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ボクシングのトリプル世界戦

2008年09月15日

自分で記録しておくためにボクシング世界戦のことを書きます。
興味のない人はスルーして下さいね (^o^)


【WBA世界ミニマム級タイトルマッチ】

挑戦者 ローマン・ゴンサレス (ニカラグア)
                   4R負傷TKO
                         王者 新井田 豊 (横浜光)

新井田は8度目の防衛に失敗。
初回から20戦全勝 (18KO) の怪物が放つ痛烈なパンチを受け続け
4Rに右目が塞がり、ドクターの意見により試合がストップ。
規定によりゴンサレスのTKO勝ちとなりました。

1R開始早々 『 何ラウンドまで新井田が立っていられるかな? 』
と思ってしまうほど強いゴンサレスに、私は絶望的になりました。

解説の大橋秀行さん曰く 「新井田のカウンターは少しずつタイミングが合ってきていた」
確かにそんな感じはありました。
でも新井田は一撃必殺のKOパンチャーじゃないから
減量前の体重に戻っている?と思うほど体格の大きいゴンサレスに対し
新井田のパンチは、ほとんど効いていないように見えました。

それでも倒されて負けたわけじゃないから無念といえば無念でしょう。
ただ、あのまま試合が続いたとしてもKO負けは時間の問題だったかも知れません。

新井田を破った新チャンピオンのゴンサレスは
ボクシングの歴史に名を残しそうな超ハイレベルなボクサー。
正直、実力差は大きかったようです。リカルド・ロペス並みの強さでしたから。


【WBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦】

世界2位 西岡 利晃 (帝拳)
       判 定
         世界3位 ナパポーン・キャッテサクチョーチョイ (タイ)

あのウィラポンに4度挑み、結果は×△△×。
その後はスピードスター西岡にとって致命傷となるアキレス腱断裂を発症。
しかし不屈の精神で見事にそれを乗り越え
今夜、実に4年半ぶりとなる世界戦のリングに上がった32歳の西岡。

相手はウィラポンが直々に指導するナパポーン。
デスマスクと呼ばれたウィラポン同様、無表情で圧力をかけてきます。
だが完全復活の西岡が速いパンチを浴びせて序盤からリード。
後半は徐々に差を詰められ、かなりピンチになってきた11R
ナパポーンがバッティングにより痛恨の減点1。
最終12Rにも焦りの見えるナパポーンがプッシングで西岡を倒し、更に減点1。

結果的には大差の判定勝ち! やっと悲願の世界王座に就きました。
この試合に備え、奥さんと可愛い1人娘を実家に返した西岡は
約束通り勝利のリング上で娘の小姫 (こひめ) ちゃんを抱きながら
インタビューを受けました。
そしてかつてのライバルだったウィラポンが西岡の左手を高々と上げる場面に
私は感動で胸が詰まりました。やはりウィラポンはタイの英雄です。


【WBA世界スーパーフライ級王座決定戦】

世界1位 名城 信男 (六島)
            判 定
             世界3位 河野 公平 (ワタナベ)

互いのボクシングスタイルがそうさせたとは思いつつも
噛み合っているようで、実は全く噛み合っていない試合でした。
良く言えば激しい打ち合いなのでしょうが
私に言わせれば見応えのない試合。日本人同士の戦いだから余計そう見えたのかも。

日本史上最年少世界奪取記録を持つ名城が1年4ヶ月ぶりに王座へ返り咲きました。


post by hiroki

21:51

コメント(2)

この記事に対するコメント一覧

主任百景

Re:ボクシングのトリプル世界戦

2008/09/17 01:24

 前回の新井田戦でもコメントさせて頂きました者です。  今回もその新井田戦と西岡戦をテレビ観戦しました。  まず新井田戦、まさに完敗でした。ゴンザレスとは2階級以上の体格差と筋力差があるように思えました(フッキと謙吾くらい?)。ファイターとはいえアマ仕込の正統派の技術を持ち、打たれ強さor高い防御力を備えていました。新井田も3Rに想定外のインファイトへ持ち込んだ時は、相手を翻弄している空気があったと思うのですが。 これからの軽量級はローマン・ゴンザレスを中心に動くかもです。減量苦もあるから階級を上げていくでしょうし。 この選手にどう勝てばいいのか。軽量級の選手や関係者はしばらく悩むのではないでしょうか。 解説にいた大橋会長も、リカルドロペスと自身を両者に重ねていたかも知れませんね(5RTKO?)。  新井田は間を消されて敗れたとすれば、西岡は間を制して勝利した、のではないでしょうか。 世界初挑戦以来、久々にみた西岡は無駄な動きが少なく、自分の間を保ちながらラウンドを進めていくように感じました。進化を見せて勝ったと思いますが、それでも当時のウィラポンに勝てたかな・・・などと想像してしまいます。  そのウィラポンが長谷川に敗れた際、リングに上がった辰吉に腕を掲げ上げられました。それと4度対戦した西岡への思い入れ、純粋に勝者を称える気持ちがウィラポンに西岡の腕を上げさせたのではないかと。  私もウィラポンの姿勢は素晴らしいと感じ入りました。どこかのパフォーマーボクサーが内藤の腕を上げたのとは比較に値しないものでしたね。 以上、失礼しました。 次は粟生戦です。

hiroki

Re:ボクシングのトリプル世界戦

2008/09/17 18:38

>主任百景さん ボクシングネタにコメントをいただくと非常に嬉しいです (^o^) 新井田の敗戦は、ある程度予想はできたけど もしかしたら勝つかも!という期待もあったので、残念に思います。 ウィラポンには本当に感動しましたね!素晴らしいです。 次は10月16日ですね!正直言うと、今回のトリプル世界戦より楽しみです。

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