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コンサの応援は、岡田監督のころから。 はじめは頂き物のSS席で。 すぐに、選手とサポと皆が一体になる楽しさにはまりました。 コンササポの温かさに惹かれて、次第にS席からSBへ、そしてゴール裏へと移動。 ついでに、すみかまで移動してしまったので、アウェー中心となった今は、少ない人数で団結する楽しさを味わっています。 困るのは、旦那もサポなので、グッズを買うのも、遠征するのも、コンサに関しては誰も止めてくれる者がいないこと。 札幌にもなんとか年数回里帰りして、ホームの雰囲気をうれしがってます。

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13デイズ、マジェスティック

2014年02月15日

近頃なかなか、映画館に行く時間がなくて、でも映画は好きで時に無性に見たくなるので、ついお手軽にスカパーやアマゾンで映画を見ることになってしまいます。

「13デイズ」は、風邪ひきをいいことに最低限の主婦業のあと、毛布にくるまってみてました。
(おかげで、そのあと、熱が下がっては上がりを何度も繰り返してしまい、今に至る・・)

見る映画は割と偏っていて、ダメなのは戦争もの、アクションもの、ホラーもの、これは”戦争になりかけもの”なので、偶然始まらなければ見なかったかもですが、見始めると手に汗握ってしまい、終わりまで。

内容は、1960年代はじめの、ソビエトがキューバにミサイルを配置していることを知ったアメリカ合衆国のケネディ大統領と政府陣が、相手の出方を読み、どう対処すべきか、どう相手と交渉するか、一発触発の緊迫する空気の中を追っていった、いわゆる”キューバ危機”の13日間です。

本当にソ連はキューバにミサイルを設置しているのか?
設置されたミサイルの撤去をめぐる裏取引をどこまで信用できるのか?
何もかもが疑心暗鬼なうえ、国内の首脳陣内でさえ、やられる前に攻撃すべき、いやまだとどまるべき、と意見や恣意はまちまち。

映画で見ていても、こんなの、よく回避できたなあと思ってしまいます。
でも回避できてなかったら、残念ながらフィクションじゃないので、現実の世界が今頃どうなっていたか、考えると恐ろしいことです。


その後見たのが、「マジェスティック」という、戦時下のハリウッドで、とても成功しているとはいえない脚本家が、”アカ”の濡れ衣を着せられ、ようやく日の目を見そうだった映画がボツ、やけを起こして運転中、事故をおこし、橋から車ごと落ちて、記憶を失って流された先で、9年前に出征した息子と間違えられて暮らすことになり、親子で「マジェスティック」という映画館を再建します。

ところが、恋人もでき、全てが順調に行っていた矢先、「マジェスティック」に来た自分の作った映画のポスターをみて記憶を取り戻し、同時に、”アカ狩り”の追っ手につかまり、ハリウッドに連れ戻され、、裁判にかけられます。

そこで、仲間(ということになっていた)の共産党員の名前を上げて「反省しました」と声明をよめばいい手はずになっていたのに、これまで多くの犠牲を払ってきた村のこと、恋人、本当の「マジェスティック」の息子のことを思い、「ここは自由の国だ」と反論し、傍聴席から喝采を浴び、恋人からも村人からも歓迎され、「マジェスティック」の支配人にもどる、というお話。
(かなり先が読めてしまうストーリーではありますが、こういうハートウォーミングな映画は、アメリカうまいです)


どちらの映画も、たまたま戦争と関係のある映画だったんですが、どちらも、もし日本だったら、と考えてしまいました。
日本の政治家に戦争を回避できる度胸や度量があるのか?
”自由の国”でさえ自由でななくなった戦争がおこれば、そうでなくとも同じ方向を向くことに重きをおく日本なら、もっとそうなるのでは・・と、どうしても今の憲法改正や、特定秘密保護法や、お隣さんとの関係のように、政治が大きな変化をおこそうとしている日本ではどうなるだろうと、思わずにはいられませんでした。

13デイズのなかで、すぐに攻撃を、と迫る軍部との話し合いが終わったあと、ケネディ大統領の弟、ロバートが言った言葉が身にしみました。
「あいつらは、第二次世界大戦で何も学ばなかったのか?」


post by じゅうよっつ

10:13

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