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中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。
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2016年11月24日
ちょっとブログ更新をお休みして、今シーズンのコンサデータを収集・作成していました。
【J1を進む】シリーズの「本篇」に入る前提として、
コンサの今シーズンの各種データを記載します。
記載データは、別途リリースとなったものもありますが、欲しいデータで、どこにも見当たらないものは、可能な限り、公表データから作成してみたものです。
ご参考の一助になれば!という事でよろしくお願いいします。
なお、項目等、記載が大きくなりますので、複数に分けてリリースいたします。
先ず「今シーズンデータ編 ①」です。
契約更改が進行し始めました。
ここまで「契約非更改」リリースはなく「年俸交渉」開始の状況は、
大幅な保有選手構成の変更はなく原則契約延長で、「個別選手交渉」の中で一部「非更新」があり得るか、とのレベル・対応との方針と見ました。
全選手の頑張りは、個別選手毎の強弱はあっても基本的に「優勝・自動昇格」に繋がる役割であったとの評価がチーム方針としたもの、という事ですね。
社長・監督からは、「しょうがないな~!、もう少し何とかなれば~!」とのコメントはシーズン中何回もありましたが、選手を否定する類は一切ありませんでしたね。
「強化費からの制約と選手育成との両立」に悩む事は、今年は軽くなっていそうですね。
さて、各種データをリリースします。
項目の大中小レベルと内容、また、重要度順等、ランダムな記載となりますが、よろしくお願い致します。
1.戦績データ
①順位1位 勝点85 25勝10分7敗 65得点 33失点 得失差32
試合平均 勝点2.02 1.54得点 0.78失点 得失差0.76
リーグ平均 勝点1.34 1.19得点 1.14失点 得失差0
14.6勝12.6分14.6敗
※リーグ比 勝点+0.68 +0.35得点 △0.36失点得失差+0.76
+10.4勝△2.6分△7.6敗
・・・勝利+10勝、引き分けは同レベル、敗戦△7敗で半分により1位獲得。
興味深いのは、得点+0.35得点、失点△0.36失点の計0.71点で、
得点増加と失点減少=攻撃力と守備力で、1試合で「+0.71点」が1位戦績の主因。
②支配率(ボールポゼッション率)-(1)
年間平均支配率 「50.3%」リーグ10位。
*戦績
平均以上 21試合(H11・A10試合) 支配率平均54.6%
10勝7分4敗
試合平均 攻撃数123回 シュート数13.5本 得点1.33 失点0.71
平均未満 21試合(H10・A11試合) 支配率平均45.9%
15勝3分3敗
試合平均 攻撃数123回 シュート数12.8本 得点1.76 失点0.86
・・・年間支配率、リーグ10位の低率は大きな特徴ですね。
これが「想定通りか?・良いのか悪いのか?」来季に向けた重要ポイントです。
実戦戦績は、
きれいに、年間平均以上と未満の試合が2分され、また、H・Aでの使い分け無しです。
戦績は、明白に平均未満が勝利数が増加しましたが、常識とは逆に、
「守備優先支配率」の筈が、失点数の減少はなく、やや増加し、得点が増加しています。
これは、得点パターンの「速攻」による得点力が、より効果的な「守勢」から「素早い攻撃切り替え」で強力化し、得点増加となったものでした。
③支配率(ボールポゼッション率)-(2)
より突っ込んだ支配率関連データです。
*支配率毎の戦績-「どの支配率でどんな戦績だったか?」
支配率は、シーズン平均「50.3%」に対して、
最高37節東京V戦「62.4%」~最低33節町田戦「39.6%」。
これを順番に並べ直すと、4つグループに分類出来る戦績でした。
✖「62.4%~54.4%」 9試合 4勝2分3敗 7得点7失点
〇「54.3%~50.1%」13試合 7勝5分1敗25得点8失点
✖「49.9%~48.9%」 8試合 4勝1分3敗10得点8失点
◎「47.9%~39.6%」12試合10勝2分0敗23得点10失点
・・・ここも、明白ですが、
「47.9%以下」と「「54.3%~50.1%」が抜きん出ています。
どちらも、高い得点力がポイントで、
◎「47.9%~」は「速攻」、〇「54.3%~50.1%」は「多彩攻撃」で、
戦術が明確となる支配率で、集中した狙い戦術の徹底が成功していた、とのデータです。
来季への展望では、この2つの支配率の使い分けがポイントと見えて来ます。
更に、
*15分単位での支配率推移をシーズン平均値で確認します。
「15分」支配率52.5% シュート数2.1本 0.31得点0.04失点
「30分」支配率50.1% シュート数2.2本 0.30得点0.16失点
「45分」支配率52.2% シュート数2.2本 0.36得点0.11失点
「60分」支配率57.7% シュート数2.1本 0.20得点0.07失点
「75分」支配率49.4% シュート数1.9本 0.22得点0.19失点
「90分」支配率48.2% シュート数2.4本 0.27得点0.19失点
・・・支配率変化は、「75分~90分」に大きく低下し、失点数が増加、得点数が低下しています。明らかに、「フィジカル」の低下が原因で、「1試合全般維持出来ないスタミナレベル」を現実・データ化させてしまっています。現有戦力では、この時間帯が、「危険時間帯」だった事を証明しています。得点実績は、「前半優位」を示しており「得点時間帯」でした。
④戦術データ
*42試合中、40試合のメインシステム戦術か゜
「3-4-1-2」型で、J2・1を通して起用チームは無い「独自戦術」でした。
・・・「3バックチーム」は、
J2 松本・岡山・徳島・山形・愛媛・長崎メイン、C大阪・讃岐SUBなど、
J1 浦和・広島・甲府・湘南メイン、磐田・福岡SUBなど、
多数チームが採用するシステム戦術ですが、コンサ同型は一チームもありません。
その相違点の詳細は、何回か、ブログに記載していますが、
要は「守備的戦術ですが、前線に攻撃陣3人を残し速攻等の攻撃力を強化」の戦型。
実際、「速攻」による得点は、「コンサの有力得点パターン」でした。
*陣形の設定位置は、
「守備ライン(DFライン)」-「D3rd上位置」(「PA」上3m位置)。
「ボール奪取ライン(ボランチ位置)」-「32.3m」M3rd底位置。
縦に短い(FW~DF間短距離)の「密集陣形」を「低目位置」に布陣。
・・・J2リーグ下から4位となる「低い位置」で、DF裏スペース(DF~GK間スペース)を、DF・GKでコントロールできる範囲まで縮小し、「密集陣形(ブロック構築)」で、「連携・複数・組織型守備」で、進入阻止・跳ね返し・ボール奪取の「堅守」構築でした。
そして「攻守切り替え」の「速攻」は、「M3rd底位置(ボランチ・DF)」で「ボール奪取」から「攻撃開始」し、「M3rd中位置(センターライン付近)」に位置していたFW・OMFが「A3rd中位置」まで侵出し、そこへの「パス供給」から「シュート」の攻撃パターンが得意戦術でした。高いパス成功率「74.4%」(リーグ4位)により、ショートパスとサイド・DF裏スペースへのロングフィードを使い分けたゲームメイクが展開されました。また、派生・関連攻撃のセットプレーも得点源で、「福森」の正確なプレスキック(セットプレー得点ランキングリーグ1位)から、高さと強さとテクニックの優位により得点獲得となりました。
*「対システム戦績」は、
「対3バック」14試合 7勝5分2敗 15得点 試合平均 1.07得点
1試合勝点 1.85点
「対4バック」26試合18勝5分5敗 50得点 試合平均 1.92得点
1試合勝点 2.26点
・・・「対3バック」戦績は、「対4バック」戦績を大きく下回っています。1試合獲得勝点で「3バック」は「△0.41勝点」の大幅低下があり、やや苦手の戦績となりました。 がっぷり「守備主軸」勝負で、得意戦術=「速攻」が制約された事を示しています。
大分、長文となりました。ここで一旦、記載を分けたいと思います。
次ブログ「今シーズンデータ編 ②」に続けます。
有難うございました。
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