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中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。

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~進化~ シーズン後半戦へ進め-1

2017年07月17日

皆さま、お久し振りです。しばらく、コンサの戦績降下とともに不調期でブログ更新停滞でしたが、中断期間で回復し復帰です。
よろしくお願い致します。

では、シーズン後半戦は既に「第18節大宮戦」を消化し、後半16試合です。
後半戦に当たり、コンサの戦績現況と課題・改善策を、
「シーズン後半戦へ進め」シリーズとして、把握・確認したいと思います。

本ブログでは、「その1」・・戦績確認です。
1.項目毎リーグ順位
①順位15位 勝点16 
②4勝(14位)・4分(8位)・10敗(15位) 
③得点16(14位)・失点28(13位)・得失差▲12(14位)
 勝利数と敗戦数が、順位15位の理由。引き分け数ではありません。
 同様、得点と失点数の両方が、順位15位の理由です。
〔攻撃〕
④得点14位-シュート数9位-枠内シュート数15位-決定率16位
 シュート数、つまりシュート機会=得点機会は中位で重点課題ではありません。
 課題は、「枠内数・決定率」ですが、更に厳密には、
  他での課題項目・指摘は全くありませんが、注目すべき項目があります。
  【枠内シュート決定率】=枠内シュートの中での決定率、です。
  コンサは、29.1%で、枠内シュート10本で、3本が得点となっている、
  とのデータ値で、リーグ順位は13位です。
  言い換えると、「ゴール枠内の得点となるターゲットを狙った成功率」で、
  【シュートターゲット成功率】となります。
  <多シュート数なのに、低決定率で低得点となる原因がこれ>で、
   チーム毎に大きな成功率の差が現出していて、
   チーム毎の課題認識・意識の差が根本原因です。
   選手個々の差も、選手個別の認識・取り組みの差が原因ですね。
   ちょっと寄り道で、他チーム数値は、
    1位 46.3% G大阪(得点4位、シュート数11位、決定率4位)
    2位 44.8% 浦和 (得点1位、シュート数 1位、決定率8位)
    3位 42.9% 川崎 (得点3位、シュート数10位、決定率3位)
    4位 41.8% 鹿島 (得点5位、シュート数 6位、決定率9位)
    5位 41.0% 磐田 (得点7位、シュート数12位、決定率6位)
     ~
    12位 29.1% 横浜F(得点9位、シュート数13位、決定率8位)
    12位   同   コンサ(得点14位、シュート数 9位、決定率16位)
    14位 28.8% 清水 (得点11位、シュート数 7位、決定率13位)
     文字通り、枠内シュート決定率は、シュートの効率性と質そのもので、
     順位直結の得点順位上昇のためには、最重要課題で、
     チーム毎の取組の差が、順位上位との差の真髄そのものですね。
⑤パス数17位-同成功率15位-クロス数4位-同成功率6位-同得点10位
⑥セットプレー数14位-同得点6位
  パスは、成功率の低さ=ボールロスト数の多さが大課題で、
    攻撃の停止回数と、相手に攻撃機会を渡す失点リスクの元凶です。
    原因は、通常は、パステクニックとパス選択判断の2つですが、
    コンサは、【著しく低レベルのパス判断】が70%、
     【低レベルのパス精度とスピード】が30%で、
     選手個々の問題ではなく、【練習の内容・質】が問題です。
  クロスとセツトプレーは、シーズン当初のトップレベルから急低下していますが、
    選手固有能力・プレーは、依然として高レベルで、
    トップレベル復帰可能のストロングポイントです。
〔守備〕
⑦失点13位-被シュート数8位-被シュート決定率14位
  今シーズンの超守備型システムが、
   効果的となり現在数値に止まっているのか、
   実はほとんど機能せず現在数値なのか、 は、難しい問題ですね。
   J1の「速さ・強さ・賢さ」への守備・防御対策と
   昨シーズンの守備の中軸の「増川」を欠いた選手層 からは、
   より守備的な「組織対応」として「現行システム採用」を戦略判断。
   しかし、長時間となってしまう守備時間からは、
    ・選手スタミナ・フィジカルがもたず、後半にガス欠となり、
     寄せのタイミング・スピード・強さの大幅低下、守備ライン低下で、
     11節~18節は起用選手も原因に重なり、
     なんと前半30分過ぎ~45分が最失点タイム、更に、
     選手交代は大半が後半75分過ぎと交代時期は大遅延し、それまでの
     後半開始~75分も最失点タイムで、計45分の試合半分もの長大時間、
     ガス欠に陥った「低レベルフィジカル状態」となっています。
      1節~10節 
       時間帯~15分-2得点2失点 ~30分-1得点2失点
          ~45分-2得点2失点 ~60分-2得点4失点
          ~75分-1得点4失点 ~90分-1得点1失点
      11節~18節
          ~15分-2得点2失点 ~30分-0得点1失点
          ~45分-0得点4失点 ~60分-0得点2失点
          ~75分-1得点1失点 ~90分-2得点3失点
             
    ・短時間の攻撃時間は、当然、単発的・一発屋型攻撃にしかなりません。
     攻撃力は、攻撃内容と質に正比例ですが、
     攻撃回数とそのための攻撃時間はその前提です。
     【攻撃時間の拡大】が、攻撃は当然、守備のためにも重要課題です。
〔試合展開・基本〕
⑧支配率14位
⑨運動量3位-スプリント回数16位
  攻撃時間には「ボール保持」をしており、低いボール支配率=少攻撃時間です。
   しかし、支配率は、パス数と相関しますね。
   つまり、ボール保持は、選手個人で持っていられる訳ではなく,
   チームとして、組織として保持であり、実際は、パス交換の継続回数・時間。
   結果、コンサが支配率改善をするためには、
    パス回数の急増=パス交換連続数拡大=パス成功率大幅改善。
    そのための前提が、パス交換を有利にするためのシステム・陣形で、
    結局、システム・戦術・個々選手プレーの総入れ替えしかあり得ません。
    そんなトライの成功確率はほとんど無く、
    つまり、【支配率改善は、当面、絶対不可能】です。
  運動量の3位は、乏しいパス交換の代替に、人が走る、という事ですが、
   当然「ボールを走らせる方が、スタミナは永遠に失われず、スピードも速い」。
   実は、最悪の数値でもあるのです。
   運動量は、プレーのために必要な程度に止め、不必要なスタミナ喪失は、
   プレー精度・質を下げる効果しか無く、リーグ水準程度で充分です。
  問題は、著しく劣後のスプリント数です。
   ボールや選手への寄せと奪取、相手に先行するポジショニングのための
   必須条件で、コンサでは、高レベル一部選手と他選手との差が甚だしく、
   肉体・身体フィジカルが原因なら兎も角、
   個々選手の、意識・認識が主因で、未開発・未着手の練習方針・内容が元凶。

 以上 18節までの戦績数値による分析・確認でした。
    如何でしたか。 
   あらためて確認すると、認識済み課題・問題点も多いですが、
   【枠内シュート決定率=ゴール枠内ターゲット成功率】の様に、
    見落としていた新課題も発見でき、良かったです。
  
   
   


post by yuukun0617

20:36

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