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中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。

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〜進化〜(184)現在何が変化したか?直近3試合・個別データより点検!

2025年09月04日

 柴田コンサドーレは、「新スタイルへの転換」を謳い、監督就任からの3戦を戦いました。  結果は、周知の通り、 [2勝1敗、勝点6、得点3・失点3]となり、「得失差ゼロ」が示す通り「平均レベル攻守バランス」で、それまでの「得失差マイナス状況=敗戦状況」からの脱出、とはなりました。 詰まり、昇格レベルでも無ければ、降格レベルでも無い、「リーグ中位」レベルで、これでは、「昇格への急速回復・改善レベルには未達」と、物足りなく、「昇格実現が極めて難しい内容」で、 攻撃バランスで、得点が失点を大きく上回る「攻撃バランスへの進行」が必須となっています。  確かに、前監督状況・レベルからは、改善・上昇していますが、言わば、「平均レベル回復まで」で、昇格・リーグ上位レベルへは、「大きく攻撃=得点不足との現状」と言う事です。

これから「残り10試合」の戦い方、問題となりますが、結局、 「得失差大幅プラスの試合内容・プレー実施」は、何か?、との問題に尽きます。

では、直近・新監督試合のデータ値から、「変化・ポイント」を確認してみましょう。 ①フォーメーションは変化・転換無し 前監督フォーメーション[3-4-2-1]の継続は、「前監督の多数戦術の継続実施」を意味しますね。 ②新スタイルは、 一部配置選手の転換による「個別選手プレー・能力」による打開、それに伴う、戦術変更、がその内容です。 ③戦術変更は、 ・ポゼッション型復活 前スタイル:常時40%台→新スタイル:攻勢局面60%〜、消極局面50〜40% と使い分け、走量・球際強度が連動しています。 ・布陣位置アップと全体走量増加 前スタイルは、自陣守備からスタート、 から、新スタイルでは、 ミドルやハイ布陣で、守勢時リトリート自陣から攻撃時前進で、上下動が増加し、サイド・前線をスイッチに、中盤・守備ラインと、チーム全体で増加しています。 ・5トップ、5レーン戦術復活 前監督スタイルでは、完全封印とされた「5トップ」が復活し、両サイドの前線化で、攻撃バランス(攻撃選手増加バランス)で、数的優位や複数選手コンビネーション、スペース・ギャップ攻撃を狙います。 「5レーン」は、前監督スタイル「流動性ポジショニング」で、レーン思考を排除し、縦・横の制約を排除するフリースタイルから、原則、縦レーンでの上下動を中心とし、その効果は、「選手間コンビネーション」の要となる「予想ポジション」のパス交換で、より予想し易くなり、コンビネーションアップ、となるためですね。

これらの戦術変更は、全て「攻撃強化」や共通項変更、転換となります。

⑤更に、具体的項目データでは、 時間帯別「攻勢積極・消極」の変化が顕著です。 時間帯別支配率データは、 前スタイル:[16-30][76-90]の2時間帯のみ48〜55%支配率で、シュート数・得点獲得時間帯でしたが、 新スタイル:[0-15] [16-30] [61-75] [76-90]と、4時間帯で、55〜65%支配率となり、シュート数・得点獲得時間帯となっています。反面[31-45]時間帯は、劣勢・失点時間帯ともなっています。 これは[試合強度の波・ブレ]で、「試合姿勢が消極化し、走量・球際低下で、相手時間帯・攻勢を許し、失点にまで至る」との問題で、「物理的フィジカル能力、しかしそれ以上に、メンタル・マインド能力」問題を示し、その改善で、更に向上・戦力アップも見込める、とのポイントとなります。

⑥得点・攻撃パターン転換 毎試合15分単位の6つの時間帯の中、 前スタイル:[敵陣ショートカウンター]3時間帯[敵陣ポゼッション]2時間帯[左サイド]2時間帯と、前線主体・のみでの攻撃から、 新スタイル: [自陣からロングカウンター]2時間帯 [敵陣ショートカウンター]2時間帯と、全エリアのボール奪取から、縦に速い長短カウンター、 [自陣ポゼッションからビルドアップ]2時間帯と、攻勢攻撃、 [右サイド]3時間帯、[左サイド]2時間帯と、両サイド攻撃で、クロス数3倍増(前スタイル6本→17本)となっています。又、ドリブル大幅増加(2回→8回・成功率38%)も大きな変化ポイントです。 [セットプレー]2時間帯と、 ビルドアップ・ワイド・コンビネーション攻撃、ボール奪取からの縦スピードカウンター、派生セットプレー攻撃、と大きく攻撃強化型は転換しています。

⑦守備対策 タックル数・クリア数は、変化無く同数ですで、ここは、前スタイルでの最大注力・是正項目で、そのまま継続です。前スタイルを、スタイルと起用選手も継続で、熟成段階となり、その成果が、監督解任となり遅ればせながらも、出てきています。

⑧攻撃・重要ポイント〜PA内侵入増加 より深い敵陣侵入・突破で、決定機数増加とすべく、 [攻撃回数]は、 前スタイル:95回 → 新スタイル:115回と増加 [30m侵入]は、 前スタイル:22回→ 新スタイル:39回と大幅増加 [PA内侵入]で、 前スタイル:6回 → 新スタイル:14回と大幅増加となり、決定機数増加、得点獲得となります。

この通り、前スタイル試合と、新監督・スタイルの直近3試合データを確認した内容でした。 確かに、 前スタイルの強化して来た最終守備ラインは継続実施するも、攻撃では、戦術・攻撃パターン・選手起用で、転換を果たし、強化とするも、未だ不足で、 ・[時間帯別バラツキ、強弱、意識姿勢]の是正 ・シュート精度問題で、[枠内率]やっと40%も未だ不足。しかし、[シュート位置]は、PA内侵入シュート70%超えで、シュート位置は適正となり、「シュートプレーでの冷静さ・過剰意識払拭」のメンタル・マインド問題と、「相手ゴール内の適正ポイントを狙うシュート」意識問題の改善、 の2点改善で、得点・攻撃アップとなり、「リーグ上位得点力レベル」に到達し、「昇格への道」が残る、事と出来ます!

現在の改善傾向を「更に加速」する、トレーニングに尽きます!


post by yuukun0617

09:51

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