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2026年08月11日
地球温暖化の影響かどうかは知らないが、近年は高校球児が試合中に体調を崩し救護室へ運ばれる場面を目にするようになった。先に言っておくが、選手が倒れるのは甲子園だけじゃなく地方大会も同じ。 真夏に阪神甲子園球場で開催される全国高等学校野球選手権大会は、2年前から試合時間を調整して、最も選手が体調を崩す時間帯 (概ね10:30~13:00) を外すようになり成果は出ている。
日本高野連では2028年のセンバツ大会を目途に高校野球の公式戦全てを9イニング制から7イニング制に短縮する議論が進められている。伝わっている雰囲気だと、現場関係者からの反対が過半数なのに対し、高野連側は7イニングありきで検討しているように感じる。 なお、18歳以下の国際大会は7イニング制だし、アメリカの高校野球界も7イニング制が長いこと基本線になっている。
7イニング制になる事に反対する人からは「選手の健康を考えるのなら、イニングを短くするよりも、甲子園ではなくドーム球場で開催すべき」の声もある。私の旧友も「ドームでやるべき!」と熱く語っていた (笑)
そもそも甲子園球場は高校野球のために造られた。 高校野球 (当時は中等学校野球) の人気が高まり、既存の球場では観客を収容しきれなくなった問題に着目した阪神電鉄が、自社の沿線に巨大球場を建設し、1924年の全国選手権大会から使用を開始した。ちなみに阪神タイガース (大阪タイガース) の創設は1935年である。 そういった経緯から、選抜大会と全国選手権大会は通称「春の甲子園」「夏の甲子園」と呼ばれ、長きに渡り伝統を継承し続けている。
そういう歴史を変える (甲子園の使用をやめる) のは如何なものか、という理由より先に大きな問題がある。 もし大阪ドームなどのドーム球場で開催すると使用料などは数億円を超えてしまうそうだ。 高校野球の甲子園球場使用は無料であり、入場料などの収益は参加校の旅費や宿泊滞在費に充てている。もしドーム球場を使用するとなれば、まず数億円の使用料を払うこと自体が困難であるし、参加校の旅費・宿泊費も支給できなくなり、沿革地の公立高校は地区予選を制しても全国大会出場を辞退するケースも考えられる。
イチロー氏や落合博満氏も7イニング制には強い反対を表明している。おそらく張本さんも猛反対するのでは? (笑) しかし、反対するのは構わないが、何か代案も示してほしいと私は思う。 なお、栗山英樹氏は9イニングへの思いもあるが、球児の命や健康を守る観点から7イニング制への移行を否定せず更なる議論の必要性を訴えている。
私個人としては、夏の大会を朝と午後以降の2部制に変えて以降、試合中に体調を崩す選手は減少しており、それ以前からクーリングタイムを設けたり、10回以降をタイブレークにした効果も合わせて、当面は今のやり方を継続して様子を見ては?と思っている。
もし予算の問題がクリアできて甲子園開催をやめる方向にするのなら、まず春のセンバツ大会は現状のまま甲子園で。夏に関しては東西に分けて各々上位2校ずつ計4校が甲子園で準決勝と決勝を行う。東は東京ドームとエスコンフィールド、西は大阪ドームと福岡ドームで行えば、プロ球団が長期間ホームを使えないという負担も軽減できるような気がする。
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