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中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。
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2018年02月02日
本日は、第一次沖縄キャンプ終了し、明日から出発の第二次ハワイキャンプまでの「貴重なオフ・束の間の憩い」、たった2日間ですが、ハードキャンプに参加して来た選手のフィジカルコントロールには丁度良い「オフ日」、なんですね。
心身ともに、リフレッシュし、新たに闘志も注入し、明日からのハワイキャンプに突入です。
しかし、ハワイキャンプは、文字通り「地獄のキャンプ」です。
1.第二次キャンプの目的・狙い
沖縄キャンプの目的は、チーム全体の把握~全体フィジカルアップ~新戦術を全体に提示しチーム全体基本レベル浸透~新戦術の各選手毎の実践度による理解認定~戦術理解度とポジション適性・合致度によるAチームの骨格作り、を実戦形式・テストマッチにより、図るものでした。
そのため、全選手対象のコンセプトから、
・テスト起用も「各選手の戦術理解・実践度に拘わらず、平等機会」の起用
・想定フィジカル(運動量・スプリント量)への到達度も問わない、実戦形式による「一律フィジカルトレーニング」を基本とし、最後の浦和・沖縄戦の2練習試合のスタート順程度に、選手の個別選定・判定は反映させないものでした。
しかし、第二次「ハワイキャンプ」の目的・狙いは、単純・明快で、
最強の「A=トップ チーム」の編成です。
以下そのポイントを。
①Aチームの想定選手数は11名ではなく、ミシャのコメントにある「17~18名」との様ですが、そこに達するか、不足するかが、ハワイキャンプに係っています。
②Aチームの共通条件は、【戦術理解と実践】度が一定レベル以上、に尽きます。
・戦術理解とは、「正しいプレイ予測が、出来るか・分かるか」ですね。
つまり「いつ(タイミング)、
どのポジションに進み(素早い運動量)、
どのプレイをするか(プレイ実践度)」 の認識度合いです。
・実践とは、「チーム共通戦術=想定プレイをその通り(以上)に
実践できるか」 となります。
実は、ミシャコメントに再三出て来る「選手の運動量」が
Aチームの最低条件とされますが、それはちょっと的外れの捉え方です。
意味するところは、
「最適なタイミングで、そのポジションに到達しているか」で、
戦術理解の領域に関連しています。
例えば、具体的に「パス交換」の例ですと、
~◇選手がパスを出し、△選手が☆位置でパスを受ける~
とのチーム戦術の場合、
パスを受ける△選手が、最適なタイミングに、
☆位置に到達が 必要ですね。
その場合の、☆位置が、ミシャ戦術では、
相手陣を崩す位置だったり、相手陣が整備前のタイミングだったり
します。
そして、
その☆位置に、最適タイミングで到達するには、
第1に、正しい理解、その上で、
第2に、スプリントや絶え間ない運動量が必要となります。
ミシャコメントの「運動量の不足選手」の指摘は、
第1の理解度、と
第2のその位置取りへの運動量の2つを指しているものでした。
ミシャコメントの「散歩している様だった選手がいる」の意味は、
「戦術に合致した自分の位置取りが分からなくなり、
右往左往している状態、との指摘」だったと思います。
もう一つのポイントが、
「決定力」で、得点チャンスを「得点」に実現する課題です。
ミシャ式「シュート練習」=「決定力アップ」トレーニングも期待です。
2.第2次キャンプ目的・狙いに向けた現状
現在、合格圏到達に近い順に選手を把握し、「現Aチームは浦和戦・沖縄戦の第一試合起用選手だつた」という事が本日の「ノノラジ」で社長より漏れて来ました。
しかし、沖縄戦の第2試合に起用した選手が、その劣後を挽回するべく「一気に挽回を図るプレイ」を展開し、浦和戦での第一試合でのミシャからの「散歩しているかのように見えた」コメントもあり、
Aチーム編成のための選手現況レベル把握と選択を、この9日間(2/3~11)キャンプの練習中TGとPRC・試合で、骨格完成の成算・予定です。
そのため、
今までとは、スピード・運動量を更に超えるハード・テストが待っています。
そして、その結果が、
・Aチーム要員(スタメン+バックアップ)となるのか、
・試合起用は当面想定されず、不足の「戦術理解か、実践するための運動量か、その両方か」を時間をかける形でトレーニングされる組か
が、分岐し、選手個々の今シーズンの成功・失敗のスタートを決定してしまいます。
肉体的に超ハードですが、精神的にもハードなキャンプで、「地獄のキャンプ」となる所以・理由です。
敢えて、現時点で、Aチーム・Bチームに分類しても良さそうな選手を考察してみます。(合格圏に近そうな順に記載)
Aチーム;【当確】駒井【有力】三好・ジェイ・小野・福森 程度まで。
Bチーム;【決定】深井(未だ全く無理で運動量が遥かに不足)・河合・阿波加・荒野の程度まで。
気になる選手は、
都倉(戦術理解度・タイミング遅れが顕著で、Bチーム起用とされている理由。沖縄戦から上昇し始め今後で追いつきですね)・稲本と横山と菊地(戦術理解度はまあまあ、タイミング・スピード遅れでBチーム起用)・チャナ(戦術理解度・体幹等フィジカルでBチーム起用)の5選手は、課題点が現在表面化し、若干壁に向き合っている選手ですね。
内村・ミンテ、菅の抜擢テスト選手は注目です。しかし、元々、長短が明らかな選手で、新戦術への理解は一歩進んでおり、そのまま、Aチーム入りも十分な可能性です。
宮吉・ヘイス・兵藤・ソンユン・菅野・白井・進藤は、これからですが、ほぼ順調にAチーム入りを目指す。宮澤・田中・早坂は、未だ適否未定で、これからの厳しいテスト次第。
いずれにしても、ここからです。
先行している選手は、更に「戦術理解と実践」を上昇させ、出遅れた選手は、挽回に賭ける9日間となります。
最後になりましたが、皆さん、
ミシャの求め、構築しようとしている「戦術理解と実践」によるチーム力(戦力)は、どこまで・どの位だと思われますか?
監督就任の直後は、「J1中位以上・2017シーズンと同程度かちょっと超える」位の期待感で迎えられ、そのままその程度だ、との認識でした。
しかし、沖縄キャンプ~ハワイキャンプを進めていく中で、
実はそれではない、との内容・想い・想定が垣間見えた様に感じています。
ミシャ監督の想いと想定は「J1上位チームと互角の戦いとなる戦力」の構築だと思います。つまり「J1トップ・チャンピオン」も狙う姿勢と想いで、戦力構築・準備中、との事です。
確かに、選手年俸の合計値、チーム資金力からは、著しい劣後の現況でも、「戦術とその実践度の高さ」で勝負は可能であり、リーグを闘うのならぱ「トップ位置・チャンピオン」まで想定・狙うべき、との思想ではないか、
そのための、リーグ屈指の「ハードキャンプ」である、という事では、と思います。
至高のサッカー観・世界を持つミシャですので、十分にあり得る話に思えますね。
3.ちょっと横道~流れ弾の行き先~
1/27浦和とのテストマッチは、おもわぬ反応・影響があった様です。
0-5の浦和完勝の試合結果に見えますが、
試合内容は、浦和はまるで昨シーズンの札幌の様な「ロングボール放り込み」での攻撃しか展開出来ず、中盤に「くもの巣状守備網」を敷くコンサ守備陣に、パス交換を阻止され、逆にコンサが浦和の様な華麗な連続ショートパスを展開する「パスサッカー」を行う試合に終始し、浦和の得点も、陣形を崩されたものではなく、個の力の「ミドル・ロングシュート」とコンサ陣内のミスによるものでした。
その不良内容を受けた浦和での反応・対策の記事がリリースされていたものです。
『システムを変更。以前の4―5―1布陣と形は変わらないが、両サイドMFが高い位置を取り左右のFWとして、中央のFW興梠と共に3トップを形成する4―3―3に。クラブ内で意識づけされているという。左FW武藤は「今年は自分たちがボールを保持してゲームを進めることを目指す。」』との内容。
浦和の生命線の筈の「パスサッカー」を、コンサとの試合で再確認し、システム修正したもの、です。
という事で、1/27練習試合での「コンサ試合内容の良さ」を裏付けてくれる内容でした。
ノノラジで社長も「紙一重での得点獲得有無(決定力が課題)の試合で、チャンス構築など内容は良かった」と言っていました。
2018年01月30日
ミシャの第一次沖縄キャンプも明日のフィジカルトレーニングで終了し
2日間のキャンプ中休暇期間となります。
この沖縄キャンプは、ミシャ戦術をチームに付与し、チーム戦術とするべく、全選手の個々の理解とプレイでの実践を高める事で、チーム全体の消化・習得・習熟を図るものでした。
その途中結果を評価し、同時に、厳しい対戦相手との実戦トレーニングにより、一気に、より進んだ戦術の理解・把握を図り、トータルとしての課題確認をするため、1/27(土)の浦和戦、更にその試合で確認された課題に取り組んだ成果の確認の本日琉球戦で、評価検証と次キャンプ課題の確認を行ったものでした。
【結論】です。
①【ミシャ戦術の根幹である<パスサッカー>戦術は、高いレベルで実践出来るレベルに到達】
②【ミシャ戦術の完成度を上げるための、各選手のポジション・目指すプレイが明確になった】
③【実戦形式トレーニングにより、実戦の中での成功と未達課題が明確になり、現在順調にステップを完了し、シーズン開幕までの課題が、各選手個々に、またチーム全体で明確になった】
④【浦和戦・琉球戦で、対戦チームを凌駕するプレイ・時間帯・攻守内容が多数成功し、不足項目も、あと少しのレベル差まで到達している現況を確認出来た】
というものです。
私も、浦和戦の試合結果だけでは、不安が大きいものでしたが、試合実況を確認したところ、驚愕の変貌を遂げており、その魅力的なサッカーに目奪われ、結果は知っているのに、思わず興奮するものでした。
YouTubeに浦和テストマッチがアップされています。
リンクさせておきましたので、ご覧いただければ、納得される方が続出だと思います。4本とも、45分以上で見ごたえ十分ですね。
1/27浦和戦テストマッチ
第1試合前半https://www.youtube.com/watch?v=xTXnrQCHwkU
第1試合後半https://www.youtube.com/watch?v=ZPHdAsZXJ6c
第2試合前半https://www.youtube.com/watch?v=Al6-Gb74aIs
第2試合後半https://www.youtube.com/watch?v=zn2D4NPw4Wg
その中で、第1試合後半の2本目をピックアップしてみます。
結果は【0-1】得点(浦和)長澤 の敗戦
コンサ ジェイ 浦和 李
内村 三好 練習生 長澤 萩原
菅 小野 駒井 白井 練習生 柴戸
福森 ミンテ 進藤 宇賀神 阿部 岩波 橋岡
菅野 福島
との布陣で、練習生が2名もおり、DF陣は準トップチームレベルでした。
試合は、見てビックリでした。
コンサドーレの優勢で、コンサは華麗に「パスサッカー」チームに大変貌していました。
GK菅野⇒DF陣にショートパス⇒①DF陣から、スピード・鋭角的な縦パスが、3トップと、サイドのWGへ飛び出し、②DF・ボランチ間のショートパス交換をしながらポジションをセンターライン手前まで上昇し、そこから、コンサ攻撃時間帯を構築で、ボランチの一人がDF陣まで落ち、4枚のDFラインから、ショートパス交換で、タイミングを計り、5トップ(3トップ+サイドR・LWG)への縦パスが飛び、一気に敵守備陣を崩しています。
連続パス交換、縦パスの精度とスピード、スペース突破からのラストパスは、見事に成功する場面が幾つもあり、コンサの時間帯=コンサがボール支配も多数で、シュートチャンスも多数回となっていました。一方、浦和は、ショートパス交換がコンサに阻止されるため、ロングボールを多用する試合展開で、昨シーズンと真逆の試合展開となりました。コンサのパス交換は、何度も浦和守備陣を切り刻み、陣形を完全に崩した形でのシュートチャンスが多数回となったのです。
シュート数は、コンサ6本(内2本、決定機)-浦和4本(決定機1本で1失点程度)で、明らかにコンサ優勢の試合展開でした。
しかし、シュートチャンスでの決定力の差が試合結果を逆転させたものでしたが、ミシャ監督が納得、選手も自信を持ったのは当然でした。
更に、第2試合後半の4本目も、傾向は同じで、2本目は、ボランチからDFラインセンターポジションに落ちた「小野」から「キラーパス」が多発し、だれもが目を奪われるプレイの連続でしたが、4本目は、ボランチから兵藤が同様に落ちるも、主フィードは、CBポジションを変えずに「稲本」からで、小野に比べ、精度がやや落ちるも、リーグトップクラスのプレイ内容でした。
そして、4本目の大量失点も含めて、2試合の失点共に、ロングシュート・ミドルシュートからで、守備陣を崩された失点は1失点のみで、それも、バイタルポジションでの甘い位置取りにより、相手選手の自由なドリブルからのシュートで、浦和選手の個の力による失点でした。
課題は、相手陣を崩すための「縦パスの精度」と「パスの受け手の想定(約束)ポジション取りの遅れによるパストラップミス、ポジションへ未到達」が主要課題で、プラス「決定力」次第で、一気に解決可能でした。
そして、本日の「琉球戦」です。
結果は、【 8-3 】の勝利。45分×4本。
1本目【1-0】得点;ジェイ
2本目【0-2】
3本目と4本目合計【7-1】得点;都倉-宮吉-宮吉-宮吉-都倉-OG-兵藤
との結果は、浦和戦の試合内容からは、
浦和戦の課題だった【縦パス精度】と【決定力】の改善結果で、当然の結果と思います。
面白いもので、キャンプの開始は「(パス受け手のための)動き出し」課題でしたが、キャンプ最後の課題も「パス受け手のタイミング・正確なポジション取り」となり、「パス課題」で終始した第一次キャンプでした。
皆さん、楽しんで「浦和戦」見てみてくださいね。
感動と大期待で心が一杯になる事でしょうね。
2018年01月29日
土曜日の第1キャンプの締め括り第1弾練習試合、ACLチャンピオン浦和との45分×4本(2試合)は、
1本目 コンサ 0-1 浦和 得点;(浦和)萩原
2本目 コンサ 0-1 浦和 得点;(浦和)長澤
3本目 コンサ 0-0 浦和
4本目 コンサ 0-3 浦和 得点;(浦和)萩原・ズラタン・萩原
計 コンサ 0-5 浦和
との結果。
1.先ずは、監督ミシャの認識から。
コメントから確認です。
Q 試合全体の感想
「2試合やって2-0と3-0ということで、まあ、結果は決して良いとは言えないでしょう。でも、すごく良いものも見えました。
特に1試合目ですけども、チャンスも幾つか作れていましたし、ただ、そういう中で、またつまらない失点をしてしまったのは、やはり自分たちは良いものが出せてチャンスも作れている中で、もったいなかったとは思う。ただ反対に、自分たちがやろうとしていることもしっかりと出せていたという意味では決して悪くなかったと思っている。
良いものはたくさん出た中で違いがあったとすれば、
球際の強さであったり、セカンドボールの予測であったりとか、
そういった部分は、より相手の方がプロフェッショナルだったと思いますし、今後我々も取り組んでいかなければならないところだったと思います。
いろいろな良い部分と、いろいろな想定外を見られた今日のゲームでした。我々が今後進んでいく上で、プロセスを踏んでいかなければ、そこにはたどり着けないと思っています。その意味で、自分たちはしっかりとプロセスを踏んでいると思うので、決して悲観する必要はないゲームだったと思います。
まだ2週間も経っていない状況ですけども、
非常に我々の狙いとする戦術の浸透度は、私は高まっていると思っていますし、その中で、より規律を守るところであったり、戦う部分、あるいはより責任を持って戦うところであったり、よりプロフェッショナルとして戦っていくというのは、我々が今後チームが成長していく上で、戦術とともに一歩、二歩、前進していかなければならないところだと思います。我々、札幌も2試合を通して良い方向へ進んでいると私自身は思っています。今後、我々が引き続きトレーニングをしていく中で、必ず自分たちが強いチームに対しても得点と結果というものを残していけると思っています」
Q 前方のウイングバックへ3バックから中々ボールが出てこないことに苛立っているように見えましたが?
「もっと、ピッチをしっかり全体を見てほしいと思っていますし、しっかりと状況を判断してほしいと思っています。そこも選手たちがまだまだ取り組んでいくところです。間違いなく、そこですね。練習の中で取り組むことで、私は上手くいくと思っています」
Q 相手には懐かしい顔もいました。
「広島、そして浦和を6シーズン弱率いましたけども、そうした、かつて共に仕事をした同僚や指導した選手に会えるというのは非常に嬉しいもので、やはりサッカーを仕事としてやっていく中で、そういったことは嬉しい瞬間です」
ポイントを抜き出すと、
○我々が今後進んでいく上で、プロセスを踏んでいかなければ、そこにはたどり着けないと思っています。その意味で、自分たちはしっかりとプロセスを踏んでいる_
・1試合目評価-チャンスを幾つか構築できた
・自分たちがやろうとしていることもしっかりと出せていた
・つまらない失点はもつたい無かった
・具体的課題は、球際の強さであったり、セカンドボールの予測
・ピッチをしっかり全体を見てほしいし、しっかりと状況を判断
○2週間で、狙いとする戦術の浸透度は高まっている。
前進すべきは、より規律を守る、戦う部分、より責任を持って戦う、よりプロフェッショナルとして戦っていく
と、キャンプの進展は想定通りで、ここまでの成果を土台に、更に多くの課題・プロセスがあり、高い自覚・挑戦心・団結力で全チームで狙い段階まで到達を目指す、との評価です。
2.具体内容
結論を先に記載すると、「第1チーム・中核メンバーはこの時点で未定状態に変化」です。長崎戦起用・プレイで先行した選手もそのまま優位状況の維持は出来ず、浦和戦では、横一線のテスト起用が続き、選手選択段階ではなく、その前段階の、全選手による戦術実践の実地テストと課題の洗い出し・絞り込みに取り組む練習試合でした。
という事で、チーム全体の戦術実践度を急上昇させるため、選手個々の「成長」を日々単位で図りつつ、どの選手起用・組み合わせがチーム戦術達成度を最高値とするか、その場合の守備力と攻撃力はどこまでのものか、を今週~次々週の3週間で追及しているプロセス・段階で、現在の「全選手横並びの競争状態」も「選手優劣・戦術適合性が明らか」となり、起用候補順位が出て来る段階です。
この観点で、1本目~4本目の選手起用に、とても興味深いポイントが数々ありました。
①1本目45分 コンサ0-1浦和 得点;萩原(浦)
〔コンサ〕 内村 〔浦和〕 興梠
宮吉 三好 萩原 李 長澤
菅 駒井 深井 白井 青木 柴戸
福森 ミンテ 進藤 宇賀神 阿部 岩波 橋岡
菅野 福島
・内村・菅野以外24歳以下選手 ・新加入と育成抜擢
・運動量、スプリント力最も高いチーム ・育成から加入萩原が成功得点
・自陣のボールロストから失点
②2本目45分 コンサ0-1浦和 得点;長澤(浦)
〔コンサ〕 ジェイ 〔浦和〕 李
内村 三好 練習生 萩原 長澤
菅 小野 駒井 白井 練習生 柴戸
福森 ミンテ 進藤 宇賀神 阿部 岩波 橋岡
菅野 福島
・ジェイ、内村シャドー、小野テスト ・練習生2名で戦力低下
・小野守備的ポジションで安定化 ・長澤飛び出しで得点
・自陣ボールロストから失点
③3本目45分 コンサ0-0浦和
〔コンサ〕 都倉 〔浦和〕 ズラタン
チャナ ヘイス 練習生 武富 武藤
ジュリ 兵藤 藤村 早坂 柏木 遠藤
田中 稲本 横山 菊地 槙野 マウリシオ 平川
ソンユン 西川
・昨年中軸多数起用、ベテラン中心型・中軸選手起用チーム
・ボールロストが減少しカウンター減少 ・戦力安定
④4本目45分 コンサ0-3浦和 得点;萩原2・ズラタン(浦)
〔コンサ〕 都倉 〔浦和〕 ズラタン
チャナ ヘイス 萩原 武富 武藤
ジュリ 藤村 兵藤 早坂 柏木 遠藤
田中 稲本 宮澤 菊地 槙野 マウリシオ 平川
阿波加 西川
・3本目と宮澤のみ変更。 ・中軸のスタメン候補チーム
・自陣でボールロスト多発、ショートカウンター多失点・萩原爆発・ズラタン高決定力
・無理なロングフィードで攻撃機会喪失
浦和は、〔最強〕4本目~3本目~1本目~2本目〔最弱〕で起用しましたが、その通りの実力発揮で、4本目は浦和が完全支配ゲームで、コンサ自陣でのポジションカバー・スペースカバーの遅れ、失敗、無理なパスミスの多発で、自陣ボールロスト多発し、ショートカウンターで大量失点。特にボランチ・DF・GK起用選手での守備力ダウンで、実際は攻撃機会に中々繋がらなかった。
・つまらない失点はもつたい無かった
・具体的課題は、球際の強さであったり、セカンドボールの予測
・ピッチをしっかり全体を見てほしいし、しっかりと状況を判断 とのコメントプレイですね。
しかし、1本目・2本目の選手の戦術理解は3本目・4本目よりも高く、浦和のややダウン戦力の起用もあり、攻守ともに「戦術実践度」は評価できたもの。 この結果からも、戦術理解と実践力は、現時点では、第一試合(起用選手)の方が、第二試合(起用選手)よりも高い段階・レベルだったという事で、自陣でのボールロストからのカウンターで失点するも、成果と課題は明確で、
・1試合目評価-チャンスを幾つか構築できた
・自分たちがやろうとしていることもしっかりと出せていた
・つまらない失点はもつたい無かった とのコメントとなったもの。
第二試合に、昨シーズンの中核選手が多数いますが、全体の戦術理解と実践はかなり低レベルで、選手個々の現況と課題も重要なポイントですが、リーグ戦とルヴァンカップ戦には全選手一定レベル到達が必要であり、残る26日間で解決しきらなければならない訳ですね。
最短時間で成果を上げられる「試合形式トレーニング」をメイントレーニングとしており、キャンプ一日毎の「着実なステップアップ・プロセス」でその解決が到達する清算という事なのですね。
2018年01月27日
速報 トレーニングマッチ2本目終了 1本目北海道コンサドーレ札幌 0-1 浦和レッズ 2本目北海道コンサドーレ札幌 0-1 浦和レッズ 2本合計 北海道コンサドーレ札幌 0-2 浦和レッズ 1本目 不明 2本目 浦和レッズNo.15長澤和輝 浦和の得点はいずれも相手陣内でボールを奪ってからの逆転速攻。 札幌は2本目のジェイと小野がいるパターンのがいい。 小野はパス回しで良さが出るし、あんまり上がってかないので結果的に危ない場面は減ってた 最終結果 浦和レッズ5-0北海道コンサドーレ札幌 1本目1-0 荻原 2本目1-0 長澤 3本目0-0 4本目3-0 荻原、ズラタン、荻原 との事
2018年01月26日
J1リーグとYBCルヴァンカップの全日程がリリースされました。
この日程から想定される試合方針について確認してみましょう。
但し、「ミシャ流対応」の観点で。
1.日程
月別試合数
J1リーグ YBCルヴァンカップ
2月 1試合(①節)
3月 4試合(②③④⑤節) 2試合(①②節)
4月 6試合(⑥⑦⑧⑨⑩⑪節)2試合(③④節)
5月 4試合(⑫⑬⑭⑮節) 2試合(⑤⑥節)
6月 0試合 (2試合プレーオフ①②)
7月 3試合(⑯⑰⑱節)
8月 6試合(⑲⑳㉑㉒㉓㉔節)
9月 4試合(㉕㉖㉗㉘節) (2試合準々決勝①②)
10月 2試合(㉙㉚節) (2試合準決勝①②)
11月 3試合(㉛㉜㉝節)
12月 1試合(㉞節)
2.分析
①試合数に2つの山期間が見られます。
・3~5月 J1リーグ14試合 ルヴァン杯6試合 計20試合
・・⇒≪スタートダッシュで、シーズン展開の位置取りと目標決定≫
・7~9月 J1リーグ13試合 計13試合
・・⇒≪中盤戦で、シーズン順位決定付け・正念場≫
ちなみに、最終期間10~12月はたった5試合しか無く、中盤終了時点で、シーズン最終順位はほぼ確定している、訳です。
つまり、
シーズン順位が半ば決定する
【9月末=28節で9位以内】とする、とのシーズン目標となります。
②2つの山期間の対応方針
3月~5月、7月~9月の試合対応方針です。
例えば、3月6試合 4月8試合 5月6試合となりますが、
・リーグ順位直結のリーグ戦が優先で-「トップチーム」起用
・ルヴァン杯-他チームも育成世代起用条件もあり「第2チーム」起用
が大原則ですが、
ミシャは、「リーグ戦への実戦テスト目的のルヴァン杯起用」の基本方針には倣いますが、リーグ戦のためのテストとして「トップ選手を時間や条件限定起用」させる起用・活用をします。結果、「他チームよりも強力な戦力」による勝利が増え、ルヴァン杯も予選突破狙いとなります。
しかし、ルヴァン杯に限定起用選手が、直後のリーグ戦に、「中3日間で起用」が度々発生します。確かに「次リーグ戦のパフォーマンスやや低下、交代時間短縮」の結果も出て来ますが、それも「計算内」で、その様な「激しい試合起用の中でのフィジカル強化、成長」が真の狙いで、Wクラス選手、海外移籍候補への成長ステップのひとつです。しかし、そんな激しい起用に応えられ、「故障せず急成長となる」選手の選択・選別がポイントと思います。
そんな選手は、「若く、成長力ある、実際にリカバリースピードも速い」選手で、ベテランは原則非該当です。
【結論】
①リーグ戦起用;中心のベテラン・優秀選手と
若手の高潜在力の成長株選手
②ルヴァン杯;3月・4月・5月を実戦試合の中での育成、を目的に、
SUBのベテラン・準クラス選手、育成チャレンジ選手と
若手の高潜在力の成長株選手の限定(条件付き)起用
により、結果を求めるシーズン展開 が基本方針ですね。
但し、リーグ戦の定例インターバル
㈯試合-㈰リカバリーT-㈪完オフ-㈫次対戦相手用T開始-㈬次戦用TG-㈭次戦用起用テスト-㈮起用決定・移動・準備 を崩す日程が、
●4/7⑥名古屋H-3日間-4/11⑦湘南H-2日間-4/14⑧柏A
●4/21⑨浦和A-3日間-4/25⑩横浜FMH-2日間-4/28仙台A-3日間-5/2鳥栖A-2日間-5/5⑬G大阪H
●7/18⑯川崎H-3日間-7/22⑰磐田H
●7/28⑱名古屋A-3日間-8/1⑲長崎A-3日間-8/5⑳柏H
●8/11㉑C大阪H-3日間-8/15㉒G大阪A-3日間-8/19㉓FC東京H
この11試合(タイト期間は、スタート試合を除外し短期間で次戦となる)が問題ですね。
最有力解決・対応策は、
リーグ戦の定例インターバルを崩す「水曜日試合」の扱いにあります。
水曜日試合は、「ルヴァン杯試合日」と同一曜日で、ルヴァン杯起用選手は、2週間インターバルで、タイト期間の水曜日は、1週間インターバルでの試合起用は全く問題ありませんね。
しかし、「ランク・レベル劣後の準クラス」選手をそのまま起用する事は、水曜リーグ試合は、毎回低レベル試合内容になり兼ねません。ここで、ルヴァン杯の起用選手確認で出て来た「若手の高潜在力の成長株選手の限定(条件付き)と中心ベテラン・優秀選手の限定起用」で、レベル大幅アップを図ります。当然、育成選手、若手成長株選手の「スタメンランク」への急成長が最大の改善策です。
【結論】は、
●土曜・日曜リーグ戦は、トップチームで起用選手構築
●水曜リーグ戦は、トップチームのベテラン・優秀選手、と、若手成長株選手の限定起用にて、スタメン中核を形成し、ルヴァン杯組第二チームから、抜擢起用で、戦力ダウンをカバー。
●ルヴァン杯の実戦起用で、育成選手・成長株選手の「スタメンランク」へ成長選手を複数獲得する事が、最重要、最適改善策。育成目標・期限を「3月~4月で、一気にランクアップ選手に育て上げる」とする。
●科学的フィジカルコントロールで、個々選手の最適管理を実行。
●ノノラジでも話の通り、現在のキャンプトレーニングは、ミシャ流トレーニングで、試合形式を原則とするため、前年・従前対比で、数倍の量と質、の激しさで、その中で、選手は「劣後はポジション競争脱落」となるとの認識から、食らいついて進行しており、「強烈な運動量とスピードを試合全時間継続できるフィジカル」は、タイト期間の激しい起用も可能とするランク・レベルに到達しそうです。
全選手、ミシャ統一戦術の理解の上、実践を統一し、フィジカル・戦術理解・テクニックの大幅ランクアップを目指しています。
明日の「浦和戦」のテストで、「合格点」が出せるかどうか?!
期待一杯で、待っています。
2018年01月24日
昨日、テストマッチの全貌公開までは行きませんが、ポイントはちゃんとリリースされるのが「ミシャ流」ですね。
これは、
非公開は、
選手・スタッフへ偏った影響を与えてしまう欠点の回避と、
サポーター、チームの周りに集合するマスコミ、その先の記事を読む(将来のサポーターと成り得る)読者へのサービス精神を意識したもので、
現代は、「秘密の特訓」・「洞窟内練習」は適さない、との認識からでしょう。
可能な限りの「情報公開」方針が、多くの人に訴求・到達する手法、との深慮によるものですね。「ミシャらしさ」の一面が現れた部分です。素敵な人ですね・・・!
本題に戻ります。
昨日テストマッチは、第1チームと第2チームの二本建てとの想定でしたが、
実態は、そんな安定状況ではなく、「離脱者」が特に第1チームに集中発生し、試合目的は、
①結果は棚上げし、
②戦術消化度と個々選手実戦プレイトレーニングの内容テスト、
③90分走るサッカーのフィジカルトレーニングとテスト の3点としたもので、第1・2チーム混合の2チーム編成でした。
「離脱者」は、ジェイ・小野・福森・菊地・宮澤・荒野の6名に、故障明けの河合・深井、リハビリ中の濱でしょうか。
昨日試合も、起用ポジションにはサプライズがあり、当面の候補ポジションが明確になりました。
システム形式で記載してみます。
千葉戦 都倉
チャナティップ ヘイス
ジュリーニョ 早坂
稲本 藤村
田中 横山 (選手貸与)大学生
菅野
ジュリーニョ・・25分打撲交代-(選手貸与)大学生IN
菅野 ・・前半で交代-後半から阿波加IN
全北現代 内村
宮吉 三好
菅 白井
兵藤 駒井
石川 ミンテ 進藤
ソンユン
起用選手・ポジションからは、
①全北現代試合は、第1チームを充て、そこから、都倉・横山を千葉戦用に抜いたもの。しかし、代替の「内村」起用テストは、有力候補として大評価との結果となったものですね。
また、石川・ミンテ・進藤+兵藤・駒井の守備陣は、全北現代を無失点に抑え込み、「福森・横山・菊地」と同レベルパフォーマンスを示しました。
②2シャドーは「宮吉・康児(三好)」で抜き出し。
③駒井もボランチに定着で進行中(駒井は、サイドプレイヤーのいるーじが定着していますが、MF全ポジション・SB・WGのユーティリティプレイヤーですね。)
④ジュリーニョ以外、コンサ全選手90分「考えながら走り切る」フィジカル状況まで到達しています。
離脱選手以外フィールドプレイヤーは、ミシャ流フィジカルトレーニングの「素走り練習」から脱却した「徹底したゲームの中での、スプリント力・走力維持の過酷トレーニング」で、着実・大幅に運動量・フィジカル値を上昇させる成長を実現させています。
⑤康児(三好)コメントにもある通り「ゲームメイク力=チャンスメイク力」は順調に進展している様ですが、「決定率」改善は未だまだの様で、次の焦点課題となりそうです。
⑥第2チームに、都倉・稲本・横山プラスチームは、貸与大学生との不連携もあり、ミスから4失点の大量失点。第1チームの安定感とは、大きな差があるという事を現実化してしまいました。
田中のストッパー起用、藤村のボランチ起用のサプライズはやや不成功の結果の様でした。
しかし、ジュリーニョの左サイド起用の可能性は、ミシャ戦術の「5トップ戦術」「パスサッカー戦術」では、ポジション適性が高く、有力です。楽しみな存在、となりそうです。
という事で、
全体として離脱者多数状態を、チーム全体の新戦術の消化・進展過程への「早期回復での競争復帰」し、脱落者としない事、
ミシャ戦術の導入段階を、
第1段階(「3-4-2-1」システム定着・パスサッカー理解・消化・戦術実践)
⇓
第2段階(5トップ戦術・パスサッカー戦術完成度アップ)
⇓
第3段階(システム変化;3-4-2-1=ボール支配時間帯⇒3〔ボランチダウン・DFライン〕)-2〔CBはサイドポジションへポジションアップ〕-5〔5トップ:WG-シャドーCF-シャドーWG〕)へシステム変化・システム流動化戦術) と進行して行くでしょうが、
現在の第1段階をキャンプ後半(2次キャンプ辺りでしようか)には、第2段階まで進攻・ステップアップとなる事でしょう。
離脱選手は、その成長・進化・変化ステップを体験・練習出来ず、大きなハンデとなり兼ねません。
早期復帰は、選手自身にとっても、至上命題ですね。
以上 テストマッチを通した、現状確認でした。
2018年01月23日
全北限代とのTG結果が、リリースされ、
1本目 0:0
2本目0:0の引き分けでした。
結果、
千葉との第2・3チームは、J2千葉と0:4
しかし、
全北限代との第1チームは、ACLクラスと0:0との
ある意味大変分かり易い結果でした。
①第1チームと第2チームとの差は、想定を遥かに超える戦略差である。
②第1チームの守備力は、ACLクラスに無失点。攻撃力は、シュート数が不明ですので、ゲームメイクに課題があるのか、決定力に課題があるのか、そのどちらともかは、不明ですが、熟成、成長過程の中の現状地と言う事ですね。
第1クール仕上げのTG、浦和戦に向けて、順調に進んでいる事は解りますね!
2018年01月23日
コンサツィッター。
『ジェフユナイテッド千葉とのトレーニングマッチが終了。結果は0-4(0-1/0-3)で敗戦となりました。この後14時15分からは、全北現代とのトレーニングマッチが行われます。』
一転、前回TGと真逆の結果です!!
内容次第ですね。
本日の第2ゲームが、「コンサ第1・トップチーム」だと想定していましたが、
結果と内容はどうでしょうね?!
2018年01月20日
前々ブログの通り、キャンプ第1クールの実戦・練習試合テスト結果が気になりますね。
推測の基データは、起用選手と時間、プレイ結果ですが、練習試合の実況確認はない状態ですが、ちょっと想定してみましょう。
1.起用選手・起用時間
ポジション 起用選手 時間 起用試合
GK ソンユン 42分 1本目+2本目前半
菅野 35分
阿波加 17分
DF 福森 42分 1本目+2本目前半
横山 42分 1本目+2本目前半
菊池 42分 1本目+2本目前半
石川 42分
進藤 42分
ミンテ 42分
ボランチ 小野 42分 1本目+2本目前半
駒井 42分 1本目+2本目前半
稲本 42分
兵頭 42分
WG(SH) 菅 42分 1本目+2本目前半
白井 1得点42分 1本目+2本目前半
田中 42分
早坂 42分
2シャドー 宮吉 1アシスト 42分 1本目+2本目前半
内村 42分 1本目+2本目前半
チャナティップ 42分
藤村 42分
ヘイス 17分
1トツプCF都倉 42分 1本目+2本目前半
ジェイ 35分
ヘイス 17分
2.起用内容が意味するもの。
時間数は兎も角として、可能な起用候補は全員登場しました。
未起用選手を確認すると、
三好(中国AFCU23戦より移動中)、河合・濱(故障より復帰リハビリ中)・深井・ジュリーニョ(故障明けでスロースタート)、
問題は宮澤、荒野の2選手です。
未起用理由は、出遅れ(シーズンオフ準備やキャンプ中アクシデントなど)なのか、それ以外の理由なのか、大変気になりますね。
今回起用は、監督想定ポジションと予測されます。
また、ミシャ監督のこれまでの取り組み・対応からは、
「第1スタートチームが、当面の中心チーム」となり、
そのチームインを他チーム選手が「チームイン」をトライする、
とのスタイルが度々採られます。
とすると、
1本目起用選手とポジションが、ベンチマークスタメン候補となります。
しかし、実は、スタメン最有力候補「三好」のチーム合流と共に、
「ベンチマークスタメン候補」は、即時修正。
修正版ベンチマークスタメン候補チームをシステム形式で掲載すると、
都倉
宮吉 内村
白井 小野 駒井 三好
福森 横山 菊地
ソンユン
か、
都倉
宮吉 三好
菅 小野 駒井 白井
福森 横山 菊地
ソンユン
のどちらか。
「菅」か「内村」が外れますが、昨日「ベンチマークチーム」選出という事は、第2候補の筆頭プレイヤーという事です。
このメンバーを見ると、サプライズが複数あります。
①有力新戦力4選手全員、スタメン起用。チーム力強化への補強大成功。菅野を加え、スタメン候補4名/5名新規加入=80点の高評価。
②最大のサプライズは、【駒井のボランチ起用】。
現時点で、ミシャ戦術に再適合の「駒井」を、
「ボールの集中・中心・攻撃での最重要起点」ポジションに据え、
現時点戦術理解次点の小野とのWボランチとするシステムです。
更に、「駒井」ボランチの起用メリットは、「第3・4の動き出し・飛び出し」のプレイセンス・スピード・そこからのラストパス力・激しい上下動となる運動量・スプリント量を充足し、他の同ポジション選手では到底追いつけない領域のプレイを展開出来る事です。組み合わせ相手ボランチが、更に、怜悧な頭脳・判断スピード・テクニックのワールドクラスパスの出し手の「小野」です。「パス供給・攻撃起点」としては、リーグ最高水準・レベルとなるものです。また、パスサッカーのボール回しの起点・底役も、両選手ともに、高いテクニックにより高いボール保持力(保持しているボールを奪取されない力)を持ち、安全性も高いボランチとなります。
問題は、ボランチのもう一面の「守備力・ボール奪取力」で、最近のサッカーでは、「ボール奪取力」がボランチの最優先能力とする風潮までありますが、その傾向には、逆テーゼ・逆行するボランチスタイルを志向することになって来ます。そこでの守備力を、どのポジション・どの選手・どんな組織プレイで構築するかも、連動するスタイルです。(・・・ちょっとヒント。以前ブログで、ミシャ戦術の分析点検をやや細かく行いましたが、守備は、5バックの最終ラインに合わせ、最前線の5トップでの守備もありました。ミシャ戦術の根幹思想は「全員攻撃・全員守備の1つのシステム」ですから・・・)
第2チームのボランチ、「稲本・兵藤」の組み合わせは、両選手共に「ボール奪取力」が高く、第1チームでの懸念点は低下しますが、攻撃への切り替え・攻撃局面での「パス交換」能力、第3・4の飛び出し力など、攻撃力では大きく劣後し、第1チームボランチを選択した理由が明確に見えて来ます。
また、他のボランチ選手;宮澤・荒野は、ミシャ戦術でのボランチスタイルには、必要能力に大きな不足がありそうです。それが、昨日、未起用の理由だと、大きいですが。
③ミシャ戦術の到達点の一つが「攻撃5トップ」ですが、5選手共に、
・激しくDF裏スペースへの飛び出しとパス受け、
更に、そこからの崩し(ドリブル・ラストパス出し)
・サイドからのクロスパス出しとそのクローザー役 が求められ、
「中央CF都倉・
シャドー宮吉と内村(三好帰チーム後、三好に交代も濃厚)」は、
スピード・運動量スプリント量・ドリブル等突破力・ラストパス力・クローザー・決定得点力の条件で、スタメン候補となったもの。
サプライズと言うより、ミシャの実戦を観れば明らかですが、ジェイ・ヘイスの様な、「運動量・スプリント量・スペースでは無く点でボールを受ける ストライカーやポストプレイヤー」タイプのFW・前線選手は、スタメン~試合展開のミシャ戦術実践では、適合性が低く、5トップの連動は低下してしまいそうです。
という事から、<後半途中からの試合展開を変化させる投入にのみ起用する>もので、スタメン候補にはならず、ベンチ・途中投入プレイヤーとなりそうです。 (広島の ピーターウタカ、浦和の ズラタンですね。)
しかし、「内村」選択は、ジェイ・ヘイスを突然抜いたサプライズでした。しかし、5トップの必要条件からは、内村の戦術適性が高評価となり、やっと「J1リーグで選手生活開花のシーズン・タイミング」となりそうです。
しかし、白井・宮吉・駒井のポテンシャルは凄いですね。三好も含む、新加入4銃士大活躍必至のシーズンとなります。
都倉スタメン候補は、ラストパスの受け手・クローザーの回数急増により、得点数は一機に倍増以上となりそうな展開で、ここも大活躍必至です。
④守備陣は、不動の4選手で、これにベンチバックアッパー石川と菅野選手を加えた6選手が、
・守備時の5バック守備陣+ソンユンは当然、第2チーム対比で大きな守備力の優位・差があり、特に空中戦勝率はリーグで断トツ1位です。
・更に、ミシャ戦術で最重要ポイントの一つである「最後尾からのピンポイントロング・ショートパス」の攻守切り替え時の攻撃起点役が求められますが、4DF選手のパス能力はリーグ水準を大きく越えたハイパフォーマンスで、第2チーム選手と、更に大きなレベル差があります。GK菅野のロング・ショートパスは、ソンユン以上です。
守攻ともに、第1チーム+石川・菅野は、決定に近い状態で推移しそうです。
3.別件・・S級ライセンス
現在S級ライセンスは、ミシャ監督・四方田ヘッドコーチ・財前アカデミーコーチ保有で、保有者名塚コーチ退チームで1名減となり、キャリアパスもあり、沖田優コーチも2018年受講です。新加入コーチ2名の方は不明ですが、S級保有者の増員は、チームのレベルアップに直結です。頑張ってしっかり採り切ってください。応援しています!!
4.最後に
全選手、チームスタッフも、
『ミシャ監督からの課題・宿題に対し、
正しく理解・認識し、
更に消化し、
監督期待以上のプレイを実現したプレイヤー
から、試合起用ポジションを獲得・確保していく闘い』
を競争しています。
「キャンプとは各自、自己との闘いである」事を、本心から強烈に認識し、
各選手の1ステップ、1段階の積み上げの一瞬に注目する、毎日ですね。
大きな期待で一杯です!!
2018年01月18日
本ブログは、現況確認です。
1.キャンプ現況
1/15沖縄キャンプインは、
①初日到着後、直ちに「パスサッカーへの最重要ポイント(パス受け手の)動き出しタイミングのイメージ統一」
②2日目、2部練習AM;フィジカルメニュー、ハーフコート8:8パスゲーム、PM(16時~);2Vs1、ミニゲーム
③3日目、2部練習AM;フィジカルメニュー、コンビネーションパス、PM;実戦形式の中、数的優位、攻守切り替えメニュー
④4日目、2部練習AM;フィジカルメニュー、PM;実戦形式
⑤5日目、2部練習予定を変更。累積疲労からAM;トレーニング中止、PM;ファーレン長崎とTGのみ。 と進行しています。
フィジカルメニューを午前中実施し、午後、戦術の前提基礎ポイントの「パス交換の源泉となる動き出しをゲーム・実戦形式で追及しています。
ミシャ流キャンプは、以下の2つの厳しいハードトレーニングが徹底されます。
(1)トレーニング量・・2部練習、更にフィジカルアップで3部練習と、個別トレーニング毎での必要運動量・筋肉量の多さで、走力・スプリント力・スタミナアップを目指すハードトレーニング。
(2)トレーニング質・・ヘッドワーク必須の戦術理解・消化力とその高い次元での実践力を求められ、プレイ実現まで徹底のハードトレーニング。
その中、既に4日目で、(1)(2)での評価で、頭を抜け出した選手、必死に喰らいつく選手、やや劣後選手が出ています。
キャンプの直接成果では無く、キャンプ以前の本来パフォーマンス勝負での優劣が、そのまま現れ始め、しかし、その優劣を大きく変化させる各選手成長は、その選手個々の努力の問題で、中には、全体アップ・成長に劣後気味となる選手もあり得ない訳ではないでしょうね。また、多数選手の変化まで到達しないケースも完全に否定しきれませんが、一定期間のタームで見れば、全選手、成長幅には大きな差もあるでしょうが、成長過程の中で、評価値を上げていく事でしょう。
しかし、現時点では、
GK ・・優劣不明
DF ・・石川○評価
他選手不明
ボランチ・・優劣不明
サイド ・・駒井◎;現時点全項目で監督期待値超え
他選手不明
CF・シャドー・・
宮吉◎;動き出し◎評価
ジェイ△;(1)フィジカル疲労で最初の練習回避者
他選手不明
駒井と宮吉が一歩リード!!
特に、駒井は(2)の完全理解者で、他選手へのミシャ流の知識サポート・アドバイザー役を実践し、コンサ入団の重要理由を着実に発揮中。大したもんです!!
宮吉は、”至宝”評価の本領発揮で、超絶サッカーセンスを煌びやかに発揮。
ジェイ・都倉は、必死に追いかけているところでしょう。
明日のTG(練習試合)のスタメンは、1/27TG浦和戦のスタメン候補選手選定・テストとは異なり、
現在コンディションと戦術理解、ポジションテスト選手の「テスト起用」目的で、多数選手の実戦でのプレイ内容点検・実把握のためですね。
しかし、現時点での、選手評価となり、そのアップ・成長を確認し、「浦和戦」メンバーを入れ替えながら構築していく訳です。
2.キャプの中のTG(練習試合)確認
今シーズンの各チームキャンプ・トレーニング中の練習試合日程がリリース。
1/17 川崎-鵬翔高(宮崎)「12:0」
1/18 水戸-作新学院大 「2:0」
1/19 コンサ-長崎
1/20 川崎-宮崎産経大 富山-水橋高 甲府-清水桜が丘高
福岡-福岡U18 横浜FC-ダナンベトナム 愛媛-松山大
1/21 水戸-東京国際大 栃木-栃木ユース 北九州-九州選抜
湘南-福島 徳島-未定
1/22 FC東京-長崎 京都-京都U18
1/23 鹿島-デゲバジャーロ宮崎 柏-鹿屋体育大 浦和-沖縄S
V
1/24 磐田-ヴィアティン三重 東京V-未定
1/25 鹿島-金沢 甲府-静岡大
1/27 東京V-桐蔭横浜大 大分-日本文理大 栃木-作新学院大
清水-東海選抜 京都-阪南大 富山-金沢星稜大
鹿島-徳島 コンサ-浦和 FC東京-バヤンカライドネシア
山形-未定 町田-未定
1/28 福島-いわき
1/30 新潟-高知大
1/31 大分-未定
2/02 新潟-未定
2/03 鹿島-水戸
2/04 千葉-柏
2/05 鳥栖-未定
2/06 新潟-光州FC(韓国)
2/08 新潟-石家庄永昌(中国)
2/09 コンサ-コロンバスクルーアメリカ(Pacifick Rim Cup)
2/10 〔 川崎-C大阪 富士ゼロックスカップ 〕
新潟-未定
2/11 コンサ-未定(PRC決勝戦若しくは3位決定戦のため、対戦相手未定)
2/18 山口-広島
現時点でのリリース全練習試合を記載してみましたが、
コンサは非常に特徴的なポイントがありますね。
○TG数4試合で、鹿島と並びダントツ1位数。
2試合;川崎・長崎・FC東京・柏・浦和
1試合;湘南・磐田・清水・鳥栖・広島
で、コンサ・ミシャ監督は実戦試合でテスト方針
○コンサ試合相手は、J2試合ともにJ1チーム、残る2試合も、アメリカ有力チームで、ハイレベルチームとの練習試合方針。
この通り、練習試合相手チームは、戦力での格下相手ではありません。同等か格上相手となり、ハードな実戦テスト相手です。
ハードキャンプ・トレーニングのテストは、実戦テスト、それも有力戦力相手の「ハードテスト」との方針てす。ミシャの意気込み・性根を垣間見る部分ですね。
2018年01月16日
第1次キャンプ最終日まで17日間オフ返上のハードキャンプ、本格化です。
一瞬毎のトレニーングは、選手に浸透し一気に「頭とプレイ」を変革させていきます。 トレーニングには、何気ないトレーニングはあり得ません。全トレーニングには、目的と達成想定があり、選手の取り組み如何で、「何気ないは意義あるへ一変」します。現在のコンサ選手は、全員、そんな取り組みへの姿勢と実践意思を強烈レベルまで上昇させており、ハードトレーニングも、喜んで・進んで実践します。最適なトレーニングメニュー・内容で、多数項目で、大変革が進行中ですね。
そんな中、本ブログでは、G大阪・神戸の2チームを除く16チームで戦力構築はほぼ完了し、キャンプ予定不明だった「湘南・清水」も短期間キャンプ実施をリリースし、移籍市場での戦力アップ・整備競争の結果が見えて来ました。
そこで、オフシーズン戦力構築の評価を確認してみます。
1.2018シーズン補強チーム別評価
サッカーコラム評点を基に記載します。
【評価・・A+・A-・B+・B-・C+・D+の6段階】
チーム ポイント
【A+】4チーム
◎コンサ・・急成長選手(福森・ソンユン・チャナ・ジェイ)があった躍進チームの懸念の「主力流失」はゼロで、新加入5選手(菅野・白井・駒井・三好・宮吉)は全員高バリューの有名選手て、実戦起用で活躍必至、監督ミシャと共に、補強評価は「勝ち組」の高評価。
◎柏 ・・昨年J1上位6強の中で「最積極補強」成功。主力流失(オリヴェイラ・武富・大津・輪湖・小林祐)も、24歳前後の有望選手(江坂・瀬川・亀川・パクジョンス)に置き換わり魅力的陣容。堅実ながら将来を見据えた効果的補強。
◎川崎 ・・S級新加入(大久保・斉藤学)により「タレント力ではリーグ随一」となり、主力の流失は無く、また、修行のレンタル(コンサ三好・仙台板倉)も5輪選手の育成で将来を見越したクラブ運営として高評価。
◎広島 ・・15位降格寸前を巻き返す補強は成功の「補強勝ち組」。J2急成長渡・馬渡(いずれも徳島)とタイエースティラーシンの獲得、最優先補強課題SBに和田拓、レンタル先の主力活躍の川辺・吉野のレンタルバックと着実に成果を上げ特にFWの充実が大。
【A-】2チーム
○浦和 ・・ピンポイント補強成功。課題「突破力あるSH」「高さのあるCB」で、S級マルティノス・将来の日本代表レギュラー候補岩波獲得。中盤、自分で仕掛けるタイプ選手(高木俊・矢島・駒井・梅崎)を一挙に減少、代替武富・山田直の活躍次第で、トータルすれば充実補強。
○C大阪・・流失話の主力は残留(杉本・柿谷・ソウザ)し、流失ゼロ。新加入S級ヤンドンヒョン、高木俊・田中亜・山村の途中投入はプラス。課題「軸になれる日本人CB」は持ち越しで、質・量で見劣りがマイナス。
【B+】3チーム
△FC東京・・2017代表クラス大量補強で戦力充実。長谷川監督・ウタカ流失代替オリヴェイラと前田・新加入富樫でゴール量産期待。まずまずの補強。
△磐田 ・・6位となった戦力維持で入れ替えは最小数。ピンポイント補強成功。ボランチA級田口・ギメルメ獲得にて弱点補強成功。DF空中戦勝率55.5%の改善は不成功。
△鳥栖 ・・効果的な補強成功。豊田(1年限定のレンタル)・青木が主流失で、豊田は起用が難しい状況で使いどころが無くマイナス微小。堅実・効果的な補強。攻撃枚数は不十分。
【B-】2チーム
▼仙台 ・・主力のレンタル石原・野津田の完全移籍・延長成功。司令塔三田流失が大きいが、J2成長庄司代替獲得で均衡。守備的ポジションのグレードアップ失敗。
▼湘南 ・・充実補強成功。ここ3年間主力流失が続くも、主力残留成功し即戦力獲得成功。ミキッチ・梅崎・小林祐・大野獲得し、WB・ボランチ・CB・GK充実。1トップ+2シャドーが課題。
【C+】3チーム
×鹿島 ・・2017有力選手の大量獲得で戦力充実で、補強消極的。主力流失ゼロ、しかし獲得選手内田・安西・犬飼も現主力の壁で起用限定的で、補強でのチーム刺激には至らず。
×名古屋・・2018補強の目玉総額20億円補強のジョーは大インパクト。チームの中核田口流失の穴は代替獲得長谷川では大不足で穴。J2でも最低レベル守備陣は、有力GK獲得では弱点解消失敗。それ以外の獲得は、「控えだった選手」の補強でトータル不足。
×神戸 ・・A級岩波流失の代替は36歳那須では戦力ダウン、北本・伊野派に渡部のDF陣は全シーズン持続困難。三田獲得はプラスも、獲得ウェリントンのプレーはタレント攻撃陣の中で限定的。
【D+】4チーム
✖✖横浜FM・・攻撃陣両翼斉藤学・マルティノス流失で非常事態。また守備的ポジション流失は限定的に留まり優秀SUBのパクジョンス流失程度、補強課題2018限りで引退の中澤後継者は失敗し、厳しいオフシーズン評価。
✖✖清水・・監督交代で評価大幅ダウン。主力流失DF犬飼のみだが、2017降格争いから脱却の補強は失敗。「降格候補」
✖✖G大阪・・柿谷強奪は失敗、有力補強はなく、井手口流失はそのまま穴。19歳前後選手に期待するしかないとの補強失敗。
✖✖長崎・・昇格での残留戦力構築のため、大型補強競争を仕掛けるも失敗。長崎出身ベテラン選手獲得はあるも、攻守の効果的補強は不成功。「降格の筆頭候補」
こんな補強評価でした。 ご参考に。
2.現時点2018シーズン順位予想
補強競争も峠を越えましたね。
各チームキャンプインなどトレーニングスタートとなり、キャンプ等成果での大幅変化チームはあり得ますが、現時点での「2018シーズン順位予想」も始まります。
投票型順位予想では以下の様な予想がありましたので、記載してみます。
あくまで、補強評価を基にした予想ですので、一参考程度に。
1位 鹿島 ・・2017シーズン大型・最強補強をそのまま維持した戦力評価
2位 川崎 ・・2強で、今期強力補強のプラス効果
3位 C大阪・・主力残留評価。ACL出場負担懸念
4位 浦和 ・・課題補強成功プラス効果
5位 柏 ・・ACL出場の負担がハンデ
6位 磐田 ・・田口プラス効果大きい
7位 横浜FM・・主力流出評価
8位 G大阪・・補強失敗
9位 神戸 10位 名古屋 11位 鳥栖 12位 札幌 13位 FC東京
14位 広島 15位 仙台 16位 湘南 17位 清水 18位 長崎
だそうです。
外部からの視点での「コンサ12位予想」は2017シーズンの圧倒的降格候補から、大幅ランクアップするも、キャンプ成果での大幅変化チームの代表格を目指し、元々補強効果もあり、トータル大幅躍進を狙うものですね。
ここからです!!
2018年01月15日
いよいよ、ミシャによる直接チーム変革キャンプがスタートです。
初日の「キャンプの入り方」に注目していましたが、
その内容を、本ブログ内容とします。
コンサは本日沖縄キャンプ地に移動。
しかし、予想通り、初日から「濃厚内容」からキャンプスタートとなりました。
17時に到着後、休憩無しで初日トレーニングを1時間超実施でした。
そして、ミシャチーム指導の第一項目は、
「パス」トレーニングを「ランニングパス」と「6:2ボール回し」
目的が、【動き出しのタイミングのイメージ理解・共通化・統一】
これは、パスの改善・変革については、「パス受け手」が中心となり、
≪パス受け手≫の最重要ポイントが、
パス受け位置への動き出しのタイミングにあり、
・遅過ぎる動き出しは、安全(勝人を受け難い)なパス先にならず、
・プレイ予測=パス予想位置への素早い移動の「速いタイミング」こそが、
適正タイミングである、
との認識の全体理解・徹底・トレーニングでの確認を第一順位に取り組んだのですね。
このキャンプのメインテーマが「パスサッカー戦術」習得ですので、「動き出しの質=タイミングとポジション・動き方」は初日~終盤まで一貫したテーマとなる、との宣言、という事です。
選手の理解浸透は、たった1時間超の時間だけではバラツキがあるかもしれませんが、そんなバラつく「甘い取り組み・認識」の選手は皆無であると、思いたいですね。
ミシャは、全選手を、微笑みと温かい人間性の姿の奥では、一瞬も一挙手一投足を見逃さない心眼で厳正に評価します。
そして、一番嫌いな選手が「真剣に全力でやらない選手」で、一度その評価とされた選手は、一切起用候補から外します。ただ、人間の強さと共に、弱さにも理解がある監督ですので、たった一回・一瞬では烙印とはなりませんが、そう多数回の許容範囲ではありません。一瞬の失敗の有無よりも、その失敗を解消・改善しようとする姿勢と内容を評価する監督ですので。トライ・アンド・エラーの中で成長する選手を応援・評価する姿勢です。
これからのキャンプでは、選手全員、
積極果敢にトライし、どんどん習得し監督期待レベル越え選手が多数との成果を期待しましょう。
初日のたった1時間のトレーニングでしたが、最重要課題へ取り組み開始で、チーム変革は確実・着実にスタートしました。
2018年01月15日
本日のテーマは、各チームのキャンプ内容の点検です。
キャンプ内容の確認から、各チームのキャンプ・トレーニング方針が見えて来るのでは。
各チーム日程・内容を確認です。
1.キャンプインスタート順
1位 柏 1/11~13日間
2位 川崎 1/13~8日間
長崎 1/13~10日間
4位 浦和 1/14~27日間
FC東京 1/14~9日間
6位 鹿島 1/15~14日間
仙台 1/15~26日間
コンサ 1/15~27日間
鳥栖 1/15~23日間
・・・
12位 G大阪 1/22~18日間
13位 神戸 1/23~13日間
14位 名古屋 1/24~8日間
15位 磐田 1/26~18日間
16位 広島 1/27~20日間
キャンプ予定 なし? 湘南・清水
全チームシーズン開幕日はほぼ一致し2/24(1試合2/23)の筈なのに、キャンプイン・スタート日にこれだけの相違があります。
当然、現練習場にて、キャンプインまでのトレーニング実施となりますが、
今シーズンのコンサの様に、標準日程パターンでは、
○現練習場トレーニング
⇓ ・・キャンプの事前準備でフィジカル・戦術等ヘッドトレーニング
●キャンプ
・・気候が好フィジカル環境の中、ハードトレーニング
となりますが、
このパターンではないチームが多数となっています。
しかし、気候の低環境の中でのハードトレーニングは、トレーニング進展・成果の遅延と故障・フィジカル低調との結果になり兼ねません。
そのツケによりトレーニング不足・低成果となるチームが出てきそうです。
また、コンサと12位G大阪以下チームとの開始時期差は、1週間~2週間となり、その期間は大きなアドバンテージに出来そうです。
W杯によるシーズン前倒しの変化に対応せず、2017シーズンと日程を変えないチームが現実となる事は驚きですね。
2.キャンプ期間
長い順に記載します。
1位 27日 浦和・コンサ;熊本で期間延長しますね。
3位 26日 仙台
4位 23日 鳥栖
5位 20日 広島
・・・
11位 13日 柏・神戸
13位 10日 長崎
14位 9日 FC東京
15位 8日 川崎・名古屋
キャンプなし?湘南・清水
このキャンプ期間の極端な長短・無は、どう考えたら良いのでしょう。
間違いなく、キャンプ期間の長短は、
キャンプ課題の大小・難易・浅深、到達度の高低に直結します。
長いキャンプの長所は、多数挙がりますが、
短所・欠点は、選手の精神的負担と経費程度しか無く、ほとんど考慮不要。
しかし、短いキャンプの長所は、経費軽減以外全く無く、
短所・欠点だらけです。
≪真にハードトレーニングでのチーム戦力向上を目指す≫のかが
チームとして問われ・証明される内容だと捉えられます。
本当に、驚きですが、
他チームのレベルの低さを、実感してしまいます。
「チーム力の差」の重要な一面・ひとつなのですね。
2018年01月13日
本ブログのテーマは、「他J1チーム戦力構築」です。
2018-1月も第2週が終了するも、チームの戦力構築現況に特徴が現れ始めました。この時点で、確認してみます。
1.戦力構築進展状況
3分された状況です。1/13現在、
①完了=キャンプ・トレーニングへ移行段階チーム〔10チーム〕
コンサ・仙台・鹿島・浦和・柏・FC東京・川崎・横浜FM・清水・広島
②一部更改未確定〔5チーム〕
C大阪・鳥栖・湘南・名古屋・長崎
③多数更改未確定・交渉〔3チーム〕
磐田・G大阪・神戸
との現況で、2017シーズン対比で、①②チーム数が急増し、1月2週目時点で戦力構築を完了し、いち早い、キャンプイン・トレーニング体制とするものです。
これは、シーズン開幕の大幅前倒し日程から、当然の方向性で、この前倒し日程方針は、キャンプ・トレーニング内容にそのまま反映し、
2018シーズンは、キャンプスタート日時は前年同様でも、
内容・質は激変し、キャンプ初日より「ハイペース」での進行日程が必至で、
コンサでも、
1月末第一次キャンプ終了時点で、チーム完成到達目標<80%越え>が必至ですね。
正に、1/28浦和TGはその完成度テストとなるもので、そこでの、起用選手が、スタメン第一候補となるものという事です。
1/16~1/28のたった13日間で、ミシャ監督のサッカー思想・戦術を学習・理解・練習反復で実践にまで到達です。選手自身の本質・サッカー魂を問われるハードトレーニングでしか、達成出来ないものですね。
全選手が、あらためて「自己そのものを問い直され、くらい付いて、最終までやり通す」試練のキャンプとなります。 そこでの劣後=起用可能性ダウン、そのものとなる訳です。
第二次キャンプの2/3~2/11の9日間は、「チーム完成・仕上げトレーニング」で、第一次キャンプのチーム・全選手の到達評価を基に、第一次候補選手群に、肉薄し飛び込んで来る選手をピックアップし、起用選手群を拡大・増加させる点と、戦術達成度の上昇の2つの課題キャンプとなります。
再度、リーグ全体に視点を戻すと、
問題は、③チームで、チームの取組態勢の出遅れ・不徹底が現状結果となっているとすれば、J1リーグ全体のスケジュールに出遅れとなり、結果、トレーニング・調整不足でのシーズン・インにより、スタート期の劣後となり兼ねません。
2.チーム別戦力構築ポイント
①②チームを中心に現在値を記載します。(故障-故、育成層-育、外国-外)
・コンサ 31=既存25(故2・育1)加入6(J1-3・J2-3)退△8
・仙台 27=既存21(故1・育1)加入6(J1-3・J2-1・J3-1・外1)退△8
・鹿島 31=既存26(故1) 加入5(J1-1・J2-1・外1・育2)退△2
・浦和 27=既存21(育1) 加入6(J1-4・育2)退△7
・柏 30=既存22(故1・育3)加入8(J1-5・J2-1・外1・育1)退△7
・FC東京 35=既存31(故1・育2)加入4(J1-3・育1)退△6
・川崎 31=既存26(育2) 加入5(J1-4・故1・J2-1)退△7
・横浜FM 30=既存24(育3) 加入6(J1-1・J2-2・外1・育2)退△5
・清水 34=既存27(故1・育4)加入7(J1-1・J2-1・J3-1・外1・育2)退7
・C大阪未735=既存25(故1) 加入10(J1-1・J2-1・外3・育5)退△6
・広島 28=既存20(育1) 加入8(J1-2・J2-3・外1・育2)退△9
・鳥栖未1 25=既存22 加入3(J2-2・外育1)退△2
・湘南未1 31=既存22(育3) 加入9(J1-4・J2-1・外1・育3)退△10
・名古屋未125=既存22(故2・育2)加入3(J1-2・外国1)退△7
・長崎未1 32=既存22(故2) 加入10(J1-5・J2-1・外1・育3)退△9
以上が現在値です。
30名以上チーム 10 30名未満チーム5
しかし、故障者と育成加入を除く実働者では、
31名 FC東京
29名 C大阪(未7)
28名 コンサ・鹿島・川崎
27名 清水・長崎(未1)
25名 仙台・柏・横浜FM・広島・湘南(未1)
24名 浦和・鳥栖(未1)
21名 名古屋
となります。 コンサは、他チーム比では比較的多い保有数ですね。
J1シーズンを乗り切るための必要数が幾つかは、色々議論がある所ですが、
「最低スタメン11名✕2倍+故障等予備数5名=27名」程度は、
リーグ戦とカップ戦とが重複する「連戦期間」対応で、「Jリーグ規定」の「ベストメンバー」原則からは、2チーム編成のメンバーが必要です。
しかし、その「27名」を充足するチームは、現在は7チームに留まり、シーズン途中での激繁期での「フィジカル低下」の主因となりそうです。
コンサは、充足した保有数の中で、試合起用への選手間競争も維持出来る状態で、シーズンを乗り切れる戦力構築となっています。
25名以下の8チームは、シーズンの中のやり繰りが難しそうですね。
途中で、新加入選手も想定したシーズン展開でしょう。
しかし、特に、名古屋の戦力の希薄さは早々に露呈しそうです。
また、加入選手分析では、この15チーム全体で、
J1より加入 36名 平均2.5名
J2 17名 1.2名
J3 2名 0.1名
外国 13名 0.9名
育成層 24名 1.7名
合計 92名 6.5名 となり、
J1と外国から即戦力、
J2・3から成長選手、
チーム育成のため育成層、となっています。
コンサでは、J1より即戦力選手3名、J2より急成長選手2名と即戦力選手1名の加入となったものです。
3.昨日のキックオフイベントでも、注目・中心は「ミシャ監督」。
全選手・チームスタッフ、そしてサポーターは、その一挙手一投足、一言一言に集中し「全て聞き漏らさず把握する」との姿勢で一杯でした。
こんなに、全チームが、一体になって集中した事はなかなか無い事でした。
この事を始めとして、既に劇的変化の連続です。
実は、ミシャ本人も、チームに来たその瞬間、いや、その前から、劇的に前向きな・前進的な変化の感触を感じた事は無く、初めての体験なのではないかと思います。
「監督は使い捨てだ!」とのチームだらけで、監督の意向・計画・方法論を一貫出来る環境=チームは、そうは無く、コンサこそが無二の、唯一のものだつたのではないでしょうか。
つまり、「やっと念願が叶えられそうなチームに到達した!!」との手応えの様に見えます。
ミシャは、今、
チームを愛し、その周りの人々を愛し、札幌を愛し、北海道を愛し、日本を愛する事を夢見ています。
しかし、サッカーは「厳粛、激しく厳しくタフな練習」の中からしか、産まれないと、「5日間のハードトレーニング」その後の「実戦」の日常サイクルの話の中で、熱く語りかけました。選手とスタッフに、そして、それに声援を贈ってほしいサポーターに向けて。
しかし、今までの「甘さ・温もり」は一掃されますが、より大きく・意義深い「熱い想い・確かな自信・真のプレイ」が待っていますね。
新コンサの出発が始まりました。
2018年01月11日
本日より、~進化~シリーズは、次段階に進行したいと思います。
前シリーズ~進化~2018シーズンに向けては、新監督ミシャの登場、全戦力編成の完了となる2018シーズン契約選手・スタッフのチームリリースで完了です。
現在は次段階となり【 2018シーズンが開始 】されました。
【シーズンイン】です!!
ここからの、
自主トレ~キャンプイン~第一節試合・開幕日までの「準備期間」こそが、2018シーズンのスタートを決定づけるもので、シーズンの初動と準備そのものですね。
シーズンインとなったこの時点から、本ブログシリーズも、
「~進化~ ミシャによる進化 シリーズ」に突入したいと思います。
シリーズ第一回目は、「~①キャンプインまでの準備」がテーマ です。
では、
1.ミシャの狙いと活動
多くの方がご存知の通り、ミシャの性格は、硬軟の両面が有名ですね。
・一つは、サッカー外の日常生活では、人懐っこく・温和で・冗談や時にはいたずら好きのお茶目で、サービス精神満載で、また、選手個々の相談などにも、適切で暖かく懇切丁寧なお世話焼きで、誰もがとりこになる性格です。選手やチームスタッフが、真っ先に「やられて大ファン」になってしまうもので、もう既にその兆しや対応が始まっている様です。
・ところが、練習・実戦開始の瞬間、その優しげな性格は一変し、「サッカーの鬼」の代名詞ともなる、厳しく・全く妥協せず・目標や課題が出来るまで徹底と追及を辞めない強烈監督となります。普段とのあまりもの激変に、慣れない・認識不足の選手はビビりあがるもので、広島・浦和で現実となりました。これは「コンサ」でも、このスタイルしかないため、きっと現実化されますね。しかし、このサッカーに対する姿勢・実践は、その高潔さ・尊敬にまで到達し、多数の選手が、その「サッカー姿勢・認識」を変革し、厳しく・激しい練習や実戦の中、真のサッカー魂・サッカーの面白さ・サッカーの愉しさに感動し、「多くの選手の意識変革」が起きます。当然、妥協無い「課題・目標の改善・解決」追及の反復は、「多くの選手のプレイ変革」を実現するものです。
この様に、硬軟両面の性格は、「サッカー選手・スタッフの人間」としての両面に見えて来ます。
つまり、
「サッカーは厳粛に一切の甘えを排し追及徹底し、
その基となる人間性はだからこそ、豊かで大きな人格者」となるとの思想こそが、サッカー選手・スタッフの望む人生の姿、として、多くの憧れの的となるもの、と思います。
ミシャは、やはり、恩師オシムの弟子なんですね。
選手は、既にミシャと接触し、いち早く、当面の考え方や課題を聞き出そうとした選手も出始めています。それだけ、厳しく・甘さを排したキャンプに劣後せず、いち早く、監督ミシャの求めるプレーの実現獲得に着手出来る準備に注目し、自主トレに取り組み始めています。
ミシャの狙いは、
(1)全選手で
a.意識・認識・ハートの頭・ハート
b.フィジカル・テクニックの身体 の両面で、自主トレにて準備する。
(2)その準備のレベル・内容を
キャンプで評価し、その選手の「サッカーへの姿勢・意識」を確認する。
との両面だと推察します。
明白なのは
【ミシャは、第一にサッカー闘争心・集中心の低い選手は実戦起用しない、が絶対条件】で、どんなに優れたテクニシャンでも、試合起用への最低条件という事です。そして、キャンプ期間・準備中の、最大の関心事が「ハートの強さの順番」です。
2.選手の準備
上記の内容は、選手では当然、認識・理解しているもので、
そのための「シーズンオフ期間中の準備量・内容」に自信がかなり乏しく、
大変な不安と、
厳しいキャンプの中の頑張りで、大きな成長となるとの期待とに、
ハラハラドキドキでしょうね。
恐らく、ほとんどの選手が、今までに無かったレベルの「厳しいキャンプ」認識でしょう。小野・稲本クラスでも...。
しかし、今、キャンプを皮切りとした、2018シーズン、その後に続く次年以降の数シーズンで、チーム大飛躍とその中での各選手自身の大活躍を、大きく夢見ている瞬間です。残るキャンプインまで期間での「個別の準備累積」に励む姿に大きく声援を贈りましょう。
この様に、キャンプイン前~キャンプ~も、別次元・別世界のシーズンがスタートしています。そんな凄い事が実現している、大したものです。
一挙手一投足に目を凝らし、その一つ一つにしっかりと声援・エールをお贈り、サポーターも一緒に、全コンサで2018シーズンを進め、味わい、歓喜していきましょう!!
3.別件 ~三好康児~
本日のAFCU23パレスチナ戦に、三好がスタメン~80分まで出場。
右SH(シャドー)で起用され、全体システムは、監督森保一から、広島型の「3-4-2-1」でコンサシステムと同型。
結論は、フィジカル・テクニック・ヘッドワークともに、シャドーでは、殆ど機能せずでした。唯一の○プレイが、前線へのつなぎ(パス)プレーで、低身長でボール奪取が多発するかと想定するも、相手チェック前にパスしボール奪取される事は、意外に無かったものでした。
しかし、相手DF裏やスペースへの飛出しは全く無く、スピード・テクニック・強靭なフィジカルも無く、シャドーポジションは機能限定。
サイドポジションの適性では、
激しい上下動、クロスパス、逆サイド攻撃でのラストクローザーの局面は全く発生せず、適否判断は困難でした。
ただ、事前の期待からは、かなり低下した第一印象となりましたが、次戦タイ戦・次次戦北朝鮮戦で、再度確認してみたいと思います。
2018年01月08日
本ブログシリーズ「~進化~2018シーズンへの展望」は、
契約更改完了=保有選手確定と選手自主トレ期間となり、その後の新監督ミシャの登場を契機とするキャンプイン展開を待つものです。
今回は、ちょっと「番外編」です。
前回ブログで記載の通り、
新規獲得による戦力アップ構築は完了かと思いきや、広島の「隠れる至宝-FW宮吉」を遂に獲得。宮吉の獲得は、ここ何年かかの獲得目標成就です。
コンサの新選手獲得交渉は、
三上GM手法とも呼べる(?)一貫方針により展開していると思われます。
基本方針は
①将来のチーム中核となる潜在力を持つ若手や有力選手を獲得対象とし、複数年かけて獲得を図るもの、
②急転する優秀選手の契約状況の中、即効力となる中軸選手をタイムリーに獲得を図る、との2パターンです。
この方針はどのチームも同様ですが、特に①の複数年を賭けてのアプローチは、可能な様で実際はそんな余裕が無く、結局②に集中・依存するチームが多いんですね。
現存移籍中核選手を①と②で分類すると、
①ソンユン・福森・石川・三好・白井・チャナティップ・駒井(?)・ミシャ・宮吉
②小野・稲本・都倉・兵藤・横山・菊地・早坂・河合・ジェイ・ヘイス・ジュリーニョ
という所で、
①は数的には少ないですが、石川以外は若手成長株で、現在~将来の選手群です。石川の様な元コンサ選手の中の有力選手は、継続ウォッチ選手として、選手状況次第で、獲得交渉開始となります。
2018シーズンは、監督・指導者ミシャ・三好・駒井、そして宮吉の成功となったものです。
着実に上昇している【 選手獲得力も最重要J1チーム力 】です。
元々、三上GM流は、資金力の乏しいコンサ現状の産物でしたが、結果的に確実な上昇となりました。
新監督ミシャ流による「戦術・育成」は、「獲得選手」もより明確にブラッシュアップされ、三上GM流は益々洗練されますね。
戦力レベルに未到達の選手は、逸早い契約非更新により次チームへのチャレンジの第一次非更新確定に続き、育成層等のレンタル(レンタル先での育成効果期待)に局面が変化し、ほぼそれも収束に近づき、契約交渉完了を待つ状態となり、選手保有構成は完成形の様ですね。(J1残留のみの成果で、契約条件アップは、そんなに甘くないですよ、という所でしょうが、それ以前シーズンからの、累積評価損選手もいそうで、この機会に適正化との交渉が多いのではないかと推察します。契約決裂までには至らない偶にはしっかり交渉、とのレベルではないかと楽観しています?!)
ここで、保有選手を確認しておきましょう。2種登録除く。=レベル低下
〔ポジション必要選手数○印・ポジション・保有数・名前〕
①GK 3名 ソンユン・菅野=阿波加
③DF 8名 横山・菊地・福森・石川・進藤・河合=ミンテ・濱
②DH 5名 兵藤・宮澤・稲本・荒野=深井
①LWG4名 三好・白井=(石川)・菅・(ジュリーニョ)・田中
①RWG2名 駒井・(白井)=早坂・(ミンテ)・(荒野)
②SH 7名 都倉・ヘイス・チャナティップ・ジュリーニョ・小野・(宮吉)=内村・(菅)・藤村
①CF 2名 ジェイ・(都倉)・宮吉・(ヘイス)
計31名 22名=9名 (外国籍5名・提携国1名・育成7名)
育成選手数は、2017シーズン8名から▲1名の7名が生き残り、3名レンタル(他チームで育成)。激しい選手間競争の中で、期待は、深井・菅・進藤・荒野・阿波加の急成長・スタメン登用ですね。また、大きな成長を期せるのが、ソンユン・福森・菊地・ミンテ・白井・ヘイス・チャナティップ・宮吉、そして都倉とジェイで、それ以外選手も、2017パフォーマンスを越えるものとなりますね。
あらためて確認しても、ポジション毎に「穴や弱点も消失」しています。
チーム全体として、新監督ミシャ流で大きく開花する選手が多数となり、十分な戦力・体制・状況とのミシャコメントも頷けるところですね。
2018年01月05日
昨日「パスサッカー戦術」考察の延長線で、各種の「成功率」の点検したいと思います。今後のキャンプ、TG、シーズンインの中、勝負やベクトルの指針として各種「成功率」がポイントとなる事でしょう。
その前に、ちょっと寄り道ですが、
2018シーズン前「戦力構築」で、新規加入交渉はほぼ完了との、社長コメントで、新規加入は、駒井・三好のレンタル加入と白井の完全移籍確定に、菅野の確定待ちとの内容。また、契約更改未定選手(田中・進藤・深井・宮澤・早坂・荒野・内村・金園・菅;2種登録は除く・複数年契約選手は交渉外ですが不明のため含む)の9選手(?)も、契約更新済選手も、現在なお、他チームよりの移籍打診の発生により、レンタル・完全移籍・契約更改失敗の可能性はあるも、現在の所は、特段の他チームオファーも無い様で、未更改選手の納得・我慢の了解で、現状の構成で完了との見通しです。
「もう完成形・ビツグネームは採ら(れ)ない」との社長コメント方針は、
現状資金力から逸脱となる選手の獲得による経営リスクの道は選択しない、との大方針と伴に、
新名将指導者により既存選手の能力急上昇の見込み・見通しに自信を持っているとの大きな期待と予測によるもの。
今シーズンは、その2つの理念・想いの成否を証明するステップに成ります。
では、本題テーマに。
1.重要な成功率は。
〔攻守〕
①パス成功率
・パストラップ成功率
・ロングフィード成功率
・クロスパス成功率
・スルーパス、ショートパス成功率
・セツトプレー成功率
〔攻撃〕
②シュート成功率
・決定率
・空中戦成功率
・枠内シュート率
③ドリブル成功率
〔守備〕
④ボール奪取成功率
・パスカット成功率
・スライディング成功率
・チャージ成功率
・空中戦クリア率
⑤セーブ成功率 と分類されます。
2.「成功率」のポイント
成功率は、自陣サイドからの視点で、相手陣サイドからは失敗率がポイントとなります。つまり、「不成功=失敗」による局面を正確に把握する事が重要という点で、本ブログで「テーマ」とした理由です。
項目毎に確認してみましょう。
①パス成功率は「100%」が到達目標です。
と言うのは、
「パス失敗=ボールロスト=敵へボールを渡す」そのもので、
自陣のパスプレイミスにより、敵へ攻撃局面を与え、進行させるため。
ここから、成功率の低いパスの是非が問題テーマとなります。
例えば、準備万全の相手陣形への放り込みは、パスでは無く、相手へのボール配布にしかならないので?との疑問が出て来ます。実際、相手陣形内のパスターゲットへのフィード・パスは、通れば大チャンスとなり得るかもしれませんが、実際は、攻撃チャンスの放棄となるバクチパスという事が圧倒的に多いのが現実です。しかし、多くのチームでは、標準的プレーで、コンサでも、ジェイや都倉へのポストプレーは多々発生するものです。確かに、相手陣形の高さや強靭さに弱点がある、ターゲットの高さやパスレスポンス能力の高さ等で、状況次第では、「投機・バクチパス」から「成功率50%以上パス」まで改善し、大チャンス局面を複数作れ、得点獲得も有り得ます。しかし、多くのチームの守備陣では、そんな状況は許さず、やはり、「投機・バクチパス」が多発してしまいそうです。
コンサの新戦術となる「パスサッカー戦術」では、
「成功率の低いパスは禁止」が原則となります。目的は、連続パスによる「局面・相手陣打開」ではありますが、その方法が「ミスしない連続パス」であり、パスターゲット複数・多数化で、相手マーク・予想を希薄化し、安全なパスターゲットの選択・実施にて、連続パス交換により「ボールに走らせ」、敵プレイヤーを翻弄し、マークのギャップ・エリアカバー不足を作り、その作り出したポジションへの安全パスにより、大チャンス・得点機とするものです。
コンサは、この戦術実践のため、現在のパス成功率50%を「70%後半~80%台以上」まで上昇させる事が大課題となる訳です。選手の大意識変革が必要となりますね。
②シュート成功率
新監督戦術では、①の通り「多数連続パスの成功」との多大な手数の上で、シュート機となります。「パスサッカー戦術」が成功するとシュート機は多くなりますが、シーズン当初等、戦術実践度が未成熟・不完全の場合は、手数の多さは変わらずに、「数少ないシュート機会数」となるもので、「少ないシュート数で、複数得点獲得」が必須状況が予想されます。
そのキーポイントが、「シュート成功率・決定率」となります。
チーム全体の決定率というより、前線選手の決定率の問題です。
前線選手の起用条件は「決定率20%以上」が必須。
ジェイ・ヘイス・ジュリーニョは超過していますが、2017チーム最大シュート数の都倉の「11%」、チャナティップの「0%」は大問題で、キャンプ中期限の改善課題です。
「シュート失敗」=「攻撃機会喪失」=「高決定率能力選手のみシュート権がある」との厳粛な事実が全てです。「決定率の伴わないシュート数」は、「攻撃喪失数」の意味しかないからです。しかし、現実は、「枠外シュート」をバンバン飛ばして満足している選手・監督コーチだらけで、この甘い認識・感覚が、Jリーグの得点不足解消困難の主因ですね。
③ドリブル成功率
これも、ドリブル失敗=ボールロスト=攻撃機会を喪失=攻撃機会を相手へ渡す、となります。「パスサッカー戦術」では、「ボールロストしないパス交換」とのコンセプトとは逆行し兼ねない「低レベルドリブルは禁止」です。
これは、敵プレイヤーを振り切る「スピード・テクニック」の選手のみが許されるプレイとなります。普通のプレイヤーが、ドリブルし、失敗からボールロストは禁止という事です。
④ボール奪取成功率・⑤セーブ成功率
共に、守備項目数値で、成功率は
・相手攻撃阻止での失点防御成功
・攻守切り換えでの攻撃転換局面の増加・創出 を意味します。
逆に、失敗率は、相手攻撃阻止失敗=失点防御失敗=失点数増加となるもの。
しかし、この守備項目は、該当プレイヤーでの「本来ディフェンスプレー」を発揮のレベル数値で、「パスサッカー戦術」・新監督戦術による特定プレイヤー限定はありません。
以上の通り、各種「成功率」に内在するポイントが多々あり、そのポイントは、今後の戦術展開でのキーポイントとなるものでした。
今後、これらの「成功率」数値に注目です。
2018年01月04日
皆様、明けましておめでとうございます。
清々しいコンサ飛躍の新年が、明るく開けました。
昨年のコンサの新年は、J1への挑戦年のため、期待以上に、大きな不安や懸念で開けた事を思い返しますが、昨シーズンの着実な成長と成果を手にした今年の幕開けは、確かな自信=確信=と、果敢なシーズン展開への期待を、静かに、しかし燃えたぎる想い=闘志=だった方が多かったでしょう!!
先ず、各種リリースでの、今シーズン予想では、降格候補の烙印は全く無くなりました。逆に、リーグの台風の目、との活躍予想が多々発表されていますね。これは、チーム外からの「客観的視点」では、チーム戦力が急上昇し、J1リーグレベルに到達が適正評価という事を意味しています。
また、2017-2018シーズン契約更改・移籍交渉でも、既に「J1リーグ戦力を保有」し、名将ミシャ監督の獲得成功で、更に「戦力急上昇」を見込める事から、唯一の要獲得ポジションの「SB・WG」に優秀選手を、GKにもJ1クラス選手獲得の「少数獲得」で、新監督戦術に適性の低い選手の「離脱」「レンタル」程度のみとなり、基本戦力はそのまま契約更改・継続となり、選手も契約での安定感と新監督変化・対応への期待・緊張感の新年となりました。
という事で、戦力上昇のためのチーム選手保有構築は一段落で、現在は「新監督・新戦術の習得・習熟」の段階です。
本ブログも、ここまで、〜進化〜 2018シーズンへの展望 シリーズ
①「選手保有戦略 基本戦略の振り返り」
②「選手保有戦略 第2弾上位への戦略」
③「ミシャ監督流~1~」
④「ミシャ監督流~2~」
⑤「ミシャ監督戦術のコンサ導入・定着・消化のためのステップ」①
⑥「ミシャ監督戦術のコンサ導入・定着・消化のためのステップ」②
⑦「戦力上昇戦略」 まで到達していましたね。
2018年の幕開けテーマは、⑧「パスサッカー戦術」の検討です。
1.パスサッカー戦術とは
新監督ミシャ戦術のキーポイントは、幾つかありますが、最大ポイントの一つが「パスサッカー戦術」となります。
サッカーで、「パスは最基本プレイ」でどのチームも重要ポイントの筈ですが、「パスサッカー戦術」となると、
○多パス数 ○高ポゼッション率 の結果が注目ポイントとされ、その数値を目的とする試合展開との弊害まで指摘されますが、
真の目的・狙いを確認したいと思います。
基本内容で失礼致しますが、そのために「パス」自体を少し確認したいと思います。
パスの要素・内容には、
①パスの方向別分類;縦パス・横パス・バックパス
②パスの距離;ショートパス・ロングパス
③パスの構成;パス供給元(出し手)・パスターゲット(受け手)
④パスのテクニック;精度・スピード・球質・受け易さ
⑤パスの狙い・目的(A);攻撃パス(エリア活用・陣形突破・陣形揺さぶり・ギャップ創出) 守備パス(安全位置・エリアへ転換)
⑥パスの狙い・目的(B);攻撃パス(スルーパス・縦パス・フィード・サイドチェンジパス) 守備パス(バックパス・横パス)
との項目・事項がありますね。
では、「パスサッカー戦術」では、そのパスがどうなるのでしょうね。
最大のキーワードが、【連続パス交換】ですね。
つまり、1回のパス交換による「局面変化や打開」ではなく、「連続したパス交換」との「複数選手=複数プレイ」により「局面変化・打開」を図るとの「組織プレイ」が根幹の考え方です。
サッカーの構成としては、
例えば、1プレイヤーの「ナイスパス」で敵陣型に切り込み、そこから受け手であった現ボールホルダーのドリブルやシュートの個人プレイにより、局面を変化・打開させる、つまり、「1プレイ毎に完結」し、その完結局面毎に、次の攻撃策を取り組んでいく方法が基本ですが、
「パスサッカー戦術」では、
前例ですと、受け手は更に他選手へのパス交換に連続させ、その連続を継続する中で、敵陣の突破やチャンス創出を図りだすものとなります。つまり、「1プレイでは無く、複数(パス)プレイの固まりで完結」するものです。
大きな効果・成果、そして狙い・目的は、
(1)相手チェック・ボール奪取プレイの前にパス交換し、「ボール奪取」を回避出来、ボール支配時間が急増する。パスミス以外は「ボール保持」が可能で、敵ボール保持時間の減少=敵攻撃時間の減少に直結する。
相手攻撃時間を奪う事で、守備へ絶大な効果を狙えるものです。
(2)パス交換により、フリーエリアへの即時進出・攻撃、敵陣揺さぶりによるエリアカバー・マンマークのズレ・キャップによるフリーエリア創出・攻撃を展開できる。これは、速攻時は当然、遅攻時になっても、多彩な攻撃方法・手段による攻撃を可能とし、攻撃・得点力を急上昇させるものです。
2.パスサッカー戦術の必要条件(実践ポイント)
パス交換は、出し手(パス供給元)と受け手(パスターゲット)で構成されますが、
パスサッカー戦術では、
①パス供給元(出し手)の「適性」=パス能力を問われますが、
②相対するパスターゲットも大変重要となります。
先ず、
①パス供給元ですが、
パス供給元となるポジションは、
ロングパス;GK・DFライン・ボランチライン⇒攻撃陣
ショートパス;DF・GK⇒ボランチ⇒攻撃陣 となります。
そのため、GKとDF選手には、本来能力+パス能力が求められ、GKでは、ソンユン+高パス能力の菅野獲得となった理由です。DFは、福森・横山・菊地・河合・石川の高パス能力選手が多数おり、浦和の阿部や遠藤役は豊富です。また、ボランチラインでも、兵藤・宮澤・稲本も高パス能力選手で、福森コンバートや、DF陣の本来ポジション復帰もあり得、充分な選手層となっています。荒野のボランチ起用はこの原因で減少しそうですし、中原・前寛(永坂)のレンタルも櫛引の離脱もこの点が主因で、要成長項目という事です。
この点は、ミシャ新監督によるキャンプでのポイント必至です。
②実は、①と同様、否、①以上に重要なのが、パスターゲット(受け手)です。先に結論ですと、「パスサッカー戦術」実現での、コンサ現状での最大不足課題です。当然、ミシャが最大限の強烈指導箇所となるものでしょう。
と言うのは、
パスは、出し手がどんなに優れていても、パス交換成功となりません。
その理由は、パス交換には、
・豊富なパスターゲット数=成功確率の高いターゲットを選択
・パスターゲット先状況=ターゲット先の成功確率
・パスターゲット選手能力=J1レベルは最低条件
が必要で、それが「成功率」を大きく上下するからです。つまり、「パスサッカー戦術」とするためには、絶対条件が「高パス成功率」であり、そのために、「出し手」と同様「受け手」の高レベル化が必要となる訳です。
選手のパストラップ能力は、試合起用可否条件で、J1レベル条件は絶対です。そして、
パスターゲット数とターゲット先状況は、密接に連係し、同一対策の中で対応出来ます。
「パスサッカー戦術」では、
パスターゲットは、前線=FW+2SHの3人だけではありません。サイドのWG・SBも含む【5人】がミシャ特殊戦術です。
そして、攻守切り換え時点=ボール奪取の瞬間、GK・DFラインから5選手にロングフィードが飛んで来ます。当然、敵陣は、帰陣未能状態で、そのままトラップ出来れば、数的優位・大スペース等の大得点機・決定機です。
問題は、その瞬間、ターゲット位置・ポジションに居るか?準備出来るか?のポイントです。 選手構成によっては、5トップは困難で、2~3トップともなり兼ねないが、そのターゲット数を増加出来るかどうかが、キャンプのメインテーマとなります。
同時に、特にサイドのWG・SBは、一転、守攻切り替わり、守備となった瞬間、SBポジションへ全速スプリントで帰陣が求められます。
ターゲット=前線選手の条件を確認しましょう。
(1)決定力、得点力
(2)ゲームメイク力(パス能力)
(3)プレイ予測、予想力
(4)ポジショニング力
(5)運動量とスプリント多回数力
が必要となりますが、
コンサ現戦力は、
(1)決定力・得点力 ;ジェイ・都倉・ヘイス・ジュリーニョ・チャナティップ・小野・兵藤・駒井・三好までが当確ラインで豊富で数は問題なし。決定率のバラツキはあり、特に都倉・チャナティップの改善が重要。
(2)ゲームメイク・パス能力;ジェイ・都倉・ヘイス・ジュリーニョ・チャナティップ・小野・兵藤・駒井・三好・石川は当確で、戦術実践支障はなし。早坂・荒野・菅は実戦起用は厳しそうですね。シーズン内での成長次第。
(3)プレイ予測・予想力、ポジショニングは対で一体。;ジェイ・都倉・ヘイス・ジュリーニョ・チャナティップ・小野・兵藤・石川・駒井・三好までが当確。
(4)運動量・スプリント力;ここが問題です。(1・2・3)は充足しても、ここが大課題で、(3)プレイ予測力による早いポジショニングで補正するしかないでしょう。;都倉・チャナティップ・兵藤しかいなかったため、駒井・三好・白井を獲得し補強した訳です。特に、最大運動量・スプリント数となるサイドは、現有選手は全員当確ラインに至らず、スタメンのため、駒井・三好のR・LWGとバックアップの両サイド可能な白井を獲得し、菅・早坂・石川・ジュリーニョをピンポイントバックアップとする態勢で乗り切る計画ですね。運動量とスプリント力を軸に、新選手のポジションチェンジ発掘もあり得る所で、荒野・ミンテ・進藤辺りが候補ですね。
3.戦術による効果
得点力アップと失点減少の効果と同時に
「パスサッカー戦術」は、「戦術理解力」「プレイ予測力」を中軸に、「考えながら走るサッカー」「運動量とスプリント力」「パス交換力」を上昇し、「ボール支配時間」を延長し「自チームによる試合展開・コントロール」を図り、「見ていても、やっていても愉しいサッカー」により「戦績」も上げるもので、チーム全体、トップから育成層まで一貫した戦術での「個」の育成により、将来にわたる人材輩出チームとするものです。
以上 「パスサッカー戦術」は今後のコンサの中核となりますが、その中での過程と課題につき、少しだけ確認出来たのでは?!と思います。
頑張れ!コンサ!!
2017年12月25日
皆さん、お久し振りの投稿、失礼致しました。
下記⑥稿掲載後、選手獲得、契約更改リリースを待っていましたが、コンサも仕事納めとなり、新たなリリースは、来年持越し状態の様で、再開したいと思います。
ここまで、〜進化〜 2018シーズンへの展望 シリーズも、
①「選手保有戦略 基本戦略の振り返り」
②「選手保有戦略 第2弾上位への戦略」
③「ミシャ監督流~1~」
④「ミシャ監督流~2~」
⑤「ミシャ監督戦術のコンサ導入・定着・消化のためのステップ」①
⑥「ミシャ監督戦術のコンサ導入・定着・消化のためのステップ」②
と検証、確認を進めて来ましたが、基本事項をあらためて確認したいと思います。
⑦「戦力上昇戦略」についてです。
では。
1.戦力上昇の手段・方法
先ず、戦力は、A.潜在戦力とB.現在戦力に分かれますね。
A.潜在戦力
=本来戦力
=各選手が最大値のパフォーマンスを発揮した総合値です。
チーム作りの出発点は、このA.戦力を上昇、ランクアップさせる事で、
方法論は、a-①保有選手・チームスタッフの入れ替え、a-②保有選手のパフォーマンスレベルアップ、に限定されます。
一方、
B.現在戦力
=潜在戦力値に到達する過程時点の戦力値
=戦術内容・戦術理解・戦術消化毎に、その現状により大きく数値は変動
潜在=本来戦力値100%実践を目指し、ひたすら実践値の上昇を図る事で、方法論は、b-①戦術内容のレベル・ランクアップ、b-②戦術の理解と消化を進める練習・トレーニング、の2方法に限定されます。
この大前提から具体的な事項を見ると、
A-監督交代・コーチ陣整備
A-未活躍=現在と将来の両面=選手の契約非更新・新有力選手の加入交渉・現保有選手の契約条件交渉によるモチベーションアップ
A-優秀監督・コーチによるトレーニング方法改善
A-キャンプイン事前個人トレーニング・キャンプトレーニングのスケジュールと内容と方法・練習試合
B-課題改善のための戦術変更の設定による改善
B-変更戦術の選手への説明・指導による理解
B-戦術実践練習-消化度評価-レベルアップ練習 のサイクル・反復練習
B-練習試合(チーム内試合・対外試合)による評価-レベルアップ練習
と、A・Bの両面での「戦力アップ」が、現在~今後の日程・活動の中心です。
2.コンサ現状と効果・展望
チーム構築の中心・中軸は、「監督」ですね。
最大の「戦力アップ策」が、名将・智将「ミハイロ・ペトロヴィッチ=ミシャ」の監督招致成功です。
「ミシャ」効果は、上記の通り、A・B両面の全項目で「大幅改善・大幅レベルアップ」に繋がります。
「ミシャ」は、兎角特殊戦術【ミシャ式・ミシャ流戦術】に注目が集中しますが、それも強烈ですが、なお一部分のみで、「人格・姿勢・知識・経験」の4項目で「ワールドクラス」レベルの優秀さで、「接する人(選手もチームスタッフもサポーターも)全て、その魅力から、すっかり<ファン>となってしまいます」。
その想定される効果を列挙しますと...
①最も基本部分で、
選手・チームスタッフ・そしてサポーターまでも、
「自己の将来像(夢)を明確化され、
そのための課題を正確に認識し、
その課題解決の最短方法を理解し、
その課題解決努力=練習に打ち込め、
結果、大きな能力成長を実現し、
より高く・将来像(夢)に近づく自己に大きな自信・達成感を獲得し、
高いチーム力に自信と誇りを獲得」するもの。
つまり、「選手・チームスタッフ・サポーター、チーム戦力の急成長」
②現存最高効果戦術の選手・チームスタッフ・チーム全体での理解と実践により「より高い攻守値・より効果の高いプレイ・チーム戦力上昇により戦績急上昇」
③計画的な「戦力アップ」ステップの実行、計画的な「選手育成」の獲得により、チーム経営の計画的な進行により、コンサドーレ全体の成長成功
ちょっと、具体的に...
④選手・スタッフに多数の「ミシャ信奉者・ミシャファン」が産まれ、監督~コーチ~選手の一体感とコミュニケーション力が急上昇
⑤選手・スタッフに「ミシャ式」を始めとした「戦術理解・浸透」が急速に進み「選手間一体戦術」が完成し、実戦での「戦術統一実践」が実現
⑥選手・スタッフの「適正な自信・誇り」から「チームへの強い一体感・充実感・闘志」獲得
⑦現在課題の「練習課題・メニュー・方法での 思い付き型・固定形式型・非効率型」を脱却し、
「計画的・目的合致型練習課題、適正練習内容と方法による練習実施、検証・評価による適正化」により「練習の大幅改善」が進行。このメソッドと担当スタッフは「コンサの資産」として、継続資産・育成年齢層への波及と浸透、その結果として「育成のレベルアップと育成選手排出力の急上昇」獲得
⑧実戦での「監督力」が急上昇し「戦績上昇」;事前の戦術とメンバー選択、試合途中の指示・指導の活性化、メンバー交代の適正化
⑨「選手」毎にも「プレイ課題」が明確となり認識も浸透しますが、特に「ポジション毎」に「詳細な課題設定と取り組み」が実行され、明らかに「プレイの質・内容」に大・好・変化がもたらされます。
⑩「各代表選手」も排出
⑪リーグ順位は、「現実的な11位」がステップアップし、「上位」へ肉薄しそうです。
以上の通り、「ミシャ監督」の直接・間接効果で、これだけの「戦力アップ」が期待できます。
更に、従来の「戦力上昇策」であった「新戦力選手獲得」競争は、
極小範囲に集中の「サイドポジション+可能なら前線」とGKのみとなり、
現2017-2018シーズン間で実施されている、他チームの大量選手流失・大量移籍加入の「選手入れ替え」戦略とは、大きく決別した戦略を展開しています。
その理由は「現有選手の急成長」と「優秀戦術の実践」により「大幅な戦力アップ」が可能となるから、との見通しによるものです。
これが、2018シーズンへの「戦力アップ戦略」です。
・・もう既に、「サポーターの夢は拡大・開花し始め・・・」ますね。
何れにしても、1月10日頃の「ミシャ来札」から多くはスタートですね。
それまでの「1月5日以降1月12日までの1週間」で「契約更改」は完了し、全力投入で「ミシャ・キャンプ」へスタートしましょう。
ジェイBは、「?●◆円で契約更改」も気になりますが(背一杯の・ただご希望には大分ダウンで将来へ持ち越しかと・・?)、コンサとサッポロが大好きで、それが決め手の契約更改成約ですね。感謝・感謝!です。
という事で、現在の選手保有想定を確認し、終稿とします。
〔契約更新 決定〕 9(内、育成1・外国籍2・提携国1)
25 GK ソンユン 4 DF 河合 24 DF 福森 44 MF 小野 40 FW 藤村 2 MF 横山 15 MF 菊地 18 MF チャナティップ 20 MF ミンテ
〔契約更新 見通し〕6(内、外国籍2)
32 DF 石川 17 MF 稲本 9 FW 都倉 11 FW ヘイス 16 FW ジュリーニョ 6 MF 兵藤 6選手で決定と合計し15選手。
〔交渉中等、未定〕14(内、育成9)
〔レンタル(元)〕 6内2名完全移籍決定
GK1・DF4・MF1ですが、
レンタルバックは、GK阿波加確定、
他のレンタルバック候補は、MF中原のみ、DF櫛引・DF前貴は、本人の希望で、名古屋と山口への完全移籍で放出。
〔契約非更新 決定〕6(内、外国籍1)
1 GK 金山 ・・岡山へ移籍
30 GK 杉山 ・・東京ユナイテッドFCへ移籍
5 DF 増川 14 DF 上原 19 DF 石井 23 MF マセード
〔新加入交渉中〕現在3選手獲得濃厚;GK 菅野(現J2京都)、MF駒井(現浦和・ミシャチルドレン)、三好(現川崎)。FW渡(現徳島・2017J2得点王)は失敗。全員成功となると、なお加入可能枠は4名残枠。
交渉中全選手が契約更新し、新規加入3選手を加えると、32選手(内、育成10・外国籍4・提携国1)で、(25選手保有枠制限に対する)A契約の新規加入枠残数は4選手分(外国籍・提携国枠は満了)という所。
ミシャ監督からの「新規獲得要請ポジション」も、攻撃陣の「SB・WG」で充足し、これ以上の獲得交渉は当面停止、の様ですね。
2017年12月16日
~進化~2018シーズンへの展望~⑤戦術展望その②
~前ブログに続き~
(1)a.パターン=攻守切り替え・ボール奪取タイミング(局面)=
・ミシャ式・・
DFラインか中盤ラインで「ボール奪取」からの攻撃スピードが「超速カウンター」で展開し第1得点チャンスアタック;
「超速攻守切り替え」は2つのポジションで大きく動きます。
㋑「パス供給元」・・ミシャ式では、DFと中盤の選手条件に「フィード・パス力、ゲームメイク力」のテクニックとヘッドワークの両能力がある「守備選手」とされます。これは、「ボール奪取の瞬間でのパス供給タイミング」と「高精度」と「攻撃プレイ予測力」で、そのため「MFやFWのヘッドとパス能力選手の守備ポジションへのコンバート」が多発されるもの。例えば、浦和の阿部・遠藤・森脇・那須、広島の水本・塩谷は元ボランチ・サイドなどのMF、浦和槙野は元FW。コンサも、横山・菊地・河合・ミンテ・福森も全員MFのボランチで、高い適正選手で、十分可能ですね。
㋺「CF・両SH」は当然、「両SB(WG)」が前線へ飛び出し、そのスピードは、相手選手帰陣より速いか、同程度で、「攻守切り替えの瞬間」超スプリント力で前線へ進出し、パス供給の受け手となります。つまり「攻守切り替え」と同時に、前線5選手のスプリント開始で3~5秒でターゲットエリアへ侵入・到達し、ボール奪取者のDF・中盤から、奪取後、3秒でパス、5秒でパスの受け手でのパスレスポンス・コントロールから、相手守備陣未整備状態で、シュートチャンス構築が7~10秒、との「10秒アタック・シュート」となります。
この時のシステムは、〔5-4-1〕⇒〔3-2-5〕と変化します。
(2)b.パターン=前線に「5攻撃ライン」の5選手ライン構築からの第2シュートチャンス構築=
(1)での得点・シュートチャンスが作りない場合、「前線5トップ」戦術で、相手守備人数より数的優位を狙い、ポストプレイやドリブルも利用し、ギャップ・マークずれ・スペース作りで、相手守備陣形を崩す狙いの戦術。その際、Wボランチの一方を攻撃陣の底で、サイドチェンジのパス廻し・縦のスルーパスやショートパス役、2次ボール回収役とし、その下に、Wボランチのもう一方が参加した最終DF守備ラインで「相手のボール奪取からのカウンターリスク」を防御する戦術です。
システムは、(1)の〔3-2-5〕⇒WDHの片方がアンカーポジション、もう一方は、DFラインへ下がり~CB・DH・CB・CB~の4枚最終DFライン⇒〔4-1-5〕にシステム変化。
(3)C.パターン=「遅攻の攻撃時間帯」=
(2)でも得点・シュートチャンスとならず、そのまま「遅攻」となった場合、実は(2)システムには欠点・欠陥があり、その修正の戦術です。
(2)システムは、攻撃陣の底に「アンカー役」のWボランチ(DH)の片割れの1選手が、パス交換や縦パスのパス出し手となりますが、逆に、相手は「1人」のためターゲットとして集中アタックが容易で、「パスカット・チャージ」を多発され、しばしば、その餌食で「ボール喪失」が発生します。そのため、最終DFラインを1列上昇・進出し、「攻撃陣の強化」のため、両サイドCBを1列上昇し、(2)のアンカー役DH1枚はDFラインへ下げ、3枚の最終DFラインを~DH・DH・CB~との並びで構築するシステム変更・戦術です。
システムは、〔4-1-5〕⇒〔3-2-5〕と変更します。
最終システムを図示すると、
SB(WG) SH CF SH SB(WG)
CB CB
DH DH CB DH
GK
・コンサ現行戦術・・
3つのステップ毎、システム変化はしますが、
a.攻守切り替え時
〔5-2-3〕⇒〔3-2-2-3〕となり、サイドはWボランチのやや上位置程度で、攻撃参加もどちらかのサイドのみで攻撃と反対サイドは守備的ポジションに低下し、攻撃は4枚程度で、速度・突破力も小さく、前線の個の力頼みで、成功確率は大きく低下し、低得点力の原因。
c.攻撃時間帯
システムは、a.と変化なく、パス交換・サイドチェンジ・縦スルーショートパスも、参加選手数が少なく、パスの出し先数やタイミングも乏しく、逆に、少ないターゲット=パスカット・チャージターゲットの絞り込み・集中が可能で、ボール喪失も多発し、リーグの中でも低レベル攻撃力。
システムは、〔3-2-2-3〕⇒〔3-2-5〕に変化し、パス交換役などの「底位置」にWボランチで、2次ボール回収も行います。逆に「ボール喪失」からの相手カウンターには、Wボランチ2枚が第1防御ライン、その下のDF3枚が第2防御ラインとの戦術。
b.セットプレーが数少ない得点チャンスでしたが、驚愕・絶好調ジェイの個の力の得点も。ただし、ジェイが消えた瞬間、跡形も無く消失する危うく・魅力的な得点獲得力で、チーム固有戦力とは言えないものですね。
と長短が多く、総括すると、「高い得点力の攻撃力」とは言えないものです。
●コンサ現行戦術の弱点、低攻撃力打開する「ミシャ式」は圧倒的な「攻撃力・得点力差」で、即座に採用すべきですね。
●問題点は、
㋐「前線選手:FW・SH(シャドー)」と「両SB(WG)」の前線への侵攻スピード=「攻守切り替え後、3~5秒でアタックエリアへ侵攻」の能力(=スピードと反復連続のフィジカル)
㋑「前線選手:CF・SH」の決定機構築力とシュート決定力
㋒「両SB(WG)」のサイド攻撃力(エリア突破力・ピンポイントクロスパス力)とゴール前への侵攻力、逆サイド攻撃でのSUBクローザー力(シュート決定力)
㋓DFと中盤のパス供給元の「ロングとショートのピンポイントフィード・パス力」 が必須条件となる点です。
現有戦力・選手を当て嵌めると、
「前線選手(CF・SH)」は
㋐・・3~5秒アタック判定は、
速い順で、内村-都倉-(菅)-チャナティップ-ヘイス-(兵藤)-ジェイまでの7選手が合格圏内で、ジュリーニョ-小野-金園は遅延気味。しかし、新規加入交渉中の「FW渡」は、内村よりも速く、スピード牽引役となれる有力選手で、ミシャ戦術の実践レベルアップのために獲得交渉をする理由でしたが、獲得断念との事。
㋑・・決定機構築力=ゲームメイク力は、同じく能力順では
チャナティップ・小野-ジェイ・都倉・ヘイス・(兵藤)・ジュリーニョまでが合格圏、金園は圏外。新規加入候補「FW渡」はギリギリ合格圏内。
・・シュート決定力は、同じく能力順では、
ジェイ-都倉がスーパーJ1レベル、-新加入候補「FW渡」-ヘイス・ジュリーニョもJ1レベルで計5名がスタメンクラス、-(兵藤・菅)・小野・チャナティップの4名が準J1クラス-内村・金園はJ2クラス。
㋐+㋑で「ミシャ式での適正能力選手」は、ジェイ・都倉・チャナティップ・ヘイス・兵藤・菅・小野にプラス渡の7選手が「前線」可能選手です。
「両SB(WG)」は、
㋐・・前線への侵攻スピード=「攻守切り替え後、3~5秒でアタックエリアへ侵攻」の能力(=スピードと反復連続のフィジカル)が大前提能力で、その上に、
㋒・・サイド攻撃力(エリア突破力・ピンポイントクロスパス力)
ゴール前への侵攻力
逆サイド攻撃でのSUBクローザー力(シュート決定力)です。
現保有選手では、特に㋐能力が必要能力に達していません。
両サイドは、SBとして守備時の「5バック」のDFラインの最終ポジションから、一気に最前線の「前線5トップ」位置までの自陣と相手陣との縦広大エリアを激しく、何度も反復の上下動を実践しなければなりません。
攻撃切り替えの瞬間「最前線」位置へ、
逆に守備切り替えの瞬間「最終DFライン」位置まで、
最短時間=5秒=の最速スピードでのスプリントでポジショニングし、
且つそのロングスプリントを何度も反復するフィジカルが必要な訳です。
しかし、実戦試合では、当然1試合一杯フィジカルが持続できず、後半途中でのサイド選手交代で、その戦術の1試合中徹底を図る事が頻発しています。
そのスピードと激的なスプリント数能力については、
◎スピード・・右;早坂-ミンテ・(荒野)の順ですが、必要レベルに未達。左;菅-石川・田中・ジュリーニョの順ですが、こちらも必要レベルに未達、で、左右共にスピード不足で、新規加入交渉の右;駒井(ミシャ式実戦経験多数で実績による適正能力証明済み選手)、左;三好は「スピードスター」の条件合致選手で、どうしても新規加入を成功させたい事情です。
◎何度もスプリントのためのフィジカル保有・・右;早坂・ミンテ、左;石川-菅-田中まで必要レベル。左-ジュリーニョは不足気味。
しかし、ここでも、新加入候補の右;駒井、左;三好は必要レベル超え能力で、「ミシャ式」の実践実現が十分可能となります・。
なお、㋒能力は、右;新加入候補MF駒井-早坂は必要レベル到達、左;石川-新加入候補MF三好-菅-ジュリーニョまで、必要レベル到達で、右;荒野、左;田中は不足レベルです。
さらに、SBとしての守備力は、左;ジュリーニョ・菅がやや不安定以外、必要守備力を保有しています。
という事で、㋒のWGのスピード・テクニック+SBの守備力+激しい上下動のフィジカルを充たす選手は、
右;新規加入候補駒井が当確、やや不足が早坂、左は新規加入候補三好が当確、やや不足で石川-菅、更にかなり不足でジュリーニョとなり、「ミシャ式」の実戦が可能となります。
「中盤DH(Wボランチ)」は、
㋐局面変化に合わせた適正ポジショニングと役割変化
㋑中盤・DFライン共通した「ボール奪取力」
最も重要な能力が
㋒「前線5トップ」への「パス供給役=高精度パス・フィード力」。
コンサ現選手に嵌めると、
ボランチ;兵藤・宮澤・稲本・(菊地・横山・河合)の6選手は適合能力。荒野・ミンテは㋒のパス供給能力に不足。前寛は㋐㋑㋒全能力でJ2レベルで圏外。実質3選手では選手数が不足で、現SBの石川・CB福森も有力適正候補です。
最後に、「DF」は、
㋐守備時、攻守切り替えスタート時は、DFラインで堅守。
守備力と同時に、前線5トップへの「パス供給役=高精度パス・フィード力」が必須能力となります。
㋑攻撃時は、第1段階は、1DH(ボランチ)を加えた4枚DFラインを、攻撃陣の下まで位置取りを上昇して設定のポジショニング、堅守
㋒攻撃時間帯の、第2段階は、1CBは、2DHとの3枚DFラインで堅守。残り2CBは、両サイドに1列ポジションアップし、パス交換を中心の攻撃参加となり、スルー・ショート縦パスやサイドチェンジパス、逆サイドWGへのフィード能力が必要となります。
という事で、強靭なフィジカルを基にした守備力・ボール奪取力・空中戦支配力を前提に、パス供給役能力、攻撃参加でのパス能力が必要で、
現有選手に当て嵌めると、
現スタメンの横山・菊地・福森はリーグ上位レベル、石川・河合もリーグレベルで、合格圏内、進藤は成長中で少しパス力に自信が無いが、ギリギリ圏内で、6選手。ポジショニング・パス供給役に甘さの多いミンテはやや不足で、選手数拡大のため、FW金園のコンバート、レンタル中櫛引のレンタルバック・復帰も有効です。「ミシャ式」は現有選手で可能です。
2.以上の通り、「ミシャ式・ミシャ流戦術」のコンサ導入は、必要選手は、左右両SB(WG)以外は、現有選手で可能です。
そのため、キャンプインまでに両SB選手の新加入を完了し、
キャンプで、キャンプイン直後から、
適正選手による「ミシャ式」の理解→認識浸透→実践プレイテスト→反復練習でプレイレベルアップ→テストマッチ(TG)で実践度の確認・テスト・問題点確認⇒「ミシャ式戦術」の消化、との過程・ステップアップを進められますね。
「ミシャ」は、キャンプ終盤の「TG浦和戦」の起用・テストメンバーにより、第一次「ミシャ式による開幕・シーズン開始時中心メンバー」を策定する、とリリースしていて、上記ステップを想定しているという事ですね。
現時点での懸念点・解決課題は、「前線5トップ」の「スピード・フィジカル・サイドアタックテクニックを持つ両SB(WG)」と「スピードとシュート決定力のある前線(CF・SH)」の新規加入交渉です。
FW渡、DF亀川の断念との事態は、当然想定され、速やかに、他の複数候補設定と断念の瞬間に交渉開始が絶対です。高能力で、価格も適正な選手は、12月中旬までで終了します。その後の交渉は、能力のブレか、価格のブレのどちらかの選手の交渉となり、
1月13日~14日プレトレーニング
1月16日~ 沖縄キャンプ には参加とすると、あと1か月を切ってしまっているタイトなスケジュールです。
今回は、新「ミシャ式」キャンプとなり、初日から十分な練習を開始しなければ、シーズン開幕中心メンバーには大きく出遅れとなり、低パフォーマンスの効果になる事必至です。
以上 大変長文な掲載・内容となりましたが、「ミシャ式」解析・検討には、避けて通れないもので、有難うございました。
2017年12月16日
~進化~2018シーズンへの展望~は⑤戦術展望その①にトライしてみましょう。
~進化~2018シーズンへの展望~
①「選手保有戦略 基本戦略の振り返り」
②「選手保有戦略 第2弾上位への戦略」
③「ミシャ監督流~1~」
④「ミシャ監督流~2~」と点検・研究を進んで来ました。
⑤は、ミシャ監督戦術のコンサ導入・定着・消化のためのステップ確認の観点から、「2018シーズン戦術」を展望してみます。
その前に、一項目確認です。
現在、次シーズンへの懸命な努力・闘いが展開されています。
≪戦力アップこそ次シーズンの成功結果とチーム成長がかかっている≫との命題に対して、チームスタッフはひたすら・ギリギリの戦力アップの死闘を担っている訳ですね。一方では、水面下で表面には出てきませんが、来シーズンに「勝負を懸けた選手が秘かに、必死の努力」をしている事でしょう。その数・割合が、次シーズンのチーム成績・結果に直結し、新監督の下での各選手の「キャンプイン取り組み状況」で表面化します。
なんでも、全て、「良い準備」が、全てのスタートそのもので、「戦う前に既に勝負は決している!」との言葉通りですね!!
「次シーズンへの戦力アップ」活動について表面化しているのは、
〔契約更新 決定〕 5(内、育成1・外国籍1)
25 GK ソンユン 4 DF 河合 24 DF 福森 44 MF 小野 40 FW 藤村
〔契約更新 見通し〕8(内、外国籍3・提携国1)
32 DF 石川 2 MF 横山・15 MF 菊地(両選手レンタルから完全移籍決定、あとは本人との契約交渉ですね)17 MF 稲本 18 MF チャナティップ 9 FW 都倉 11 FW ヘイス 16 FW ジュリーニョ の8選手で、決定と合計し13選手まで保有見通しで交渉中。
〔交渉中等、未定〕 17(内、育成9・外国籍1)
交渉中全選手が契約更新となると、30選手(内、育成10・外国籍5・提携国1)で、25選手保有枠制限に対するA契約の新規加入枠数は「6選手」分(外国籍・提携国枠満了)です。
〔レンタル(元)〕 6(内、外国籍1・育成5)
GK1・DF4・MF1ですが、レンタルバックは、GK阿波加は必須で、候補は、DF櫛引・MF中・DF前貴=本人の希望で山口への完全移籍で放出=があり、30選手にその分上乗せ。
〔契約非更新 決定〕6(内、外国籍1)
1 GK 金山 ・・岡山へ移籍
30 GK 杉山 ・・東京ユナイテッドFCへ移籍
5 DF 増川 14 DF 上原 19 DF 石井 23 MF マセード
契約交渉前での非更新は6選手。あとは契約交渉での決裂・退団があるかどうか。
〔新加入交渉中〕現在3選手獲得交渉。全員成功となると、なお加入可能枠は3名残枠。
GK 河田(現甲府)、MF駒井(現浦和・ミシャチルドレン)、DF亀川(現福岡)困難で、三好(現川崎)に対象変更、FW渡(現徳島・2017J2得点王)は断念
・・駒井・三好はレンタルで濃厚。全対象が、25歳以下の高資質選手で、チーム年齢構成高目の解消と高い成長性・将来性の対象候補で、新規獲得候補の基本戦略の様ですね。
では、次シーズンの「戦術展望」です。
1.「ミシャ流・式」戦術は、前2回に渡り確認した通りですが、
「ミシャ式守備時」戦術は、現行コンサ戦術とほぼ同一で、直ちに実践も可能です。
①基本システム【3-4-2-1】は、ミシャ式、コンサ現状の共通戦術で、確定ですね。
②「守備時戦術」は、ミシャ式とコンサ現状とは少しだけ相違点はあるもほぼ同一戦術。
〔同一部分〕
SB(WG)が下降し【5バック】DFラインにより、
●最終ラインの全エリアスペースをカバーと、
●相手前線選手数4枚に数的優位で、ボールホルダーに≪2:1≫、その他3枚はマツチアップの選手同数で、ボール奪取狙い の戦術。
〔相違点〕
・ミシャ式・・DFライン2列目をWDH(ボランチ)+両SH(シャドー)が両DHの横位置まで下降し、並列の4枚ラインを構築し、〔5-4-1〕システム。
・コンサ現状・・DFライン2列目はWDH(ボランチ)の2枚で、両シャドーは、相手DFラインへアタック出来る位置取りで、CFの斜め後ろ、WDHの斜め前位置か前線3枚並列となり、〔5-2-2-1〕か〔5-2-3〕システム。
・・・
ミシャ式は、DFライン2列目も横4枚で、相手選手数と同数・マツチアップで、また、横4枚で全エリアスペースカバーとなり、「中盤支配・自在なボール廻しの完全阻止とパスカット・チャージ・2次ボールキャッチのボール奪取狙い」の戦術。対して、
コンサ現行戦術は、ミシャ式に比べると、両SHが前線に近く攻撃枚数が多くなる筈との狙いですが、「Wボランチ脇・斜め前後スペース」カバーが甘く、そこで、相手に数的優位のチャンスも発生し、実戦でも、Wボランチ脇スペースの突破・アーリークロス・ボランチ引きずり出しに嵌り、結果バイタルに大穴スペースを作られ、自在なラストパスやミドルシュートでの失点も弱点の一つでした。
●コンサ現行戦術の狙いの「多い攻撃枚数」が確保されれば、数的不利も無く、リスクスペースも無い「ミシャ式」の方が、確実に「中盤守備力が向上」し、「堅守強化」と「ボール奪取力」上昇による「攻撃切り替え回数」も増加となり、「ミシャ式」直ちに採用が正解です。
●守備時は【5-4-1】システムで、最終DFライン、2列目中盤ラインの「超強力ブロック」守備戦術ですね。
③攻撃時
・ミシャ式・・「特殊戦術」とされる独自戦術で、
a.DFラインか中盤ラインで「ボール奪取」からの攻撃スピードが「超速カウンター」で展開し第1得点チャンスアタック、
b.そして、更に前線に「5攻撃ライン」の5選手ライン構築からの第2シュートチャンス構築、
c.更に「遅攻の攻撃時間帯」
と3段階の攻撃ステップとなり、そのステップ毎に、システムを可変する戦術です。
・コンサ現行戦術・・
a.DFラインと中盤ラインとで「ボール奪取」からの「攻守切り替え」開始の時間は、「超速は程遠く、相手の即時帰陣によるプレス低下にて自由に出来る守備陣形整備と前線3選手の相手陣侵入」時間の後に、前線・サイドへのロングフィードからのポストプレイと流れたサイド突破への「超遅カウンター?」を仕掛け、前線の高フィジカル・空中戦の得意選手の個の力・プレーで、シュートチャンスを目指す。
b.その派生、チームストロングポイント「セットプレイアタック」
c.「遅攻」での効果的な敵陣突破は、チャナティップやヘイスなどの個の打開でのスルーパス程度のみしか有効策は無く、低攻撃力で、得点獲得実績は乏しいもの。
と同じく3段階の攻撃ステップはありますが、その有効性は「セットプレーと個の打開」に限定され、ジェイの様な「個の力」の好調継続が必須条件というところ。同様にシステムは変化しますが、ミシャ式とは根本的に「構想」が別レベルです。
~ここで、一旦終了します。続きは次ブログに~
2017年12月11日
前ブログの続編
~進化~2018シーズンへの展望④~ミシャ監督流点検その②です。
「ミシャ流・ミシャ戦術・ミシャ式」の概略を再掲載し、その具体的な内容の点検を。
~再掲載~
【目指すサッカースタイル】
①攻撃的サッカー・守備にリスクを掛けてまで行う「攻撃型サッカー」
②GK・DFからパスを繋ぐ「モダンサッカー」
③オシムと同じコンセプト「考えて走るサッカー」
④「仕事」との表現の「相手に合わせた守備的サッカー」も使用
【特殊型戦術】
⑤「可変DFライン」・・登録はDF3人・3バック、状況により2バック・4バック・5バックとDFライン枚数が可変。DFライン構成ポジションも可変。--「考えて走るサッカー」を選手が消化し、選手間コミュニケーションの中で、発見・産出の戦術
⑥「5トップ」・・登録は1トップ・2シャドー、攻撃時は、+両サイドWG=5人。--ミシャアイデア+選手間コミュニケーションで産まれた戦術。
1.基本戦術の考え方
根本の戦術目的(狙い)は、【攻守共に、数的優位を作り優勢とする】との考え方です。
そのための方法論・メソッドが独創的な「ミシャ独自戦術」という事です。
基本システムは、コンサと同一「3-4-2-1」で、試合開始時スタイルです。しかし、守備時と攻撃時でシステムが変化するというもので、コンサを初め、どのチームでも変化は起きるものですが、その変化の多彩さとポジションを大きく変えるものに独自性があるものです。
コンサの「3-4-2-1」システムと基本型は同一のため、同系列戦術となりますが、その相違点も確認しつつ、
【特殊戦術】の⑤「可変DFライン」⑥「5トップ」を具体的に点検してみます。
2.守備時
基本システム「3-4-2-1」がそのまま守備体型となり、コンサと類似システム・戦術です。
A.基本形 「3-4-2-1」
CF
SH SH
WB DH DH WB
CB CB CB
GK ・・コンサと同型。
B.守備時陣形「5-4-1」
CF
SH DH DH SH
WB CB CB CB WB
GK ・・SHのポジションがコンサよりも低下
コンサも強力攻撃に対すると同型。
これは、中盤~DFラインで、相手と数的優位・同数で「ゾーン」ディフェンスの「ブロック守備」の「堅守」を構築する狙いです。
具体的なマッチアップ図「対4-4-2」を例示します。(以下対戦相手)
GK
CB CB
CF
SB DH DH SB
SH DH DH SH
SH FW FW SH
WB CB CB CB WB
GK
1列目・・1:2 2CBの内ボールホルダー・供給元のみマーク
2列目・・4:4 同数で完全マッチアップ
3列目・・5:4 最終ラインで数的優位
ボールを奪われた場合、
a.パターン・・無理にボールを奪いに行くのでは無く、まずりトリート(想定のポジション取り)し、「5-4-1」のブロック守備形成しゾーンに侵入した相手のみに対しボール奪取を図るもの。基本形です。
b.バターン・・前線付近でボール喪失の場合、前線に進出選手で数的優位でのボール奪取を図り、ショートカウンターを仕掛けるもの。こちらは、外された場合、大カウンターリスク・失点に直結し兼ねず、状況次第。
「堅守」の守備戦術で、「強力攻撃力チームにも効果が高く、失点減少」を狙えるもの。コンサとの最大の相違点は、「選手の戦術理解・消化度」で、迷い無く統一戦術を実践し、結果、高い戦術効果としている点ですね。
この戦術は、コンサ現行戦術と違和感・相違点も少なく、十分高い実践度を今すぐにでも可能ですね!!2017戦術の基本継承部分!!
3.攻撃時
ミシャ流の2大【特殊戦術】は、どちらも、攻撃時のものです。
⑥「5トップ戦術」から派生して⑤「可変システム戦術」が産まれました。
⑥「5トップ戦術」とは、
試合登録上は、FW1人+SH(シャドー)2人ですが、この3人に両サイドMFを加えた5人が前線に出て、
相手DFラインに張り付き、ポストプレー・飛び出しによる流動性・パス交換で、ギャップ・マークずれを付く戦術です。
例示します。
A.4バック対戦
GK
SB CB CB SB
WB SH CF SH WB
DH DH DH
SH FW FW SH
CB DH CB CB
1列目・・前線ラインに5選手が並び、5:4の数的優位で突破狙い
具体的には、
・相手LSB:RWB、相手LCB:RSH、相手RCB:CFとマッチアップすると、相手RSB:LSH+LWBの1:2となり、ワンツーパス・フリックパス等で左SB脇・裏スペースへ突破侵入し、ペナルティーエリアで決定機。
・相手マンマークの場合は、例えばCFがバックしCB1人を引き出し、そのギャップで敵ゴール前にスペースエリアを作り出し、SHが侵入し決定機。
・相手ゴール前をゾーンで守備のため、相手SBがアタック・ボール奪取に来ない場合は、両サイドを深く抉り、ラストクロスパスで決定機。
など、サイド・中央で、自在に決定機を作り出せる戦術です。
B.3バック=5バック対戦
結論を先に。相手と同数となり、選手個々でのパフォーマンス・能力による打開が重要となります。また、攻撃スピードで相手陣形が完備する前の速攻とセットプレーが勝敗ポイントとなります。
GK
SB CB CB CB SB
WB SH CF SH WB
SH DH DH SH
CB DH CF DH CB
CB
GK
1列目・・同数の5:5。
・しかし、前線選手個々のテクニック・独創性・強さ・高さ・賢さで、同数を一局面やエリアで、数的優位やギャップを作り、同数・マッチアップを打破します。
しかし、A.B.どちらも、リスク・欠点を内在し、実際、ミシャ式を当初採用し、圧倒的な大勝と共に、カウンターによる失点多発で、修正が必要となりました。
リスクには、
サイドチェンジの際、攻撃参加DH1人のみでのパス廻しは、ターゲットが絞られ、パスカットを狙われ易く、その回避として、DFラインを上昇させ、サイドチェンジ・縦パス・スルーパスのパス交換元・底を、DFラインとし、パス元を複数化・補強し、パスカットターゲットの集中・ボールロストを改善させるもの。しかし、その分、攻撃時の高いDFライン設定が必要で、一旦ボール喪失・ロストでのカウンターリスクは増大し、その結果「多得点とはなり得るも、多失点での打ち合い勝負」となるものです。
この対策として、ミシャのアイデア+選手間コミュニケーションにより生み出した戦術が、
⑤「可変システム・可変DFライン戦術」です。
「ミシャ流・戦術」が複雑・選手が理解・消化に時間がかかるとされる部分ですね。 できるだけ簡潔に。
攻撃時システムで、~既に対戦システム図に記載済み~
システム図は、
C.攻撃時当初は、
WB SH CF SH WB
DH
CB DH CB CB
GK
となります。
異様なシステムの部分は
㋐「4-1-5」システム(5-1-4ではありません)
攻撃5枚-攻守の繋ぎ1枚-守備4枚の超攻撃バランスシステム
㋑DFラインに「DH1枚」がスライド下降し4枚。
2ボランチの内、横スライドし「1アンカー」
アンカーが攻撃パス交換の底で、サイドチェンジの繋ぎ役と縦パス元
3枚目の左右CBから、対角線のWBへのピンポイントフィードも。
相手との対戦図を再掲載。
GK
SB CB CB SB
WB SH CF SH WB
DH DH DH
SH FW FW SH
CB DH CB CB
GK
相手が自陣へ帰陣前で、
相手攻撃陣4枚VSDHのスライド下降の4枚の同数で、
ゾーンも、マンマークも可能で、カウンターリスク防止。
DHによるシステム変更がなければ、3:4の数的不利で突破リスク。
D.攻撃時継続状態(攻め続ける時間帯)は、更に
WB SH CF SH WB
CB CB
DH DH CB
GK
に変化します。
システム特徴は
㋒「5-2-3」と更に異様なシステム
Cの3列目に居た左右CBが1列上昇、その代替で
Cの2列目の1アンカーのDHがスライド下降しDFライン
となり、3バックDFラインを形成し、
・カウンターリスク防御ライン
・ロストボール回収、パス交換元・底となります。
㋓上昇した左右CBも攻撃参加で攻撃枚数を7枚とし、
自陣に引いた相手ブロック守備の打開を狙います。
この、→C.→D.さらに、守備時へ攻守切り替え時→A.かB.へのシステム変化を「可変DFライン・システム戦術」と呼ぶ訳です。
攻撃時に2段階、守備時、基本型(スタート時)の4システムの使い分けとなりますが、コンサでも、状況設定毎明確な統一規則・手順で、全選手が正しく理解・消化し、実践のため反復練習により徹底されれば、試合実戦では、活発な選手間コミュニケーション(指示・相互確認)での支援・サポートをバックボーンで、十分可能な戦術ですね。
明確なプレイ想定は、選手のプレイ予測力を上昇させ、より素早いポジショニングとの大効果も産み出しそうです。
4.ミシャ流・ミシャ戦術実施の留意点
以上、簡単に、基本・守備・攻撃の局面ごと「可変戦術」を点検しましたが、この中でも、重要な必要点や影響点が幾つか想定されて来ます。
E.選手必要能力(適正ポジション能力)
・全選手「オシム流考えて走る能力」が大前提です。
「WB」・・前線~DFライン間で、激しい上下動量と到達スピード=スプリント力が必須条件。前線5トップのため、サイド突破・飛び出し力、サイドから高精度・強く速いクロスパス能力、ドリブル突破力、サイドからゴールエリアへの侵入力とパス・シュート力、最後に粘り強いボール奪取力と、フィジカル・テクニック・ヘッドワークの3拍子が揃った「優秀選手」が必要です。
【コンサの現戦力;総合力順には、早坂-ジュリーニョ-石川-菅-田中ですが、合格レベル選手はいません。早坂・ジュリーニョ・石川が「スピード=突破力」部分のみ不足で、2017~2018での最大補強ポイントの所以・理由ですね。】
「DH」・・クレバーに、状況・局面ごとポジション変化対応が出来る事が前提で、豊富な運動量・高いボール奪取力の守備力と「アンカー・DFライン」のどちらでもパス供給元としてゲームメイカーの判断力・高精度フィード・パス能力・キャプテンシーとコミュニケーション力が必要です。
【コンサの現戦力;DFラインへ第1変更は宮澤・稲本が適任、アンカー役で第2変更は兵藤・深井・菊地が適任。補強必要性は2次ポイント】
「CB」・・DH同様、局面ごとポジション変更が出来る事を前提とされ、パス供給元としてゲームメイカーの判断力・高精度フィード・パス能力が必要。
【コンサの現戦力;サイドへ流れる変化力の点では河合は困難。システム変化とパス能力・本来のDF守備力は、横山・菊地・ミンテは可能、進藤はややレベルダウン。バックアップとして、2名補強ポイント】
「CF・SH」・・前線でのポスト役・相手DFの引き出しや飛び出しなどのギャップ・マークずれを作る能力・スルーパス・ラストパス力・シュート力・シュート決定力で、カウンター力も高い選手。
【コンサの現戦力;都倉・ジェイ・ヘイスの3拍子選手、チャナティップ・小野の創造性とテクニックでケームメイクとラストパスなど決定機メイカー、飛び出し力の内村・荒野までは十分。守備型FWやスピードを欠く選手は無理。追加の補強は第3次レベル】
F.相手チームの対抗策
結論から言うと、決定的な対抗戦術は未だ発見できていません。Jリーグに登場してから、11年間となり未だ「リーグに莫大な影響を与え続けている」優秀な戦術です。
唯一、有効対策とされていのが,
「完全同型システムのミラーゲーム」戦術の対抗策です。
しかし、「試合は潰し合い・膠着状態で、引き分け続出」と、「勝ち点1のみ」の単純手段しかありません。
ただ、今シーズンの浦和や広島でも発生の「キー選手に集中起用」による「選手故障・コンディション低下離脱」と「優秀選手の移籍・流失」との「戦術理解の中核選手の喪失」は、致命的なダメージとなります。つまり、戦術実践度の急低下となり、「リスク要因のカウンターによる大量失点」で敗戦続出となります。しかし、これは、「SUB選手のレベルアップ・育成」と「コンディション調整」「選手流失防止・阻止」で回避出来るものですね。
以上 「ミシャ流・ミシャ戦術・ミシャ式」を点検してみました。あらためて、この戦術を前提に、現選手、コーチ陣、新規獲得交渉を見てみると、大きく異なる結論や方向性が見えて来ます。今後も、もっと理解を深め、新コンサ構築へ向かいたいですね。
2017年12月10日
~進化~2018シーズンへの展望~第3弾は、避けては通れない「ミシャ監督流」の点検その①です。
広島・浦和戦術の確認となる事から、私も、ちゃんと点検してはいませんでした。しかし、広島・浦和の戦術と推移から、漠然と「この戦術は、コンサの現行戦術と進化過程で繋がっている、実は、コンサ現行戦術の進化の先にあるもの、ではないか」との強い印象を持っていました。
2018シーズンから、先ずは4年間(2022シーズンまで)コンサの基礎・基本戦術として確立し、後から出て来ますが、監督本人は「10年間体制」も念頭にあるもので、年齢的な限界での停止以外、継続の可能性が高いものです。
「ミシャ戦術・ミシャ流・ミシャ式、ミシャスタイル」などの固有名詞ともなっていて、Jリーグの中では全チームに多大な影響を現在も与え続けている「最重要戦術」です。
では、点検開始です。
1.ミシャ(ミハイロ・ペトロヴィッチ)新監督について
最初に、本人の概略確認です。
1957年生まれで現在、ちょうど60歳。旧ユーゴスラビア(現セルビア・ピクシーと一緒ですね。内戦では敵側ですが。)出身で、現在は帰化しオーストリア国籍。
選手時代は、攻撃的MF、ユーゴチームからスタート、オーストリア・ブンデスリーガーで活躍。
36歳引退・同チームで指導者生活となり、初アシスタントコーチの際の監督が、あの「イビチャ・オシム」で「オシム門下生」で、大きく影響を受けています。
その後、オーストリアのチームの監督から、「基本型ミシャ流・ミシャ戦術」を武器に、2006年広島監督就任~2011年の5年間在任するも、広島2年連続累積赤字で、高い監督年俸を継続出来ない悪状況のため、泣く泣く監督契約非更新。大人気から、翌2012年浦和監督へ就任~2017年8月の5年間在任との経歴です。
俗に「ミシャ門下生」と言われる選手は「槙野・柏木・森脇・李忠成・青山・森崎兄弟・佐藤寿人・高萩・興梠・関根・駒井・・」とJリーグに大量な優秀選手が存在します。また、「森保監督を筆頭に、監督・コーチ陣」にも存在しています。
特に「選手育成力」は、既述選手を見ても明らかですが、リーグ屈指で、新人・中堅・ベテラン全てで、強烈な成果を出してきました。
新人選手の育成・急成長、だけでなく、既存選手が「プレイ・テクニック・能力等」を新たに発見・指導・開花され、「個のパフォーマンス急成長」により、一気に「チーム(戦)力も急上昇」とし、強力チームへ変貌させて来たもので、「名将・名監督」のされる理由の一つです。当然の結果として「日本代表へ最も多く輩出した監督」です。
華麗で申し分の無い、但し、年俸が高いのが玉に瑕の、トップ戦術と選手成長能力を持つ名監督です。
本来正しい監督年俸についての考え方は、
高い例えば1億円の監督年俸VS高い例えば1億円の選手年俸 と対比すると、「高い監督年俸」の勝ち!!となります。
これは、監督年俸が少し計り高くとも「その事だけであり」、一方、その代価は、多数の選手の能力アップ・成長となり、結果、高い年俸選手を複数獲得したと同様となったり、戦術・スタイルがチームに定着すると、以降何年にもわたりその代価を受け続けられる事となります。 しかし、高い年俸選手も、1人ではチーム力の増加には一定の影響に止まり、さらに、何年か後に移籍・流失すると、将来のためには、一切何も残らないもので、との理屈のためですね。 ミシャ一人で、チームを大変革でき、チーム力を急上昇出来るのなら、「お安い」との価値になります。
2.「ミシャ流・ミシャ戦術・ミシャ式」概略
(一見複雑そうですが、出来るだけ「分かり易く」記載できればと思います。理解不足の箇所もありそうですが、お許しを・・。)
基本的な特徴を箇条書きで。
【目指すサッカースタイル】
①攻撃的サッカー・守備にリスクを掛けてまで行う「攻撃型サッカー」
②GK・DFからパスを繋ぐ「モダンサッカー」
③オシムと同じコンセプト「考えて走るサッカー」
④「仕事」との表現の「相手に合わせた守備的サッカー」も使用
【特殊型戦術】
⑤「可変DFライン」・・登録はDF3人・3バック、状況により2バック・4バック・5バックとDFライン枚数が可変。DFライン構成ポジションも可変。--「考えて走るサッカー」を選手が消化し、選手間コミュニケーションの中で、発見・産出の戦術
⑥「5トップ」・・登録は1トップ・2シャドー、攻撃時は、+両サイドWG=5人。--ミシャアイデア+選手間コミュニケーションで産まれた戦術。
と概略を拝見したところで、①はタイムアップ。
次回は、「ミシャ流その②」です。
2017年12月08日
~進化~2017シーズンの振り返りと次シーズンへの展望シリーズ~2、選手保有戦略の続編です。
昨日ブログで、J1チームの年齢別保有選手データから、各チーム保有戦略点検と、その中から、「リーグ上位への戦略」を確認してみました。
本日は、その続編で、もう少しだけ、分析してみます。
2017各チームの保有選手数順にチームリストを掲載します。
選手数(A枠超過数) チーム-最終順位-20~29歳数・同構成比・同リーグ順位
54名(29) G大阪-10位-31名-57.4%-⑨
46名(21) FC東京-13位-18名-39.1%-⑰
39名(14) 清水 -14位-20名-51.2%-⑮ C大阪-3位-22名-56.4%-⑩
36名(11) 新潟 -17位-24名-66.7%-③
35名(10) コンサ-11位-13名-37.1%-⑱
33名(8) 甲府 -16位-18名-54.5%-⑪
32名(7) 神戸 -9位-17名-53.2%-⑬ 磐田 -6位-21名-65.6%-⑤
31名(6) 大宮 -18位-18名-58.1%-⑧
30名(5) 柏 -4位-20名-66.7%-③ 横浜FM-5位-19名-63.4%-⑥
29名(4) 仙台 -12位-18名-62.1%-⑦ 広島 -15位-15名-53.6%-⑭
鳥栖 -8位-12名-41.4%-⑯
28名(3) 鹿島 -2位-19名-67.8%-② 浦和 -7位-15名-53.6%-⑫
26名(1) 川崎 -1位-19名-73.1%-①
このリストからは、
(1)上位5位チームは、30名以下の選手数(C大阪のみ例外)です。
(2)下線個所の通り、順位と高パフォーマンス年齢層(20~29歳)のチーム構成比リーグ順位が連動。8チームがほぼ一致。同年齢層の実数はリーグ順位と相関していません。チームの中の比率の問題という事となっています。
この2点は、保有戦略では大きなポイントとなります。
その原因を推測・考察してみると、
A.「少数精鋭」戦略は、資金力の限界がある中、「高いパフォーマンス選手」=「高年俸・契約条件選手」の条件の中、当然の結論となる。
しかし、シーズンを乗り切るためには、「故障・離脱、コンディション低下」への対応のため、一定数は必須となりますね。
そこで、具体的なチーム保有戦略は、
「高能力スタメン11」人
+
「SUB同数11」人
・・交代でパフォーマンス大幅ダウン回避のため、スタメンと同程度ランク選手が一定数必要。
+
「特殊パフォーマンス選手4~8」人
・・ドリブラー・スピードスター・守備要員・高経験値選手等。
=26~30名程度で可能という事です。
B.リーグ戦のみに専念の場合は、上記メンバー数で可能ですが、カップ戦やACL参戦も加算されると、第1チーム・第2チームの2チームを「トップレベル選手」で編成可能な選手保有が必要となり、それが不足の場合は、リーグ戦・カップ戦・ACL戦で、「優先順番」の対応が必至となり、結果、試合対応の強弱により、失敗が多数となっています。
C.30名以上保有の場合、試合実戦機会・経験が乏しくなり、「育成枠選手」わ順調に成長させるには、別途「育成手段・機会」が絶対で、その「育成~成長手段」が貧弱・低効果の場合、「育成枠」から、20~29歳の「高パフォーマンス・チーム中核選手」を獲得困難となっています。
「育成手段」は、
●U-22チームでJ3参戦・・高くの経費が必要。
●他チームへレンタルしより多くの実戦機会で育成・・実戦起用され目パフォーマンスの保有が前提。
●トップチームへ頻繁に積極登用・・極限定の少数機会のみで、TG程度しかなく、計画的・着実な育成は困難。
程度しかないですね。
D.31名以上保有10チームの内、C大阪・神戸・磐田の3チーム以外の7チームが、10位以下に低迷しています。
多数保有が、順位上昇に直結するものでは無い、との事実はしっかり認識が必要です。つまり、J2レベル選手を多数保有しても、保有効果も意味も乏しく、逆に、経費負担から、高パフォーマンス選手の獲得を益々減少・縮小させるものである、という事実を直視し、コンサの保有戦略を再点検・是正する事が重要という事になります。
あらためて、適性判断から見ると、
どう見ても、現在のコンサ選手保有構成は、「適正査定・目的保有(選手個々の保有目的=どの選手に何を期待するのか)」の杜撰さ、不徹底から、不効率・目的適合性の低い選手保有構成である、とされそうですね。
多方面で「多数保有」の弊害がありますが、例えば、「練習実践」でも、集団指導よりも、グループ指導、さらに、個人指導の方が、間違いなく効果が上昇します。「集団指導中心」ばかりでは、シーズン全般の長期期間になると、選手の育成・成長量、レベルアップ量も大きな相違となってしまいますね。
「コンディション管理・意識認識管理」すべて同様です。
コンサも、「高い能力選手・その素質ある育成枠選手を30名程度」に限定しチーム構成する戦略が、有効という結論となります。
但し、それが、30~39歳選手では、2年間しか現状維持が出来ず、直近の成長も、3年後の維持・成長も出来ないという事です。
前ブログで、契約更新・更新見通し・契約交渉中選手合計は、30名でしたが、31歳以上選手は12名となり、2年後には、推定▲6名不足となります。保有戦略計画の立案が最優先課題ですね。
2017年12月06日
~進化~2017シーズンの振り返りと次シーズンへの展望 シリーズを始めましょう。
第一弾は、「選手保有戦略」がテーマです。
2017J1チームの確認の中で、コンサの良・悪箇所を浮き出せれば成功です。
その前に、現時点での契約更新・非更新状態です。
〔契約更新 決定〕 4(内、育成1・外国籍1)
25 GK ソンユン 4 DF 河合 44 MF 小野 40 FW 藤村
〔契約更新 見通し〕9(内、外国籍3・提携国1)
24 DF 福森 32 DF 石川 2 MF 横山 15 MF 菊地 17 MF 稲本 18 MF チャナティップ 9 FW 都倉 11 FW ヘイス 16 FW ジュリーニョ
現在、13選手まで保有見通し。
〔交渉中等、未定〕 17(内、育成9・外国籍1)
交渉中全選手が契約更新となると、30選手(内、育成10・外国籍5・提携国1)で、A契約の新規加入枠は「5選手」分(外国籍・提携国枠満了)
〔レンタル(元)〕 6(内、外国籍1・育成5)
GK1・DF4・MF1
レンタルバックは、GK阿波加は必須で、候補は、DF櫛引・DF前貴・MF中原があり、30選手にその分上乗せ。
〔契約非更新 決定〕6(内、外国籍1)
1 GK 金山 ・・岡山へ移籍
30 GK 杉山 ・・東京ユナイテッドFCへ移籍
5 DF 増川 14 DF 上原 19 DF 石井 23 MF マセード
契約交渉前での非更新は6選手。あとは、契約交渉の中での決裂で増加があるかどうか。
〔コーチ陣〕14(監督・5コーチ・3トレーナー・他4)
監督 四方田 ⇒ 2018ヘッドコーチ
コーチ 名塚 ・・ヘッド役
コーチ ブルーノ・クアドロス・・外国籍担当
コーチ 沖田 ・・分析・戦術・トレーニング
コーチ 竹内
コーチ 赤池 ・・GK
トレーナー 佐川 ・・故障・回復
トレーナー 田中
トレーナー 内藤
セラピスト セウソ
マネージャー 李
通訳 鈴木 ウリセス
エキップ 相川 裕太
〔新コーチ〕 2
コーチ 杉浦 ・・兼監督通訳(ケルン大でブンデス研究の理論派)
コーチ 長嶺 ・・分析・戦術
現在コーチ陣は、将来戦力としても保有継続で、
監督・1ヘッドコーチ・7コーチ・3トレーナー・他4で計16名体制。
では、
1.年齢別保有構成
J1リーグ全チームの年齢別保有構成と順位の相関を確認します。
年齢分類 A-19 B-20-24 C-25-29 D-30-34 E-35-39 チーム計
1位 川崎A2 B11 C 8 D4 E1 26名
順位 ⑬ ③ ⑪ ⑯ ⑫ ⑱
73%
2位 鹿島A2 B10 C 9 D5 E2 28名
⑬ ⑤ ⑩ ⑬ ⑦ ⑯
67%
3位C大阪A8 B10 C12 D8 E1 39名
④ ⑤ ③ ⑥ ⑫ ③
56%
4位 柏 A4 B12 C 8 D5 E1 30名
⑧ ② ⑪ ⑬ ⑫ ⑪
66%
5位横浜FA6 B11 C 8 D4 E1 30名
⑥ ③ ⑪ ⑯ ⑫ ⑪
63%
6位 磐田A3 B 8 C13 D7 E1 32名
⑩ ⑫ ② ⑪ ⑫ ⑧
65%
7位 浦和A1 B 4 C11 D9 E3 28名
⑰ ⑯ ⑤ ③ ③ ⑯
53%
8位 鳥栖A7 B 4 C 8 D9 E1 29名
⑤ ⑰ ⑪ ③ ⑫ ⑬
40%
9位 神戸A2 B10 C 7 D12 E1 32名
⑬ ⑤ ⑰ ① ⑫ ⑧
53%
10位G大阪A18 B21 C10 D3 E2 54名
① ① ⑦ ⑱ ⑦ ①
57%
11位コンサA6 B 7 C 6 D10 E6 35名
⑥ ⑭ ⑱ ② ① ⑥
37%
・・・
平均 5.5 9.2 9.6 7.1 2.1 33.6
55%
いかがでしょうか。
チーム毎に、以下の通り、基本保有戦略が見えて来ますね。
①保有選手数に極端なほどの差があります。
リーグ規定で、戦力均衡のための「A契約25選手枠・外国籍5人枠」で縛られている筈ですが、「育成選手枠」数の取り組み方針により、結果として「チーム選手保有数」が決定的な程相違しています。
最大54選手(枠超過・育成等29)G大阪、46選手(同育成21)FC東京、39選手(同育成14)C大阪、コンサは34選手(同育成10)でリーグ6位の保有数に対して、最小26選手(同育成1)川崎まで、28選手(同育成3)鹿島・浦和と、最大28選手数の差が着いています。
そのため、G大阪・FC東京・C大阪の3チームは、J3リーグにU-22チームとして参入し育成を図っています。
問題は、順位との相関です。
結論は、リーグ順位上位8チームは、磐田32・柏と横浜FM30名、その他5チームが29名以下と共通しており「少数保有戦略」であるという点です。
リーグ上位の戦略は、
【「少数保有」=「個々選手の年俸単価上昇」=「高能力選手での構成」】です。 チーム資金力の限界から、「高能力選手数」を増加する=「保有選手数は少数化」=「少数精鋭」戦略となる訳です。
②①と連動しますが、選手「高能力」には「認識・知識」「テクニック」「フィジカル」の3要素に突出する事が必要ですが、「フィジカル能力」に「走力・スピード、持続力・回復力」が必要となり、同時に「ハイテクニックと豊富な経験値・認識能力」も必要で、
結果「25歳~29歳」「20歳~24歳」の年齢選手数が順位と相関しています。
上記「年齢構成一覧」で、アンダーラインの年齢範囲を見ると、
1位 川崎 19名 構成比も73%
2位 鹿島 19名 同 67%
3位 C大阪22名 同 56%
4位 柏 20名 同 66%
5位 横浜F19名 同 63% で、20名前後の保有としています。
コンサは
11位 コンサ13名 同 37% 少なく、低率です。
リーグ平均は18名 同 55% で、
コンサは、30~34、35~39歳合計16名、構成比45.7%
リーグ平均は、 同 9名 同 27.7%と
30歳以上選手依存状態は、リーグNo.1のベテラン依存の高齢状態。
その分、「経験・知識値はリーグ上位」の筈ですが、
J2・J1リーグ経験で、トップランクには到達していないものです。
リーグ上位の戦略は、
【「25-29」主体・「20-24」のハイパフォーマンス・経験累積選手をチーム中核とする】。
【同ランク選手を自チームで育成】もそのための有力手段。ただし、チームへ昇格後の「育成力」が絶対条件。
コンサは、ここ10年間、「アカデミーからトップチームへ昇格力」は優れていたが、「トップチームでの育成」に「戦略性・目的性・計画性」を大幅に欠き、多数の有力選手を「育成不良と他チームへ移籍流失」で喪失して来ました。「トップチームで、チーム中核選手への成長ステップ・チャンスメイク・戦略的起用と目的型計画的トレーニング」が必須で、新監督・新コーチ陣の所以・大目標の一つですね。
現存育成選手と同時に、即戦力としては「レンタルバック」選手での保有強化です。
2.コンサ現状
年齢別選手分類で。
年齢 ポジション・選手名・試合時間・得点
39 MF・河合・1050分
38 MF・稲本・113分 MF・小野・219分 DF・増川・6分
37
36 GK・杉山・0分
35 FW・ジェイ・966分・⑩
34
33 MF・菊地・1327分 FW・内村・241分
32 MF・横山・2257分・② DF・石川・1650分 MF・早坂・1806分・① MF・兵藤・2674分・②
31 FW・都倉・2432分・⑨ DF・上原・5分 MF・石井・244分 FW・ジュリーニョ
30 MF・マセード・973分
29 FW・金園・626分 GK・金山・153分 DF・田中・511分
28 FW・ヘイス・993・⑥ MF・宮澤・2596・②
〔レンタル;DF・パウロン・468分〕
27
26
25 DF・福森・2929分・③
24 MF・ミンテ・1275分 MFチャナティップ・1301分 MF・荒野・2035分
〔レンタル;DF・櫛引・2761分・① DF・前貴・1991分・②〕
23 GK・ソンユン・2907分
〔レンタル;MF・中原・J1-176分J3-1725分・① DF・永坂・0分〕
22 MF・深井・342分 MF・前寛・81分
〔レンタル;GK・阿波加・0分〕
21 DF・進藤・381分
20
19 FW・菅・1547分・① DF・濱・0分
18 MF・佐藤・0分 FW・藤村・0分 GK・櫻庭・0分
17 MF・井川・0分
契約非更新は、年齢構成を見ると、妥当な選択と言えるのですね。
当然、「24歳以下は虎の子世代」との対応で、同時に「中核戦力となるべく”地獄の育成、灼熱の育成”で徹底育成」とする選手群となります。
当面、次シーズン・2018は持つでしょうが、2019以降、即座に中核選手の引退・離脱・パフォーマンス低下が必至で、2年後2019年に25~33歳=「ソンユン以上都倉位までがチームの中核」となっている必要があります。しかし、8名しかいません。 深井・進藤・菅の3選手もスタメンに加わっていなければなりません。それでも不足します。
やはり、流失組が惜しまれますね。
レンタルバック候補の4選手も、失う訳にはいかないですね。
現在、24歳以下選手は、全選手「アカデミー出身」選手で、コンサは「同年齢層選手は、全員育成組」との戦略となり、新監督体制のもと、アカデミー~トップチームまで「一貫戦術・育成」戦略の実効化で、実現を図るものですね。
ここから、即戦力のチーム中核選手として「25~29歳」の中で、新戦力選手の獲得を狙う事となります。「最高値選手層」ですが。
以上 年齢構成を鍵に、リーグ上位への必要戦略を見てみました。「コンサの将来推移・進展は、本当にいばらの、厳しい道である」事がよく分かりました。
そのための、第一ステップの成否が、2017-2018シーズンオフのチーム整備に掛かっています。
しっかり、サポートしつつ、見ていきましょう。
____
2017年12月02日
激動の2017シーズンをそのまま試合展開とした劇的勝利で、今シーズンが終幕となりました。
私だけでなく、多くの皆さんが、
「順位11位 勝ち点43 12勝7分15敗 39得点 47失点 得失差-8」とのシーズン最終結果は、驚異的な、予想を上回る「成功」だった事とあらためて感動・感嘆と充実感に浸られている事でしょう。
おまけに、シーズンラストに、大久々の「J1リーグでの3連勝」での締め括りまで達成で、華々しいラスト幕を飾りましたね。
本日試合は、
前半~25分 まで「コンサの圧倒時間帯」で
「DF横山~ピンポイントフィード→都倉~リーグトップランクのパスレスポンスでヘディング・ピンポイントパス→ジェイB~Wクラスのダイレクトボレーシュート→GKもDFも一歩も動けないのたった3本パス・シュート先制点」、「兵藤~粘りのボールキープからのショートパス→宮澤~粘りの繋ぎパス→ジェイB~意表を突いたヒールスルーパス→都倉~DF2枚を弾き飛ばすデュアルでのショートドリブルから、GK足下脇を狙ったクレバーグラインダーシュート→GKは足下脇を抜かれ追加点」と鮮やかな得点獲得力。
しかし、25分~は、鳥栖が、システム変更(4-4-2⇒4-2-3-1)と同時に、ファールを使ったタイトブロック・守備を仕掛け、コンサの集散力・集中力が低下し、一転して、「ワイドで叩き合いの中での均衡状態」となり、再三、危険局面が増加し、「鳥栖も2点獲得」し、2-2と低下時間帯となり、
65分早坂・70分小野投入により再活性化を図り、88分に、今シーズンの最大ストロングポイントの「セットプレー」による横山得点を獲得し、最後の90分「稲本」投入し、逃げ切り勝利を狙い、そのまま勝利獲得となりましたね。
コンサのシーズン展開は、
①~⑩ 10試合 3勝3分4敗 勝ち点12 ○評価
⑪~㉓ 13試合 2勝2分9敗 勝ち点 8 ×評価
㉔~㉞ 12試合 7勝2分2敗 勝ち点23 ◎評価となりましたが、
本日の試合展開
試合開始~25分 ◎
25分 ~65分 ×
65分 ~94分 ○ と、シーズンよく似た試合展開。・・不思議ですね。
本日試合に勝ち切った事も、シーズン最後半の絶好調も、コンサの成長そのものの結果・成果で、その大きさ・質に感嘆と称賛を寄せるもの。
いずれ、時間を掛け、今シーズンの成果と課題、次シーズンへの展望・目標を点検したいと思いますが、
次シーズンは、既にスタートし、かなりのリリースとなって、表面まで浮上し始めています。
先ず、野々村社長は2017シーズンを闘う中で、常々チーム将来ビジョン・コンサモデルの整備と構築とその方法を考え続け、その結論・現実の形や姿として、「監督問題」を「ミシャ(本来は、ミーシャとの呼称が正しいようですが、リリース等で使用していますので)」に4年契約の期間において「解決」させました。ミシャは、広島・浦和では大成功と大欠陥の両面が出ましたが、その欠点である「理想主義戦術と現実の選手可能プレイとの乖離」課題も、2チームの実経験値が積み上がり、修正・改善メソッドも認識しいる事でしょうし、ミシャ監督も理解・認識した四方田ヘッドコーチを上手に融合した修正・改善版で、発生する問題点・課題点も解決しつつチーム成長が出来る事との見通しですね。
そして、その次は、選手保有構成へ取り組みです。
既に、契約更新と契約非更新・移籍等のリリースと方向性・観測記事が大分出ています。
「契約更新・次シーズンも契約」~現在8名~
①河合
②ジェイB
③小野
④稲本
⑤ソンユン
⑥福森
⑦都倉
⑧菊地
「契約非更新・移籍等」 ~現在6名~
①金山 (J2岡山へ完全移籍)
②増川
③石井
④杉山 (東京ユナイテッドFCへ完全移籍)
⑤マセード
⑥上原
みんな、大好きな選手達で、涙と歓喜の場面があり、あらためて、深く頭が下がります。
本当に、有難うございました。
次のステージでの活躍を心からお祈りします!!
一見、外国籍枠の超過は解消し「ジュリーニョ登録」は可能となりますが、その他の方向性として「別即戦力外国籍選手」へのアプローチも有力です。
ミシャの「獲得要望選手」は内外ともあり得ますが、「チームに決定的な効果を与える中核可能選手」獲得のための布石のための「非更新」対応がそうていされますね。
祝杯を挙げ、シーズンを、選手を、チームを、そしてサポーターの皆様を讃えました!! あ~美味い!!
全サポーターの皆さま、
全選手の皆さま、
全チームスタッフと関係者の皆さま、
一年間、夢と感動をありがとうございました。
そして、本当に、お疲れ様でした。
一年間、全てをコンサとシーズンに捧げ、そのため、相当なダメージとお疲れを、お互い、ゆっくり、じっくり、しっかり、癒しましょう!!
オフシーズンも、それはそれで、沢山、愉しくコンサを遣っていきたいですね!!
We are コンサドーレ !!
2017年11月30日
ラスト舞台は「華麗なドーム」で締め括りですね。
アウェイで「コンサ実力の成長点」を証明しましたが、
皆さまの想いの通り、
コンサの「真の実力」は、「+ドーム力」で最大値となります。
シーズン最後の「試合予想」は、至極当然の結論になりますね。
シーズンの総決算・結論の戦術とメンバーですので、
一貫して追求してきた「戦術」により、「戦術効果」を最大値とする、
現時点での各選手コンディション状態を前提に、
現時点での「ポジション適正累積値」と「実績値」により「起用選手」を選択する訳です。
シーズン最後の予想が、一番、迷いや疑問の少ない「簡潔」なものです。
これも、チームと周りの人の全体で、ひたすら追求して来た「成果」ですね。
では、
1.戦術
途中超守備型システム戦術も取りましたが、
基本戦術は「3-4-2-1」システムの「堅守・速攻」型戦術。
守備ライン=陣形布陣位置は、シーズン当初の守備的ローポジションから、より攻撃的・DF裏スペースを少し空けてスペース管理がし易くなる「ミドル位置」に改善。
そこに「縦に短距離・横スペースを埋めた、密集・ブロック守備陣形」を布陣し、「組織・数的優位・連携型守備」で「パス交換を阻止するボール奪取」を狙い、「ボール奪取」からの「攻守切り替え」で、瞬間を捉えた高い「スピード・精度」にて、前線・サイドへのフィード、中央のショートカウンター、ラストパスとなるピンポイントクロスとスルー・ショートパスにより、圧倒的な勝利率のタワー(ワンとツイン)ポストプレーと多彩局面での決定力、決め手はリーグ最強セットプレー得点力で、現在リーグ最上位レベルの得点力で、決勝点を獲得です。
サイドのポジションとプレーは、シーズン当初は、ミドル位置でバックスペース(DF横スペース)のカバーと推進力あるサイド相手スペースアタックの両立に苦悩し、どちらも中途半端の状態からスタートしましたが、現在、
早坂・石川のポジションスタメン常用起用から、両選手の高い「経験値と運動量」を基に、「攻守とも、素早く、逸早いプレイ予測により、相手選手より一歩早いポジショニング判断とそこへの全力スプリントのポジション修正」を行い、守備局面では「相手攻撃前にスペースを埋めた守備体制」、攻撃局面では「攻撃可能局面予測で、相手守備・スペースへのポジショニング前に、進出」と大きく改善しています。
基本戦術の
「守備陣は6~7選手と人数を掛け、数的優位・連携で堅守、
攻撃転換局面では前線(FW・シャドー)+片サイドの4~5選手に限定し攻撃展開し、派生セットプレーで得点狙い」 が熟成、
選手は共通理解・認識度をどんどん上げ、実戦・練習試合で実践力とポスト適合度を上げて来たもの。試合に起用選択となる選手は、高い実践度プレイの選手ですので、スタメンだけでなく、交代選手も、質・レベル・プレイの差は本当に少ない、都の状態まで成長したものです。
「戦術ジェイ+都倉合体型」のリーグ最強「ツインタワー」も最終戦で完成。
2.試合展開
鳥栖も「堅守・速攻」チームですが、
両チームとも、「ブロック守備」による「堅守」は共通ですが、
「攻守切り替え」から、
コンサの長短フィード「ボールを走らせる・スピード」攻撃に対して、
鳥栖は、全員攻撃で、全選手が圧倒的走力・スプリント回数の「人が走る速攻」 、と攻撃スタイルは、真逆・正反対の方法です。
しかし、鳥栖の攻撃はコンサ守備戦術で、攻撃阻止可能ですが、コンサの攻撃は、高さ・強さ・クリエィティブで、コンサの勝ちで、阻止は困難。
という事で、試合展開は、
試合開始 ~ 30分 堅守同士の潰し合いで「無失点」継続
30分頃、コンサ速攻・派生セットプレーを阻止出来ず、
「先制点」獲得
45分 「 1-0 」で前半終了
後半開始 ~ 65分 堅守継続
65分 選手交代し活性化
70分頃 速攻・セットプレーで「追加点」獲得
75分 選手交代し守備堅守化
90分 「 2-0 」完勝でシーズン最終戦終幕
という事でしょう。
3.メンバー
鉄板・こうある筈だ!メンバーです。
ジェイ
チャナティップ 都倉
石川 兵藤 宮澤 早坂
福森 横山 菊地
ソンユン
SUB;65分投入 小野→チャナティップ交代
75分投入 稲本→兵藤交代(複数得点差なら都倉交代)
菅・進藤・内村・荒野
金山
4.急遽リリース
監督の契約更新想定で、Jチームでは、四方田監督は次シーズン契約は非更新も検討中との予想リリースがありましたが、現実になり、名将ミーシャがコンサ監督契約合意、との重大リリースが来ましたね!!
コンサの大課題の「監督」が一気に進歩・ステップアップし、四方田監督は、得意の育成U18・15監督をお願いし、益々、育成コンサを発展させ、トップチームは、名将ミハイル・ペトロヴィッチで、J1トップランクを目指すとの戦略。やりましたね!! またまた最終戦での「野々村社長サプライズ」リリースが炸裂ですね。
広島・浦和でやり残した「ミーシャ戦術」は、サイドアタック、堅守・速攻とは親和性が高いもの、プラス、「パスの重視」で「パススピード・精度・成功率」が上昇し、確実に戦力急上昇が望めますね。
唯一の懸念点は、現コーチ陣で、監督の期待・要求内容が提供・応えられるかで、コーチ陣の整備も併行されるかもしれませんね。
ミーシャの信奉選手は、Jリーグや海外組にも多数存在し、その中から、チーム中軸に直結する複数選手獲得もあり得ますね。
現契約選手は、一気に、安閑とした状況は一掃され、超サバイバル競争の中での「契約更新」交渉へ突入必至となります。
「契約更新」選手のランク・レベルは、間違いなく上昇されますね。
コンサは、益々、J1リーグのチームに変貌します!!
金山には、損な、でも大変貴重・重要な役回りに徹したコンサ期間でしたね。
深く感謝するとともに、次チームでの大活躍を期待し、チームを送り出したいですね。本当に、ありがとう、そして、お疲れ様でした。
先ずは、選手は、恥ずかしい試合は出来なくなりました。
絶対完勝で、次期監督を迎えましょう!!
2017年11月29日
長かった2017シーズンも、最終戦第34節「鳥栖戦」。
選手・チームスタッフ・そしてサポーターの皆さんとご一緒に、
長く厳しいJ1シーズンを進み、ここに至れました事を大感謝で一杯です。
シーズン中は、試合と試合の期間、一定のサイクルで、ブログ記載をしてきました。それも、今シーズン最終ステップですね。名残押し気味ですが・・・
それでは、今シーズン最後の対戦チーム点検をしたいと思います。
1.現況
順位8位 勝点47 13勝8分12敗 39得点 41失点 得失差-2
昨年は、
順位11位 勝点46 12勝10分12敗 36得点 37失点 得失差-1
得点力と失点共に微増し、それ以外ほとんど昨年実績と同戦績値。
シーズン展開は、
Ⅰ期 ①-⑫ 4勝3分5敗 ▲期
Ⅱ期 ⑬-㉓ 5勝4分2敗 ◎期・・この期間でリーグ上位まで浮上
Ⅲ期 ㉔-㉝ 4勝1分5敗 ▲期・・ここ5試合2勝0分3敗。
詳細項目は、
攻撃
2017 攻撃回数7位 シュート数16位 ゴール数10位 決定率5位
2016 同 9位 同 17位 同 10位 同 8位
・・攻撃回数は多いが、シュート機会はリーグ最下位、決定率の高さで得点中位
守備
2017 被攻撃数15位 被シュート数15位 被ゴール6位 被決定率7位
2016 同 6位 同 3位 同 2位 同 9位
・・被攻撃回数と被シュート機会共に、大幅悪化・リーグ最下位、被決定率の頑張りで被失点・被ゴール数をリーグ中位。ここが、2017失点数増加のDATA値。
2.戦術・特徴
この原因を探すため、システム戦術を確認・・
2017
①「4-3-1-2」20試合・平均勝点1.45・平均1.25得点・同1.35失点
②「4-3-2-1」12試合・平均勝点1.41・平均1得点・同1失点
2016
①「4-3-1-2」33試合・平均勝点1.36・平均1.09得点・同1.12失点
・・
①2016と同一システムですがより積極戦術とし、得点・失点共に増加
②今期採用。守備優先戦術でとなり、得・失点と同時に獲得勝点も低下=勝利獲得率を下げるシステムとなったため。
次戦は、シーズン最終戦で「勝ち点3」目標とし、「4-3-1-2」システムが濃厚。
ポゼッションは、46.3%・13位で、相手に支配率を渡すも、
堅守でのボール奪取から、リーグトップの運動量・スプリント数によりチーム全体で押し上げ、分厚い攻撃を展開の戦術を2年連続・継続して追及。
特に、個々選手と戦術のマッチング度が高く、
GK権田・・経験豊富な元日本代表プレイヤーで、被決定率7位の理由
を底に、CBミンヒョク+鄭・青木で堅守、SB吉田豊・小林、3ボランチ高橋・原川・福田の強力ボール奪取力と、フィードと強烈な3列目推進力・突破力、豊田・イバルボの高決定力により、多くはないシュートも「枠内率」が強烈で、得点獲得となる、との中軸起用選手個々の能力を軸とする戦術です。
3.選手
シーズン前の選手保有構成競争では、
放出は、GK林・MF早坂の2選手程度にくい止め、
加入で、FWイバルポ・GK権田・FW小野・趙・MF原川のスタメン候補を獲得、シーズン期間中でもDF鄭・MF河野と成功。
絶対神豊田と融合し、益々「戦術豊田」の熟成に新戦力加味し、「堅守」を維持しつつ、より積極的に「前への推進力・突破力と、前線決定力」で勝負出来る選手群となり、実戦戦績に繋がったものです。
監督フィッカデンティも段々と、名将の並びに近づきつつある、との名采配が時々見せ始めています。
最終戦は、「堅守・速攻」チーム同士の闘いとなりますが、戦術もアプローチ方法も正反対。
鳥栖の「全員サッカー、全員攻撃・全員守備、リーグトップの運動量とスプリントで、ボールを走らせるというより、人を走らせる」
VS
コンサは「縦に短距離の密集ブロックによる組織・数的優位・連携守備。ボールを走らせる長短フィードとピンポイントクロスとスルーパス、空中戦を制する攻防戦、リーグトップのセツトプレー成功率、前線の決定力」
との闘い。
シーズン最終戦としては、「堅守・速攻」のガチンコ勝負で、「望むところ」の勝負ですね。 勝ち切ってシーズン締め括りです!!
2017年11月27日
喜びと悔しさと、最後には歓喜の涙の2017シーズンもいよいよ最終戦。
山も、深い谷谷谷も、コンサ一丸となり、全員一体で闘い抜いたシーズンの終幕は、ちょっと、いやいや、かなり、名残惜しいものですね。
今シーズンの色々な場面が、どんどん沸いて来ますね。
最終戦、文字通り、今シーズンの集大成です。
少し前の中断期間に、コンサ保有選手の今シーズン戦績・本来能力(DATA値)・その時点評価・次シーズンへの展望を点検しました。
その結果は、前々ブログに再掲載しましたが、
最終結論として、次シーズンへの現保有選手は、
●契約非・元契約非更新想定;上原・金園・永坂・パウロンの4選手
○A契約選手;22選手(外国籍1名は登録外扱いのため)
内、外国籍5選手(6選手で1名登録外)〔試合登録はAFC枠使用〕+提携国1選手
○育成枠選手;現所属6選手(石井・荒野・前寛・進藤・菅・濱)に、レンタルバック(阿波加・櫛引・中原・前貴)4選手の10選手。
○2種登録;藤村・櫻庭・井川・佐藤の4選手となり、総計36選手+登録外1選手の37選手でした。
ここから、
A契約選手枠25名には「3名」新規加入可能ですが、点検結果で指摘の通り、今シーズン活躍不足13選手+レンタルバック4選手の17選手の「2018シーズン活躍選手」により、爆発的な戦力アップが可能です。
そのための最重要・必須事項が、「選手育成力」で、実は、色々課題点もある「四方田監督の得意分野」となる訳で、社長が四方田監督に期待する所以、という事ですね。
コンサの育成力は定評がありますね。
「現保有選手下部組織出身者比率」ランキングでは、
1位 柏 53.8%
2位 C大阪 36.6%
3位 神戸 35.5%
4位 横浜M 34.5%
5位 G大阪 34.2%
・・に継いで
6位 コンサ 28.1% 上位レベル
・・以下・・
10位 鹿島 23.3%
15位 川崎 12.9%
16位 浦和 10.3% 育成数が少ないため総保有数が少ない欠点
今シーズンでも、チーム内、チーム外(レンタル)でも、実戦経験・トップリーグ練習環境で、着実に成長し、戦力の中心・中核化が進展しました。
因みに、ちょっと横道ですが、
現在、コンサアカデミー出身のサッカー選手・コーチ(Jリーグ・地域リーグも含めた)は、何人いると思いますか?
・・びっくりの「47人」現存です。
コンサ選手は、7名、Jへレンタル5名、コンサスタッフ1名
J選手は、17選手(西・藤田・ハーフナーマイク・松本・浜田・古田・上原・工藤・松原・三上・小山内・山下・奈良・榊・神田・堀米・内山)とても懐かしい名前が沢山並びます。
国外での選手3選手・・・その他地域リーグでも14選手。
他チームへ完全移籍・契約となった選手の中に、「コンサの中核となり得る選手」もあるかもしれません。どの選手も獲得の際は「育成選手枠」で、A契約保有数制限対象外となります。
「ジェイB」のコメントにも、「どんどん新しい選手が下から上がってくる成長のチーム」とありましたね。客観的にも、凄い事として理解されている所です。
四方田監督にも、得意領域の「若手選手育成」に大活躍を期待したいですね。
最終戦は、一段と激しい「起用選手競争」ですが、中核選手+育成選手の競演での「完勝」で、シーズン成長を現実の姿でチーム全体へ示す事を期待します!!
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プロフィール
中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。
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