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中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。

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〜進化〜(232)大分戦勝利を試合データで確認・分析?!

2025年11月09日

 昨日の久し振り完勝は、限定シチュエーションの内容試合でしたが、ミシャ試合三原則を遵守した時のコンサチーム力が「攻撃スタイル主導で、ブロック堅守も崩せるもの」との証明をした試合となりました。  コンサの苦悩・混迷の主因は、 「カウンター守備での低守備力」で、システム・フォーメーションの弱点に起因していますが、 「攻撃構築局面で、サイドも攻撃主軸との攻撃バランス=攻撃選手枚数増加偏重を必要とし、守備枚数減少」との攻撃システム主導スタイルです。 総括して「ミシャスタイルの弱点、定番対策」と呼ばれる、コンサ混迷原因ですね。

そして、今回大分戦は、同スタイルチーム対戦となり、大分は守備カバーを選択し、自陣布陣・5枚ブロック堅守の守備型ミシャスタイルですが、想定外に、高い位置布陣で、自陣・亀戦術では無く、ミドル布陣で、コンサビルドアップへのハイプレスを仕掛け、試合スタート、後半ハーフタイム明けでは、積極ハイプレスで、コンサ劣勢時間帯、後半では失点ともなりました。 しかし、コンサが粘り強くショートカウンター攻撃を封じ、一点、ボール奪取から攻勢に転じた後、また、後半途中・宮澤投入で、宮澤「プレー予測による攻守プレー速度アップで先行・球際勝ち」としからは、コンサ攻撃は、ほぼ思う通り・練習通りに実践プレーが連発し、圧倒内容となりました。 そんな試合の速報項目別データ値で確認してみましょう。     コンサ       大分     前半 後半 全体 前半 後半 全体 支配率 64 58 58 36 42 42% 決定機 11  9 20  0  3  3回 シュート数  9 10 19  0  5  5本  枠内数  5  4  9  0 3  3本 枠内率 55 40 47  0  60 60% 得点   1  2  3  0  1  1点 決定率 11 20 16  0 33 33% パス数 303 210 513 130 200 330本 成功率 84 79 79 75 70 70% ボール奪取46.5 40.5m 25.4 31.6m ハイプレス 13/16 8/9 21/25 0/1 1/1 成功/回数

でした。 確認ポイントを羅列記載します。 ①試合全体 前半支配率・決定機数・シュート数・パス数・パス成功率でコンサ圧倒、後半〜60分大分時間帯で、その間分、支配率・決定機数・シュート数・パス数・パス成功率が前半より低下・減少。後半61分長谷川→宮澤交代で、大分時間帯解消成功。試合全体コンサ攻撃姿勢、後半入り時間帯選手パフォーマンス低下と後半選手交代成功もポイント。 ②両チーム[3-4-2-1]同スタイルで、対戦個別選手完全マッチアップ=個々勝負となり、その勝ち負けがその局面を左右する決定的要因でした。後半入り時間帯以外で、コンサ選手は、ほぼ全ポジションで運動量=走る、球際=闘うで、上回り、優勢や勝利=突破と防御成功で、パス連続となり、パス数増加、パス成功率アップで、決定機まで到達し回数増加、シュート精度も、枠内率47%で、シュート19本は、当然結果の3得点獲得原因です。 コンサ試合三原則の徹底・高レベルによる、個々局面勝利こそ、この完勝理由、と言う事です。 因みに、面白く、とても上手くいっていた証明となる、スタメン選手個々パス数・成功率を、フォーメーション図で記載してみましょう。(パス数・パス成功率)        バカヨコ30・73% スパチョーク39・74% 長谷川26・88% ミンギュ35・71% 高嶺79・88% 荒野59・90% 近藤25・68% 西野47・72% 家泉58・89% 高尾41・68% 菅野17・64% との個別パス数・パス成功率です。 ・前線は、普段・これまでは成功率40%前後の低傾向でしたが、パス数・成功率共に、J1・トップレベルの高率で、特にシャドー長谷川は驚異的成功率で、正に、攻撃ラストパスワークが成功した事を証明 ・両ボランチも、圧倒的な数値で、攻守起点・高い成功パフォーマンスで、こちらも、J1・トップレベル実践プレーを証明。 ・両サイドでは、成功率はリーグ水準を上回るも、J1トップレベルには大きく劣後しており、安定性が課題、との証明。それでも、成功率50%超えで、対戦個別では勝利・半分以上パス出し成功となり、攻撃軸を構築した、との証明値。 ・最終ラインの成功率は、想定以下で、ロングボール供給の成功率低下は影響するも、80%台への改善は課題。コンサ守備課題の原因、片鱗が見えた数値。 ・菅野の、パス数と成功率は、想定以下でした。高木駿なら、どちらもより高い値となりますね。高木駿よりは、守備形傾向GKとの数値。 この通り、未だ一部課題は有りますが、チーム全体で、高いパフォーマンスを実現した、出来るチーム・パス能力を証明しています。サブ組も、宮澤21・100%と、驚異的、チームトップ成功率、青木34・78%と、こちらの高数値で、パスサッカーチームを証明しています。 ③ハイプレス・ハイラインで、平均ボール奪取位置は、前半46.5m、後半40.5mと、今シーズン、最高位置で、ハイプレスは、前半16回・13回奪取、後半9回・8回と、ボール奪取、2次ボール回収成功で、コンサ攻撃的守備から攻勢となる数値でした。 但し、直近、コンサのハイプレスは、ボール奪取からそのままシームレス攻撃=攻撃連動ショートカウンターは、40%程度で、一旦下げるボール支配・保持で、ビルドアップ攻撃・遅攻への進行が多く、相手守備陣が整う前を襲うショートカウンター低下は、攻撃低下との結果を招いていました。それは、[前線選手のみによるハイプレス]で、攻撃では枚数不足となっているからで、ハイラインまで、最終ラインを上げる勇気、意識が、大量失点で苦しむコンサ低守備力との自覚で、出来ない・不能との構図です。コンサのハイプレスも、千差万別、多数多様パターンを経験して来ていますが、残念ながら、現在のハイプレスは最強度からはかなり低下する、リーグ平均レベルハイプレス威力となった事態も、課題点・ポイントの一つですね。 この通り、現在コンサハイプレスは、40%ショートカウンター(偶々、相手守備陣空白場面)、60%ボール保持で、ミドルまで上がった守備ラインまで下げ、そこから攻撃構築の遅攻・ビルドアップ、との内容です。 ④シュート決定力 シュート19本も、枠内率47%・決定率16%は、未だまだ改善余地が多いですね。 個別選手一覧は、 選手 シュート 枠内 得点 評価 高嶺  4本  3本 2点 ◎ 荒野  4   3  1  ◎ バカヨコ 3   3  0  ◯ 近藤  3   0  0  ✖️ スパチョーク 1   1  0  ◯ 家泉  1   0  0  ✖️ 長谷川 1   0  0  ✖️ 大崎  1   0  0  ✖️ かなり改善されるも、近藤は毎試合決定機を外し続け、決定力不足、全体でも、未だまだ、枠内率アップと、枠内の中GKとDFを外すプレーが必要でトレーニング不足ですね。

ここに、コンサ守備陣の弱点ーサイド裏・両CB脇のサイドスペースへのボール放り込み、そこからクロス攻撃を、カウンターや攻勢反復攻撃で、大量失点、とのコンサ・ミシャスタイル定番対策、はほぼされなかったため、そのプレーの欠片は有りませんね。

この通り、 さすが、ミシャスタイルチームとは、試合三原則を徹底遵守で、好勝負とするチーム力は、現存ですね!







post by yuukun0617

15:45

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