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中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。

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〜進化〜 着実な前進となる第18節柏戦展望

2020年09月21日

9試合未勝利から開けるも、フィジカルコンディション低下の過酷日程累積疲労により、一時停止となる手痛い敗戦を喰らいましたが、
次戦から、着実な前進・チーム成長を図る試合に、第18節柏戦をしてしまいましょう。
前節の課題点は、2点に絞られていました。
○選手フィジカルコンディションダウンによる「走力」低下が、
ボールへの寄せスピードダウンと、球際強度ダウンと招き、
マンマーク・ハイプレスの甘さによるボール奪取ダウンによるショートカウンター減少と、相手攻撃機会増加となり、攻守で戦力の大幅低下となりました。
○シュート決定力の低さの連続課題により、減少したシュート数・機会から、得点獲得率は極少となり、枠内シュート数1本の最低値では、攻撃力は喪失してしまいました。
全員攻撃選手により、シュート選手拡大となっていますが、シュートトレーニングも皆無の前線以外選手は特に、基礎・基本シュート能力が乏しく、基本・基礎段階シュートトレーニングがない事が、チーム全体課題として未改善連続となっている原因です。
この課題への改善方法は、明確です。
○選手フィジカルコンディションリカバリーと、
○全FP選手の基本・基礎シュートトレーニング、
で改善です。

フィジカル課題では、選手一律では無く、選手毎の差は大きく、元々の体幹・基礎体力差がこの日程で、如実に現状化されてしまいました。即ち、日頃からの、これまでの努力・鍛錬は、フィジカルリカバリー力、そして、現実のフィジカルコンディションの高低の形で、証明されてしまいました。現況では、福森〜進藤は、失点原因や、相手攻撃ターゲットとされる"カモ鴨"とされ、起用可否のレベルにまで悪化しています。
実際、現在での、コンサ守備陣ターゲットは、左サイド福森で、再三、突かれ、多数失点となっています。このままでは、福森起用は、失点原因となるとの理由で、起用交代し、高嶺にスタメン変更も致し方無くなります。相手選手への寄せが、チーム内、最も甘く、弱い球際は、重い身体とキレの無い体幹が原因で、早期改善は無理で、ゲームメイクとプレスキックが欲しいため、失点原因となる事に目を伏せて起用選択する選択は、そろそろ選択変更とする局面で、交代選手も現れているので考え処です。

では、次戦展望です。

1.対戦チーム「柏」現況
現在の戦績は、
順位6位 勝点27 8勝3分6敗 得点33・失点25・得失差8
 得点数はリーグ3位、失点数はリーグ7位、と攻撃力主導チームの実績。
昇格初年度の混乱コロナ禍シーズンも、シーズン当初となった、コロナ禍中断明けの3連敗も、その後4連勝と戻し、その後、現在までの9連戦は、3勝3分3敗と、五分五分となり、平均1.5得点・1.4失点で、ここまでのシーズン17試合で無得点試合「2試合のみ」と攻撃力は証明され、同時に、無失点試合も4試合と、守備力はやや低下との現況。
 攻撃力の主体は、
圧倒的・リーグトップ16得点・超人オルンガで、5得点江坂・4得点仲間・3得点呉屋と、その他選手は大きく下がります。
高い決定力(決定率22.5%)をポイントに、チームシュート232本の30%・71本をオルンガに集中させ、他選手は、江坂18%・仲間7%・呉屋8%とする、顕著な特徴ですが、ストロングポイントが明確となり、そのまま長短に繋がります。
 長所は、何でもかんでも、困ればオルンガ”戦術オルンガ”と、極めてハッキリとした闘い方は、チーム共通理解となります。
一方、
 短所は、そのままでは「戦術」とは言えず、「オルンガが離脱や集中マークで阻止」されると、チーム力は一気にJ2レベルを露呈し、
実際、「中断明け」の4連勝後、一転して、「オルンガ対策やオルンガ集中起用の累積疲労」で、それまでの活躍が制約されると、戦績は、突然一進一退まで低下した致命的欠点でもあります。

戦術は、
フォーメーションは2019の【4ー4ー2バランス型】堅守速攻戦術から、
2020より<オルンガ強調+好調前線3人衆型>の
【1トップ型4バック・4ー2ー3ー1or4ー1ー2ー3】で、
「ビルドアツプ+前線へのカウンター」の両立を指向。
チームプレーの特徴は、
コンビネーション中央攻撃とフィジカルコンタクト強度が持ち味で、
ハイプレスは少なく、幅は拡がらない縦長の陣形による「縦への突破スピード」が特徴です。センターラインに位置取りした優秀選手の「個の力」を軸に「縦に速い」展開で、突破を図り、カウンターも「前線へのロングフィードとコンビネーション・ショートカウンター」の両方となります。

選手層は、
選手起用数がリーグトップの31選手で、一見、ターンオーバー度が高い「スタメン固定の集中起用」では無い「累積疲労回避」型選手起用に見えますが、ここに来て、累積疲労からの主軸選手の故障離脱多発。
故障選手は、FWクリスティアーノ・GK中村・DF高橋祐治・MFマテウス、更に、DF大南・染谷・山下達也も離脱気味と、7選手に至り、選手起用は厳しさが増している現状。DFラインの戦力低下は失点増の原因です。
しかし、オルンガに加え、MF江坂、MF仲間、MF神谷優といったエースの周りでプレーする選手が軒並み好調で、江坂~J1ラストパスランキング・第2位は3位イニエスタより上、アシストは第1位、神谷~アシスト第8位とキープレーヤーで、要注意選手です。〔参考;因みに、コンサも、ラストパス~7位福森・10位ルーカス・14位チャナティップ・16位菅、アシスト~1位チャナティップがランキング入りです。〕
J2は、爆発的な戦績で、一期抜けの勢いそのままで、J1上位定着を図りつつあり、その準備として、2019・J2段階で、J1レベル選手層を確保し、スタメン定着となった即戦力の新規獲得;GKキムスンギュ・DF大南・北爪・高橋祐治・三丸、MF仲間・神谷、FW呉屋 の成功で、チーム戦力を大きく引き上げ、Jリーグ創設オリジナル10に継ぎ、プラス3番目チームの伝統となる「J1トップランク定着」に近づくベクトルです。
現在順位よりも強力なチームですね。

2.コンサ 戦術・試合展開・メンバー 想定
強力なチーム「柏」との対戦ですが、
コンサは、シーズン課題「新戦術による新スタイル完成」「そのための各選手能力・フィジカル成長」を継続取組邁進で、
次戦想定戦術も、不変・新戦術「マンマーク・ハイプレス」で「試合支配」を取り組みます。
何回も記載した通り、新戦術は、「相手攻撃機会そのものを奪い、コンサの一方的攻撃時間帯で、大量得点獲得の完全支配試合」を目指す究極戦術ですが、
現実的には、
コンサ選手のフィジカル低下による「走力不足」となると、「マンマーク・ハイプレス」が相手選手に到達せず、戦術作動に失敗し、戦術の代償「ハイライン裏スペースへの被カウンター」の相手攻撃を許し、大量失点に繋がる展開を招きます。
全ての出発点・大前提は「コンサの走力」~「走り切る」事が出来るか否か<に懸かります。相手選手よりも「速い寄せの速さ」が「球際強度」となり、相手ビルトアップ・前線への逃げロングフィードまでも、封じる事となり、「コンサの完全相手攻撃封印」が実現となります。根性で、試合一杯「走る切れれば必ず必勝」との公式です。
ここ暫くの試合では、フルタイム作動には至らず「試合4時間帯」の中、「前半戦・後半」と「後半戦・前半」がチャンスタイム、逆に、「前半戦・前半」はスロースタートで、相手に合わせ勝ち、また、「後半戦・後半」は、「走力・運動量低下」は「リスクタイム」に成り勝ちでした。
シーズン終了時点では「フルタイム作動」に成長・進化を目指し、「作動時間帯の延長・拡大」を毎試合の中でトライ・挑戦して行くのですね。
次戦は、「前半戦・前半」のスタート・「入り」からの全面作動=フル走力プレー~コンサ攻勢時間帯とし「先制点獲得」との展開を目指して欲しいものです。
「ハイプレス~相手ゴール近くでのボール奪取」からのトランジションは、瞬息ショートカウンターで、一気・怒涛のゴール前殺到・決定機~得点獲得、
「コンサ守備時ボール奪取」からは、ビルドアツプと前線・サイド突破のロングカウンターで、コンビネーション中央突破・サイドとDF裏スペース突破からのショートカウンター・クロス攻撃で得点獲得、
「コンサ攻勢時間帯」は、ミシャスタイルの可変システムで、中中コンビネーション突破・サイド突破・裏への飛び出し突破・ドリブル突破・反復サイドチェンジで相手陣揺さぶりでスペースとギャップを突く攻撃・派生セットプレーで、得点獲得、と多彩パターン攻撃と「マンマーク・ハイプレス」守備を展開します。リーグ最強の守備と攻撃構築です。

試合展開想定は、
試合開始~20分 スロースターターを解消・改善し攻勢確保
      ハイプレスからのショートカウンターで先制点獲得
 飲水タイム
    ~45分 コンサ攻勢やや停滞で均衡・相互速攻
         「 1:0 」勝勢で前半戦終了
後半開始~65分 コンサチャンスタイムで、フルプレーで攻勢
         追加点獲得
 飲水タイム   選手交代で活性化
    ~90分 コンサ・リスクタイムは、コンサ式ミシャスタイル
         で均衡・速攻狙い
         追加点獲得
         【 3ー0 完勝 】が想定試合展開結果です。

メンバーは、
〔スタメン〕 前試合フル起用メンバーはランクダウンし、フィジカル適正選手の起用選択がキーポイントです。

        ロペス
    チャナティップ 金子
   菅  深井   荒野  白井
     高嶺 宮澤 田中
        菅野
〔サブ〕
   65分 ルーカス ⇔ 白井
       ミンテCB⇔ 深井(⇒田中DM)
        福森  ⇔ 荒野(⇒高嶺DM)
       ドド・中野・進藤 ・・適時交代
       カウィン
 65分~90分は、「マンマーク・ハイプレス」から、「コンサ式ミシャ戦術」で、堅守・速攻狙いにチェンジです。
大学トリオのフィジカル強度、フィジカルリカバリー力が話題となりますが、これこそトレーニング効果そのものの証明例です。コンサに来てからは不明ですが、3選手共に、大学時代の筋力トレーニングで、コンサの中でも、最高ランクの筋肉量となり、当たり負け無い「頑健な体幹」と同時に、「極めて大きなフィジカル持続力〜所謂スタミナ強度」を獲得しています。更に、その筋肉量は、リカバリー力にも直結し、チーム随一のリカバリー力となっている訳です。
コンサの個別トレーニングに、マッスルトレーニング・ウェートトレーニングの定例・日常メニューに何処まであるのかは不明ですが、良く無い具体例が、福森の筋肉量で、チームでも、最低レベルと推測出来ます。と言うのも、見た目もそうですが、それ以上に、スタミナ・フィジカル持続力は極めて脆弱で、トレーニング不足が原因ですね。素晴らしい才能を持っていますが、このままの選手で変わらないか否かは、マッスルトレーニングの有無に直結しますし、ジェイなどのベテラン選手では、筋肉量が、今後の選手生命・期間を決定してしまいます。筋肉トレーニングでは、若くは無いので、筋肉細胞数の増加は難しいですが、筋肉細胞の大きさを拡大する事はポイントとなり、豊かな筋肉細胞量は、激しい使用の耐久度、損傷の回復度を拡大し、強く、回復が早い筋肉。、故障しない筋肉を作ってくれます。フィジカルトレナーコーチの能力次第で、チームは激変する、と言う事ですね!

強力チームの撃破は、コンサに「自信と覚悟」を与えてくれます。
起用選手は「全力を出し切る」真摯な姿勢とプレーが、チームの力の源泉となります。
そのための「全力サポート」が我らの責任・役割です。
皆さん全員、互いの奮闘を誓い、サポートし合い、完勝の成果を掴み取りましょう。








post by yuukun0617

17:27

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