カレンダー
プロフィール
中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。
最新のエントリー
月別アーカイブ
リンク集
検索
2017年07月20日
前ブログで、戦績からの課題確認を行い、以下の課題が明確となりました。
①順位15位・勝点16②4勝(14位)4分(8位)10敗(15位)
③得点16(14位)・失点28(13位)・得失差▲12(14位)
◎勝利数と敗戦数が順位15位の理由。引き分け数不足ではありません。
◎同様、得点と失点数の両方が順位15位の理由で、プレー・試合評価の目標。
〔攻撃〕
④得点14位-シュート数9位-枠内シュート数15位-決定率16位
◎課題は、「枠内数・決定率」ですが、更に厳密には、
◎【枠内シュート決定率】=枠内シュートの中での決定率コンサ29.1%
「ゴール枠内ターゲットを狙った成功率」で【シュートターゲット成功率】チーム毎の課題認識・意識の差が根本原因で、現選手個々の差は選手個別の認識・取り組みの差が原因。
⑤パス数17位-同成功率15位-クロス数4位-同成功率6位-同得点10位
◎パスは、成功率の低さ=ボールロスト数の多さが大課題で、攻撃の停止回数と、相手に攻撃機会を渡す失点リスクの元凶です。
原因は、【著しく低レベルのパス判断】が70%、【低レベルのパス精度とスピード】が30%で、選手個々の問題ではなく、【練習の内容・質】が問題です。
〔守備〕
⑦失点13位-被シュート数8位-被シュート決定率14位
「被シュート数」は「シュート機会数」で、「シュート前までの守備力」(前線~アンカー・ボランチ)を、「被シュート決定率」は、「シュート阻止率」で、「シュートブロック力(DF・GKの最終守備ライン)を意味します。コンサ守備の課題が、シュート機会・シュート阻止である事が明らかにされていますね。
◎今シーズン、J1の「速さ・強さ・賢さ」への守備・防御対策と昨シーズンの守備の中軸の「増川」を欠いた選手層から、より守備的な「現行システム採用」を戦略判断。しかし、長時間守備時間となり、選手スタミナ・フィジカルがもたず、後半にガス欠で、寄せのタイミング・スピード・強さの大幅低下、守備ライン低下で、前半30分過ぎ~45分、更に、選手交代までの後半開始~75分が最失点タイムで、計45分の試合半分もの長大時間、ガス欠に陥った「低レベルフィジカル状態」となっています。フィジカルによる失点パターンです。
◎攻撃時間は、攻撃力はその前提で、【攻撃時間の拡大】が、攻撃は当然、守備のためにも重要課題。
〔試合展開・基本〕
⑧支配率14位
⑨運動量3位-スプリント回数16位
◎攻撃時間=ボール保持タイムで、低いボール支配率=少攻撃時間。
支配率は、パス数と相関し、チーム・組織として、パス交換の継続回数・時間。
そのため、コンサが支配率改善には、パス回数の急増=パス交換連続数拡大=パス成功率大幅改善。その前提が、パス交換を有利にするためのシステム・陣形で、システム・戦術・個々選手プレーの総入れ替えしかあり得ません。
支配率根本改善は、当面、絶対不可能で、可能な対応は【守備陣形布陣位置を上げ、パス交換位置を上げて、より短距離にする】程度しかありませんね。でもこれだけでも、支配率は5%程度上昇できますね。
◎運動量は、プレーのために必要な程度に止め、不必要なスタミナ喪失は、プレー精度・質を下げる効果しか無く、リーグ水準程度で充分。
◎重要課題は、著しく劣後のスプリント数で、ボールや選手への寄せと奪取、相手に先行するポジショニングのための必須条件で、現状、高レベル一部選手と他選手との差が甚だしく、個々選手の、意識・認識が主因で、未開発・未着手の練習方針・内容が元凶。
10項目が戦績データから出て来た課題でした。
課題の次からは、<課題⇒改善策⇒改善方法と改善実践⇒戦略・戦術策定⇒そのための選手起用策>の展開です。
その前に、もう少しだけ検証すべき内容が、戦術・システムの検証です。
コンサは、大看板「堅守・速攻」戦術、の筈ですね。
超守備型システム「3-3-2-2」本当の顔は、「5-3-2」のアンカー・3ボランチですね。
<自陣ゴール前の全スペースにあらかじめ自選手が布陣し、相手ボール支配・攻撃に対する守備に徹し、その中でのボール奪取から、超ロングカウンターを仕掛け、実際は少人数攻撃陣のため得点に至らず、その派生のセットプレイで少数得点を図る>との戦術でした。
しかし、現実シーズンの中、
「堅守」は、全スペースを埋めている筈ですが、敵複数の連係プレー攻撃の「揺さぶり」で、簡単にギャップ・スペースを作られ、また、周囲のカバーの遅れ・穴から、大量失点でリーグ14位に低迷です。選手個々のポジショニング意識・認識面が原因で、その改善への未対応・未対策が主因で、選手・監督コーチのW戦犯。
結果、
◎シーズン戦略の【<最少失点・少数得点>でのバランス成立により、1試合1勝ち点(引き分け相当)獲得】は、大前提の「最少失点」が見事に失敗し、降格圏争奪チームに常駐の現状となっているのですね。
一方、
「速攻」は、リーグ最少の攻撃陣(他には、甲府だけ)ですので、
◎速攻の形にもならず、実際は「遅攻」しか出来ていません。
Football LABで、最新現状データがリリースされています。
コンサは、
セツトプレー攻撃-6位、
左サイド攻撃-1位、中央攻撃-16位、右サイド攻撃-18位、
ショートカウンター13位・そのシュート率11.9%17位、
ロングカウンター-11位・そのシュート率13.2%17位、
敵陣内支配率15位、自陣内支配率17位
◎セツトプレーは、リーグ上位で、名プレスキッカー福森・ターゲット都倉・ジュリーニョ・ヘイスの高ランクプレーがその理由。
◎サイドは、左サイドしか有効ではありませんでした。右サイド活性化は当面課題。
しかし、中央突破は、リーグ最低レベルしか攻撃力がありませんでした。
◎カウンターは、ショート・ロングともに、一見リーグ中位の様ですが、実はシュートに到達する成功率は、リーグ最下位で、【速攻にはなっておらず、到底シュート・得点にはならない】現実です。
◎支配率は、敵陣だけでなく、自陣内でもリーグ最低で、
自陣でも敵に試合コントロールを渡している、現実まで転落しています。
「堅守・速攻:3-3-2-2」システム戦術は、失敗です。
しかし、一気に大幅システム変更を成功させる時間も方法もありません。
◎戦術・システムにも、現実的な有効な打開策が必要です。
では改善策策定を 次ブログで 確認してみましょう。
カレンダー
プロフィール
中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。
最新のエントリー
月別アーカイブ
リンク集
検索