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プロフィール
中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。
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2020年07月19日
コンサの「特別遠征・A4連戦」は終了しました。
その戦績は、「負け無し・勝ち点8・2勝2分」でしたが、ミシャは不満足で、目算「勝ち点12・4連勝」から「勝ち点△4」との評価でした。
その評価は、<課題期待の夢計算>とすべきコメントでしょうか?
リアル・現実の試合ポイントを注視すると、その意図・意味が明らかとなります。昨日試合でも、「功罪=良否」両方が、現実となった試合でした。
「ミシャコメント」の意味も踏まえて、昨日試合、更に、今回アウェイ4連戦を確認しましょう。
1.昨日試合ポイント
結論から記載します。
<功(功績)>
①最大ポイントが、荒野退場から「64分間一人少ない局面」となるも、その後の選手交代で、選手(意識)共有が完成した局面から、「最高レベル集中・意識」に到達し続け、「一点取返し~同点獲得~逆転指向」の「闘う意識」でタイムアップを迎えた点です。その「雄姿・闘う姿」は感動ものでした。これこそ、「真の一体感」となったものですね。
試合後、「田中駿汰」コメントに「共有が出来、チャンスが作れた・・」、ミシャも「一人少ないチームが、一人多い、かの様に闘えた・・」とあった通りですね。~本当に、感動的で、ワクワクする闘いで、良くやりましたね。
②サブ組のパフォーマンスが発揮し始め、現実に充分機能する事が証明された点。この遠征・4連戦の主要ポイントです。スタメン候補は、昨日スタメンに、大学トリオ、ドド、ルーカスまでは、確定しました。実戦不明のカウィン、次ランクの、ミンテ、石川、早坂、中野、更に、檀崎、藤村、濱の奮起とレベルアップを期待ですね。
③攻撃でのストロングポイント〜サイドからのクロス得点、セットプレーでの空中戦支配力、個々選手のハイパフォーマンスプレー(チャナティップ、白井、菅、菅野、宮澤、田中、高嶺、金子、ルーカス)は、しっかりと確認出来ました。
<罪(罪過)>
④特定選手のパフォーマンスの低さは、自己プレーへの苛立ち、集中を欠いたプレーとなり、チームプレーを阻害しました。
「荒野」の暴力行為退場は、冷静な平常心ならば起きなかった事象で、自身プレーの不甲斐なさを原因とし、正しくプレーの推進力に繋がる努力とならなかったもので、大人・プロレベルでは無かったですね。あの程度の相手プレーは日常的ですが、あの瞬間止められなかったとの事は、重大です。
ミシャは、許さない!ですね。
暴力行為退場のペナルティーは、3試合出場禁止で、悪質と判定されると、更に加重されます。現在の、過密日程での起用やり繰り困難を更に悪化させた罪は、チーム全体へ大きな悪影響とし、重いです。
更に、同様、いや、それ以上に重大な選手が「福森」でした。
試合スタート直後から、コンサは、守備陣と、前線の選手のパフォーマンスレベルが、相違していました。開始直後、ビルドアップの進藤から福森のミドルパスも、大きく的外れで、福森の遥か頭の上を通り過ぎ、サイドアウト・相手にボールを渡すものとなり、可笑しな立ち上がりでしたが、福森は、ポジショニング、パスに精度を欠き、動きも重く、不調でした。試合開始直後は、一見、守備陣選手のフィジカル調整不十分・ミスととれるレベルでした。しかし、進藤、宮澤はプレーの中で、修正されましたが、福森は変わらず、昨日の2失点の原因となりました。
先制された失点は、福森のバック走の欠点で、福森は、相手カウンター等で、自陣ゴール前に急速バック走の際、内側・センター寄りに斜め走し、センター選手とダブり、自担当ポジションにスペースを空けてしまうとの欠点です。実は、前「横浜FC戦の一美失点」も、全く同一原因で、担当スペースを空け、そこへのフリードリブル突破を許しGKに達する失点となりました。昨日も、完全に同一原因で、全く修正、改善出来ていない点に大きな失望となりました。更に、2失点目は、完全に相手選手へのパスとの、甘い判断と甘いプレーで、福森から思わぬパスを貰った椎橋が、ゴールGKまでフリー走し、得点となり、その瞬間、菅野の「あんなミスパスを相手にしたら止めようもないじゃないか、仕様がないなー!」と声が聞こえるような「苦笑」が印象的でした。
余りの不甲斐ないプレーの連動に、ミシャは「怒りの交代」で、試合後も、福森のミスは許せない、4連戦4連勝が出来なかった原因は、福森等のミスプレーに在る!、どのコメントとなった訳でした。
福森の代替となった高嶺は、そんなミシャの怒りを実感し、全身全力プレーに終始しましたね。初々しさの中、福森に遜色ない、守備でのポジショニングやパスでは、それ以上、プレスキックでも、福森までは到達しなくても、ハイレベルの合格レベルで、DF左スタメン起用候補に浮上です。
福森は、元々、プレーレベルが、試合毎・試合途中、変化するとの欠点があります。その原因は「フィジカルの不安定化=コンディション変化が激しい=身体のフィジカル(筋肉量・持久力・瞬発力の基礎力)の乏しさ」と推測します。「日常生活」も含め、「ハイパフォーマンス選手」=「ハイレベル」選手となるため、未だ不足している、という事ですね。
トレーニングで改善・修正出来るものは、殆どですが、「不可能なもの」もあるのも本当です。選手は、プロとして「日常生活で、食事・睡眠・ストレス解消・自己鍛錬」の「身体とメンタル」の準備が必須です。この「特別遠征」は、その「選手が準備する日常生活」が相当困難だった事が、「フィジカル調整=身体が重い、プレーのキレ」に影響したと推測されます。そんなこんなも含め、「特別遠征」お疲れさまでした。良く頑張りました。となる訳です。
「福森」は、帰道し、かなりを改善してくれるでしょう。
2.昨日試合内容(速報データから)
ポイントは前記の通りですが、その内容を具体的データで確認しましょう。
➀選手起用
コンサは、ここまでのアウェイ3連戦、「スタメン固定の一部変更+試合途中交代」の選手起用でしたが、昨日試合もその方針継続で、もう一つの起用戦略「ターンオーバー型」は選択・採用していません。
昨日試合は、「特別遠征・アウェイ4連戦」の最終戦でありますが、重要なポイントが、「2週間で3試合」の修正日程の「中3日連続・中5日」との、過密日程3連戦の「初戦試合」でした。という事は、次の「過密日程3連戦」も、「ターンオーバー」は選択せず、「スタメン固定・一部変更+試合途中多数交代型」となるもの、が確定です。
しかし、最初の「2週間3試合」日程での戦績は、J1リーグ全体で、「ターンオーバー型起用」チームは、「スタメン固定+試合途中多数交代型起用」チームを、<毎試合・勝ち点0.5上回る=3連戦で「総勝ち点+1.5上回る>、との実戦結果となった点が重要です。また、前回「湘南戦」の「スタメン固定一部修正」の前半戦パフォーマンスは、「3連戦で最低」となり、「主力選手起用による、得点獲得・試合優位獲得」との狙いは、完全に外れました。詰まり、「この起用方針は、3戦目に、著しいパフォーマンスダウンを招く」との結果だった訳で、更に、武蔵に続く「主力選手故障離脱」発生が濃厚・必至で、危険です。どこかで「ターンオーバー型起用」への転換が必要ですが、本当の所、その趣旨・方針は認知するも、「最大戦績・勝ち点獲得」を優先し、ターンオーバー型での必要条件である、Wトップチーム起用のため、候補選手を「実戦でトレーニング・一挙にレベルアップ」し、「現行トップ選手同レベル選手」とする、とのアプローチで、「ターンオーバー型起用」のタイミングを待っている、とのスタンスと推測します。もう暫くは、この起用方針・スタイルが継続し、リーグ全体結果の例外チームになるべく、「チーム一体度」を柱に、「走り、闘う」事となります。
という事で、スタメンは、「固定・一部変更」で、
ドド (ドォグラスは、チーム間の呼び名にします)、駒井の2選手のみ交代で、それ以外は固定スタメンでした。
その後、「+途中多数交代」は、46分ハーフタイム交代白井⇔ルーカス、深井⇔田中駿汰、63分福森(諦め・見限り)⇔高嶺、70分ドド⇔ジェイ、77分菅⇔金子。得点は、62分チャナティップ・92分田中で、ハーフタイム交代で「1点目」、その後の3選手交代で「2点目」獲得となったもの。
・・(各選手評価は、後で・・)
➁実戦データを先に。
コンサ 仙台
前半 後半 前半 後半
シュート本 5 10 8 9
枠内・本 2 7 4 5
得点 0 2 1 1
決定率・% 0 20 12 11
試合決定率 13.3 11.7
支配率・% 46 54 54 46
パス数・本225 215 252 198
同成功率% 83 82 81 82
攻撃サイド占率
左S 中央 右S
コンサ[前半] 56 22 22
[後半] 35 28 37 -右サイド活性化;ルーカス
仙台 [前半」 43 19 38
[後半] 48 19 33 -前後半同一:ジャーメイン
「ポイント」
・コンサは、シュート数で明白な通り、前半<後半、との数値ですが、後半選手交代から、一気に活性化しました。
後半開始直後は、2選手で活性化と福森低調が混成し、追加失点となりました。後半のチャンスメイク~シュートは、
54分ドド、55分福森FK、62分ルーカス~チャナティップ得点、66分高嶺FK、77分ジェイポスト、85分ジェイ、86分チャナティップ、91分宮澤、92分CKルーカス~ジェイ~田中同点と、福森⇔高嶺交代後に、シュート6本と活性化したものでした。・・➝「スタメンから、福森・白井・深井」を「高嶺・田中・ルーカス」へ交代した選手起用が、最適起用、との推定が可能です。
・選手交代での戦術変化は、全くありませんでした。サブ選手も、戦術レベルは、むしろ上昇との結果で、スタメン候補確定です。
・仙台戦術からは、想定の今シーズン新戦術「ハイプレス」は殆どトライが無く、通常レベルの「ビルドアップへのチャージ」で、コンサでの混乱はありませんでした。しかし、その代替は明確で、「菅・福森の左サイド(仙台右サイド・ジャーメイン)狙い」で、上記した「福森欠点」=「カウンター時守備」での「バック走の斜め内側による担当エリアスペース」発生、を狙うチャージ・攻撃で、再三トライ・チャージされましたが、最初のチャージで「先制失点」となり、仙台の狙い成功となったものでした。詰まりは、前線全体のチャージは選択せず、コンサ左サイドの「欠点」を突いた攻撃を準備し、成功されたものでした。しかし、後半、福森交代で「欠陥」は消滅し、同攻撃は成立しなくなり、「担当したジャーメイン」もお役終了・交代となったものでした。
今後も、「コンサ狙い」の一つとなりそうですね。要注意点です。
・両GKは、菅野も、ルーキーの仙台小畑も、ビックセーブ連発で、本来の得失点を防ぐ、MVP級プレーでした。しかし、コンサ失点は、本当ならば(菅野ビッグセーブが無ければ)「-4失点で、6点取られてもおかしくない」酷い内容で、コンサ守備陣は、堅守とは程遠く、偏に「菅野のセーブ力」でしか防げてはいない、との本質が重大です。その理由が「センターの宮澤・田中の問題では無く、福森・進藤の酷いパフォーマンス・守備力」という事です。その両選手共に、「攻撃力が故に起用」されている、との現状を深く自省し、自己改善が必須ですが、残念ながら、その自覚・覚悟は、全然見えていません。「代表」は、極めて困難・不能としか結論されません。この4連戦で、極めて明確になった「重大項目」です。実際、各種評価は、全評価「この両選手の攻撃への貢献は認められますが、守備面は全く評価されず、問題視しかありません」。DFポジションである事の自覚、自己改善意識が乏しすぎます。ここが「両選手の、改善点、と同時に、急成長可能点」ですが、このトライ・改善が無ければ、「ここまでの選手」で終了してしまいます。両選手の「年齢」からも、「慢心を捨て」「より大きな成長を目指す」トライを期します。
実際、現状・現時点では、「田中・高嶺」に代替・ポジションを渡しても、コンサ守備力は安定化し、総合戦力では、既に均衡しています。
➂個別選手評価
ドド~シュート5本・内枠内4本、シュート力・ラストパス・ポストプレーも良く、更に前線での守備、運動量・真摯プレーも〇、スタメン候補奪取
チャナティップ~ゲームメイク・ゴール前プレー・おまけがヘディングシュート得点で、最高レベル◎、コンサの心臓。
菅・白井~高い闘争意識、真摯な走力・スプリント、プレーのキレ、守備貢献、全て○
ルーカス~途中出場から、アグレッシブアタック、テクニック・戦略眼、アシストクロス◎
田中・高嶺~安定の守備、攻撃への高い意識、最適なポジショニング、真摯プレーは○、スタメン候補確定獲得
菅野~シュートブロックはキレキレで、毎試合「失点を3~4点阻止」。コンサ守備は、菅野の最終得点阻止セービングにより4割依存の現状。GK交代は、コンサ守備の大危機となる程依存状態。
福森~集中力が度々低下の局面に、ミスパス・ミスポジショニングが続出し、失点の直因てなった。ここ、何年かで最低のパフォーマンスで寝深刻。☓☓☓
進藤~フィジカルコンディションが悪そうで、前半は、ミスパス、プレーのキレー低く、後半になり、徐々に回復するも、通常よりも低レベルでタイムアップ。この内容は、前節も同様で、フィジカルコンディションでの累積疲労、コンディショニングの問題と想定。△
他選手(駒井・ジェイ・金子)は、通常レベル。荒野は、問題外・評価にも未到達の評価。
この様な、試合内容点検結果となりました。結論は、「功罪共に」で、未だまだ問題点も深刻で多いですね。
もう、札幌・自宅に到着した所でしょうね。
しかし、短期間・中3日(昨日試合登録選手は、本日移動日とリカバリー兼用)で、今シーズン・リーグ2最強の「FC東京」をドームに迎えた「ホーム初戦」です。昨日の試合終了後も「ピッチに座り込む選手」は多数で、次戦へのフィジカルコンディションは、極めて困難となっています。仙台に同行させなかった選手には、「次戦スタメン候補」はいませんし、荒野の「懲罰・長期離脱」もあり、深刻な選手層に陥っています。
最低限「昨日の疲労」を軽減し、累積疲労は残るも、前半と後半で「5選手フル交代」での対応しかなさそうですね。
「次戦への準備」は重大ポイントです。
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中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。
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