型通りの攻めなので栃木の選手には守りやすい攻撃、裏に抜ける選手がいない、解説の方に、「仰るとおりです」と言いたくなるような試合でした。

今季は、誰かに一辺倒に頼ることなく、誰かが抜けても、まあまあ全員で頑張ってやっていけるようなチームになったと思っていました。
でも、実際は、ウッチーの抜けた穴がこんなに大きかったんだなあと、この数試合で改めて実感しています。

最後にウッチー（がいたとして）に渡すところまでは、うまくいくんですよね。
その先、ウッチーの代わりになる人間がいない。
もしかして、榊選手あたりが、そういうの得意かなとおもったんですけど、きっと、裏に飛び出すような動きってだれでもできるものでなく、難しいんでしょうね。

裏へ抜けるどころか、ドリブルで持ち込む人間もいないでは、試合を見ている素人のこちらでさえ、あ、サイドに行ったな、そこから（Pエリアにはもちこず！）クロスだな、あー相手にクリアされた、と簡単に予測がついてしまいます。
それ以外の動きって、数えるほどしかなかったような。

これではイカンぞ、と思った次第です。

今日の相手の栃木とは似たようなスタッツでしたが、やはり順位差だけの差を感じました。

今日は、前回より、連動したプレーができていて、得点の可能性も高そうで、見ていて面白かったです。
前回より、大きくメンバーも替わりましたけど、守りも安定していたし、流れの中での攻撃の回数もずっと多かったように見えました。
それぞれの選手の特徴もよく生かせていて、１人１人が力を出し切っていた感じです。

選手に声をかけるとすると、「お疲れ様！」しかないですが、どちらかというと、コンサの方が、勝てる可能性が高かったと思うだけに、１点がほしかった！
勝ちたかった！

コンサの場合、誰か１人でも機能しないと勝てない、チーム全員が一体となってプレーしないと、うまくいかないですよね。

今日は、残念ながら勝てはしなかったですけど、チームプレーとしてはこんな感じで、自分のいいところをチームとして機能させながら、最後までじれずに続けていくのが、コンサのサッカーじゃないかなと、思った試合でした。


さて今日は、福島ユナイテッドの試合（対ツェーゲン金沢）に今年（やっと！）初めて行ってきました。
しかし、なぜか時間を間違えて、３０分遅れて到着！

もうご存じのかたもおられるでしょうが、ちょうど席についてやがて、GKの岡田選手が相手選手と衝突して救急車で搬送されるのを目の当たりにすることになりました。
そのときの状況やあとでみたニュースを総合すると、ちょっと長くなりますが、こんな状況だったのではとおもいます。

衝突そのものは時たま試合で見られる程度の衝突だったように見えましたが、倒れたとき、岡田選手は意識がなくけいれんしていたため、心臓を打ったことによる心室細動を疑ったスタッフが、「AED！」と叫びました。
ただ、幸いにそうではなく、みぞおちにひどく当たったために意識を失ったようで、AEDは持ち込まれはしましたが、使いはしなかったみたいです。（でも適切な処置ですけど！）
その後、救急車がくる前に、消防車で救急救命士のかたがこられましたが、救命士の方もAEDで処置をされなかったことからも、心室細動では無いと判断されたようでした。
そして救急車が到着して、搬送。

その間、１０分もなかったと思いますが、岡田選手は身動きしないし、ユナの選手やスタッフがみんな回りに集まって、それを固唾を呑んで見守るのは、ずいぶん長く感じました。
福島葉もちろん、金沢も岡田コールしてました。

岡田選手は、前回相模原都の試合で、高原選手のPKを止めましたし、今日も、自信を持って試合に臨んでいたと思うだけに、本人もきっと悔しかったのではと思います。

試合は、その後、２分のプレーの後、ハーフタイムになり、後半へ。
ゴール前のごたごたから失点。
１対０で負けました。

金沢は、現在２位で、その金沢相手によくやっていたとは思いますけど、去年までのユナイテッドの持ち味の、激しさが、いまいち足りないような気がしてなりません。
ちょっと物足りなさが残った試合でした。

相手の岡山に対して、コンサがそんなに劣っているわけでもない。
なんで、こんなにまどろっこしい？
なんで、そこでそうなる？という疑問符いっぱいの試合。

自ら敗戦を招いていくのをどうにも止めることができない。
まさに、そんな試合でしたねえ・・。

試合を土曜に見ることができなくて、以来、新聞もネットも見ずに、やっと昨日見たんですが、我慢した甲斐はなかったか・・。

いつも安定してゴールを守っているホスン選手のミスは、あれは、きっと彼の記憶にこれから長く残る、彼にしては、稀有のものだったのではないかと思います。

でもホスン選手に限らず、選手の皆さん、連携が悪かった！
前回のJ1新潟の試合だったかで、柳下監督が、皆が俺が俺がでやってるから、まけてしまったというようなコメントをしていたのをたまたま読んだんですが、今回のコンサの試合はちょうどそんな感じ。

自分のアイディアを持ってやっている選手は多かったように見えたんですが、それが、周りに通じてないんですよねえ。
無駄な努力が増えるばかりッて感じで。

あるいは、中盤を抜かして、都倉選手へのロングボール。
都倉選手は懸命に何とかしようとしてたんですけど、それもなかなか味方に通じず、単発で終わってしまうばかり。

守備も、パウロン選手は、まだ、前回のミスを引きずってたでしょうか？
なんとなく、いつもの、ぼーんと、一発でヘディングで跳ね返してくれるエネルギーが小さかったような。
上原選手もいないからか、全体の守備も、ちょっと慌てすぎてましたよね。
もう少し、落ち着いてやれば出来るんじゃ？と思えたんですけど。

ウッチーも上原選手もカムバックはまだでしょうが、明日はもう次の試合。

ほんとにもう、今日は前田選手が１点いれるのと入れないのとでは、天地の差、負けてたかもしれません。

それまでは、やっぱり今日の相手のザスパクサツ群馬って、コンサは相性良くないのかなあ、ザスパがすごくいいとは見えないけど（ごめんなさい！）、なんだか相手に翻弄されて、元気のない試合運びのコンサ。

前半、０対０で終わったけど、後半はボールもザスパが持てるようになって、前半よりも良くない感じ。
いつか、ザスパに点を入れられて、その後は焦って、でも遅きに失して、という展開になってもおかしくない試合でした。

前田選手が１点決めるまでは！！


前田選手が、パウロン選手のどでかいヘディングクリアーをザスパの選手がクリアし損なったのを、すかさずかっさらってドリブル。
並行して走ってきた菊岡選手に渡すのか？（いつもの前田選手なら渡すんじゃ？）と思った瞬間に、スピードを上げて相手をかわしシュート、という、まるでウッチーのようなパフォーマンスをやってのけたのにはびっくり。

正直な感想、あんな真っ向なシュートもできるんだと、ほんとにほんとに失礼なことを思いました。
（だって、いつもなら、こねくり回して、相手を翻弄させて、え？こんな風にボールがとぶの？ッて感じなんですもん！）
今日はMFだけど、彼もやっぱりFWでしたねえ。
（わかりにくいけど、褒めてます）

ロスタイムの最後まで、ドキドキでは有りましたが、お陰で、それからは、コンサのプレーも
目が覚めたようで見違えてました。

最後のヒーローインタビューも、前田選手らしくてよかったです！


一方、福島ユナイテッドですが、やっと一勝しました～！
PKでは有りますが、勝ちは勝ち。

現地のサポの皆さんは、さぞやお喜びかと！
内容的には今までもそんなに悪くなかったので、これで、少し、チームが上向くといいんですけど～！

やっぱり、ウッチーがいないのが響いていたのでしょうかねえ。
ウッチーの前線からの守備や攻撃スタイルとはまったく違うタイプの都倉選手を前に置く布陣の今日の大分戦。
目をつぶっても見方の動きがわかる、というようには行かなかったのでしょうね。

相手の大分もよかったですが、そのせいか、うちはなんか前半、プレーが少しずつずれているように見えました。
サッカーはチームワークだから、結果の差は大きい。

失点シーンも、あそこから相手がミドルを打ってくることは読めてたと思うので、なんとかできなかったかなあと、思ってしまいます。

後半は、少し慣れてきたのでしょうか。
セカンドボールも拾えるようになったし、つながるようになったし、シュートも打てるようになりました。（打たないとね！）
が、遅きに失した感が否めません。
すでに、大分は、チャンスがあればカウンターを狙いながら守りきる、という気持ちで１つになってましたもんね。

もし、前半から後半くらいできていれば、１点はそう遠くはなかったかもしれませんけど・・・。
もっとも、後半、少しできるようになったおかげで、１失点ですんだとも考えられますが。


そして福島では、今、１４時開始の福島ユナイテッドとＵ２２の試合が、ラジオであってます。
コンサが終わってから聞いてますが、今日も、堀米選手は怪我の影響でお休みです。

すでに前半、Ｕ２２に１点入れられました。
しかも・・・こら中原っ！！（呼び捨てごめん。でもさ・・）
喜ぶべきか・・・いや、うれしくない！
（はい、コンササポの皆さん、中原選手の得点です。）

「１００％。気持ちあるプレーを。」というハーフタイムの監督のコメント。
「ＣＫのときのマークをしっかり。背後を狙おう」はＵ２２の監督のコメント。
コメントから察するに、前半のユナはあまりよくなかったようです。

Ｕ２２の中原選手、交代になりました。（後半２０分くらい）
Ｕ２２の場合、召集した選手はみんな出すという意向のようです。
（Ｊ３は交代５人まで）

後半はユナ、結構がんばってるようです。
何度か「シュートおお！」のアナウンサーの威勢よい叫びに、一瞬喜ぶんですが、キーパー真正面だったりバーだったりで、なかなか１点が遠い・・・あれ？１時間前の試合と似てる？

で、終わりました。
１対０で、ユナの負け。
なかなか勝てません・・・。

前半の前半分こそ、松本山雅はやっぱり強いなという印象でしたが、その後は、コンサも調子を上げて、最後は、手堅く勝ったという感じでした。
（こんな表現していることに半信半疑・・）

やはり、後ろが安定しているのが第一の要因ですよね。
パウロン選手と奈良選手がいれば、ほとんどのボールは跳ね返してくれるだろうという頼もしさ。

それに加えて、前のウッチー（大事ないといいですが！！）と前田選手の調子がよく、二人の息があっていること。

さらに、その周りの選手も代わって入った選手も、攻守に自分の長所をだしたプレーがきいてたと思います。

こうなると、少々立ち上がりが遅いのは、完全に挽回できてますよね。

前回の京都戦は、結構ハラハラ・ドキドキでしたが、今回の松本山雅戦は、ずいぶんと安定してました。
もっとも、上位相手ですし、最後まで、選手はもちろんでしょうが、見てる方も気は抜けなかったですけど。

こんな試合ができるんだ、とちょっと驚き。
（選手の皆さん、失礼！）

今季のコンサの強みは、相手のやり方に多少翻弄されても、その後、自分たちのプレースタイルに戻れることだと思います。

昨季なら、今日のように先制点をとられると、慌ててしまって、実力を出せなくなって負けてしまうことが多かったですもんね。
（まあ、それも含めて、実力といえば実力なんですけど・・）

京都に引き分け。
それも相手に先制されてから、あの、そつのないサッカーをしてくる京都に、よく追いつくことが出来たと思います。

最後の１分、１秒までどっちに転びかわからない、ほんとに、息のつけない試合でした。
どちらのチームも応援してなかったら、いやあ、ほんとにいい試合をみせてもらった！と感じていたところです。

ただ、コンサを応援しているから、あの引き分けから、さらに勝てていたら・・・少ないながらも生かせていたチャンスの、どれかもう１つが成功していたら・・その勝利は、さぞかし大きな喜びだったろうなあと、欲張るところまで、気持ちはきていました。

というのも、なんだか、少し、ほんの少しですが、今日は、最後の最後のシュートのところで、時々、消極性がみえていたように感じたんです。
ここで打てば！と言うタイミングをほんの少し、逃していたような。

もしかしたら、たっぷり雨を含んだ芝のせいかもしれません。

今日は、お互いに、相手のわずかの空白の時間帯を狙って得点した、内容の充実した、すごい試合だったことに間違いはないです！


一方、Ｊ３福島ユナイテッドは、雨でボールがバウンドしないホームで、ガイナーレ鳥取相手に１対０で負けました。
（大雨と寒さのため、観戦は断念。ＮＨＫローカルとネットチェックでした）
ロスタイムに、ＰＫをとられて。
Ｊ３に降格したばかりの鳥取相手だから、しょうがないともいえますけど、でもう～ん、惜しい！
もうちょっとだったのに！！
ユナイテッドは、まだ勝利なしです。遠いなあ・・。

前節捻挫で途中交代した堀米選手は、今回はメンバー入りしてませんでした。
捻挫って、結構かかるときもありますもんね。

力は、湘南の方が上でした。
だから、シュート数の違いも、２失点も納得といえば納得。
（したくないけど・・）

でも、不思議なのは、去年からいるメンバーでほぼ固めたスターティングメンバーなのに、攻撃の形さえほとんど作れなかったこと。
なじみのメンバーだから、シーズンはじめでまだ連携がよくないということはないはず。

たしかに、湘南の寄せははやく、ボールもよく奪われ、奪われると素早くカウンター攻撃されるので、守りに時間と人数を費やさざるを得なかったのは、見ていてわかりました。

いざ攻撃、というときも、前にいる選手は、すでに戻った湘南の選手の半分くらい（よくて）。
しかも、敵陣には陣取ってはいますけど、それほど前と言うほど前じゃないから、ロングボールを放っても、相手にとられるし、とれても、その先が続かない。
味方を待っていつうちに、強いプレッシャーでボールをとられてしまって、あー・・・。

攻撃も守備も、後手後手に回ってました。

各選手、頑張ってはいるんですけど、なんか全体としてはうまくいってないなあと言う感じ。
もっと出来る、出来てたと思うんですけど。
磐田に勝てた時の一致団結力があれば、勝てると思うんです。
何が足りなかったんでしょう？


そして福島ユナイテッドは今日、ホーム開幕戦で、ライバルのグルージャ盛岡と対戦でした。
残念ながら、今日は風邪引きのため、参戦できず、ネットとローカルニュースでチェックでした。
PKなどで、２対０の敗戦。
惜しいシュートもあったし、PKもGKの内藤選手の手には当たっているんですけどねえ・・。

（PKのとき、審判に詰め寄る、というより平和裏に交渉している様子のゴメス選手が映っていました）

山形戦は、というより、一昨年までうちの監督だった石崎さんが率いる山形相手だから、一筋縄ではいかないだろうなと覚悟してました。

始まりは、前回の磐田戦と同じく、コンサが劣勢。
そして、前回のように、その中でもチャンスを活かして、”天才と言われ続けて１０年（・・・と即答した前田選手、いいですね～！・・・）”という前田選手の角度のないところからのうまいシュートで得点！
劣勢の中で我慢して少ないチャンスに得点というのは、昨季から成長した部分だと思います。

ただ、ジュビロと違って、手堅いプレーで攻めてくる山形は、また別の意味で、１点では不安でした。

山形の萬代選手とディエゴ選手のプレーにおされてか、コンサはほとんど、守りに回って、攻撃がなかなか出来ません。
（わざと攻めさせてるのよ、と強気で見ていましたが・・・）
後半やがて、少し、攻撃もさせてもらえるようになりましたけど、惜しい！！（ほんとに！！）シーンも得点できず、かえって、１失点。
いつかは取られそうな、危うげな感じもしてましたが、やっぱり取られたか・・・。

うちのほうが押され気味だった今日は、同点は、御の字かもですね。

次はJ1から降格してきた湘南戦ですし、開幕から当分は正念場が続きます。
ここが我慢のしどころ。
耐えて、チャンスを見出していく姿勢で踏ん張らねば！


一方、J3福島ユナイテッドは、今日が味スタでAC長野パルセイロと初戦、１対０で負けました。
なんでも、ボカスカ打たれたらしいです。
長野が昇格候補なのを考えると、１点で終わったのはよしとすべきか・・・。

堀米選手は９０分出場だったようです。


オフィシャルサイトのフォトギャラリーの最後の河合選手の写真を見て、グッと来てしまいました。
試合後に、誰かが起こしに行ったのは、テレビにも映ってましたが。
この姿を見ると、なんにも言えないですね。

数少ないチャンスを活かせたこと、守備が安定してナイスセーブも連発、最後まで集中力をきらさなかったこと、J1からきたばかりのジュビロに対する戦い方が全員で一致、というところが、今日の勝因でしょうかね！

のの社長が今日の試合を１対１と予測したのは、よく行って１対１でしょうから、ほんとうに、よく勝てたと思います。

試合の始まりは、ジュビロのプレーに押されている感じだったですけど、やがてそれには慣れてきて、結構、最後の最後ではね返せてました。
しかし、守備が安定とはいえ、も～う、最後の１分１秒まで、緊張しっぱなし！
なにせ、シュート数１７対５が示す通り、試合の大部分は自陣で守りに費やしていたし、代表級のジュビロの選手が容赦なく攻撃してくるんですから。

こうなると、セットープレーで、１点とれたのは大きかったですよね。
調子がいいと言われていた砂川選手の値千金のFKは、お見事～！

PKを取られた時は、同点にされる覚悟でしたが、金山選手のナイスセーブと、そのはね返りを処理した上原選手のGJ！
金山選手って、笑顔がいいですね。

ただ、１対０で勝ったとはいえ、ジュビロと互角だったわけではないと思います。
ジュビロは、去年のガンバが出だしそうだったように、まだJ2での泥臭い戦い方に慣れてなかったですよね。
解説の名波さんが言ってたように、自分たちのスタイルにこだわりすぎていたんだと思います。
ジュビロにシーズン初めにあたったのは、ラッキーだったかも。

いいところでコンササポの応援が響いていたのもしっかり後押ししてましたよね！

ともかく、ジュビロ相手に（しかもアウェーで！）勝ちは大きい！
強い相手だから、かえって集中も切らせられなかったのがよかった、というところもあると思いますし、油断は大敵ですけど。