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2008年10月25日

私がコンサ以外のスポーツをエントリーする時は
まぁ大体は高校野球かプロボクシングなんですけどね (^_^;)

コンサブログにおいて、ほとんどの人が興味を持ちそうにない話題を
こうしてしつこく書き残す目的は
私自身が数年後にこのブログを読み返す時の楽しみの為なのかも知れません。


そこで早速ボクシングネタです。


〔WBA世界フェザー級タイトルマッチ〕
 王者 クリス・ジョン (インドネシア)
                       判定 (3-0) 
                             挑戦者 榎 洋之 (角海老宝石)

赤コーナーのリポーターから入るチャンピオン陣営の様子からも
放送席 (解説者:浜田剛史) の声からも
試合が微妙な採点で進んでいることが伺えました。
実際、王者の動きを見ても何とかポイントを取ろうとして
本来の足を使うボクシングではなく、真っ向から打ち合ってきていました。
このように打ち合ってくれることは榎 洋之にとって願ってもない展開……
しかしここまで9度も防衛を果たしてきたインドネシアの英雄は
そんな展開でも挑戦者の良い部分をしっかり消すボクシングを続け
終わってみれば7~8ポイント差でクリス・ジョンは10度目の防衛に成功。
榎 洋之は31戦目にして初の黒星を喫しました。

クリス・ジョンにしてみれば、苦しんだけど結果は圧勝。
榎 洋之にしてみれば完全燃焼できたけど結果は惨敗というところでしょうか。

世界戦のジャッジでは、両者がほぼ互角の場合
そのラウンドは王者にポイントが入るケースが多いと思います。
だから 「挑戦者は攻めなきゃダメ」 と、よく言われます。
挑戦者の榎 洋之も各ラウンド毎にポイントを取ろうと頑張りましたが
キャリア十分 (こちらも負けナシ) の王者が上だったという感じです。


〔よもやま話〕
このWBAフェザー級戦は、こうして深夜の録画放映があったからまだ良かったけど
昔、娯楽の少なかった時代には、ほとんどが生中継されたボクシング世界戦も
今では話題性のあるボクサー (辰吉・亀田兄弟など) じゃなきゃ
世界初挑戦からテレビで戦いぶりを見ることは、なかなか出来ません。
これも時代の流れなのですね~。


長谷川V7戦・粟生世界初挑戦

2008年10月16日

もうご承知の方もいらっしゃると思いますが、私は大のボクシング好き。
早速ですが、たったいま終わったばかりのボクシングW世界戦の話をします。

【MAINEVENT】
WBC世界バンタム級タイトルマッチ
  王者 長谷川 穂積 (真正) 2R TKO アレハンドロ・バルデス (メキシコ)

苦手のサウスポー。しかも長身でリーチが長い挑戦者を迎えた長谷川穂積。
負けるとしたら、この7度目の防衛戦になるのかなぁと思ったけど
前回の防衛戦同様、僅か2Rで試合終了~。
ここ4年間無敗のバルデスはKO率も高いし……
でも、いざ試合が始まってみれば、細身でパワーに乏しいタイプ。
長谷川が繰り出した高速回転パンチで敢え無くダウン。
立ち上がったバルデスに容赦ない連打。2R残り20秒足らずでレフェリーがストップ。
まだまだバルデスは戦えそうでしたが、あのまま続けていても……という感じでした。
試合後、セミファイナルのWBCフェザー級タイトルマッチで惜敗した
弟分の粟生隆寛を称え 「彼の頑張りでチカラをもらえました。
粟生は必ず世界を取れる選手。応援してやって下さい!」 とコメント。
その時は、ちょっと泣けましたね~。


【SEMIFINAL】
WBC世界フェザー級タイトルマッチ
  王者 オスカー・ラリオス (メキシコ) 2-1 判定 粟生 隆寛 (帝拳)

世界初挑戦の粟生 (あおう) にとっては実に惜しい試合でした。
4Rに見事なカウンターで強烈なダウンを奪ったのですが
ファイタースタイルでのKO防衛は無理と判断しヒット&アウェイに切り替えた老獪王者に
まんまとやられたという感じがしました。

惜しむらくは、ダウンを奪った直後一気に攻め立てなかったこと。
更にそのラウンド終了間際にラリオスが激しい出血をするほどのカットをしたのに
そこを集中して狙わなかったこと。
もちろんそれをさせなかったラリオスの巧さもあったのですが
天才ボクサー粟生なら出来ると思ったので残念です。

しかし兄貴分の長谷川が言うとおり
名王者を相手に、スピリットデジションに持ち込めた粟生なら
次はきっと、小学校低学年からの夢だった世界チャンピオンのベルトを
きっと巻くことが叶うでしょう。


ボクシングのトリプル世界戦

2008年09月15日

自分で記録しておくためにボクシング世界戦のことを書きます。
興味のない人はスルーして下さいね (^o^)


【WBA世界ミニマム級タイトルマッチ】

挑戦者 ローマン・ゴンサレス (ニカラグア)
                   4R負傷TKO
                         王者 新井田 豊 (横浜光)

新井田は8度目の防衛に失敗。
初回から20戦全勝 (18KO) の怪物が放つ痛烈なパンチを受け続け
4Rに右目が塞がり、ドクターの意見により試合がストップ。
規定によりゴンサレスのTKO勝ちとなりました。

1R開始早々 『 何ラウンドまで新井田が立っていられるかな? 』
と思ってしまうほど強いゴンサレスに、私は絶望的になりました。

解説の大橋秀行さん曰く 「新井田のカウンターは少しずつタイミングが合ってきていた」
確かにそんな感じはありました。
でも新井田は一撃必殺のKOパンチャーじゃないから
減量前の体重に戻っている?と思うほど体格の大きいゴンサレスに対し
新井田のパンチは、ほとんど効いていないように見えました。

それでも倒されて負けたわけじゃないから無念といえば無念でしょう。
ただ、あのまま試合が続いたとしてもKO負けは時間の問題だったかも知れません。

新井田を破った新チャンピオンのゴンサレスは
ボクシングの歴史に名を残しそうな超ハイレベルなボクサー。
正直、実力差は大きかったようです。リカルド・ロペス並みの強さでしたから。


【WBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦】

世界2位 西岡 利晃 (帝拳)
       判 定
         世界3位 ナパポーン・キャッテサクチョーチョイ (タイ)

あのウィラポンに4度挑み、結果は×△△×。
その後はスピードスター西岡にとって致命傷となるアキレス腱断裂を発症。
しかし不屈の精神で見事にそれを乗り越え
今夜、実に4年半ぶりとなる世界戦のリングに上がった32歳の西岡。

相手はウィラポンが直々に指導するナパポーン。
デスマスクと呼ばれたウィラポン同様、無表情で圧力をかけてきます。
だが完全復活の西岡が速いパンチを浴びせて序盤からリード。
後半は徐々に差を詰められ、かなりピンチになってきた11R
ナパポーンがバッティングにより痛恨の減点1。
最終12Rにも焦りの見えるナパポーンがプッシングで西岡を倒し、更に減点1。

結果的には大差の判定勝ち! やっと悲願の世界王座に就きました。
この試合に備え、奥さんと可愛い1人娘を実家に返した西岡は
約束通り勝利のリング上で娘の小姫 (こひめ) ちゃんを抱きながら
インタビューを受けました。
そしてかつてのライバルだったウィラポンが西岡の左手を高々と上げる場面に
私は感動で胸が詰まりました。やはりウィラポンはタイの英雄です。


【WBA世界スーパーフライ級王座決定戦】

世界1位 名城 信男 (六島)
            判 定
             世界3位 河野 公平 (ワタナベ)

互いのボクシングスタイルがそうさせたとは思いつつも
噛み合っているようで、実は全く噛み合っていない試合でした。
良く言えば激しい打ち合いなのでしょうが
私に言わせれば見応えのない試合。日本人同士の戦いだから余計そう見えたのかも。

日本史上最年少世界奪取記録を持つ名城が1年4ヶ月ぶりに王座へ返り咲きました。


電光石火!1発逆転

2008年07月30日

コンサネタじゃないです。関心ない人はスルーでお願いします (^ ^)

今回のボクシング世界戦は日本人同士のカードだしエントリーする気持ちは無かったけど
あまりにも劇的な結末だった上に意外なハプニングもあったし
何年か後、自分でこのブログを振り返ってみる時のために書き残します。


ボクシング世界フライ級Wタイトルマッチが終わりました。

2試合目
【WBC世界フライ級タイトルマッチ】
王者 内藤 大助 (宮田)  10R TKO  挑戦者 清水 智信 (金子)

北海道虻田郡豊浦町出身、チャンピオン内藤大助は今日の試合が3度目の防衛戦。
ここまでの戦績は32勝 (20KO) 2敗3分。軽量級にしてはKO率が高め。
それにしてもこの試合、スタートから内藤は全然ダメ (^_^;)
試合前から内藤が 「守る!」 と強調していた時点で嫌な予感がしていました。
WBCの世界戦は4ラウンド毎に採点を発表します。
4ラウンド終了時点では2人がイーブンで1人が挑戦者につけました。
これは立ち上がりから全然ダメな内藤をみても妥当でした。
しかし内藤が徐々に本来のボクシングを思い出し
7~8ラウンドはポイントを奪い返したように見えました。
このまま行けば判定勝利だろうと、TVの前で私もホッとしていました。
ところが8ラウンド終了時点の採点では更に差が開いていたのです。
試合後のインタビューによると、これには本人も 「びびった~」 とのこと。
道産子チャンピオン内藤大助の天下も終わりか……と諦め半分でしたが
10ラウンド、激しいパンチの交換から内藤の左フックが炸裂!
たまらず倒れる挑戦者。1回目のダウンです。
立ち上がった挑戦者にラッシュをかけ、2度目のダウンを与える王者。
挑戦者は何とか立ち上がりましたがフラフラでレフェリーが試合をストップ。
まさに電光石火のワンパンチ逆転KOでした。

試合直後のインタビューでは低いトーンで反省の弁。
「不利だと言われる試合ではいい動きができるのに、有利と言われるとダメ。」
等と答えているところへ、いきなり亀田興毅がリング上に登場。
インタビューの途中であったが聞き手を無視して
「次は俺とやろう!」 と申し出る亀田に、内藤も困惑の表情。
内藤ファンが大勢詰め掛けた場内からはブーイングが起こっていました。
なんだか、感動のリング上に水を差された感じにも見えました。

内藤はインタビューの最後に一言 「サンデージャポン!」 

こんな風に日本選手4人によるW世界戦は終焉しました。


見ていて眠くなった1試合目の結果
【WBA世界フライ級タイトルマッチ】
王者 坂田 健文 (協栄)  判定  挑戦者 久高 寛之 (仲里)


さっき見終わったテレビ番組

2008年07月28日

7月30日 (水) 、代々木第1体育館で行われるプロボクシングW世界戦に
道産子世界王者内藤大助が登場するのですが
それに先立って内藤大助物語という特別企画ドラマが放映されました。
内藤役に伊藤淳史というのは 「なるほど」 と思いましたよ (笑)


内藤以外で、もしこういう自叙伝的な番組を企画するとしたら……

北海道出身の世界王者となると

「輪島功一物語」 ⇒ これは結構いい話になると思うけど
ここ数年のバラエティ番組におけるセクハラを見せられると……無理でしょう。
「沼田義明物語」 ⇒ 一部のオールドファンにはウケるかも知れないけど
物語を企画されるほどビッグじゃないし (笑)
「山口圭司物語」 ⇒ マイナー過ぎて無理 (笑)

北海道出身者じゃなければ、「辰吉丈一郎物語」 なんかは視聴率取れるかも。
「ガッツ石松物語」 は、別な意味で面白いかも知れません (笑)

でも私が個人的に1番見てみたい、そして企画してほしいと思うのは
やっぱり 「大場政夫物語」 を置いて他には無いです (^o^)

試合中に足を捻挫しながら大逆転KO勝利で5度目の防衛を果たした数日後
愛車シボレーを運転中に首都高速で単独事故を起こして即死。
世界チャンピオンのまま逝ってしまった心優しき若者の物語、企画してくれないかな~。


ボクシングW世界戦-その2

2008年06月12日

ダブル世界戦の2試合目終了です。(日本武道館)

WBC世界バンタム級タイトルマッチ

 王者 長谷川 穂積(真正)
       2RTKO
           挑戦者 クリスチャン・ファッシオ (ウルグアイ)

恐妻家の長谷川が、見事な2RTKO勝利で6度目の防衛を飾りました。
トミーズ雅がセコンドにつく長谷川は
1Rから、スピード+キレ+強さのあるパンチを繰り出し
パワーがあると噂されたファッシオを寄せ付けません。
2R、長谷川の強烈な左ショートが鮮やかなカウンターとなりファッシオのアゴに炸裂。
たまらずダウンしたファッシオ。肉体的にも精神的にもダメージは深刻そう。
何とか立ち上がったファッシオに対し
長谷川は1発1発チカラを込めたスピード溢れるパンチを打ち込みます。
そして連打となったところでレフェリーが試合をストップ。
その直後、ファッシオはリング中央へ吹っ飛び倒れていました。

長谷川にとっては久々のKO勝利。
もしかすると7度目の防衛戦はアメリカが舞台になるかも知れません。
ファッシオは母国ウルグアイ初の世界王者への夢、今回は成りませんでした。


ボクシングW世界戦-その1

2008年06月12日

ダブル世界戦の1試合目が終了しました。(日本武道館)

WBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチ

王者 エドウィン・バレロ(帝拳・ベネズエラ)
          7RTKO
              挑戦者 嶋田 雄大 (ヨネクラ)

日本のプロボクシングには37歳までという定年があるそうです。
現在36歳、つまり定年まで1年の嶋田がようやくつかんだ初の世界戦でしたが
デビュー以来23戦23勝23KOの成績を持つバレロが相手では
7Rまでよく頑張ったよな~というのが正直な感想です。
ちなみにバレロはデビューから18試合連続1RKO勝利という
とてつもないボクサーです。
嶋田も3~4Rあたりまでは非常に善戦しましたが
どんな体勢からでも打ち、小さなパンチも強力なバレロの強打と圧力に
徐々に押されはじめ、ついに7Rダウンを喫し、そのままレフェリーがSTOP。
ダウンシーンは、実は嶋田が踏ん張ってダウンをこらえしゃがんでいたところに
強烈なフックが飛んできて、結局そのパンチが効いてしまった感じでした。
しゃがんだ時点でレフェリーはまだダウンを宣告していなかったので
バレロのフィニッシュブローは、反則ではありません。


さぁ、次は伝説の王者ウィラポンからベルトを奪った長谷川穂積の試合です。
今回が6度目の防衛戦となりますが、ここ3試合は判定での防衛だったので
そろそろウィラポンを沈めた強烈なパンチでKOするシーンが見たいものです。


勝っちゃった~!

2008年05月19日

WBA世界ライト級タイトルマッチ
    小堀 佑介(角海老宝石) 3R終了TKO ホセ・アルファロ(NICARAGUA)
                                                         東京ディファ有明


20勝のうち18KO(KO率90%)という強打のチャンピオンから
2Rにダウンを奪われ劣勢となりましたが
3R、逆にダウンを奪うと、立ち上がったチャンピオンに襲い掛かり
まもなくレフェリーが試合をストップ!

来日中のドン・キングもリング上で大喜び!
小堀の左手を上げたまま離そうとしません(笑)

世界ライト級王者は、2000年6月11日に畑山隆則が
ヒルベルト・セラノ(VENEZUELA)を8RKOで倒して以来となります。

ライト級としてはガッツ石松、畑山隆則に次いで3人目のチャンピオン誕生です。

なお、東京ディファ有明で行われるボクシング世界戦は今夜が初めてでした。

それにしても正直に勝てるとは思っていなかったから
私もかなり感激しています!明日のスポーツ新聞が楽しみです(^o^)


意外にも!? (ボクシングネタ)

2008年05月19日

WBA世界ライト級タイトルマッチ
    王者 ホセ・アルファロ(NICARAGUA) vs 挑戦者 小堀 佑介(角海老宝石)
                                                         東京ディファ有明

あまり聞かない名の選手だからTV中継はナシだろうと思っていたら
なんと!スカパー285chで生放送中!!

とてもワクワクしますが、相手が強過ぎるようなので結果は……
でも精一杯頑張って抵抗してくれたらと思います。

もうすぐ始まるようです。

相手はニカラグアの選手。
ニカラグアと言えば思い出すのがアレクシス・アルゲリヨだなぁ。
ロイヤル小林のレバーに突き刺さったパンチが忘れられません。

すいません(^ ^;) ちょっとマニアックでしたね。
この話に反応してくれそうなのは、あの方かな!?


初めてのKO防衛

2008年03月01日

関心のある人は少ないと思いますが
自分自身の日記として書き残したいのでエントリーします。
興味のない人はスルーして下さい (^ ^)


 【プロボクシング】
WBA世界ミニマム級タイトルマッチ  12回戦  後楽園ホール
  王者 新井田 豊 6R KO 挑戦者 ホセ・ルイス・バレラ (VENEZUELA)


珍しく1Rから相手にプレッシャーをかける新井田。
時折放つスピード満点の左ダブル、トリプルのパンチで
アマチュア時代に英雄と呼ばれたバレラはすっかり及び腰。
そして3Rに左フックでダウンを奪う。
さほどのダメージは無さそうだが、たたみかける新井田。
何とかラウンド終了のゴングまで逃げ切るバレラ。

5R、バレラが軽快なフットワークでこの試合初めて攻勢に出る。

しかし6R、再び先制攻撃でプレッシャーをかける新井田。
バレラも打ち合いに応じるが、明らかに新井田のパンチの方が強い。
ラウンドの後半、得意の左をダブルで放ち、その2発目が相手のレバーに炸裂。
苦痛に顔を歪めながらバレラはクリンチで逃げようとするが
それが振りほどかれた後、更なる新井田の連打を浴びたバレラは
マットに崩れ落ち、そのまま10カウントとなった。
ニュートラルコーナーで待機していた新井田は
側転+後宙返りで歓喜を表現。
なにせ7度目の防衛戦で初のKO勝利。相当嬉しかったのだろう。

右脇腹に痛烈な一撃を受けたバレラは、試合後もしばらく立ち上がれなかった。

次は8度目の防衛戦となるが、候補として上がっているのが
ランキング1位のローマン・ゴンザレス(NICARAGUA)。
この選手はデビュー以来無敗の16連勝。しかもオールKO勝ちの怪物である。
だが新井田は、この強敵と戦いたがっている。
彼は具志堅用高が持つ世界戦13回防衛の日本記録を目指しているが
私としても、ゴンザレスとの戦いは避けるべきだと思う。
おそらく勝てないだろう。


〔参 考〕

日本ジム所属王者の防衛回数上位
  13回  具志堅 用高
  09回  勇利アルバチャコフ
    08回   徳山 昌守
    07回   新井田 豊
    06回   小林 弘、輪島 功一、渡辺 二郎、川嶋 郭志
              オルズベック・ナザロフ

※  WBAスーパーフライ級王者の渡辺二郎は7度目の防衛戦を
 WBC王者との統一戦として開催しようとしたが、双方協会の
 ルールの違いから、試合開始と同時にWBAの王座を剥奪され
 WBC王者に挑戦したという形になった。
  その試合に勝ち、更に4度の防衛を果たした渡辺二郎は
 実質11回の防衛を果たしたに等しい。


川嶋が大健闘!

2008年01月14日

ボクシング世界タイトルマッチの中継が、つい先ほど終了しました。
興味のない方はスルーして下さいね(^ ^)


WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ
  王者:アレクサンデル・ムニョス(ベネズエラ)
                              vs 挑戦者:川嶋 勝重(大橋)

バカボンのパパ 川嶋勝重は、昨年日本人として最年長で世界王座に就いた
北海道虻田郡豊浦町出身の内藤大助と同じ33歳。
平成16年6月に、それまで8度も防衛を続けていた
徳山昌守 (在日朝鮮人3世、国籍:北朝鮮) を、1RKOで倒し世界王座を奪取しています。
2度の防衛に成功した後、徳山にリターンマッチで敗れ王座陥落。
その後は18年と19年に1度ずつ世界王座に挑んだものの勝つ事は成らず
おそらく今回がラストチャンスとして、ムニョスに挑んだ試合でした。

一方、チャンピオンのムニョスは31勝2敗28KOという凄まじい強打を誇るボクサー。
川嶋が一方的に不利だろうという大方の予想でした。

しかし試合が始まると序盤こそムニョスの強打が目立ったものの
中盤は川嶋の強打に遭ったムニョスが明らかにペースを乱していました。
その後も川嶋は、特にラウンド終了15秒前あたりから激しい打ち合いに持ち込み
何度かムニョスをぐらつかせたほどでした。

せっかく押せ押せムードだった川嶋でしたが
なぜか9Rは手を出さずにフットワークで流します。
「川嶋が圧倒的にリード!」と、超ポジティブな解説をするガッツ石松の横で
現役世界王者の内藤大助(ゲスト解説)は
「なんで攻めないんだろう… もったいねぇな~。」とボヤキます。

苦しかった9Rを無難に乗り切る事が出来たムニョスは、10Rから息を吹き返します。
まぁそれでも10~11Rはどちらにポイントを付けてもおかしくない内容でした。

そして第12Rが終了。判定の結果、3-0でムニョスが防衛を果たしました。
ジャッジ2人は僅差でしたが、1人は6ポイントも差をつけていました。
ガッツ石松は「不可解な判定!」と怒っていましたが、これが世界戦。
どっちつかずのラウンドは、大抵チャンピオンにポイントが流れてしまうのです。
結局、川嶋はムニョスにダメージを与えるような強打が断片的には見られても
手数と有効打においてはムニョスが上という判断をされてしまったのでしょう。

vs日本人6戦全勝のムニョスも、明らかに今日は大苦戦でした。
いくら日本人キラーと言われていても、これまで戦った日本人ボクサーで
川嶋のようにパンチの強い選手はいなかったですからね~。
少し勝手が違ったのかも知れません。

試合中(終盤)、川嶋が有利だと感じていたのはおそらく
ムニョスのセコンド陣営とガッツ石松ぐらいで
川嶋本人と大橋会長、そしてゲスト解説の内藤大助は
微妙な結果になるのでは?と思っていたような気がします。

残念ながら2度目の世界王座に就く夢は叶いませんでしたが
大方の圧倒的不利という予想を覆し
33歳ながら、強いチャンピオンを土俵際まで追い詰める健闘を見せた
バカボンのパパ 川嶋勝重には拍手を送りたいと思います!パチパチパチ!


亀田家謝罪に対するマスコミの評価に言いたい事

2007年10月18日

処分が軽いと言う人もいるが……。
仕方ないでしょう。だって日本ボクシング界は低迷状態から脱っしたかった。
そこへ亀田一家という強烈なキャラクターが現れた。
これがボクシング人気を一気に高めた。
だからJBCも亀田一家のやり方を黙認してきた。
それが結果として先般の試合でエスカレートしてしまった。
そんな経緯があれば、JBCとしてライセンス剥奪というような
厳罰を下すわけにはいかないもの。

中でも特に処分が軽いと言われている長兄興毅……。
彼は次の次あたりで世界王座2階級制覇を目論む見通し (少し先になるかも) 。
だから亀田一家汚名返上へのチャンスを興毅に託したのかも知れない。

父史郎氏の謝罪に誠意がないというが
この年齢までこういう性分で生きてきた男が、急に変われるわけがない。
あれが彼なりに必死の謝罪であったと私は捉える。

大毅が一言も発しないのはおかしいというが
TV画面を通じて見えた彼の表情。うつ状態に入っているかも知れない。
あんな感じが2週間も続くようなら受診すべき。

もういいんじゃないかと思う。
だって対戦相手の内藤大助が許しているのだから。


亀田一家への裁定

2007年10月15日

今回もボクシングの話です。関心のない方はスルーして下さいね(^ ^)

11日に行われたWBC世界フライ級タイトルマッチで、王者の内藤大助に挑戦した際
反則行為を繰り返した亀田親子にに厳しい裁定が下りました。
裁定内容は次のとおりです。

 亀田 大毅 …… 1年間出場停止
戦った本人。亀田3兄弟の次男。試合中に相手の目を親指で突くサミング行為や
太腿を殴打する等の反則行為を繰り返し、最終Rには内藤を抱え上げ投げ飛ばそうとし
1つのラウンドで3ポイントという前代未聞の減点を受けた。

 亀田 史郎 …… 無期限のセコンド資格停止
大毅の反則をセコンドで指示していたとされる。

 亀田 興毅 …… 厳重戒告
前WBAライトフライ級王者(2階級制覇を狙うため返上)で亀田3兄弟の長男。
父と共に反則を指示していたとされる。

兄弟はここから這い上がって、兄は再び世界の頂点へ立つだろうし
次男もいずれは世界王座に就く可能性が高いと私は思います。
でも今後はプロとしてのショーマンシップについて
もう少し軌道修正してくれれば……と強く望みます。

ボクシングというスポーツは関心の薄い人の目からみた場合
残虐な殴り合いや喧嘩の延長という風に見られがちです。
だからこそ選手はルールをしっかり守るのは勿論
試合が終われば、お互いに健闘を称え合うという姿勢が重要だし
みんなでそういう事を積み上げてきて、今があるのです。
今回、そうやって頑張ってきた諸先輩達の努力を無にしてしまう行為をした事実は
きちんと反省し、ケジメをつけた上で
またリング上で暴れまわる姿(良い意味で)を見せてほしいと思います。


内藤大助に言いたい事

2007年10月14日

10日の夜に亀田大毅を退け、日本人世界王者最年長防衛記録を更新した
WBC世界フライ級チャンピオン内藤大助(北海道虻田郡豊浦町出身)。
今朝からチャンネルを変えればそこに居るみたいな感じでTVに出まくりです。

メディアに出るのは全然OKです!
もちろん呼ばれての出演だし、何せ話題性たっぷりですからね。
多分元来ユニークな性格なのでしょう。トークが面白いですものね。

でもね、大毅本人や亀田一家の反則行為について
ベラベラ愚痴っぽくまくしたてるのは、少し見苦しい感じがするよ。
亀田一家と関係者への処分は明日JBCが出す事。それに任せればいいのです。

内藤は、サミングや太腿へのパンチ等をものともせず大差の判定で勝利した
正真正銘強いチャンピオンなのだから
TVの中では世界王者らしく堂々と立ち振る舞ってほしいし
それに持ち前のユニークさや素朴さを加味してくれればOKだと思います。

多くの放送局で出演するのは、彼にとって必要なことです。
その理由等について関心がある人は「追記」をご覧下さい。






試合挙行権を持つ相手(外国人選手)を日本に呼んで世界戦を行う場合
もちろん多額の予算がかかります。
しかしながら世界王者と言えども大口のスポンサーが必ずついているわけではありません。

内藤大助は7月に伝説の王者ポンサクレックから王座を奪取したのですが
その試合はタイから王者を呼んでの開催であり、相当の予算使用が見込まれました。
ところが中継を決めていたTV局が放送を取り止めるという事態となり
ドンキホーテがスポンサーに名乗りを挙げてくれたものの
それでも試合挙行が危ぶまれました。
最後はTOKYO MXが放送してくれることになり、何とか試合に漕ぎ着けたのです。

今回の試合は元々亀田一家が所属する協栄ジムが昔からTBSと提携していたため
挑戦者のおかげで挙行できた試合という見方が出来ます。
だからファイトマネーは、内藤が王者なのにもかかわらず金額は大毅の10分の1(推定1千万)。

次の防衛戦の相手は前王者のポンサクレックになることが、ほぼ確定しています。

何度か防衛した王者は、タイトルを失っても、なお数試合の挙行権を保持しており
今回の亀田大毅戦は、ポンサクレックが2試合分保持していた挙行権の1つを
内藤サイドが買い取った形です(もしかしたら協栄が肩代わりしたかも)。

残り1つの挙行権を使い次はポンサクレック自身が内藤に挑戦してくるわけですが
挙行権を持つポンサクレックは当然自国のタイで開催しようとします。
でも内藤陣営にとって敵地へ乗り込んでの防衛戦は非常に危険です。
タイトルを奪還される可能性が高いかも知れません。
なぜならポンサクレック・ウォンジョンカムという選手は
世界フライ級防衛記録を塗り替えたほどの超強い王者なのです。

そうなると、やはりどこかの放送局が放映してくれるという後ろ盾を作って
何とか日本で防衛戦を行いたいでしょう。
彼が、まだ抜けきれていない疲労の中、積極的にTV出演している理由は
その辺にあるというのが本音だと思います。

もちろん話題性充分であり、TV局の需要と本人の供給がマッチし
出演依頼が殺到しているのだとも思います。
何せあの亀田一家に初めて土をつけた男ですからね。
しかも元いじめられっ子であったり、1度見たら忘れない純朴そうな顔立ち
そうしておきながら実は非常にユニークなトークができる等
TV局側としては是非呼びたい人物だと思います。

何とか大手TV局が名乗りを挙げ
次の大難関になること必至の防衛戦を日本国内で開催してもらいたいものです。

なお内藤は次の防衛に成功すると、以降はRANKING1位との指名試合を除き
陣営で対戦相手を選べるようになります。


道産子内藤が圧勝!

2007年10月11日

WBC世界フライ級タイトルマッチ 12回戦

 王者 内藤 大助(宮田) 判定(3-0) 挑戦者 亀田 大毅(協栄)

トレードマークの弁慶スタイルで五条大橋を渡って登場の亀田大毅。
そして本人が大好きだと言うC-C-Bの「ROMANTICが止まらない」をBGMに
登場(いつも観客の苦笑を誘っている)した内藤大助。

道産子(虻田郡豊浦町出身)という理由で内藤を応援した私ですが
そうじゃなければ多分亀田を応援したと思います(笑)

中学生時代にイジメに遭った嫌な経験を打ち消すために
ボクシングを始めた33歳の内藤は努力の男。
ここまでキャリア充分でKO率も高く世界タイトルマッチも今回が4度目で
7月に怪物王者(17回防衛)を3度目の挑戦で撃破し王座に就いたばかりです。

一方の亀田大毅はまだ18歳でキャリアも僅か10戦。
しかし固めたガードからノーモーションで放つパンチは破壊力充分!
たった1発で試合を決めるパワーを持っています。

今日の試合は互いに噛みあわない内容になってしまいましたが
大きくキャリアに勝る内藤大助が大差の判定で王座初防衛に成功しました。
亀田大毅は一本調子で不器用なのが敗因。
おそらくスタミナを残し、不完全燃焼状態になっていると思います。
ガードを固めて相手を追い込むスタイルは悪くないけど
これにフットワークを加え、コンビネーションブローと駆け引きの技術がつけば
近い内に世界王者への夢は果たせるでしょう。

でも亀田陣営は今頃「あんなんはボクシングやない!」とか負け惜しみを
言いまくっているんじゃないかな(笑)

案外「弟の敵は俺が取るで!」と興毅が挑戦状を叩きつけるかも!?