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中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。

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~進化~ ミシャ戦術のコンサ式進化

2018年03月22日

リーグ中断期間中、
チームは、
①戦術の再確認と徹底整備の総論、
②選手コンディションアップ
③選手個々の戦術理解バラツキの是正の各論 を追求中。
 中断明けには、
シーズンスターダッシュ成功組はよりストロングポイント強化、
逆に、失敗組は応急改善で戦力整備、
で「より戦力アップ」して再開です。

「再開後の4試合でシーズンポジションが一旦決定」し、
そこで劣後したチームは、下位・降格圏争い、
連勝を獲得したチームが、上位・チャンピオンとACL圏争奪戦、
一進一退チームは、リーグ中位となり、上位グループへの突入か、下位グループへの転落かを争う展開です。

そのための「準備・整備」が、今、ミシャコンサの取り組み・闘いです。

今回ブログでは、リーグ戦を経て、ミシャ戦術が変化している点に注目したいと思います。

1.ミシャ戦術基本版
 ミシャ戦術のポイントを記載します。(数回掲載していますね。再確認で...)

【目指すサッカースタイル】
 システムは【3-4-2-1】。
 ①攻撃的サッカー・守備にリスクを掛けてまで行う「攻撃型サッカー」
 ②GK・DFからパスを繋ぐ「モダンサッカー」
 ③オシムと同じコンセプト「考えて走るサッカー」
 ④「仕事」との表現の「相手に合わせた守備的サッカー」も使用
【特殊型戦術】
 ⑤「可変DFライン」・・登録はDF3人・3バック、状況により2バック・4バック・5バックとDFライン枚数が可変。DFライン構成ポジションも可変。--「考えて走るサッカー」を選手が消化し、選手間コミュニケーションの中で、発見・産出の戦術
 ⑥「5トップ」・・登録は1トップ・2シャドー、攻撃時は、+両サイドWG=5人。--ミシャアイデア+選手間コミュニケーションで産まれた戦術。
【有効な戦術対抗策】
 ⑦結論から言うと、決定的な対抗戦術は未だ発見できていません。Jリーグに登場してから、11年間となり未だ「リーグに莫大な影響を与え続けている」優秀な戦術です。
唯一、有効対策とされているのが,
「完全同型システムのミラーゲーム」戦術の対抗策です。
しかし、「試合は潰し合い・膠着状態で、引き分け続出」と、「勝ち点1のみ」の単純手段しかありません。
 ⑧懸念点 ただ、浦和や広島でも発生の「キー選手に集中起用」による「選手故障・コンディション低下離脱」と「優秀選手の移籍・流失」との「戦術理解の中核選手の喪失」は、致命的なダメージとなります。つまり、戦術実践度の急低下となり、「リスク要因のカウンターによる大量失点」で敗戦続出となります。しかし、これは、「SUB選手のレベルアップ・育成」と「コンディション調整」「選手流失防止・阻止」で回避出来るものです。

あらためて、再確認し、現在実戦と対比すると...

2.コンサ進化系ミシャ戦術

現状確認・点検です。
①攻撃型サッカー②GK・DFからビルドアップ「モダンサッカー」③「考えて走るサッカー」は、完全に実践。
④「相手に合わせた守備型サッカー」は未だ実施機会はない段階として保留。
特殊性の
⑤「可変DFライン」と⑥「5トップ」は当初と相違し、変化しました。
この2ポイントが、「コンサ流進化」となったポイントで、本ブログのメインテーマとなります。後程、詳細に点検したいと思います。
対抗戦術の
⑦は、唯一の有効対策「同システム・同型でのミラーゲーム」戦術の実戦が、前節「長崎戦」でした。
ロスタイム弾での劇的・辛勝で勝ち点3獲得となりましたが、
実際、パス数(前試合比)△138本・クロス数(同)△13本・30m侵入数(同)△13回と、攻撃プレイを低下されました。
しかし、当然相手長崎はそれ以下で、その相対比で、勝利獲得大とのプレイ数値ではあり、結果、初勝利獲得とはなりました。
しかし、「同システム・同型でのミラーゲーム」戦術は、今後も、要注意との結果ですね。
懸念点の
⑧「中核選手喪失リスク」は、「宮澤」の離脱を皮切りに、「三好・ジェイ・福森・チャナ・深井・・・」の「全体練習離脱」等で、リスクが急拡大しそうな局面もありましたが、「若手選手でのリカバリーの速さ」もあり、大事に至らず、「宮澤」も全練習復帰し、コンディションアップし、リーグ中断明けには、「河合・菊地」以外は、フルメンバーとなり、順調にシーズン展開中です。

では、⑤「可変DFライン」と⑥「5トップ」について。
(コンサ式への進化の過程・経緯)
当然、ミシャは、当初、ミシャ戦術の基本形で、そのキーポイントの
⑤「可変DFライン」と⑥「5トップ」をコンサに当てはめました。
しかし、選手の能力・適正とポジション必要能力と合致選手は、
当初、駒井とやっと三好の2選手のみでしたが、試合形式キャンプトレーニングで、ジェイ・チャナティップ・菅・ミンテ・福森、やや遅れて、兵藤・進藤・宮澤・菅野の11名に到達し、シーズンINとなりました。
しかし、初戦・第1節での「戦術実践手応え十分な敗戦」を契機に、敗戦理由の「失点」原因が、「個々選手のミスプレイ」という「個々能力」にあり、第2節・3節の大量失点での原因分析から、「戦術」をコンサ式に進化させたものです。
(コンサ式ミシャ戦術)
ポイントを箇条書きすると
・状況により2バック・4バック・5バックとDFライン枚数が可変、の「2バック」を「2バック+スイーパー」に進化。
・5トップ、を2「トップ」+3「1.5列」型に進化。

現スタメン選手のシステム図で解説します。

【基本形】 =3-4-2-1=
        ジェイ
     チャナ     三好  
   菅   宮沢  深井   駒井
      福森 ミンテ 進藤
        ソンユン
  ⇓
【相手攻撃・守備時】
      =5-4-1=
        ジェイ
   チャナ 宮沢  深井  三好
  菅  福森  ミンテ  進藤  駒井
         ソンユン      
  ⇓
【ボール奪取からの切り替え・カウンターチャンス】
      =3-2-2-3=

    チャナ ジェイ 三好      シャド ↑トップ
  菅             駒井  サイド →↑スプリント
       宮沢  深井
   福森    ミンテ    進藤  ⇔ ロング・ショート起点パス
        ソンユン 
  ⇓
【陣型前進し、攻撃態勢①】
      =4-1-3-2=

        ジェイ 三好
  菅  チャナ        駒井  チャナ 1.5列目にダウン
         深井         1ボランチ
  福森  宮沢    ミンテ  進藤 宮沢DFラインへダウン
        ソンユン
  ⇓
【攻勢、攻撃態勢②】・・ここでのプレイミスで失点多発
      =1-2-2-1-4=
  菅     ジェイ 三好  駒井  4トップ
     チャナ            チャナ 1.5列目
   福森          進藤   RLDF↑スルー・サイドセチェンジパス
       宮沢   深井      ボランチDFライン
         ミンテ        スイパーでリスク対策
         ソンユン 

基本形⇒攻守切り替え・カウンター⇒攻勢態勢①までは、ミシャ戦術そのものです。
しかし、次段階の攻撃態勢②で、ミスプレイでのボールロストから、2DFラインの薄さを突かれ、相手チームのカウンターを受け、大量失点となりました。
 失点パターンは、
「コンサ攻勢局面、ミスプレイから想定外のボールロスト」から、
相手チーム攻撃陣のカウンター・侵入・突破を受け、DF陣からGKまでの大きなスペースで、2枚のDF選手数のため、数的優位やフリースペースを突かれ、DF陣が追いかける状態での「1対1守備」を突破され、
GK直前での決定機となるものです。
 そのため、攻撃態勢②での、最終守備ライン兼ボール廻しの起点の後ろに、スイーパーを置き、ボール廻し中のカウンターをDFラインのボランチ2選手と連携しリスク対策とするものです。
 更に、ボランチが2名ともDFラインとなるため、攻撃手段を多彩とするため、ボール廻しの敵陣内パス交換役として、チャナティップを1.5列目に下げ、敵陣内縦パスの受け手・展開パサー役として、大活躍し始めた所です。 

攻撃態勢②段階での、
●チャナティップのポジションと役割
●ミンテ のスイーパー がミシャの工夫です。

リアリストでもあるミシャは、チーム選手により、戦術を変化させ、チームとの適合性を高める取り組み・トライをし続けています。

「ミシャ戦術」はこの時点で、「コンサ式ミシャ戦術」に進化しています。   


post by yuukun0617

22:15

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