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中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。

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〜進化〜(241)ラスト前試合・今治戦の通信簿〜来季への序奏は?

2025年11月24日

 昨日・今シーズンラスト前試合・アウェイ今治戦は、降昇格も無関係で、試合結果に意味は乏しく、ひたすらに「試合内容で、来季への材料・基礎を問われる」試合となりました。 今週から、いよいよ、来季チーム編成第一段階[契約非更新・非更改通知]出状の開始が想定される最終段階、昨日試合評価は、チーム・指導陣・選手評価に直結するもので、大事で価値の重いものとなっています。

そんな試合結果は、「1:1・引き分け」で、J3から今季昇格チームと、今季2試合・2引き分けとなり、今季最終盤でも両チーム・「チーム力拮抗」を証明するもの、となった試合でした。 これは、「J1から降格するも、J1を戦ってきた主力継続で、未だJ1レベル部分的保持との意識」のコンサには、到底理解・納得し兼ねるもの、との評価なんでしょうが、これは「思い上がり意識そのもの」で、これこそ、今季低迷の主因の一つとなる「甘い自己認識、それによる格下相手意識での手抜き意識とプレー」を招いて来た元凶です。 正確な評価は、「J2初昇格今治と同チーム力まで、コンサチーム力が低下した」か、「今治が昇格シーズンも一気にチーム力アップに成功したか」、のどちらか、又は、両方でしょう。 大切な事、事実は、今治とのチーム力差は「もう無い」と言う事です! この認識こそが、正しい来季構想の基盤となりますね。

では、肝心の[試合内容]を確認しましょう。ここでは、各項目・選手毎の評価評点方式で記載してみます。 ⑴チーム 先ず、速報試合項目別スタッツのデータ値を基に評価。      コンサ      今治     前半 後半 全体 前半 後半 全体 支配率 45 48 48 55 52 52% 決定機数 8  7 15  3  9  12回 シュート 8  5 13  3 15 18本 枠内数  2  2  4  2  6  8本 枠内率 25 20 23 66 40 44% 得点   0  1  1  0  1  1点 パス数 195 196 391 218 193 401本 成功率 68 70 70 76 76 76% この通りでしたが、多数の衝撃的内容です。 ①試合展開【評価:30点】前半コンサ圧倒・ゲーム支配も、シュート精度の低さで得点獲得失敗。試合の流れが変わり失い、後半45〜75分の30分今治圧倒・コンサ完敗・後半選手交代失敗、78分近藤→マリオの崩しでのPK獲得・同点弾から、辛うじて均衡で、ギリギリ引き分けとしたもの。 [前半支配もシュート低精度で得点失敗、後半交代・試合三原則未達による完敗で最終盤相手ミスPK同点の、敗戦相当・幸運引き分け]と、【低いチーム力】露呈。 ②支配率・パス・攻撃【評価30点】〜ミシャサッカー模倣の偽物スタイル チームスタイルは、 コンサ〜コンサ式ミシャスタイルパスサッカー 今治〜ロングボールで前線とサイドを狙うカウンターとサイド攻撃サッカー と筈でしたが、 コンサ〜攻撃は、ビルドアップ30%・ロングボールで前線ポストがサイド狙い70%で、ミシャのコンビネーションパス交換サッカーは、片鱗レベルにまで低下。最早、ミシャパスサッカーとも別物! 「ミシャサッカーの復活??」とは真逆スタイルで、口とは別と、監督ご本人が自覚されているのでしょう?! そのため、「パス占率ショート>ミドル>ロング」のミシャを始めとするパスサッカースタイルとは真逆の、「ショート=ロング>ミドル」と、堅守速攻自陣から攻撃スタイルのパスとなり、コンビネーションは、前線・サイド展開のみとなり、その結果、当然、シーズン最低のパス成功率=ボールロスト・相手ボール奪取で、今治、本来の低率から高めとなったボール支配率となったもの。 即ち、コンサは、前半、試合三原則を前線3選手の踏ん張り・奮闘で、ハイプレスからのショートカウンター連発、ボールロストも即時奪還成功で、今治陣内・ハーフコートサッカー攻撃で、圧倒も、後半、途中交代選手、特に、前線のパフォーマンス大幅ダウンで、完全途中停止状態に陥り、サッカー・攻撃構築不能となり、後半30分間、今治に打たれ続ける事態と、今季最低内容としたもの。 【チームスタイルは、ミシャスタイルのコンサ式ロングボールが主体となり、パスサッカーは前線コンビネーションのみ限定サッカーにまで後退】 ③ラスト精度【評価:20点】 昨日試合を引き分け結果に低下させた主因は、間違い無く「低精度のラストプレー=ラストパスとシュートの未熟」でした。 その原因の答えは、「決定率・決定力のチーム毎での大幅な相違」との現実に有ります。決定率・決定力の高いチームは、「高い特定選手単独では無く、それ以外選手レベルも高い」との事実で、即ち「そのチームの選手は多数が高い決定率・決定力を保有」している、との事実です。 しかし、しばしば、寧ろ多数ケースで、資金力に任せ、高能力攻撃選手を集め揃えたチームも、決定力不足に苦しんでおり、決して「決定力保有選手を多数獲得して形成」では無い、との事実、高い決定力チームは、元々、高い決定力では無かった選手も、高い決定力に改善し、チーム多数にまで増加・改善させた、と言う事が真相です。即ち「高い決定力こそ、トレーニングにより改善する最大項目」と言う事です。 現在、コンサ在籍のコーチ群の中、「高い決定力を身に付けさせるトレーニング能力」を持つコーチは誰も居なかった、となりますが、それは、そもそも、そこを取り上げて、徹底したコーチ・監督が存在せず、「高い決定力(選手多数)チームでは、その最重要事項改善を果たした」との相違で、指導陣能力の問題です。 確かに、シュート直前「ラストパス」も大きな要素ですが、やはり、「ピンポイント精度で無ければ得点にはならない」との考え方では、絶対に多数得点獲得は不可能で、「アバウト精度でも、シュート技術・方法で得点し切る」との考え方が正当で、至難の【ラストパス精度をより上げる」では無く、シュートプレーレベルを上げる、枠内を入れる枠内率70%基準・GK・DFを外すプレー率50%を目指すシュート改善、トレーニング徹底】こそが、絶対必須内容!と言う事です。 これが出来ていれば、そもそも、J1残留は当然、J1上位も見越せ、今シーズン昇格は楽々でした! 現在指導陣には、その認識も能力も無く、それだけで、不適任となる所以です。 ④指導陣能力【評価:35点極めて不良】 結局、コンサが持つ本来能力、チーム力を、低下させる戦術・対策、選手能力を全面的に引き出せず、「部分能力発揮」としか出来ない、 ・ゲームプラン能力、 ・指導・統率能力、 ・選手能力の拡大の育成能力、全て、欠落・低レベルで、 結果、チームをより崩壊・弱体化した現在値。 岩政体制では、若手指導育成成果が着実に加算されるも、監督交代後、全選手で能力低下・育成急ブレーキ・停止となり、昨日試合では、木戸・西野の2名にまで限定されてしまった。来季には【指導陣刷新・大変革必須】。 この通り、チーム評価は、30〜20%と極めて異例の低評価しか有りません。 試合後、監督からは「試合評価、来季に繋がる試合」とのコメントでしたが、 出場停止・ベンチ外の高嶺からはズバリ「選手が恥ずかしいレベルの低内容」と酷評し、それが正当な評価、という事です。

⑵個別評価 ◎◯△X評価グループ別に記載 【◎〜80点】グループ 85点〜バカヨコ:前半ハイプレスの大成功は、徹底寄せ・球際の全力HPプレーがスイッチとなり、シャドー2選手連動を引き出し、ハイプレスボール奪取からのショートカウンター、また、ロングボールのポストも80%の高成功率で、安定したポストからのショートカウンターで、前半のMVP。唯一、決定機で、枠ギリギリ外しシュートと、得点獲得失敗で、△15点が課題。 80点〜長谷川・スパチョーク:バカヨコと連動し、試合三原則徹底の強力ハイプレスで、攻撃活性化の原動力活躍。高いコンビネーション全面発揮で、攻撃中核となるも、得点獲得となるシュート、決定力不足が、唯一の減点ポイント。 【◯〜70点】グループ 75点〜木戸:攻撃コンビネーションとミドルブロック守備の中核となり、試合三原則徹底の小気味良いプレー。シュートプレー不足がマイナスポイントも、合格レベル。 菅野:際どいセーブ連発で、4失点阻止。ビルドアップは、高精度の長中短パスは攻撃起点となる、ハイレベルプレー。1失点で、マイナス15点のみ。 70点〜西野:攻撃参加も有り、守備も積極姿勢ボール奪取、球際勝負で合格。攻撃参加での精度は課題。 近藤:攻撃占率60%超えで、攻撃主戦軸で、再三突破成功、ラストパス多数の活躍でしたが、決定機シュートの精度不足が著しく、大きな課題で、合格レベルも課題も多い、でした。 【△〜60点】グループ 65点〜家泉:今治攻撃中核・ヴィニシエスを抑え、強力対人守備で活躍、また、ビルドアップパスも合格レベルで、後半には前線残りでFW化と、守攻で活躍。しかし、プレー予測・一瞬スピード遅れで、失点、多数決定機・シュートを許し、課題有り。 【X〜60点以下】グループ 55点〜荒野:最近の荒野は「豊富な運動量は消失」し試合三原則に未達パフォーマンスが継続し、昨日試合も同様で、強い球際・ボール奪取は、ファウルプレーになりがちで、「抑え気味パフォーマンス」に止まった不合格評価、特に、後半・シャドーは、前線からの守備不良の主因で、後半コンサ完敗原因。また、ボール過剰保持・持ち過ぎ多発で、相手ターゲットとなり、ボール被奪取は相手決定機となるもので、これも、最近しばしば発生させるマイナス部分。かなり適当プレーが多発!荒野の悪い面が、ちょくちょく顔を覗かせていますね、 白井:左サイドは、練習も無く、ストロング完全消滅となる「誤ポジション配置・起用ミス」で、守備力不足で、相手サイド活発化を許した原因となった。攻撃も、タイミング・攻撃線・周辺選手とのコンビネーション不良で、殆ど攻撃軸とならず、期待外れ。白井の高い攻守能力を殺してしまう采配で、指導陣ミスによるパフォーマンス低下で、白井責任はゼロ。 高尾:積極攻撃参加は複数回成功するも、パスミスとボール保持ミスで、ポジション不良や2度追いが無く、ボールウォッチャーが発生。マイナス課題。 50点〜マリオ:バコヨコとは相当パフォーマンス低下となり、前線ハイプレス消滅の低守備力、決定機でのシュート精度も明らかに大幅低下しており、トレーニング欠除で、本来シュート決定力の大幅ダウン状態。 ミンギュ・中村・大崎:守備でのミス、遅いプレー、試合三原則未達の、低パフォーマンスは、スタメン困難との現状を証明する低内容・低評価。 45点〜青木:昨日、ワースト選手。プレー判断の速度・適否が完全にブレ・ズレ・不適切で、攻撃主軸ポジションにも拘らず、そのパフォーマンスを遥かに低下し、後半攻撃完敗となった最大原因選手で、不良評価。この傾向は、直近継続・悪化し、自信・意識認識・チームとのズレが原因とのおそれがあり、そうだとすると、重大ポイントとなり兼ねません。本来、J1レベルのテクニック・プレーを持つハイレベル選手ですが、それを活かす戦術スタイル、ポジション、役割、意識と認識付与から、ズレ・誤っている、との指導陣問題、でもあります。

以上の通り、 チームと全出場選手の評価となりました。

なかなか、考え深く、これからに直結だらけの内容でした!


post by yuukun0617

14:47

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