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中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。
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2020年02月21日
リーグ戦第1節柏戦現地参戦は断念です。
関東のイベント現状は、基本自粛で、そこでの強行実施は、発生責任は主催者が負うものとして、自主判断と同時に自己責任となり、一気に自粛・延期ムードとなりました。
イベント参加者が、その場で感染だけで無く、ウィルス媒介者となり、周囲は伝染させる事態を問われており、会場との移動、会場内、共に、無理な状況です。
メインサポーターの方々も、ご自身と、周りの方々のため、犠牲的精神での活動は希望しませんし、求めるてはいけないと思っています。
くれぐれも、ご無理の無い様にして頂きたいと思います。
第2節以降は、感染状況の悪化状態次第ですが、相当悲観的な状況との認識が正しいのでしょうね。
柏戦、続く、川崎戦、横浜FC戦は、現地参戦予定で、チケットも用意しましたが、⁇状態ですね。
その結果として、オリンピック中断期の復活日程や、シーズン終了延長、試合数変更もあり得るもの、との想定となります。
今シーズンは、全てに亘り、波乱万丈シーズン!必至です!
熊本は、コロナウィルス汚染も無く、安心してトレーニング出来、この期間キャンプ継続は、思わぬ正解結果となりました。
他チームは、コロナウィルスとの闘いも重大な現状ですが、コンサは免れています。
他チームも、一人の感染者も出さず、乗り切って欲しいですが、その点も注視が必要です。
2020年02月19日
ルヴァン杯は、結果オーライ、内容60点で発進!
続いて2月22日、リーグ戦第1節柏戦の発進第2弾を点検・想定しましょう。
柏は、永年のJ1所属によるチーム全体での緊張度低下から、まさかの降格となるも、J1でも高い選手保有をそのまま維持し、J2で圧倒的なチーム戦力、特に攻撃得点力を誇示し、僅か1年で、圧勝でのJ1復帰を果たしました。得失点は、得点85 失点33 得失差52で、得点数は、2016清水、2017名古屋と同数の最多得点、得失差は、ここ5年で圧倒的1位と、失点数も少なく、高い攻撃力と守備力を再確認する昇格へのシーズンを果たしています。
そんな、ある意味で「チーム再編期とトレーニング期間」ともなった柏が、果たして目算通りJ1で活躍・成功出来るか、が問われてます。
第一関門としてコンサが立ち塞がる事となりますね。
1.柏現況
J2の戦績は、勝ち点88-25勝9分8敗 得点85 失点33 得失差52 最多得点・最小失点で、圧倒的な得点攻撃力と失点阻止守備力でしたが、勝ち点は2016コンサ、2015大宮並みで、昨シーズン2位昇格横浜FCとの勝ち点差5で、圧倒的得点数・失点数程では無く、引き分け数や敗戦数の多さから、勝負強さは高く無い現状を証明しています。
今シーズン目標は、「リーグもルヴァン杯も天皇杯もすべて勝ちに行くつもりで準備している、(11年にも昇格後、即優勝との実績がある監督は、)選手には半期で勝ち点最大51・シーズン最低目標70」と設定。「勝ち点70」こそが、昨シーズン横浜FM・チャンピオンの勝ち点で、最低優勝勝ち点との事。
戦力は、相変わらず、豊富・豪華な選手層がチームストロングポイントで、
問題の代表GK中村航・得点王FWオルンガ残留、J1レベル選手;FW江坂・クリスティアーノ・瀬川・ジュニオールサントスMFマテウス・高橋峻希・ヒシャルジソン・大谷DF古賀・染谷・鎌田と多数多彩、更に、即戦力クラス選手獲得で充実。FW呉屋、MF仲間、MF戸嶋のJ2活躍・昇格選手が補強の中心で更に、MF神谷、DF三丸、DF高橋祐、DF北爪、DF大南などJ1サブ選手も獲得し選手層は更に分厚くなり、初年度から上位進出が狙える選手層とのコンセプト。しかし、J2トップクラスとJ1サブクラス選手がどこまでJ1で通用するかが、勝敗の分かれ目で、豊富な選手層か、単に多数選手保有のみかは、シーズンで証明されるものです。そんな中、最大の獲得として、韓国代表GKキム・スンギュの電撃獲得があり、早速GK中村の離脱で、獲得効果は表れています。
戦術は、フォーメーション4-4-2の攻守バランス・基本型で、個の闘いでの勝利を連続し繋げるもので、コンパクト密集陣での中盤支配、サイド突破、前線前でのショートパス交換での崩し、高い決定力で、中盤でのボール奪取から一気のスピードと精度の高いパス交換、突破で相手陣を崩し切っての決定機から、冷静にシュートする攻撃スタイルで、合わせて、強力ディフェンス陣の最終ラインも堅固で、相手のラストパスやシュート阻止力が高く、失点数を大きく減少させらスタイルです。
球際の強さと、プレースピードと精度の高さは、J1リーグ上位レベルで、J2の中では圧倒的なチームプレーレベルと豊富な選手層も加え、圧勝のJ2リーグシーズンでした。しかし、更にレベルアップしているJ1では、相対比は低下し、個々プレーの高さだけでは、個々の闘いでの勝利獲得が至難、より拮抗状態となります。つまり、明確で強力な戦術としてのチームプレーが必須となり、J1レベルチームとの対戦では、「個々の闘い戦術」のみでは、攻撃・守備は阻止されます。
現代J1サッカーは、どのチームも、固有の傑出戦術を基本とし、攻守バランスの良さだけでは、全く通用しないリーグ状況です。このままでは、J1中位〜上位チームとの対戦で、柏の限界が現実化される恐れが高いですね。
2年前のJ1リーグでなら、リーグ中位程度は可能でしたが、現在リーグ水準は、大幅に進化し各チームは、大きな戦力アップを果たしていて、リーグ下位以下が相当となってしまいます。
更に、有力選手の存続保有は、降格シーズン2018時より2歳年齢アップの意味となりますね。以前は、理想的な平均年齢でしたが、現在は、スタメン選手平均年齢が高いチームです。試合中のフィジカル変化への対応力に影響します。
2.コンサの 試合展開・戦術・メンバー予想
コンサの対戦戦術は、対戦チーム力と戦術によって変化はありますが、次戦柏戦は、変化不要で、コンサ本来試合戦略・試合展開・戦術もなります。
しかし、前試合ルヴァン杯第1節鳥栖戦は、戦術の機能度は50%程度にしか到達せず、選手の個別能力とチームの勝利への意欲が作動し完勝スコアを獲得したもので、戦術機能が最大ポイントです。戦術機能が低レベルとなった原因は、直接は、フィジカルコンディションの不良調整と消極的姿勢の守備ライン低下判断・意図で、ピッチでコンサをコントロールした宮澤に起因します。宮澤の弱気が、自己スピードの無さから、守備ライン上昇・高く維持に伴うDFライン裏スペースへの放り込みへの恐怖から来るもので、宮澤自身で克服するしか無いものでした。
そんな悪循環を改善し、基本戦術プラス新戦術ハイプレスの、攻撃型攻守戦術を機能させる試合が試合内容目標です。
戦術は、「コンサ式ミシャ戦術」で、可変システム、パスサッカー戦術プラス縦へのスピードロングポスト戦術からのショートカウンターも加えた、サイド・中央も崩し、サイドチェンジでの揺さぶり、リーグ No.1プラスキックでのセットプレー、と多彩多様パターン攻撃、守備はブロック密集組織型堅陣守備で相手攻撃を泥臭くブロックと、昨シーズン定着した基本戦術です。
更に、新戦術は、問題の「ハイプレス戦術」に、意外にプレーの根幹に定着し機能している「ダイレクトパス戦術」が加わりました。「ハイプレス戦術」は、ゲーゲンプレス戦術の最前線ボール奪取・ショートカウンター得点獲得と、ボールポゼッションし、相手の攻撃時間を少しでも減少させ、結果守備時間とリスクも減少させる試合支配戦術の展開を狙い、その到達点へ一歩ずつ近づけるチャレンジを進めます。
試合展開は、
試合開始〜10分 両チーム拮抗から始まり、互いに攻守を入れ替える展開
〜30分 ハイプレス戦術を作動し、柏のボールキープを阻止し、
コンサ がボールと試合を支配し、
多彩多様パターン攻撃から、先制獲得。【1-0】
更に、ハイプレス戦術を作動させ、試合完全支配で、追加点狙い。
【 2-0 】
〜45分 30分頃、ハイプレス戦術を停止し、
基本戦術での一進一退で前半終了。
後半開始〜55分 両チーム拮抗
〜75分 選手交代により活性化、
ハイプレス戦術作動し、ボール支配し追加点狙い。
【 3-0 】
〜90分 75分選手交代で活性化し、基本戦術で拮抗。
終戦 【 3-0 】で戦術機能し、完勝を想定します!
メンバー予想です。
別メ・候補外メンバーは、ボランチ深井・GK阿波加、DF石川、MF中野の4選手でしょうか。
次戦は、育成レギュレーションは外れ、現在フル起用で選手選択。
では、スタメン。
ジェイ
武蔵 ロペス
白井 高嶺 宮澤 ルーカス
福森 ミンテ 進藤
ソンユン
高嶺は、前試合の大活躍でスタメン獲得し連続スタメン。
ロペスも期待を込め、強靭フィジカルトリオ起用で、
ハイプレス戦術適材選手起用。
宮澤は、ボランチポジションで、
ゲームメイクとハイプレス戦術のコントローラー役。
ハイプレス戦術の反作用、DF裏スペースカバーでの必須要件
スピード勝負出来るCBで、ミンテ起用。
サブは、大胆起用。
金子、チャナティップ、菅、田中、ドゥグラス、駒井
菅野 で良いですね。
55分交代は、チャナティップ↔️ジェイでスピードアップ
75分交代は、駒井↔️高嶺、ロペス↔️金子。
個々の闘いでも、チームでの闘いでも、十二分に勝負出来るもの!
2020年02月17日
2020シーズンの幕開けは、ルヴァン杯の勝利で始まりました。
しかし、その勝利の味は、かなり苦く、重いものでした。
ミシャのコメント、社長の発言通り、チームの仕上がり状態は、60%程度で、シーズンイン出来る状態には達していません。
試合結果だけ見ると、3-0は、完勝スコアですが、実態は、鳥栖のシュートミス・決定力の低さによる「0封」でしか過ぎず、決定力あるチームならは、〈3-4〜5〉でこれまでの練習試合通りの結果で、練習試合の惨敗相当状況は、全く改善されていません。
攻撃スタイルを標榜する表看板とは、正反対の消極姿勢試合は、昨日起用選手姿勢です。
次戦、リーグ戦は、このままの選手とプレーならば「惨敗」必至しか待っていません。
良かった点は、
①高嶺のプレーは、チーム姿勢を変えようとする積極・攻撃姿勢、精度の高く、的確な判断とスピードプレーで、次戦以降、ボランチ最有力選手となりました。
②金子のシャドーも、沈着冷静でいて、攻撃姿勢のプレーで、自身を証明し、次戦以降のベンチ入り当確となりました。
③昨シーズンのストロングポイントだった、ジェイの空中戦支配とヘッドの決定力、福森のプレスキック力・FK決定力は、そのまま健在!
・・・しか有りません。
悪かった点は、
④不安定なビルドアップ〜ソンユンから6本中5本がミスパス、宮澤1本、
ソンユンの慌てたパスが主因、失点寸前リスクの起点・出発プレーでした。
⑤展開力の無いビルドアップ〜DF3枚でのビルドアップで、相手前線の第一守備ラインを越えても、殆ど、ロングパスを両サイドと相手DF裏へ出す展開しか無く、縦パストライ、ドリブル突破は全く無く、多彩な攻撃パターンとならず、ワンパターン展開で、縦と横揺さぶりの得意の崩しのプレーは全く有りません。流れの中で、パスワークで突破は無理です。
⑥新戦術ハイプレスは、瞬間作動の一瞬型で、チーム全選手の連動は無く、ハイプレス掛からない場合の連続プレスは全く無いもの。具体的には、
試合開始12分ー第1回目相手左PAでチャナティップボール奪取菅へラストパスでシュートしCK〜13分の福森キック〜ジェイ先制点と、ハイプレスからの得点◎
15分ー第2回目相手陣DFはジェイタイトチェックファウル△、前半は僅か2回のみ。
48分ー第3回目ジェイチェックボール奪取◯〜菅はラストパスはトラップ出来ず
51分ー第4回目◯
63分ー第5回目相手陣DFへ高嶺が猛進しボール奪取、そのままドリブル〜シュート僅か30cmで枠外す◎
65分ー第6回目◎、67分ー第7回目◎ボール奪取と立て続け成功
福森FK追加点後、
78分ー第8回目✖️、89分ー第9回目相手DFへチャージし、GKバックパス△
と全9回ハイプレスを仕掛け、◯ボール奪取6回、△パス阻止2回、✖️失敗1回と、ハイプレス戦術の成功率は充分高いもの。
問題は、一緒だけの作動時間と、作動回数でした。特に前半は、僅か2回のみは、問題です。
⑦先制点獲得があり、布陣位置は想定よりかなり低く、自陣布陣の守備型を選択しました。相手の早い前進による、布陣後退では無く、コンサが選択した位置取りでした。その理由は、不可解です!ミシャが一番駄目出ししたポイントでは無いかと思います。この布陣選択を判断した選手は、宮澤ですね。最終DFラインを位置取りし、中盤〜前線位置を下げました。明らかに、ミンテなら、センターライン付近まで上がる所です。その理由が、DF裏スペースを空けたく無いとの意識判断とすると、スピードにハンデ意識のある宮澤の弱気が理由となります。
最終ラインからのパスはミンテより高く、ボランチダウンの必要機会も減少しましたが、その代償が低守備ラインの攻撃型放棄では無意味となります。宮澤は、ボランチか、CBのバックアッパーとの扱いは抜け出し難いですね。ボランチのタレントが豊富〜過剰で、宮澤のCB起用は方向性として理解出来ますが、田中がやはり適材適所です。ボランチポジションでの、ゲームメイク力・構成力が無かった点が反省点との指摘ですので、ボランチポジションに、ゲームメイク力選手起用で、宮澤はボランチ!ですね。高嶺は、余裕あるスペースへのロング・ミドルパス精度は高いですが、狭いスペースへの超精度ショートパスは「自信」の経験の乏しさから、未だ開発初期で、深井代替の鋭い相手陣内を斬り裂くショートパスはありません。
以上の様に、課題山積の試合内容でしたが、
特筆がもう一点。
ダイレクトパスは、すっかり定着し、成功率の高いチャレンジが随所に見られました。
しかし、折角のダイレクトパスも、連続・連動が僅かで、局面を切り開いたり、相手陣を崩すプレーまでにはなっていませんでした。相手のチャージ前で、ボールを離す、タイミングの良さは、パス交換を安定させていましたが、より積極的・攻撃とまでは到達していません。折角のプレー定着は勿体ないですね。
以上、試合評価です。
2020年02月13日
シーズンイン寸前で、最終トレーニング中。
トレーニング内容は、フィジカルコンディショントレーニングと次戦対戦鳥栖対抗戦術トレーニングを実施中です。
新戦術・ハイプレス戦術トライの大き過ぎる影響に大ショックを受けましたが、「戦術」が大注目となっています。
そもそも、
コンサにとっての「戦術」論を確認したい、と思います。
1.「戦術」の意味と選手
どのチームも何らかの戦術がありプレーされますが、その理由は、あらかじめ、選手個々の次のプレーを決めておき、それに従う事で、チームとしての連動を作り出すためです。
また、個々選手能力の総和は、
戦術を取り決め無い場合 < 戦術を決めチーム連動の場合
となり、戦力がアップとなる点も大きいです。
戦術には、
基本型戦術〜応用型戦術〜特殊戦術と段階があり、
組み立ての多さ、実践の大変さ、効果の大きさが増加します。
基本戦術として、4ー4ー2・攻守バランス型戦術が挙げられますが、これは、プロ選手へ成長して来た中、最も多く経験して来た戦術だから、良く理解し、プレーに慣れているからです。
そのまま、何も戦術を無しにプレーすると、多くの場合、基本戦術プレーをしますが、それでも、パスの受け手選手の将来位置や、そもそも、どの選手がどこにボールを欲しがっているかも分かりませんね。それでも、優秀選手なら、パスやポジションチェンジを通して、味方選手にメッセージを伝えるが如く、パスを送ったり、ポジションを取ったりして、次のプレーを引き出します。しばしば、シーズンオフに、選手の大量入替が起き、戦術も選手間の意識も不明でも、突然一緒になった選手間で、チーム連動プレーも行えたりしますね。しかし、これは、優秀選手による奇跡みたいなもので、通常選手では、混乱しチームプレーとは到底なりませんね。
そんな混乱を防止し、無駄な努力も無く、チーム全選手が最短で効果的にチームとしてプレーするには、「戦術」=「チームの決め事」=「規律」を設定する訳です。
更に、「戦術」には、手品の様な効果があり、選手の組み合わせプレーにより、選手個々の合算値を上回る事が可能となります。優秀選手を多数揃えるチームに対抗するには、相手戦術を上回る事で、局面での優位〜数的優位と位置的優位〜により、優秀選手
に勝つ事が可能となります。
いわゆる、弱者戦略として、戦術は強力チームに対抗する唯一の方策となる訳です。
2.コンサでの戦術と選手
概要を確認しましたが、
コンサはかなり改善されましたが、選手層は優秀選手多数ではありません。
資金力に応じた選手層構築で、サテライトからの一貫教育による有望育成選手のトップ昇格・戦力化、各種事情により移籍・加入した選手層の2グループで形成していますが、所謂「優秀有力選手」は少数に限られ、「弱者戦略としての戦術」が必須チームです。そんな、個々選手能力勝負では、J 1リーグを闘い、まして上位を狙うなどは、不可能ですが、優秀戦術・より高等戦術を機能させ、その格差を超える訳です。
現在、コンサの基本戦術は、コンサ式ミシャ戦術で、高等・特殊戦術でしたが、更に、最高等・最新戦術「本物ハイプレス戦術」を加えるトライを試みている所です。
「戦術」は、フィジカル・身体からでも、事でのテクニックでも有りません。
最初から最後まで「ヘッドワーク・頭の中、つまりは、考え方と意識」に尽きます。
確かに、意識したプレーのためのフィジカルやテクニックは有りますが、それ以上、その前に、「突き詰める意識と集中」が根本で、それをやり切る意思の強さ、の問題となります。
ジェイも、ロペスも、チャナティップも、ルーカスもすっかり変わりました。戦術を追求する意味と価値が浸透し、根本レベルで意識変革が起きた訳です。
意外な事に、国内選手に、未だ、その意思の強さに疑問が付く選手がいます。
しかし、その意識や意思の差は、僅かで、チーム一体となって、戦術のレベルアップ、進化に懸命に取り組んでいます。
われわれサポーターは、正確な理解と支援により、このチームのチャレンジを支えましょう!
2020年02月12日
コンサ新戦術として注目の「ハイプレス戦術」は、Wワイド、そしてリーグの最新流行戦術で、取り組みチームも急増しますが、
「ハイプレス戦術」は、多様なパターン・内容の総称で、その実体は、選択するものにより大きく相違しています。
マスコミ・解説者も、正確な観点は乏しく、いわゆる「広義のハイプレス」で一派ひとからげです。
という事で、ここで「ハイプレス戦術」・コンサの選択につき、考察してみましょう。
1.ハイプレス戦術概要
ハイプレス戦術の概要から見てみましょう。
ハイプレス戦術は【高い位置で相手選手へプレッシングする戦術】とされますが、
「高い位置」~3通り
・相手ゴール前=相手最終ライン/DF・GK
・相手ミドル陣=相手第二列目/ボランチ・サイド
・センターライン付近=相手三列目/OMF・トップ下・シャドー・WG
「プレッシング」~4通り
・そこでボール奪取
・狙いエリアへ誘導しボール奪取
・パス制約によりパス精度低下
・パスタイミング遅滞 の項目があり、形態内容が分かれます。
その分岐する
[ハイプレス戦術形態]には、
➀ゲーゲンプレス戦術~
相手ゴール前・ミドルで、ボール奪取し、ショートカウンターからの得点獲得の、守備➝攻撃・得点の一体チームプレー戦術
➁前線からの守備によるパス制約戦術~
相手ゴール前・ミドル・センターライン付近敵陣と、位置を問わず、相手のゲームメイク制約=パス制約し、相手プレーを制約する守備戦術
の2通りで、「攻守一体型」~「守備限定戦術」までを意味しています。
[➀ゲーゲンプレス戦術]は、
a.プレイエリア制圧型 ~スペースとパスコース遮断➝意図的に空けたコースへ誘導・パスカットと数的優位で奪取
b.パス受け手制圧型~ パス出し手へのブレスは低くパスを出せるが、受け手に1対1・2対1で勝負
c.パスコース制圧型~ 相手パスコース遮断➝意図したフリー錯覚コースでパスカット・奪取
d.ボールホルダー制圧型~プレス選手がホールホルダーへ一斉攻撃➝パスコースありパス➝そこに一斉集中繰り返し
の代表4パターンがあり、a.ドルトムント・マンC、b.バイエルン、c.バルセロナ、d.1974W杯オランダ代表の通り、内容選択となります。
[➁前線からの守備によるパス制約戦術]は、
上記の通り、敵陣内で「パス制約」を目的とする守備戦術で、相手の自在な攻撃を制限するまでの守備のみ戦術で、従来から、基本戦術として実践されて来たものです。
また、
[相手対応パターン(ハイプレス対抗戦術)]
によってその成果が分かれ、
a.相手ボールホルダーが、コースが無くパスが出せず、プレー選択をためらいエリアがプレー出来ない程狭められ、ボール奪取
b.プレスが届く前に、前線方向へロングボールで逃げる➝精度は低く、良くてスペース・エリアへの放り込みで、結果ボール奪取
c.エリア・コースを封じ、狙いパスコースのみ空けた誘い込み➝狙いポイントで待ち、数的優位も加えてボール奪取
d.プレス・スペース埋めプレイも甘い➝ボール奪取ラインを突破し高い位置よりゲームメイクされ守備失敗
e.相手ホルダーが、強靭フィジカル・強力ボール保持力・突破力を持つスーパー・優秀選手で、プレスを突破し、高い位置よりゲームメイクされ守備失敗
の5つの結果が待っています。
重要ポイントとして
[ハイプレスが成功しなかった場合対策]
も連続・連動戦術としてあります。
・全てのスペースを埋める理由は、上述のハイプレス・パスコース封じにありましたが、同時に、第1ハイプレス失敗で、ホルダーの突破やパス出しの瞬間、瞬時に第2プレス・スペース消しでパスコース封じの布陣・配置を用意する事です。その第2プレスも外されたら、更に第3プレスとの準備が「チーム全体スペースを埋める前進プレイ」です。
[ハイプレスの局面]
も2つに分岐します。
➀相手ビルドアップ時、DF・GKラインにプレス
➁相手陣内でボールを奪われた時直ちにボールを奪う(再奪取)
の2パターンで、
➀は、相手ボール支配を奪い、自ボール支配に転換する、
➁は、自ボール支配を喪失した瞬間、再度ボール支配を取り戻す、
この分岐は、[ハイプレスタイミング]に直結・連動し、
➀は、最前線選手がスイッチ役で、ホルダーへ襲い掛かりますが、他のサポート選手・チームの一体連動プレーと同一スピード・タイミングとなります。最前線ブレス選手が、周り選手が整う前にプレスでは、コースはあり、簡単・容易にパス出しされ、プレスは全く掛かりません。一定時間が必要、という事です。
➁では、相手陣で、自ボールをロストし、相手に奪取された時は、既に、自チーム選手は相手陣内の狭いエリアに前進し攻撃態勢中です。ボールロストしホールドされている最接近選手は即座に襲い掛かり、周りの選手は、スペース・コースを抑え、条件は整いハイプレスとなります。「マンCの5秒ルール・バルセロナの7秒ルール」ですね。
[ハイプレスでボール奪取後の展開]
も分岐します。
➀ショートカウンターで決定機構築から得点獲得
➁ポゼッション・ボール支配・攻勢
の2つです。
実に、<ハイプレス=ショートカウンター>との短絡傾向が強いですが、適正な展開を指向すると、≪ショートカウンター≫30%~≪ボールポゼッション・攻勢≫70%となります。短絡指向で、どんな局面でも≪ショートカウンター≫は、無理なパス・低精度パスとなり、相手にパスカット・ロスト回収で、折角獲得したボール支配・攻撃時間を喪失し、ハイプレスのため相手陣内高くにチーム全選手が位置取りした結果のDF裏・広大なスペースを突かれ失点・大リスクとなります。また、相手陣内に選手が密集して居る事から、再ハイプレスを仕掛け続け、こだわり続けると、ピンチ必至となります。速やかに、リトリートと最接近選手はホルダーへ「プレイ遅延」のみを狙い自陣整備の時間稼ぎするプレイとなりますが、ハイプレスか守備か、その戦術転換の判断のタイミングと成否が失点に直結する事となります。
川崎・琉球・練習試合の大量失点は、この≪無理なショートカウンター・短絡パターン・戦術転換判断≫での破綻と想定されます。
➀ショートカウンターは、相手選手が少なく布陣未整備で数的優位がある局面で、ラストパス・シュートとなる局面で、ハイプレス・ボール奪取しても、30%程度しか無い局面です。例え、ゴール前でのボール奪取でも、ゴールまで相手選手が密集した中に放り込むのは、パス失敗・ボールロストにしかなりません。その場合の正解は➁ポゼッションですね。
➁ハイプレスでボール奪取の多くの局面は、相手選手・特に中盤は、「コンパクト陣形の中、スペースカバーの密集した選手配置」が通常です。その中で、「ショートカウンター」としてショートパス交換を仕掛けても、多くはパスカット・ボールロストから回収されてしまう事態しか起きません。相手中盤にボールを奪われないためには「ボールポゼッション・支配」が正解で、じっくり攻撃を仕掛ける「攻勢」態勢の展開です。
つまり「ハイプレス ⇨ ショートカウンター
⇘ ポゼッション 」の2通りの展開が続くという事です。
≪ハイプレス~ショートカウンターとポゼッションを使い分ける≫との公式です。
もう1点、ハイプレス戦術を実施する
[選手能力]が重要ポイントです。
必要な選手適性は「インテンシティー(強度)・アジリティー(敏捷性)・持久力(体力)」です。
インテンシティー~ホルダーから奪う・コースを消すために。
アジリティー~相手選手の動き「前」のプレス、瞬時ボール奪取のための襲い掛かりは、「瞬間的な瞬発力」の敏捷性が要件。
特に「持久力・体力」~90分ハイプレス可能なチームはどこにも存在しません。体力不足が原因となり、ハイプレイが停止し、失敗とのコメントは多々、沢山聞きますが、そもそも、そんなチームは存在していない、という事なんですね。
そのため、「試合運びの上手さと体力の使い方=オンとオフの使い分け」が求められます。
理想的な展開は、
試合開始15分以内にハイプレスで得点獲得~成功すれば「パスを回して休み」~得点獲得出来なくとも「相手にボール・パス回しさせ」相手ミスを突き「カウンター」を狙いチャンスを待つ、との展開となります。
つまり、「短時間で攻撃得点し、あとは休んでいる」との展開です。
そこでは「試合展開を読む判断」「試合の流れを読む判断」の能力が重大で、<試合の中で戦術のオン・オフを実践する>と言うものです。
しかし、そんな判断力を持つ選手は中々いません。
酷いケースは、監督・指導者も理解していない場合です。
そういう意味では、「戦術成功」のため「高いヘッドワーク能力」も必要とする戦術です。対戦相手の戦術変化・展開・流れに応じて、戦術転換を行う戦術で、「ピッチ外の監督・指導者があらかじめ指示・指定」は通用しません。実戦では、強豪チームは、相手のやり方を見て、試合中にシステム・選手ポジションを微調整して来ますが、「ピッチ上の選手たちが状況に応じた的確な判断により、戦術を判断する」となります。「ピーチ上に、コントローラー・判断者が必要」となります。
いかがですか?
[ハイプレス目的・意図][相手対抗戦術][ハイプレスを仕掛ける局面・タイミング][ハイプレスでボール奪取後の展開][必要な選手適性]の各事項で、明確・詳細に分岐・分離・パターン分け・成果相違となります。
なんと「多岐多様・奥の深く・難しく・繊細な戦術」ですね。
こんな、分かり難い戦術にも拘らず、その効果・成果の大きさから、最新流行戦術です。
昨シーズン、Jリーグで選択チームは、横浜FM・千葉・徳島の3チームでしたが、横浜FMの強烈な戦力と成功、併せて、Wワイドで大流行も重なり、
2020シーズン、Jリーグ選択チームは、千葉・徳島、J1では、横浜FMに続き、川崎・コンサ・G大阪・FC東京・広島・横浜FC・湘南と18チーム中8チームがトライすると公言しています。
しかし、ここまで見て来た通り、「多岐多様・奥の深く・難しく・繊細な戦術」と「選手」が揃うチームは、極僅かに限られ、ハイプレス戦術の失敗パターンが続出し、余りの「大量失点」から、「ハイプレス戦術」を放棄するチームが多発と想定されます。シーズン最終まで、「ハイプレス戦術」を完遂するチームこそが、この戦術を習得・保有し、攻守での強力プレイを獲得する事となるでしょう。
2.コンサの「ハイプレス戦術」は。
ミシャの意図する「ハイプレス戦術」です。
「高い位置」~
相手ビルドアップ狙い;・相手ゴール前=相手最終ライン/DF・GK
ボールを再奪取狙い;・相手ミドル陣=相手第二列目/ボランチ・サイド
「プレッシング」~・そこでボール奪取・狙いエリアへ誘導しボール奪取
[ハイプレス戦術形態]➀ゲーゲンプレス戦術~a.プレイエリア制圧型 ~スペースとパスコース遮断➝意図的に空けたコースへ誘導・パスカットと数的優位で奪取
a.ドルトムント・マンC型
[相手対応パターン(ハイプレス対抗戦術)]
a.相手ボールホルダーが、コースが無くパスが出せず、プレー選択をためらいエリアがプレー出来ない程狭められ、ボール奪取
b.プレスが届く前に、前線方向へロングボールで逃げる➝精度は低く、良くてスペース・エリアへの放り込みで、結果ボール奪取
c.エリア・コースを封じ、狙いパスコースのみ空けた誘い込み➝狙いポイントで待ち、数的優位も加えてボール奪取
の3パータンを狙いますが、
d.プレス・スペース埋めプレイも甘くなった局面で「ハイプレス戦術」停止し、基本戦術に転換。
e.相手ホルダーが、強靭フィジカル・強力ボール保持力・突破力を持つスーパー・優秀選手で、プレスを突破し、高い位置よりゲームメイクされ守備失敗
d.e.の[ハイプレスが成功しなかった場合対策]
・第1ハイプレス失敗で、ホルダーの突破やパス出しの瞬間、瞬時に第2プレス・スペース消しでパスコース封じの布陣・配置を用意する事です。その第2プレスも外されたら、更に第3プレス
[ハイプレスの局面]
「ハイプレスタイミング」と連動し、
➀相手ビルドアップ時、DF・GKラインにプレスで、相手ボール支配を奪い、自ボール支配に転換するもので、
最前線選手がスイッチ役で、ホルダーへ襲い掛かりますが、他のサポート選手・チームの一体連動プレーと同一スピード・タイミングとなります。
➁相手陣内でボールを奪われた時直ちにボールを奪う(再奪取)で、
既に、自チーム選手は相手陣内の狭いエリアに前進し攻撃態勢中で、ボールロストしホールドされている最接近選手は即座に襲い掛かり、周りの選手は、スペース・コースを抑えハイプレスを掛けます。「マンCの5秒ルール」です。
[ハイプレスでボール奪取後の展開]
➀ショートカウンターで決定機構築から得点獲得
➁ポゼッション・ボール支配・攻勢
≪ショートカウンター≫30%~≪ボールポゼッション・攻勢≫70%。
短絡指向・どんな局面でも≪ショートカウンター≫は、無理なパス・低精度パスとなり、相手にパスカット・ロスト回収で、折角獲得したボール支配・攻撃時間を喪失し、ハイプレスのため相手陣内高くにチーム全選手が位置取りした結果のDF裏・広大なスペースを突かれ失点・大リスクとなります。また、相手陣内に選手が密集して居る事から、再ハイプレスを仕掛け続け、こだわり続けると、ピンチ必至となります。速やかに、リトリートと最接近選手はホルダーへ「プレイ遅延」のみを狙い自陣整備の時間稼ぎするプレイとなりますが、ハイプレスか守備か、その戦術転換の判断のタイミングと成否が失点に直結する事となります。
川崎・琉球・練習試合の大量失点の二の舞は避けます。
➀ショートカウンターは、相手選手が少なく布陣未整備で数的優位がある局面で、ラストパス・シュートとなる局面に限定。
➁ハイプレスでボール奪取の多くは、相手中盤にボールを奪われないため「ボールポゼッション・支配」で、じっくり攻撃を仕掛ける「攻勢」態勢です。
≪ハイプレス~ショートカウンターとポゼッションを使い分ける≫との公式です。
[選手能力]必要な選手適性「インテンシティー(強度)・アジリティー(敏捷性)・持久力(体力)」。
インテンシティーは、コンサ最前線・ボランチには揃っています。ジェイ・ロペス・武蔵◎
アジリティー~「瞬間的な瞬発力・敏捷性」はチャナティップ・武蔵・荒野◎
持久力・体力~試合運びと体力オンとオフを実施。
理想的な展開は、
試合開始15分以内にハイプレスで得点獲得~成功すれば「パスを回して休み」~得点獲得出来なくとも「相手にボール回しさせ、カウンター狙い」展開となります。
「短時間で攻撃得点し、あとは休んでいる」展開で、「試合展開・流れを読む判断」により戦術転換を行い、その判断コントローラー・判断者選手は、宮澤・駒井・田中が◎。
ハイプレス戦術を相当突っ込んで研究してみましたが、その難易度に驚きです。ここまで2年間の積み上げがコンサには存在し、「ミシャも浦和でトライ仕掛け、そのままになっていた最新・流行の最強戦術」を本格トライ・習得出来る「チーム・選手」があります。
しかし、過去多数のチームで、ハイプレス戦術完成までの過程・道のり・戦績は、「大敗・大量失点」の嵐が続き、「戦績上昇」までには、大変な時間と涙と汗が必須で、過酷な日々となります。コンサの「トライ・追及の過程」は、その努力次第ではありますが、同様な過程・日々への「覚悟」が必要ですね。
監督・指導陣・選手を信じ、多くの支援・サポートを注ぎ・一緒に成長・進化を誓うものです。
2020年02月11日
キャンプ第2次沖縄キャンプは、「新戦術習得」をテーマとするも、一挙に混迷・混乱に突入で終了。
「新戦術」を導入した理由は、
第一に、昨シーズンの失点数(リーグ11位)の打開・改善、
第二は、攻撃時間を拡大、攻撃スタート位置を相手ゴール付近とする、との攻撃力拡大し更に得点数を増加させる、との意図でした。
また、ハイプレス戦術の大前提、
・チーム一体となった連動プレイの実施、
・ハイプレス戦術を可能とするフィジカルの保持、
の2要件は、昨シーズンで、一定レベルまで熟成・獲得し、充分、その前提要件はクリアー・克服した、との認識があり、
導入理由と、戦術の前提要件保持、から本格導入・チーム戦術化を狙ったものでした。
しかし、見事に・脆くも、その<目算・計算は大外れ>との現状です。
現況、チーム一体連動プレーの実践も、前提フィジカル確保も、計画・予定とは大きく相違し、「キャプテン宮澤・チームキーマン福森のWキャストのフィジカル停滞の体たらく」「選手個人の意識と管理の甘さによる故障者発生」で、チームのフィジカルコンディションは、想定・計画値の60%にしか達していません。
その遠因は【チーム全選手・契約更改】の奇手・【シーズン終了~キャンプまでの長期間オフタイム】の対応は、プロ意識が低く・当たり前の自己管理も怠るコンサ選手には、逆効果にしかならなかったとの痛い経験となっています。
今迄で最高のキャンプインとした選手は複数在り、キャンプ当初・チームを率先し、順調なキャンプインとしましたが、何時まで経っても、チームに追いつこうとしない出遅れ組が、意識の低さからキャンプ終盤まで、チームに追いつかず、現在の苦境を招きました。残念ですが、「今シーズンのキャンプは半ば失敗」です。
その影響は、
➀戦術混乱でシーズンインにより、スタート不良しか見込めません。
当然、敗戦・大敗の連続が想定され、一気にリーグ下位でのスタートが必至です。
➁戦術混乱は、選手パフォーマンス不良にしかなりませんね。
結果、よりチームプレイ・共通戦術意識と実践が低下となりそうです。
その結果、選手間不協和音・監督への疑問不協和音が産まれる事も想定です。
出遅れ選手のフィジカル回復は、本人意識次第ですが、4月頃まで掛かるとすると、順位は最下位・降格圏付近まで低下します。2月下旬で、チーム全体コンディションは、戦闘可能レベルに何とか到達させるしかありませんね。
という事を前提に、シーズン開幕戦・ルヴァン杯鳥栖・アウェイ戦へ向け前進開始です。
1.対戦チーム鳥栖現況
全チームの評価で、
「E評価
フェルナンド・トーレス、イサック・クエンカ、小野裕二と攻撃陣の主力がいなくなり、このあたりはやはり大きな痛手となるはずだ。攻守両面においてストロングポイントは少なく、今季も残留争いに巻き込まれることが予想される。粘り強さはあるものの、全体的な戦力アップに成功しているとは言えず、降格の可能性も決して低くはない。」
キャンプは、早や2/3に打ち上げ、現在鳥栖に戻り調整中。
最終TGは、2/2 「対大宮戦 2ー5」とコンサ並みの大敗。
得点力は依然乏しく・ストロングポイントの守備力も中軸選手流失・喪失で、崩壊。
大量喪失・大量加入で選手入れ替えも、有力選手とレベルダウン選手との戦力ダウンでの入れ替えとなり、既存の中核選手は、ほぼ30歳~のベテラン選手で、シーズン全般は到底持たない選手層。多数の加入選手は、格下レベル選手でJ1で通用するかは未定だらけで計算し難くく、現実的には、将来性は目をつぶり、今役立つメンバーの試合起用とするも、短期間しか、当初戦力は保てない状態。
シーズン開幕には、故障者は少なく、フルメンバーでスタートの様。
戦術は、鳥栖の看板・3バック堅守速攻型から、「4ー4ー2」のオーソドックスタイプとなり、昨シーズン、同一フォーメーション。キャンプでは、「4ー3ー3」の流行型もトライするも、堅守速攻とは合わず、本来戦術となりそう。
また、何でも放り込みの脱却と言う事で、ビルドアップもトライするも、相手ターゲットがオチで、僅かで、多くは放り込みでしょう。
「堅守・速攻」で、以前の「ハイプレス戦術」は、試合起用選手年齢上昇から、フィジカルが持たず、消滅。ロングパスの放り込み戦術がメインでした。
選手メンバーが主体は変わっておらず、パス交換の中軸選手流失から、益々、放り込み型の占率が増加していそう。
特筆は、コンサに居た菊地直哉新コーチがヘッドですね。
いずれにしても、シーズン初戦が、リーグ最下位候補チームとの対戦は、混乱・混迷状況を抱えるコンサには、大ラッキー!!でした。
さて、対するコンサの戦術・試合展開・メンバーは、予想が難しくなりました。
2.コンサの対戦戦術・試合展開・メンバー予想
ミシャは、相当悩んでいる所ですね。
ミシャの試合起用選手選択方法は、①戦術理解・フィジカル・連携組織プレーの高さが大前提、②直近練習で良かった順(練習で手を抜く選手は起用しない)ですが、
Aチーム想定選手が低く、
一方で、新戦術ハイプレスの実践レベルの低さから戦術選択の可否判断、
Aチーム想定外別選手のレベル合致の状態となり、最適解が直ぐ出てこない、と言う事態です。
現況を整理すると、
(1)先ず、キャンプ第3週まで確認した、昨シーズン戦術の出来は、チーム全体に浸透し、Aチーム.Bチーム共に、昨シーズンレベルを確認しました。
(2)第4週・5週目に取り組んだ新戦術ハイプレス戦術は、前提フィジカル不足が出遅れ選手だけで無く、ほぼ全選手で不足しており、その可能時間は、個々選手で相違するも、チームプレーとするには、20〜30分が可能限度時間が現在状況と、練習試合で実証。
(3)基幹選手宮澤・福森フィジカルアップ、駒井・深井のリカバリー想定外遅れとコンディション作りの失敗で、中軸選手が試合起用レベルに未達。
従来戦術、新戦術のコントローラー、ゲームプランの最重要パーソン、中盤守備の要、ミシャ戦術最高理解者を喪失している現況。
(4)一方で、有力若手選手筆頭金子の台頭、ジェイ・ロペス・ルーカスのハイコンディション、チャナティップ・武蔵・白井の安定感とプラス要因も出現。
(5)全練習試合で、大量失点となり、DF陣進藤・ミンテ・福森とGKソンユン・菅野は低調で自信喪失状態で、新戦術ハイプレスでのチーム全体前進の意識に抵抗感があり、フィジカルに自信も無く、新戦術機能低下の根本原因のひとつになり始めているもの。
さて、どうでしょう?
では予想です。
A.戦術と試合展開予想
戦術選択は、
基本戦術〜昨シーズン戦術ですが、新戦術〜ダイレクトパスとゲーゲンプレス(ハイプレス)戦術、が加わりましたが、新戦術のゲーゲンプレスがチームに根本からの戦術転換を求めるも、不徹底プレー選手発生による守備破綻状況を招くもの。
不徹底プレーは、前半と後半の2つの開始時刻〜20分後となる事から、その状況・時間後は、ゲーゲンプレス戦術封印し、基本戦術で展開となります。
ポイントは、新戦術ゲーゲンプレスタイムは、得点獲得最有力時間帯で、そこでの決定機に確実に得点獲得する、決定力に焦点が再浮上します。つまり、確実に獲得される複数決定機で、沈着冷静にゴールの枠内、ターゲットポイントを突くシュートプレーの成否が、試合を決定付けるものとなります。
ゲーゲンプレス戦術は、相手ボール保持時に、相手ゴール前でのボール奪取からのショートカウンター戦術ですが、ボール奪取後でのショートパスの精度とチーム全体連動のポジション移動の量とスピードが、ショートカウンター成否の鍵で、
反対に見ると、
その不徹底=パスミス・運動量不足やスピードの遅れこそが、相手チームにボールを奪取や回収され、逆カウンターで、失点との悪夢に転落の原因となる訳です。
その逆カウンターは、失点と共に、中盤〜DF選手のフィジカルを大幅にダウンさせる原因ともなり、ゲーゲンプレス戦術破綻〜大量失点に繋がるもの。
と言う事で、ゲーゲンプレス戦術発動タイムは、全選手が、より精密な役割を確実に、全力プレーする事を要求します。その代償が、相手にボール保持を阻止し、攻撃機会と時間を奪い、また、強烈な得点力をもたらす、と言う事ですね。
ゲーゲンプレス戦術発動を停止しても、コンサには、強力コンサ式ミシャ戦術があります。その実力は、ゲーゲンプレス戦術に比べると、コンサ攻撃得点力は下がり、相手攻撃機会時間帯は保持されるものですが、リーグ上位の攻撃的戦術で、また、相手攻撃機会があり、失点も多くなりますが、対戦チームと共に、攻撃し合う、叩き合いとなる優秀戦術です。
《ゲーゲンプレス戦術 対 コンサ式ミシャ戦術》
◎ 得点獲得 ○
◎ 失点阻止 △
✖︎ 破綻時 △
との対比となりますね。
フォーメーションは、システム可変型で、リーグでも多くのチームが取り入れる戦術。
この戦術に連動する試合展開予想は、
試合開始〜15分
ゲーゲンプレス戦術発動し、ボール奪取からのショートカウンターと攻勢での複数決定機に、沈着冷静シュートで、複数得点獲得。また、ボール保持100%時間帯を続け、相手チームにボール保持も阻止の完全試合状態。【 2-0 】
20分〜 45分
ゲーゲンプレス戦術終了し、コンサ式ミシャ戦術で、叩き合い展開で、攻守を入れ替えて、両チーム共に得点し、前半戦終了。【 3-1 】
後半開始〜60分
後半開始時に、ボランチ交代し、活性化。開始からの15分ゲーゲンプレス戦術作動し、コンサ完全コントロール展開とし、その中、複数決定機に沈着冷静シュートにより追加点獲得。【 4-1 】
60分〜80分
ゲーゲンプレス戦術終了。コンサ式ミシャ戦術で、叩き合い展開。
前線選手交代し活性化
80分〜90分
相手攻勢時間帯で、合わせて選手交代し、守備強化体制・フォーメーションとメンバーで守り抜き終戦。 【 4-1 】で完勝との展開予想‼️
前半戦は、ゲーゲンプレス戦術と基本戦術の転換、後半も同様とし、大勝勢なら守備戦術と戦術転換、使い分けの試合展開ですね。
3.メンバー予想
上記戦術、試合展開を前提に、
先ず、ルヴァン杯レギュレーションの21才以下選手は、コンサは4名が対象候補で、DF濱、FW菅・檀崎・藤村です。1名以上起用が必要ですね。
では、スタメン
ジェイ
武蔵 ロペス
白井 深井 荒野 ルーカス
濱 ミンテ 進藤
ソンユン
サブ
45分交代 深井↔️宮澤
60分交代 ジェイ↔️金子
ロペストップ、金子シャドー
80分交代 ルーカス↔️早坂
外、藤村、福森、菅、菅野
福森は起用外、
キーポジションのボランチは、ゲーゲンプレス戦術での三列目前進、相手選手は襲い掛かる力のある荒野が狩猟のサブと主役、好調金子のシャドー抜擢、同様にサイド攻略の高い白井とルーカス、結果的に、菅が起用外、
との選手起用です。
如何でしょう‼️
特に、宮澤、福森が間に合う努力を期待します。
戦術転換で、現在のミシャやや悲観論もコントロールし、勝利追求は可能で、勝敗予想は完勝【 4-1 】と出来ます‼️
2020年02月09日
コンサ第二キャンプの締め括り、川崎戦練習試合は、
チームリリース
45分✖️4本
1本目:札幌 1-3 川崎
2本目:札幌 1-4 川崎
3本目:札幌 0-3 川崎
4本目:札幌 3-1 川崎
得点者 鈴木、宮澤、金子3 です。
詰まり、2試合を実施ですが、選手起用を実戦に近づけ、11人+3人のセット✖️2=28人を実戦テストした訳です。
第1戦が、Aチーム、第二戦が、Bチームでしょう。
結果は、
Aチーム2-7敗戦、Bチーム3-4敗戦。
評価は、色々ありますが、
Aチームの前半戦の1得点、後半戦の1得点の獲得時間、試合開始直後〜ハイプレスが作動した時間に注視です。
ハイプレスによる得点かどうか、ハイプレスタイムがどこまで延びているか、が分かるからですね。
しかし、明日熊本第三次キャンプは移動して、キャンプ第5週となるも、ルヴァン杯第一戦まで、中5日間となり、新項目練習追加は不能で、フィジカルコンディション改善・コントロールと、連携確認程度で、ハイプレス改善、特に、ハイプレスタイム大幅延長のトレーニング期間は有りません。
ハイプレスタイムが、短時間しか機能しない現状だとすると、ハイプレスと通常戦術を使い分ける、戦術転換を試合の中で、臨機応変に行う事が必要となりますが、そのコントロール方法とレベルアップは必須事項で、ルヴァン杯第一戦の実戦・シーズンスタートまでに、確定していなければなりません。
そのコントロール方法としては、
a.新戦術ハイプレスのスイッチとコントロール
b.試合途中戦術転換の2つがポイントですね。
a.ハイプレスのスイッチとコントロールは、
スイッチは最前線の3トップ選手、しかし、二列目三列目最終ラインの連動のコントロールは別選手となる点です。
一旦ハイプレス作動のサイン・スイッチが入ると、全選手がポジションアップ、前のスペースを埋める連動と、最前線でのボール奪取プレーと二列目のサポートポジショニングは、チーム一体プレーとなります。
その一体プレーのスイッチは、最前線選手が相手最終ラインへ襲いかかるプレーでスイッチオンです!ポイントは、コントロールは別選手で、二列目三列目最終ラインまでの現況を情報把握・判断し、即座適正に出来る選手だと言う事です。ハイプレスのコントローラー・司令塔で、ポジション的には、三列目のボランチとサイドが適します。今日の起用選手次第ですが、例えば、宮澤・駒井・田中・深井・金子はその能力は持ったますね。
Aチームの起用選手が注意ポイントですね。
問題点は、そのコントロールの出来です!
注視ポイントです‼️
b.試合途中戦術転換は、
全選手が共通理解の上、コントローラー・司令塔のサインで、一斉戦術転換となります。詰まり、二列目以降、特に、三列目最終ラインのフィジカルダウンに合わせ、チーム全体での前進がスピード・アップ幅で低下し始めたら、ハイプレス戦術は機能ダウンし、スペースを産み、相手カウンターリスクや再ボール奪取不能との事態が濃厚として、通常戦術に戻す訳です。
そのタイミングと戦術転換がスムーズに進むか、も問題点となります。
ハイプレス戦術の初歩段階では、多様な問題点が多発し、その改善が進む事で、戦術の機能度が上昇となりますが、現実に発生する状態は、初歩段階で、まだまだ改善事項が多数、と言う事です。
何よりも、ハイプレス戦術の大前提の、二列目三列目最終ラインの連動前進=相手カウンターではハイスピード後退が多発となり、上下動の運動量が絶対要件ですが、
前練習試合琉球戦では、僅か試合開始〜5分間、
本日でも、早々に作動・機能タイムが終了し、その後、守備混乱・被カウンター多発〜大量失点との状況と想定されます。
ハイプレス戦術の大前提の運動量・フィジカルが未だ大幅不足で、フィジカルコンディションが良化しても、解決する問題では無く、シーズン全般の中で、徐々に鍛えて行くしか無い事となりそうです。
せめて、45分ハイプレスタイムがあれば、時間帯や局面を選び、作動させ、得点獲得タイムとする試合展開・戦略もあり得ます。
どうするか?ミシャは。
試合後のリリースで、
第1試合のAチーム試合は、
得点は2得点共に、ハイプレス戦術得点。
問題の失点は
1本目終盤に2連続失点、
2本目は開始34分から終了までに3連続失点、との内容が判明。
①先ず、あの川崎から前後半、ハイプレス戦術タイムにそれぞれ得点で、得点力の高い戦術として機能。
②ハイプレスタイムは、
1本目の前半戦は、終盤=35分頃までは機能。
2本目の後半戦は、開始34分まで機能。
と、ハイプレス戦術破綻タイムは、試合開始から35分に分岐点がある、という事で、それまでは、強敵川崎相手に程度はあるも機能し得点獲得まで機能した時間帯があった、となります。
ここに、改善の糸口がありそうですね。
上述の、戦術転換の問題とも想定出来そうです。
また、強敵川崎でこの試合展開となりましたが、相手チームの戦力と戦術、特に、相手チームDFの能力・ボール保持力の高低で、同様破綻の有無が決定します。
全試合、同様大量失点となる訳では無く、鮮やかにハイプレス戦術が機能し、大量得点で大勝も可能となる訳ですが、リーグ上位のため、上位陣・難敵強力チームの撃破は必須で、本日改善は必須です‼️
2020年02月08日
コンサの第二次沖縄キャンプ=コンサキャンプ第4週は明日の川崎対戦練習試合で終了ですね。
本来、キャンプ第4週段階は、
<2/3~2/10;実戦フィジカル1.5倍(試合形式)・新戦術・組織力構築>でしたが、
ミシャは、
新戦術〜ハイプレス・最前線からのボール奪取戦術〜をテーマに、集中トレーニング。
同時に、ここまで4週の累積疲労を、昨日・本日連続軽度練習としコントロールし、明日の川崎戦は、フィジカルコンディションを回復し、運動量とキレを取り戻して、新戦術が機能可能状態として、実戦練習試合としました。
前トレーニングゲーム琉球戦で、問題点となった
「最前線でのボール奪取に連動した、チーム前進、全スペースを埋めるチームプレー」を、
前練習試合の試合開始〜5分間作動を、〜20分間作動し得点獲得とする戦術とする訳。そして、複数得点獲得となれば、一旦、布陣を通常位置とし、フィジカル回復・冷静化タイム10分間、〜40分から、再び、ハイプレスタイムとして、追加点獲得を狙い前半戦終了、との45分の形成を目指します。
強力チーム川崎は、絶好のテスト相手ですね!
攻守バランスの良さ、個々選手の強さ、連携・組織プレーの得意なチームプレー相手に、上記状況や、近い状況が作れれば、シーズンに充分機能し、ストロングスタイルとなる新戦術が形になります。
そのための、運動量、身体・頭スピード、キレは作動可能状態まで、フィジカルアップさせ、前練習試合で起きた、試合開始直後のガス欠によるチームプレー実践の選手ごと格差は全選手のチームプレーで、改善・解消されます。
この様に、このキャンプ第4週は、新戦術の習熟に集中でした。
2020年02月07日
驚愕の琉球戦大敗3-7は、ショッキングな結果が第二次キャンプ終了直前の練習試合で発生。
マスコミは意外に冷静、サポーター間ではやや悲観も含めショックの反応ですね。
しかし、ミシャはともかく、スタッフ陣は想定内の事態で、改善策も明確ですが、やや時間が掛かる改善過程となり、一喜一憂せずに追求し続ける事が大切ですね。
大敗の原因は、確かに「新戦術・最前線からのボール奪取戦術」の反作用そのものにあります。
1.そのメカニズムは、
①コンサ最前線~3トップ~は、相手最終ラインのDF・GKに息つく間もなくタイトチャージを連動して仕掛けます。連動がポイントで、チャージャー以外はサポート役となり、最近接相手選手とターゲット選手の間で、近接パスを阻止し、ターゲット選手がボール保持に追い込みます。チャージャーは、そのタイミングを捉え、パス出しで逃げられなくなったターゲット選手にハードチャージを仕掛け、ボールロスト〜奪取とします。この様に、チャージする選手も重要ですが、サポート役選手の連動が無ければ、簡単に、叩かれチャージを躱されてしまうものですね。
②①での選手連動は、最前線選手だけでは無い点が、この戦術の最大ポイントとなります。この戦術の最大リスクが、「チャージによるボール奪取を失敗した局面の対応」で、この対応が甘いと、相手からの逆カウンターの餌食となり失点多発となります。
正に、琉球戦は、典型的な大量失点パターンとなった訳でした。
メカニズムは、①のボール奪取失敗の局面から始まります。
多様な理由、例えば、ターゲット選手のフィジカルが強くチャージャーが当たり負けして逆に弾き飛ばされる、相対的にチャージャーのボール奪取力が低く取り切れない、ボール奪取タイミングが遅過ぎる、など相当色々にありますが、ボール奪取のチャージを躱され、ターゲット選手がパス可能となった局面がポイントです。
最終ラインのターゲット選手は、チャージャー選手よりも、位置的優位ポジションから、2列目や最前線へのパスを狙います。
この局面でのポイントは、2つに集約されます。
・先ず、パスの出し先=受け手へのコース阻止で、相手選手がスペースで受ける事を阻止する事が必須です。詰まりは、空いているスペースは全て埋めるプレーが相手ボール奪取の瞬間には、完成して居なければなりません。タイミングは、簡明で、ハイプレスと連動して、スペースを全て埋めるチーム連動プレーが、この戦術の根幹と言う訳です。
・同時に、掻い潜ったターゲット選手へ、その瞬間に「パス出しを阻止するプレー」も必要です。当然ですが、チャージャーは置いてかれたますし、サポート役の前線選手は、そのポジションからは距離が有ります。ここから、必要選手として、二列目~ボランチかサイド選手がその対象選手で、ボール奪取チャージの直ぐ後ろで、「第一チャージ失敗」となった場合、該当ターゲット選手がパス出し前に、タイトチャージを狙うとのプレーとなります。有り難い事に、このプレーは、上記の、他のパス受け手へのパス阻止策と同一プレーです!
詰まり、ハイプレスと連動して、スペースを全て埋めるチーム連動プレーこそが、第一チャージボール奪取失敗の第二チャージボール奪取、更にそれも躱された場合は、第三チャージの準備も完了する、チームプレー戦術となる訳です。
2.改善策は
琉球戦で、欠けていたプレーが何か、もうお分かりでしょうが、点検ポイントを記載すると、
①最前線3トップのチャージ・ボール奪取力
未だまだ、技術・タイミングは低いですが、チャージの源泉体幹フィジカルは、ジェイ・ロペス・武蔵・ドウグラスは◎で素質充分、チャナティップはタイミングが◎フィジカルは△、駒井や中野・金子は○、藤村・ルーカス△。
問題点のひとつ目が、荒野の飛び出しチャージは、第二チャージであって、第一チャージとすると、戦術誤りでした。一見、好プレーに見えても、✖️プレー。その空けたスペースを突かれ失点でした。
又、前線3トップの連動も未だまだでした。
②それ以上に問題点が、2列目・3列目などチーム連動のスペース埋める前線連動の不徹底で、大量失点の直因でしたね。
最前線、又二列目が相手ゴール前迄前進し、新戦術を実施するも、3列目=ボランチ・最終ラインは前進が甘く、陣形が千切れ、スペース多発し、そのポジションで相手選手が自在にパス交換し、ブロックチーム守備が崩壊している状況で、左右、前後を切り崩され失点を重ねたものでした。
その、前進しなかった理由は、
・選手の戦術理解のばらつき
・選手の意識のばらつき
・選手のフィジカルコンディションが考えられ、場合にはその複合型ともなります。
大事な事は、どの選手が穴を開け、スペースを打ち出してしまったのか、と個別選手ごとに相違、との点。
改善策は、該当選手の改善に尽き、改善しない場合は、起用候補から除外、との単純策で改善です。実際、選手の戦術理解も意識もあったが、フィジカルコンディションが低下し、プレーしたくとも出来なかった選手も多く、フィジカルコンディション改善で一気に大きく改善する事態とも推測される所です。
3.現況
既に、戦術理解が進んだ「戦術プレー実践可能選手」は複数存在するも、スタメン候補全員では無く、そのレベルアップが緊急課題。
しかし、新戦術に絞り込んだトレーニングで、その差を埋めるトライ中です。
次の練習試合・川崎戦に、どこまで間に合うかは不明ですが、ルヴァン杯第1戦までには、間に合わせる、と言う事ですね。
と言う事で、コンサが突然戦力ダウンした訳でも、新戦術が問題でも無く、新戦術の習熟・定着の問題で、具体的には、個別選手ごとの課題と言う事ですね。
巷に流れる悲観や誤解は、払拭し、速やかに戦術理解と習熟に邁進する段階で、サポーターも暖かく支援する場面と思います‼️
最後に、小野伸二の試合後コメント「コンサは、一致団結・一体となると強力チームとなり、ミシャのもとしっかり進んで欲しい」の通り、全選手の一体プレーがキーポイントで、言い換えると、速やかに、試合起用候補全選手が同レベルまで到達が現課題と言う事です。
2020年02月06日
3ー7で完敗‼️
前線からの守備の破綻例そのものですね‼️
ミシャが、浦和最終シーズンで発生した事象です。
最前線は、相手最終ラインでのボール回しでの、チャージ・ボール奪取を狙いますが、2列・3列目・最終ラインが連動してスペースを埋める前進を連動しなければなりませんが、選手の理解・意識不足、フィジカルコンディションからサボりが入った瞬間、スペースだらけで、ボール奪取などは夢物語、相手ボール回しをフリーとし、自在な攻撃を許し事となります。
ちょうど観戦に来た、岩政がSNSコメント
『今年新しく取り組んでいることにトライしていましたが不発。メカニズムの問題からクリアにするのか、選手の判断の仕方からアプローチするのか。判断基準を定める必要性がありますかね。』と戦術の問題と選手判断の問題のどちらかと指摘の通り、
見事に、大失敗となりました。
起用選手が誰で、どうしたか、が大きく、現時点での実像は、おぼろげですが、
2列目〜最終ラインの何処=特定選手の問題だと思われます。
ミシャの見せ所‼️発生❣️
2020年02月05日
各チームのキャンプは、既に終了したチームをはじめ、終盤に差し掛かりました。
各チームでの、移籍期間後の戦力増減・評価は、マスコミで盛況ですが、新戦力が、戦力形成・まして増加となるかは、〈そうは問屋が下さない〉で、単純に、戦力アップする事の方が稀ですね。各チームの基本戦略・戦術理解に時間が掛かり、更に、具体的・応用戦術の理解は、シーズン終盤になってやっと機能し始める等と言う事も、しばしば、お目に掛かる事。
現在の戦力は、現在最盛期となっている、トレーニングゲーム結果で判断出来ます。
練習試合は、チーム事情、特にフィジカル追い込み状況で、致し方無い、との見方がされますが、本当にその理由付けは、正当でしょうか。・・・答えは、単なる「言い訳」にしかなら無いですね。何故なら、実は、高校や大学など以外は、全チーム・全カテゴリーが、同一練習過程を進行していて、この時期特段ベストコンディションのチーム等は無い、と言う事です。
確かに、極端にレベルが低くチームとの対戦は、チーム内紅白戦レベル、それ以下で、得点数や、失点数は、かさ増し・レベル以上となり勝ちですが、その分割り引いて判定すべきですが、相手守備を崩し得点するパターンや力は図れます。
と言う事で、最直近の2月からの戦績を確認し、各チームの仕上がり具合を点検してみましょう。
1.2月の練習試合結果
2/1
広島-長崎(2-0)☓ G大阪-京都(6-1)〇
横浜FC-デゲバジャーロ宮崎(3-1)〇
広島-C大阪(0-0)△ G大阪-東京V(3-1)〇
2/2
鳥栖-大宮(2ー5)☓ C大阪-長崎(1-2)☓
大分-山形(3-2)〇
2/3
清水-松本(6-6)△ 浦和-北九州(9-3)〇
川崎-東京V(9-1)〇
2/4
横浜FC-栃木(3-2)〇 名古屋-八戸(2-2)△
2/5
広島-FCソウル(1-0)j〇 川崎-北九州(5-1)〇
2/6札幌-琉球 2/7鹿島-栃木シティ
2/8名古屋-北九州 C大阪-磐田
FujiXeroxCup~横浜FM-神戸
2/9川崎-札幌 広島-岡山
戦績・将来も・・
広島☓△〇(1) G大阪〇〇 横浜FC〇〇 C大阪△☓(1)
鳥栖☓ 大分〇 清水△ 浦和〇
川崎〇〇(1) 名古屋△(1)
コンサ(2) 横浜FM【1】 神戸【1】
2.戦績から
◎連勝~G大阪・横浜FC・川崎
☓未勝利~C大阪・鳥栖・清水・名古屋 です。
1月実戦の☓鹿島、〇FC東京の結果が出ていますね。
この時期に練習試合が無いチーム;仙台・柏・湘南3チームは、ルヴァン杯・リーグ戦前に、実戦テストが要らない、又は、出来ないのどちらかチームですね。普通ならば、未到達が常識で、「実戦テストによる課題発見と改善」との過程を設定しないチームには、シーズンで待っているのは「天国か地獄か」?
◎チーム;FC東京・G大阪・川崎・コンサ
〇チーム;浦和・大分
☓チーム;鹿島・C大阪・鳥栖・清水・名古屋
???チーム;仙台・柏・湘南
となりますね。
明日~2/9までの練習試合結果も踏まえ、戦力現行値が明らかとなります。
2020年02月04日
昨日、無事全選手が沖縄入りコンサ第二次キャンプ地に到着。
本日2/4〜10の7日間のキャンプ目標と内容を確認です。
1.第二次キャンプ内容
①体制
先ず、全選手集合に意味があり、新チームが形成されました。
ドウグラス(コンサはこの呼称を使用。サポ・一部マスコミはオリベイラを使用していますが、他選手との区別のためで、本人・受けてコンサはドウグラスの姓表示ですね。本ブログも、推定本人意向で。)は、その勇姿を第二次キャンプ初日スタートに合わせ合流、又、今シーズンの、特別指定候補小次郎、2種登録予定育成3選手DF菅野紘希、MF木戸柊摩(ともに17)FW佐藤陽成(16)、加えて、新明大FW小柏の練習生も加わり、新チームが揃いました。
この参加は、32選手となり、11VS11のTMで、離脱者が発生してもチームスタッフ参加が必要無くなり、トレーニング効果は大きく改善されました。
キャンプ初日での別メニュー者が公表、
GK阿波加俊太が左膝、DF石川直樹が左ふくらはぎ、MF中野嘉大が左太もも前、檀崎竜孔が左内転筋を痛め、練習不参加の△4名で、計現在28選手でのトレーニングですね。
②日程とステップ
推測キャンプ週毎ステップは、
1週目1/13~19;基礎フィジカル1.3倍(試合形式)・基本戦術(おさらい)
2 1/20~26;実戦フィジカル1.5倍(試合形式)・実戦戦術(おさらい)・組織力構築
3 1/27~30;実戦フィジカル(試合形式)・実戦戦術(2019レベル確認)・組織力構築
4 2/3~2/10;実戦フィジカル1.5倍(試合形式)・新戦術・組織力構築
5 2/11~15;実戦フィジカル1.5倍(試合形式)・実戦戦術ランクアップ・組織力構築
6 2/16 ;ランクアップフィジカル・戦術・組織プレイで実戦 となり、
最終キャンプ目標は
➀ランクアップ・フィジカル獲得~スピード・スタミナ
➁ランクアップ戦術獲得~より裏・縦狙い、ビルドアップ、攻勢時多彩攻撃、堅守、被カウンター組織プレー
➂プレイランクアップ~精度・スピード・ポジショニング・プレイ予測
➃組織・連携ランクアツプ~戦術理解と実践ランクアップ、プレイ予測と連係プレイ
➄サブ選手のトップレベル化
➀~➄の達成により、【戦力・チーム力を1.5倍化~得点;決定力アップし増加、失点;組織と個々能力アップで失点半減】です。
キャンプ3週目迄は、極めて順調に進んで、目標レベルを超え、次ステップに進行。
2.キャンプ目標
第二次キャンプは、そのキャンプ4週目。
【 2/3~2/10;実戦フィジカル1.5倍(試合形式)・新戦術・組織力構築 】 がテーマ。
・実戦フィジカル昨年比1.5倍は、トレーニング中、激しい実戦レベルが必須となり、体制整備はその前提となったもの。徹底した実戦トレーニングの連続ですね。一次キャンプでは、個々選手毎の段階差は、ある意味、選手特性として認知されて居ましたが、二次キャンプは、その差を、高い方に引き上げ、全選手同レベル確保が目標です。
良く言われる「シーズンに入った中で、アップして行けば良い」は、試合起用チャンスを失う事に直結し、コンサ・ミシャは、そんな甘い姿勢は、あり得ず、許されません。賢明にやって故障等離脱には、厚い理解と比護が有りますが、選手の意識・姿勢では、ミシャの最も嫌う「サボりと手抜き」は、試合起用はあり得ないものです。シーズン通して、「相手チームに走り勝ち」を求め、そのため、二次キャンプで、全員、ハイフィジカルコンディション到達がノルマです。
・新戦術は、
既に、ダイレクトパス、縦パスは、実戦段階。最前線からの守備=ボール奪取は、最前線選手の戦術熟成と、チーム一体連動の押し上げ・スペース消去ポジショニングのスピードと組織的連動を上げる段階、と3つの内容を習得。
更に、被カウンター守備戦術として、攻守切替時での、対カウンター布陣=カバーリングのスイーパー戦術、へのトライが追加される事でしょう。
それぞれの新戦術のレベルアップと定着・熟成を、激しい実戦形式トレーニングの中で、徹底反復練習です。
・組織力構築は、新選手も含め構築、では有りませんね。僅か数名以外ほぼ全選手が連続シーズンとなり、既に、個々同士の連携は在るもので、テーマは、そのレベルアップに尽きます。新戦術では、僅かに、トレーニングの必要余地が有りますが、大半のチームプレーと、その中での個々プレーは、既定値で、それ以上の、スピードと精度、破壊力を構築する段階です。そんな中、新選手は、一気に、そのレベルに合わせる事を求められ、試合起用への関門のひとつです。
ここでも、徹底的に、実戦形式の激しいトレーニングがその内容です。
○何年も持ち越して来た課題【ラストパスとシュート精度の改善】も、以前大課題です。ミシャの回答のひとつは、ラストパスで崩し切り、最後の得点獲得は、シュート負荷の乏しい〈流し込み〉とのパターンで、コンサの主力得点パターンですね。
しかし、ラストパスに全てを背負わせるの全選手改善を図らなければなりません。は、無理が有りますね。それは、より崩し切る事を求め、気付けば、シュートチャンス喪失が多発を益々助長してしまいます。
矢張り、上位進出のためには、〈シュート精度アップ〉は絶対要件で、コンサのシューターは、FWだけで無く、GK以外の全選手が対策となるサッカーで、実戦形式トレーニングの中、シュート得点は、ゴール内特定ターゲットポイントのみカウント・評価、などの手法で、大改善しなければなりませんね。
3.キャンプ成果テストと選手選択テスト
このキャンプ中、練習試合は、2/6FC琉球、2/9川崎と設定されています。
懐かしの、小野、上里、上原揃い踏みとの琉球対戦。ルヴァン杯対戦・好敵手の川崎対戦は、激しい実戦テストに打ってつけで、コンサの現況が、相手チームによって明らかにされるものですね。
今シーズンは、レギュレーションの範囲を守りつつ、ルヴァン杯予選から、Aチームに、HG選手等レギュレーションの配置のAチーム変形の、勝利獲得戦略が、多くのチームで取られるとの見込みです。
そのため、ルヴァン杯第1戦から、昨シーズンとは、大きくレベルアップした試合となり、コンサAチーム変形型での参戦、1週間後のリーグ戦スタートと進行して行きます。今回の2練習試合は、ルヴァン杯起用獲得戦、となります。
そのスタメン、途中出場選手に注目です‼️
2020年02月02日
新外国籍選手・期限付き移籍リリースとのプレゼントが、突然の様に天から届けられました。
内容は、
本名
ドウグラス・フェリスビーノ・デ・オリヴェイラ
Douglas Felisbino de Oliveira
ラテン文字
Douglas Oliveira
コンサの略称は、
【ドウグラス・オリヴェイラ】
~ドウグラス~でしょうね。
国籍 ブラジル
生年月日1995年1月16日(25歳)
出身地サンパウロ
身長188cm 体重88kg
ポジション FW
ここまでの履歴
ユース-2014コリチーバクラブ
クラブ出場(得点)
2014-2017 コリチーバ5(1)
2015 → マリンガ (loan)14(5)
2016 → リオ・ブランコ (loan)10(3)
2016 → アルミランテ・バローゾ
2017 → ペロタス (loan)
2017 コンコルディア18(10)
2017 コスタ・リカ17(6)
2018 イタボライー16(7)
2018-2019 ゴイタカス18(8)
2019 マルシリオ・ジアス15(7)
2019- ルヴェルデンセ27(16)
2020- → 北海道コンサドーレ札幌(loan)
ここまで移籍チーム数は、ブラジル内11チームで、選手歴6年-10チームと半シーズン毎にチームを渡ったが、昨シーズンは、
マルシリオ・ジアス伯3部1位~15試合(7得点)
ルヴェルデンセ伯2部9位~27試合(16得点)
計42試合(23得点)と間違いなく「ストライカー・点取り屋」の実績。
25歳にして、初外国チームで、コンサ・期限付き移籍。
何時もの事で、コンサの期限付き移籍には、通常「買取予約」付き、の契約でしょう。活躍次第では、コンサの中核・中軸選手にステップアップ!ですね。
気になるプレイスタイルは、
・充分な高さと、重量があり、一見「やや太り過ぎ」に見えそうな位「頑健な・圧倒的なフィジカルと高さ」で、ブラジルでは「ハードチェック」には「跳ね飛ばす」体幹のプレイもあったハードフィジカルプレイヤーで、「それこそ、広島・G大阪のパトリック、ドウグラスの様な当たり勝ちの体幹」です。
また、筋肉が柔らかそうで、疲労はためにくく、「ハードワーク」に耐久性が高いタイプに見えますね。確かに、ブラジルでは、ハードワークの試合数をこなし、その中で、しっかり得点を獲得し続けて来ています。
~使い勝手の良いタイプ~の様です。
・しかし、スピードもあり、ブラジルのDFをドリブル・突破で抜き去ります。
・テクニシャン、ボールタッチが柔らかく、ボールコントロールも抜群で、ロペスと同レベルで、ポストプレーも得意で「ボールをロストしない」ポストプレーヤーで、球出しの視野とプレイ予測力もあります。
・冷静なシュートを左右足から、また、空中戦は、当たりだけでなく、ポジショニングの良さもあり、ヘッドにより、決定力の高いシューター・ストライカーです。
これでは、まるで「万能型のハイレベル選手」となりますが、正にその通りのプレイが持ち味です。
百聞は一見に如かずで、ドウグラスのYouTubeを発見しました。
先ずは、ご自身でお確かめ下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=tlGIv9fYzbQ
観た後の感想は、【やったぞ!!三上GM!!ノノ社長!!】との声・・・でしょう。
※未確認情報ですが、
タイ発進SNNに、タイ2部GKのコンサ移籍が、
マスコミリリースとの記載がありました。
タイとの連携推進も兼ねて、若手・優秀GKの加入もあるかも・・・です。
2020年02月02日
今日12:00〜チケット販売で、12:00にログインすると、全て❌売り切れ表示。
何故?
大量一括購入しか、あり得ません!
こんなチケット販売は、有り得ないし、サポーターを愚弄し、遠ざけるもの‼️
チケットは、規則通りの正規・通常販売では入手が有り得ない⁈
との事態⁉️❓
2020年01月31日
第一次キャンプが終了し、2日間のインターバルに入り、ここで、コンサ守備戦術にフォーカスしてみましょう。
今シーズンのシーズン、その前提のキャンプと一貫したテーマが、昨シーズンの改善しなければならない課題【失点半減】ですね。
今シーズンキャンプでは、
攻撃は、ダイレクトパスと縦パスの新チャレンジが浸透・定着し、4練習試合でも、攻撃主軸となり、多数得点獲得との習得成果で、大成功で目立ちます。
実は、守備も大きな変化・改善が定着し始めていますが、その内容と現状、評価が、今回テーマです。
【コンサ守備戦術】
コンサでの守備を考察するには、局面別に、守備の目的と戦術が変化し、試合全体一律点検は、間違いとなる点が、チーム特徴です。
特に、「常に、攻撃型」との根本方針から、守備も攻撃と密接に連動し、一体プレーとなる点がポイントですね。
昨シーズン失点数値は、
被攻撃回数116.0-14位
被シュート13.3-8位
被チャンス構築率11.5%-9位
被ゴール1.4-10位
被シュート成功率10.4%-11位で、参考に。
①相手攻撃(攻勢)局面
従来から「自陣でのブロック守備」の組織・堅守戦術が基本戦術で、四方田監督時代からの基礎継続戦術です。具体的には、両サイドがSB位置まで戻った5バック第一列、Wボランチに、ポジションダウンの2シャドーの4人の第二列、それにワントップの、5ー4ー1型のブロック陣形を、自陣ゴール前より、出来る限り高い位置に布陣し、ブロック陣形内への相手侵入に、複数選手連携の数的優位・組織ディフェンスで、「パスカット・タイトチェック・相手ミス誘発で、ボール奪取」、また、相手のラストパスとシュートをブロックし、失点を泥臭く・粘り強く阻止する戦術ですね。
そして、全ての「ボール奪取」は、最速攻守切り替えから、ビルドアップ型と、スピードカウンターで、一気に攻撃に転化させる、攻守一体戦術です。
しかし、昨シーズンを振り返ると、この相手攻勢局面での失点は、セットプレーを除くと、正確な計測値はありませんが、失点の30%程度で、現在の守備戦術の改善余地=失点減少余地は殆ど有りませんね。仮に、あるとしたら、「攻撃型」を捨て、「守備主導優先型」への転換しか無く、ミシャスタイルでは、あり得ません。更に、優秀選手の加入・交換をしても、そんなに大きな成果とはならないでしょう。
・・・相手攻勢時の守備に、改善余地は無い!との結論です。
②問題は、それ以外の局面、詰まり、コンサ攻撃(攻勢)時・守備から攻撃へ切替時・攻撃から守備へ切替時、の3局面全て共通ポイントが、『相手ボール奪取』からの被カウンターに着きます。失点の50%程度で、また、コンサの「対カウンター戦術・プレー・阻止防御力」は、リーグ平均レベル〜下位程度しか無く、大きな改善余地=失点減少余地がある部分です。
その対応戦術・施策が、ポイントで、先ず、
a.被カウンターとなった場合対策は、
*相手速攻スピードに負け無いスピード、下がりながら激しく相手をチェックしボール奪取出来る守備テクニックやフィジカル、相手カウンターを常時・適正に読む判断とポジショニング、を全部保有する選手の獲得が最短で大効果の対策ですね。しかし、そんなスーパースターは、W級となり、我らが資金力のコンサには無縁の話で、出来て、そんな選手になってくれそうな超若手選手を加入させ、何年も掛けてそこまで成長させる方法しか有りません。
相手カウンターの予想力とポジショニングの適正化は、継続トレーニングの時間を掛け、改善して来ていますが、少しずつがやっとですが、具体的に、ミンテ・進藤は、かなり改善して来ました。宮澤と福森は、スピード不足で、相手に置かれてしまい、同様に、ポジショニングや改善で、生き残れるかを掛けています。
田中駿太の加入は、スピードとポジショニング、そしてフィードのゲームメイク力を兼ね、大戦力となる事必至。更に、濱とレンタルの中村も、スピードと攻撃力を潜在する有力育成選手です。チームの基本を形成する有力戦略ですが、守備改善・失点大幅減少に効果は、即効は困難な対策です。〜他チームでは、手っ取り早い事から、主対策ですね。神戸、名古屋、横浜FMなど、過半数を超えるチームの主対策です。
✳︎選手を揃えるとの上記対策以外にも、方法は有ります。それは、「対カウンター布陣」です。具体的には、攻勢時など、チーム布陣5ー3ー2での底位置は、並列2枚でしたが、昨シーズン後半は、しばしば、3枚で、底2枚の更に下に、もう1枚布陣とし、具体的布陣は、5ー2ー2ー1となっていました。つまり、5トップ-左右CBやや内位置-底2ボランチ-最終位置CBで、ここはミンテが、最後の壁となり、相手カウンターには、左右CBとWボランチの第一防御を突破された場合に、連携したタイミングで、最終防御との対策・戦術でした。
しかし、昨シーズン、その徹底では、選手の所定ポジションから前線参加で、崩す局面は何度も発生し、そこで失点も有りました。より徹底で、安定化と戦術機能が果たされ失点減少に繋がります。今シーズンキャンプでの取組事項です。
シーズン全体では、被カウンター失点の1/3程度の減少が見込めます。
b.もう一つ有力方法があります。狙いは「相手によるボール奪取」で、そのボール奪取数を減少させる、との内容です!
✳︎その第一手段が、「ダイレクト(ワンタッチ)パス・プレー」戦術です。ダイレクトパスは、ワンタッチで、ボールを離す、「最短ボール保持」戦術です。その効果は、攻撃で、相手のパスターゲットへの守備・チャージの時間と、パス出し手への守備・チャージの時間を、与えず、相手のボール奪取を困難とする戦術で、ボール奪取自体を大幅に減少させ、当然ながら、失点大幅減少に直結です。
パスの精度アップも問われていますが、プロ選手のプレーを更に向上は、改善余地は僅かです。しかし、ダイレクトパスは、パステクニックのアップでは無く、パスタイミングとその手前の準備の改善で、改善余地も内容も豊富です。プロ選手、コンサ選手の能力アップが大きく期待出来るところです。
✳︎その第二手段が、「相手ボール奪取直後と、相手守備ラインでのボール奪取」=「コンサ最前線からの守備・ボール奪取」戦術です。
その効果は、守備面では、相手ボール奪取は、相手攻撃時間と方法の奪取ですね。より相手ゴール近くでのボール奪取は、より相手攻撃は遠くなり、結果的に、失点大幅減少と期待出来ます。突然、攻撃面では、相手ゴール近くで、ショートカウンターとなり、直ちに絶好決定機となり、得点力、攻撃力をアップするものです。
コンサ【新戦術】として注目され、実際、練習試合では炸裂し「多数得点の源泉」となりました。しかし、この「最前線からの守備・ボール奪取」には、絶対必須条件の戦術があり、その「ダブル運用で適正起用」となります。
それは全選手「常に前方に向かってスペースを埋める」戦術です。ポイントは、ボール奪取に行くFWを孤立させず、<その下・サイドがボール奪取位置近くまで前進~その下・サイドまでのスペースを埋めるボランチ選手前進~そのボランチまでのスペースを空けないため最終DFラインも前進>と、チーム全体が、FWのボール奪取と同時、スペースを埋める前進を連動、との戦術です。結果して、最終ラインは、センターラインを越えて、相手陣内に「GK以外」10名布陣となります。しかし、この事は、同時に「最終ライン」の後ろには、GKのみで、以前より広大なスペースを発生する事を意味します。そんな状況での最悪パターンが「最前線ボール奪取」失敗からの「相手高速カウンター」や「自陣広大スペースへボール運びカウンター」で、最大危機となってしまう事ですね。そのために対策・戦術が、「全てのスペースを埋めるチーム全体前進」となり、言ってみれば、コンサの堅陣・ブロック守備を相手陣・ゴール近くに布陣し、その堅陣でボール奪取を確実に行う、との「超攻撃的戦術」です。単なる「最前線選手」のみが守備・ボール奪取、という事では無い、という事です。
この取り組みは、ミシャは2度目ですね。ミシャが解任された浦和の最終シーズンの目標・方針が「相手陣内サッカー」でしたが、実は、この戦術です。この戦術は、ミシャの発明ではありませんね。皆様ご存じの通り「マンチャスター・シティ」のグアウデイオラ監督の看板戦術「ゲーゲンプレス戦術」(バイエルン時代に確立し、ドイツ・ブンデスを席捲し、ドイツ語名がつけられました。)です。
しかし、前回、浦和でのトライは、「選手のベテラン・固定化による弊害=故障等離脱で戦術崩壊」で、無残な大失敗となり、監督解任~コンサ監督就任となった因縁戦術です。具体的には、中核選手が離脱、その代替選手・緊急獲得選手が、戦術理解が出来ず、前線プレス・ボール奪取するも、第2列や3列目、最終ラインは前進せず(ベテラン層が多く、試合フィジカルで上下動をさぼる事が多発した)、大きなスペースが発生し、カウンターで大量失点に陥ったものでした。
正に「攻撃的守備戦術」そのものの野心的取り組みです。
今回、ミシャは「より高い可能性を見出し、コンサで2度目の挑戦」を選択しました。果たして、選手の戦術理解・プレーは、適正となるか、注視点ですが、成功すると「マンC」同様のチームプレーは、リーグを席巻するものとなります。
これが、コンサの守備戦術の全貌ですね。
この他にも、多様なアプローチが有りますが、当面、この限定内容で守備力アップを図り、カウンター失点の大幅減少と、相手攻撃時間の縮小により、失点大幅減少、半減を指向するものです。
第二次キャンプのメインテーマになりますね。
2020年01月31日
本日で、コンサ・第一次タイ・キャンプは終了し、
今後、2日間オフ明けの、2/3~8日間・2/10までの
第二次沖縄・キャンプが開始となり、
更に、2/11~第三次・熊本キャンプ~中5日2/16でルヴァン杯第1戦~2/22リーグ戦第1節。
シーズン開幕~3/7リーグ戦第3節・鹿島・札幌ドームの前日付近で、帰札・ロング三段階キャンプが終了との日程ですね。既存選手はお馴染み・慣れ切った日程で、すっかり「最適な進行方法」を把握し、その日程を最大限に活かす方法を満喫しています。
では、先ずは、タイ・一次キャンプの成果・到達点・出来を確認です。
キャンプ週毎ステップは、
1週目1/13~19;基礎フィジカル1.3倍(試合形式)・基本戦術(おさらい)
2 1/20~26;実戦フィジカル1.5倍(試合形式)・実戦戦術(おさらい)・組織力構築
3 1/27~30;実戦フィジカル(試合形式)・実戦戦術(2019レベル確認)・組織力構築
4 2/3~2/9;実戦フィジカル1.5倍(試合形式)・新戦術・組織力構築
5 2/10~15;実戦フィジカル1.5倍(試合形式)・実戦戦術ランクアップ・組織力構築
6 2/16 ;ランクアップフィジカル・戦術・組織プレイで実戦 となり、
最終キャンプ目標は
➀ランクアップ・フィジカル獲得~スピード・スタミナ
➁ランクアップ戦術獲得~より裏・縦狙い、ビルドアップ、攻勢時多彩攻撃、堅守、被カウンター組織プレー
➂プレイランクアップ~精度・スピード・ポジショニング・プレイ予測
➃組織・連携ランクアツプ~戦術理解と実践ランクアップ、プレイ予測と連係プレイ
➄サブ選手のトップレベル化
➀~➄の達成により、【戦力・チーム力を1.5倍化~得点;決定力アップし増加、失点;組織と個々能力アップで失点半減】でした。
週末に「J2レベル以上の対戦チーム・練習試合」のガチンコ試合を設定し、プレイ内容・進捗度・課題確認を実施し、
1/19タイ2部・プラエユナイテッド戦45分☓2
➀2-0、➁3-3 計5-3 ;武蔵・藤村・ジェイ2・OG
1/23Kリーグ2位・ACL戦・蔚山現代戦45分☓2、15分☓2
➀0-1、➁0-1、➂0-2、➃2-0計0-2と2-2;早坂・金子
1/25タイ2部1位・チェンマイ選抜戦45分☓2
➀3-0、➁3-0計6-0;ジェイ2・武蔵・藤村・ロペス・金子
と2勝1敗の戦績で、
➀1/23蔚山戦・1/25チェンマイ選抜戦は、
シーズン中ハード日程や試合終盤の「ハードフィジカルコンディション(重疲労負荷状態)」環境でのプレイトレーニングとなり、「戦術・規律通りプレイ」を実践出来、ほぼ実戦フィジカル能力は復活し、更に、目標の「1.5倍化」には到達していませんが、順調に「フィジカル能力上昇」が進行しています。
➁実戦戦術・組織力構築は、前シーズンレベルに到達し、今シーズンの新・追加テーマにトライし、戦術でのキャンプテーマ、
a.失点半減となる守備力上昇
b.ビルドアップレベルアップによる安定化
c.ラストパス精度、シュート精度改善による得点力上昇
は、
A.ボール奪取からのビルドアップの速さ、詰まり〈ボール奪取力上昇〉と〈攻守の切り替えの速さのスピードアップ〉による打開が指向され、キャンプの継続・反復トレーニング累積により、一気に、適正プレー選手が急増し、チームプレーに定着。
ア.「ボール奪取力こそが守備力強化の主力策」として一貫徹底トレーニングを実施し、その結果、ボール奪取選手は、「DF・中盤から最前線選手まで拡大」=「自陣〜最前線での守備まで拡大」し、ボール奪取位置は一気に相手ゴール前まで上昇しています。何より、守備嫌いのジェイ・武蔵・ロペスは、あらためてみると、全員ハードフィジカルを持っており、相手DFに襲い掛かり〜追い詰め〜ボールを奪う、のは、そんなに難しい事では有りませんでした。当の本人達がその威力に驚き、開眼です。
イ.ボール奪取直後に、最前線へのビルドアップ・縦パス配球も、キャンプの主力課題で、「攻守切替のスピードアップ」は、
攻撃面・ビルドアップパスにワンタイムの余裕を与えパス精度アップに直結。
・相手守備陣が再整備前の攻撃となり、✴︎スペース・エリア攻略が容易に、✴︎コンサ攻撃パス受け手がノーマーク状態でパス成功率アップ、で決定機が更に拡大増加。
守備面・昨年課題として残った、ビルドアップタイミングをターゲットとされ、ボール奪取やパス回しを阻止制限される、との課題は、相手チャージ前に、パス配球完了となり、相手前線からの守備を躱し無効化出来るものです。結果、守備課題は、大きく改善。
B.パス改善も各種戦術の前提テーマで、具体的には「ダイレクトパスと縦パス」を毎日継続・反復トレーニングを継続し、一気に、適正レベル到達選手が急増です。
・ダイレクトパスは、相手チャージ前にパス完了し、どんなフィジカルや球際が強い相手でも、無効化するプレーで、チームとして、最速・最精度・最高ポゼッションはボールを運ぶチームプレーとなります。コンサ・ミシャも、トライし、ハイテクニック・ハイスピードチームの必須能力を掴んで来ました。練習試合で実践出来ています。
・縦パスは、攻撃推進力パスプレーで、単純な「ボール保持・ポゼッション型」は、横パス、バックパスが増加し、パス構成比縦パス<横パス=バックパスとなりますが、その「横パス・バックパス」が、相手のボール奪取ターゲットそのもので、守備低下・カウンターリスクの主因でした。そこで、比率改善は、攻撃推進力上昇だけで無く、カウンターリスク減少による失点減少に直結する訳で、絶対条件が縦パスの成功率確保で、成功率の低い縦パスによる攻撃停止・相手カウンターパターンを回避するためには、高成功率が必須条件です。
縦パストレーニングは、成功率アップトレーニングとなり、パス精度とタイミング、何よりパスターゲットの適正化がその内容で、攻守切替の速さ、ダイレクトパスも関連し、それぞれのアップで縦パス成功率アップをとなっています。
守備力向上による失点半減は、攻守切替の速さと、ビルドアップ安定化では、全く不足でしたが、第3練習試合で「完封」。
そして、
第4週(4日間)は「守備優先トーニング」で第一次キャンプを締め、
1/29・Kリーグ2部チャンピオン・釜山・第4練習試合は、30分☓3の変則形で、
➀1-2、➁1-1、➂2-0 計4-3
でギリギリの勝利;ジェイ・武蔵・白井・ロペス。
フィジカルは計画以上に進展、新戦術もダイレクトパスと縦パス多数化、更に前線からの守備・ボール奪取が成功。キャンプ課題は得点につながり、有力スタイル、パターン、プレー、選手能力が発揮されました。今回試合では、1本目ジェイのGK躱しテクによる流し込み、2本目白井の相手ゴールラインの最深部までのドリブル突破とそこからのマイナス・高精度クロスロビングパス~武蔵冷静ヘッド、3本目ロペスの鮮やかシュートのGKこぼれを押し込む白井、4本目は、ロペスのベストタイミング・ハイテク・高精度ミドルシュートで、4本目・3本目・1本目は、選手の決定力によるものでした。
特に、ラストパスは高精度パスが連発され改善、シュート決定力は、流し込み型が大半で、ロペスのみ「高精度シュート」で、「ミドルや相手DF・GKが崩し切れていない局面でのシュートの決定力とその精度」は、他選手に残る課題でした。
4週目の到達目標
【1/27~30;実戦フィジカル(試合形式)・実戦戦術(2019レベル確認)・組織力構築】は、全て到達しています。
実戦テストも、最終戦では、
白井・荒野・福森・ミンテ・進藤が90分、ジェイ60分、
その前の実戦では、ロペス・ルーカスが90分起用、
出遅れていた深井・故障上がり駒井も45分、大学トリオも起用され、
故障中チャナティップ、石川の2選手程度以外全選手、実戦レベルフィジカルに近づき、第二次キャンプで、全員合流・90分可能に持っていきます。
得点も、ジェイ5得点・武蔵とロペス3得点・藤村と金子2得点・早坂1得点とFW陣の好調さと、藤村と金子の新鋭プレーも絶好調です。
二次キャンプ課題は、
➀フィジカル・1.5倍
➁新戦術~ダイレクトパスと縦パス、前線からの守備-ボール奪取は、継続成長を図りますが、
➂「ボール奪取」の「相手攻撃」時での「ボール奪取~カウンター」は、前線まで拡大。
しかし、コンサ最大の失点原因の「カウンター防御」は、3バック選手の正確な位置取り~スピードとフィジカルコンタクト力、その前に「相手プレー予測けによる「正しいポジショニング」が大きい課題点。
2020年01月28日
コンサのタイキャンプは、あと3日間・29日K2リーグ昨年2位釜山戦練習試合を残すところとなりました。コンディションも、トレーニング成果も極めて順調に推移していますが、他チームは、既に、極少キャンプを終了から、やっとキャンプインまで、キャンプ状況は、大きく相違しています。オリンピック日程による、シーズンスタートの早期化は、Jリーグ、ACL含め大きく影響し、各チーム、チーム運営の対応力を問われ、具体的には、チーム編成〜キャンプと展開するシーズン前準備の成否が現実となりました。当然、シーズン前準備の良否は、シーズン内容・展開・結果に直結ですね。
今シーズンは、ACL組の、前年上位や優勝チームに、そのしわ寄せとシーズン前準備の弱体化を招いている現状となり、今シーズンイン後に、負荷・大ハンデ必至となりそうな展開が進行しています。
キャンプ中、トレーニングそのものや、キャンプ成果のテストとして、練習試合が設定されていますが、
今シーズンのキャンプでは、練習試合も大きく影響を受け、その内容も、大変興味深いものとなっています。
そんな、キャンプ練習試合の途中結果を点検してみましょう。
1.各チーム練習試合現況
昨日まで、全チームでは、26試合実施し、今後予定が、25試合と、丁度過半数となった所です。
チーム毎は、試合数順では、(今後数)
4試合ーG大阪(2)・FC東京(0)、
3試合ーコンサ(1)・湘南(2)、
2試合ー仙台(1)・川崎(0)・横浜FM(2)、と計7チーム、に対して、
1試合ー鹿島(0)・浦和(1)・C大阪(3)・広島(1)・鳥栖(2)・大分(2)、
未試合ー柏(0)、横浜FC(1)・清水(3)・名古屋(2)・神戸(2)と、少数チームが、11チームとなり、キャンプのスタートダッシュチームと、出遅れチームが明白となっています。
また、ここまでプラス今後も含め、キャンプ前練習試合が、トータル2試合以下となるチームは、
0試合ー柏、計1試合ー鹿島・横浜FC、計2試合ー浦和・川崎・清水・神戸・広島、の8チームとなり、明らかに、トレーニングと実戦テスト不足となる事必至です。
文字通り《ぶっつけ本番》は、実戦レベルでの、テスト〜課題確認〜課題修正、の手順を欠き、課題点改善・修正は無く、メンタル形成も不完全で、シーズンインとなる訳です。その影響は熾烈・悲惨な結果となる事は、高い確率で想定されるもの。
そんな、当たり前の戦略も建たない事自体、監督や指導者をはじめとする、チーム状況の困難さを示すものですね。
ここまでは、表面的に見える状況ですが、実は、良く練習試合内容を見ると、練習試合には、
単純トレーニングと選手テスト形式と、
チームプレー・戦力の実戦テストで課題確認・改善確認形式に分かれ、
「練習試合に求めるレベル・目的」の違いが、その形式の選択となる理由です。
その形式選択は、対戦相手の差に繋がります。
つまり、練習試合の対戦チームを、どのレベルにするかの問題となる、と言う事で、
最低レベルの〈チーム内TGの.対2軍チーム戦〉〜高校チーム〜大学・地域アマチーム〜JFLチーム〜J3チーム〜J2チーム・同レベル外国チーム〜J1チーム・同レベル外国チーム〜最高レベルのJ1超えレベルチームまで、選択があります。
その中、トレーニング形式と実戦レベル形式との境目が、〜J3以下、とJ2以上にあります。
そして、これから予定分も含め、各チームでの、その2形式を分類してみると、
実戦レベル形式が、31試合(今まで数11、今後数20)、
トレーニング形式は、19試合(今まで数15、今後数4)となり、
今まで数は、実戦レベル形式11に対して、トレーニング形式15でしたが、
キャンプ後半となる、今後数は、実戦レベル形式20、トレーニング形式は僅か4となっています。キャンプ進展に合わせ選択変化となる訳です。
2.練習試合評価
トレーニング形式の戦績は、その意味は低く問題外ですが、
実戦レベル形式の戦績は、興味深く、現況を示すものとなりますね。
ここまで、実戦レベル形式練習試合の数と、戦績は、
練習試合数順に、
3試合ーコンサ2勝0分1敗
2試合ー仙台1分1敗、FC東京1分1敗
1試合ー川崎1勝、横浜FM 1勝、G大阪1勝、鳥栖1分、
計11試合となります。(トレーニング形式の練習試合数15です。)
2勝は、コンサのみ、1勝は、川崎・横浜FM・G大阪の3チームのみで、仙台・FC東京・鳥栖は、未勝利です。
この戦績は、現状戦力のテスト結果で、キャンプ成果順となりますね。
今後は、実戦レベル形式の練習試合が一気に実施され、各チームのキャンプ成果が発表されて行きます。
〈キャンプ・トレーニングのピークを、どこに設定するか〉の選択ではありますが、
既に、キャンプ終了の、鹿島・FC東京は、ピークを作る事も不可能で、今後の影響は懸念しか無いですね。
コンサは、1月末・第一次キャンプ終了時に設定、第二次キャンプには、第2ピークとダブルピーク戦略で、その意図は、第1次キャンプは昨シーズンレベル形成、第2次キャンプでは、更に高い、新レベル到達、と言う事です。
しかし、他の多数チームは、ここから、実戦レベル練習試合もなり、第1ピークが、2月中旬のルヴァン杯開幕に合わせ、その後の第2ピークは、無し、との戦略となります。つまり、第1次昨シーズン並み戦力が、キャンプ到達目標と言う事です。
実際、コンサ以外の全チームが、主力メンバーの流出、その補充、更に大量加入となっており、チーム基礎内容の習得選手が多く、連携も基本からのスタートで、やっと、昨シーズン並み戦力の獲得がギリギリが本音、とのチーム状況が大きいですね。
このため、練習試合の形式は、トレーニング形式が大半とし、やっと実戦レベル形式に移行可能となっている訳です。
いずれにしても、各チーム、キャンプ・トレーニング内容の成功や成果のリリースは、殆ど有りません。まして、練習試合の成果などは、未だ困難で、明らかに、出遅れ状態のチームが多数となっています。
そんな中、リーグで唯一無二の存在が、コンサで、マスコミリリースも突出している事となっています。
2020年01月26日
昨日18:00〜からのタイ・チェンマイFC選抜戦にフォーカス点検。
驚異の大勝のメカニズムを分解してみましょう。
コンサのキャンプ成果と共に、今シーズンの狙いがハッキリと出されています!
では、
1.試合詳細
45分×2本計90分のフルタイム、対戦相手は、前年も1/23と全く同時期に練習試合対戦のタイ・チェンマイFCで更に選抜選手が加わり強化した混成チーム。
前年の練習試合結果は、同じくフルタイム試合で、1本目1-0、2本目2-2、計3-2と激戦での勝利との内容でした。
と言う事で、今シーズンの進化・成長度を試される試合となりました。
先ず、1本目(選手がフルタイム起用の段階では前半、後半で相当ですが、試合相当の起用時間とはならない現時点では、○本目で、それぞれ別ゲーム表記が適正ですね。)
は、スタメン
ジェイ
武蔵 ロペス
菅 荒野 宮澤 ルーカス
福森 ミンテ 進藤
ソンユン
チャナティップ、深井以外は、第1メンバーです。
試合展開は、コンサがポゼッションを持ち試合コントロールをする中、
・強い球際と素早いタイミングのボール奪取から、素早い攻撃への切り替えで、カウンター・攻撃、とのパターンが、多数回炸裂し、その位置は、自陣を超え、相手ゴール近くの最前線守備にまで、積極化し、いわゆる「攻撃型守備」が定着。
・攻撃スタイルでは、縦パス=縦のロング・ミドルパスが増加し、ビルドアップのパターンを拡大・増加させ、選択肢増加により、相手対応の混乱を呼ぶ。
当然、より相手ゴールへ近づくスタイルは、成功すると一気に相手ゴール前決定機に直結し、試合でも多数回の決定機となっていました。
・昨シーズン来の、サイド攻撃、サイドチェンジ揺さぶり、ビルドアップは、益々、安定感と威力を増加させ、多彩な、鋭い攻撃パターンは進化しています。
具体的な得点経緯は、
1点目 荒野が最終盤から高精度ロング縦パスが武蔵に通りGK1:1からナイスシュート
2点目 荒野がPA前で、相手DFチャージしボール奪取、高精度クロスパスがジェイに通り、空きゴールはシュート
3点目 最終盤福森から高精度ロング縦パスがロペスに通り、スルーパスがジェイに通り流し込みシュート
と、ボール奪取と縦パス、そしてクロスの典型パターン得点
次に、2本目は、スタメンは、
ロペス
藤村 金子
白井 高嶺 駒井 ルーカス
濱 田中 早坂
菅野
ロペス・ルーカス以外は、全交代起用し、特筆は、2列目藤村、金子、ボランチ高嶺、駒井、CBセンター田中に注目で、各選手、異なる持ち味=能力とスタイルで、チームのプレーのパターン・スピードが変化し、相手の混乱と対応困難となりました。試合途中の変化、相手試合想定を外し混乱させる、当然、第1メンバーの代替と、選手層の拡大とレベルアップが証明されたものでした。
1本目と同様、試合展開は、コンサがポゼッションを持ち試合コントロールをする中
・チーム課題である、上記・1本目と同様、ボール奪取、縦パス、従来パターンは、同レベルで保有・マスターし、プレーを実践出来ています。
・1本目と2本目の起用選手は、ロペス・ルーカス以外は、45分でチェンジし、2本目には、フラッシュ・期待選手が起用されましたが、1本目の第1メンバーとのパフォーマンスに、殆ど差は無く、場合によっては、よりクリエイティブで、速いサッカーが実践されました。選手層が、2チーム、ハイレベルを証明しています。
具体的得点経緯は、
4点目 ルーカス右サイド突破から、高精度ロビングクロスパスが藤村に通り、流し込みシュート
5点目 駒井の相手DFチャージで慌ててミスパスし、田中ボール回収、即座に高精度ロング縦パスを藤村に通し、GK1:1で詰め、溢れたボールをロペスシュート
6点目 ハーフラインの右サイドルーカスから、サイドチェンジで、左白井にボールを通し、高精度クロスパスが金子に渡り、流し込みシュート
でした。
矢張り、第1メンバー同様、ボール奪取、縦パス、サイドチェンジ、クロスが炸裂しました。
2.評価
如何でしょう。
得点パターンをまとめると、ボール奪取由来-2得点、縦パス-3得点、クロス-3点と、キャンプ課題は、得点につながり、また、今シーズンの有力スタイル、パターン、プレー、選手能力が発揮されていました。
但し、一見大きな改善がありそうに見えた、大課題ラストパスとシュート精度は、
ラストパスは高精度パスが連発され、大きな改善が見られましたが、
シュート決定力は、流し込み型が大半で、ラストパスが高精度・優秀であれば、シュートは流し込みで充分と、ある意味、課題克服への答えになり得ますが、本来の、ミドルや相手DF・GKが崩し切れていない局面でのシュートの決定力、その前提の精度が改善されたものではありませんね。
矢張り、本来のシュート精度追求も持ち越しです。
以上の通り、
昨年結果は、ギリギリ勝利でしたが、今シーズンは、完勝の結果となり、チーム戦力の大幅上昇・進化・成長が証明された、エポックとなるポイント練習試合でした。
2020年01月25日
コンサ第1次タイキャンプは、着実に進行していますね。
リーグでは、既に、キャンプ終了し、直前となった実戦への、通常シーズン日程に突入のチームが2チームとなり、殆ど本格的なキャンプトレーニングに成らずに、シーズンインとの厳しい日程チームが、鹿島とFC東京。そのツケは、遅かれ早かれ露呈は確実視されています。
さて、我らがコンサは、タイキャンプ第2週目。
おさらいですが、
キャンプは、
キャンプ週毎ステップは、推測するに、
1週目1/13~19;基礎フィジカル1.3倍(試合形式)・基本戦術(おさらい)
2 1/20~26;実戦フィジカル1.5倍(試合形式)・実戦戦術(おさらい)・組織力構築
3 1/27~30;実戦フィジカル(試合形式)・実戦戦術(2019レベル確認)・組織力構築
4 2/3~2/9;実戦フィジカル1.5倍(試合形式)・新戦術・組織力構築
5 2/10~15;実戦フィジカル1.5倍(試合形式)・実戦戦術ランクアップ・組織力構築
6 2/16 ;ランクアップフィジカル・戦術・組織プレイで実戦 となり、
最終キャンプ目標は
➀ランクアップ・フィジカル獲得~スピード・スタミナ
➁ランクアップ戦術獲得~より裏・縦狙い、ビルドアップ、攻勢時多彩攻撃、堅守、被カウンター組織プレー
➂プレイランクアップ~精度・スピード・ポジショニング・プレイ予測
➃組織・連携ランクアツプ~戦術理解と実践ランクアップ、プレイ予測と連係プレイ
➄サブ選手のトップレベル化
➀~➄の達成により、【戦力・チーム力を1.5倍化~得点;決定力アップし増加、失点;組織と個々能力アップで失点半減】でした。
前週を再確認して置くと、
【1週目ステップ目標;基礎フィジカル1.5倍(試合形式)・基本戦術(おさらい)】に対して、具体的なトレーニングは、
1日目基礎フィジカル➝3vs2/緩急とダイレクト(ワンタツチ)パスで守備突破・ゴール➝11vs11ゲーム
2日目有酸素系コンビネーションシュート➝6vs3/ビルトアツプ➝9vs9ゲーム
3日目3vs3/ポゼツション➝4vs4連携➝8vs8ゲーム/幅狭エリア
4日目4vs3/ビルドアツプ➝8vs8ゲーム
5日目練習試合(タイ2部チーム戦)45分×4本 トータル5-3勝利
で、1週間前倒しレベルの順調進行で、特に、選手フィジカルのレベルアップが顕著でした。
では、コンサキャンプ2週目点検です。
1.コンサキャンプ内容
トレーニング内容は、
6日目(1/20)
初オフ明けに、5vs2ポゼッション・ダイレクトパスからスタートするも、集中力を欠いていると≪青空ミーティングでミシャからのカツ!≫厳しい長目の小言注意。➝午後練は、コントロールシュート➝4vs4ビルドアップ;ダイレクトパス〜ゴール前フリータッチで確実シュートトレーニング➝9vs9ゲームで、午後練はガッツリレベルの◎
7日目(1/21)
パスコントロール➝4vs4ビルドアッブ➝コーデイネーション➝6vs2ボール回し;パス&コントロール~精度重点シャドーシュート➝3vs3ボール奪い合い~カウンター前展開➝9vs9ゲーム
8日目(1/22)
AM軽め~ロングレスト➝6vs2ボール回し・パスコントロール➝9vs9ゲーム
9日目(1/23)
練習試合(蔚山現代2019K2位ACLチーム)
本戦45分☓2は「0-1~0-1計0-2敗戦」、
追加15分☓2は「0-2~2-0計2-2引き分け」
本戦は、
両チーム共にほぼベストメンバーでの「本気勝負」で、
コンサ布陣(推定)は、
ジェイ
武蔵 ロペス
菅 宮澤 駒井 白井
福森 ミンテ 進藤
ソンユン で、
チャナ;故障以外は、スタメン有力候補としての起用となったもの。
◎前線からの守備も含め「ボール奪取」から、ビルドアップ~速い前方展開・カウンターが効果的
☓ラストパス精度・シュート精度が問題、相手比では、フィジカル・球際の強さが課題 との試合評価となりました。
追加戦では、金子・早坂と複数得点獲得で、〇ボール奪取からのビルドアップとの評価となったもの。
10日目(1/24)
選手の疲労はピークに達し、午前はプールで調整、午後は軽いメニューで、翌日練習試合に備えるもの。
11日目(1/25)
練習試合(タイチェンマイFC+@の選抜)戦。
本日試合は、圧巻のコンサ激勝の結果。
45分☓2の本戦練習試合で、
1本目~ 3-0 2本目~ 3-0 計 6-0
得点;ジェイ2・武蔵・藤村・ロペス・金子
起用選手は、ジェイ・武蔵・藤村・ロペス・金子・福森・宮澤が確定。
1/23起用選手が再起用され、タイトフィジカルの中でも、圧巻のプレーが炸裂しています。
昨年1/23同様に同一対戦・練習試合を実施していましたが、
1本目~ 1-0 2本目~ 2-2 計 3-2 ギリギリの勝利、
でした。一年で、コンサの飛躍的成長が証明されています。
攻撃力は倍増、守備力は失点阻止で、「走るサッカー」を徹底し、ミシャコンサは第2段階は完成し、次週は、「新たな姿のコンサ=新戦術」の定着・熟成とランクアップです。
2.第2週評価
【第2週段階1/20~26;実戦フィジカル1.5倍(試合形式)・実戦戦術(おさらい)・組織力構築】は?
段階目標「実戦フィジカル1.5倍(試合形式)・実戦戦術(おさらい)・組織力構築」は、
➀1/23蔚山戦・1/25チェンマイ選抜戦との対戦は、
シーズン中ハード日程や試合終盤の「ハードフィジカルコンディション(重疲労負荷状態)」環境でのでプレイトレーニングとなりました。
そこでは、「戦術・規律通りプレイ」を実践出来、ほぼ実戦フィジカル能力は復活しています。目標「1.5倍化」には到達していませんが、順調に「フィジカル能力上昇」が進行しています。長期離脱からの復帰を目指す「最も目標点に遠いだろう『駒井』も、強敵チーム対戦を60分プレイ」実績となりました。キャンプ1週目にキツクミスで足を故障したチャナティップ以外は、殆どの選手が「実戦レベル到達」と推測される好進展ですね。
➁実戦戦術・組織力構築は、前シーズンレベルに到達し、今シーズンの新・追加テーマにトライとの状態です。
戦術でのキャンプテーマは、
a.失点半減となる守備力上昇
b.ビルドアップレベルアップによる安定化
c.ラストパス精度、シュート精度改善による得点力上昇の3点を設定した様で、
その具体化には、多様な方法論、迫り方、道が有りますが、
先ずは、
A.ボール奪取からのビルドアップの速さ、詰まり〈ボール奪取力上昇〉と〈攻守の切り替えの速さのスピードアップ〉による打開策が第一選択です。
キャンプでの継続・反復トレーニングの累積により、一気に、適正プレー選手が急増し、チームプレーに定着して来ました。
○「ボール奪取力こそが守備力強化の主力策」として、キャンプで一貫徹底トレーニングを実施し、対象選手は、 DF・中盤から、最前線選手まで拡大し、自陣〜最前線での守備まで拡大し、ボール奪取位置は、一気に相手ゴール前まで上昇しています。何より、守備嫌いのジェイ・武蔵・ロペスは、あらためてみると、全員ハードフィジカルを持っており、相手DFに襲い掛かり〜追い詰め〜ボールを奪う、のは、そんなに難しい事では有りません。恐らくは、当の本人達が、その威力に驚き、正に開眼している事でしょう。
○ボール奪取直後に、最前線へのビルドアップ、縦パス配球も、キャンプの主力課題です。「攻守切替のスピードアップの効果」は、
攻撃面;・ビルドアップパスにワンタイムの余裕を与えパス精度アップに直結。
・相手守備陣が再整備前の攻撃となり、✴︎スペース・エリア攻略が容易に、✴︎コンサ攻撃パス受け手がノーマーク状態でパス成功率アップ、で決定機構築力が大幅アップとなります。
守備面;・昨年課題として残った、ビルドアップタイミングをターゲットとされ、ボール奪取やパス回しを阻止、制限される、との問題点は、相手チャージ前に、パス配球完了となり、相手前線からの守備を躱し、無効化出来るものです。結果、守備課題は、大きく改善となります。
B.パス改善が主要テーマです。具体的内容は、ダイレクトパスと縦パスの2点。
A.同様に、毎日継続・反復トレーニングを継続し、こちらも一気に、適正レベル到達選手が急増して来ました。
・ダイレクトパスは、相手チャージ前にパス完了し、どんなフィジカルや球際が強い相手でも、無効化するプレーですね。神戸のバルサ組が目指すプレーで、チームとして、最速・最精度・最高ポゼッションはボールを運ぶチームプレーとなります。コンサ・ミシャも、トライと言う事で、ハイテクニック・ハイスピードチームとなるためには、絶対必須能力条件です。練習試合でも、トライし成功していますね。
・縦パスは、チームとして、攻撃推進力となるパスプレーを多数とするトライですね。ボール保持・ポゼッションを目指すのなら、横パス、バックパスは増加し、結果、パス構成比は、縦パス<横パス=バックパスとなりますが、その横パスとバックパスこそが、相手ターゲットそのもので、守備低下・カウンターリスクの原因となっていて、その比率改善は、攻撃推進力上昇だけで無く、カウンターリスク減少による失点減少に直結する訳ですね。但し、絶対条件が縦パスの成功率アップで、成功率の低い縦パスほど、攻撃をストップさせ、相手カウンターを浴びるものとなってしまい、高成功率が必須条件となる訳です。そこで、縦パストレーニングは、成功率アップトレーニングとなり、パス精度とタイミング、何よりパスターゲットの適正化がその内容となっています。攻守切替の速さ、ダイレクトパスも、密接に関連し、それぞれのレベルアップは縦パス成功率アップを導き出す、との相乗効果が作動しています。
眼に見える課題改善は、現在この2点ですが、
もう一点、
C.ラストパス精度とシュート精度が残されています。
改善トレーニングとして、シュート精度重点のシュート練習は数度実施していますが、大きな改善は見えませんでしたが、本日・練習試合で「開眼・急改善」が見込めます。多いなる期待を以て次週に課題持ち越しです‼️
また、
守備力向上による失点半減は、攻守切替の速さと、ビルドアップ安定化では、全く不足でしたが、ここも本日・練習試合で「完封」を掴みました。こちにも、同様に、期待大で、次週、更なる守備力向上トレーニングに邁進し、次週への課題持ち越しとなりました。
以上、総括すると、フィジカルアップは計画以上に進展、新戦術もダイレクトパスと縦パス多数化で手を付け始めています。最終課題の「ラストパス・シュート精度」、また「守備力向上」にも、突破口・切り口が発見され、フィジカルと戦術の「完成段階」が、次週以降に期待される、大成功の進展キャンプです。
2020年01月19日
コンサの第1次・タイキャンプの1週目が終了し、オフタイム(1日)に入りました。
第1週目キャンプを評価しましょう。
1.キャンプ内容
キャンプ週毎ステップは、推測するに、
1週目1/13~19;基礎フィジカル1.3倍(試合形式)・基本戦術(おさらい)
2 1/20~26;実戦フィジカル1.5倍(試合形式)・実戦戦術(おさらい)・組織
3 1/27~30;実戦フィジカル(試合形式)・実戦戦術(2019レベル確認)・組織
4 2/3~2/9;実戦フィジカル1.5倍(試合形式)・新戦術・組織
5 2/10~15;実戦フィジカル1.5倍(試合形式)・実戦戦術ランクアップ・組織
6 2/16 ;ランクアップフィジカル・戦術・組織プレイで実戦 となり、
最終キャンプ目標は
➀ランクアップ・フィジカル獲得~スピード・スタミナ
➁ランクアップ戦術獲得~より裏・縦狙い、ビルドアップ、攻勢時多彩攻撃、堅守、被カウンター組織プレー
➂プレイランクアップ~精度・スピード・ポジショニング・プレイ予測
➃組織・連携ランクアツプ~戦術理解と実践ランクアップ、プレイ予測と連係プレイ
➄サブ選手のトップレベル化
➀~➄の達成により
【戦力・チーム力を1.5倍化~得点;決定力アップし増加、失点;組織と個々能力アップで失点半減】と言う事ですね。
【1週目ステップ目標;基礎フィジカル1.5倍(試合形式)・基本戦術(おさらい)】に対して、具体的なトレーニングは、
1日目
基礎フィジカル➝3vs2/緩急とダイレクト(ワンタツチ)パスで守備突破・ゴール➝11vs11ゲーム
2日目
有酸素系コンビネーションシュート➝6vs3/ビルトアツプ➝9vs9ゲーム
3日目
3vs3/ポゼツション➝4vs4連携➝8vs8ゲーム/幅狭エリア
4日目
4vs3/ビルドアツプ➝8vs8ゲーム
5日目
TG(練習試合)
(1)基礎フィジカルトレーニングは、
僅か初日の1日のみで、ステップ完了し、その後は、トレーニングメニューと試合形式トレーニングの中で「実戦レベル必要フィジカル」を拡大し、フィジカルアップを図りました。
具体的には、
初日、一日最終メニューのTGは11vs11の通常試合レベル、
2日目、<負荷アップTG9vs9 (2人減らし、一人当たりエリア拡大し、122%負荷アップ)
3日目、<負荷アップTG8vs8(狭くしてより密集を突破のため、スピードアップ、負荷122%)
4日目、<負荷アップTG8vs8(3人減らし、一人当たりエリア更に拡大、負荷137%)・・⇒ 「137%」までアップ
(2)基本戦術(おさらい)では、
1/18練習試合に起用選手は、ベテラン早坂~若手金子・藤村クラスまでに到達し、既に、昨年攻撃パターンが再現され、完璧に目標レベルに到達しています。
選手は3年目~2年目選手バカリで、なんの躊躇も無く「ミシャスタイル」を実践できています。
2.1週目評価とテスト練習試合結果
(1)昨年・一昨年との大きな違いが「選手個々の現フィジカル状態」で、
「ここまでのトレーニングレベルに未達の選手」が、一昨年は<全員>~昨年も<2/3>に対して、今シーズンは<ほぼ全員到達>で、明らかに全選手漏れなく「フィジカル」値が大幅にアップし【フィジカル能力・J1トップレベル到達】と進化しています。今キャンプは、一段とフィジカル負荷は上がりましたが、全選手、問題無くクリアー出来ています。
1/18練習試合では、明確に証明されていますね。その起用選手は、全容・詳細は不明ですが、「福森・藤村・武蔵」は前後半90分起用された模様で、通常ならば「この時期は45~60分しか起用可能」で無い所、支障なく「フルタイム起用」とされています。選手のフィジカルコンディションは、昨年より大幅に前倒しレベルです。
(2)「戦術熟成・習熟」も順調で、昨シーズンレベルは、1/18練習試合で証明されました。「福森」のプレスキツクは既にシーズンレベルに到達・連携も同様で「武蔵・ジェイ」得点はシーズン通り。
また、「ダイレクト(ワンタッチ)パス」は、何度も成功し、得点獲得・チャンスメイクとなりました。「ダイレクト攻撃パターン」の新戦術・組織プレイも、既に、実戦成功レベルにまで到達しています。
(3)1/18練習試合結果・内容は、
対戦相手タイ2部 プレーユナイテッドと45分☓2本で、
前記の通り「少なくとも3選手はフル起用」と推定され、他選手も「短時間ではなく、一定時間起用」されました。起用選手「福森・武蔵・金子・藤村・荒野・ジェイ・中野・ルーカス・早坂」9選手は元気にプレー出来ている状態を確認出来ました。
昨シーズンの第1TGは、タイ2部ーランバンFC戦
前半 2-1 〇 後半 1ー2 ☓ トータル 3ー3 △引き分け
でしたが、1/18は、
前半 2ー0 〇 後半 3ー3 △ トータル 5ー3 〇勝利
となりました。着実に進歩していますね。
得点者は、
前半~チーム第1号;武蔵、その後;藤村、後半~OG、ジェイ2発と、FWに得点集中・フレッシュ藤村得点と「攻撃・得点力は全開」状態です。
しかし、「後半3失点」は、今シーズンキャンプの最重要テーマ「守備力アップで失点半減」については「全然出来ていない」事を証明しています。
昨年と「同失点数」は「フィジカルコンディションが遥かに良い」にも拘らず、「失点減少」に出来ておらず「守備戦術上の課題点」である事が明らかです。
この様に、極めて順調な「フィジカル」強化、加えて、「攻撃」は「前年手法+新手法・パターンプラス」で順調ですが、「守備改善」は手付かず状態で、第2週に課題持越しです。ミシャは得意分野では無く、その改善手法に注目ですね。
全体では、昨年キャンプ対比で、<1週間前倒し・早く次の段階に進行>と極めて順調に進行中です。
2020年01月17日
コンサから離れ、リーグ動向で、見逃せない現象が今シーズン生まれています。
「J2→J1への昇格選手が最多」との動向です。
コンサは、例外中の例外ですが、多数のJ1チームでは、保有選手の大量入替が発生し、神戸の様な資金力(=選手契約好条件)、選手自身チームが好きとの選択理由との特別チームのコンサ、以外は、大量選手入替の暴風が吹き荒れています。
その原因は、
①優秀選手の海外離脱の若年齢化と増加、
②主力選手中心の保有戦略により、中核選手の高年齢化が発生し、パフォーマンス低下、過密日程への対応困難事態発生から、ベテラン層放出・中堅若手への代替戦略選択
③中堅若手有望選手の引き抜き・獲得の激化による、チーム中核選手の予想外流出、
の3点が主な理由で、
事象として、
A.ベテラン層の、J1上位チーム→下位チームやカテゴリーダウンチームへの大量移籍(レベルは低下しても、充分そのレベルでのパフォーマンスはあるため)、耐えられない選手は、引退となっています。
B. 一部チームでは、育成計画に従って順調にアカデミー昇格で、J1に複数選手を供給していますが、当然ながら、即戦力選手はバルサ・エリート久保程度しか無く、J1主力選手への供給は極少数が現状です。コンサのアカデミー選手のチーム中核化の現在姿は、他チームからは驚きと羨望の高い評価を受ける理由ですね。
C. A.の通り、多数・中核選手がチームから消滅し、その穴を埋める手段が、
ア、他チームの若手主力を中心としたターゲットとして引き抜き交渉
イ、他国選手の獲得(世界的に若手有望選手の争奪戦が激しく、以前よりもJリーグ移籍動向は低減状態で、有望選手獲得成功率は低下傾向)
ア、イ、は、争奪戦は激しく困難で、主力多数の代替数確保は余程の資金力が無ければ困難ですね。
そこで、第3番目の、最有力複数選手獲得手段が、
ウ、J2リーグで、活躍の有望若手選手のJ1昇格、が大流行となった訳です。
現時点迄に、計18選手となり過去最高数となり、更に追加増加が有りそうな現状です。
具体的には、
FW
旧J2→新J1 選手名 想定ポジション等
新潟→浦和 レオナルド シヤド-
長崎→柏 呉屋 日本人最多得点・4番手
京都→横浜FC 一美 日本人2位得点・FW 3番手
サイドハーフ
山形→C大阪 坂元 右サイド
京都→横浜FM 仙頭 サイド
京都→鳥栖 小松屋 サイド
徳島→横浜FM 杉本 サイド
岡山→柏 仲間 チーム得点2位
MF
徳島→大分 野村 OMF
愛媛→柏 神谷 10番選手
山口→湘南 三幸 ボランチ
DF
金沢→横浜FM 山本 CB・3番手
大宮→広島 櫛引 CB・SB
水戸→横浜FC 志知 SB・J2屈指のLSB
長崎→大分 香川 LSB
GK
松本→鳥栖 守田 GK
✳︎移籍選手の顔ぶれを再確認すると、J1チーム主力・中核=スタメンを獲得出来る選手は、僅か5〜6名程度で、多くはサブとして、カップ戦要員迄が限界ですね。
✳︎前線やサイド選手獲得の多さは、各チームでの攻撃の有効ピース不足を露呈しています。
✳︎チーム毎獲得数は、3名;横浜FM・柏、2名;鳥栖・大分・横浜FC、後1名が4チームで、通算9チームで獲得しています。
過去の同スタイル成功代表例が、神戸CB大崎・FW古橋・藤本、横浜FM DF畠中、鹿島からスペイン移籍DF安西、鹿島三竿の6選手で、
J2で鍛えられた才能が、J1で揉まれ、J1での競争力を高める、とのスタンダードスタイルが確立されています。
コンサには、チームコンセプトから無縁ですが、見過ごす事の出来ないJ1リーグの重要な動向ですね。
2020年01月16日
コンサのタイ・キャンプは、極めて順調に開始となり、進んでいますね。
ジェイのかぜ離脱からの復帰、苦闘・苦境に陥ったオリンピック予選組・2選手の3選手を除くと、オフ期間の充実振りが証明される好コンディション選手が多数となり、ミシャ恒例の、第一目から、実戦形式トレーニングも、過去2回とは大きくレベルアップした内容で開始され、キャンプ始動は、極めて大成功だと証明されています。
本稿も、コンサキャンプ・ミシャキャンプをテーマとする時期ですね。
では、
1.コンサキャンプ概要は。
ミシャのキャンプは、3回目となり、基本形は変わらない様ですが、キャンプテーマは、その都度変化して来ました。
2018キャンプは、J1残留のご褒美もあり「ハワイの豪華キャンプ」でしたが、選手達を待っていたのは「地獄のミシャ・ブートキャンプ」で、「ミシャ戦術への転換」のための「フィジカル確保」と「基本・初歩形習得」をテーマで、キャンプスタート時には「フィジカル全員失格・戦術理解は、僅か・駒井と小野以外全員失格」で始まり、地獄レベルのキャンプの中、一気に「戦術・フィジカル、チームは大変貌」となったもの。
そのキャンプとシーズンの中、ベテラン~育成選手まで「全選手、文字通りに、横一線からスタート」し、ミシャスタイルに「適合」出来る「フィジカル・戦術理解・プレイ」選手のみが、シーズン終了時に残留し、2019シーズンへ進行したものでした。
2019.1.14からの第2回目キャンプは、「チャナの故郷・タイ」で始まり、前シーズンの「4位」順位により、すっかり「ミシャ・ブートキャンプ」を周知し「完璧準備」した選手と「認識の甘い選手」準備不足選手が存在しましたが、当然、「激しいミシャキャンプ」の洗礼を受け、また、「基本形から変化の応用形」戦術に進化し、その実践は、昨シーズンり基本形実践とは比較にならない位に「至難」で、シーズンを通して追求し、「局面レベル」では到達し始め、そこまで「フィジカル・戦術習得」が進み、ほぼ全選手が「ミシャスタイル可能選手」との評価と期待を受け、今シーズンに進行したものですね。
そんな2019の第1次キャンプ・15日日程の目標は、
➀90分走る切れる運動量=フィジカル
➁2018ミシャ戦術を下地にした「前年130%増しの応用型ミシャ戦術」定着
➂加入新選手、既存選手の戦術習得を基にしたポジション候補選手確認
との3ポイントでした。更に、
2019.2.1以降第2次キャンプ・沖縄恩納村では、同一ポイントが継続されましたが、
優先順位は変化し、➁と➂がウェートアップ、➀は「完遂」が選手「適正評価」条件となり、この時点で「➀追及レベル選手はチーム順位は最低ランクに低下」との選手起用順位評価となりました。
その後、第3次キャンプ・熊本市で、シーズン開幕後も「温暖の熊本」でチーム全体キャンプ状態を継続し、第1・2節対戦後、第3節対清水・札幌ドーム戦に「帰札」し長いキャンプは終了、との日程でした。
キャンプ日程の組み立ては、
「シーズンスケジュールの習慣化」定着を各選手毎図る目的で、「シーズン日程」と同一の日程となります。こんな細かい点も理由・根拠に満ち溢れているのが「ミシャ式キャンプ」
ですね。
原則1週間ごとに「テストマッチの実戦」練習を設定し、キャンプ目標のテストを実践し、課題点を確認しながら、全選手に亘り、シーズンでの「フィジカルとメンタル」の完全準備を図るものです。
2019キャンプの実際でも、
第1週目1/14~1/18 目標ポイントテストマッチ
・・・⇒ 1/19 タイ2部-8位 ランパンFC 2-1○ 1-2●
第2週目1/20~1/22 同上
・・・⇒ 1/23 タイ2部-3位 チェンマイFC 3-2○
第3週目1/24~1/27 同上
・・・⇒ 1/27 タイ1部-2位バンコクユナイテッドFC
と進行し、
キャンプトータルでは、
チーム TG数 戦績 得点 失点 平均得点 平均失点
コンサ 5 4勝0分1敗 19 11 3.8-3位 2.2-11位
G大阪 5 1勝1分3敗 12 13 2.4-8位 2.6-14位
FC東京 5 3勝0分2敗 17 12 3.4-4位 2.4-13位
鳥栖 4 2勝1分1敗 6 5 1.5-11位 1.25-4位
横浜FM 4 2勝1分1敗 8 3 2.0-9位 0.75-2位
川崎 3 2勝0分1敗 13 8 4.3-1位 2.67-15位
大分 4 0勝1分3敗 5 6 1.2-15位 1.5-7位
リーグでも、得点力が高く、トップのTG戦績でしたが、失点数も、リーグ11位と最多チームの中にいて、課題点だったものでした。
さて、今シーズンは、過去2シーズンキャンプとは大きく前進・進歩したものです!!見てみましょう。
キャンプ目的は、
「就任3年目で戦術は浸透。目標とするアジア・チャンピオンリーグ(ACL)出場に向け、実践型キャンプでチームを熟成させる。」となり、ACL出場を実現するチームへ「最終進化」を遂げる、との内容となりました。~詰まり「ミシャの戦術と実践プレイの集大成・完成形」を実現する~という事です。そのための「選手とは揃い」「土台・基礎は完成」し「いよいよその統合・成果を求める」という事ですね。
また、
トレーニングでの「ミシャの思想・考え方」が重要ですが、
そもそも「トレーニング」の目的は、「エクササイズを通して、試合で起こり得る戦術的状況を再現し、その状況において、最善の選択肢を選び実行する、という解釈と判断を身に着ける」という事です。 謂わば「予習」です。
従来のトレーニング法は、
「1つの決まったメカニズムを構想」し、「11対0」でそれを繰り返すエクササイズにより「オートマティズム構築」。その上で、「11対11」でエクササイズを実際に試す、との方法でしたが、
現代流・そしてミシャのトレーニング思想は、
最初から「敵がいる状況」を用意し、敵側は相手が行う頻度の最も高い幾つかのプレーをランダムに行い、その時々で、それを的確に対応する、との方法です。
その中、
「敵味方を入れ替え・選手の一部を入れ替え」て、全選手が異なる視点から状況に関わり、そういう状況に直面した時に、「どう対応すべきか」との解釈・判断を助ける能力を身に着けます。
つまり、
「解釈と判断のスピード⇒情報把握~状況判断~アウトプットとしてのアクションまでのスピード」=「戦術的インテンシティ」と呼ばれる能力を高めるものです。
コンサ式=ミシャ式トレーニングは「試合形式主体」ですが、
正確には、「敵のいる状況」トレーニングという事で、「戦術トレーニングメニュー」の中身・根幹となる、との考えたの実践となります。
最近、「コンサ選手の成長実績の高さ」へ高い評価が寄せられますが、このトレーニングにより「戦術的インテンシティ」上昇による成果ですね。
2.紺シーズンキャンプ
TGは、キャンプ中、毎週末に設定されますが、毎日練習の中「日常トレーニング」として必ず、トレーニングの中核・根幹となっています。
そして、今キャンプ第1週目の進展度は、「昨年とは比較にならない程」選手コンディションは、ステップ・段階が早く、前シーズン比で「1週間前倒しレベル」に到達しています。「オフ期間(約1か月)の各選手毎の準備」は「ミシャの求めるレベル」にまでレベルアップした証拠で、「リーグの中でも高いレベルの正しいオフ期間」の習得も完了したものです。
一次キャンプ日程:2020年1月13日(月)~1月30日(木)18日間キャンプ地:タイ チェンマイの中、TGは1月18日を初戦に1月22日・26日・31日予定と4試合が、タイチームとKリーグチーム対戦で組まれています。
先ずは、明後日・1月18日土曜が「第1テスト試合」でそこでの「起用選手」が注目です。
意外な選手が、抜てき起用されそうで「大学組金子・2019シーズンサブ組からの逆襲」も有りそうですね。
全体のトレーニング成果、新戦術・新プレイ・新スタイル、そして新選手に注目していきましょう。
2020年01月13日
今日、高校サッカー決勝戦を埼スタで観戦。
昨年は、檀崎応援で、青森山田応援席横でしたが、中央席の中立席。
先ずは、観客5万人超えの、Jリーグ、代表戦も越えた動員に驚き‼️
しかし、試合開始となると、両チーム共に、J1トップレベル並みの速い攻守切り換えで、驚きの激戦が展開され、一瞬も目を離せない素早い展開とプレーに興奮でした。
前半は、青森山田が試合巧者を発揮し、2-0と大きく試合をリードするも、プレイ内容は、そんな差は無く、偶々セットプレー成功率位。
しかし、後半は、静学のパフォーマンスが上昇し、試合をリードし、着実に得点機会を活かし、得点を積み上げ、大逆転を実現、との大スペクタル試合で、静学が優勝を掴み、両チームの栄誉と、選手の頑張りを讃えながら、大混雑の中、やっと帰宅したところです。帰路、観客はどちらのサポーターも含め、大満足・大感動で一杯、高校サッカーも、やっぱり本当に面白いですね‼️
昨年の檀崎のスーパープレイと青森山田のサッカー、強さを思い返しました。
あらためて、両チームの試合内容を考察にすると、
①青森山田と静学のサッカーは、どちらも「攻撃型サッカー」で、高校サッカーチームで多数派の「堅守速攻・守備型」とは真逆ですが、全く相違するスタイルです。
今回、この攻撃型でも、対象的なチーム対戦とものなり、その違いが顕著となりました。
明確に言い分けられ、
青森山田のサッカーは「組織連携戦術サッカー」、
対する静学サッカーは「個々選手勝負戦術サッカー」とでも表現するサッカーでした。
一見、青森山田がコンサ、静学が川崎に見えた場面も多く、攻撃型でも、相手ディフェンスラインを突破する手段が、
青森山田は、長短パス交換の複数選手間プレイの戦術が基本でした。
しかし、静学は、ショートパス交換とドリブル突破両方を基本戦術とし、相手守備ラインを、ドリブルで突破し、相手守備選手を置き去りとし、一気に数的優位状態を連続させるサッカーで、
青森山田は、ピッチ全体・スペースとエリアを活用するサッカー、
静学は、狭い密集スペースの突破をショートパスかドリブルで抜くサッカーと、正反対の攻撃型サッカーを展開したものでした。
青森山田のサッカーは、個々のパフォーマンスに左右され難い、安定した、組織サッカーが特徴ですが、
静学サッカーは、個々の突破に、相手守備ライン突破の成否が掛けられ、個々の成功がその前提となり、相手の守備力によってその前提が封じられると、一転して試合困難が想定されます。実際、準決勝の矢板戦は、堅守速攻型の守備主導チームで、大苦戦の、ラストロスタイムでのギリギリ勝利となっていました。
今日は、攻撃型の青森山田が対戦相手だったからの、大逆転勝利だった、と言う事が見えて来ます。
②この2チームでは、選手の育成・成長は、間違い無く、大きな差が生まれる事が分かります。
青森山田では、パス戦術のパス能力、スペース・エリア認識と活用能力、組織・連携戦術能力、それらの前提の走力等が磨かれます。
対する静学では、個々のショートパス能力とドリブル能力が徹底的に磨かれます。
勝ち易い、勝利への成功率は、青森山田が優位ですが、Jリーグへの道、活躍のための入団については、高い個々能力を育成する方法論は、正解と言えますね。
実際、鹿島等への加入決定を獲得していますね。
高校サッカーの存在意義や意味では、
どちらのアプローチが正解かは、色々と考えさせられます。
従来は、高校年代、JチームならU18世代は、チーム戦術よりも、個々の高く突出した能力を持つ選手が期待され、昇格入団もなりました。
現代サッカーでは、同様に、高い突出能力選手が最優選手との評価は変わりませんが、同時に、戦術変化や状況把握能力の、適応柔軟性は絶対的前提条件となっている点です。詰まり、柔軟な「頭・考え方」との「情報処理能力」こそが、現代サッカーの「サッカー脳」の中核で、どんな優秀な能力も発揮させるための前提条件と言う事なんですね。
但し、静学の選手の突破力、ドリブル能力は、Jリーグでは、簡単に封じられるレベルで、そのまま通用するものでは有りません。しかし、高校や大学からのリーグ加入選手の中、高校や大学時代のパフォーマンスを、リーグでそのまま通用するとの過信する選手が頻繁に出て来ます。元々、才能・人材の素材で、即戦力とは言っても、最底辺レベル選手でしか無く、その後の各チームでの成長が無ければ、リーグ選手には到達しませんね。
だからこそ、檀崎も、岩崎も、藤村も、濱も、そして、入団した、田中、金子、高嶺、小次郎も同じです‼️
色々と感慨深い高校サッカー決勝戦でした。
2020年01月10日
~進化~ 2020シーズン前始動・準備~シリーズは、前回➁キャンプ内容編で、各チーム毎の「極端な期間の大小とその代償・結果予想」を見てみました。
今回は、丁度各チームのチーム編成が完成期に差し掛かっており、チーム編成の概況を各チーム対比の中で見てみましょう。
1.本日時点各チーム・チーム編成現況
本日時点での、リリースにてよる各チーム編成を見てみましょう。
更新数(未定数)~加入数~移籍数 ~非更新数~引退数
(内主力級) (同) (同) (同)
コンサ 23人(0)~ 3(1) ~1(0) ~0(0) ~0(0)
仙台 21 (0)~ 9(3) ~6(4) ~2(1) ~0(0)
鹿島 22 (0)~11(5) ~8(3) ~1(0) ~0(0)
浦和 26 (0)~ 3(1) ~3(1) ~1(0) ~0(0)
柏 3(19)~13(2) ~7(2) ~1(0) ~0(0)
FC東京 24 (1)~10(2) ~5(4) ~1(0) ~0(0)
川崎 21 (1)~ 7(1) ~6(6) ~0(0) ~0(0)
横浜FM17 (0)~ 9(2) ~7(4) ~1(0) ~0(0)
横浜FC 0(22)~12(3) ~5(0) ~2(0) ~1(0)
湘南 17 (3)~15(4 ~12(5) ~1(0) ~0(0)
清水 16 (7)~ 8(0) ~5(1) ~2(1) ~0(0)
名古屋 16 (4)~10(5) ~7(2) ~0(0) ~0(0)
G大阪 2(25)~14(3) ~6(0) ~2(0) ~0(0)
C大阪 22 (5)~16(1) ~5(2) ~2(0) ~1(0)
神戸 0(24)~ 4(1) ~1(0) ~2(1) ~2(2)
広島 20 (0)~ 7(1) ~4(3) ~0(0) ~0(0)
鳥栖 16 (1)~12(2) ~10(4) ~0(0) ~1(1)
大分 19 (3)~12(2) ~8(1) ~1(0) ~1(1)
1)更新リリース未報告;柏・横浜FC・G大阪・神戸の4チームありますが、
〇柏・横浜FC・G大阪の3チーム
~加入・移籍離脱が活発でチームを大幅入れ替えし、その結果により契約更改を増減予定で、今後、非更新・移籍の増加が濃厚。
〇神戸は、前2シーズンの様な「積極選手獲得」戦略から、「ハイレベル選手の維持・保留」戦略に移行し、大きな編成変化は無く、未更改は、ほぼそのまま更新予定。
2)契約更改数の大小は、原則的に、選手中核変動をせずに「前シーズンの継続」戦略の傾向と連動が通常です。
詰まり、「前シーズンの継続を、前シーズン選手主体・主力」する戦略となる、との事です。
その観点で、「更新数」に注目すると
26人~浦和、
24~FC東京・予想で神戸、
次いで、23人~コンサ、
以下22人~鹿島・C大阪、21人~仙台・川崎・、20人~広島と並びます。
しかし、リーグチャンピオン・横浜FMは17人に止まり、8人減・9人増と、チームの1/3を入れ替えています。
「更新数=更新率」が高い=選手入れ替え率は減少、となり「戦略・戦術」の大幅変化は、困難となります。つまり、「戦略・戦術の大幅変化」の必要性は高ければ、「更新数を減少=選手入れ替え活発化」の活発化が必要、という定理ですね。
しかし、効果的な戦力変化が乏しかった事が最大原因と言われている「浦和」は、大量「更新数」・リーグ最多更新数・最少レベル選手入れ替えとしています。しかし、浦和のこの現象は、「経営・戦略の失敗」がまたまた重ね、今シーズン・最悪な結果必至、という見方が適正でしょう。
一方で、浦和に続く、多数更新数(率)チームの、「FC東京・神戸・コンサ」は「前シーズンの高評価」により「前シーズンに継続型での今シーズン戦略・戦術」を選択した、との方向性を示したもので、今シーズンの戦略が、好内容として推定・評価されます。更に、続く、鹿島は、天皇杯決勝から、公式戦開始日までの「超タイト日程」のため、チーム変化に耐えられる「トレーニング期間」が不可能で、敢えて「更新数増加=大幅選手変化・入れ替えは断念」としたもので、キャンプ日程での厳しい状況に加えて、「選手編成」も想定とは大幅に外れた内容で甘んじる、との事で、その結果はシーズンにて決定的なマイナス点として発生必至です。
また、「更新率(数)少数・大幅選手入れ替え」選択のチームについては、
50%以下(継続選手半減)は、
柏・横浜FC・G大阪~横浜FM・湘南・清水・鳥栖の7チームで、その7チームは、「戦略・戦術の大幅変化、戦略・戦術は変化しなくてもその実践選手変更」を選択したチームとなります。チームの1/3以上を入れ替える選択・戦略には、その定着・成功への必須条件が大前提となります。即ち、「トレーニング期間(時間)」ですね。前ブログで、今シーズンの各チームのキャンプ設定戦略を確認しましたが、どうなっているでしょうね。
柏~キャンプ未設定、横浜FC~23日間、G大阪~28日間、
横浜FM~18日間、湘南~14日間、清水~10日間、鳥栖~18日間
☓☓ー柏・湘南・清水 △ー横浜FM・鳥栖 〇ー横浜FC・G大阪との符合結果ですが、これがこのまま今シーズンの結果に直結必至、でしょう。
3)選手加入・移籍・非更新・引退の数値よりも、「主力選手の増減・変化」が重要です。詰まり「主力選手の増減数の大きさ」=「チーム戦術実戦の中心の現スタメンの消失」となり、「チーム力の上下に直結」となります。
その観点で、各チームの「スタメンクラス変動」数を確認すると、
加入・移籍・非更新・引退のスタメン(加入は同クラス)数合計で、
最少1人 コンサ ・・スタメン率9%変化◎◎
2人 浦和・清水・・共に大幅変化必須に拘わらず、主力変化なし☓☓
3人 横浜FC・C大阪・・大量獲得も殆ど変化は期待できず☓
4人 神戸・広島・・神戸は理想形で変化不要◎、広島変化不足☓
以下
8人 仙台・鹿島・・チーム激変で、再構築は絶望的に困難☓☓
最多9人 湘南 ・・チーム激変で、ストロング維持疑問☓☓
2.まとめ
選手異動のリリース数は相当数に至っていますが、
必要チームに効果的な「加入・移籍」は、その定着・再構築となる「トレーニング・キャンプ」の前提条件が欠けたチームが多数となり、「成功チームは少数」となりそうです。
実に、コンサ・神戸のみが、「計画通りチーム編成」との成功例となりそうです。
この様に、「チーム編成」も、成功・効果期待可能は、極僅かで、
<キャンプ期間の設定のチーム間差異>と<チーム編成の成否>は、今シーズンの推移・結果を決定付ける「2大要因」と成った様です。
コンサは、優秀な「チームスタッフ」により、両要因ともに、成功チームとなり、極めて順調に推移し、そのまま、順調なシーズン推移への道が開かれていますね!
注目点です!!
2020年01月07日
前ブログ➀保有選手戦略での結論
「既存A契約選手24選手+新加入選手3選手(特別指定小次郎を加えると4選手)でしたが、岩崎レンタル移籍となり△1名で『26名』体制。レンタルバック期待の有望・中村桐耶(1/31レンタル期間終了)は、育成型レンタル継続で増加は無くなりました。今シーズン、特別指定登録予定・次の正GK候補・中野小次郎が随時試合合流で、また、2種登録の『育成対象選手』の加入も想定され、2019シーズン選手のが継続すると『同一3選手』で総計≪30名≫体制となります。『強化計画(2003年策定)値』に合致し、特段の必要が発生しない限り、保有数は完成です。」
チャナティップのリーガ(スペイン)オファーは要注意で、仮に流失の場合は「シャドー選手の追加獲得」が発生しますが、「充分に代替候補選手が居り」、即座獲得とまでひっ迫するものでは無く、第2ウィンドー登録の選手獲得時期(8月)をターゲットに進行すれば十分です。・・・噂の「Wレベルプレミア選手・Dシルバ」も・・・(アメリカL・親友彼のベッカム監督の新設チーム移籍が濃厚ですが・・)
1/6「監督・コーチ・選手今シーズン契約合意報告」で公式発表、1/11キックオフ大会で、今シーズン「選手背番号・キャプテン」の正式発表で、完了です。
さて、今シリーズ第2弾は、「キャンプ内容」です。
他J1チームのキャンプ内容と対比して、その目的と意味・内容を見てみましょう。
1.各チームキャンプ日程
未だ、キャンプ日程未発表のチームが、5チーム;浦和・大分・C大阪・柏・神戸で、この時点で「調整中」自体、他チームに大きく後れを取るもので、少なくとも「他チームよりも準備期間を延長し、準備での優位を図る」事は不可能です。
キャンプ日程期間順は、
32日間 コンサ ~1.13タイ-沖縄-熊本2.16 実戦2.17
29 仙台 ~1.13沖縄-宮崎-宮崎2.10 実戦2.17
28 G大阪 ~1.13沖縄-沖縄2.9 実戦2.17
23 横浜FC ~1.15和歌山-宮崎2.8 実戦2.17
22 広島 ~1.13鹿児島-宮崎2.9 実戦2.17
20 川崎 ~1.13宮崎-沖縄2.9 実戦2.17
18 名古屋 ~1.21タイ-沖縄2.8 実戦2.17
横浜FM ~1.12沖縄-宮崎1.31 実戦2.8、2.10
鳥栖 ~1.17沖縄2.3 実戦2.17
15 FC東京 ~1.7沖縄1.21 実戦1.28、2.10
14 湘南 ~1.18スペイン1.31 実戦2.17
10 鹿島 ~1.10宮崎1.19 実戦1.28、2.10
清水 ~1.26鹿児島2.4 実戦2.17
未設定 神戸 実戦2.8、2.10
浦和・大分・C大阪 実戦2.17
今シーズンの各チームキャンプ日程は、10日間~32日間と激しい位の差異が発生し、その「キャンプ目的・内容」は全く異なるものとなります。
結果として、「キャンプ成果がシーズンに波及する効果」が、ここ暫くのシーズン中最大となる事必至です。
その中、コンサは、「最長キャンプチーム」で「徹底したキャンプ実施」の意図が、最も強いチームとなっています。通常・常識的には、「コンサ~最多キャンプ効果チーム」との想定が成り立ち、逆に、「最少キャンプ」となった鹿島は、「フィジカル調整期間」程度しか成立せず、<大量選手移籍が発生し、連携・組織力が消失>している中、その是正・改善は「棚上げ」となり、予想・想定として、戦績・成果予想は「惨憺たる結果」が待っていそうです。
同様に、リーグ上位・天皇杯上位チーでは、
ACL参戦権に到達しなかった「川崎」のみは、そのお陰で「実戦日2.17」の普通日程となり、「無理日程によるキャンプ日程縮小・弱体化」とはなりませんでしたが、横浜FM<FC東京<鹿島、となり、鹿島の最悪キャンプにまでなりました、また、キャンプ未発表の「神戸」も立ち遅れは免れず、同様事態発生です。
2.キャンプの目的・意味・内容
キャンプの目的は「シーズン中、目標とする戦績・試合内容を実現するため、フィジカル・戦術・テクニック・組織・ヘッドワークを、整備・課題改善し、戦力アップを図る」もの、ですね。
そこから、
➀フィジカル
➁戦術・組織
➂プレイ内容
➃メンタル・ヘッドワーク の各項目のレベル・ランクアップのためのトレーニングが「キャンプ内容」となります。
標準的なキャンプパターン;週単位で、
1週目 2週目 3週目 4週目
フィジカル フィジカル;ハーフ フィジカル;フル フィジカル;レベルアップ
基本プレイ 基本戦術プレイ 実戦戦術プレイ 実戦戦術プレイ;同上
組織 組織 ;同上
と「4週間=28日間」となり、期間短縮は「その段階」での停止・終了となってしまいます。・・・週単位内容を「短縮・圧縮する方法」はありません。唯一の方策は「その内容を既に保持する選手の獲得」のみです。
コンサの様に「若手・育成選手のチーム中軸化」戦略では「キャンプ期間を充分に徹底可能期間確保」は、絶対・必須戦略ですね。
では、上記各チームキャンプ日程期間を「基本キャンプパターン」に当て嵌めるとキャンプの到達可能内容予想が、
1週目フィジカル・基本プレイ段階
鹿島・清水・湘南
2週目フィジカル;ハーフ・基本戦術プレイ段階
FC東京・鳥栖・横浜FM・名古屋・川崎
3週目フィジカル;フル・実戦戦術プレイ・組織段階
広島・横浜FC
4週目フィジカル;レベルアップ・実戦戦術プレイ;レベルアップ・組織;レベルアップ段階
G大阪・仙台・そしてコンサ となりました。
今シーズンの「各チーム・キャンプ推移」に注目です。
3.コンサ・キャンプ目的・内容
コンサキャンプは、
一次キャンプ
日程:[2019年1月13日(土)~1月28日(月)16日間]
2020年1月13日(月)~1月30日(木)18日間
キャンプ地:タイ チェンマイ
二次キャンプ
日程:[2019年2月1日(金)~2月12日(火)12日間]
2020年2月3日(月)~2月15日(土)13日間
キャンプ地:沖縄県国頭郡恩納村
三次キャンプ
日程:[2019年2月13日(水)~3月1日(金)17日間]
2020年2月16日(日)~ ホーム開幕頃まで(例年3月初1日)18日間
キャンプ地:熊本県熊本市
合計 2019年・・35日間
2020年・・32日間・3次キャンプ延長で49日間
1/12 フィジカル
1/13~19 基礎フィジカル+1.5倍(試合形式)・基本戦術(おさらい)
1/20~26 実戦フィジカル+1.5倍(試合形式)・実戦戦術(おさらい)・組織
1/27~30 実戦フィジカル(試合形式)・実戦戦術(2019レベル確認)・組織
2/3~2/9 実戦フィジカル+ランクアップ(試合形式)・新戦術・組織
2/10~15 実戦フィジカル・ランクアップ(試合形式)・実戦戦術ランクアップ・組織
2/16 ランクアップ実戦フィジカル(試合形式)・ランクアップ実戦戦術・組織
キャンプ目標は
➀ランクアップフィジカル(スピード・スタミナ)獲得
➁ランクアップ戦術(より裏・縦狙い、ビルドアップ、攻勢時多彩攻撃、堅守、被カウンター)
➂プレイランクアップ(精度・スピード・ポジショニング・プレイ予測)
➃組織・連携(戦術理解と実践ランクアップ、プレイ予測と連係プレイ)
➄サブ選手のトップレベル化
により、【戦力・チーム力を1.5倍化~得点;決定力アップし増加、失点;組織と個々能力アップで失点半減】 と設定、したいですね。
具体的内容に、注目です。
2020年01月03日
正月明け、1/6よりコンサは司令塔・宮の沢本社が再開・始動され、宮の沢練習場には、先ずは自主練習選手が集合・始動、U-23参戦2選手(菅・田中)以外の全選手が再集結し、1/11「キックオフ2020」を出陣式として、1/12より「始動・準備」が進み、今シーズンがスタートですね。
シーズン公式戦・ルヴァン杯2/16・リーグ戦2/21までの「コンサ始動・準備期間」は、~進化~シーズン前始動・準備 シリーズをお届けします。よろしくお願いいたします。
本日は、チームの根幹「~➀保有選手戦略」です。
1.今シーズン保有選手戦略
A.先ず、今シーズン保有戦略はどうあるべきでしょうか。
コンサの根本チーム戦略には、2003年強化計画があり、現在その「ステップ4~5」が現況とされています。
「強化計画」には、
➀活動目標~J1リーグで安定して充分に戦う事ができるチーム力ベースの完成
➁基本的な考え方~短期目標(リーグ上位・カップ戦上位)を達成し、チームとしてのベースを確定する。このベースを基に中 期・長期目標実現に向けての一歩を踏み出す
➂具体的な取組~
(ステップ4)ステップ1から育成・強化を行なってきた選手の中でJ1リーグで充分に通用 する選手が育ち、その選手によるポジションの固定化を行い、それ以外に必要な補強部分を明確に打出し、次のステップでの補強の指針とし、補強するべき具体的なポジション・選手を絞り込む。ー完成
(ステップ5)育成・強化の中で育ってきた生抜きの選手と指針に基づく補強で獲得された選手によるチーム力ベースが完成し、短期目標を達成(未達)。ステップ4以上の成果(リーグ・カップ戦優勝) を残す。
➃チーム構想と編成~
(ステップ4)チームコンセプトがチーム関係者全てに浸透し、精神的にも技術的にもチームを支えられる生抜きのメンバーによるチーム編成の確立と更にチーム力を強力にする為の外国人選手及び日本人選手の補強を検討するー完成
(ステップ5)チームコンセプトがチーム関係者全てに浸透し、結果を残し次のステップ(タイトル獲得)へ進む。
➄選手編成~
選手総数30名以下
外国籍(最大3名は現在制限なしに修正)及び日本人選手の移籍獲得
選手平均年齢の固定化(チームの新陳代謝のベースとなる選手平均年齢が固定)
選手平均年俸の固定化(戦力のベース確定に伴い、今後J1リーグ定着の為に必要な選手平均年俸と年俸 総額を確定する)
➅育成・普及(ユース及びスクール)との連携 ~
U-18以下の組織体制の充実とトップチームとの連携及び底辺(サッカースクール)の拡大を図り、共通理解の元、一貫した指導を行い、トップチームへの最大の選手供給源とする
a.トップへの昇格選手数:2名程度
b.コンサドーレユース育成・指導指針に基づく育成・指導の実施
c.育成・普及スタッフのライセンス取得とトップチームスタッフへの登用
コンサの最重要戦略のため、あらためて掲載しましたが、ステップ4の多くの項目を完了し、現況はステップ5ですね。
そこで、今シーズンの保有戦略の在り方は、
〇チーム構想・編成はほぽ完成で、想定・計画通り選手は揃っています。
〇保有選手数は、30名以下
〇選手平均年齢・年俸固定化も完成(リーグ最少平均年齢と黒字バランスに固定の平均年俸が確立)
〇ステップ5の完成は、短期目標=タイトル獲得を待つのみ 、となります。
では、これらを大原則として現況を点検しましょう。
B.現況概要
➀保有選手数
「計画は30名以下(ステップ4では、28名)」ですが、今シーズンの現況は、
既存A契約選手24選手+新加入選手4選手(特別指定含み)、更に1/31レンタル期間終了選手の育成選手1名を合計すると「29名」。しかし、「岩崎レンタル移籍」となり△1名で「28名」体制。ここに、2種登録の育成選手が、2019シーズン選手が継続すると3選手加わり、「31名」体制となります。計画値に合致し、特段の必要が発生しない限り、保有数は完成です。
➁ポジション別保有評価~問題点・不足等は無いのか~
選手数は、適正数としても、ポジション毎の充足度が重要ですね。
確認しましょう。
a.GK[試合必要選手数ースタメン1・サブ1の2名]5名体制
レベル;選手名
J1 ;ソンユン・菅野
J2 ;中野小次郎(特別指定)・阿波加
J3 ;2種山本
~ 菅野完全移籍成立により「J1レベル2枚看板保有」は理想形で、直ぐにJ1レベル到達が見込める「小次郎」の成長次第で、今シーズン中に「J1レベル3選手体制」に到達し、2021シーズンのソンユン・兵役離脱にも計画的に準備・移行となります。GKポジションは完璧で問題はありませんね。
b.DF[スタメン3・サブ1~2名] 9名体制
レベル;選手名
J1 ;ミンテ・福森・進藤
宮澤・石川 ー兼務
J2 ;早坂・濱・田中
J3 ;中村(レンタル明け)
~「J1レベル5枚保有」で完備し、今シーズン中に有望株「田中選手J1レベル到達」で、「J1レベル6枚体制」です。育成の「濱・中村」もカップ戦起用の主力として成長が望め、ベテラン選手からの移行もスムーズに進行しますね。DFポジションも、「スピードやビルドアップ等の個別課題」はあるも、保有戦略としては問題ありません。
C.ボランチ[スタメン2・サブ1名] 9名体制
レベル;選手名
J1 ;深井
宮澤・荒野・駒井・中野嘉大 -兼務
J2 ;田中・金子・藤村・高嶺 ー兼務
J3 ;本間(2種)
~「J1レベル5枚保有」で必要数完備。また、今シーズン早期に有望株「田中」はJ1レベル到達か見込まれ、「金子」も今シーズン終盤には「J1レベル到達」の見込みで、「J1レベル7選手体制」の保有まで到達しそうです。「ビルドアップ・ポジショニング・プレイ予測等」課題はありますが、保有上の問題点はここにもありません。
D.サイド[スタメン2・サブ2名] 7名体制
レベル;選手名
J1 ;ルーカス・白井・菅
駒井・中野嘉大・石川・早坂 -兼務
~「J1レベル7枚保有」はリーグでも多数保有で、「突出レベル選手」の期待はあるも、「スピードスター型」は不在ですが、「攻守バランス・クロス力」に特徴選手が集まり、現戦術との適性・符合性は高いです。「育成層選手」がいない事が唯一の懸念ですが、「個別能力による移籍加入」が多投されるポジションであり、「他からの獲得」戦略も成立します。しかし、現時点では必要も無く、保有選手の変化・変動に応じて、将来は対応するものですね。現在の問題点はありませんね。
E.シャドー[スタメン2・サブ1~2名] 10名
レベル;選手名
J1 ;チャナティップ
ロペス・武蔵・ルーカス -兼務
J2 ;檀崎
荒野・金子・中野嘉大・高嶺 -兼務
J3 ;山本(2種)
藤村 -兼務
~「ルーカス完全移籍」にて「J1レベル4名体制」となりギリギリ完備。そのため、現J2レベルの5選手からのランクアップを期待するもの。特に「檀崎・金子・ボランチ充足となった場合の荒野」はには、今シーズン中で「J1レベル到達」を見込むもの。
シャドーポジションは、レンタル移籍となった「岩崎」も含めて、現時点では「レベル未達」の若手成長期待選手が多く、ここ1~2年限定起用の「選手補強」もあり得るものですが、現体制でも「ギリギリ」運用可能です。
F.FW(1Top)[スタメン1・サブ1名] 5名
レベル;選手名
J1 ;ジェイ
ロペス・武蔵 -兼務
J3 ;大和(2種)
早坂 -兼務
~「J1レベル3名体制」は必要数を完備。しかし、「武蔵」以外の「速成選手」はいなく、有望株の「高校・大学クラス、又は、下部組織選手」の獲得は検討課題。当面、保有体制での問題点はありません。
以上の通り、個別ポジションでも問題はありません。
詰まり、
【選手保有戦略は計画通りに進行し、現況で適正]という事です。
2.現有選手の今シーズン育成・成長目標
ここまで見て来た通り、コンサの選手保有戦略は、2003年より、17年目にして「ステップ5・チーム完成期」にまで進化しています。
しかし、
「選手保有戦略が適正」=☓=>「現チーム戦力が適正」ではありません。
【現チーム戦力の最大化】には、
➀選手毎の「個別プレイ課題」の改善による「パフォーマンスアップ」
➁チームとしての「組織プレー=戦術」の「パフォーマンスアップ」の両方が必須です。
ここに、今シーズンを通した、その前提となる「準備段階=キャンプ」育成・成長方針が問われます。
前記の「強化計画」にもある通り、
「短期目標(リーグ上位・カップ戦上位)を達成し、チームとしてのベースを確定する。このベースを基に中 期・長期目標実現に向けての一歩を踏み出す」、より具体的には、「短期目標達成・タイトル獲得」となるチーム力が必要です。
つまり、リーグでの相対比較で、リーグ最上位レベルの「攻撃・守備力」がその内容で、その【未到達課題の改善】が今シーズンの育成・成長手段、【タイトル獲得と上位到達】がその目標となります。
ここからは、次テーマ「今シーズン育成・成長課題とその方法」となり、「キャンプ目標・方法」と繋がって行きます。
~~乞うご期待ですね。
2020年01月01日
皆さん、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
今年こそシーズン目標を達成との結果を出し、その中で、今迄以上に変化・変革し、関係者全員の期待と夢を実現する「成長・進化」を、チーム・各選手共に掴む一年を果たしましょう!
我らサポーターも、進化・成長し、「より強く・逞しく・高い能力へのランクアップを実現する」一年と致しましょう!
新年の幕開けは、新国立競技場のこけら落としとなる「天皇杯決勝」で開始となりましたが、この天皇杯決勝戦は、見逃す事の出来ない大きな反映・影響を、Jリーグに与えました。
確認してみましょう。
対戦チーム、鹿島と神戸は、リーグ戦終了後、天皇杯準決勝12/22勝ち抜き、本日決勝戦への準備を進め、神戸サンペール以外はほぼ主力メンバーでスタメンとなり、結果は神戸2〜0で初優勝とビジャ引退に華を添え、三木谷氏の投資効果も現れた試合でした。
しかし、その結果により、
「ACL参加」状況が激変し、Jリーグに最大レベルの影響を与えました。
その事項を確認すると、
①天皇杯優勝の神戸は、ACL本大会に、リーグ優勝横浜FMと合わせ2チームで参戦。本大会初戦は、2月10日~12日に第1節。
②天皇杯準優勝の鹿島は、リーグ戦3位の資格によりACLプレーオフに、リーグ2位FC東京と合わせ2チームで参戦。試合日は、1月28日開催。そこで勝ち抜くと、2月10日~12日に第1節に参戦。
③リーグ戦4位川崎に、ACL参加は消失。
の3事項。
併せて、リーグ戦開幕付近までの、公式試合は、
●Xeroxスーパーカップ リーグ優勝横浜FCと天皇杯優勝神戸は、2月8日。
次シーズンは、オリンピック関連日程により、
リーグ戦2月21日(金)開幕 [2019;2月22日(金)]
ルヴァン杯グループステージ2月16日(日)開始 [2019;3月6日(水)](ACL参戦4チーム以外14チーム)となります。
すでにシーズンを終了して2週間以上経過している横浜やFC東京に対して、神戸と鹿島は天皇杯決勝を戦ったため厳しい日程を強いられることになりますが、鹿島は神戸よりもさらに2週間早いシーズン開幕を迎えることになります。
ここに記載されている4チームは、リーグ戦前や直前に激戦となる公式試合があり、天皇杯決勝進出等で、チーム・選手のオフは皆無、キャンプ日程も、ごく短期間となります。
この影響は、
1.シーズンスタート時点、既に公式戦を開始し、他チームよりも早期に実戦態勢に突入していて、当初は極めて順調なスタートもなる可能性が高い。
2.選手の累積疲労の回復が大幅不足でのシーズンインとなった選手は、直ぐに、故障離脱・コンディション不良連続が待っていますが、特に、ベテラン・ハイレベル選手は深刻状態で、選手生命を左右される事態まで想定されます。選手個々も連動して、チームパフォーマンス低下が濃厚です。一気に、悪循環に陥り、下位へ転落も予想されます。
3.シーズンスタートが良ければ問題少ないですが、選手の加入・離脱が大きい等、チーム再構築が必要の場合、また、大きな課題点が発生している場合、キャンプで修正・再整備の時間が無く、そのままシーズンインとなります。中心選手に、加入・離脱がある、鹿島、有力加入が複数となるFC東京、大量出入りとなった横浜FM、主力離脱がある神戸と、4チーム共に、離脱も多いが、積極獲得も盛んですが、その分、戦術熟成、組織連携構築の時間が必要の筈ですが、その時間は有りません、または、ごく僅かです。リーグ戦前にスタートで、激戦の公式戦が有りますが、、その結果は相当に厳しいものとなる事は高い確率で予想されますね。
コンサをはじめとする、ACLに関連しない14チームは、昨年のリーグ戦終了後、充分なオフタイムによる累積疲労脱却と選手によっては自主練の上乗せ成果、充分な日程による計画的なトレーニングにより、問題の4チームに、大きなアドバンテージを持ち、2/16ルヴァン杯グループステージ参戦までに完成したチームを準備します。
コンサの唯一の懸念点が、オリンピックへの
前哨U-23日本代表~AFC U-23選手権タイ2020(1.8~26)です。
コンサからは、菅と、田中が招集され、キャンプに参加が遅れてしまいます。
しかし、菅は戦術が理解しており、その実践・プレー実現化が課題、田中は、キャンプ参加遅れの取り戻しは、その後の努力次第ですね。
しかし、他の召集選手はチーム主力クラス選手も多く、ACLプレーオフの当日までの、チーム拘束は、参加選手チームにダメージを与えるものです。
2020シーズンは、スタートしていますね!
2019年12月26日
Jリーグ配信JリーグチャンネルYouTube
あのピッチでは一体何が起こっていたのか?「10.26の回顧録~ルヴァンカップ決勝の知られざる物語~」本編は、あの感動を再び噴出し、熱い想いを目の前に引き出しました。
現地観戦・サポーター席で、流したあの涙が、又再び出て来ます。
2019ルヴァン杯決勝は、2019シーズンリーグ最高の試合として【記憶と記録の伝説】とのリーグ評価となりました。
その中で、試合の分岐点を、コンサ監督・選手、川崎監督・選手の本音・真相により、語られ、それぞれの本心・心の変化を軸に、試合の本質が示されています。
そこでは、驚きの内容が多数公開されています。
分岐点は、通算11回で、驚きは両チーム、交互に訪れていたのでした。
数回だけでも、波乱に満ちた試合ですが、何とその倍近くで、試合が、コンサ〜川崎と揺れ動いた【想像も出来ない大スペクタル試合】として、リーグ史に記憶と記録で刻まれた試合となったもの、との指摘。
特に、谷口のドグソRED一発退場の場面、何と、コンサ側、深井・荒野・武蔵から、主審に対して、RED一発退場では無くイエロー・退場者無しとの申し出をした事で、コンサ選手から主審に「こんなに良い試合、このまま11対11で続けて、良いのでは無いですか!?」と言った、そのやり取りを、川崎のGK新井・谷口・山村など選手が聞いていた、との内容。何て素晴らしい話でしょう。言われた主審も、今迄、自チームに不利となる判定を求められた経験等ある訳もなく、感動していました。また、川崎選手も、驚きの中、深い敬意をコンサに持った瞬間でした。結果は、ドグソ該当は、自動的にRED一発退場しか無く、主審の裁量権の範囲外として、RED一発退場となりました。しかし、そんな素晴らしい瞬間があったのでした。
更に、その直後の、福森FK・3点目得点でも、川崎GK新井の読みと心理、対する、福森の読みと心理、特に、100%入る確信に則る想定通りキックと成功、との内容、また、同様な局面は、今シーズン、数回あり、実際に決めて来た、との内容は、福森のプレスキックの精度、内容、レベルへの覚醒となりました。詰まり、想定レベルを遥かに超える、【超ハイレベルが真実】で、他のリーグ選手達から、〈プレスキックのリーグ最高選手福森〉との評価が殺到する理由が、本当に理解出来たものでした。
ミシャの試合後コメント「両チーム選手共に素晴らしい試合を成し遂げ、両チーム共に勝者で、この試合に敗者はいない」とのコメント、川崎・鬼木監督からも「諦めないで続けるの大切さを証明した試合」とのコメント、の意味も、本当の意味を知る番組となりました。
コンサは、本当に凄い試合を成し遂げ、その体験・経験こそが、この次の扉・ドアを開き、新たな次元・レベルへの進化・成長を掴む契機となった、と言う事でした。
この経験を持った選手は、自己の身体・遺伝子にまで進化させました!
未だ見ていない方は、必見‼️ですね。
2019年12月25日
本日、コンサに取って貴重なリリースが2件。
ひとつは、No.1GK菅野の完全移籍成立。菅野のコンサ人生は、過去2年に加え、次シーズンからの現役活躍とその後の指導者による育成指導への道が開かれた一瞬です。
ベテランとは言え、その実力は「J1正GK」ランクで、次シーズンは「正バックアッパー・第2GK=カップ戦スタメンGK」で、次の2021シーズン;ソンユン兵役離脱(3年)では、2020シーズン・特別指定「GK中野小次郎」が、スタメンレベル到達(小次郎の実力は、1~2年で充分との想定ですね。)を前提に、仮に、小次郎が2021・シーズン開幕に間に合わなければ、「正GK。第1GK」でコンサのゴールを守り、間に合えば「正パックアッパー・第2GK・カップ戦スタメンGK」の予定です。
そして、今シーズン、ソンユン急成長となった「貢献者」の一人が「菅野」で、その育成指導力は、現役J1選手として最新・一級品で、その後の「GK育成の中軸」となるものです。
もう1点が、コンサ・キャンプ日程のリリースです。
内容は、昨シーズン日程;上段
次シーズン ;下段 で対比してみます。
一次キャンプ
日程:[2019年1月13日(土)~1月28日(月)16日間]
2020年1月13日(月)~1月30日(木)18日間
キャンプ地:タイ チェンマイ
二次キャンプ
日程:[2019年2月1日(金)~2月12日(火)12日間]
2020年2月3日(月)~2月15日(土)13日間
キャンプ地:沖縄県国頭郡恩納村
三次キャンプ
日程:[2019年2月13日(水)~3月1日(金)17日間]
2020年2月16日(日)~ ホーム開幕頃まで(例年3月初1日)18日間
キャンプ地:熊本県熊本市
合計 2019年・・35日間
2020年・・49日間(三次キャンプが延長すると)
次シーズンは、オリンピック関連日程により、
リーグ戦2月21日(金)開幕
[2019;2月22日(金)]
オリンピック中断7月6日~8月13日
[2019;14節まで]
12月5日(土)終幕
ルヴァン杯グループステージ2月16日(日)開始
[2019;3月6日(水)]
プレーオフステージ5月27日(水)
[2019;7月19日(水)]
プライム準々決9月2日(水)
[2019;9月4日(水)]
準決10月7日(水)
[2019;10月9日(水)]
決勝10月24日(土)
[2019;10月26日(水)]
ですが、
リーグ戦開幕日は、前シーズンと同時期で変動無し。
しかし、
ルヴァン杯開始が、19日間前倒しとなり、
リーグ戦~Aチーム起用、
ルヴァン杯~混成準Aチーム起用とすると、「混成準Aチーム」が、2月16日・ルヴァン杯第1節「本番・実戦」開始となる、という事です。
「コンサ・キャンプ日程」では、
二次キャンプを打ち上げたタイミングとなり、
第一次・二次キャンプで【実戦突入】となります。
このため、キャンプ日程は、2019シーズンと、第一次・二次までは、同時期・期間となりますが、第三次キャンプでは「プラス14日間」日程が予想され、充実のキャンプとの「日程」が確保されました。
一方、他チームのキャンプ日程は、コンサの様な「隙の無い、準備期間充実のキャンプ」となるチームも多いですが、前ブログで記載の通り、今シーズン・上位陣等の一部チームには、
1月1日の天皇杯決勝鹿島・神戸、
1月28日のACLプレーオフ鹿島(川崎も可能性あり)・FC東京、
2月8日のXeroxSuperCup横浜FM・天皇杯優勝チーム、
2月10日~12日の横浜FM・天皇杯優勝チーム と【実戦日程】があり、
「キャンプ・準備日程」はズタズタとなり、
鹿島・神戸・FC東京・横浜FM・(川崎)の5チームで
【シーズン準備不十分・不良チーム発生が濃厚】となります。
次シーズンは、オリンピック中断期間の在り方・活用成否の影響もあり、中断前と中断再開後に、大変動チーム出現など「波乱の多い」シーズン必至ですが、「コンサには大チャンス・飛躍」の年となりますね。
コンサは、即戦力大学最優選手の獲得加入を2019シーズン当初に達成、全選手契約更改のリーグ快挙により、次シーズンのチーム構築、戦力構成は完了し、保有各選手は充実したオフ期間を最大に活かし、万全の自主トレーニングの準備の上、新年から、即やかなキャンプ、トレーニングに突入出来る体制です。
既に、リーグの中、最速のチーム体制完了で、機先を制し、リード、アドバンテージを拡大しています!
2019年12月21日
天皇杯準決勝の2戦は、清水:神戸、長崎:鹿島、共に、対戦チームは、リーグでの客観評価からは想定し難い、下位チームが混入した対戦となり、ノックアウト・トーナメント方式のカップ戦ならではの意表を突く対戦でした。
試合内容も、リーグ順位とは異なり、接戦の試合内容で、サッカーを愉しむだけの観戦では、とても面白い試合でした。
そんな天皇杯・準決を見ていると、幾つかの事が解って来ました。
次シーズンの結果、少なくとも、シーズン前半の結果に波及する内容で、リーグ全体にも関連するものです。
では、
1.天皇杯・決勝進出チームの次シーズン結果?
結論を先に記載します。
【天皇杯進出の神戸・鹿島は、リーグ戦スタートダッシュ失敗が濃厚】です。
来シーズンの「Jリーグ日程」は、オリンピック日程により、大幅変動となる「特異シーズン」となります。
具体的には、オリンピック期間7/24~8/9(19日間)により、
J1~7/6(第21節後)~8/13<38日間>
J2・3~7/20~8/9<21日間> リーグ中断期間となります。
そのため、2019シーズン第1節2/22より、1週間前倒しの2/16ルヴァン杯第1節となりました。
当然、各チームのキャンプ日程も、昨シーズンより早いキャンプインとなる筈で、
(コンサの様に)12/7でシーズン終了し、(コンサは)来年1/11シーズン・キックオフ、12~トレーニングスタート(昨シーズン比2日早期)となります。
コンサでは「完オフ期間34日間、準備期間35日間」となりますが
「天皇杯決勝出場の鹿島・神戸」は、1/1天皇杯決勝試合のため、
「選手の完全オフ期間(オフ+自主トレ)」と「シーズン開始までの準備期間(キャンプ・トレーニング)」は、
鹿島(昨シーズン1/22)
~完オフ期間21日間、準備期間25日間
神戸(昨シーズン補強交渉が長引き、最後期2/10)
~今シーズンは、リーグ平均日とすると
完オフ期間21日間、準備期間25日間となります。
➀「完オフ期間」はコンサ比△13日、「準備期間」もコンサ比△10日、まで短縮
➁その結果は「累積疲労解消」も疑問で、「次シーズンへの体幹・基本体力ランクアップの自主訓練」はあり得ない話となってしまいます。
➂それらの「ツケ」は、
・全体キャンプインで「早期期間確保日程、トレーニング時間確保」に支障発生
・個別選手(前シーズン活躍=慢性疲労蓄積選手)のフィジカル低迷・プレー停滞
・シーズン序盤「チーム力低下」となり「戦績低下」
・酷い場合は「故障離脱」複数誘発 、との形で現実化してしまいます。
この様な、シーズン開始前での過酷なシチュエーションは、他に、
1/28 ACLプレーオフ FC東京・(鹿島or川崎)
2/8 XeroxSuperCup J1Chanp横浜FM・(鹿島or神戸)
2/11 ACL一次リーグ J1Chanp横浜FM・(鹿島or神戸)となります。
この日程全体から、
リーグ戦5位以下チームは、前記 コンサの「完オフ・準備期間」の充分な次シーズン準備が可能で、適正な準備と成れば、順調なチーム状態でのシーズンインが見えて来ます。
次に、横浜FCは、2/8よりシーズン開始と「△10日間」早いスタート、更に、FC東京は、1/28がシーズン開始となり「△18日間」早くなります。
しかし、最悪は、鹿島で「天皇杯で敗戦」すると、ACLは、プレーオフスタートとなり、1/28に、シーズン開始となってしまいます。この事態は、「完オフ+準備期間総計で、26日間のみ」となり、方法としては「完オフ消滅」との劇毒方法しかなくなりそうです。
この様に、元々Jリーグの「リーグ戦オフ期間」の「カップ戦等設定」に問題があり、オリンピックの前倒し日程により、大きく顕在化する2020シーズン必至です。
コンサ等の今シーズン中位チームには、上位陣の「シーズン前過酷日程」とのハンディが与えられ、「順調・快調な準備」が出来れば、前シーズン上位陣を総なめにする「快勝・スタートダッシュ」も夢ではなさそうです。
2.他国リーグでのカップ戦は?
Jリーグのリーグ戦終了後(=リーグ終了期間)のカップ戦等の設定が気になりも他国リーグを点検してみます。
◎プレミア(イングランド)リーグ
ランク 名称 チーム数 試合数 賞金等
R1部 プレミアR 20 リーグ38 1位153億・UEFA-チャンプR
2・3位 UEFA-チャンプR
4位 UEFA-チャンププレーオフ
5位 UEFA-ヨーロツパR
国内 FAカップ 736 トーナメント 1位2.6億・UEFA-ヨーロツパR
決勝~プレミアR最終戦後最初土曜
リーグ EFLカップ 92 トーナメント 1位0.1億・UEFA-ヨーロツパR
決勝~プレミアR中盤後期・若手育成選手起用、中堅以下チームは狙う
ユーロ UEFAチャンピオンR 1位97億・クラブW杯出場
決勝~各国R終了後初土曜
イタリア
セリアA(8月下旬~5月下旬)とコッパイタリア杯(5月下旬決勝)
スペイン
リーガエスバニョーラ(8月下旬~5月下旬)と(9月上旬~5月下旬)
ヨーロッパは、ユーロで同期間日程ですね。
・・・国内カップ戦も、ACLの様な外国カップ戦も<リーグ終了期間に設定はありません>ね。
Jリーグのシーズン設定が、国際基準を無視した、ガラパゴス式日程という事です。
リーグ戦の日程、全面変更は、オリンピック終了後、本格化すべき内容で、それが無ければ、天皇杯決勝戦・ゼロックスカップ出場・ACL出場だからこそ、lJリーグ戦で、ダメージ日程となる、悪習慣から脱却出来る唯一の方法ですね。
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プロフィール
中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。
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