毎年、Ｊリーグの開幕に向けて、各社から選手名鑑が発売されます。私が買っているのはＡ４判雑誌サイズの「サッカーダイジェスト2015Ｊ１＆Ｊ２＆Ｊ３選手名鑑」（日本スポーツ企画出版社）と文庫本サイズの「Ｊリーグ全選手名鑑2015」（日刊スポーツ出版社）の２冊です。日刊スポーツの本は小型で試合時に持参できるほか、Ｊ１の選手は推定年棒が載っているのがいいですね。かつては白黒だったのですが、数年前からカラーになり、Ｊ１もＪ２も同じページ数で、北のチームから載せているのも良いです。一方、サカダイの方はやはり大型で見やすいですね。一家に１冊、保存版です。ただ、Ｊ２はＪ１の半分の４ページと少なく、並び順は昨季の順位です。ニックネームや好きなタレント、自チーム内で敵に回したくない選手などユニークなアンケート結果が載っているほか、２、３年前から載っている「推定市場価格」というのが興味深いです。年俸ではなく、推定の移籍金ということですが、コンサドーレではナザリトが８０００万円！　ほかに都倉と小野伸二が６０００万円となっています。お値段以上の選手たちぞろいですね。これらをじっくりと読んで、開幕に備えましょう。

ところで、書店でほかの名鑑も見てみましたが、サカダイの名鑑が半分の大きさ（Ａ５判）でおそらく同じ内容で出ていました。あとはエルゴラッソ系のＡ４判と文庫本サイズが出ているぐらいでしょうか。サッカーマガジン（ベースボール・マガジン社）が名鑑から撤退し、すっかり寂しくなってしまいました。これもＪリーグの人気低迷の表れでしょうか。再びＪリーグが盛り上がることを願っています。