最下位のコンサにとって勝ち点３以外では足りないというのは事実。
でも、今日の試合を見て、それは野暮というものです。

サポも選手も、勝つ！という気持ちで、最後まで一つになっていました。
失われつつあるかに思われた、厚別の力を、再び見せた試合でした。
一丸となってとった引き分けの勝ち点１は、厚別復活の祝賀点です。

今まで２点目もとれなかったチームが前半に３点！

点をとっても、ガンバ大阪にすぐ取りかえされ、でも、決してそれに気落ちすることなく、とられても取り返す、の繰り返し。
３点は、気持ち切らさずにプレーを続けた成果ですね。
先制点をとりながらも逆転された今までの試合の”デジャブ”にとらわれずにがんばれたのは、前回の試合後行われたという、選手のミーティングで意思統一が出来たからでしょうか。

それに、各選手の持ち味が、今日はずいぶんと生かされてた様な気がします。

久々本職でスタメンだったサイドの砂川選手は、要所要所に顔を出して攻撃の可能性を高め、逆サイドの藤田選手は、思いきりのいいプレーが戻ってきてました。
アンデルソン選手の、あの強さとテクニックを、監督は待ってたんですねえ。
クライトン選手のボールもいつもより磨きがかかってましたが、代わりに出た上里選手のフリーキックも、評判通りですね！
西嶋選手の駆け上がりは、攻撃を分厚くしてました。
ダヴィ選手は得点王争いに、また一つ頭角を出しちゃった！

ポジショニングが良くて、セカンドボールも結構拾えてるし、誰かがボールをとられてもフォローが二重三重にできていて、安心してみていられました。

クライトン選手が退場になって一人少なくなっても、攻撃の隙をねらう姿勢を崩さず、さらに全員で相手の攻撃を切る必死のプレー、全員守備・全員攻撃で戦う三浦サッカーの原点の、ほんとにいい試合を見せてもらいました！

勝ち点はもちろん必要ですが、今のコンサは、１つずつ、気持ちの入ったいい試合をこなしていくことが、なにより大切じゃないかと思います。
その結果が、勝ちにつながるし、チームを強くすることにもつながると信じます。