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カラダはジジイ、頭脳は中2、 そしてココロは3歳児。 アラフィフ?なにそれ?おいしいの?天命なんてちっとも見えて来やしねぇ。 住所:オホーツク圏の    特急列車が止まる街 血液型:典型的なB型。 今宮純ばりのやたらカギカッコの多い文章を中途半端なボケで味付けして綴る厨二病全開なブログ。パクリ過多なのは仕様なのであしからず。 ミシャコンサ7年目。上を目指したいが、主力が次々抜け現実が重く圧し掛かるシビアなシーズン。 エセ硬派路線で更新する予定も、更新頻度はちょっと落ちるかもしれませんがそこんところは大目に見てつかぁさい。 '08.08.27に念願の初参戦を実現。引き分けではあったが厚別の空気を満喫。 ~観戦データ~ '08.08.27 J1第23節 VS ガンバ大阪 3-3△ '09.09.06 J2第38節 VS 愛媛FC 3-2○ '10.09.05 天皇杯2回戦 VS グルージャ盛岡 4-1○ '10.11.23 J2第36節 VS 徳島ヴォルティス 1-0○ '11.12.03 J2第38節 VS FC東京 2-1○ '12.03.10 J1第1節 VS ジュビロ磐田 0-0△ '12.09.08 天皇杯2回戦 VS AC長野パルセイロ 1-1(PK3-5)● '13.03.10 J2第2節 VS 栃木SC 0-1● '13.11.24 J2第42節 VS ギラヴァンツ北九州 0-0△ '14.03.09 J2第2節 VS モンテディオ山形 1-1△ '14.11.23 J2第42節 VS ジュビロ磐田 1-1△ '15.03.15 J2第2節 VS Vファーレン長崎 0-1● '15.11.07 J2第40節 VS 徳島ヴォルティス 2-0○ '16.03.13 J2第3節 VS 愛媛FC 1-1△ '16.05.28 J2第15節① VS レノファ山口 3-1○ '16.11.20 J2第42節 VS ツェーゲン金沢 0-0△ '17.03.11 J1第3節⓶ VS セレッソ大阪 1-1△ '17.07.29 J1第19節⓷ VS 浦和レッズ 2-0○ '17.09.23 J1第27節 VS アルビレックス新潟 2-2△ '17.12.02 J1第34節④ VS サガン鳥栖 3-2○ '18.03.10 J1第3節 VS 清水エスパルス 1-3● '18.09.01 J1第25節⑤ VS ヴィッセル神戸 3-1〇 '18.12.01 J1第34節⑥ VS サンフレッチェ広島 2-2△ '19.03.09 J1第3節⑦ VS 清水エスパルス 5-2〇 '19.05.04 J1第10節 VS ヴィッセル神戸 2-1〇 '19.08.10 J1第22節⑧ VS 浦和レッズ 1-1△ '19.12.07 J1第34節⑨ VS 川崎フロンターレ 1-2● '23.12.03 J1第34節⓾ VS 浦和レッズ 0-2● リンクフリー。コメントもどうぞ! ただし、書き捨てと思われるようなHNでのものや書き殴りと思われる内容のものはスルーおよび削除する可能性が高いのであしからず。名を名乗るのがせめてもの仁義ってもんです。そして、おぢさんは出禁。

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NFLかぶれは思う。「岩政コンサ、未だスタート地点」

2025年06月25日

>クソ長いんでヒマな時に読んでください…

〇【レオザ】J2首位の水戸ホーリーホックの強さが分かりました/これはすごいです【レオザ切り抜き】

 アンチも多いけど、これは膝を叩いて「うん、そうだよな」と思った。水戸の強化担当って西村さんだっけ?という程度の認識はあったけど、改めて思うのは強化担当って大事だよな、と。 最近だと浦和からマリノスに来たSDの西野さんが袋叩きに遭っているのがわかりやすい。

 コンサが一番良かったと思うのはやはりルヴァン杯をファイナルまで勝ち上がった19シーズン。サッカークラブ(に限らないけど)の会社組織って現場(監督)だけじゃなくて会社(社長)と強化担当(GM,SDなど)のトライアングルだと思っている。  いずれにせよ監督とフロントの両輪が上手く回ることが結果を出す条件。会社(社長)が双方を観つつバランスをとるという捉え方でもいい。ハムさんが上手くいっているのはこのへんで、最近だと直前でノーノーを逃した北山はドラフト8位。モノになりそうな選手を入れてしっかり育てる。それには現場において監督だけじゃなくコーチの手腕も必要になってくる。

 その意味において19シーズンは上手く回っていたように思う。ミシャは2年目で古巣の浦和を点差以上にケチョンケチョンにしたし、フロントもアンロぺ、武蔵を獲るなど的確な補強をしただけでなく296トリオの特別指定も行って将来にも布石を打っていた。武蔵の右足一閃でルヴァン杯ファイナルに導いたしね。

 やっぱノノさんが抜かれたってのが痛かったよな、と。

 選手が抜かれるってのは逃れられぬ宿命だが、社長がブッコ抜かれるってのはそうあることじゃない。そこまで言わんでも…なくらい内情をを口にしてくれたノノさん、財前、バルバリッチをバッサリ切ったり四方田コンサでJ1残留を果たしたと思ったらまさかのミシャ招聘。当時はコンサ内外で蜂の巣をつついたような大騒ぎ。  三上さんが二足のわらじを履くことになっちゃったけど、社長とGMの二足のわらじに無理があるし本来やっちゃいけないこと。三上さんは三上さんで必死に頑張ってはいたけどチームはJ2降格で会社は赤字では信賞必罰、組織のケジメとして切るのは当然だった。

 監督だけでなく社長も代わり、スカウト含めた強化部門も脱・三上色。  いくら近藤や青木が残ってくれて高嶺が帰還してもそれで1年でJ1復帰は難易度高いでしょ。

 監督が新しくなっての新生コンサってことじゃなくて、会社そのものが新しくなっての文字通りのリスタート。 近藤や青木、高嶺といった戦力面での継続性はあるにせよ、それだけでJ1に上がれるわけじゃない。ましてや編成ミスで周回遅れだったわけだから。

 …あー、フリがやたら長くなった(汗)。NFLかぶれってのはどういうことかというと、NFLではスーパーボウルで勝つために厳しいサラリーキャップの制限下でドラフト、トレード、FAといったチーム強化をしていく。チームが上り調子で強くなっていくこともあれば、勝負をかけた年で結果が出ないことで再構築を強いられることもある。

 NFLではファンがそこのところをわかっていて、  特に再建期になった時には勝てなくても割とそれを受け入れる土壌がある(と思う)。

 じゃあコンサ、岩政コンサは?というと"踊り場”にいるんだと思う。 だから開幕4連敗でスパッと切り替えた。何が何でも1年でのJ1復帰なら問答無用で切るべきとここで書いてきたし、岩政コンサで行くならチーム再建に舵を切って我慢をするのがベターな選択だろう、と。

 J2に居続ければ選手はどんどん抜かれるしそれに比例して昇格は難しくなるから今が勝負だ!という考え方ももちろんある。とはいえ、昇格できなきゃどの順位でも同じという考えなら現場は岩政コンサに任せて会社は会社で再構築をする。強化部も体制を刷新して三上さんのツテやコネがあるならそれも活かしつつって感じでいいと思うんだよね。

 踊り場にいるからこそ舵取りが難しい。

 J2降格になったんだからクラブとしては当然下り坂。開幕4連敗でフリーフォールの如く急降下。1年単位で言えばそこからゆる~い上り坂。でもJ1復帰には程遠い。じゃあどうしよう?ってのが今だと思う。

 現場としては結果が出ていないけど、J2降格にも関わらず中の人が頑張ってくれている。クラブパートナーではあるけれど誰もが知ってるNTTドコモさんが加わってくれたし、他にも新規で加わってくれている。それに新規でオフィシャルトップパートナーにグラフィックホールディングスさんが加わっただけでなく赤黒フェスタでは早くも冠マッチ。 これは中の人は今にも増してGJ!ダイアモンドヘッドさんの時以来かな?

 去年の後半から感じていたことだけど、パートナーさんを増やしている中の人の頑張りはスゴい。軍資金の多さはクラブの強さにほぼ比例する。あればあるほど選択肢は増えるし、より質の高いものが手に入る。あとはマリオ・セルジオが当たりかどうか、現場が結果を出せるか。シーズン移行も見据えるとコンサはあらゆる意味で転換期にある。 もちろんJ1で、というのが理想だが現実は中々に厳しいよねってことで…。

 ニュースを改めてチェックしたらお盆にプリキュア来るのか。…ちょっと見たいw。


コンサと川崎の共通点(というかスゴいところ)。

2025年06月18日

黒:え、アンロペ退団?ウチ来ないか? 赤:そんな金がどこにあるのかと小一時(ry

 さて。

 8位長崎の下平監督が切られたのはけっこう驚きだったが、今度は17位山形のナベさんもとか。まあ、長崎としては「POじゃダメだ何としても自動昇格だ!」ということだろうし、山形は18位山口と勝ち点で並んで得失点差で辛うじて残留圏内とケツに火が付いた状態。

 Fマリノスは新潟との残留争い直接対決で、山形は仙台とのダービーマッチでといった具合に"負けてはいけない”試合で負けてしまったことが監督解任の決定打となったのかなとは思っている。「ケツに火が付いた山形ですら動いてるのにウチは随分と呑気というかお優しいことで…」と思ってるサポは多いと思う。まあ、オレも岩政監督は見切るだけの理由はあると思ってるが…。

 …え?川崎との共通点教えろって?  コンサと川崎の共通点は監督人事で波風が立つことが少ない、ということ。

 もともとは「監督の途中解任が10年以上前に遡るJクラブなんてコンサの他にあるか?」という疑問から。ヤンツー3年、三浦2年、石さん4年と続いて財前さんが1年と半分で解任、その後のバルバリッチもほぼ1年で解任、その後は四方田さんで2年半、ミシャで7年と基本的に監督を途中解任というのはあまりしない風土。まあ、かつては張外龍さんの再登板、再々登板なんて迷走があったからねぇ…。

 裏を取るためにwikiをチェックしたらカザフィ就任以前もかなり我慢強いというかすぐに切ることはしない感じ。相馬体制が1年ちょっとくらいで、その前の関塚さんは通算6年近く、高畠、相馬体制は短かったがカザフィ5年半、鬼木さん8年(!)。面倒くさいので他は調べなかったけど、ここまで監督人事が安定しているのはコンサと川崎以外にまずないんじゃないかな?

 もっとも、「切らない」ことが一概に良いとも言い切れない。石さん2年目の終わりは退任すると思ってたし。あのおぢさんが欣喜雀躍大はしゃぎしてウザいことこの上なかった。 結果的にギャンブルが成功してJ1昇格にはなったけど、「切らない」ことは決断しないこと、とも言える。

 で、岩政コンサ。

 切るんだったら開幕4連敗の時点で問答無用だったと思うがそうしなかった。理由としては更なる混乱を避けるためというのもあるが、会社が新体制に移行する最中で切るための明確な判断材料だったり次善の策や人事(後釜)を持っていなかったんじゃないかな、と。 監督を切れば切ったで現場はその中で何とかしようとするだろうけど会社側がグラついていては結局元の木阿弥。

 長いこと中心にいた三上さんを切って会社も生まれ変わる時。現場は現場で頑張ってもらうとして、まず足元を見つめ直し固めていく。その意味において、闇雲に監督のクビを切るのは愚策というのはベターな判断だと思うし、1つの考え方ではあると思う。強化部も即戦力CBを2人引っ張ってきて遅まきながら…な編成にはしたわけだし。

 だいたい、会社の社長と編成トップのGMが同一人物ってありえないでしょ。  プレイイングマネージャーが成り立たないのと同じで、経営側でやってちゃダメだよ。

 むしろ崩壊がこの程度で済んでるのが不思議なくらい。現場サイドで言えばそれはひとえに選手の頑張りやサポの応援があってこそなんだろうけど、それだけでは到底J1昇格なんて無理な話。我慢強さ(特に監督人事において)は良くも悪くもコンサの伝統。 ただし、"おまかせ”や"丸投げ”であってもいけない。

 あとは岩政コンサが後半戦どこまで巻き返せるか。  監督はもう言い訳できないし、来季以降を託せるか会社もシビアに評価してほしい。  双方にとっての緊張状態は続く。


恐ろしい数字遊び。~コンサ、J3降格への道~

2025年04月14日

>3連勝で福岡がJ1首位とか…

 さて。

 今回は一切煽り抜き。 数字拾ったらこうなったという至ってシンプルな話。

 順位表を見なくなったのはいつの頃だったか。勝てば一応中位には浮上できるという水戸戦で上昇気流ブチ壊しという伝統芸が炸裂。で、順位表を久しぶりに眺めたらあたしゃ愕然としたよ。

 J2でも絶賛残留争いやってんじゃん!

 秋田から下の下位5チームの"6敗組”にどっぷり浸かってる。  9試合で3勝0分6敗の勝ち点9、得点8失点16、得失点差ー8。  38試合で単純計算すると勝ち点は37.8、12.6勝0分25.2敗、得失点差がほぼ-34。

 得失点差-34ってだけでもヤバさが想像できるんだが(汗)、19シーズンからのJ3降格クラブの数字を拾っていったらマジで今のコンサがヤバいというのが如実に浮かび上がってきたというのが今回のお話。

19 ㉑鹿児島 勝ち点40 11-7-24 得点41失点73 -32   ㉒岐阜  勝ち点30  7-9-26 得点33失点78 -45 21 ⑲相模原 勝ち点38 8-14-20 得点33失点54 -23   ⑳愛媛  勝ち点35 7-14-21 得点38失点57 -29   ㉑北九州 勝ち点35 7-14-21 得点35失点66 -31   ㉒松本  勝ち点34 7-13-22 得点36失点71 -35 22 ㉑琉球  勝ち点37 8-13-21 得点41失点65 -24   ㉒盛岡  勝ち点34 9- 7-26 得点35失点80  -45 23 ㉑大宮  勝ち点39 11-6-25 得点37失点71 -34   ㉒金沢  勝ち点35  9-8-25  得点41失点70 -29 24 ⑱栃木  勝ち点34 7-13-18 得点33失点57 -24   ⑲鹿児島 勝ち点30  7-9-22  得点35失点59 -24   ⑳群馬  勝ち点18  3-9-26  得点24失点62 -38

 J3降格の全クラブが試合数<勝ち点。 単純計算でも岩政コンサはバッチリこれに該当する。単純に勝ち点上でも降格圏内にいるのが見て取れるが喫緊の課題である失点にフォーカスしてみると最も近いモデルは23大宮になるのかな?  想定される勝ち点が近い、単に得失点差-34が一致するからということではなくて、1試合当たりの失点が23大宮は71失点/42試合=1.690、岩政コンサは67.2/38試合=1.768。J2の中では資金力がある大宮でさえも降格する(した)というのを踏まえると23大宮よりもヤバい、 かつて福森のFK2発で分水嶺となった大宮以上にヤバいというのはけっこうクるものがある。

 負け数25ってのは降格はおろかJ2でビリになる公算大 というのもショックは大きい。20敗でもデッドライン。23大宮は11勝しているが、それでも負け数の多さが響いて降格。9試合で既に6敗というのは明らかにヤバい。 あと29試合で負け数14以下なんて現在の戦力と岩政監督の指導力で可能なのだろうか?  ウインドウは閉じているし、スタメンを張っていた馬場は2試合の出場停止(泣)。しかもホーム藤枝戦の後は大宮・長崎・山形・磐田と脂っこいところばかり。守備陣が踏ん張り切れる気がしない(戦慄)。降格圏内に落ちる公算の方がはるかに大きいと悲観的になるのを抑えることができない…。

 GWが終わる頃には監督のクビが飛んでもおかしくない。それくらい危機的な状況だと思う。  直近の目標としては「GW明けまで残留圏内を維持する」こと。  折り返しまでに真ん中にいる、少なくとも下3分の1からは抜け出すこと。  このあたりが現実的な目標になるだろう。

 取り急ぎで数字拾ってみたけど、百歩譲って攻撃は戦術近藤でも守備は相当重症。  ウインドウが開く頃まで耐えられるか?というのが岩政コンサの立ち位置だと思う。


優勝なんて目指せません!

2025年03月09日

>ある意味、スッキリしたよ

 ホーム開幕戦、千葉戦は1-3の負け。

 公式のリロードに手間取ったのは我がスマホが「見てはいけない!」と警告していたのかと思わせるほどにひどい試合。スコア以前に10分経たずに菅野OUTって何?てっきり退場かと思いきや、脳震盪だったらしいがそれにしたってひどすぎやしないか?

 前半で2点のビハインド。スパチョークのゴールで希望は持てたのかもかもしれんが、終わってみれば案の定としか言いようがない。自虐で「さらに下があったりして…」とは言ったけどさ、何もホーム開幕戦で実現せんでもええやろがっ!気持ち奮い立たせてドームに試合を観に行ったサポが気の毒すぎるよ…。

 J1は激流、J2は濁流。

 J1はひたすら全力、生き残るため落ちないように上へ上へともがく。サケの遡上や鯉の滝登りみたいにビジュアル的には縦のイメージ。一方、J2は流れの速い川の向こう岸を目指して流れを観つつ泳いだりイカダを作って渡り切るってイメージ。

 もっとも、今のJ1とJ2を隔てるものはただの「川」ではなくて、一見すると大した流れに見えなくても底流はものすごい水量で流れの速い大河。 泳いで渡るなんて到底無理で、イカダでも船でもしっかり準備した上でないとJ1には辿り着けない。

 岩政コンサは舵をなくして漂流する船どころか、船体に穴が開いて沈みかけている。  滅多にこういうことは言わないけどハッキリ言わせてもらう。

 監督は解任すべし。

 このままでは間違いなく沈む。J1昇格どころじゃない、それ以前の問題でチームの立て直しが最優先。一旦引き返して船を直す、船ごと変える。ロボコンだったらスタート地点に戻ってのリトライ。それくらいに抜本的な見直しをしないことにはどうにもならない。  漢気残留で残ってくれた近藤や青木には本当に申し訳ないが、今のコンサに必要なのは“やり直し”。監督が代わればPO圏内に滑り込むのさえ厳しくなるだろうが、昨季から選手がほぼ変わらない状況でこの惨状では監督に原因を求めざるを得ない。

 岡山とか見てても思うけど、J1昇格って確固たる土台があってこそ。  今や岩政コンサはその土台が崩れている、拠り所が壊れているとしか思えないのよ。

 J1昇格とか今のコンサには寝言でしかない。まずは普通に戦えるチームにすること。


泣きの1年、無駄な1年。

2025年03月02日

>このブログもいよいよ潮時なのかもしれん…

 アウェイ山口戦は0-2の負け。

 まあ、負け自体は「だろうな」って感じでわりと淡々と受け入れている。出だしの2戦で考えられる最悪の負けっぷり、さらにその下があるならオウンか退場者出して0-4まで行っちまうんじゃねーの?くらいには思ってたからサバサバしてるって感じ。

 J1が『戻るべき場所』?ほざくな!

 3試合で勝ち点1どころか1点も取れないチームが何抜かしやがる!  戯言はせめて1つでも勝ってからにしろっての。

 …まあ、たまにはブチまけたっていいでしょ。この際だから言うけど、  去年あたりからハッキリとコンサとの距離が遠くなってるという実感がある。

 街の本屋で月刊コンサドーレを置いてくれなくなったとか、いよいよ通院生活が始まって物理的な距離が遠くなったとか様々なことがあるんだけど。 ぶっちゃけコンサにへの熱量がものすごく落ちてる。 勝敗は相手があることだし、今日も録画はしてあるものの 「なぜ勝ったのか、負けたのか?」というのを探る意欲が薄れている。 「どうせ同じように試合して同じように負けたんだろ?」ってなもんでさ。

 岩政コンサに関して新生コンサとは思っていないというのは幾度かここで書いてきたことだけど、端的に言うならミシャコンサのリターンマッチ、“泣きの1年”だと思っている。 奇しくもコンサを去っていくであろうと思われた近藤や青木が漢気残留、それに加えてまさかの高嶺帰還。「何としても1年でJ1復帰!」という空気と期待感が大きく増した状況で今季が開幕。

 通常、J2降格ともなればクラブは再建モードに入っていくものだが、コンサはそうしなかった。それはリーグのシーズン移行で来季J1かJ2かでは天と地ほども差が出てしまう。1年での復帰は至上命題と位置付けたからだろう。だからこそ昨季はミシャにキリよく務めてもらいつつも早い段階で岩政コンサにシフトしていったととらえている。

 よくもこれだけ盛大にズッコケてくれたもんだ。しかも、さらに悪いことにリーグが開幕してから守備に致命的な問題が見つかったなんて言ってるようじゃ話にならんでしょ。ただでさえ勝ちが欲しい状況の中でその修正までできるの?と。だからこそ今日の負けを「だろうな」と受け止めているとも言える。

 ヤンツーから20年。その20年の間で監督の途中解任はたった2度しかない。 しかも最後の途中解任はバルバリッチの2015年途中と10年前。J1でぶっちぎりのビリだった三浦コンサでも石崎コンサでも去年のミシャコンサでも任期を全うした。監督人事でこれほど波風が立たない、我慢強いクラブはコンサ以外には存在しないだろう。

 ただ、今季は開幕前の期待度が高かったぶんだけ反動も極めて大きい。  よほどのことがない限り…な話ではあるが、1年でのJ1復帰を掲げるクラブにあっては  その「よほどのこと」が既に起きている状況でもある。

 …まあ、オレは静観しますわ。文句言ったところでどうにもならないというか、今の生活の中でコンサを占める割合が加速度的に少なくなっているので。 どの道を選ぶにせよ、それを正解にするには監督や選手が結果を出す以外にないのだから。

 来週のホーム開幕戦、参戦されるサポはより一層強い気持ちで  「俺たちも戦う!」「俺たちが勝たせる!」という姿勢を見せてほしい。


天の時、地の利、人の和。

2025年02月07日

>やっぱ三国志シリーズはⅤが至高だよな…

 さて。  今回はお待たせしていたコメントへのレスをかねて岩政コンサの雑感を。

 天の時~というのはもともと孟子の言葉とされ、事をなすときには人の和こそ最も大事だというのが本来。ただ、オレの中では光栄(現コーエーテクモ)の三国志5のキャッチフレーズというイメージが強い。この5作目は武将同士の相性が色濃く反映されており、また陣形の概念もあってたとえ凡将でも適した陣形を適した地形で駆使することで猛将相手でも倒すことができる。

 天の時、地の利、人の和。どれが欠けても勝つのは難しくなるが、  やっぱり人の和という力があればこそ困難を乗り越えることができる。

 今シーズン、新キャプテンが高嶺になった理由の1つはこれ。そしてもう1つは「時を進める」というのを明確に示すアイコンではないかと思う。 荒野でも問題はなかったかもしれない。ただ、高嶺が復帰の意向を示した時、クラブ側は「今がその時だ!」と腹をくくったのではなかろうか。荒野も既にオーバー30。3年先、5年先を見据えた時に世代交代を行うには時も人もピッタリだったと考えるのはむしろ自然だとさえ思える。

 思えば、去年の前半戦が終わった時点で今季J2なのはほぼ見えていたわけで、新監督の人選やコンセプトのすり合わせはかなり早い段階から水面下で進めていたと思う。それはミシャにもカリスマ性があって「泥は被るからやり通してください!」と現場を任せることができたのも大きいだろうけど。

 ケガ人の多さで散々泣かされた反省からコンディションの安定化は最優先課題。とはいえ、キャンプ地変更まで一足飛びというわけにはいかない。まずクラブの組織で見直すところはないかということで京谷さんを招聘してケガ防止に努めるという変革から始まった。

 故に、岩政コンサを新生コンサとあまり思わないのは単にメンツが変わらないからではなくて  岩政コンサから変革する、新しいアプローチを取り入れていくというのを強く感じるから。

 ベタだけどピンチはチャンス。変わる必要があっただけでなくJ2降格によって変わらなきゃならなくなった。 これはけっこう大きいと思う。で、今シーズンは監督が代わるクラブが多い。リーグ全体のシーズン移行も控えているからいろんな意味で時が変わるシーズンと言える。そんな中、高嶺の新キャプテンは人の和という意味でかなりポジティブに働くと思う。

 その意味においてかなりヤバい立ち位置なのが福岡。 新監督にキム・ミョンヒという“わけあり物件”を抱え、それに加えてふくやショック。新監督就任にケチがついただけでなく、長くクラブを支えたスポンサーが一時的にとはいえ離れていった。無論、新監督就任がどっちに転ぶかはやってみなきゃわからないとはいえ、開幕で躓いて低迷したときにサポが我慢して支えていけるか?は怪しいところ。

 去年のミシャコンサにおいてさえ、あれだけ粘れたのはパートナーさんの協力もさることながらサポの気概というか「最後まで見届ける!」という思いが少なからず影響していると思っている。そうじゃなきゃ近藤や青木の漢気残留もなかった。ましてや、ミンギュまでもがサポに言及してくれるとなりゃサポが奮い立たないはずもない。勝てない時も「俺たちがもっと声出そうぜ、背中押そうぜ!」となるでしょ。

 事実、そうしたサポの力がJ1昇格に欠かせないというのは何度も経験してきている。 四方田コンサの昇格イヤーはホームで17勝3分け1敗、勝率8割越え(!)という驚異的なもの。今や立派な黒歴史(?)となった石崎コンサにおいてさえホームは13勝3分け3敗でしっかり昇格圏内に入っているだけでなく、36節の草津に負けるまでは先制した試合は全勝(引き分けもなし!)という結果を出している。

 去年のJ2、山形が土居聖真を補強して9連勝と中位から一気にPO戦線に食い込んできた。コバさん時代の清水も9連勝があったし、J1昇格にはそうしたビッグウェーブが必要で、それには人の和、サポの力なくしては実現できない。

 宮澤から荒野へ、そして今シーズンは高嶺へ。菅ちゃんの流出はけっこう痛いけど、それでも桐耶が副キャプテンに。深井さんも副キャプテンに就いた。赤黒の命脈を絶やさずにという意志表示も素晴らしいと思う。木戸や出間もそれに続く必要があるし、食らいついていかなきゃならない。

赤:明日は神戸VS広島のスーパーカップ。時は来たって感じですかね? 黒:雨がしたしる五月かな… 赤:それ負けフラグ!


ISHIYAのいないコンサドーレ。

2024年12月30日

黒:岩政さんは~コンサ率いてから~♪超一流のマジシャンに早変わり~♪ 赤:そのネタ分かる人がいったいどれだけいるのかと小一時間(ry

 …とまあ、物騒なタイトルとは全く関係ないボケを入れたところで。 〇「ふくやさん」トレンド入り、サッカーJ1福岡のスポンサー契約終了を発表、ネット衝撃「寂しい」  これはけっこう衝撃的なニュース。かつてアビスパ福岡が経営危機に陥った時も応援セットを販売してクラブを支えたスポンサー。文面からして“絶縁”ではなさそうだが、新監督にパワハラを問題視されたキム・ミョンヒが就任したことが少なからず影響していることは否めないだろう。

 何というか、「ふくやのいないアビスパ」≒「ISHIYAのいないコンサドーレ」かな、と。  スポンサーは大小や有名無名を問わず抱えるのが当たり前だとしても  「そこがいないのって何か足りなくない?おかしくない?」って感じがしてしまう。

 コンサにおけるISHIYAは単にお金の面だけじゃないつながりや縁、恩義があるのでふくやさん以上のものではあるんだけど、今回のふくやさんの満了の話は人(だけじゃなくスポンサー、お金)が離れるのには十分なきっかけになってしまう気がしている。

 今季のコンサはJ2降格。前半戦終了時でぶっちぎりのビリ。なぜミシャを切らない!という声も少なからずあった。ただ、来季も続投前提という条件で監督を代えるにしても、今現在のレベルの戦力を維持することができただろうか?答えはNOだと思う。

 成績低迷で監督を代えました、はまだいいとしても補強もロクにできず消化試合でリーグ後半を過ごして降格なら結局は同じこと。それどころか、勝つ気があるかどうか疑わしい試合に行く必要もないし、金出す義理もないとばかりにどんどん観客も選手もパートナーさんも離れていったのではないか?

 負け幅を少なくできた、と以前に書いたのはそういうこと。もっとも、ミシャ好みの選手で固めた編成から補強も期待できない状況で来季の手形付きで新監督なんてそんな都合のいい話があるはずもなく、仮定自体が無意味と言えば無意味。ただ、前半戦終了の時点でどっちに進もうがギャンブル。

 石崎コンサの3年目(2011年)もけっこうなギャンブルだったと思っているが、この時は成功した。今年のミシャとの心中は勝ち目が10%か5%かを選ぶ程度で基本的に負け戦のダメージをいかに少なくするかが主眼だったと思う。その意味においてはギャンブルは一定程度の成功を収めているとは言える。

 今まではミシャという引力、磁場によってかなりの恩恵があったが、これからは「札幌でプロ生活を送りたい!」と選んでもらえるクラブづくりがより必要となる。 福岡は言うに及ばず、川崎や新潟など“ひと区切り”となるクラブが少なからずある中でコンサはどこを目指すのか?

 戦力面では財前コンサよりは上になるだろうから、自動昇格は無理でもそれに近い目標を立ててもいいはず。ただしJ2は魔境。J1が激流ならJ2は濁流。「え、補強もう終わり?」と思わないでもないけど1/6始動ならこれで丁度いいくらい。しっかり休んで来季を迎えたい。

 …というわけで、長々書いてきました。  大晦日から休みなしで地獄の6連勤。マジで体がもつか不安…。今年のブログ締めです。


最終戦、参戦します。

2024年11月16日

>あれ?ブログ直ったっぽい?

 C大阪戦の頃からずっと悩んでいた。いや、迷っていたというべきかな。

 C大阪戦は録画こそしたけど仕事だったので先に結果をチェックしてしまい結局未視聴。ドローということもあったけど、オンタイムで観ないと入り込めないね。湘南戦は休みだったので覚悟と緊張感を持って試合を観た。

 DAZNで映像抜いてくれてたけど、ミシャがキックオフ前に両手を合わせて祈る姿。試合後に何度も頭を下げる姿。この試合に懸けていたのがよくわかる。いよいよ崖っぷち。でも、なぜか悲観的な気持ちにはならなかった。

 選手はもちろん、大挙押し寄せたサポも全力を出し切った。でも、結果がついてこなかった。結果以外は納得感の高い試合。無人のゴールに蹴った浅野のシュートが枠を外れたところが今季のミシャコンサを象徴しているなと思ったのはオレだけではないと思う。

 最終戦の参戦を決めた理由は大きく2つ。1つは自分の健康状態。

 10月に手術を受け、現段階ではこれまで同様月1の通院で済んでいるが、来季以降も参戦できる保証はない。湘南戦を生で観て改めて思ったけど、たとえTV越しでも同じ時を共有しないと“ボヤける”な、と。

 参戦できるのにしなかったことを後悔したくない。

 もう1つはミシャコンサを『見届けよう』と思ったから。

 何度か書いて来たが、今季は過去イチでモチベーションが低かった。悔しいとか怒りを通り越して「勝手にしろ」って感じ。普通の感覚ならリーグの折り返しでダントツビリの段階で監督は解任だ。それでもミシャと心中の道を選び「やり切る」道を選んだ。

 選手やサポはもちろん、フロントもパートナーさんも絶対残留!と高い熱量で関わってきた。そして、ラス前の今に至るまでわずかながらも可能性を残してここまで戦い続けてきた。最終戦までJ1残留の目があるかどうかはわからない。それでも、ここまで戦い続けてきた選手たちを見届けるのはサポの端くれとしての義務というか意地というか筋というか。

 “百文”は一見に如かず。ここでブログを始めてからのモットー。  どんなに駄文並べようが、スタに足運んで観るのには敵わないのよ。

 ダメ元でホテルを検索したら定宿に空きがあった。これはもうGOなのだ、と。この試合だけは参戦しなきゃダメだ。覚悟を決めた。この試合だけはワガママを通させてもらう。それにオレの場合、参戦は試合を観るだけが楽しみじゃない。食うのは自重する必要があるけど、お買い物もその道中も楽しみの1つだし。というわけで、

 2024弾丸ツアー・ファイナル ~「 」~

 今までずっと迷ったのでB型会まで考える余裕はなかったです。すんません(汗)。  土曜に前乗りして月曜に帰る予定。宮の沢詣でで泣く自信がある(苦笑)。  …さて、メシの算段でもすっかな(←やっぱり食うのかよ!)。  


ミシャのために、ではなく。

2024年06月01日

>悪手中の悪手とか言われたい放題だな…

 さて。

 ミシャで行くといういわゆる“お気持ち表明”。まあ、これ自体には驚きはない。むしろ安易にミシャのクビを切らなかっただけマシ。そもそもフロントはミシャを切ることなど考えていないだろうなと思ったから。

 後任もロクに見定めていない見切り発車でそれをやるってのはフロントのアリバイ作りにしかならない。補強があるかどうかも不透明で途中から入って即結果出して下さいって「目でピーナッツ噛み機出して!」じゃあるまいし、そんなキャリアにキズが付くようなリスクをわざわざ背負う人がどれだけいる?って話で。

 意地悪な言い方をすれば公式からのアレは文字通りの決意表明であって、断を下したというものではない。だって、最初からそうするつもりだったのだから。ポスト・ミシャをどうするか?その人選がどこまで進んでいるかはともかく、少なくとも今シーズンはミシャでというのがクラブの方針だとオレは思ってる。

 そして、さらに意地悪言うなら三上さんは断を下せる人物ではない。無能、ということではなくむしろ逆で、三上さんはコンサにおいて欠くべからざる屋台骨。失ったらコンサは立ち行かない。断を下せる人というのは、いざ自分が断を下された時にそこを去らなければならないと思っている。その意味において三上さんにそういう役割をさせるべきではない、ということ。

 故に、コンサの一番の補強ポイントは選手ではなく
 主に経営面での舵を取る社長だと思ってるがそれはまた別の話、ということで。

 勝てないときに誰が叩かれるか?といえばまずは現場の最高責任者である監督、起用に応えられない選手。そして戦力を揃えられない強化部ということになろうかと思う。監督稼業は大統領みたいなもんで迎える時はやんややんや、去る時は石もて追われるという因果な稼業。

 褒められる時は選手が先で叩かれる時は真っ先に。高い年俸はその迷惑料みたいなもん。監督は成績低迷時には否応なしに矢面に立たされるし、一方ではやらかした選手や強化の戦略ミスの防波堤、スケープゴートになることだってある。そんな中でのミシャ続投宣言。

 監督は悪くない!と宣言した以上、もうフロントや選手に言い訳は許されない。
 今、J1を席巻している町田。やれヒールだのつまらないだの言われようが勝てば官軍。
 勝てば認めざるを得ないし黙るしかない。

 悔しかったら勝つしかない。ただ、それはミシャのために、であってほしくはない。
 ミシャのためにコンサがあるわけじゃない。

 ミシャを助けたいと言う菅野。菅野ほどの経験があればわかっているとは思うのでそこに難癖はつけないけど、勝つためのミシャ体制継続であることは履き違えないで欲しい。ミシャへの恩返しなんて考えないでいい。まずは勝つこと。そこにベクトルを向けてほしい。無論、フロントも口だけでなく実のある補強で勝つために全力を。

 …頼むぞ、武蔵!ゴールで黙らせろ!


今のコンサに金は出せない。

2024年05月25日

>ミシャの気持ちが切れてなきゃいいが…

 ホーム鹿島戦は0-3の完敗。

 まあ、負け自体は想定内というか「だろうな…」程度のものでしかない。
 こういう気持ちになること自体大いに問題ではあるが、
 いろんな意味で“離れた場所”にいると自然とそうなってしまうというのが偽らざる心境。

 だって考えてごらんなさいな、こちとらただでさえ飛車角落ちどころじゃない戦力で戦わざるを得ないってのに相手は鹿島ですぜ?それも水曜日にカップ戦で負けて選手もサポも勝ちに飢えている鹿島。

 こういう時の鹿島はただ勝ちに来るんじゃない。
 札幌如きを倒すのは当たり前、圧倒するために乗り込んでくる。それが鹿島。

 そもそも「雰囲気が変わるだけで勝てるようなら苦労せんわいっ!」ってなもんで、勝つためには策を考えたり細心の注意を払ってそれでどうかなという力関係。何とか先制して少しは鹿島を慌てさせることができれば勝ち点1くらいあるかな、くらいなところへミシャですら安い失点と嘆くようじゃ話にならんでしょ。

 ぶっちゃけ、今のコンサはわざわざアゴアシマクラかけてまでドームに行こうとは思わない。
 だって、おんなじように試合しておんなじように負けてるんだもん。

 もし、観る試合を選べるのであれば今日の鹿島戦はいの一番に外す。だって、一番勝ち目が薄いから。勝ち負けは相手のあること、やってみなけりゃわからないと思いつつもやっぱり勝ち試合を観たいのが人情。それに鹿島相手だとマリノスみたいに殴り合いの展開じゃなくて殴られ続けるだけで面白い試合にもならないよなって感じで。

 勝敗も大事だけど、面白かったとか「また観に来たい!」と思わせる試合ができるか?
 悪いけど、今のコンサにはそれが期待できない。
 もし、今日だけしか都合がつかなくてこんな試合だったら2度目はないよ。

 好むと好まざるにかかわらずプロの世界ってのは常に値札ぶら下げた状態で、1試合、下手すりゃ1プレーでその値が跳ね上がったり暴落したりする。代表選手ともなると人格否定されるくらいにまでボロクソ叩かれることだってある。

 単に勝ち負けじゃなくて同じ勝ちでも勝っただけの場合もあるし負けたけど全然下向く必要ないぞ!ってこともある。でも、今のコンサって単に負けるだけじゃなくて悪い負け方ばかりなのよ。だから“萎える”。萎える先はある種の悟りであったり、無関心に行きつくわけで…。

 「じゃあ、コンサの応援やめるか?」というと、そうはならんわけでさ。

 長いことここでのたくってるってのもあるけど、コンサの応援やめたらオレの人生とまでは言わんが普段の生活が無味乾燥なものになるのがわかり切ってるからさ。

 なるようにしかならん。
 怒りも、嘆きも、足掻きも、時に訪れる喜びもコンサがあってこそ。

 ひとまず今はコンサを支えてくれているパートナーさんに協力するという程度にとどめる。


維持する難しさ。

2023年12月21日

>元日の代表の試合が別の意味で心配だ…

 今日は誕生日。天龍源一郎のフィニッシュホールドを繰り出しても違和感のない年齢に(なんのこっちゃw)。いつもはネタに走ってお茶濁してるんだけど、今年はちょっと思うところがあって。

 コンサドーレのサポーターズブログである以上、ここ数年で基本的に日ハム(野球)のことは書かないようにしてきた。両方応援している方がたくさんいる一方で、ハム許すまじ!な人もいる。ここに集うような人は特にその傾向が強いと思うからわざわざ不快にさせる、炎上のリスクを抱えることもないよな、と。コンサに関して純度を高くしたい!というのはもちろんあるんだけど。

 折しも、日ハムが芝の関係でオープン戦の期間にエスコンが使えず札幌ドームを使うというニュース。コンササポにとっては少なからず「( ゚Д゚)ハァ?」な話なわけだが、日ハムが救いの手?なんて記事にしたもんだからさらにカチンとくることに。

 オレとしては「ドームが『どうぞどうぞ』ならそれでいいんじゃない?」なスタンス。
 むしろ「知らんがなwww」と大人げないことしなかっただけマシかな、と。

 エスコンはオープン戦で使うこと想定してなかったのか?と思わないでもないけど、国立競技場が猛暑の影響で冬芝が根付かず…ということもあるから困ったときはお互い様でいいんじゃないかな、と。

 で、コンサは駿汰や小柏など「抜かれたら困る!」という選手が流出の危機。強化部は来季の体制づくりに大わらわ。下手すりゃいきなり残留争いド本命になりかねない状況なわけだが、日ハムは日ハムでけっこうヤバい状況じゃないかな、と。
 日ハムはダルや大谷といったゴールデンルーキーが来てくれてリーグ優勝、日本一と栄華を誇った時期もあるが、去年今年と2年連続リーグでビリ。強くなるのも大変だけど、強さを維持するのってホント大変だなと思う。ドラ1の吉田輝星をトレードで出した時には驚いたと同時に「へぇ、やっとその気になったんだ…」とも思っていて。

 ミシャは良い選手は抜かれるのが宿命というのを受け入れた上で自分の気力体力が続く限りはコンサで監督をやるだろうとは思う。ある意味、ミシャにとってはコンサはやりたいようにやらせてくれる“理想の環境”なわけだし。
 一方で、新庄監督はどうかな?と思う。やりたいようにやらせてくれる環境は同じでも、ガンガン補強したにもかかわらず結果が出なければ身を引くんじゃないかな?という気がしてならない。コンサは戦力が落ちないように、がメインだけど日ハムは上積みの要素の方が大きいから。

 コンサは今年も思ったような結果は出せなかったけど(汗)、
 パートナーさんはどんどん増えていて「中の人頑張ってるよなあ…」といった印象。
 支えてくれる人がいる、支えてくれる力のありがたみは忘れずにいたいなと思う。


 普段とはだいぶ毛色の違う話だけど、たまにはいいでしょ。
 ボロ負けしたけど、あのマンチェスターシティとガチ勝負できる浦和が羨ましいよ…。


加速から深化へ。

2022年12月30日

>WC争いはここからが佳境…

 正式発表はまだだが、来季の陣容もほぼ固まった感じ。
 ユニモキックオフイベントでお披露目ということであまりテンションは上がらず。

 で、久しぶりに戦術厨らしい書籍を買ってみた。

〇footballisuta 1月号 新柄3バック隆盛の5つの理由

 今日届いたばっかりなので感想は書けないけど、W杯を通じて感じたのは
 可変システムはもはやミシャの専売特許ではない、ということ。

 相手に合わせて攻撃時でも守備時でも可変するのが当たり前なレベルになりつつあるのかなあ、と。ついつい戦術厨的な思考が入ってしまうために例えば将棋の駒組みの時点で実は失敗だった、スタメンを読み間違って序盤のミスマッチを解消できないまま失点してそのまま負けなんてことが起こりうるのかなとも思ったり。

 組織で戦うということは今までは守備のイメージが強かったけど、
 これからは攻撃面でクローズアップされるのかななんて思っている。

 これも多分にオレのニワカ趣味が影響してるんだけど、アメフトのようにいかに11人が連動して動くことでフリーの状況を作れるか?というポジショニングゲームの意味合いが大きくなっていくのかなとも思っている。アメフトと違って1回1回プレーが途切れるわけでもないから単純な陣取り合戦にはならないんだけど、スペースを作るとかどこにボールを入れるとかを探るヒントにはなるのかな。

 ミシャコンサで5年。観る側としては可変すること自体には違和感を持たなくなってきたし、選手の側も一定の約束事や理解はもっているだろう。そこからさらに一段高いところに向かう、引き出しを増やすというステップの6年目。上手く言えないけど、そこは“進化”ではなくて“深化”になるのだろう。

 ミシャ式の5トップに人数を合わせて…なんて段階をとっくに通り過ぎてるのが今のJリーグ。そりゃあ欧州のトップオブトップに比べたら落ちるかもしれんが、決してJ1のレベルって低くないと思うんだよな。

 FWが守備するのは当たり前、GKが足元巧いのは当たり前、そこからさらにSBはおろかCBも攻撃参加できないとダメみたいなことになるかもしれない。可変することで全員攻撃全員守備が全てのポジションで当たり前になってくる。そういう意味では少なくとも攻撃面においてはミシャで長くやってることでアドバンテージはあるのかな。

 つらつらと書いてきたけど、それでも求められるのは結果。
 そろそろ誰の目にも名実ともにJ1クラブと認められる明らかな結果が欲しい。


巡り巡って。

2022年02月05日

赤:はいどうもー、赤黒スズメでーす。大伍がコンサに帰ってきましたよ!
  あ、林家こん平のツカミは禁止です。
黒:…また来週。
赤:こら!

 …というわけで。

 三浦コンサ時代に留学から急遽帰国、秘密兵器としていきなり結果を出しJ1昇格に貢献したのを知っているもはや老害と化したオレのような古参に足を踏み入れそうなサポからすれば

 こまけぇこたぁいいんだよ!俺たちの大伍か帰って来てくれた。それで十分じゃないか!

 で、一件落着。いろいろと書かれたり叩かれたりもした。その真偽は知る由もないし、仮に知ったところで過去は過去。消せるもんでもない。大伍自身がコメントしているようにピッチ上ではもちろん、ピッチ外での振る舞いで示していくしかない。

 率直に言うと、大伍は“異分子”だと思っている。
 あらぬ誤解を招かぬように断っておくが“異物”ではないので念のため。

 鹿島・神戸・浦和と渡り歩いてきたわけだが、こうしたクラブはタイトルを獲るorタイトルを狙うのが当たり前な環境であり選手全体の水準が高い、言ってみれば上のレベルの住人であり、クラブも選手も成長途上にあるコンサとは異質な存在。コンサの選手が純粋培養というのはちとイヤミにすぎるが、大伍は他所の釜の飯を食い良くも悪くもスレてきた。

 練習生として沖縄キャンプに参加したが、竹林強化部長も言っているように加入ありきではなかったと思う。だから練習当初は五分五分と思っていた。後に、三上GMは大伍に限らずコンタクトは取り続けていたと言っていたので、騒がれていたことにケリがつくのであれば普通に獲るんだろうなと思うようになった。

 例えば神戸や浦和であれば契約は契約といった具合に傭兵扱いすることはできても、果たしてコンサが大伍に対して「どこへなりとも好きなところに行けばいい」という扱いができるだろうか?能力が低いとか、能力はあっても今のチーム事情には合わないというならまだしも、大伍の能力は高いし経験もある。特別な存在とかは抜きにして、必要な戦力か?と問われたら答えはYESだろう。大伍が起用されるイメージで一番近いのは早坂かな。

 使えるメンツからスタメンにしていったらサブが物足りなくなっていたというのを痛感したのが昨シーズン。とりわけ、守備のメンツは層が薄くて柳や大八もなかなか出場時間を伸ばせずにいた。主に右サイドのユーティリティプレーヤーとして大伍が加入することでそうした物足りなさはだいぶ解消されるのはないだろうか。

 もちろん、クラブとして譲れない線はあるし、そこは大伍も理解しているはず。今の大伍をどう評価し、コンサに加わって何ができるかというのを見極めた上での獲得。そこは強化部の今までの眼力を信じるしかないし、信じられるものだと思っている。大伍の獲得は選手側からも要望があったらしいが、練習の中での大伍の姿を選手もきちんと見ていたんだろう。だから獲得した以上は大伍が態度で示すだけではなく、クラブ側が大伍を守ることも必要になってくる。

 何て言うのかな、今年ミシャコンサが目に見える結果、とりわけタイトルを獲るためには大伍のような異分子が必要なんじゃないか。そんな気がしてならない。興梠も鹿島や浦和で活躍している上のレベルの住人で勝ち方を知っているのは確かだけど、興梠の場合は「ミシャのいる札幌で輝きたい!」というのが少なからずある。

 練習参加の中で今まで当たり前だったことが当たり前ではなくなった。コンサに戻ったことで大伍にとっての原点とか根っことかいったものを改めて思い起こし再起を図るのであればコンサ以外に捲土重来を期す場所はない。異なるクラブに在籍しつつも高いレベルで貢献し続けてきた大伍は宮澤とは別の意味で天才。

 しかしまあ、干支ひと回りして大伍がコンサに戻ってくるとか時は移ろうんだなあ。しかも移籍金フリーってだけでなく普通にJ1で通用するレベルで戻ってくるとか信じられんわ。捲土重来ってより、所属先がなくなって宙に浮いた状態のところにコンサと縁がつながるというのもツキがあるというか、タイミングの妙というか…。

 興梠、シャビエル、大伍と先立つものさえあれば「こんなんナンボあってもいいですからね」とユニ買いまくるんだが。チャナが抜けた分はこの3人で十分穴埋められるんじゃ。でも、先にユニ買っちゃった人は「どうしてくれるんだ!」と泣きながら悩んでるんだろうなあ。

 チャナが抜けたのは痛いけど戦力的にはトントンどころかそれ以上。
 期待値もテンションも爆上がり。マジで今年はタイトルを獲りに行かなきゃダメだと思う。 


10年前から。

2021年12月31日

>ネタ書く気力はない…

「おい、エンタの神様で岩崎がキツいツッコミされてたぞ!」
「あれは蛙亭の中野周平だよ」

 …似てるの髪型だけやんけ!と、軽くひとボケ入れたところで。

 もし10年前に戻って「福岡が磐田の得点王を情け容赦なくブッコ抜くんだぞ?」と言ったら信じてもらえるだろうか?10年前は磐田はJ1で8位、福岡はやっとこさJ1に復帰しながらあえなく17位でJ2降格。ジュビサポは「そんなわけないやろ~」と一笑に付すだろうし、アビサポは「いやいやいや…」と恐縮しきりだろう。
 某著名サイトでは補強の進み具合で1位に評価されるなど今年の福岡は残留争いどころか6連勝を含む躍進。リーグでわずか2敗(!)の川崎に黒星をつけ5年周期説を覆した。J2で無双したルキアンをブッコ抜くという攻めの補強は内外共にインパクトが大きい。奈良などレンタル組も完全加入させている。

 10年経てばクラブの立ち位置はガラッと変わる。下手すると10年どころか5年で変わるというのは松本のJ3降格や大宮がJ2でラインコントローラーに勤しむ姿からもわかる。それくらいJ1もJ2も厳しい。水戸はステップアップの経由地としての地位を確立しつつあるしクラブの施設も徐々に充実させている。一方、千葉は(ry

 10年前といえば石崎コンサで3年越しのJ1昇格を果たした年。石崎コンサとミシャコンサには監督が若手好きで育成に長けている、ポゼッション志向で主導権を握りたいというざっくりした共通点があると思っている。石さんはバルサのようなサッカーと言っていたが、今にして思えばあれは「どんな狭いエリアでもパスワークで崩す」のではなくて「ボールを奪われたらすぐに奪い返す」が主眼だった。だから奪いに行く守備、チャレンジ&カバーを言っていたのかな、と。

 最近ではストーミングとか言われてるけど、チームとして連動した奪いに行く守備がハッキリとイメージできたのは去年の川崎になるんだろう。西部本でも即時奪回というフレーズが躍っていた。そう考えると石さんの理想はあまりに高すぎたし、それ故に現実路線でJ1昇格をもぎ取ったとも言える。
 曲がりなりにもJ1で5年やってきて、思い出したくもない12シーズンは「あのメンツじゃ誰が監督やっても落ちるわ…」と思わざるを得なかったし、現場レベルではどうしようもなかった。むしろ、石さんはよくぞトンズラせずに1年務めてくれたとすら思う。今とは会社側のサポートの度合いがまるで違うしキャリアに傷がつくことを考えればちゃぶ台返しされてもおかしくない。

 石崎コンサとミシャコンサの違いを端的に表すなら
 ミシャコンサは「これしかやらない!」で、石崎コンサは「これしかできない…」だった。
 それは監督の能力だけじゃなくて選手の質や会社の資金力、戦術の普及や進化も含まれる。

 10年前も今も育成がコンサの生命線であることに変わりはないと思ってるし、最近では高嶺のようにユースから直接昇格できなくても大学サッカーを経由してコンサに戻ってくるいわゆる鮭組の流れもできつつある。井川もそうだしね。ただ、ミシャコンサになって思うのは選手の峻別のサイクルがどんどん速くなっているということ。
 ミシャ式が難解で身につくのに時間がかかるというのもあるかもしれないし、特にJ1ではモノになった選手から使っていくという考えにならざるを得ないのかもしれない。一方で、菅のようにミシャがこれと見込んだ選手は我慢強く使い続けている。だからレンタル組は基本的に帰ってこないと思っていたんだが、今のところは半分当たり半分ハズレ。

 今までだったら期待の新星が入ってきたらそれだけでうれしくてたまらなかったのが、今や「どれくらい活躍するか?」という観点で見てしまうようになった。それはJ1に居続ければ当然とも言えるけどある意味贅沢になったよなとも思うわけで。特に金子・高嶺・駿汰の大卒三羽烏が目覚ましい活躍を見せたもんだから代表選出された小柏でさえ物足りなさを覚える。「贅沢言いすぎ!」というツッコミは当然入ると思うんだが、ぶっちゃけルーキーイヤーでも2桁ゴールできる、してほしいと思ってたんだよ…。

 それと関連するかは微妙だけど、興梠の加入は戦力として必要だから三顧の礼もするしレンタルやむなしというのも理解できる。完全でコンサを離れる白井やミンテなどは相手が必要としているから移籍するわけで。となると、レンタル継続の岩崎やコンサに戻ってきた檀崎はどういう理由でそうなったんだろう?とついつい考えてしまう。
 鳥栖はレギュラー陣が軒並み移籍する非常事態で岩崎が入れる余地は十分あるのにレンタル継続。鳥栖ってそんなにお金ないの?もしくは岩崎にそこまでの価値はないの?とか。逆に、コンサが必要としているから「買うんだったらもっと出せ!」と吹っ掛けている?とか…。

 契約状況にもよるが、ミシャが健在な限りは現場レベルでピンチになることはあまり考えなくていいけど、ノノ社長が去った後のコンサ、会社側の体制は相当厳しい環境になるんだろうな、と。サポーターへの発信や金集めでノノ社長以上にできる人なんてまずいないし。でも、ノノ社長の体制になってからそれなりの年数も経つ。ドラえもんがいなくなる後ののび太じゃないけど、自立せないかんのだなという気持ちにはさせられる。

 J1で6年生を迎えるコンサ。10年前なら「今まで1度も勝っていない川崎を等々力でボコるんだよ?」と言っても到底信じられなかったけど、ルヴァン杯ファイナルで歴史に残る激闘を演じただけでなく川崎を内容で上回ってボコったんだからクラブとしての力はつけている。…そのはずなんだけど、どうしても「もう二度とJ2に落ちたくない!」という貧乏性なメンタルが働くんだよなあ。

 全くのゼロにしちゃうと慢心や油断を招くからそれはそれで問題だけど、もうちょっと自信もっていいのかな。有望な選手が(ミシャの引きもあって)“来てくれる”という段階からコンサで“活躍してくれる”というところまでは来た。次の10年は活躍する(した)選手をいかに保有し、いかに売却してよりクラブを大きくするかという段階にきているのかな。そのためにはカムバック率もロイヤリティも高い鮭組を増やすことや他クラブとのコネやツテを持つことも必要になってくる。川崎や鹿島でさえ抜かれるスピードに対応すべく躍起になっているのだから、供給力の維持や拡大はこれまで以上に求められる。

 …なーんか、まとまりもオチもないままダラダラ書いちゃったなあ。
 こんな年もあっていいでしょ。


セコマに仲間になってほしい!

2021年09月13日

>でも、何だかんだ100円のコーヒーってセブンが一番強くない?

 つい先日、ジェイがトリトンのニクソンロールでコンディションを維持してるという記事があった。「何とかコンサのパートナーになってくれんかなあ。こぞって押し掛けるのに…」と思ったコンササポは少なくないと思う。今年は厚メシをはじめとして飲食店さんがコンサと関わりを持つことが多くなっているし、もしトリトンさんがパートナーになろうもんなら「おお、来たか!」というインパクトはかなりのものになると思う。

 で、パートナーの中で普段使いするお店としてはサツドラさんがまず思い浮かぶが、コンビニのお世話にならない人はいないでしょってことになると「セイコーマートがパートナーになってくれればこんなうれしいことはないのに!」というのもまたコンササポなら考えつくことと思う。

 まあ、「素人が思いつくことは当然プロなら考える」と思っているので、中の人が何のアプローチもしてないってこたあないとは思う。チケット販売でローソンチケットを利用する方も多いだろうし、そんな単純な話じゃないよなって妄想はあるんだが…。セコマに関してはYouTubeでもいろいろと動画があるが、主なものとして

〇5年連続顧客満足度No.1
〇道内では全国最大手セブンイレブンよりも店舗数が多い
〇ブラックアウト翌日からでも店を開けた神対応
〇ホットシェフのカツ丼最強説

 この辺りがよく話題に上がるんだが、この動画を見てなるほどと思ったことがある。それは
 「コンビニだけでなく、既にメーカーでもあるわけです。」この発想は大事にしたい。

 セコマへの社名変更はブランドイメージを売ることと動画にもあるが、「コンサを使ってもらう」という発想に立てばコンサは単なるスポーツクラブじゃなくてコンサとつながるとこういうことができますよみたいなブランドイメージも持たせていきたいなというのはある。実際、三好がコンサに在籍していた時に「みよしのさんがついてくれないかな…」と思っていてゲーフラ出したりツイートしてたらサッポロビールさんの仲立ちで本当にパートナーになったという横のつながりもあるわけで…。

 つーか、コンサとセコマって何となくイメージがカブるのよね。
〇自分で育てて、作って(運んで)、売る
〇地元重視ながら拡大路線も採っている

 今はウエルシアなどでセコマの商品が買えるし、商品の共同開発もしている。メロンソフトはこの前のがっちりマンデーで年間200万本を売る地元アイスとして紹介され、加藤浩次が実際に食べて絶賛していた(笑)。セコマは北海道最強のコンビニってだけじゃなく、実は成長のカーブを描きながら進化を続けているのだ。

 北海道とともに、世界へ
 このスローガンを具現化するパートナーとしてセコマはうってつけといっていい。

 お金云々とかコラボの話はひとまず脇に置くとしても、セコマがパートナーになれば
 「何っ!?“あの”セコマが遂に来たか!」と内外に与えるインパクトは絶大だと思う。

 もちろん、コンサがパートナーになってもらえるような魅力あるクラブになるのは必須だけど、日本ハムファイターズがドームじゃ商売にならんから球場建てて自社製品売るというスタンスであれば、こっちはタッグを組んでいきましょうというアプローチはアリじゃないかと。

 妄想ついでに言うならセコマのポイントとEZOCAポイントを融通し合えるようになれば横のつながりがもっと大きく、強くなれるんじゃないか…と思って検索したらEZOCAの提携店ってジョイフルエーケーさんとかみよしのさんとか既にパートナーになってるところもあるのね。恥ずかしながらレバンガとも提携してるのは知らんかった。

 …ところで、セコマ派?セイコマ派?


「ケガと付き合っていくのが僕のサッカー人生」

2021年08月10日

>宮澤もだが、深井さんもB型w

 今回も剛蔵さんに丸乗っかり。

 深井さんがJ1通算100試合出場達成。
 これはただの100試合じゃない!というのはコンササポなら誰もが思うところ。

 深井はトップ昇格する前からU-17で既に世界の舞台に立っていた。ケガさえなければ代表はおろか海外に出たかもと思えるくらいにスケールがデカかった。ポドルスキが1発レッドになった試合は「何してくれとんじゃゴルァ!」となったし、深井さんがうずくまって動けないのを見ると胸が締め付けられるのよ、ホント。

 神様は深井さんに艱難辛苦を与えすぎ。B型人間はすぐ切り替えるとか空気読まないとかイメージが先行していて、テキトー人間と勘違いしてんじゃねーの?と思わせるくらいにこれでもかと理不尽に試練続き。

 たぶん、クラブの顔としては荒野がその役割を担っていくんだろうと思う。キャラクター的にそんな感じってのもあるし、荒野自身もそうした自覚を持っているからこそピッチ外での活動にも精力的なんだとも思うし。荒野はやらかしぶりも派手だしなあ…。ただ、深井さんは荒野とは違う面でクラブを“背負う”立場にあるとも思う。

 「ケガと付き合っていくのが僕のサッカー人生」
 これって事実上の「生涯札幌!」宣言ではないか?と妄想してしまうんである。
 小野のコンサ復帰も医療体制の充実が少なからず影響していると思うし、
 ケガのリスクを承知でわざわざ深井さんを獲りに来るクラブが果たしてあるのか?と。

 深井さんのヘディングゴールといえばルヴァン杯ファイナルのアレがあまりに劇的かつ鮮烈だが、
 昨日のゴールに関してはむしろオモショーイ!なゴールの再現だろう、と。

 久々にCKからキレイに1発ってのがいいね。これなら福森を使うのも納得だし。ドカンと1発は菅に期待してたんだが、こういううれしい誤算なら何度でも。CKで忘れた頃に宮澤のニア飛び込み1発ってのも脅威だが、ゾーンでCKの守備をするチームは深井さんのゴールは相当印象に残ったことと思う。つーか、浦和さんノーケアだったんか?


浦和サポに訊いてみたい。

2021年07月31日

>今回はネタや煽り、ボケは一切なしです

 ないもんねだりしてるほどヒマじゃねぇ
 あるもんで最強の闘い方探ってくんだよ 一生な

 …というわけで。

 昨日のガンバ戦はまあガッカリさせてくれたわけだが、
 これもまたコンサのいつもの姿というか悪癖というか…。

 宮澤欠場の影響は何だかんだあったとは思う。目に見えるところではDFラインをいじったし。無論、それを言い訳にしてるようじゃダメだし、選手たちも「宮澤がいなければ何もできないのか!」なんて言われた日にゃ悔しくてたまらないだろう。誰かが出られないときには他の誰かが穴を埋め、時には居場所を奪うくらいじゃなきゃやっていけないんだから。

 …とまあ、前フリはこれくらいにして。次戦はホームで浦和戦。
 イベント盛りだくさん、ミシャを巡る因縁や過去からの腐れ縁。浦和戦はとにかく特別。

 サポーターズブログ内でも“ミシャ限界論(?)”がチラホラ。一応、今年が4年契約とされる最終年でもある。答えが返ってくるかは別としても、今のタイミングならミシャに関していろいろと知っていて付き合いも長い浦和サポさんにいろいろと質問をぶつけてもいいのかな、と。

 ①浦和サポには宮澤はどう映る?

 これは浦和での阿部勇樹に重ね合わせてという意味も込めて。ミシャ式において宮澤の存在がどう映るのか?3バックの真ん中、赤黒つながりで宮澤には長谷部誠のようになってもらいたい…というのはひいき目だけど(苦笑)、ひいき目抜きにしてもいわゆる“通好みの選手”からは脱却しつつあるように思う。

 ⓶ミシャが去ってから苦しんだことは?

 本来なら「ポストミシャに求められるものは?」としたかったけど、
 「んなもん、守備以外あるかいっ!」と身もフタもない答えで終わってしまいそうなので。

 これは主にコンササポに向けてだけど、もうミシャは用済みとかいらん!いう話では決してない。来季はたぶん続投の可能性が高いと思ってるし、ミシャの引きで有望株が来てくれている事情もあるから契約延長が一番自然だとは思うけど、いくら四方田さんがHCに就いているとはいえ近い将来に向けてミシャの“イズム”をどう継承させていくかというのもクラブにとっては大事なこと。

 「んなもん、テメーで考えろや!」とかツッコミ食らいそうだけど(汗)、先達の話を聞いておくことはとても大事だと思うので。浦和の場合は解任という形だったのでかなりクラブ内でもドタバタがあって軌道修正にはかなりの時とマネーを費やしたとは思うんだけど。

 連日クソ暑くって、動物園のシロクマ状態。ネタ考える気力も体力もない…。
 タイトルは浦和サポにとしたけど、そこに限ったわけでもないんで…。


荒野の1年。

2020年12月31日

>B型会はいつ復活できるかのぅ…

 今日は大みそか。どうにかこうにかこの日を迎えたというのが率直なところ。

 コロナ禍で生活環境が一変して普通に生活するだけでもしんどい、息苦しくなって「コンサを楽しむ」という気持ちにはなかなかなれなかった。特に今年は変則かつ超過密日程で降格なしということもあってヒリヒリするような緊張感がなくなって「んー…まあいっか」みたいなことが多かった。全然勝てなかったときは特にね。

 自分にとってのコンサは試合を観てあーだこーだ考えたりするだけでなく、
 たまに札幌に行ってスタジアムで歓声を上げ、美味しいもの食べてというのがセットだから
 金銭面でも環境面でも参戦できないというのは精神的にかなり堪えた。

 コロナ禍はクラブを取り巻く環境も一変させた。大幅な減収は避けられず、選手が年俸カットを申し出るほどに経営面でピンチを迎えた。選手たちも試合ができないという中でサッカー選手はどうあるべきなんだろうとか、プロ選手であるかどうかに関係なく自分に何ができるだろうと自問自答する日々が続いたことと思う。

 オレの精神状態はさておき、畑を耕していたはずが
 コロナのせいで見渡す限りの荒野に立ち尽くしてしまった感じ。

 それでもコンササポの底力たるや。クラウドファンディングでは目標額の300万円を「バカにすんな!」と言わんばかりに“瞬殺”しただけでなく、たった16時間で2000万円台に乗せて終わってみれば5600万円。金額は他クラブよりも必ずしも多くないが、コンサのクラウドファンディングはクラブに直接というのではなくてクラブを支えてくれるパートナーを応援というのがコンサらしくていいかな、と。単純にリターンが魅力だったから他クラブのサポでも「おっ!」と思って協力してくれた方がいるのでは?

 で、荒野拓馬のほう。

 ホーム川崎戦でボコられた後に個々では負けていないという趣旨のコメントで「負け犬の遠吠えwww」と散々馬鹿にされ、アウェイ仙台戦では蹴っ飛ばしで1発レッドと「ダメだろこいつ…」といいだけ叩かれ、ノノ社長にはガッツリとカミナリ落とされ選手としての価値は大暴落。かと思えばホームFマリノス戦では1G1Aで汚名返上は1発回答で雑音をかき消しただけでなく、Jリーグ史上に残るアップセットとなったアウェイ川崎戦では“荒野無双”でミッションコンプリート。今年は荒野の飛躍の年だ!来年が楽しみすぎる!と誰もが笑顔になっていた矢先の大ケガ…。

 人生万事塞翁が馬とはいうけれど、
 この1年で荒野1人にこんなにも波乱万丈なことが起こるか?ってなくらい。

 ピッチの外ではフードレスキューでサッカーをするだけが選手じゃないというのを荒野いち個人としてだけじゃなく横に広げていった。ハイプレス&オールコートマンツーマンというクレイジーな戦術の核として欠かせなくなった。

 選手として大ブレイクしたのは間違いないが、
 この1年で「札幌の荒野」としての存在感を内外に示した。

 ずっとコンサ一筋。でも選手としては何がスゴいのかわからない、良いプレーよりも「何やってんだ!」と文句言われることが多くてなかなか評価してもらえないというのはまんま宮澤の系譜と重なるが、この1年のハジケっぷりは宮澤にはなかったもの。もはやコンサになくてはならないというのは宮澤も荒野も同じだけど、じわじわ来た宮澤とは少し違った趣がある。荒野も“じわじわ系”だけど、宮澤がいぶし銀なら荒野は“鋼”になったって感じかな。

 もちろん宮澤もまだまだ老け込むキャリアじゃないが、荒野には“その先”がある。
 クラブ内外からそう見られていくだろうし、何より当の荒野自身にその自覚がある。

 荒野と一緒に…ってのはこっちの一方的で勝手な思い込みでしかないが、荒野の姿に4年目のJ1ではまた違ったものを得られたと感じている。スカッとする勝利もあまりなく、ネタに走ってもコメントは入らないしで今年はブログを書くモチベーションもなかなか上がらない1年だったけど何とか続けていければな、と。


そして“物語”は続く。

2020年11月04日

>F1観なくなってだいぶ経つな…

 コンサにとっては歴史的勝利となった昨日の川崎戦。道スポで1面と喜び勇んでコンビニに行ったらこっちではそんなことなかったという肩透かしを食らわされることが少なからずあったが、流石に今日は嵐にも負けず道スポの1面を飾ってひと安心。道東方面は早刷り版なのかな?
 川崎サイドにしてみれば1つの負けにすぎないだろうが、コンサにとってはマジで歴史的勝利。鹿島にダブル達成とともに、これでJ1未勝利チームがなくなることでやっとJ1クラブの末席にいても場違いだと言われることがなくなったのだ。

 去年のアウェイ清水戦で8-0という死体蹴りのスコアで圧勝した時と同様に
 「今日くらいは調子に乗らせてくれたっていいだろ!」とはしゃぐくらいは許してほしい。

 中村憲剛の引退発表直後の川崎のホームゲーム。状況的にコンサはどう見てもヒール。というか、今まで川崎に勝ったことがないのだから絶好のカモ。だが、こういう時に空気読まないのがコンサ。totoでは川崎勝利86%、札幌勝利わずか6%というド鉄板カード。
 一昨年の地震直後の0-7炭鉱スコア、限りなく勝利に肉薄した去年のルヴァン杯ファイナル、1-6といいだけボコられた今年のドームでの試合。卒業式の呼びかけのノリで語れるなんだ坂こんだ坂表参道を経て辿り着いた試合。カタルシスが高まるのも無理はない。

○札幌、川崎Fを圧倒。首位の連勝を止めたミシャ式「オールコートマンツーマンディフェンス」

 この記事が情と理を満遍なく抑えていると思うが、間違いなく言えるのはコンサは内容でも川崎を上回ったこと。そして同じ攻略法がミシャコンサ以外にできるかというとまず難しいだろうということ。オールコートマンツーは絶対的に走力がいる。全員が90分走り切れるのが大前提。その上ほぼ全局面で1on1を迫られるから、そこで負けたら(剥がされたら)連鎖反応的に守備がズタズタになる。
 高い強度や緊張感を持続させなきゃならないやり方はミシャコンサにだってシーズン通してできるかというと難しい。酷暑のアウェイでできるのか?とか普通に思いつくわけだし…。純粋なFWを置かないいわゆる0トップは少なからず荒野の存在があってこそ。奪って走って決めきるところまでやってのけた荒野のゴールはその象徴だと思う。

 …あー、長くなってもうた。

 中村憲剛がいるフロンターレに勝てたというのはもちろん大きいが、一方で“1つ勝っただけ”なのもまた事実。なぜなら天敵とも言える小林悠をケガで欠いていたから。去年のルヴァン杯ファイナルで活躍した大島もケガ。クラブの象徴がいるフロンターレに勝ったとはいえ、それはまだ物語の一幕でしかないということなのだ。

 「…そんな!確かに川崎は倒したはずだぞ!」
 …彼らはまだ知らなかった。その真の姿を見せてはいなかったということを。
 「奴がいる限り、奴を倒さない限り、真の勝利とはならないのかっ…!」
 フロンターレRe:Born 悠!殺っちゃいなYO!…新たな惨劇が始まる。

 …なーんて展開だってあり得るわけだし。実際にそうなったらイヤだけどさ(汗)。「胸を貸していたはずなのに、いつの間にこれほどの力を…!だが面白い!こうでなくてはつまらん!血が滾るわっ!」なんてアツい展開を求めたくなるのがサポのサガってもん。今のうちくらいはいいでしょ?

 かつて、F1に重ね合わせて90分の中でも起伏があるし、1年という括りで見ても山あり谷ありだし、10年20年ともなればその物語は一大絵巻にまで広がるというのをここで書いたことがある。VS浦和ほどの暑苦しい腐れ縁こそないが、これから川崎さんとどんな物語を紡いでいくのかってのもまたコンサを応援していく楽しみの1つ。

 …やっぱJ1にいなきゃダメだわ。
 J1じゃなきゃこんなに面白くてハラハラドキドキな物語は味わえんよ。キャストが全然違うもの。
 独眼竜政宗での渡辺謙みたいになりたいわ、ホント。


27歳の荒野。

2020年04月20日

>あ~なたに~♪さよならって言えるのは~♪

 荒野も27歳。奇しくも背番号と同じ。時の流れは速いもんである。思えば、石崎コンサで2種登録されてからもう10年以上コンサ一筋。荒野が宮澤と同じ系譜を辿っているというのは何度かここで書いてきたけど、もはや荒野は“オチャラケ担当のアホの子”からはとうに卒業。クラブの中核を担う選手となり、クラブの顔としての役割も担うようになってきた。

 宮澤は08年の三浦コンサから始まって石崎コンサでFW→トップ下→ボランチとコンバートされ我慢の時期を経て一本立ち。今やキャプテンマークをつけるコンサのバンディエラ。荒野も同じような歩みを経ているな、と。

 生え抜きを育てる。

 言うだけなら簡単だが、プロとして生き残るだけでも大変なのにコンサの屋台骨を支えるまでとなると、クラブ側の眼力や辛抱、選手側の意識や努力がなければなかなか実現できるものではない。上里がキャプテンマークつけたこともあったが結果的には上手く行かなかった。ただ、それは上里が悪いって話じゃなくて、宮澤が河合や小野、稲本といった先達から薫陶を受けるというような環境になかったということ。上里もFC琉球ではキャプテンになった。決して無駄にはなっていない。

 今でこそミシャがいることで金子や駿汰や高嶺といった大卒の即戦力を加入させることも徐々に可能になってきたが、地理的なハンデや資金力からすると否が応でも“ガマンする”ことが出てくる。幸い、コンサはそうしたガマンに慣れていて、J1とJ2を行ったり来たりでいろんな意味で耐性もついていたから選手起用も辛抱強くできたし、サポの側も「育てるには時間がかかるもの」というある種の常識とか観念みたいなものは根付いていた。

 これが例えば浦和のような優勝やタイトル争いは当たり前みたいな強いプレッシャーのかかるクラブだったら、次世代へと血脈(ってのはちと大げさに過ぎるが)をつないでいくという時間のかかることができただろうか?と思う時がある。

 「いや、鹿島があるじゃん!」というのはごもっとも。ただ、その鹿島ですら“イズム”を継承するのが難しくなりつつある。鈴木優磨とか安部とかはそのイズムを継承しクラブを引っ張る存在になるはずが…という痛し痒しな現状だし。だから鹿島は別の意味でJ2降格はクラブの存続にかかわると必死になっていると思う。

 あの時代があったから今がある、というのはどこのクラブにもあることだけど、宮澤から荒野へという系譜は「J2での我慢の時を経て今度はJ1で飛躍の時代へ」となればいいなと思うし、そうなってほしい。ゆくゆくは荒野がキャプテンを受け継ぐだろうし、クラブも当の荒野もそう思っていることだろう。だが、願わくは荒野に引き継がれる前にキャプテンマークを巻いた宮澤がシャーレを高々と掲げるという感動のシーンを是非とも目に焼き付けたい。

 そうなったら涙どころじゃなく全身でいろいろと体液を漏らしたい。つーか、漏らさせろ!


年俸自主返納に思う。

2020年04月06日

>このタイミングでオンラインストアがメンテナンス中という…

〇【札幌】全選手が給与減給申し入れ、総額1億円を返上

 コンササポの端くれとしてはネタじゃなく素直に「札幌、誇らしい!」である。

 決して少なくない年俸をもらっているとはいっても選手にだって生活がある。家族も食べさせなきゃならない。そんな中で身銭切るという心意気。コンササポはスポンサーへのロイヤリティ(忠誠度)が殊の外高いと言われているし、サポとしてもそれを誇りにしているところは少なからずある。だから、石屋さんの商品買うぞ!とかグッズ買うぞ!とか何らかの形で恩返しする心意気もあるし、この話題が出る前から石屋製菓の商品をお取り寄せしているサポの方もいるわけで。

 ネット上でもかなりの反響があるようで。普段はツイッターを追っかけないんだけど、同調圧力になるのが怖いよねとか安易に他のクラブもやるべきだとなっちゃうのは良くないよねとか一歩引いた意見も多かったのはある意味でちょっと意外でもあった。ただ、一番しっくり来たのはコンササポにはおなじみのUHB廣岡アナのツイートにあった“風通しのよさ”。
 
 ノノ社長の評価がクラブの内外共に高いのは今さら言うまでもない。白紙にこそなったものの、GW明けの再開の提案はノノ社長の意向もだいぶある感じだし。5億くらい赤字とハッキリ言いつつも「経営は責任持ってやるから現場は再開されたときに備えてくれ」とちゃんと線引きをしている。選手から社長になった経歴だけでは今のコンサはない。そのへんのバランス感覚が優れているからこそだと思う。だってさ、「(強化費が)3億じゃ勝てないっす!」とぶっちゃけて、それが許されるクラブ社長が他にどれだけいる?

 今でこそコンサはJ1で、ミシャ招聘&四方田さんも残留して選手も徐々に集まるようになり成績もそこそこ出て赤丸急上昇中(←古っ!)だけど、それでも記事にある強化費18億円というのはJ1では下から数えたほうが早いくらい。J1に上がった今でもコンサにはやっぱり金がないという現実は動かしがたい。

 で、風通しのよさに戻るんだけど、今のコンサがあるのはノノ社長や三上腹黒GMをはじめとした強化部や監督のミシャの頑張りもさることながら、共通認識が明確にあって、それをサポも共有できていることだと思う。金がない、金がないことで苦労したよねというのはサポ歴が長い人ほど痛切に感じていることだし、金で勝てない分は例えばサポの声援があれば埋めることができるかもしれないとノノ社長は言っているし、実際にサポが埋めてきたところもある。それは昇格イヤーの2016シーズンにホームゲームで17勝3分け1敗というぶっちぎりの圧倒的な成績が物語っている。

 ミシャ招聘も当時はコンササポの間でさえ「え、ミシャなの!?スタイル真逆じゃん!」とかなりな議論があった。それでも同じ1億円を投資するなら1人のFWじゃなくて優秀な監督に投資する、たとえJ2に落ちてもミシャで行くとしたのは先を見通していたから。ミシャ招聘もさることながら四方田さんを残せたのはホントにデカいんだが、急場しのぎじゃなくて指導者としてここで修業すれば間違いなく将来につながると口説き落としたんじゃないかなあ。修業だけに専念できるし、師匠としてはミシャは申し分ないし。

 大正製薬のスポンサードはコンサ以外にも名古屋・神戸・浦和があるそうで。いずれ劣らぬ金満…もとい、お金のあるクラブにJ1レベルでは金のないコンサが加わるってのはビジネスとしての価値がある、コロナ禍でも伸びしろが見込めると判断したからだろう。何ていうのかな、頑張りのベクトルがとっ散らかっていない、ひとつの方向にまとまっているのと風通しのよさが相乗効果を生んでいるのかな、と。

 いやだってさ、金じゃ上位クラブに絶対勝てないじゃん。ソンユンが鹿島にぶっこ抜かれる寸前だったのに残ってくれたのだってノノ社長の口の巧さだけじゃないでしょ?メシやビールは美味いし、ねーちゃんはキレイだし、冬は寒いし雪も降るけど湿度は低いし。「ここで頑張れば…」っていうハードやソフトの職場環境も大事だよ。それが回り回って信頼関係になるわけだし、減俸の申し入れだってノノ社長はそれに甘えることなくまずは経営サイドでできることをやると言ってる。河合は言うに及ばず、横山がコンサに力を貸してくれるのもそういうところがあるんじゃないかな。

 小柏の来季加入といい、横山が来てくれることといい、たぶん今の共通認識は
 「コンサを選んでくれてありがとう!」だと思う。

 サッカーやるだけがクラブの存在意義じゃない。

 いざシーズンが始まればどうしたって目の前の試合、目の前の結果を求めるから、クラブを支えている人たちや関わっている人たちの在り様は見えにくくなってくる。そこにフォーカスを当てているのもクラブとクラブの外の距離を縮める、風通しのよさにつながり、ひいてはクラブが大きくなって周りから認められ尊敬を集めるようになるんじゃないかな。試合がなくてヒマを持て余す…のではなく、普段は気づきにくいことに目を向ける。転んでもタダでは起きない。

 まああれだ、できることやっていましょってことで。
 とりあえず、サツドラでリポビタンDの箱買いでもすっかな。


今季の“降格なし”に思う。

2020年03月19日

>生きてまっせ!

 さて、コロナウイルスでJリーグ含めいろいろ先が見えない中で重要な話が出てきた。

〇Jリーグ、今季は「昇格あり」「降格なし」に変更へ…来季はJ1・20チームで4チーム降格に

 記事でも触れているが、リーグとしての最大の懸念は
 「どこであれ、降格したクラブが潰れかねないということだと思う。

 日程面では多少強引にでも押し込んで形にすることはできると思うし、するだろう。ただ、今の状況下ではリーグもクラブも儲ける、稼ぐ、パイを大きくするというのはなかなか考えにくい。例えばタイトルを獲れたとしても選手の年俸を大幅アップ…というのはあまり想像できず、選手側もある程度“泣いてもらう”なんてこともあり得ない話ではない。まずはクラブが存続することが第一。

 どこぞのしみったれな総理大臣とは違ってJリーグ側は前倒しで資金を出すことを既に決めている。普段だったら降格したクラブに救済金を出すことはそう難しくないが、今の状況では降格クラブにまで手を差し伸べる余裕がない。それ以上に降格したら選手が移籍でいなくなる、スポンサーが撤退するというダメージが普段の2倍3倍で(もっとか?)襲い掛かってクラブとして立ちいかなくなる。

 なので、リーグとしては降格なしのセーフティネットを作ることで
 クラブ側に時間的猶予を与えるという判断に傾いたんだと思う。

 経営基盤を強化する、財務体質を整えるといった経営面や、超過密日程&降格がないぶん選手起用で思い切ったターンオーバーができるなどクラブが考えることは多い。特にJ2クラブでは昇格に向けて1年で目指すのか、恐らく来季は4枠になるであろう昇格枠に向けて力を蓄えるのか、そもそもそれができるのか?と頭を悩ませるだろう。レンタル移籍も簡単に貸してくれなくなるのをどうやって手を回す?とかあるだろうし。

 今年は降格なしで救済しますよ、その代わり来季は問答無用で落としますよ。

 落としどころとしてはギリギリであり、妥当だと思う。シーズンの75%を消化できない場合には“チャラ”と最低限の公正さや興行としての楽しみも担保してるし。願わくはラグビーのプロップやフッカーを半ば“専門職”として選手交代を緩くしている(交代後に再出場可能)ように、GKは3人の選手交代枠から除外して別枠扱いにしてほしいが。日本人GKの出場機会も多少は増える…といいなあ。


コンサの強みって何だろう?

2019年12月31日

>(決めてたら)引退してたって…

 ミシャコンサ2年目。順位は下がったもののチームとしての積み上げは着実にあり、ルヴァン杯はファイナル進出。日本代表に武蔵、進藤、菅、来季加入予定の田中に至っては“飛び級”での選出。多分にお試し感があるものの、菅は生え抜きとして初めてのフル代表選出でこれは大いに誇っていいだろう。クラブとしての格が上がったのは間違いない。

 ミシャコンサ2年目はチームとしてできることのレベルが上がったと同時に
 周囲から求められるレベルも大きく上がった1年ととらえている。

 天皇杯しかり、ルヴァン杯しかり今まではカップ戦はぶっちゃけ“負担”でしかなく、サブ組が経験値を積む機会でスタメンを脅かすことができればまあいいかな程度のものでガチでカップ戦を勝ちに行くというマインドはなかったように思う。
 四方田コンサでJ1残留を決めた時、生き残れさえすればいいと思っていた空気を「そんなチンケな考え方でどうする!」と一喝したのがジェイだった。それが2年前。昨年、ミシャコンサになってあまりに出来すぎな4位となり「もっと、自信持ってもいいのかな…」とおっかなびっくりながらも上昇志向を持つようになった。変われば変わるもんである。

 ノノ社長がコンサの経営に携わるようになってからは右肩上がり。単純にスゴいなと思うし、他クラブのサポからはノノ社長の存在そのものを羨ましく思う向きも少なからずあるだろう。ノノ社長の体制になって強く思うのは会社の経営がダメだったら現場でどんなに頑張っても限界があるということ。
 会社の経営と現場の頑張りはどちらがコケてもダメというのを痛感したのが石崎コンサの12シーズン。クラブ草創期に有名選手を乱獲し潰れる寸前に追い込まれないないづくしでJ2のどん底から再出発したのが第1の敗戦、三浦コンサで1年で上がったはいいもののただ上がるだけではダメというのを知ったのが第2の敗戦とするならば、現場も経営もどちらもダメで下り最速伝説を築いてしまった12シーズンは第3の敗戦。

 焼け野原、焦土というほどではないのだろうけど、敗戦から再び立ち上がれたのはノノ社長の経営手腕無くしてはあり得ない。ノノ社長の存在そのものがコンサの強みであることは間違いない。よく言われるのは「ノノ社長は現場を知っている」ということだが、もうちょっと細かく見るとプロ選手としての経験からくるいち選手としての心理、サッカービジネスの背景や舞台裏になるのかな。
 それがわかった上で現場との距離感を上手く保つことができる、会社を大きくするためには何が必要で誰の力を借りればいいのかというのを掴めているのがノノ社長の強みだと思う。「強くなるためにはカネがいる」のは確かにその通りだけど、ノノ社長の場合は「会社を大きくすることでこんなことができますよ」というアプローチなのである意味で孤高だし、あけすけでもある。
 ノノ社長個人に関して言えば発信力の強さも大きい。「3億円じゃ勝てないっす!」とぶっちゃけてそれが許されるのはノノ社長くらいのもの。ただラジオ番組に出てしゃべるのではなくて、クラブの“今”についてこう思っているよと社長自ら話してくれる。不協和音も消せるし、何よりサポをはじめとしてコンサを支えるエネルギーが獲っ散らかったり方向性がブレることがなくなる。

 コンサドーレはJ1のクラブ。

 サポならJ1にいるという以前にJ2からJ1に昇格するまでにどれほどの艱難辛苦を乗り越えてきたのかというのは実感としてあるが、いちげんさんはそうではない。四方田コンサあたりからコンサに関心を持ち始めた方はまだしも、上がっては落ちを繰り返したエレベータっぷりはコンサとの付き合いが長ければ長いほど語り始めたら止まらなかったりする。そんな経験を経ていろんな意味で耐性がついたのはあると思う。

 特に浦和を見ていて思うんだけど、コンサの強みって我慢できることなのかな、と。

 特にヤンツー時代は我慢するしかなかった。金もない、スゴい選手もいない。否応なしに今いる若手を育てて地道に力をつけるしか道がなかったから強制的に我慢することを身につけ(させられ)たと言ってもいい。浦和はそういうところは我慢しない感じ。もともと戦力に差があるんだし…なんて思わない(そもそもそういう状況にならない)し、精一杯やって負けたのなら仕方ないよねとともすれば諦め半分な空気にはならない。文句はガンガン言う。

 この違いってサポ歴の長さは関係なくて、北海道の自然環境に依るところも大きいのかななんて思ったりもする。吹雪で交通機関が止まるのは仕方ないよねといった具合に抗うことのできない相手にはどこかで折り合いをつけて受け流すある種の知恵が身に付いている影響があるのかなとも思う。

 我慢強さには良さも悪さもあって、今までは良いほうに作用することが多かった。1年目でのミシャコンサではなかなか目が出なかった白井が今年は大ブレイクだし。四方田コンサからミシャにスイッチするとなった時は「今年は(最終戦の後のノノ社長の挨拶で)サプライズないのかな~♪」とワクワクしていたらメガトン級の爆弾投下で「サプライズにも程があるわ!」とハチの巣をつついたような大騒ぎ。
 「真逆やろ!」とか「ギャンブルすぎ!」といった声も少なからずあった中、ノノ社長がミシャに託すと決めて今の体制がある。すぐには結果が出ないと覚悟して今年に至っている。フツーに振り返っているけど、J1に昇格させて残留まで果たした四方田さんがヘッドコーチに就くって相当にウルトラCな話。四方田さんは分析担当が出自でいわば参謀や軍師のポジションだったから元鞘っちゃ元鞘なんだけどそれでもスゴいと思うわ…。

 何ていうのかな、今の体制ってノノ社長と三上腹黒GMとミシャで作る三角形がすごくバランスのいい形になっていて、その三角形の中に入っているサポの目からも意思疎通が上手く行っている、透明性が高くて何を目指しているのかがわかりやすくなっている。その三角形を大きくする、それも歪にならずに大きくしていくプロセスにあるのかな、と。三角形の大きさだけなら神戸になるだろうけど、形が美しくかつどんどん大きくなっているのはFマリノスになるんだろう。

 今シーズンの補強は特別指定の3人のみでこちらから獲りに動く気配はない。菅野の完全移籍をはじめとして現有戦力の維持を優先している。ノノ社長としては三角形が大きくなるスピードが想定よりも速くて主に資金面で伸ばしていくのに苦慮しているのかなとも思ったり。代表選出ともなれば年俸だって上げなきゃならないしね。守りの姿勢に映るのは歯痒く思うところもあるけど、イケイケ一辺倒で攻めに出ずに今は急がば回れと一歩引いてうっかり転ばないように用心しているあたりはノノ社長流石やねぇ。もっとも、ノノ社長にしてみれば「ここからが大変なんだよ…」とボヤきっぱなしかもしれんけど。ロッベンにガチオファーしてたくらいだから裏で企んでるんだろうな。

 ミシャコンサ2年目を終えて思うのは
 我慢強さをちょっと厳しめのベクトルに向けたほうがいいのかなってところかな。


 …長いねぇ。クソ長い。書いてる本人が言うんだから間違いない(汗)。まあ、ヒマつぶしにはなると思うんでのんびり読んでいただければ。書きたいことはここで一気に書いちゃったし。ビックリ移籍が今年もけっこうある中コンサは基本的に音無美紀子なもんだから自分の中でまったりしすぎな感があるのは否めない。年明けは雨傘番組的なネタでも書ければいいかな…って雨傘番組ってのももう死語か(汗)。
 


ダビド・シルバで踊ろう!⓶

2019年11月07日

>ジェイがダビド・シルバに「SAPPOROはかんふたぼぅやで!」と言ったとか言わないとか…

 20世紀はホンダやソニーが世界的企業になったが、21世紀はコンサドーレが世界に出ていくぞっ!
 …とまあ、1発フカシを入れたところで。

 ホンダでいえば本田宗一郎、ソニーでいえば盛田昭夫。創業者であり独創的発想を持ち合わせたカリスマ経営者。クラブ創立に関わった先人をディスるワケじゃないけど今のコンサがあるのはノノ社長の就任があってこそ。なので、ノノ社長はコンサドーレの中興の祖と言って差し支えないだろう。会社としてのコンサドーレで真っ先に思いつく人といえばやはりノノ社長になるだろうし。

 ホンダやソニーは本田宗一郎や盛田昭夫が1人で会社を大きくしたわけではない。本田宗一郎には藤沢武夫、盛田昭夫には井深大といった具合に女房役、参謀、相棒ともいえるパートナーがいた。それをコンサに当てはめるとノノ社長と三上GMのコンビになるのかな、と。思いっきり持ち上げるならウチの腹黒GMはさしずめ北のスティーブ・ウォルシュといったところか。

 ノノ社長は元選手だから広い意味で現場をわかっているけど、どれだけ素晴らしい構想を持っていたとしてもノノ社長だけで実現できるワケじゃない。大雑把に言うと会社を大きくするために金を引っ張ってくるのがノノ社長で、選手を引っ張ってくるのが三上GMといった具合にそれぞれの得意分野で分業ができていて、それが干渉することなく良い方向に相乗効果を生んでいる。

 できそうでできないことだけど、5年前にはJ2中位だったコンサが今年タイトル獲得未遂まで引き起こしたのは相当なバランス感覚なんだと思う。もちろん、監督や選手の頑張りあっての話だし、サポが金出したり声出したり元気出したりしたからこそルヴァン杯ファイナルで「札幌(サポのゴール裏)がすげぇ!」と認められたんだけどね。

 ぶっちゃけ、今の日本でモノを売る商売は先が見えない。ひと通りモノは行き渡っちゃっているし、買い替え需要を喚起しようにも「別に…」だし、第一、消費税増税で使える金が減る一方だし伸びしろで考えればモノを売る会社よりはスポーツビジネスのほうが余地は大きい。
 スポーツビジネスといっても野球は根強い国内需要はあっても構造的に世界に広げることができない。日本シリーズを制したチームがドジャースやヤンキースとガチ勝負できるわけじゃないし、普及している国も少ないし、“あがり”がメジャーリーグしかない。別に野球をディスるんじゃなくて日本は選手のレベルが既に世界のトップを狙えるし、それだけ市場も成熟しているってこと。

 日本にプロスポーツリーグはいろいろあるけど世界に打って出ることができるのはJリーグが一番現実的。そういやラグビー(トップリーグ)ってまだプロ化してなかったんだなあ…。ケイスケホンダじゃないけど伸びしろでいえばコンサには選手もスポンサーもたっぷりあるわけだ。ダビド・シルバが来てくれればコンサの知名度や発信力が飛躍的に上がるのは間違いないし、人もモノも金もより多く、より大きく動くようになる。

 ひいき目抜きにしても今のコンサが“旬”のクラブであることは間違いない。
 …何とかインチキできんのか!


準優勝に意味はある。

2019年10月28日

>公式のキャッチフレーズが見事すぎる…

 ファイナルの後のメディア報道の多さは余韻が未だ冷めやらぬといった感じ。深井さんの同点ゴールは未だに涙腺を刺激されて困る(苦笑)。何だろうなあ、「悔しい!」とキーキー叫ぶことはなくても「(あそこまでやれたんなら)勝ちたかったよなあ…」と溜め息や無念さが何度でも蘇るんだよなあ。この感情は当分消えそうにない、いや来年の今頃、もっと言えば次にファイナルの舞台に立つまでずっと引きずるのかもしれない。

 菅野の言葉でおおむねファイナルにケリはつけられると思う。

 ただ、準優勝に意味はないとは思わない。
 準優勝の価値は十分にある。なぜなら今回が初めてのファイナル進出だから。
 意味がないと言えるのは次のファイナルに進出して負けた時。そうなりたくはないけど(汗)。

 今回のファイナルを通じて痛感したのはタイトルの重さと道のりの長さ。グループステージからリーグ戦同様に長丁場を戦い抜いて文字通りファイナルに辿り着く。そしてファイナルの1試合がそれまでの長丁場と同じくらいに重い。ファイナルで勝つまでの道のりはもしかしたらそれ以上に長く遠い。

 鹿島や浦和などタイトル常連のクラブから馬鹿にされるのはわかる。湘南や大分などタイトルを掴んだクラブからは上から目線で見られるかもしれない。裏を返せばファイナルに辿り着いたことのない輩に馬鹿にされてたまるか!ってことでもあるが…。2位じゃダメなんですってのは2位の意味を理解しているから言えるわけで、当の選手ならともかくやっとこさ辿りついたくせして「勝たなきゃ意味がない」ってのは「お前ら生意気だ!」と怒られてしまうだろう。

 とはいえ、J1の3年目でファイナルまで辿り着いたのは誇っていい。ググったら大分がナビスコ杯(当時)を勝ち取ったのはシャムスカ体制4年目。今まではカップ戦はとっとと負け抜けだったが今年は違う。ガチでタイトルを獲りに行ってあと少しのところまで来たわけだ。カップ戦も可能な限り獲りに行く、とにかく残留第一でカップ戦なぞ知らん!と割り切っているうちはJ1クラブとしては半人前とも思ったり。

 準優勝という結果で変わるのはコンサの内側よりもむしろ外側、周りの視線。

 道内メディアが取り上げてくれるというポジティブな面もあるが、コンサに対する“期待値”が格段に上がる。露出が大きくなった分だけその期待値によって振れ幅がさらに大きくなるということでもある。今はまだ「コンサドーレすごいじゃん!」とか「札幌やるな…」と思ってくれているが、これがいつ落胆や失笑に変わるかという意味ではむしろこれからがキツい。

 「変わる」のはコンサの外側、「変える」のはコンサの内側、
 タイトルを獲れば箔がつくが準優勝ではただのメッキと言い換えてもいいかもしれない。

 別館の方では踊り場という言葉を使ったが、準優勝を勝ち取ったコンサがこれから取り組むのは頂上アタックのためのベースキャンプ作り。今までもできていたのかもしれないけど、何合目になるかはさておき今度はもっと高いところに作らなきゃならない。
 ハード面でベースキャンプを作るのはノノ社長をはじめとするいわゆる背広組で、そこにいつでも行けるようにするのは監督や選手などの現場側で共にレベルアップしなきゃならない。それが今までよりすっと難しいってのは既にノノ社長が言っているが。頂上へのアタックはいつでもできるわけじゃないけど、その準備を普段から積み重ねないとその機会すら掴めない。

 差し当たっては、順位はともかくとしてラスト5試合を全部勝つ。
 最終節のホーム川崎戦を全勝で迎えて、今度こそ王者・をドローじゃなく倒す。

 日程が決まってすぐの時は「うわ、これ川崎とACL出場権懸けてだったら激アツだな!」と思っていた。最近の停滞気味なコンサを見ていて「最終節は目標がイマイチ思い浮かばんな…」と思っていたところへ川崎とのルヴァン杯ファイナルでの激闘&準優勝。これはもう今度こそってシチュエーションでしょ!と。
 選手たちはいろいろとしんどいかもしれないけど、「やっぱりまぐれだったんじゃん!」という雑音をかき消す意味でもここで踏ん張って5タテしてほしい。今息切れしてるようじゃこれから先ACL出場権もタイトルも掴めないと思うから。外側の人はコンサの内情なんて知ったこっちゃない、勝ち負けでしか評価しないしね。

 …言うだけならタダなんだよなあ。


宮澤、バンディエラへの道。

2019年10月24日

>思い入れが強すぎて本人が降臨してアワアワする夢を見た…

 「勝たなきゃ意味がない」

 ルヴァン杯決勝を目前にして宮澤はこう明言した。
 オレはこう言い切ったことに宮澤の決意、覚悟、あるいは使命感をひしひしと感じた。

 と同時に、「もし一昨年の宮澤だったら、四方田コンサだったら果たしてここまでのことができただろうか?」とも思った。それまでは稲本や小野が在籍して、キャプテンを受け継いだとはいえ河合がピッチに立つ姿を見ていた。いわば“お手本”が存在したわけだが、小野が今夏FC琉球に新天地を求めたことでいっそうキャプテンとしての自覚を持ったことと思う。
 いや、何も宮澤が彼らに甘えていたって話ではもちろんなく、数多くのことを学び直接口伝えではなくとも薫陶を受けたことは間違いないだろう。それは一時的にでもキャプテンマークを巻くことが多くなった荒野に対しても同じ思いを持っているんだけど、宮澤は背負うものの重さと背負うことを河合を真似るのではなく自分なりに咀嚼して受け入れていく、表に出すことを意識したのではないかと思う。

 宮澤が喜ばなくなったというエントリーがあった。内村のあのゴールのときも歓喜の輪に加わってはいたものの目が笑っていなかった。それだけチームのことを考えているんだなというのも感じたし、だからこそアウェイ神戸戦のゴールも自分が決めたこと以上に練習通りにできたことを喜んでいた。
 もともと宮澤はあまりボールを持たないプレースタイルで少ないタッチでポンと出す。それはボランチにコンバートされた石崎コンサの時からそうだったが、ダイレクトで出したはいいもののそれが引っかかることも多く「宮澤、雑すぎる!」とか幾度となく叩かれていた。それがだんだんと少なくなり四方田コンサでアンカーに入った時はポジショニングの巧さから「お?これは行けるんじゃね?」と新境地を開いたように思えた。

 捌きの巧さは以前からあって今年のホーム清水戦ではこっそり宮澤無双状態にまでなったが、今年はそれとは違う点でレベルアップしているように思う。少ないタッチでボールを捌くのは早くボールを動かすためと思っていたが、特に今年のミシャコンサでは考え方が変わってきて確実にボールを受けられる、または急所となるスペースに素早く移動するためにボールを捌くというようになってきた。
 一番わかりやすい例がホーム神戸戦でのお膳立て。マリノス戦でサイドを走って守備側の目を引き付けるなどただボールを捌いたり受けたりするだけじゃなくて気の利く動きでゴールをお膳立てすることができている。一見わかりにくいってのが宮澤らしいっちゃらしいんだが(苦笑)。荒野が宮澤と同じ系譜を辿っているというのは何度かブログで書いてきたけど、荒野は豊富な運動量で目につきやすい上に肝心なところでポカをしてしまうために存在感でいえば荒野が悪い意味で目立ってしまっている。本来、荒野ももっと評価されていいはずなんだけどなあ…。

 バンディエラはクラブの象徴とされる。

 その歩みは少し遅かったのかもしれないけど、チャントにもあるように宮澤が“俺らの10番”であることに異論はないだろう。ただし、それはあくまでコンサの内輪に限った話であって宮澤は俺らの10番で終わってはいけないし、終わらせてもいけない。
 本家赤黒のACミランで言えばフランコ・バレージやパオロ・マルディーニがそうであるように、ローマのトッティやリヴァプールのジェラードがそうであるように、(あくまでオレの持論ではあるが)バンディエラはクラブやサポの誇りであると同時に他者から認められ、一目置かれなければならない。

 だからこそ、ルヴァン杯のタイトルが欲しい。

 鹿島の小笠原、ガンバの遠藤、川崎の中村憲剛など彼らと並び称されるようになるには
 是が非でもタイトルを獲らなければならない。なぜなら、そこに行きつくための第一歩だから。

“俺らの10番”から“札幌の10番”へ。

 タイトルはクラブの集大成であると同時に、新たな始まりとなる。
 今こそ、すべての力を!


盛りだくさんの浦和戦。

2019年08月02日

>いや、明日が広島戦だってわかってますよ?
 BS劇場ってことは明日は下位のコンサが勝利ってことでいいね?

 ACL云々は8月の5試合を全部勝ってから考えても遅くない。それだけ取りこぼしが多かったということでもある。鹿島の経営権がメルカリに16億円で譲渡されたのが話題になったが、メルカリが買収したということよりも鹿島ですらたったの16億円で経営権ゲットだぜ!っていう方が気になって。

 鹿島も考えようによっては地方クラブに当てはまる。J2降格がそのままクラブの終わるときと危機感を持つ鹿島、実績も挙げているしお金もある大きいクラブであるはずの鹿島ですらマネーを直視せざるを得ない現実。じゃあ、熱が高ければJ1にいられるかといえば磐田や清水の苦労を横目に見ちゃうとそれも厳しいよねとなり、もう地方クラブは存在しえないのかな…なんて思ったりもして。浦和くらいに突き抜ければ話は別だけど札幌では非現実的だし…。

 じゃあ、1つの街や都市じゃなくて1つの地方なら存立しうるのか?
 そう考えると今の北海道コンサドーレ札幌ってのはまんざら悪くない立ち位置とも思ったり。

 今はF1からすっかりご無沙汰になり、ホンダの優勝で久しぶりにフジテレビNEXTで優勝したレースを流し観る。F1もデカいカネが動くワールドワイドなスポーツという点では共通している。セナプロ時代は圧倒的に強かったマクラーレンは今やテールエンダー。

 強くなる、強くあり続けるのは金が要る。大きくなろうと思ったら清貧ではいられない。
 でも、それだけで割り切っちゃうのはちょっと悲しい。
 キザなこと言っちゃえばクラブとともに歩んでいく、人生を刻むのがサポなわけだし。

 浦和戦はイベントてんこ盛り。河合の引退試合は11時半から。気が付けばちゃっかり限定グッズも用意している。ワンピーズとのコラボもあってグッズだけで一体どれだけお金が無くなるのか(泣)。せっかく宿代抑えたのに…。来場者全員にTシャツプレゼントとかここぞとばかりに仕掛けて稼ごうという意欲を感じる。それは同時にコンサがJ1クラブとして認知され、J1に定着し、世界に向けて歩き出す新時代の幕開けでもある。というわけで、

 2019弾丸ツアー・葉月の陣 ~into the new era~
 コンサはもう昇降格を繰り返すエレベータクラブじゃない。
 J1で鹿島や川崎と堂々と渡り合えるクラブになるんだ。
 …なっがい前フリだなあ。


浦和と札幌の“腐れ縁”。

2019年03月23日

>プロレス的ってのもまた違う気がするが…

 代表ウィークなのでちょっとしたスタイルチェンジも含めて閑話休題的なトピックを。

 Jリーグも25年を超えるといろいろな因縁めいた出来事が起こったりする。最近では琉球を率いていた監督が同じJ2昇格組の鹿児島の監督に就任というなかなかに濃い因縁が生まれた。ちょっと古い話だとそれまで鳥栖の監督を務めていた監督が子飼いの選手まで横浜FCに引っ張っていった赤帽の乱かな。

〇こんなことが拡まったら大変なことだ(sapporo789さん)

 浦和サポが去年の厚別での試合で勝利してすすきのへ行こうを大合唱した。これから札幌とのホームゲームで勝った時には…なんてツイートまで出てきてちょっと冗談じゃねーぞということなんだが、個人的には浦和がやるぶんには(ムカつくけど)一応セーフかな、と。

 というのは、浦和とは昔から何かと腐れ縁のような関係にあったから。

 2000年には同じJ2で鎬を削り共にJ1昇格。コンサで大ブレイクしたエメルソンは後に浦和に移籍した。コンサがJ1とJ2を行ったり来たりする間に浦和は国内はおろかアジアまで制したことからしてクラブの格は言うまでもなく浦和が上。強引にサポの心境を最大公約数的にくくるならコンササポは「今に見てろよ!」、浦和サポにしてみれば「さっぽこごときに!」になるんだと思う。もっとも、「さっぽこごときに!」というのは他のJ1クラブも一様に思ってはいるだろうが(汗)。

 数々のワースト記録を作ってしまった12コンサが唯一残したといっていい爪跡。既に史上最速のJ2降格が決まっていたコンサが埼スタで浦和に2-1の勝利で文字通り浦和に“赤っ恥”をかかせた。「浦和 赤っ恥」でググると未だにこの試合の記事が上位に来るほど。
 コンサがJ1に復帰するのに4年を要し、浦和にやっとリベンジの機会が訪れた札幌ドームでの試合は都倉が槙野に競り勝ってのヘディングゴールでヒートアップ。その後も都倉と槙野がバチバチにやり合った挙句、槙野はレッドで1発退場。しかも後半開始時にミシャが3枚替えした直後に那須が負傷交代でさらに1人少なくなるという滅多にない波乱の試合展開。コンサがその試合でグダグダだったのはスルーの方向で。

 しかも、この試合後にはミシャが解任されただけでなく17シーズンの終了時にはその解任されたミシャが今度は札幌の監督に就任とコンササポでさえ「ウソだろ!?」というニュースが駆け巡った。去年の厚別での試合は浦和サポにしてみれば“リベンジのリベンジ”な舞台だったわけで、溜まりに溜まった鬱憤や怨念といったものを吐き出す絶好の機会だった。

 例えばダービーマッチといったわかりやすく因縁が続く例はあっても地理的に離れた位置でここまで連綿と因縁が続くというのはそうそうないと思う。「お前はもう〇んでいる」の断幕ってまだあるのかな?今は何かとうるさいからあっても表には出ないだろうけど…。しかも、意図的に因縁を作ろうと思っていたわけでもないのが不思議な話。
 ダービーマッチには試合を盛り上げるために何かと煽りの要素が絡む。ただ、煽りはやり方を間違えるとえてして悪いほうに転がってしまうもの。セレッソの恋人騒動とかね。だが、あの時の“逆・すすきのへ行こう”は心情としては理解できる。同時に「アジアまで制したビッグクラブがJ1じゃまだまだ半人前のウチら相手にそこまでムキにならんでも…」とも思ったけどね。

 折しも浦和のホーム開幕戦でコンサは点差以上に圧倒しての勝利。ある意味、今度はミシャがリベンジを果たした。セルビアで生まれ、広島と浦和で育ったミハイロ・ペトロヴィッチが…ってだけでも浦和との腐れ縁が続くのは確実。ミシャが解任されることも当分ないだろうから浦和とのストーリーはさらに厚みや濃度を増していくことは間違いない。幸せな関係なんてキレイなもんじゃないけど(苦笑)、そうした今までの経緯からすれば浦和以外のクラブには余計な茶々を入れてほしくないというのが正直な気持ちである。


 コメントOKのブログであればそちらへ出向くorトラックバックをかけるのが筋ではあるんだけど、ネタ的にちと旬を逃した感もあったのでリンクを貼ったうえでエントリーを立ててみるというのを実験的にやってみた。書いていくうちに文章が長くなる傾向もあるので(苦笑)、このスタイルもアリかな。長くなってもなるべく読みやすくしているつもりだけど、どんなもんかねぇ…?


“激流”の中で。

2018年12月30日

>Just like a rolling stone...

 J1とJ2の違いを端的に表すならJ1は激流、J2は濁流だと思っている。もっとも、前年4位だったクラブが翌年には降格することもあることからJ1も濁流と言えなくもないけど…。ミシャコンサの躍進はいろいろなメディアで紹介されているし、戦術的にもミシャが繋ぎ一辺倒じゃなくて時にはロングボールも織り交ぜるなど若干のアレンジを加えてきているってのは今年のメンツからも窺える。

 それとは別に、今のコンサの強みは何だろう?と考えてみるとそれはブレないことにある。それは単にミシャコンサがブレずに攻撃的な姿勢を崩さなかったというだけにとどまらず、ノノ社長がたとえ一時はJ2に落ちてでもとミシャに白羽の矢を立てて堅守で残留という路線から攻めて勝つサッカーに方針転換したこと。強化部もミシャコンサに合いそうな選手を補強し、選手もミシャ式に適応しようと歯を食いしばり、ノノ社長の口車に乗せられたサポもミシャコンサを信じて応援し続けた。

 要は今年の4位という成績は現場も会社もサポも
 みんなが同じ方向を向いてブレることがなかった、まとまっていたからこそ可能にした。

 来シーズンへの補強も都倉をセレッソに抜かれたものの、鈴木武蔵が長崎から加わり数字上は都倉のゴール数を埋めることができた。三好は横浜FMに再レンタルされたが、京都から岩崎が加入するしアンデルソン・ロペスも完全移籍なので三好の抜けたシャドーも競争必至。
 左サイドは仙台から中野が加わるし、右サイドはルーカス・フェルナンデスが獲得濃厚といつになく獲る動きが早くかつ活発。中野の獲得に関してはノノ社長が報道に上がる前にバラしちゃうあざとさで、他のクラブからすれば汚いなさすが野々村きたないとか言われそうなくらいにイケイケの補強なので勝ち組の1つに数えられそう。

 ぶっちゃけ、他所からすれば
 さっぽこのくせになまいきだというのが偽らざる心境ではないかと思う。

 都倉の移籍はかなりショックで、オナイウとか鈴木武蔵あたり獲れればいいけどなあ…とサポが思っていた矢先にすかさずオファーして話をまとめた。FC東京の小川の獲得こそ失敗したものの仙台の中野など「そこ狙うのかよ!」という周到なリストアップで補強している。

 孔明さんのブログで剛蔵さんがコメントしているように、一言に補強と言っても“完成品”ではなく磨けば光る素材を集めてきている。駒井や完成品になりつつあるチャナティップなど可能な限り完全移籍させてはいるけどね。それはミシャという素材を活かせる監督がいるからであり、ノノ社長も完成品を抜かれたら育てていくという方針があればこそ。このへんからも現場とフロントとの意思疎通が上手くいっているように思う。

 IN&OUTに関して心配なのはベテランとされる選手の契約満了や移籍が多いことと、現状でも薄いとされるCBの補強が未だにないこと。ただ、CBはJ全体でも争奪戦でミシャ式で求められるCBのタスクはやや特殊とされていることもあり敢えて獲らない方向で動いているように思う。継続してユースからCBをトップ昇格させているし、進藤がスタメンをガッチリ確保したことで中村や濱にもチャンスは巡ってくるだろうし。

 今年から来季にかけてのキーワードは“加速”とみる。

 年齢構成的にもバランスが取れてきたしどうせ即戦力のCBが獲れないなら…と世代交代、大げさに言うなら血の入れ替えを加速させてよりミシャコンサに合った選手を増やしていく。兵藤の移籍は確かに痛い。だが、そろそろベテランに叱ってもらおうってのは卒業せにゃならんのではないか?宮澤は名実共に札幌のバンディエラにふさわしい存在だし、荒野はユース組最年長でもう25歳。

 この前のB型会で「今でこそ宮澤は認められているけど叩かれた時期長かったよね」「荒野も同じ道通ってるよね」という話が出た。菅は終盤には高さのないのを狙われていた印象があるが、それでもミシャは我慢して使い続けた。深井さんに代わって出ることの多かった荒野にもそういうところがあるように思う。
 世代交代と同時に競争も加速する。中野が入ったことで菅もスタメンの座は安泰ではなくなるだろうし、荒野も中原の復帰で否応なく競争する立場に置かれる。“中原待望論”がどこまでサポの間で盛り上がっているかはわからないけど荒野とはまたタイプの違う中原が加わる。復帰の話はミシャコンサで使えると判断されたから。実際、長崎では活躍していたし状況としてはイーブンに近いと思う。

 ハードロックジャパンとのトップパートナー締結などクラブの規模を大きくしていく動きも加速していく。スカパー時代からDAZN時代になってビッグマネーの傾斜配分も加速していく…アカン、ちっともまとまらんわ。ただ、加速に関して言えるのはこちらが思っている以上にノノ社長は加速の度合いを強めているし、思っている以上に周りが激流で加速していかないとあっという間に流されてしまう。一歩一歩踏みしめてってのは必要なことだけど、そればかりに意識を向けてはいられないってことかな。


 こっちでも寒波襲来でこれから雪かき。休みは今日で終わりで年末年始はしっかり仕事。今年は転職して更新のペースがかなり鈍ったこともあるけど、もうちょっとカッチリ、キッチリと書き込みたかったかな。B型って凝り性なのよね…。書いている間にルーカス・フェルナンデスの加入も決まったようなのでIN&OUTはひと段落といった感じかな。新しい景色もだけど楽しい時間も増えていったらいいよねってことで…。