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中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。

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~進化~  千葉戦 直近情勢

2016年11月10日

コンサに明るい話題が2点出ました。
①闘莉王(35)獲得アプローチ
②ヘイス電撃復帰 の2点。

闘莉王(35)は、チームとの親和性が、良いか悪いかが激しく出る選手ですが、コンサとの親和性はかなり高いものです。
社長との共通認識、リスペクトしている小野・稲本・河合との親密性、チーム事情などから、親和性は相当高く、加入後も、フィジカルの低下も見られず、J1上位レベルの実力発揮と同時に、ベテラン選手と一緒になってチーム一丸のため先頭に立ち、チームのレベルアップに直結する選手です。競争相手は「京都」で、J1昇格のためのアプローチとの報道でしたが、昇格を確定させ、高い親和性を切り札に、獲得アプローチですね。いずれにしても、「昇格確定」が大前提で、次戦での「勝利」獲得が必要ステップです。

ヘイス電撃復帰は、「地獄の中に神現れる!」で、残り2戦で、試合を決定する選手となりますね。昨日の次戦予想で、「小野」トップ下としましたが、「ヘイス」と「小野」の併用ですね。 スタメン「小野トップ下」起用は変えず、そのまま試合開始で、小野のコンディション次第で、早々に、「ヘイストップ下」に交代です。
激闘予想の「千葉戦」ですが、「小野」「ヘイス」の復帰・参戦で、勝利の確率を大きく上昇させました。 ・・絶対目標である「勝利」を、華麗なプレーで飾れそうですね。

所で、コンサの今シーズンデータを分析の中、面白いデータを確認しました。ここに記載しておきます。
テーマは「ポゼッション(ボール支配率)」です。
具体的設問『コンサは、どの支配率が、失点・敗戦となるのか?』の回答です。
解析のポイントは「試合平均支配率」のマジックでした?・・・
先ず、平均支配率は「50.5%」で、それを前提に。
1.実際の試合分布
 支配率55%以上  8試合  全体占率20%
 平均支配率前後  24試合    占率60%
 支配率47%未満  8試合    占率20%
 *平均支配率前後、以上の試合が8割でした。
2.支配率と敗戦との関係
 支配率55%以上  敗戦数2試合  全体占率28.6%
 平均支配率前後      5試合    占率71.4%
 支配率47%未満     0試合    占率 0%
 *平均支配率前後の試合が、ほぼ連動して敗戦多数です。

しかし、試合毎の支配率は、「試合平均支配率」で、「局面」を示すものではありませんね。
実は、「支配率と失点・敗戦との関係」は「局面での支配率」は直結していますが、試合平均支配率では直接は何も関係しませんね。
そこで、「局面支配率」と「失点」の傾向分析が必要です。

3.15分単位での「局面毎支配率」と「失点」との相関関係
 局面毎支配率55%以上  7失点 全体占率21.9%
  同  50.5%前後  6失点   占率18.8%
  同    47%未満 19失点   占率59.4% 
 *ここに結論となるデータが出ています。
  【 局面支配率47%未満 の局面で、6割失点 
         55%以上 の局面  2割強の失点 】です。
つまり、実試合のデータから、
 試合では、時間帯毎に、支配率は変化・上下していますが、
 平均支配率前後の支配率での失点は少なく、
「支配率が47%を切る」と、「失点」直結 のリスク時間帯、
 一方、支配率が上がっても、平均レベルと同程度の失点リスクに止まる、
 とのデータが結論付けられます。

このデータからは、
コンサの試合展開・コントロールにおいて、
「守備のみで、支配率を敵に渡す」戦術は、失点の可能性が高く、採れないことが明確です。

この事を、具体的戦術に置き直すと...

①現行では「守備専念」戦術は不能。・・6割の高率で現実化する失点リスク局面
②「守備主軸」でも、単なる「ロングフィード・二次ボール敵保有」戦術は不能。・・失点リスク局面を誘発です。
③パス戦術等で「一定の支配率確保」が、最大の失点局面回避戦術。

多くの「堅守・速攻」型チームの共通特徴に、「低ポゼッション」戦術は戦績を上昇、との実績データがありますが、コンサでは、その特徴は、逆、反対です。
 コンサは、
シーズン平均支配率50.5%の「均衡した支配率」以上の支配率が、高戦績となる「失点回避・最適支配率」との結論です。

 この原因は、コンサの守備陣形・守備ラインと直結しています。
「堅守・速攻」型の基本戦術では、縦に短い密集陣形ですが、ラインが低く、裏スペースは縮小されていますが、ゴールまでの距離が近く、横には密集するも縦は薄く、一旦突破するとゴール寸前となる、との弱点があり、敵に支配率を渡し、自由に攻撃されると、この弱点から失点が起きてしまう、という内容です。
 コンサ陣内でのパス交換は、ロスト時リスクが大きいとの意識から、早く敵陣内へボールを移動したくなり、ロングフィードを選択しがちですが、それが、支配率低下⇒失点リスク増加としてしまっているのです。「しっかりしたボール交換」でゲーム構築し、スピードはあるも、落ち着いた、冷静な展開が、失点回避の秘訣ともなっている、との内容です。

纏めますと、
【試合平均支配率は、50.5%前後、以上となる試合が80%となっていますが、
失点は、支配率が47%未満となった局面が6割で回避すべきで、局面支配率も50.5%以上の支配率としていく戦術とする】 です。

いかがですか。面白く、結構重要なデータですね。

以上 直近情勢への対応、と、分析結果の確認でした。

有難うございました。


post by yuukun0617

11:57

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