動性ポジショニングサッカー]で、[ポジション・ポイント固定]概念を解放し、[選手ポジショニングを流動化する]事で、事前対策を不可能とし、現場ピッチでも、予想・予測外プレーで、対戦相手の攻守プレーで、タイミングズレ・内容ズレとの無効化とする、根幹改善策です。 しかし、味方同士も、不明で、パス交換・ポジション交換・支援プレーも不可能とはならない様、周りの味方との、練習を積み各選手の意図・次プレーが、以心伝心・アイコンタクト・サインなどでコミュニケーションを開通させ、実戦では、周辺選手とのコンビネーションにより、「どんどん変化させる流動性ポジショニング」でも、組織プレー・連携プレーを実施するもの、です! 岩政監督は、これまで、何度も、このスタイル説明をして来ましたが、未だ理解・認識は、広がりが限定的ですが、選手間では、最早、常態・自然状況にまで浸透・定着し、チームプレーとして、随所に飛び出し、露出しています。 前試合・鳥栖戦では、守備ラインエリアでの、ボランチ・SH・CB間の鮮やかな組織プレーが注目とされ、岩政監督・試合後コメントでも、指摘するものでした。

この新スタイルが可能となる最大要因・ポイントは、、、? 【選手の意識】でした。 即ち、 選手意識 =選手の流動性ポジショニング意識 =その局面で、最適と想う、ひらめき・創造的・独創的プレーで、そのプレーのスタートが創造的ポジショニング、との発想 =ファンタジスタ感覚 です。 そんな、これまで、ミシャ監督指示で固く・厳格に求められ、縛られ・厳禁とされて来た「縛られない自由自在発想プレー」が、解放され、その活発な発露こそが、チームプレー威力を上げる、との新発想、意識認識転換、となっている訳で、 選手は、呪縛から解放され、愉しく、自由自在にプレーを実施している訳ですね。 そのメンタル・マインドの、解放効果は、これまで最高の現場・選手と指導陣、その積極発露で、個々能力向上、チーム力上昇、を作っているものです。

未だ、コンサが唯一の[流動性ポジショニングサッカー]チームですが、、、! その威力と優秀さに気付き、発見したチームの追随も予想される所です。

もう一点、[自スタイル]について。 Jリーグでは、「自スタイル最優先」との、監督コメントがしばしば登場し、多数解説や分析でも、チームスタイル紹介の中「対戦対策よりも、自スタイル優先]との内容が多発していますね。 しかし、サッカーは、上記でもふれた通り、「相手チームが有り、相手戦術・スタイル・対策」とのスポーツですし、そもそも、「攻撃に対する守備」が交互に有るスポーツですね。 これは、[自スタイル]のみ追求は、相手チーム力と対戦対策の強弱、万全対策で急激アップなど、一切無視となれば、忽ち、自スタイルによる自チーム力を超えられ、破綻の連鎖が待っています。 コンサのこれまでは、この過程が濃厚でしたね。 岩政監督の著書に、2019/3発行「相手を見てサッカーをする」との著書が有り、ご参考とすると、得るものが多いです。 その中の根本が、「サッカーは相手が有り、相手を見て、自らサッカーをする」との、相対思想です。対戦対策と準備は、実戦では、最重要ステップ・手段で、その際、「相手チームへの最高策・手段のために、自スタイル・自プレーが有り、それで、充足か・不足かで、追加対策や追加や修正スタイルが発生する」、と言う事なんですね。 その自チームの戦力のアップと、対策の幅〜方法の多様多彩多数、レベルアップ、適材選手の存在・保有への努力〜、との取り組みが、トレーニングとチーム成長・進化、と言う事ですね?!  コンサスタイルは、現在スタイルと同時に、益々、多彩多様に、追加と変化が続いて行く!と言う事ですね。


post by yuukun0617

09:24

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