カレンダー

プロフィール

中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。

最新のエントリー

月別アーカイブ

リンク集

検索

~進化~ シーズン後半戦へ進め-4完

2017年07月24日

「~進化~ シーズン後半戦へ進め」シリーズも第4章完とまとめとなりました。
最終章は、選手起用と試合展開について、です。

過去3ブログで、戦績からの課題発見・確認~改善策策定と進み、直前ブログで、
◎システム戦術進化;【堅守・速攻】戦術再獲得・【3-3-1-1-1-1】の「3バック・1アンカー・3列-3.5列-4列‐4.5列に左右ジグザクにボランチ・インサイドハーフ兼トップ下・シャドー・1トップの現システムの変形陣形」(見方によっては、「3-3-2-2」にも、「3-3-1-3」にも見える布陣ですね。)
◎陣形布陣位置(DFライン);【38~40m】・・現在平均より3~5m上昇
◎攻守切り換えから、ショート・ロングカウンター、敵ギャップ・スペースを突いたサイド+中央突破、ストロングポイントのセットプレー攻撃の復活・活性化
◎パス成功率アップと攻撃時間拡大と低フィジカルの改善での前半30分~後半75分の45分時間帯低フィジカル失点パターン改善
◎練習;効果の高い適正内容・改善成果となる方法 が要約ポイントでした。

1.では、選手起用法です。
選手起用の大原則を確認しておきましょう。
【起用選手の選択基準は、システム戦術を最大に実現する選手】です。
あくまでも、「チームで共有した統一戦術」の最良実現選手ですね。
そのための「選手固有能力発揮」の最大値となる組み合わせ選択が、最適正選手選択です。
そのため、各ポジションで求められる役割・能力の設定と明示が、前提となりますね。

では、上述システム【3-3-1-1-1-1】で設定しましょう。(GK側から)

第1列;3DF 〔守備〕シュート機会と失点阻止の守備力(賢さ・予測力・ポジショニング・高さ・強さ・高さ・スタミナ+あったらスピード・テクニック・キャプテンシー)
〔攻撃〕賢さ、運動量、攻撃起点力ロングカウンターのフィード力、ショートカウンターのパス力、セットプレーでの空中戦支配力

第2列;両サイドハーフ 〔守備〕5バックで最終ラインを形成する事から、敵味方プレイ予測力、より速いリスク管理力からのポジショニング、攻守共により速い上下動のための運動量とスプリント力、敵サイドからの侵入阻止とパス供給阻止とボール奪取の守備力
〔攻撃〕攻守切り換えでのカウンターでのもサイドスペースへの侵入・突破、最前線へのアシスト・クロス役で、より速く積極的な予測力、スプリントのスピード・反復力、パストラップと高精度・速く・強いパスキック力
アンカー(A) 〔守備〕中盤の底のポジションに留まり、バイタルスペースのエリアカバーの専任役で、同時に、攻守共にDFとMF・FWとのボール中継役。最重要能力は、プレイ予測力と適格なポジショニングでエリアカバーの成否に直結する能力、またカバーエリアを大きなものと出来るのか、小さくしかならないかは、運動量の豊富さ次第。高さ・強さ・ボール奪取力。 
〔攻撃〕DFとMF・FWとの中継役=ゲームメイカー・攻撃起点パス供給役が主役割。合わせて、ロング・ミドルシュートでの攻撃参加力。 最短での最適攻撃経路判断力、プレイ予測力、高精度・速く・強い 長・短パス力。

第3列;RDMF 〔守備〕アンカー前の右ミドルエリアカバー。中盤での相手パス・侵入突破阻止、ボール奪取の追い込み・奪取役。カバーエリアの縦・横への大きさは、運動量の豊富さ次第で、各ポジションエリアカバーが重なるためには豊富な運動量選手が必要。プレイ予測力、強靭なタイトチェック力、ボール奪取力、適格なポジショニング。
〔攻撃〕ショートカウンター・中央突破・右サイド攻撃 での連携パス交換・スルーパス役、前線への3列目からの飛出し攻撃参加役。 高いプレイ予測力、高精度・速く・強いスルーパス・パス力、飛出しの攻撃参加でのスプリントの速さ・相手スペースへの侵入。

第3.5列;LAMF(トップ下) 〔守備〕中盤の相手パス交換の阻止・ボール奪取の追い込み役、前線守備からショートカウンターの第1順位守備主役。プレイ予測力、速く・強いタイトチェック力により相手パス供給でのパス選択先抑制・阻止力。そのため豊富な運動力・強靭な体幹。
〔攻撃〕前線へのラストパス・スルーパスのパサー・最前線ゲームメーカー役と、前線へのフィードの受け手・シュートチャンスでの積極果敢シュートストライカー役。素早く正確なプレイ予測力、独創的なゲ-ムメイク力、高精度・速く・強いパス力、高決定率シュート力(特に、高いシュートターゲット成功率)、ポスト役のためのフィードトラップ力・キープ力。

第4例;RSFW(シャドーストライカー)
第4.5列;LTFW(1トップ)
〔守備〕前線からの守備力。パス供給元へのタイトチェックで、ボール奪取・パス供給先の抑制役。 プレイ予測力、タイトチェック力、そのための豊富な運動量。
〔攻撃〕攻撃のクローザー、ポスト、ラストパサー役。素早く・高精度のプレイ予測力と創造性の高いゲームメイク力、高い決定力(高シュートターゲット成功率)、ポストターゲットのトラップ・ボールコントロール・パス供給力、スペース飛出しのスピード・創造性とラストパス力、セットプレーターゲットとしての高さ・支配力。

以上の通り、どのポジションも、攻守共に、多項目・高レベルの役割とそのための能力が必要となり、言い換えれば、どの能力を有するどの選手を選択するかにより、戦術上の役割のプレイ遂行度と効果が決定されるものとなりますね。

候補選手です。シーズン前のチーム点検の中で、各選手の個別能力を詳細に確認しましたが、本ブログでは、上記必要条件の中で、総合値の順番で記載してみます「-」一定レベル以上、「・」一定レベル以下
第1列
(DF)  増川(9月初復帰予定)-横山-福森-菊地-河合・(宮澤)・ミンテ・進藤
第2列
(RSH) マセード-早坂・石井・荒野・ミンテ・上原
(LSH) -田中-福森-早坂・石井・荒野・上原
(A)   稲本-宮澤-荒野-横山-菊地・ミンテ・前 
第3列
(RDMF)稲本-兵藤-宮澤-荒野・菅
第3.5列
(LAMF)ヘイス-兵藤-小野-チャナティップ-都倉-内村-荒野
第4列
(RSFW)都倉-ヘイス-チャナティップ-内村・早坂・上原
第4.5列
(LTFW)ジェイ-都倉-ヘイス-内村-・原
第一順位でシステム形式で記載すると、

      ジェイ
             都倉
     ヘイス
            兵藤
  菅     稲本      マセード
     福森      菊地
         横山
        ソンユン      となります。

ジェイ・チャナティップの加入に伴い、今シーズンの外国籍選手起用では注意点が発生しました。今シーズンより、外国籍選手登録枠は「5枠」に拡大されましたが、試合起用は、「外国籍選手3名+AFC枠か提携国枠どちらかで1名」と限定されました。
コンサでは、
・外国籍枠・・ヘイス・ジュリーニョ・マセード・ミンテ
・AFC枠・・ソンユン(ミンテと交換しても可)  の5名
 でしたが、
・外国籍枠・・ジェイ
・提携国枠・・チャナティップ が加入・合流しま、その代替策として、ジュリーニョの故障離脱からチーム登録抹消し、
・外国籍・・ジェイ・ヘイス・マセード・ミンテ・ソンユン
・提携国・・チャナティップ 6名チーム登録としましたが、

試合起用は、「外国籍3名+AFCか提携国で1名」までで、
GKソンユンが決定とすると、
「AFCソンユン」+「外国籍3名」しか起用法はありません。
その外国籍対象は「ジェイ・ヘイス・マセード・チャナティップ・ミンテ」の5名の中から、「3名のみ選択」となります。
結果、ジェイ・ヘイス・マセードをスタメン起用する限り、チャナティップ・ミンテは試合登録も出来ない訳で、スタメン候補がフィジカル低下等となった場合のバックアップメンバーとしかならず、特にチャナティップの試合途中の切り札起用は不能となってしまいます。
ジェイ・ヘイスが好調の場合は、マセードとチャナティップの試合登録の選択ですね。

2.試合展開
18節までの平均的試合展開は、
試合開始~ 15分 高目の守備ライン・高い選手スプリント数と運動量・積極的攻守姿勢
30分 ~ 75分 45分間の試合半分時間帯、フィジカル低下で、スプリント・運動量低下、守備ライン低下、守勢一辺倒で消極姿勢で失点タイム
75分 ~ 90分 失点・敗勢を挽回のため、選手交代・攻勢態勢とするも逆失点も。
でしたが、

時間帯「30分~75分(45分間)」に大問題があり、
①消極姿勢:試合コントロール放棄
②プレイの量が急低下し、意識・質のレベル低下
③低い試合展開の打開意欲から、極度に遅い「選手交代・戦術変更」の75分時点集中

チーム戦術・試合コントロールで、監督の指揮官の問題と、
選手フィジカル低下の試合プレイ直結・連動の課題です。
30分時点での戦術指示・選手交代検討、
45分後半開始時での同対応、
60分時点での同対応 で、試合コントロールのベンチワーク。

あくまでも、全選手60分時点まで全力プレーの維持・実践を実行し、45~60分で選手交代2名まで完了しておく。【60分まで積極姿勢を維持・継続する展開】です。

試合展開・試合コントロール力の改善です。




post by yuukun0617

12:21

コメント(2)

この記事に対するコメント一覧

Tinker

Re:~進化~ シーズン後半戦へ進め-4完

2017/07/24 14:20

提携国枠は日本人と同じ扱い(登録、出場とも)に変更になっています よってチャナティップは普通に出場可 ソンユン、ミンテ、ジェイ、マセード、ヘイスのうち 1人がベンチ外が正しいかと あとジュリーニョの抹消はジェイ加入の結果でチャナティップは関係ないです

SアンドM

Re:~進化~ シーズン後半戦へ進め-4完

2017/07/24 17:18

 コメントを書こうと思ったら先に Tinkerさんに書かれていたか。  とにかくチャナティップは日本人枠。外国人枠ではない。 調べてから書いた方がいいよ。

コメントする