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コンサの応援は、岡田監督のころから。 はじめは頂き物のSS席で。 すぐに、選手とサポと皆が一体になる楽しさにはまりました。 コンササポの温かさに惹かれて、次第にS席からSBへ、そしてゴール裏へと移動。 ついでに、すみかまで移動してしまったので、アウェー中心となった今は、少ない人数で団結する楽しさを味わっています。 困るのは、旦那もサポなので、グッズを買うのも、遠征するのも、コンサに関しては誰も止めてくれる者がいないこと。 札幌にもなんとか年数回里帰りして、ホームの雰囲気をうれしがってます。

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おぬし、できるな

2010年08月10日

海棲生物が大好きなんですが、山に囲まれた福島市ではあまり見る機会がないので、せめて飾りだけでもと、玄関には、魚やクジラグッズを置いています。

クジラヒゲという、クジラが餌を漉すときに使う、上あごから長ーく伸びているケラチンを主成分とした(爪と同じ)物体、知らない人が見たら、ただの黒い板(しかも先がほころんだ)にしか見えません。
たいてい、うちに来られた方は、興味があったとしても「これ何ですか?」と聞かれるくらい。(とても玄関の飾り物として美しいとは言えないけど、置いてあるのだから何かいわくが?って感じで)

しかし、先日、意外なシチュエーションで、そのいつものパターンが破られました。

玄関の鍵を修理してもらおうと来てもらった鍵屋さん。
「今、鍵とってきますね」といったん奥に引っ込んで戻ってみると、そのクジラヒゲをいとおしそうに撫でているではないですか。
初対面の家に来たという慎みなど、この際、考えてはおられない、久しくあえなかった恋人にでも会ってるかのように!

「これクジラヒゲですよね」
しかも、ちゃんと言い当ててるし!
「すごいなあ、はじめて見ました」
「これは爪と同じ成分で・・」「そうなんですよね」「セミ鯨なんかはもっと長いヒゲで・・」「うんうん」
皆まで言うなって感じです。

滅多に同好の士に会うことはないので、これは千載一遇の機会と思い、それからはどんどんクジラばなしです。
私にとってはもう(気分的に)鍵はどうでもいいんですが、鍵屋さんはさすがプロ、話しながらもちゃんと鍵穴の修理をすすめています。

究極は、奥の方に飾っていたクジラの脊椎骨。
「こ、これは!」
「脊椎です」
「写真撮ってもいいですか?」「どの部分でしょうねえ」
撮影後も、しばし骨を愛でながらにおいをかいでいました。
(知らない人が見たら、危ない世界かも?)

福島に来てこんなに趣味があう人に会ったのははじめて。
(多分札幌にいたときでも、数えるくらい)

鍵屋さんは、ほとんど鍵を直す時間くらいしかいなかったんですけど、その間の会話は、1を言えば10が通じるってかんじで、非常に充実していました。

おみやげに、友人がいるボストンの鯨の研究室発行のニュースレターの訳を差し上げましたが、楽しんでもらえたかなあ。


post by じゅうよっつ

21:44

コメント(6)

この記事に対するコメント一覧

チームがある限り

Re:おぬし、できるな

2010/08/10 22:11

ほぉ~っ。なんだかとっても意外でした。 じゅうよっつさん=クジラ? でも地球的目線(どんな?)で見ると納得かも。 うちは窓から海が見えるんですが、海の生物にはあまり思いをはせたことがないなぁ。海は大好きです。でも見るだけが好きなタイプです。 で、クジラのお髭ってどこで入手するんですか??

じゅうよっつ

Re:おぬし、できるな

2010/08/10 22:42

わ~~~~!お宅から海が見えるなんていいなあ~~~~!(←ほんとはこの10倍くらいのばしたい!) チームがある限りさんは室蘭でしたもんねえ。 海は見てるだけでもいいですよねえ。一日中だってそうしていられそう! 札幌にいた頃、室蘭にも鯨見に行ったことありますけど、チームがある限りさんのお宅からもしかしてイルカが見えたりします? クジラヒゲは、2つあって、1つは岩手県山田にある鯨と海の科学館で、もう1つは牡鹿半島にある捕鯨博物館で購入しました。

KAY

Re:おぬし、できるな

2010/08/11 17:44

じゅうよっつさん、素敵な出会いでしたね。鯨という話題だけでなく、趣味を互いに理解しあえる存在と出会えるのは幸せなことのように思います。 それと、私が小学生のころ、家には鯨のヒゲで作ったという靴べらがありました。上の方はヒゲが筋のようになっていたのを思い出すと懐かしいです。昔は鯨が本当に身近でしたね。

じゅうよっつ

Re:おぬし、できるな

2010/08/13 20:18

すみません、KAYさん。 お名前を呼び捨てしちゃってました! ので、もう一度コメント書き直しさせてください。 KAYさん、そうなんです。 帰すのが惜しかったくらいです。 KAYさんのお宅には、クジラヒゲの靴べらがあったんですか~! たしかにあのそり具合は、靴べらにちょうどいいかも。 私は、クジラというと鯨肉の記憶しか残ってませんが、そんなところにも使われていたんですね。 KAYさん、まことにまことに、失礼いたしました!!

KAY

Re:おぬし、できるな

2010/08/14 00:48

>じゅうよっつさん、 なんもさ~(^-^)V で、鯨って、アメリカでは油を採って、他は総て捨てたけど、日本は捨てるところがないくらい総てを利用したんだよと聞かされてました。本当に捨てるところがないくらい利用したのかどうかは知りませんが、確か私の好きな文楽人形の部品にも使われているそうですよ。

じゅうよっつ

Re:おぬし、できるな

2010/08/16 22:39

>なんもさ~(^-^)V 早速に、ありがとうございます!KAYさん。 クジラは余すことなく使われているというのは、日本ではよく聞きます。 私が持っているクジラの本にも、クジラのここがこう使われるという図解が載っていますし。 >確か私の好きな文楽人形の部品にも使われているそうですよ。 なんでも、繊細な動きを出すためにはクジラヒゲが一番なんだと聞きました。

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