カレンダー

プロフィール

中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。

最新のエントリー

月別アーカイブ

リンク集

検索

〜進化〜 第6節対戦チーム点検・コンサ戦術・試合展開・メンバー予想

2019年04月04日

さて、あと丸一日で、連敗脱出を賭ける第6節・大分戦。
今シーズン目標=リーグ上位・3位以上の達成のためには、中断期間開け第5節~第14節広島戦まで「10試合で【勝ち点21】が必須で、7勝3敗、または、6勝3分1敗」しかありませんでした。
6勝であれば、唯一許される一敗を最初の第5節名古屋戦・ゲームで喪失、7勝でも、3敗しか許されない所の一敗をしてしまった事となります。
このため、次戦・大分戦での勝利獲得は、リーグ目標達成のためには「絶対・必須条件」で、第6節にして、第1関門・分岐点が到来、との事です。
<シーズン・序盤の一戦>という甘い試合ではない、という事です。
【この勝利が無ければ、リーグ上位は遠い目標と逃げてしまう】という事です。
そんな価値の高い・重要試合、との認識・理解は、かなり乏しく、サポーター・マスコミリリース共に、甘過ぎ、リーグ目標を本当に、真剣に追及するのなら問題です。
この甘さは「選手・チームスタッフに直結・波及」します。
そして、試合の実戦プレイに直結です。
【危機感・とことん真剣に第6節!!】ですね。

では、対戦チーム点検、対するコンサの戦術・試合展開・メンバーを予想しましょう。
1.対戦チーム 大分現況
今・2019シーズン
順位6位 勝点9  3勝0分 2敗 6得点  4失点 得失差2
平均/試合 1.8 勝率60%   1.2点  0.8点  0.4       
2018シーズン
J22位  76 23勝7分12敗76得点 51失点 得失差25
平均/試合 1.8   54%  1.8点  1.2点  0.5   
(コンサ)
( 13位   6  2勝0分3敗  8得点 11失点 得失差-3)
(平均/試合 1.2   40%  1.6点  2.2点  -1.6)
※2018・J2屈指の高勝率を誇る「得点力最高の攻撃型チーム」で、J1へ昇格、そのチームカラーを一切の妥協無く、チャレンジ精神の固まり、チーム一丸のチームコミュニケーション力で、J1でも、同一チームスタイル・コンセプトで勝負し、今シーズン・J1でも、驚きの上位ポジションを獲得しました。
特筆は、得点力で、J1昇格の2018シーズン得点[76点]は、2016(コンサ65・)清水85、2017名古屋85に次ぐ高得点値との「高レベル力」で、今シーズン・J1でも通用し、炸裂しています。
第5節の試合項目毎データをコンサと対比してみます。
攻撃項目
チーム 得点 シュート数 枠内数 決定率 30m進入数 パス数 成功率 クロス 成功率
大分   0   7本   0本   0%   51回   801本  88.8%  13本 30.8%  
コンサ  0  13本   3本   0%   40回   428本  73.4%  17本  35.3%
※パス数は、コンサの2倍レベルで「完全パスサッカー戦術チーム」です。ビルドアップからの連続ショートバス交換と、サイドへの転換により、サイドのクロス攻撃もストロングポイントです。
※前節は、コンサは名古屋に完敗でしたが、大分は、広島と完全同システムマッチアップとなり、攻撃のパス交換は、自陣では高成功率でしたが、広島陣でのブロック守備により、ラストパスをカットされ、シュート場面・決定機は激減となりました。前々節までは高い決定力で得点を確実に獲得しましたが、広島の最終ライン守備は突破出来ず、攻撃停止で、敗戦必至となったものでした。
守備項目
チーム 失点 被シュート数 被決定率 タツクル クリア パスカット 支配率 走行距離 スプリント
大分  1点    5本   20.0%   12   18  3回   64.7% 118km 184回  
コンサ 4点   21本   14.3%   19   19  3回   45.8% 117km 186回
※前節は同じ敗戦でも、全く相違する内容・意味を被シュート数が証明しています。大分は、大分7本Vs広島5本で、両チーム共に極端に少ないシュート数となっていますが、この事こそが、相手ゴール付近でのパス交換・攻撃は停止・阻止され、決定機=シュート機会を激減させた「超均衡・緊迫試合」であった事を証明します。対して、コンサ13本Vs名古屋21本は、特に、コンサゴール付近でのラストパス=決定機=シュート機会を全く停止・阻止出来ず、名古屋の自在なシュートを許し大量失点に至った、との事を証明してしまいます。
大分は、広島の攻撃を阻止し、唯一の広島決定機にパス交換を許し失点した敗戦で、「中盤~終盤ライン守備力」を示しています。
コンサは「前線~中盤~最終盤全てでの守備崩壊」となったものでした。しかし、その原因こそが、基本である「パス交換・成功率」の極度の低迷・ミス多発により、ボールロスト~相手ボール奪取からのカウンターとの「自滅パターン」でした。

つまり【パス成功率の低さ=パス交換停止によるパス数減少】のW減少が全ての元凶という事でした。

大分の戦術は、
基本【3-4ー2ー1】と、相手チームや試合中の改善策としての【3ー4ー1ー2】を併用しています。

攻撃項目はパス項目以外は全項目、守備項目は被シュート数以外は全項目、走行距離・スプリント数も本当に同数値、フォーメーション・パス戦術まで同一で、実は、Jリーグで「コンサらに最似チーム」です。
流石に、ミシャ戦術の真髄・システム可変はありませんが、「守備時ブロック守備、攻撃型パス戦術、多彩攻撃パターン」は同一で、選手起用も「特定有力・中核選手の起用」ではなく、「チームプレーによる戦力構築・形成型」で、近時ではその中からのHERO・活躍選手も出て来ましたが、基本戦略は「チームにスターは要らない」とのミシャと同じ戦略です。

この類似・相似スタイルは、当たり前ですね。監督片野坂は、元サンフレッチェの生え抜きSBで、指導者は大分から始まり、G大阪コーチの後、2010年サンフレッチェ広島のコーチに就任、2012・13のリーグ制覇。この時の広島監督がミシャで、ミシャチルドレン・ミシャ戦術の信奉者ですね。

という事で、次節大分戦は「師弟対決」という事で、コンサ式ミシャ戦術Vs片野坂導入大分ミシャ戦術の闘いです。
マスコミにはあまり注目・リリースがありませんが、新旧、本家・分家対決です。
片野坂・大分ミシャ戦術は、2016・J3導入、「経験値3年目」対して、
コンサ・本家ミシャ戦術は、2017・J1導入で、「経験値2年目」で、
実は、大分の方が、先輩・導入経験累積は大きいです。
しかし、コンサは「堅守・ブロック守備」の土台と、積極選手獲得での戦力急上昇が加わり、ややコンサ戦力が明らかに上、です。
しかし、低パフォーマンスと低精神力、ミス多発があれば、一気に逆転してしまいます。

2.コンサの戦術・試合展開 予想
そんな謂わば、「弟分チーム」との試合展開は、
両チーム攻撃を交互に反復する「攻撃試合」必至で、「決定力とミス発生度」が勝敗の決め手となります。
試合開始 ~ 15分  両チーム、ボール奪取毎に、攻撃を反復する展開。
     ~ 30分  コンサは「スタート後決定機3回の中での得点獲得」
     ~ 45分  激しい攻守交替の中、鋭い攻撃からの「撃ち合い勝負」
            コンサ先制で前半戦終了<1ー0>
後半開始 ~ 60分  激しい攻守交替
            選手交代で、攻撃活性化し、
            「追加点」獲得    <2ー0>
     ~ 75分  大分の攻勢で、1点返される(失点)
            選手交代で活性化   <2ー1>
     ~ 90分  激しい攻防が反復し、コンサは守り切り
            < 2ー1 >撃ち合い戦・勝利・勝ち点3獲得
   との展開を予想します。

当然、戦術・フォーメーションは、大分と同一戦術<ミシャスタイル>です。
基本フォーメーションは、最新型の
【3ー4ー1ー2】 対する大分は、基本【3ー4ー2ー1】で、
コンサのチャナティップ・トツプ下、武蔵・ロペス2トップ、対、
大分の藤本1トツプ、小塚・オナイウの2シャドー ですが、
決め手は唯一つ「スピード」です。
大分の連続ショートパス、特にワンタッチパスは、驚異のスピードを有していますが、成功率・連続回数が未だまだ課題です。対して、
コンサのスピードは、「パス・飛び出し・ドリブルの複合系」で、スピード+多彩=対応・守備の困難さが最大の特徴です。
ビルドアップは、コンサはシステム変化の可変システムです。大分は、ボランチのDFラインへの位置低下は同一ですが、CBのSB化では劣ります。
最も大きな相違点が「個々の選手能力(判断・ポジショニング・テクニック・フィジカル・スピード・走力そして精度が優位選手)」で、コンサは大きく上回ります。
更に、優秀プレイキッカーを持つコンサは「セットプレーもストロングポイント」です。

3.コンサメンバー予想
という事ですが、選手コンディションが低迷状態ですね。
コンサのフィジカルコンディションは、どうでしょうね?
➀トレーナー能力
➁トレーニング環境
➂選手自己コントロール の3点がポイントですが、➁トレーニング環境=寒冷地によるデメリットは矢張り大きいです。突然の天候悪化による悪影響は、多数回発生しています。その代償が、「寒冷地のメリット」=夏場の快適・最適環境で、1年を通すと、損得は清算されますね。
という事で、「寒冷期間はしばらく辛抱」~「夏場、他地域地獄期間では、存分に利点発揮し、勝ち点・順位アップ」です。
では、
予想スタメン

     武蔵    ロペス
       チャナティップ
  菅   深井  荒野  中野
     福森 宮澤 進藤
       ソンユン
 SUB  
     岩崎IN(左FW) ⇔ チャナティップ交代
              ⇒ ロペス(トップ下へ移動)
              ⇒ 武蔵(右FWへ移動)
     白井IN(右SH) ⇔ 深井交代
              ⇒ 中野(左ボランチへ移動)
     ルーカス・ミンテ・金子・藤村
     菅野

  選手が少な過ぎる!
   ジェイ・小野・早坂・駒井・石川・中原・・・何とかなりませんか!

これまでの「浦和・広島戦」は「捨て去ったミシャ戦術の残骸チーム対戦」でしたが、次節「大分戦」で、正真正銘・ミシャ戦術の「本家・本命対戦」が実現出来ますね。J1リーグの新たな愉しみ「名物対戦」で~す!  
     



post by yuukun0617

20:19

コメント(0)

この記事に対するコメント一覧

コメントする