２１日の北九州戦試合前の午前１１時半から、「2014松山光プロジェクト報告会」が札幌ドーム内の会議室で開かれました。事前にメールで応募したところ、見事に「当選」。１５分前に西ゲートに集合というので、余裕を持って行ったら、たくさんの人だかり。こんなに集まったのかと思っていたら、集合の声がかかってもわずかな人数しか報告会参加者はおらず、拍子抜けでした。いったいあの集まっていた人たちは何が目的の人たちだったのでしょうか。

さて、行き慣れないドーム内を歩いて移動、殺風景の会議室に案内されました。結局、最終的な参加者は２６人だけ。係の人に聞くと、抽選にもならず、応募者全員が参加できたらしいです。ちょっと寂しい結果でした。

この日も野々村社長の独演会。最初に５分ほども話したでしょうか。その後は参加者からの質疑応答で、たっぷりと語ってくれました。当初、先行入場したい参加者もいたため、３０分程度という触れ込みでしたが、質問が相次ぎ、ほぼ１時間近く続きました。内容はあまり覚えていませんが、野々村社長は、プロジェクトで集まったお金の使途について、クラブの運営費との兼ね合いでそれぞれの明細を細かく示すのは難しいといったことを説明しました。「Ｊ３や海外へのレンタルにも一定程度、プロジェクトから出している」ことを明らかにするとともに、「本体の経営が債務超過寸前と安定していないのが問題。なかなかこれは本体で、これはプロジェクトでと切り分けるのは難しい」と繰り返し経営難を嘆いていました。参加者からは試合前の時間が足りないときではなく、じっくり話を聞ける報告会を開いてほしいと、要望が出ていました。

社長の説明もある程度、理解できました。しかし、ことはお金のことです。「日本を代表する選手を育成しチーム強化することを目的」としているのですから、使途についてはきちんと報告、説明してほしいと思います。