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中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。
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2017年02月03日
キャンプも、第3Qの終盤で、第一次沖縄キャンプの終盤ですね。、
第3Qは、
①フィジカルコンディション調整
②選手ランクアップと特徴把握・共有化
③戦術構築、にプラス
④各項目の熟成、チーム全体としての連動性・一体プレーの構築で、
特に「戦術構築と熟成スタート」に集中取組中ですね。
本日、江蘇戦の「一般非公開」は、コンサ四方田監督要請で、今後浦和戦は公開ですが、それ以外のTG・練習状況は、極力非公開・秘密との方針とのリリースがありました。
「戦術構築」取組と「選手のはめ込みと実戦による現状確認と熟成」展開は、開幕「仙台戦」まで状況と内容を「秘密・非公開」とし、開幕ダッシュへ向け、少しでも有利に積み上げる方針との事ですね。という事は、第2次「熊本キャンプ」は「情報量」は限定されるものとなりますね。
本日の江蘇戦試合は結果と一部マスコミリリースがありました。起用選手やゲーム内容は非公開ですが、3ゲーム実施、第戦コンサ0-0江蘇、第2戦0-2、第3戦0-0で、トータル「0-2」、引き分け2試合・2失点による敗戦1試合とリリースされました。
では、この時点でホットポイントとなっている「戦術構築」を考察してみましょう。
先ず、J2リーグでの各チーム戦術は、
①特定戦術のレベルアップ型と②各種戦術全般同時にレベルアップ型に分かれていました。そして、コンサは、①「守備主導の堅守・速攻」戦術の進化・発展指向型でした。
では、「J1での戦術はどう在るべき」でしょうね?
・・・解答のキーポイントは、「チーム戦力=選手総力」に連動している点です。
⇒
(A)上位チーム=「高チーム戦力」チーム
「特定戦術のレベルアップ型」から出発し、優秀選手獲得等による「選手総力の向上」に伴い、プラス各種戦術を追加保有した「進化形・複数得意戦術保有型」です。
「監督・超優秀選手」の交代・加入により、主特定戦術を抜本的に変更する事例も多々ありますが、その際も、「得意戦術」のオプション拡大・増加となり、それまでの戦術+新戦術となるチーム総合力の拡大・進歩となっています。
対して、
(B)中位~下位(残留)チーム=「中程度チーム戦力」チーム
「①特定戦術のレベルアップ型」に、完全に特化しています。
J1リーグを生き残るためには、「勝利・引き分け」獲得のため、各試合全般での「戦術的優位」は(特に)対上位・中位チーム相手ではとても困難ですが、「局面での戦術的優位」構築で「得点獲得と失点防御」を勝負し、その瞬間優位局面以外は、ひたすら「組織・連携で耐える」試合展開となります。つまり、一瞬の個別プレーや局面を構築し、そこでの短時間の勝利を切っ掛けとした「得点獲得と失点阻止」を図るものです。
別の言い方ですと、全般にわたる「戦術」「プレー」「選手能力」の「チーム総戦力」では劣後していても、極度に「練習・精度アップ・スピードアップ・高連携連動」した「特定戦術」で、一瞬の局面では、相手を上回り、局面勝利を起点とした短時間の連続・連携・組織プレーで「得点と失点防御」を獲得する戦略です。
それでは、2017シーズンコンサの主戦術ですが、当然の帰結として、
昨シーズンの「守備主導による堅守・速攻」型を進化させるもの、との方法論となりますね。
因みに、「運動量勝負による堅守・速攻型」は、湘南・新潟での様に、J1では通用していません。また、「堅守速攻戦術」と対比する「ポゼッション戦術」は、コンサの実施例では、4代前(?)監督時代まで遡り、現在は困難です。
「堅守・速攻」戦術は、元々、攻守連動する「攻撃・守備一体戦術」です。
組織型強力ブロック守備等による堅い守備により失点防御し、ボール奪取の「攻守切り替え」の瞬間から、「速攻」で得点獲得、との守備と攻撃が連動する戦術です。
余談ですが、対比となる「ポゼッション戦術」では、ボール保持により相手の攻撃機会を減少させる守備的意味と、ボール保持から攻撃となる「パス交換等による準備⇒チャンス・機会創出⇒得点獲得」との攻撃のための戦術となり、守備と攻撃は分離された戦術です。
そのため、コンサの戦術構築・熟成・進化は、GK~DF~MF~FW全ポジションが連動する戦術のため、全ポジションが同時参加の練習実施となりますね。
戦術ポイントは、
「ロングカウンター」と「ショートカウンター」、それぞれの「攻撃力」と「実施法」です。
「ロングカウンター」は、「ボール奪取位置」=「攻守切り替え」位置=「攻撃開始起点位置」が低い場合で、DF位置・選手とボランチ位置・選手から、FW・サイド選手への「DF裏・サイドスペース・ポスト」を狙う「ロングフィード」を経由し、得点獲得を図るもの。
皆さん、ご存知の通り、堅守のため、自陣のやや深くM3rd底位置~D3rd上位置に、密集・守備(ブロック)陣形を布陣し、DFやボランチ位置で「ボール奪取」します。そして、その瞬間を「攻守切り替え」タイミングとして「攻撃開始」し、一気に前線へボールを運び、敵守備陣が構築する前に、得点チャンス・決定機を創出し、得点を奪取するものですね。
要は、「守備の強度+精度の高いロングパスと受け手のボールトラップ+鋭いチャンスメイク+高精度の決定力」で「短手数・スピード満載・強烈得点力」となる訳です。
また、その派生形の「セットプレー」獲得からの得点獲得も大きな狙い・ターゲットとなり、「カウンター」と「セットプレー」が一体の複合戦術です。
正に、コンサの得意戦術ですね。
GK・DF・ボランチ・サイドでの「組織守備」と「ボール奪取」、
そこからの「ロングフィード」、
サイド・FW・シャドーでの「ボール受け手」、
同「ラストパス・シュートチャンス創出」、
クローザー・ストライカーでの「得点獲得」。
全てのプレー場面で、戦術理解・共通認識・プレー適正内容と精度・実戦経験の高い選手が居ますね。実際、全選手の「適性度」を3段階にランク分けすると、◎-11、〇-17、△-4選手となり、多くの選手の得意・保有戦術です。
これに加えて、「ショートカウンター」戦術が追加作動します。
ケースは2つ。
①FW・シャドー等による「前線からの守備」=「ボール奪取」が作動されます。そこで、ボール奪取の場合、その位置から「ショートカウンター」となります。
短手数・スルーパスやショートパスでチャンスメイクし、ロングカウンターと同様に、相手守備陣形が構築される前に、シュート・得点獲得とします。
②もう一つの形は、比較的高い位置=陣形高目でのボランチ位置でのボール奪取からの速攻です。ここは、ショートパスとスルーパス、特にワンタッチパスの様な判断スピードやパススピードが命となり、短手数・早いパス廻しで、敵陣形のギャップやズレを創り出し、シュートチャンスとする高精度・ハイスピード・ハイクリエイティブの「高度プレイ」となります。
①②共に、前述と同様に「適性度」判定では、◎-10、〇-12、△-10選手となりやや該当選手は減少・限定してきます。
更に、「ロングカウンター・ショートカウンター」両戦術の保有判定では、両方◎-5選手;都倉・ヘイス・兵藤・ジュリーニョ・早坂で、どちらか◎と〇-9選手;ソンユン・福森・横山・菊地・金園・深井・稲本・マセード・小野で、合わせて14選手となります。
実戦では、カウンター戦術は絶対ですが、ロングとショートの併用型となります。
という事からは、上記14選手が中軸とする選手起用・連携と連動性の熟成が中心となりますね。「守備の要」や「攻撃アクセント役」などの特殊能力・プレイ・役割要請から、それ以外選手も起用されますが、中軸選手は上記14選手が中心となる、との結論となります。
戦術特定からの考察・展開でした。
本日、江蘇戦は、ACL常連の強豪チームで、爆買いでビツグネーム選手を集め、中でも、ラミレス(30歳・2014までブラジル代表・2015まで4年チェルシーWクラスOMF)がワールドクラスで、第1戦に出場しました。対して、恐らくコンサも宮沢も含めた1軍クラスメンバーだったのではないかと想像します。そして、0-0で、無失点の結果。
ACLで、Jチームも勝てないチーム相手に健闘、との結果です。
復帰選手の増加による戦力向上局面で、キャンプで徹底しただろうフィジカルコンディションも、復帰した所の都倉選手直近リリース「・・本人のコンディション完成度は、50~60%」から、全体では「70%程度まで上昇」し、計画通り、順調に進行していますね。
ここから、戦術のブラッシュアップに弾みをつけ、2月25日「開幕戦からの5戦でのスタートダッシュ達成」を第1段階目標として進行ですね。
期待と応援の声を、キャンプ地へも届けましょう。
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