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中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。
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2016年11月24日
~進化~ 【J1を進む】-今シーズンデータ編 ②を続けてリリースします。
付番は、「今シーズンデータ編」シリーズを通した連番とします。
2.個別プレー等データ
〔攻撃編〕
①得点 試合平均 1.5点 J2平均 1.2点 順位2位
ゴール 1.4点 J2平均 1.2点 3位
シュート数 13.2本 J2平均 13.0本 9位
枠内シュート 4.5本 J2平均 3.9本 3位
ゴール決定率 10.5% J2平均 9.2% 2位
・・・得点・ゴールとも、リーグトップレベルでしたが、シュート数は平均レベルで、ここでは差はありません。「枠内シュート数」-「枠内シュート率34.1%」にポイントがあります。その理由は、「選手の固有能力」と結論付けられそうですが、それに加え、戦術的理由がありました。説明は、後段で行います。
②パス 試合平均 448.7本 J2平均 433.6本 順位8位
パス成功率 74.4% J2 順位4位
パススピード ショート7.79m/秒 J1平均-8.29m/秒
コンサは 「0.5m/秒」劣後
「1秒」のプレ-で、「0.5m」到達位置が縮んでいました。
・・・コンサのパススピードは、J2-4位の成功率となる原因でしたが、J1平均とは、なおレベル差があり課題でした。
③クロス 試合平均 14.4本 J2平均 14.7本 順位11位
クロス成功率 26.2%
・・・クロスは、J2平均以下の、低攻撃パターンに止まりました。
④直接フリーキック 試合平均 10.0回 J2平均 12.1回 順位21位
⑤コーナーキック 試合平均 4.6回 J2平均 4.7回 順位11位
・・・優秀プレスキッカー「福森」(セットプレーランキングJ23位・13得点)の活躍はありましたが、フリーキック回数そのものはリーグ最下位レベル、コーナーキック回数もリーグ平均レベルで、低レベルでした。
⑥ドリブル 試合平均 12.6回 J2平均 10.9回 順位5位
ドリブル成功率 50.5%
・・・J2では高目レベルでしたが、J1平均13.3回にやや劣後し、なお、不十分内容でした。
〔守備編〕
⑦タックル 試合平均 20.9回 J2平均 19.5回 順位4位
タックル成功率 77.3%
・・・守備主導戦術から、J2では多い回数でした。成功率は高いながらも△22.7%の改善余地があり、「ボール奪取」のためJ1での課題点。
⑧クリア 試合平均 23.8回 J2平均 24.4回 順位15位
・・・守備主軸戦術から、ここも多い回数。しかし、ボール跳ね返し=ボールロスト機会となる事から、前段階の「ボール奪取」成功率を高め、クリア回数は減少させる事が課題。
⑨インターセプト 試合平均 2.7回 J2平均 2.5回 順位5位
・・・J2では高いレベルでしたが、回数が少なく、「ボール奪取」回数直結となるため、改善が重要ポイントとなります。
⑩警告 試合平均 1.6回 J2平均 1.3回 順位3位
・・・ズバリ!「多過ぎ・もらい過ぎ」で、無用のファウル・警告から失点を減少させる課題です。
3.支配率と各種データとの相関
前回ブログで、「支配率」と戦績とのデータを確認頂きました。
その際、全試合の試合平均支配率は「62.4%~39.6%」で、
「62.4%~54.4%」 ✖ Aグループ
「54.3%~50.1%」 〇 Bグループ
「49.9%~48.9%」 ✖ Cグループ
「47.9%~39.6%」 ◎ Dグループ との結論でした。
ここでは、この4グループの試合スタッツデータとの相関を見てみます。
グループ 試合平均
A 得点0.8 失点0.8 シュート13.0本 決定率4.2%
✖ 枠内シュート3.3本 枠内率25.3%
パス517本 成功率75.9% クロス19.6本 成功率29.9%
FK11.1本 CK5.1回 ドリブル12.0回 成功率59.3%
守備項目は、殆ど支配率での相違はありませんが、インターセプトのみ 1.9回
B 得点1.9 失点0.6 シュート13.8本 決定率12.4%
〇 枠内シュート5.2本 枠内率37.6%
パス493本 成功率77.5% クロス15.9本 成功率23.3%
FK 9.2本 CK4.6回 ドリブル14.5回 成功率51.7%
インターセプト 2.8回
C 得点1.3 失点1.0 シュート12.9本 決定率9.1%
✖ 枠内シュート3.4本 枠内率26.3%
パス392本 成功率73.4% クロス13.0回 成功率23.3%
FK 8.5本 CK5.9回 ドリブル11.3回 成功率46.3%
インターセプト 2.1回
D 得点1.9 失点0.8 シュート12.8本 決定率14.3%
◎ 枠内シュート5.3本 枠内率41.4%
パス348本 成功率70.8% クロス 9.7本 成功率28.7%
FK11.2本 CK3.4回 ドリブル12.6回 成功率45.5%
インターセプト 3.5回
・・・得点と失点が大きく上下し、D・Bが抜き出ています。
シュート数は相違はありませんが、「決定率」が大きく上昇し、得点増加に繋がりました。
ポイントは、「枠内率」でD・Bが上昇し決定率アップをもたらしました。
守備項目でも、インターセプト数で、D・Bが増加し、守備力の上昇も示すものです。
支配率の低下は、パス数・クロス数・CK数を比例して減少させていましたが、各成功率は変化していませんでした。
この現象の理由ですが、前ブログで指摘の通り、戦術徹底・集中力が原因で、支配率設定の重要性を示すものです。前段で、高い「枠内シュート率」「決定力」の理由を「選手固有能力」に加え戦術的理由が加算したもの、と記載しましたが、明確にデータに表現されています。
Dの低支配率=守備主導から「攻守切り替え」から「速攻」の戦術徹底=インターセプトを軸に「ボール奪取」し「攻守切り替え」、スピードと精度の高い「速攻」チャンスは、「枠内率」も上昇し、高い「決定力」から「得点増加」です。
3.選手実績 は、次ブログとします。
【J1を進む】-今シーズンデータ編 ③ をご覧ください。
有難うございました。
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