カレンダー
プロフィール
中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。
最新のエントリー
月別アーカイブ
リンク集
検索
2017年06月12日
さて、戦闘モードに入りましょう!!
このW杯予選リーグ休止明けの第15戦は、
「リーグ展開上のターニングポイント]となりそうな試合との想定。
全チーム、過酷日程での選手累積疲労を解消し、同時に故障・離脱選手の復帰時期も同一タイミングとして、選手層の大幅改善により、一気に戦力回復・向上での実戦試合となりました。
更に、好調チームは、益々ストロングポイントの強化を、不調チームは発生した課題・問題点を改善し、不調から一気に挽回とする準備を実践しています。
各チーム、対戦試合での「実戦力」は、ここで大きくランクアップしています。
コンサは、どうでしょうか。
「休止期間中での戦力アップ」も、J1リーグの進行では、他チームに劣後せず同様な「戦力アップ」結果を獲得していく事も、チームJ1化のためには絶対に負けられない闘いですが、残念ながら、練習方針・内容・TG、全て取り組みに劣後があり、「不調チームの一気に挽回」準備はほぼゼロでしょう。
次節以降、チーム戦力差は、拡大しているもの、との認識がポイントとなりますね。
では、本ブログテーマ;次戦相手;強豪・強敵「鹿島」のチーム点検です。
1.現状
2016J1王者~FIFAクラブW杯でレアルマドリツドに次ぐ準優勝で、世界第2位チームが、2017シーズン苦しんでいます。
まさかの
順位5位 勝点24(1位と6差)8勝0分5敗 17得点 15失点 得失差+2
このままをシーズン終了時に計算すると(上記×2.615倍・・)
勝点63 21勝0分13敗 45得点 40失点 得失差+5
2016 勝点59 18勝5分11敗 53得点 34失点 得失差+19
勝点+4 +3勝△5分△2敗 △8得点 +6失点 △14点
攻撃・守備が少しだけ低下し、好調チーム多数・混戦で、5位に順位低下。
同時並行のACL戦はリーグ戦敗退となり、石井監督電撃解任し、大岩監督へ交代。
その原因は、
中心選手の移籍流失、加入するも故障・離脱、の悪影響です。
クラブW杯準優勝を受け、今シーズン、リーグ戦・ACL戦のチャンピオンを目指す選手層を目指し、育成選手を中心にした「若くて、高能力の代表クラス」と「ベテランで経験値を加えた高能力の元代表クラス」を融合した強力選手層の構築を目指しました。
移籍流失では、柴崎の喪失は大きく影響するも、加入選手は、ペドロジュニオール・レオシルバ・レアンドロのJ1トップクラス・強烈・強力助っ人と懸案のGK曽ヶ端の代替、韓国代表GKクォンスンテをファンソッコ放出してまで獲得、加え、若手成長株のDF三竿・FW金森となり、代表クラス18選手の豊富な選手層を構築しました。
所が、ここに誤算が発生。先ずは、頼みのペジロジュニオールは、起用を重ねるも、ハイランク個人プレーと鹿島チームプレーとのズレがなかなか埋まりません。そこに、柴崎代替の、中盤支配の「レオシルバ」と守備の要日本代表MF・DF「遠藤」の重傷離脱が発生し、一気に攻守の組織性・プレーレベルの低下をきたらしたものでした。
しかし、それも6月14日で遠藤・7月14日でレオシルバが復帰し、解消時期はあと僅かで、その後の「反転攻勢」が約束されています。
2.戦術
システム戦術は、オートゾックス・攻守バランス型【4-4-2】のみで一貫。
個々選手マッチアップでの[勝ち]を積み上げ、チーム組織プレー・連動・連携へ繋げる戦術で、高能力選手起用と実践経験値を積み上げた連動チーム力により圧倒するスタイルで、特に、高い守備力による堅守とボール奪取からの攻守切り替えスピードは、J1屈指で、相手陣形整備前に得点決定機を創り出し、高い決定力の前線攻撃陣により、相手のなす術も無いまま得点獲得を重ねていくパターンにより、クラブW杯準優勝を勝ち取りました。速攻の破壊力、得点力は、リーグ随一のストロングポイントで、対戦では、最重要ポイントです。
ただし、ここ暫く、そのボール奪取と速攻起点のキーだったレオシルバを故障で喪失し、攻守に戦力低下を来たしていたのですね。7月に掛けて、復帰選手が続く中で、次節は、未だレオシルバの復帰は無く、尚、低下状態なのは、ラッキーですね。
3.項目別データ
①ボール支配率 53.2%、リーグ 6位で、二段階方式の支配率戦略が特徴です。
第1段階;低目位置に守備ラインを設定し、強力守備力により自陣でボール奪取。その局面では、相手にボール支配を委ねます。
第2段階;リーグ随一の攻守切り替えスピードで、前線スペースへの超精密ロングフィードとボランチ経由連続パス連動のショートカウンターで、ここからは、ボール支配し、多彩な攻撃を、展開します。その為、試合全体では支配率は高くありませんが、得点獲得機には、強烈なボール支配となる訳です。
しかし、試合毎=対戦相手毎に、上下し、更に直近4試合中、3試合は、49.7%~35.6%の低支配率の現状です。ここにも、レオシルバ喪失影響が表れています。
次戦コンサ相手では、平常鹿島なら高支配率の筈ですが、コンサと均衡の支配率も予想される所です。
②攻撃
得点7位 シュート2位 同枠内数7位 同決定率13位・・意外に低順位
パス数5位 同成功率3位 クロス数13位 同成功率5位
セットプレー数10位 同得点6位 クロス得点11位
各項目上位順位ですが、「決定率・クロス」が課題点。
特に、決定率は、ペトロジュニオールの改善がキーです。
③守備
失点9位 被攻撃回数16位 被シュート数1位 被決定率11位
セットプレー失点4位 クロス失点8位
堅守の筈が、意外な低順位となり、確かに守備力低下がデータ値に表れています。
被シュート数=「シュートエリアまでの守備力(前線~中盤)」は、リーグトップ、
一方、被決定率=シュート阻止率=「GK・DFの守備力」は、昨シーズンからの課題で、今シーズンも同数値て改善していません。今シーズン、4バックメンバーは昨年と全く同一の若々しい「昌子・植田・山本・大伍(西)」、GKを曽ヶ端放出し、韓国代表クォンスンテを新戦力とするも改善していません。
鹿島の「堅守」は「中盤支配=強烈ボール奪取力」を中軸とし、そこでのボール奪取からの強烈速攻となります。しかし、現在、その中心選手レオシルバの故障・離脱で、堅守が低下状態で、次戦でも復帰なく、ラッキーな展開です。
④基本項目
運動量15位 スプリント数12位 とリーグ水準より低レベル。
パススピードと運動量・スプリント数は反比例の典型です。
高いテクニックにより「ボールに走らせている」訳ですね。
コンサの運動量・スプリント数の多さの本当の理由が垣間見れる所ですね。
4.メンバー
14戦までで、起用選手数23名。リーグ平均起用数ですね。ACL戦もあり、他ACL参戦チームの様に、リーグ起用とACL起用に分離し、結果、リーグ戦起用数の減少とはなっていません。つまり、ターンオーバー型起用ではなく、混合型としています。
リーグ戦起用は、10試合以上13選手を中軸に、9~6試合3選手、5試合以下7名で、スタメンは固定化傾向で、累積疲労は集中・特定化で、コンディション不良、故障・離脱も懸念されますが、ACL敗退で、負の連鎖から脱却です。
何れにしても、日本代表・各国代表・元も含めて、15名のトップランク選手を保有し、リーグNo.1の選手層。
また、育成選手も多く、平均年齢順位は、26.9歳
リーグ順位は、
1位清水25.0-2位柏25.5-3位新潟26.8-4位鹿島とコンサ26.9歳
しかし、ACL参戦チームの中では、
鹿島26.9-浦和28.4-川崎27.5-G大阪27.6と、
強力選手での選手保有構築のため、ベテラン層の保有も多くなりがちの所、平均1歳以上若い選手構成で闘い、その結果、若く高成長性の「優秀選手」を育成し、その選手の急成長がチーム戦力の急成長となる戦略が成立しています。
つまり、「進めば進む程、益々戦力向上」しいてく体制が確立されているのですね。
コンサも理塑像の一つとして、大いに勉強させてもらえるチームです。
レオシルバの故障・離脱はあっても、代替選手も強烈で、何れにしても、強力選手により試合起用となます。「個々の闘い」では、負けてしまいます。連携・複数・組織プレーで対抗しかありませんね。
カレンダー
プロフィール
中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。
最新のエントリー
月別アーカイブ
リンク集
検索