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中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。
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2016年11月01日
四方田監督が、問題化しています。
チームが「苦境」に陥った時、そこからの「脱出法」は、たった2通りしかありません。
①「今の自分を大胆に変える」 ②「今の自分に徹する」 の2通りです。
その選択には、リーダーの性格が影響します。
≪沈着冷静と熱血漢≫≪悲観的と楽観的≫≪チームへの自信とチームへの不安≫・・・
今まで、四方田監督は、
②で「沈着冷静・楽観的・チームへの自信に充ちた」リーダーだと見えていましたが、前試合では、その真逆の姿を露呈しました。
問題は、脱出の成功率は、圧倒的に②が高く、失敗率は、圧倒的に①との事です。
①「今の自分を変える」は、奇跡がプラスしてごく僅か成功する事もあり「悪魔の誘い」ですが、殆どの場合失敗となります。その理由は、自明です。「・・変える」は「今の自己を否定=捨て去る事」だからです。その時、捨ててはいけない事=ストロングポイントも、一瞬にして、一緒に消えてしまいます。
実は、①は、「逆境脱出の方法」ではなく、「好調時変革の方法」ですね。
コンサの現在も、同一です。
監督には、「戦術・選手の選択権」があります。究極的には、監督の選択を止めるのには、「解任」しか無くなります。
昨日、練習再開直後の「監督から選手への指示・解説」の重要性・緊急性を指摘しましたが、本日の報道、チームブログの監督コメントからは、実に危機的な内容が伝わって来ます。
四方田監督は、全く感じていないのでしょうね。自分の発言に全部出てる事を。
残念ですが、他チームの監督が見ています。ほくそ笑んでいる姿が目に浮かびます。
問題の内容とは、
選手へは「まだ、自分達次第で目標を達成できる状況にあるので、強い気持ちを持って、チーム一つになって乗り切ろう」。
練習コンセプトは「連戦になると、練習の回数が限られている分、精神的な部分をしっかり整える必要があるはずです。戦う集団として次に向かっていくことが大事だと思う。」
通常時なら、普通のコメントに見える所ですが、この逆境時では、著しく不適切内容。
「・・状況にあるので」が「一つになる」理由ではありません。常に一体は追求しているもので、状況で一体か否かはありません。
「・・強い気持ちを持って」は「選手の気持ち」が問題であるとの指摘です。
「気持ちで、チームが一つ」になれる事は有り得ません。一つにするのは、具体的な戦術・プレイで、その共通理解が「一つ」にするもので、現実のプレイで一つか否かが判定されます。
また、練習については、
「・・練習の回数が限られている」事が問題では無く、「その練習内容」です。少ないからこそ、「特定課題に集中した練習が必要で、その特定課題と集中の方法」の問題です。その特定課題が「精神的な部分の調整」では無いですね。
「・・精神的な部分をしっかり整える」も、選手の「精神的な部分」の問題視の指摘です。
「・・戦う集団として次に向かう」は、
現在「戦う」集団として不十分との問題視と、
現況の課題点は棚上げし、何でも「次に向かう」いう事です。
「具体的な戦術・プレイ」ではなく、「選手の意識責任」の問題としているとしたら、チームは、打開・脱却ではなく、破綻の危機となってしまいます。
【監督論】となってしまいますが、監督にとって、
「監督と選手の一体化」は、最大の課題です。監督の能力(知識と経験値)が、チームで最高値の場合は、そこからコントロール可能となりますが、そうでない場合、すなわち、監督よりも能力の高い選手がチームに居る場合、監督の判断・選択の誤りを、選手が認識します。そこでは、監督と選手の協議以外、一体の認識を作る方法・解決法はありません。
コンサは、どうでしょうね?
小野・稲本、そして、都倉・増川も、監督・コーチと同等か上廻っていますね。
実は、ブラジル3人衆も、そうですが、性格が良いのと、コンサに大感謝・リスペクトがあるので、問題発言はしません。 しかし、計7名も、います。
大事な点は、ここまでの戦績=この時点でこの順位にしたのは、その7選手を軸と中心に、キャプテン宮澤、ソンユン、福森、そして深井がまとめる「堀米・進藤」の5選手で、一体として作って来た戦術・プレーとの点です。
そして、ここでの監督の「戦術変化」は、「背信」行為となり兼ねないもので、選手は理解・納得し難いでしょうね。中心選手から監督へ率直へ提言・協議出来るチーム事情なら、改善し、より一層「一体感」は強固となりますが。・・残念ながら、そんなチーム事情ではなく、コメントの通り、「選手の気持ち」の問題としている、と見えてしまいます。
「既に、監督と選手の離反が始まっている」との懸念、あくまで懸念・危惧がどうしても消えません。実際、「監督と選手のせめぎ合い・闘い」は、全チーム必ず、日常的にある事です。
監督も、選手も、人間ですので、当然です。
しかし、激しい言い合いの中から、具体的な「戦術・闘い方・プレー」を共通認識し、その実践に集中できたチームが、勝利を獲得する、という事は絶対です。
何度も記載しますが、「今までのプレーに自信をもって、より徹底して実践」=「コンサのノーマルプレー」で打開しましょう。(宮澤も、都倉のブログでも言ってますね。監督!!)
では、長い前置きで失礼しました。その分、以下の「讃岐」分析は簡潔に。
1.現況
順位19位 勝点39 9勝12分17敗 38得点 54失点 得失差-16
直近5試合は、1勝2分2敗 苦境期からね光明の1勝をした所です。
得点不足と敗戦時の大量失点が苦境の直因ですが、昨シーズンより、倍近い失点数のデータから、「守備力」が主因でした。
2.戦術
〇システム戦術は、3つのパターンを相手により使い分けです。
【4-4-2】【攻守バランス型】14試合 3勝5分6敗・・勝点率1.0勝点/試合
【4-1-4-1】【守備型】 10試合 4勝2分4敗・・ 1.4勝点/試合
【3パック】 【より守備型】 11試合 2勝3分6敗・・ 0.8地点/試合
(3-3-2-2)(3-4-3)(3-3-1-3)
その他【4-2-3-1】【最強システム・個のプレー中心】3試合0勝2分1敗
勝点率では、【4-1-4-1】の1アンカーの「守備バランス」が高い、との結果データです。2CB+1アンカーの「3人ディフェンス」のぶ厚い守備戦術が、敵FWへの「数的優位」型となり、守備安定化となったという事です。しかし、シーズン展開では、最強システムを26%しか選択しなかった点が、「守備力低下原因」の一つです。
・対システム戦績は、
〔対3バック〕10試合 1勝4分5敗 勝点率0.7勝点/試合
〔対4バック〕28試合 8勝8分12敗 勝点率1.1勝点/試合
対3バックチームの勝点率が低下しています。やや苦手ですね。
〇得点・失点パターンは、
得点パターン・・セットプレー29.7%+クロス18.9%+こぼれ球16.2%で65%、パス攻撃は低レベルです。
失点パターン・・セットプレー27.8%+クロス18.5%+パス攻撃26.4%で、72.7%で、多くの攻撃が失点パターンです。
〇ゲームスタッツ特徴
シュート・パス・クロス・ドリブルの攻撃項目は、16位~22位で低数値で全滅。
タックル・クリア・インターセプトの守備項目は、意外に高く、3位~12位、しかし、被シュート数・被ゴール数が22位で、DF・GKでの最終失点阻止・守備力の低レベルを示すもの。
3.メンバー
スタメン固定化が高く、12選手が中心で起用。システム戦術が、試合毎に変化するにも拘らず、起用選手は同一で、システム親和性での選択は乏しく、システム戦術の意図・目的の達成度も、逆に、各選手の能力発揮度も、上下し勝ちで、「はまる試合」と「はまらない試合」とが「大敗」と「大勝」との結果をうんでいる。
選手数30名の中、20試合以上起用12選手、19~10試合起用6選手、9~1試合9選手の計27選手で、全体では90%起用の全体活用が出来ていますが、起用数の選手間のレベル差が大きく、「固定化」となったもの。
ベテラン・移籍選手がその中心選手のため、長期間シーズンでのコンディション調整でのレベル低下も起きがちでした。
以上の通りの「讃岐」チーム状況でしたが、コンサの「3バック」チームは苦手で、「4-4-2」での「攻守バランス」システムでの対抗の想定で、放り込み・サイドスペースとセットプレー程度をケアし、低い最終守備力をつき、「枠内シュート」数勝負で複数得点獲得、と出来ますね。
再確認による コンサ【ノーマルプレー】構築で、勝利獲得です。
有難うございました。
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