甲子園球場では 第97回 選抜高校野球大会 が行われています。 3日目の第3試合には21世紀枠で選抜された 長崎県立壱岐高校が、優勝候補の東洋大姫路と対戦中。

壱岐高校は離島ということで 練習試合をするにも九州本土までフェリー移動。 (壱岐商業高校も硬式野球部はありますが 昨年秋からの新チームは人数が集まらなかった模様)

そんな厳しい環境の中でチームを強化し 昨年の秋季長崎大会で準優勝。 続く九州大会でもベスト8進出を果たして 21世紀枠で悲願の甲子園切符を手中に収めました。 春夏通じて初の甲子園です。

ベンチ入り20名の選手は全員が島内中学校出身。 その中学時代に実績を残した子が多く 島では 『壱岐の黄金世代』と呼ばれていたそう。 本土の強豪校からスカウトもあったでしょうが みんなで島の高校へ進学して甲子園にやって来ました。

私はこういうエピソードが大好物で 過去にも青森の三沢高校 (昭44夏の甲子園決勝で延長18回引き分けの末に 翌日の再試合で惜敗し準優勝。 1人で投げ切った太田幸司は近鉄の大エースに) そして北海道の中標津高校 (平2夏の甲子園初戦で和歌山代表相手に惜敗) などもスカウトを断って地元の高校に集結し 甲子園出場の夢を叶えています。

その壱岐高校は初回に2点を先制しましたが 総合力の高い東洋大姫路に逆転され 現時点では次のようなスコアとなっています。