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中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。

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〜進化〜(179)やっぱ、勝利は格別の味!〜昨夜・甲府戦勝利ポイント

2025年08月24日

 久し振りの勝利は、矢張り「格別の味」ですね! 我が家も「勝利の美酒」を愉しみました。 しかし、何より、全国トップ気温との報道となった過酷な現地での、選手・チーム関係者、サポーターの「奮戦」は、賞賛と感謝の声援を贈るものでした。 「お疲れ様でした。そして、良く頑張りました。」

そんな、昨夜の甲府戦勝利のポイントを確認し、次戦以降に繋げたいと思います。

1.昨夜・甲府戦ポイント 項目毎に確認します。 ⑴先ずは、「勝利・勝点3」獲得 昨・27節は、本日・日曜開催も有りますが、順位変動は無く、「順位11位」は前節同位です。しかし、現在最重要課題「昇格PO圏・6位チームとの勝点差」が、昨27節勝利の勝点3獲得・勝点37到達」により、「現在6位勝点43と、勝点差6・2勝利分」に縮小となりました。また、6位チームの今季最終勝点予想「勝点65」に「残り勝点28」ともなりました。 その結果「予想勝点到達へ、残り勝点28」達成となる、戦績目標は[残り11試合・9勝1分1敗]以上、となり、圧倒的な戦績達成必須、「あと2敗」で昇格PO圏到達困難との「瀬戸際状況継続」ですが、「首の皮一枚」で昇格への道存続、となりました。 チームは、未だ「希望の光を掲げ闘える」との状況を産んだ、昨夜勝利でした。 ⑵チームスタイルの転換進行により「攻撃」強化 柴田監督・新スタイルの「ミシャへの回帰」は、就任・2週間で、かなり進行しました。その理由は、当たり前で、2018〜2024の7年間やり続けた「ミシャ式」は、選手に完全浸透しており、今季別スタイル追求の8ヵ月後でも、容易に復活出来るものだからですね。 具体的には、 ①前々・26節秋田戦からの最大変化・修正点が、[ハイプレス・ハイライン]の高い位置布陣で、中盤ブロック堅守・消極受け身型守備から、攻撃型守備へ転換でした。 具体的数値では、        秋田戦  甲府戦       前半 後半 前半 後半 ハイプレス 0回 8/8回 9/9回 3/3回 ボ奪取位置 30m 35m 37m 36m でした。 ハイプレスプレーは、前線3枚+ボランチ+サイドの7枚の「前線からの守備」で、特に、昨夜試合・前半、「積極攻撃型守備」で、ロングボール多数・甲府でも、敵陣第1ビルドアップパスを封じ、2列目までエリアでボール奪取、そこからショートカウンターで、複数回決定機構築で、相手を圧倒。 しかし、前半30分までに2点目獲得後、暑熱プレー環境も有り、ハイプレス・ハイラインから、「自陣M`3rd真ん中からプレス開始、最終ラインPAラインまで低下」に変化してしまい、「コンサプレス位置低下」で、甲府攻撃起点をセンターラインを超えた自陣内フリープレーを許す事となり、荒野チャージを剥がされ、3選手連続パスで失点、となりました。 その後、ハーフタイムや途中選手交代も有り、70分頃からは、運動量復活で、ハイプレス・ハイラインは、改善され再度機能し、終盤は、再度コンサの攻勢との展開でした。 甲府の攻勢時間[前半30分〜後半70分]の40分間は、コンサ[ハイプレス・ハイライン]低下の消極受け身時間帯で有り、そこに原因が有ったもの、と言う事です。 攻守での活性化となるストロングと、低下局面課題のウィークとの、ポイントです。 そして、別視点からの重要ポイントが、これらの、前々節秋田戦と、昨夜甲府戦の相違点を産んだ主因が、「起用選手」、との観点です。  多論有りますが、その結論は、 CFマリオ〜アマドゥ、シャドー長谷川〜白井、左サイド青木〜ミンギュ、右サイド原〜白井、ボランチ大崎〜高嶺、の5ポジションの、「積極・攻撃姿勢と能力」でした。これ以外の、スパチョーク、荒野、最終ライン3CB、高木駿はそのまま継続でも、新選手によれば、大きく変化・改善となる、との証明ともなりました。 「ポジション競争はかなり順位逆転・変化して来ている」との証明ともなりました。 起用外選手は、一段ギアを上げ、パフォーマンスアップを図り、全体チーム力アップが見えています。 ②サイド突破・個別型への転換で、シンプル・積極攻撃姿勢  新スタイルは、岩政スタイル[サイドもコンビネーション突破]から転換し、それまでスタイル・逆サイドスペースでの、[個別選手能力・単発突破]となりました。 と言っても、あくまで、同サイドで、相手守備が待ち構える所へ突破する、金子やルーカスの様な[ドリブル超突破力]までは有りませんが、[スペースでの個別選手能力の技術、果敢アタックの攻撃姿勢、相手選手勝負での勝利]プレーが大前提となりましたが、GK・最終ライン・ボランチからのロング逆サイドへのパスを起点に、白井の右サイド、ミンギュの左サイド、共に、相手サイドとのマッチアップで、「互角〜優位優勢の範囲プレー」を実現し、クロス、カットイン、折り返し攻撃参加で、「白井の再三アシスト、ミンギュのアシストと決勝点シュート」で、試合内容と結果を左右する決定的選手となりました。  これは、「高い位置取りの攻撃姿勢、積極果敢アタック、相手サイド攻撃プレーへの身体を張った泥臭い守備、何より、5バック局面のリスク場面でのスプリントリトリート」と、「攻守での積極果敢プレーと抜群の惜しま無い運動量」によるもので、新スタイルでの最適配置起用を証明しました。

 後半途中起用「近藤」とは、攻撃姿勢、攻撃型守備、献身的運動量とポジション取り、何より「明白な攻撃姿勢」で、白井右サイド起用が、上位・優先となるものだとの証明となりました。近藤は、未だ、前監督スタイルの残像が残っているのでは無いか、と推測します。 前スタイルでは、同一縦レーンスタイルを否定し、寧ろ、それを横切るダイナゴル・斜めプレーを求めていましたが、そのため、縦レーンに、スペース・ギャップがしばしば発生し、そこを突かれ失点も多数でした。現在スタイルでは、これまでのミシャ式と同様、「縦レーン」は遵守し、縦の前後プレーをオッケーですが、横レーンへの侵入は、特別・異例場面のみに限定されています。 その効果は、相手ビルドアップで、スペースエリアからのフリーパスを許さず、タイミングの差は有りましたが、フリープレーを阻止し、そこでボール奪取、とのプレーも多発・成功しました。 ③マリオの決定力 先制点は、正に、長谷川とマリオの、高い技術と攻撃でのプレー予測・想定ポジションと、コンビネーションパス交換、によるもので、両選手能力の高さを証明するものでした。 両選手に加え、スパチョークの前線3選手は、「技術・フィジカル・意識と判断・予測と冷静実践」で、頭抜けていて、アマドゥ・青木・白井・近藤・木戸・田中克幸は、どれかが不足していますが、その全てを持つ高能力選手、と言う事です。  マリオの得点感覚〜「どのタイミングに、どこにいて、どこで、どんなプレーをしゴールの中に押し込むか」、 を既に知っている選手です。 「これからのコンサ最優先ストライカー」となりました。 ④守備安定化の最終ライン+高木駿 前々回、昨夜と、3CB+GKの4選手は、決定的失策プレーは無くなり、失点場面も「中盤の甘さ」所以失点でした。  しかし、ミシャ式の最大ウィークポイント「両サイドの横、両サイド裏スペース・エリア守備」は、「右サイド・高尾が、甲府シャドー・Mレイリアの突破、クロス」をかなり許し、弱点課題は、なお残りましたが、「前線からの守備」により「ロングボール・カウンターの回数が激減」し、更に、その大半を確実に守備し「マイボールから攻撃へ転換」と、安定化となっています。守備安定化となり、宮・中村の復帰で、更に強化との見込みが成立し、これまで苦しんだ大きな課題は、改善・解決されつつ有ります。 ⑤サブメンバーの実力 これまで試合を決定付ける役割=[ディサイダー]メンバーとされて来た「サブ」は、大きく変化・転換となっています。 それは、これまで岩政スタイルでの主力・スタメン起用選手が、ポジション競争で、スタメンからベンチサブへ転換、一部選手は、ベンチ外にまで、変化されています。 その結果、昨夜甲府戦でも、途中起用交代選手は、姿勢・意識・理解で課題化選手も有り、圧倒的な・超攻撃選手とはなりません。新スタイルに完全フィットに未だ到達していない選手課題も、存在している訳です。 2.これからへの課題 前項で点検の通り、 ミシャ式回帰で、「攻撃型守備、一体連動攻撃」の、攻撃型攻守スタイルへ大きく進行し、確かに「攻撃力強化」との結果も生まれて来ています。 と同時に、課題も複数発生しています。

①攻撃型攻守の「ハイプレス・ハイライン」プレーの、試合途中低下時間帯の発生とそこでの対策 〜「途中フィジカル低下とせず試合全時間発揮」へ改善、併せて、「途中交代サブ選手能力のレベル改善」。 そのための、フィジカルと戦術練習 ②サイドの適正選手増加 〜昨夜甲府戦の白井・ミンギュ、に続く選手の増加が、喫緊課題 ③マリオの活性化・最大能力発揮、それに続く選手発生 ④中盤守備力強化 ⑤守備ライン安定化〜左右CB脇スペースエリア守備の攻撃的改善 中村の復帰、家泉戦力化がポイント ⑥シュート改善〜枠内数、敵GKの届かないシュート確立の、徹底トレーニング

この通りです。

次戦・大宮戦の、勝利への道は相当見えて来ました!


post by yuukun0617

12:21

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