昨日の誤審をどう伝えているのか、確認するためにスポーツ紙を大人買いしてきました。

裏１面に据えたのは日刊スポーツ。「三好幻弾　ＰＡ内相手ＤＦハンド主審誤審認める」と、誤審を大きく伝えています。ただ、残念なのは決定的瞬間の写真がわかりづらいためか小さな扱いで、メイン写真は三好が抗議するシーンでした。また、全国版では誤審には小さな記事の中で簡単に触れただけでした。昨夜、日刊スポーツのネット版の記事「札幌ペトロビッチ監督『初めて』審判が誤審認める」を見ていたのですが、その記事は載っていませんでした。



道新スポーツ様は２面ですが、大きな扱いで「札幌誤審ドロー　あぁカシマスタジアム初勝利スルリ　三好のシュートを鹿島・昌子がハンドなのに…」と誤審を前面に出した見出しと記事です。何より三好のシュートを昌子が左手で止めている決定的瞬間をとらえたカラー写真付きです。実は北海道新聞様もまったく同じ写真を使っていて、そちらに撮影したカメラマン名が入っていたので、おそらくグループ会社なので北海道新聞様から提供された写真を使ったものと思われます。この写真を見れば誤審で疑いの余地がありませんね。審判団には反省してもらいたいものです。



他の２紙の道内面は中面で、あまり誤審のことは前面に出していません。逆に２紙とも全国版で大きな記事が載っています。とりわけスポーツ報知はこの日のＪリーグのメイン記事に仕立て「誤審に救われた　昌子神の手」と大見出し。写真も道スポ様とほぼ同じ瞬間をとらえた写真付きですが、モノクロなのが残念です。スポーツニッポンも「昌子の手　あわや…本大会では気をつけて　主審ハンド見逃し認め謝罪」と日本代表選手に忖度した見出しで、写真も徹底的瞬間ながら角度が悪くいまいちでした。



昨日は川崎が広島に敗れた試合でも誤審と思われる判定が勝敗に影響したようです。選手たちは生活をかけて真剣勝負に挑んでいるのですから、ぜひとも審判の皆さまも技術向上に取り組んでもらいたいと願っています。