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カラダはジジイ、頭脳は中2、 そしてココロは3歳児。 アラフィフ?なにそれ?おいしいの?天命なんてちっとも見えて来やしねぇ。 住所:オホーツク圏の 特急列車が止まる街 血液型:典型的なB型。 今宮純ばりのやたらカギカッコの多い文章を中途半端なボケで味付けして綴る厨二病全開なブログ。パクリ過多なのは仕様なのであしからず。 ミシャコンサ7年目。上を目指したいが、主力が次々抜け現実が重く圧し掛かるシビアなシーズン。 エセ硬派路線で更新する予定も、更新頻度はちょっと落ちるかもしれませんがそこんところは大目に見てつかぁさい。 '08.08.27に念願の初参戦を実現。引き分けではあったが厚別の空気を満喫。 ~観戦データ~ '08.08.27 J1第23節 VS ガンバ大阪 3-3△ '09.09.06 J2第38節 VS 愛媛FC 3-2○ '10.09.05 天皇杯2回戦 VS グルージャ盛岡 4-1○ '10.11.23 J2第36節 VS 徳島ヴォルティス 1-0○ '11.12.03 J2第38節 VS FC東京 2-1○ '12.03.10 J1第1節 VS ジュビロ磐田 0-0△ '12.09.08 天皇杯2回戦 VS AC長野パルセイロ 1-1(PK3-5)● '13.03.10 J2第2節 VS 栃木SC 0-1● '13.11.24 J2第42節 VS ギラヴァンツ北九州 0-0△ '14.03.09 J2第2節 VS モンテディオ山形 1-1△ '14.11.23 J2第42節 VS ジュビロ磐田 1-1△ '15.03.15 J2第2節 VS Vファーレン長崎 0-1● '15.11.07 J2第40節 VS 徳島ヴォルティス 2-0○ '16.03.13 J2第3節 VS 愛媛FC 1-1△ '16.05.28 J2第15節① VS レノファ山口 3-1○ '16.11.20 J2第42節 VS ツェーゲン金沢 0-0△ '17.03.11 J1第3節⓶ VS セレッソ大阪 1-1△ '17.07.29 J1第19節⓷ VS 浦和レッズ 2-0○ '17.09.23 J1第27節 VS アルビレックス新潟 2-2△ '17.12.02 J1第34節④ VS サガン鳥栖 3-2○ '18.03.10 J1第3節 VS 清水エスパルス 1-3● '18.09.01 J1第25節⑤ VS ヴィッセル神戸 3-1〇 '18.12.01 J1第34節⑥ VS サンフレッチェ広島 2-2△ '19.03.09 J1第3節⑦ VS 清水エスパルス 5-2〇 '19.05.04 J1第10節 VS ヴィッセル神戸 2-1〇 '19.08.10 J1第22節⑧ VS 浦和レッズ 1-1△ '19.12.07 J1第34節⑨ VS 川崎フロンターレ 1-2● '23.12.03 J1第34節⓾ VS 浦和レッズ 0-2● リンクフリー。コメントもどうぞ! ただし、書き捨てと思われるようなHNでのものや書き殴りと思われる内容のものはスルーおよび削除する可能性が高いのであしからず。名を名乗るのがせめてもの仁義ってもんです。そして、おぢさんは出禁。
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2018年07月28日
>広島ボロ負けで流れが変わるのか…
アウェイ名古屋戦は延期になったのでBS1で仙台VSセレッソを観る。
なるほど、ピッチを広く使って相手を広げさせておいて間に斬り込むというのはいわゆる5レーン理論に基づいたミスマッチやギャップを作るという点でミシャ式が目指すものなのだなと思いながら観ていた。後半には神戸から弾き出されたハーフナー・マイクが入って高さも加わったから尚のことミシャコンサになった感じだし。
仙台はどちらかというとサイドからのクロスに重きを置いて、ミシャコンサは三好やチャナティップのスピードや機動力で突破しようという違いはあるかもしれない。そう考えるとヘイスは足下の技術は高いけど“五月蠅い”タイプではないよなあ、と。自分の間やテンポで勝負する、ある意味小野と同様にクラシカルなタイプの選手と言えるかも知れない。
しかしまあ、仙台はお粗末だったね。
99%勝っていた試合を最後の最後で追いつかれてしまった。文字通りの取りこぼし。
月刊コンサドーレは荒野の特集。
内容は実際に買っていただくこととして、荒野には敢えて頭を使うことを望む。
宮澤と荒野の最も大きな違いや差はそこにあると思うから。
それにしてもガンバは中断明けにクルピ解任&宮本召還って6年前のアレをもう忘れたのか…。
2018年04月16日
>これで川崎では出番無いのか…? ひっさびさに戦術厨丸出しのネタ。 3試合連続の決勝ゴールでちょっとした“都倉無双”状態。もちろん豪快なヘッドで叩き込むゴールも素晴らしいことに変わりはないが、都倉の進化は“アシスト”にある。 …え?柏戦は三好の2アシストだろって?いや、直接的な意味のアシストじゃないのよ。 宮吉のゴールの公式動画を改めて見ると都倉の数歩が実に“深い”んである。 三好にボールが渡ったとき、都倉には柏のCB中谷(#4)がついている。都倉には少しでも隙を与えると身体能力でこじ開けてしまうのでピッタリついて自由にやらせない…とたぶん考えたと思う。なので都倉が数歩動いただけでもキッチリついていったんだが、もともと都倉がいた場所、すなわち都倉が空けたスペースに三好がピンポイントクロス&宮吉が飛び込んでヘディングと実にきれいなゴール。 クロスが上がった時点で中谷もクロスの弾道から「しまった!」と気づいてスペースを埋めに行ったが間に合わなかったというけっこう紙一重のゴール。裏を返せば察知してカバーしに行った中谷もスゴい。ただ、言えるのは意図した動きで決めたゴールであろうということ。ミシャ式というと5トップで4バックのDFラインにミスマッチを強要するというところがクローズアップされるが、宮吉のゴールは都倉&宮吉VS中谷という2対1の状況を作れたというのが大きい。 ミシャ式の真骨頂のゴールといえばチャナティップのヘディングゴール@セレッソ戦だが、これはチャナとジェイがクロスして横に揺さぶることで決めたもの。宮吉のゴールは縦の揺さぶりで決めたというのもポイントが高い。WRに投げる振りしてセーフティーを引きつけてミドルゾーンに入り込むTEにコントロールパスを投げ込むような…というのはあまりにも喩えがマニアックすぎるかw。 都倉がどこまで駆け引きをしたのかは想像の域を出ないが、このゴールは守る側にとってはかなり厄介だと思う。縦関係でとなるとどう捕まえるかという対処が難しい。ジェイや都倉へのマークが甘くなるとシンプルに入れられてズドンだし。DFラインが高ければオフサイドで凌げるorワナを仕掛けられるが押し込まれるとつらい。高さはそれ自体が武器だが囮にすると更に威力が増すんだなあ。 都倉の数歩は都倉自身の引き出しを増やす(と言っては上から目線だが)だけでなく ミシャ式のバリエーション、奥行きを拡げるゴールになりそうな予感がしてならない。
2018年01月21日
>ジャガーズがんがれ超がんがれ ワイルドカード(トランプ):トランプなどにおいて他のカードの代用が可能なカードのこと。 万能カード、またはその代用できる能力を表す。 ワイルドカード(スポーツ):スポーツ競技における追加の特別参加枠(制度)。 もしくはその対象のこと。主に北米のプロスポーツリーグなどで 行われているプレーオフ制度において、地区優勝チーム以外に 与えられる追加枠を指す。 ミシャコンサとなった今年。期待も不安も大きく、周囲の注目度も俄然高くなるだろう。いろんな考察がサポーターズブログでも成されているが、NFLかぶれ&クイズオタク&戦術厨的に考えてみることにする。ミシャはあのオシム翁の流れを受け継いでいる。ということは、選手には体力面もさることながらアタマの方で非常に負荷がかかることが予想される。ひいき目抜きにしても早いところ宮澤に戻ってきて欲しいが、ボラの2枚は経験値の高い選手、地アタマのある選手がスタメンの座に近いはず。 今はFWであっても守備をする、キ○ガイプレスに行くかどうかはさておきパスコースの限定というタスクが課せられるのが当たり前、CBもただクロスを弾き返すとか人に強いとかではダメでパスをしっかり繋ぐといったいわゆる足下の巧さが求められている。ミシャはGKにまで足下の巧さを求めているし、ソンユンも決してスタメンが安泰ってワケじゃない。戦術リストランテでは正確な記述は忘れたが、選手のマルチ化といったような感じで指摘がされていたように思う。 “浦和式”とも言える攻撃時の4-1-5のフォーメーション。とりわけ1のポジションの選手、浦和だと阿部勇樹と思われるがこのポジションはパス出しの能力が高いことが何より大事。ただ、攻撃の5人には守備側も人数を揃える、逆に手薄な1のポジションにプレスを懸けることでボールを奪うor攻撃を遅らせるといったような対抗策が講じられてきている。 長崎との練習試合では小野がボランチの位置に入ったんだとか。小野はパス出しの能力が随一だし、ボールに触ってナンボ、前を向いてボールに触れてリズムを作り出すタイプなので打ってつけのポジション。むしろボラ以外では小野の良さは生きないとも言える。練習試合では駒井がボランチに入ったらしいが、これがちょっと面白いかな、と。 駒井は浦和でミシャの薫陶を受けている(=戦術理解度が高い)ので、どこのポジションに入っても破綻することなくこなすことができるワイルドカード的な起用ができるというのは確かにある。その一方で、1のポジションへのプレスの対抗策の答えの1つとしたのではないか?というのがある。 4-1-5だと1のポジションのパスの選択肢は前(前線の5人)と後(DFライン)の2択しかないが駒井(ボランチ)が近くにいることで3択になる。駒井(パスを受けた側)も3択のままなのでポゼッションに無理が生じないし基本の3-4-2-1からも中盤のポジション取りに無理が生じない。そう考えるとパスを出せる能力が高いのはもちろんのこと、パスを受ける能力、とりわけトラップの巧さとかよりもパスを受けるときにボールを奪われないポジショニングができることが求められる。 以前、TE宮澤という記事を書いた。今やNFLでもRBは単にボールを持って走る人ではダメで(主に短い)パスキャッチの能力も高くないとエースRBにはなれないんだけど、さながらボランチ駒井はパス攻撃の時にレシーバーがマークされて出しどころがない!という時に短いパスを受けてくれるRB、セーフティーバルブ。 そこからドリブルで持ち上がるかパスで打開するかはその選手次第だけど、パスを出せる&受けられる選手が中盤で近くに2人いることで役割を入れ替えることができると少なくとも攻撃はかなり面白くなる。ただ、常に動きながら二手先、三手先を読んで的確なプレー選択をし続けるというのは相当に難しい。 身体よりも頭が疲れると選手が口々に言うのはそのあたりなんだろう。沖縄キャンプでは単に走るだけというフィジカルトレーニングではなく、さっそくボールを使ってハードトレーニングをするのも運動量を増やすというよりは動きの質を高めることが目的とみる。いくら身体をイジメ抜いても100の運動量が200になるワケじゃないし、スタミナを無駄なく使い切る、小回りや効率、“燃費”を向上しつつチーム全体の底上げや約束事といった“肉付け”をしていくんだろう。それでもWBは上下動が相当激しくなるのは変わらないと思うが…。 今日はオフのようだけど、ケガにはくれぐれも気をつけて仕上げて欲しい。 …いいだけ書いたからネタなんざ作りようもねーな(汗)。
2017年08月31日
>コンサと重ね合わせて見ていたのはオレだけじゃないはず… 日本、オーストラリアに2-0で勝利。グループ首位&本大会出場決定。 ほぼ完勝と言っていいと思う。 あの4-1-2-3は両ウイングの守備がどれだけできるかがカギ。 特に3バック相手ならウイングが守備で頑張ってくれるとサイドの主導権争いはほぼ勝てる。 乾の守備の頑張りが特筆モノ。追加点を獲ったことでMOMは文句なしに井手口で決まりだが、 乾の守備の頑張りは井手口のサポート、広いエリアをカバーする運動量があってこそ。 じゃなきゃ、いくらコンパクトにしていてもあんなにイケイケで前からプレスには行けんよ。 長友のクロスは先日の兵藤のクロスを思い起こさせた。 裏を返せばそれだけ兵藤のクロスの質が高かったということ。 代表がすごいと思ったのはサイドの狭いエリアでもボールを奪われない、 コントロールできるということかな。サイドの突破を何度も見せたし。 もちろんJ1残留が大前提だが、今のメンツだったらDFライン以外は組めそうだけどなあ…。
2017年08月22日
>結局、贔屓やんけ!ってツッコミはナシの方向で… 正直、今の四方田コンサはジェイが決めてくれないことには勝てない。 そんな感じがしてならない。 なまじっかジェイが空中戦で勝てるだけにボールを集めたくなるのもわかるし、 実際、川崎戦もGK正面ってのが2本ほどあったし。 で、戦術都倉が戦術ジェイに変わってどうなったかというと却って攻守のバランスが崩れてしまい都倉が無理して守備に戻る。マリノス戦はイエロー2枚で退場だし、甲府戦はジェイとヘイスを並べて攻撃の脅威は増したけど2人とも守備やらないから後ろに負担がかかり通し。仕方なくって感じでヘイスが無理して守備していたけど出ずっぱりなのも重なって後半早々にガス欠だし。 “野球盤サッカー”とでもいうか、足下ばかり、選手のいるところばかりにボールが行く。 浦和戦で後半、菅がPA付近からそれこそBOX to BOXって感じでサイドを全力疾走していった。時間帯としてもキツい時にあれだけの全力疾走ができるのかとその姿にちょっと感動を覚えた。菅はもっと仕掛ける意識を強く持ってもいいよなあ。 サイドからクロスってのが四方田コンサの特徴としてあるとしても、サイドを抉ってのクロスがいったいどれだけあったか?とりわけ、右サイドでそうした場面が果たしてあっただろうか?左サイドでは甲府戦で例えば菅だったり兵藤が飛び出してチャンスを作っていた。でも、甲府戦に限らず右サイドではマセードが高い位置に張って待っていることはあっても、マセード自身が深く抉った(あるいはDFラインの裏に抉らせるようなパスが出た)ってイメージはない。大抵そんなときはマセードまでボールが届かずに待ちぼうけ状態だし…。 もともとマセードはそうしたタイプの選手ではない、独力で突破する、クロスを上げるのが強みってのもあるだろう。でも、サイドの選手が抉ることで相手DFを引っ張り出す、DFラインの間を拡げてそこに味方を走らせるとか守備の選手の視線を一瞬でも切らせてFWにマークを外しやすくさせるとかいう工夫が四方田コンサにあったかな?と。もし、藤田征也がいたなら右サイドでそうした場面は作れていたのだろうか?とふと思うのである。 そのためにはWBがムダ走りできるという条件が付くんだけど、だったら謙伍じゃダメなのか?そこで思い出したのがルヴァン柏戦@厚別。この試合での1点目の崩しに何かしら指向が垣間見えるような気がする。ちなみに、この時マセードは特に抉ったワケではない。映像は消しちゃったけど、メモには ○早坂?→マセードにサイドチェンジ ○菊地→ミヤザー→マセードで中→外 マセード→ミヤザー→福森 とある。ってことは、WBのムダ走りはそれほど重要視していないというか、縦方向のズレをあまり意図していないのかな?とも思う。裏抜けして決めたゴールは浦和戦@埼スタの兵藤のゴールのイメージしかないし。あれもオフサイドっぽかったし…。ともあれ、四方田コンサには相手を「拡げる」ことを狙っていない。だから相手の守備が楽に応対できてしまっている、隙を作れないのでスペシャルな選手に強引に突破させる、依存してしまうという悪循環を生んでいるように思える。スプリントの回数とか走行距離とかのデータを追いかければもっと具体的な傾向は浮かんでくるんだろうけど、今の停滞感は人が全体的に動いているとか、ピッチを広く使っているってイメージが四方田コンサにはないってのが最大公約数的な答えになるのかな。 宮澤不在もけっこう痛いよなと思っているのだが、それを書き始めると徹夜になっちゃうので今回はパス。ただ、これに関連して言えるのは間で受けられる選手がいないというのはある。内村の使われ方が不憫でならない、可哀想すぎる!と思っているのはオレだけじゃあるまいと信じて寝ることにする。
2017年07月15日
>連日の猛暑日で一向に作業が進まん…
ふとテレビをつけると浦和とドルトムントの試合が。前半途中からではあったが、仮想浦和戦として流し観。フレンドリーマッチではあるが、そのわりにはけっこうガチ勝負なところもあって。しっかしミスの許容度が狭いというか、わずかなミスも許してはくれないね。一時は同点となったゴールを決めた遠藤は悔しくてたまらないだろう。
関根や駒井など仕掛ける意識が高い選手もいて、こいつらを抑えるのは大変だぞとか、サイドチェンジで大きな展開させると怖いなとか逆にコンサがこうした大きなサイドチェンジができるかとかいろいろ考えながらお気楽に見ていたが、ドルトムントの#9モルはトルコのメッシとキャッチフレーズがつくだけのことはある。左足のアウトサイドで流し込むとか気持ち悪いにもほどがある(もろちんいい意味で)。
このモルに一番近い選手といえばやはりチャナティップか。
実際のプレーを見ていないので何とも言えないのだが、今秋田にいる古田がイメージとしては近いのかな?小回りが利いて個人技で突破できて、かつスルーパスも出せそうなイメージなんだか…。
ジェイボスロイドの加入で前線の組み合わせが良くも悪くもかなり悩ましいことになっている。2トップのままか、1トップ2シャドーにするのかもあるから尚更だ。チャナティップが最も活きそうなのは2シャドーの一角だと思うが、トップ下もありえなくはないなとか戦術厨としてはいろいろと妄想ができる。守備構築がきちんとできるのなら3-4-2-1で前線の枚数を増やすのが面白いと思うが、守備から入る四方田監督がブロック作りやすい5-3-2から変えるというのもなかなかイメージできない。
…ところで、梅崎はヒマならウチに来てくれんかのぅ?
2017年05月27日
BS1でオンタイム視聴中。 ○つまんないパスミスが目立つ。 ○荒野が動いて内側から崩そうとしているのはわかるが 個々のヒラメキ頼りで、コンビネーション、複数の選手が関わるところまで行けてない ○失点シーンは見事に崩された。セットプレイから狙ってのものかはわからんが スルーパスでSBに抜けられてマイナスのクロスではちょっと防げない 鳥栖はとにかく堅い。小野を入れて混乱を起こせるのか?…それより荒野は持つのか? 厳しい。
2017年05月21日
>NHK杯戦を横目に観ながら… >新潟はしぶとさって、(残留争いの)お仲間を倒し、 >格上をあわ良くば食っちゃう(食えなかったら、デスヨネ~と切り替える)ということにある 昨日のエントリーに寄せられた蹴球素人さんのコメント。 何となく思いついたんだけど、新潟のすごいのは“割り切れる”ところかな、と。 人数かけてとにかく都倉にはやらせない。で、ホニの1発に懸ける。 そこまで割り切れちゃうのがすごいな、と。 ホームゲームだからと色気を出さずに迷うことなく籠城戦に持ち込んだ。 ただ、新潟の攻撃陣とコンサの守備陣の力関係において高さ(強さ)、巧さ、速さのうち 新潟が優位に立てるのは速さであろうという計算はあったと思う。 昨日の試合はCKからのカウンターで試合が動いた。意図的にCKを与えるほど新潟に余裕はなかっただろうけど、特にCKでは横山が出てきたりといったように普段と違う状況になるので(新潟サイドとしてはけっこう怖いとは思うんだけど)罠を仕掛ける余地はあった。 コンサもそのあたりはケアしていたとは思うんだけど、自分たちが押してるという意識が働いて結果としてはリスク管理がおろそかになった、隙を衝かれた格好。人間力の人なら新潟がしたたかだったって結論になるんだろうけど、単にJ1での経験不足では済まされない甘さがあったんじゃないかなあ。 映像を観てないので何とも言い難いんだけど、コンサは発石車とかバズーカとか戦略核とかとにかくブロックの外からブチかませるような武器はないから籠城戦なら耐えきれる、都倉に集めてくるのならそこさえ抑えれば…というのもあるいはあったかな。最初から対面した守備((都倉に)来るのがわかっている、それを待ち構える)なら崩されるリスクも減るし。 サイドから都倉に合わせる…フリをして、SBとCBの間にWBもしくはセントラルハーフが飛び込む形を作れればわりと楽に崩せるんじゃと妄想してみたが、所詮はシロート考えかな。ハナっから引かれたんじゃ飛び込めるスペース自体がないし、それも含めていろいろと“消しに来た”新潟の割り切りっぷりが見事だったということか。 四方田コンサに関しては…次回以降にしようか。ここまでで十分クドいし(苦笑)。 …って、浦和戦のチケットもう昨日から発売かよ! P.S.アップした後にowlsさんが同じ内容でコメントを書いてくれていた。 パクる形になっちゃってすみません。
2017年02月21日
>さて、新境地の開拓となるのかどうか… 黒:ジャーン、デンデン、デンデン… 赤:文字じゃ伝わらないですよ。コレでしょ? 黒:さあ、今回は残留に向けて必要な数字を探るオチャラケなしのガチ企画。 寄ってらっしゃい見てらっしゃい! 赤:残留へのボーダーラインはだいたい勝ち点=試合数というのが定説ですね。 開幕5試合で勝ち点5獲れないチームが残留できたケースはないそうですし。 黒:12年みたいに飛び抜けて弱いチームが出ればボーダーは上がるし 去年みたいに下位チーム同士が競り合えばボーダーは下がる。 赤:でも、去年のように勝ち点30で残留ってのは厳しいでしょう? 黒:まあな。過去5年の昇格組の成功例から考えるとモデルになりそうなのは 13年の甲府が勝ち点37(8勝13分け13敗)で15位残留したケースかな。 赤:前半戦で勝ち点20に近づけられるかでしょうかね。 黒:前半戦で勝ち点20以上稼いで降格したのは12年の神戸(前半戦勝ち点24)しかない。 その神戸にしても最終的には勝ち点39だから通常なら残留できている。 赤:前半戦で勝ち点20となると5勝5分け以上ですか…。厳しいですね。 四方田カーテンが厳重なのもスカウティングを恐れているからでしょうか? 黒:J2なら半年誤魔化せてもJ1では2ヶ月程度しか持たない。 情報を遮断して少しでも有利な立場に立ちたいってのはあるだろうな。 先行逃げ切りってのが残留の原則ではあるが、13年の甲府は前半戦で勝ち点14だ。 赤:諦めないことも大事なんですね。 黒:コンサの場合、ホームでどれだけ勝てるかだと思う。 赤:去年のコンサはホームで圧倒的に強かったですからね。 黒:去年の新潟は勝ち点30でやっとこさ残留できたが、それでも去年は年間で8勝している。 つまり、残留するためには最低限8勝が必要ということになる。 赤:その8勝をホームでどこまで稼げるかということなんですね。 黒:極端な話、ホームでの勝利数が残留を左右する。 13年の甲府はホーム4勝だが4勝ではまず危険水域といっていい。 赤:4勝でもですか? 黒:去年の新潟もホーム4勝だが、 終盤に名古屋との直接対決をホームで落とし、名古屋にも逆転残留の目が出た。 赤:最終節で新潟と名古屋は勝ち点30で並んだんでしたっけ。 黒:両チームとも最終節は共にホームゲーム。新潟が広島に負けるのはある意味仕方なかったが、 名古屋が既に降格が決まっていた湘南に1-3で負けるという失態を冒して首の皮一枚繋がった。 赤:怖いですねぇ…。 黒:ホームで負けることはそのまま降格に直結する。 ましてや下位や残留争いの直接対決で負けるなんてあってはならない。 赤:ホームで勝つのが基本というのはJ1でも変わらない、と。 黒:去年の磐田がいい例だ。 1stステージで勝ち点を23も稼いだにもかかわらず 2ndステージではホーム未勝利で残留争いに巻き込まれている。 赤:前半で貯金しても油断はできないってことですね。 黒:去年の磐田も年間では8勝(ホームは3勝)だ。 ホーム17試合のうち6つ以上勝つというのが残留への最低条件、 半分勝てれば残留への道筋が見えてくるってところだな。 赤:ホームで半分勝つというのは選手にとってもですが、 サポにとってもチームを勝たせる意味で大きな目標になりますね! …でも、実際問題ホームでも鹿島とかに勝つのは相当難しいですよ? 黒:ウチの飼い主が前に数字遊びやってたが、お手本になるのがしぶとく残留し続けている新潟だ。 過去5年の下位との成績はこうだ。 12年 ●△ △△ ●○ ●● ○○ (大宮・浦和・FC東京・鳥栖・札幌) 12/40 15位 13年 ○△ ○● △△ ○○ ●○ (大宮・C大阪・甲府・湘南・大分) 18/55 7位 14年 ○△ △△ ●● △● ●○ (大宮・甲府・G大阪・神戸・徳島) 10/40 12位 15年 ●○ △△ ●○ ○○ △○ (仙台・清水・湘南・松本・山形) 18/34 15位 16年 △● ●● ○○ ●○ ○○ (甲府・仙台・大宮・磐田・福岡) 16/30 15位 赤:直接対決で強いんですねぇ…。 黒:特に昇格組はいいカモだ。弱い物イジメが得意なだけあるな。 赤:つ■ 怒られますよ。 黒:だが、勝てる可能性が高い相手に勝つという点では流石の強さだ。 3チーム蹴落とさなきゃ残留できないって意味でも新潟を超えろ!というのは 大きなミッションになるだろうな。 赤:ゴメスを引き抜いたのも戦略的には当然って気もしてきました…。 黒:それだけ新潟の危機感は相当なものってことだよな。 赤:それでも新潟の下馬評はあんまり芳しくないんですよねぇ。 黒:監督も代わったしチームをまとめるのに時間がかかるようなら…ってところなんだろう。 赤:そこはコンサが有利な点でしょうか。 黒:だが、J1では戦術都倉ってワケにゃいかんしなあ。 さて、そこで問題。北極圏にある国と言えば? 赤:…唐突に振って来ますねぇ。カナダとか? 黒:何というJ3レベルな回答! メルカトル図法でしか世界地図をイメージできてないのが丸わかりな答えだな! 赤:メルカトル図法とかはともかく、これに何の関係が? 黒:都倉が決めるというのがメインであったとしてもだ、 その道筋を点で考えずに線で考えろってことだよ。 赤:言いたいことはわからなくもないですけど、J3レベルって言われるのは何か腹立つなあ…。 黒:去年、都倉が松本戦でとんでもないキャノンヘッドを決めたが、 J1では相手がそうさせてくれないという意味でまず無理だ。 むしろ、一昨年の徳島戦で宮澤が左アウトサイドで流し込んだゴールが理想だな。 赤:なぜ宮澤びいきになるのかと…。 黒:別にひいきじゃねーよ。 あのゴールは宮澤がいわば3人目の動きでPAに侵入して生まれたゴールだ。 こうしたらこう動くって約束事を作ることで対抗することはできる。 赤:精度の高さってことですか? 黒:共通理解と言った方が正しいだろうな。それをたくさん作ることで線ができる。 その線を如何に多く、太くするかだよ。 赤:新戦力で人のつながりを重視したのもそこにある、と。 黒:個の能力の高さに頼るとそこを潰されたらお手上げってのは宏太も言ってたしな。 赤:そういや、大塚フィジカルコーチも疲れたときに頭がどれだけ働くかだって言ってましたね。 黒:まああれだ、北極圏の国なら少なくてもノルウェー、 J1レベルならアイスランドくらいは答えられないとな。 しれっとデンマークなんて出せればよりエクセレントだが。 赤:それはマニアックだと思う…。 黒:サッカー戦術サミットって本の中から中村憲剛の言葉を借りると 「いろいろな情報をキャッチしておいて、無駄なく処理するのはすごく大事」ってことだ。 赤:そのレベルが高いのがJ1だ、と。 黒:そういうこと。 選択肢が少ないのも困るが、選択肢が多くても的確にかつ速く出せなければ意味がない。 赤:なるほど、だから線で繋ぐとか共通理解ってのが出てくるんですね。 黒:かつてのコンサはホームでは当たり前のように勝っていた。 去年の一体感にさらに磨きをかけて突き進むのみ! 赤:わかりました!…ところでこの企画、どれくらい続くんでしょう? 黒:このラボは自動的に消滅する…。 赤:1回こっきりですか!?
これで開幕前に書きたいことは書けたかな。 データ拾いは目が疲れるが、この手のネタはアタマが疲れる。知恵熱で頭クラクラしてるよ…。
2017年01月31日
>ネタを作るとは一言も言っていない… さて、今度こそJ1残留が至上命題となった四方田コンサ。開幕5試合で勝ち点5獲れないチームは残留できない、前半戦をビリで終えたチームが残留できたケースはない(ジェフの奇跡的な残留が例外ではあるが、あれはホントにレアケース)、など様々なジンクスがあるが、戦術厨としてはこのあたり数字遊びに走らないワケには行かない(苦笑)。というわけで、あくまで数字遊び的な意味で残留のための傾向と対策を考えていこうというのが趣旨。 まず、J2にプレーオフ制度が導入されてからの5年間で ○J2優勝チームが1年で降格したケースはない ○プレーオフ回りで昇格したチームは全て最下位で返り討ちに遭っている(1年で自動降格)。16位降格のチームが1年で復帰するというジンクスが去年の松本で崩れたが、それはコンサに都合良く無視する。そして、J1残留のボーダーラインは'12年の勝ち点40(新潟)から37(甲府)→36(清水)→34(新潟)→30(新潟)と徐々に下がってはいるものの、残留のためには試合数と同じだけの勝ち点を維持するのが大原則であるというのが基礎知識。どこから勝っても勝ち点3であることに変わりはないとはいえ、アウェイ鹿島戦とホーム仙台戦ではどっちが勝ち点3を獲れる?となると自ずと答えは出てくるわけで。異次元の弱さだった'12コンサでもホーム仙台戦は勝っている。 大まかな戦略(皮算用とも言うが(汗))としてはJ1全18クラブを上中下に分け、上位6チームにはホームアウェイ共に引き分けであればまあ良し、中の6チームはホームは勝ち点3でアウェイは引き分けOK、下の5チームにはホームアウェイ共に勝ち点3を目指すということになろうかと思う。 そこで'12シーズンからの昇格組のべ15チームにおける下位グループとの戦いぶりを拾ってみた。'12コンサを例に挙げてみると昇格時(2011年)のJ1下位グループは13位大宮、14位新潟、15位浦和。同じ昇格組であるFC東京と鳥栖をそれぞれ16位、17位として昇格組がこの下位グループ相手にどれだけ勝ち点を獲れたか?というもの。すると、なかなか興味深い事実が浮かんできた。 12年 FC東京 勝ち点17 10位残留 鳥栖 勝ち点17 5位残留 コンサ 勝ち点3 18位降格 13年 甲府 勝ち点15 15位残留 湘南 勝ち点9 16位降格 (他の対戦相手:大宮、C大阪、新潟) 大分 勝ち点8 18位降格 14年 G大阪 勝ち点20 優勝 神戸 勝ち点16 11位残留 (他の対戦相手:仙台、大宮、甲府) 徳島 勝ち点9 18位降格 15年 湘南 勝ち点18 8位残留 松本 勝ち点18 16位降格 (他の対戦相手:甲府、仙台、清水) 山形 勝ち点7 18位降格 16年 大宮 勝ち点16 5位残留 磐田 勝ち点19 13位残留 (他の対戦相手:甲府、仙台、新潟) 福岡 勝ち点2 18位降格 対戦相手は5チームだから10試合で最大勝ち点は30。ここから浮かんでくる傾向は下位グループ相手には最低でも五分以上、言ってみれば勝ち点で勝ち越すくらいの成績が必要ということ。勝てる相手には確実に勝つという実に当たり前なことができるかがまず問われる。唯一、松本が下位グループ相手に勝ち点18も稼ぎながら1年で降格したわけだが、カギとなりそうなデータがある。 それは「同じ昇格組は潰せ!」というもの。 昇格組同士のJ1直接対決において五分(勝ち点6)より低い勝ち点で残留できたケースは14年の神戸(勝ち点4)のみ。このときは間違って降格したガンバと対戦した(神戸の2敗)から仕方ない面もあるが、残留できたケースで最も少ない16年の磐田でさえ勝ち点6(1勝3分け)。さらには昇格組が残留できたケースにおいて、最下位(すなわちプレーオフ回りで昇格したチーム)との直接対決で勝てなかったケースはない。15年湘南が山形相手に●○で勝ち点3というのが最小。15年の松本は湘南に●△、山形に△△の勝ち点3で、勝てる相手に取りこぼした格好。昇格組を潰すのは当然で、プレーオフ回りでやっとこさ上がってきたチームをカモにできないようではお話にならないというのが窺える。 で、開幕5試合のカードはアウェイ仙台、アウェイ横浜FM、ホームC大阪、ホーム広島、アウェイ甲府。ホーム開幕戦であるC大阪戦に勝つのは絶対として、この5試合で最低でも勝ち点8、できれば勝ち点10以上を獲らないと残留は相当厳しくなると予想する。 …続きが書けるかどうかは皆さまのリアクション次第ってことで(汗)。
2016年02月06日
>スーパーボウルが楽しみすぎる…。 ニュートンの変態っぷり、じゃなかった暴れっぷりも観たいし、でもマニングに今度こそ勝ってもらいたいし…。 日本時間の2月8日は第50回スーパーボウル。パンサーズVSブロンコスのカードはパンサーズのニュートンとブロンコスのマニングの新旧QB対決。比較的順調に勝ってきたニュートンとは対照的に、ここに至るまでマニングは苦難の道の連続。レギュラーシーズン中もケガで離脱したし、プレイオフも苦しみながらやっと勝ち上がった。カンファレンスチャンピオンシップはまさしくマニングVSブレイディの名勝負数え唄にふさわしい激闘だった。 さて、そのマニングと我らがコンサの小野の共通点をいくつか挙げてみると ○誰もが知ってるスーパースター ○典型的な司令塔のタイプの選手 ○どちらかというとクラシカルなタイプの選手に分類される 大まかにはこんな感じか。特にキャプ翼世代には決定的なスルーパスを出すと同時に、 いざというときには自分も決めるという小野のプレーぶりはまさに司令塔に映るはず。 では、マニングはどうかというとオフェンスラインに守られながら複数のパスターゲットに長短のパスを投げ分けるパスの専門職というプレースタイルでポケットパサーと言われており、まあ一般的なQBのイメージと言っていい。ところが、最近はこれとは対照的に自ら走って攻撃に参加するといういわゆるモバイルQBが台頭してきた。その代表例が前述のニュートンやラッセル・ウィルソン(シアトル・シーホークス)といった新世代のQB。ニュートンは本職のRBばりに走って10TDを挙げる変態…もとい走力の高さが武器でもある。 そんな背景がある中で小野とマニングに共通するのは その能力の高さ故に離脱すると途端に攻撃に支障が出るリスクが大きくなるということ。 アメフトではQBは明確に専門職なので完全に当てはめることは無理があるんだけど、 チームの主軸、特に攻撃の核としていなくなると困るという意味では共通していると思う。 だからケガのリスクを避けるためにQB自ら走らせるプレーはあんまりやらせない。 ついでに言うとブロンコスのヘッドコーチ(監督)と司令塔であるマニングの攻撃の志向が微妙にズレていたせいで、どこかしっくりこないという試合が何試合もあったというのもどことなくここ1,2年のコンサとカブるなあと思ってもみたり。 去年は小野のコンディションが思うように上がらず出場試合も控えめに終わってしまったが、今年は小野自身も期するものがあるだろうし四方田コンサとしてもいろんな意味で小野を攻撃の核として起用したいという思惑があるはず。 ただ、クライトンがいたときにモロに“依存症”に陥った苦い経験もある。依存症にならないようにするのはもちろんのこと、小野を司令塔に据えつつ小野抜きでも攻撃の質を落とさずにどうバランスさせるか?という難しいミッションが科せられている。 今のところ攻撃においては両サイドに外国人のスペシャリストを置くことで軽減させるのかなという感じでとらえているけど、さて、どんな感じで仕上がってくるのか。湘南や川崎との練習試合では勝つことができたようなので何より。
2015年12月19日
この前のコンアシで四方田監督が「手堅いチームが増えてきている」というコメントをしていたので、 今回は得点の増減を元に数字遊びをしてみることにした。 去年との比較として比較対照ができる18クラブの得点と失点の増減を拾ってみたが、ほとんどのクラブが失点を減らしている(減少13,増加5)。失点が増えたクラブは千葉・北九州・栃木・水戸・群馬の5つだが、失点が増えたクラブは順位を下げている。群馬が何とか現状維持の18位。最も失点を減らしたのは讃岐(71→33で38も減らして半分以下(!))だが、その次が福岡(60→37)。讃岐だけに守備がザル…というのはもう過去のことだ。それだけ危機感が強かった証でもあろう。今季の失点ワースト2は岐阜(71,20位)栃木(64,22位で自動降格)。J1→J2でも地獄を見るが、J2→J3はそれ以上に地獄。故に失点しないというアプローチは必然だったといってもよさそう。 じゃあ、失点を減らせばそれでいいかというとそうでもない。J3降格となった大分も失点を4減らしてはいるが、一方で得点も11減らしている。横浜FCは失点を14も減らしたが得点も16減って順位は4つダウン。当たり前の話だが点取らなきゃ勝てんわけで、今度は得点を見てみる。得点が減少傾向というのはコンアシでも触れていたが、昨年より得点を増やしたのは磐田(+5)・北九州(+9)・福岡(+11)・群馬(+9)・東京V(+12)の5クラブだけ。 興味深いのは北九州と群馬。北九州は池元が移籍した穴を感じさせなかったものの失点が8増。群馬は失点が微増したものの江坂が13ゴールしたことで何とか残留できた格好か。その江坂も大宮移籍が決まった。群馬はアタリの外国人を引き当てることが多いがハズレだと…。ちなみに去年から2ケタ減らしたクラブは大分(-11,21位で入れ替え戦)・岡山(-12,11位)・京都(-12,17位)・横浜FC(-16,15位)・栃木(-13,22位で自動降格)・岐阜(-14,20位)の6つだが軒並み大ダメージを喰らっている。岡山の引き分け王っぷりはダテではない。京都は大黒が16ゴールも挙げているのになあ。移籍の話があるらしいが大丈夫か? 得点増・失点減の両方を満たしたいわば“勝ち組”は磐田・福岡・東京Vの3つだけ。プレーオフこそ逃したものの昨年あわやJ3降格という危機にあったことを思えばヴェルディも十分勝ち組じゃないかなあ。自動降格となった栃木は得点減・失点増のいわば“負け組”。ちなみにこの負け組に該当するクラブは栃木を含め3つだが、この中には「約束の場所」へたどり着けなかった名門も含まれているのである…。 大半のクラブは失点減だが得点も減ったという傾向があるが、例外と言えそうなのは愛媛と長崎か。愛媛は失点11減、得点7減なのだが、勝ち点は17増で順位は14も上げて5位に食い込んだ。コンアシでも触れていたが、愛媛は勝ちが去年から7つ増えている。長崎は失点が最小タイの33(11減)だが得点は42しかない。そういや、高木監督は横浜FCをJ1に導いた時も失点の少なさが際立っていたよなあ。まあ、失点が少ないだけではJ1で通じないってのは'12コンサでイヤというほど思い知らされたワケだが…。このあたりは監督の手腕やカラーが色濃く出たということか。 …コンサに関してはほぼ結論は予想できる範疇にあるので深くは考えないことにする。
2015年11月28日
>栃木戦、まだチェックできてない…。 ノーインフォメーションで観ようと思ったのに、イチ○シ!が余計なことを…。 地上波の録画を8分まで観たが、謙伍ーっ!都倉ーっ!と声が出た。 やっと小野・宮澤・稲本のゴールデントライアングルが揃い踏みしたからはよ観ないと…。 さて、6選手の契約満了が公式に発表された。 古田の契約満了はちょっとビックリではあるんだが、同時に四方田体制を推し進めていくんだろうなというのと、ベースとなる小野トップ下の3-5-2では使いどころがない選手、ダブる選手が契約満了となったという感じでとらえている。 ナザリト、前俊:守備で3-4-3にセットした時の最初の守備をこれ以上望めない ナザリトはそもそも即戦力の外国人として結果が出ていない ニウド:運動量はあるけどその後の展開力に乏しい、 稲本&宮澤が基本線のボラで深井さん、上里がいるので過剰気味 菊岡:小野とモロにカブる、 小野OUTの後に荒野が入って機能したので、どうしても必要というほどではない (他のポジションでの補強が優先されたか?) 古田:WBとしては守備が危なっかしい、 無理に守備にエネルギーを割くと攻撃面での良さが出ない ざっとこんな感じか。薗田はケガがちでサブにも入れていなかったし…。前俊も古田も手術したから残すのかなと思いきやバッサリだったので、かなりドライに割り切った印象がある。ケガのフォローはするかわり、すまないがその先は自分で…ってことなのかな? 見方を変えれば監督交代が相次いだことで本来活かせる場所がなくなった、監督交代の“副作用”によってある意味被害者になってしまったというのは選手に対して甘いのかな。古田も菊岡も能力不足で契約満了という感じがしないし、ニウドは敵に回すと厄介なタイプだし…。前任のバルバリッチさんの意向をくんで前の人数が多めだったからその調整ってのはあるにしても何となく編成ミスの煽りを受けたイメージがある。4-1-2-3だったら古田も前俊も菊岡も働き場所はあったよなあ…ってのは戦術厨の妄想だが。 ともあれ、今までありがとう。お疲れさまでした。 新天地での活躍を祈ると同時に恩返し弾は勘弁してくれということで…。
2015年10月21日
桂枝雀風に 4-1-2-3でいったほうがいいんじゃないかな、4バックにしましょ! …と妄想してみる。 次節は河合が出場停止でパウロンも出場はまず無理だろうし。若梟のどちらかを抜擢してみたら?
2015年05月11日
>頼む、オレに休みをくれ!じゃないとネタも書けやしない…(←そっちかよ!)。 普段は録画を観る前は先入観が入らないように極力情報を遮断しているんだが、 今回は我慢できずにブログ巡りをしたのでそこで思ったことをつらつらと。 「攻守に於いて都倉頼みが露呈した、都倉に取って代わるFWが出そうで出ない」 って結論になっちゃうんだけど、主にナザリトをスタメン起用したことに関しては シロートが思いつくようなことをプロである監督なら当然考えが及ばないはずはない。 裏を返せばナザリトをスタメン起用する理由があった、メリットがあると踏んだ、ということ。 シロートが思いつくようなこと、とはここでは 「岡山戦からの好転は都倉を1トップに置くことで前線からの守備が機能し、 相手を型にハメて主導権を握った」ということになるかと思う。 で、ここからは完全に妄想だけど(汗)、監督はターンオーバーを明言していたし、連戦のどこかでナザリトをスタメン起用する気でいたと思う。内村が連戦前で既にイエロー累積3枚で内村抜きの事態も想定しなければならなかったし。岡山戦と磐田戦しかチェックできてないが、岡山戦ではほぼパーフェクトな出来。金沢戦もアウェイでドローなら相手は上位だし結果としては悪くない。 で、磐田戦で完勝して「さて、どーすんべ?」と。 愛媛戦では監督のコメントとして「迷ったが勢いを重視した」というのがあった。 ここが分岐点だったのかな、と。 で、愛媛戦は積極的に勝ち点3を取りに行ったが結果はドロー。都倉は攻撃だけじゃなく守備でもファーストディフェンスに走っているからこれ以上1トップで使い続けるのは相手に研究もされるし、最悪壊れるリスクもある(選手の側は出来ないとは言わないから)。かといってナザリトのスタメン起用は都倉のサポート(お守り?)が欠かせない。実際、シーズン序盤で何度も都倉がなだめるシーンがあったし…。内村をスタメンから外したのは無理使いしたというのがあったからだと思う。愛媛戦の前にナザリトがケガという報道もあったしスタメン起用はそもそも無理で時間限定だったかも? 実はこういったケースは去年の山形の終盤戦にもあった。プレーオフ争いと天皇杯の掛け持ちという過密日程。その最中、石崎監督は敢えてメンバーを固定するという選択をした。ちなみにこれは読売新聞のスポーツ面から知ったので妄想でも何でもないということをあらかじめお断りしておく(もちろん殊更に石崎監督を持ち上げる気などなく、そういうことがあったということである)。過密日程の中でメンバーを固定するのは少なからずリスクが多くなる。疲労が蓄積された状態での連戦だから動きは重くなるし、ケガのリスクも高まる。それでもそうしたのは勢いを重視した、価値があったから。 石崎監督はギャンブルに成功した(=結果が出た)から賞賛もされ内幕が明かされる、 バルバリッチ監督はギャンブルに失敗した(=結果が出なかった)から批判される。 そういうことなんじゃないかな、と。 まあ、ギャンブルとはいっても両者共に五分以上、少なくとも五分には戦えるという心算の下でだとは思うけどね。 もっとも、シーズン終盤で先のことをあまり考えなくても良かった石崎監督とまだ3分の1に差し掛かるところで先を見据えなければならないバルバリッチ監督とではギャンブルをするしないの踏ん切り方も違ってくるというのはある。都倉が壊れることは絶対に避けたいし避けなければならなかったし。 都倉は個人でも2ゴールという結果を出しチームを鼓舞した一方で、ナザリトはノーゴールで途中交代となればどちらがコンサのエースかは明らかだ。都倉が決めて負けたのなら仕方ないと信頼されている一方でナザリトが決めてもチームが勝てないんじゃ意味ないと思われている、と言い換えてもいいかも知れない。ただし、これはあくまでも「現時点で」であってナザリトが必要ないということでは決してない。ナザリトの身体能力が高いことは証明済みだし、第一、都倉頼みでは長いシーズンを乗り切れずに息切れする(既にしている?)。 ナザリトがどう変わるかは彼自身の意識にかかってくるし、 ナザリトをどう活かすかは監督の指導やシステム変更も含めた采配にかかってくる。 そしてこれは何もナザリト、FWに限らず全ての選手やポジションに言えること。 そりゃ、負けりゃ悔しいよ。 悔しいけどさ、勝ち負け以外にもいろいろ考えることはあるよねってことで。 え?お前の場合は妄想の垂れ流しだって?…否定できんなあ(汗)。
2014年07月13日
>ネタ作る気力がねーよ… ○古田 寛幸 選手 カマタマーレ讃岐へ期限付き移籍のお知らせ 最初は「嘘だろ!?」とも思ったが、あり得ない話じゃないなとも同時に思った。 去年の三上の契約満了も驚きではあったが、どうしても残しておきたい選手かどうかとなると必ずしもそうとは言いきれないなと思ってもいた。それに今年は積極的に選手の貸し出しを行っている。主に下部リーグへの武者修業といった性格が強いものの、強化部が移籍に関してはかなりオープンかつドライな対応をし始めているなとも思っていたので。 で、かなり周回遅れで岐阜戦を観た(←遅いにも程があるだろ!)。 その岐阜戦を観て尚のこと移籍は自然な決断だったと思うようになった。 岐阜戦は荒野がオシャレな胸トラで抜け出してゴールを決めた試合。荒野が成長し、結果を出したことももちろん理由としてあるのだが、試合全体を通しての印象や荒野の動きを観ていると古田には居場所がない、使いどころがないなと思えたからだ。これは古田が能力的に劣っているというわけではなく、選手起用を含めた財前コンサと古田のプレースタイルが合わないのでは?という印象を持ったということ。 最大の理由としては財前コンサはSHがかなりの運動量を要求され、 かつ守備にエネルギーを割くことが多い点にある。 岐阜戦での荒野は時折流れの中で砂川とサイドを入れ替わったり、長い距離を走って守備に戻っていた。同じ事を古田に要求することができるかとなるとどうだろう?守備が何とかできたとしてもいざ攻撃に費やすエネルギーが残らないんじゃないか?と思った。砂川は守備に戻ったあとの攻撃でもパス出しなどで貢献できるが、古田はドリブラー。最初からある程度高い位置で自分で仕掛けられる状況にならないと特長を生かせない。 それに、都倉と宮澤の関係性からしても4-2-3-1とは言いつつ実際は2トップで、守備の時にはブロックを作る。全試合検証したわけではないけど、財前監督は交代カードの切り方がほぼ決まっている。そして、2枚使って負けているorどうしても勝ちたい時はほぼ100%パワープレー。途中出場させようにもポジションがない。 SHの交代カードどして今年、優先順位が最も高いのは謙伍。たぶん、運動量があって守備もできるからという理由でだと思う。そうでなければ古田だってサブに入っているはずだし、菊岡がもっと使われている。宮澤をわざわざSHに回すこともない。保険的な意味で謙伍はつぶしが利くというのもあるのだろう。富山戦では右SBに回ったし。ただ、岐阜戦では謙伍のルーズな守備で失点の原因を作ってしまったのは大森アニキの指摘する通り。謙伍が内に絞っている間にこっそり岐阜の遠藤にドフリーの場面を作られた時は血の気が引いた。遠藤がアクション起こしていたが、もし通っていたらほぼ100%決められていたぞ。 かくして、荒野と古田が同じポジションを争うというイメージが湧かなかった。 似て非なるものというか微妙に得意なポジションやプレースタイルが違うのかなあ、と。 となれば、古田が出場機会を求めるのは当然のこと。讃岐だと埼スタで2ゴールを決めた時のように「前残りで何とかしてくれ!」ってシチュエーションが増えると思うので悪くない移籍だと思う。北野監督ってけっこうピンポイントで補強する印象もあるし、お眼鏡に適ったのだと思いたい。 讃岐だけに腰の強さでスルスルと(ゴールが)たくさん入るようになることを期待する。 即戦力、残留への切り札として何としても結果を出してほしい。 本人も気合い入っているだろうが、島流しにされた挙げ句怨霊になんてのは願い下げだぞ。 …もしかして、対コンサで出場不可の契約を盛り込んだのってこのため? まあ、アウェイで負けているし当然の措置なんだけど。'''打てる手は全て打たなきゃね。
2014年07月06日
まずは前半戦を終わっての順位表(→こちら)。 湘南の突き抜けっぷりはもはや異次元。勝ち点だけでなく、勝ち数・得点・失点・得失点差すべてでトップでほぼパーフェクトと言っていい。去年J2をブッチ切ったガンバの勝ち点は87。あと9勝で届く。2位の磐田とは勝ち点差が既に17もあり、自動昇格はおろか優勝も十分視野に入っていて記録を次々塗り替えそう。勝ち点3ケタも夢じゃないかも? 湘南を除くと磐田と松本の勝ち点は共に43と去年のガンバ(勝ち点46)・神戸(勝ち点44)とほぼ同じなのでこれが自動昇格するチームの“平均ペース”と考える。既に湘南が1枠埋めていて、実質的には残り1つの自動昇格枠を磐田と松本とで争う格好でコンサが今年自動昇格するのはほぼ不可能といっていい。 しかし、プレーオフ圏内、とりわけホームでプレーオフができる4位には十分望みがある。 何せ今年は団子っぷりがハンパじゃない。 現在4位の岡山との勝ち点差はわずかに3。その中に何と9クラブがひしめいている。去年は10位コンサから3位の長崎までの勝ち点差は7だが、今年は4位岡山から勝ち点7差となると15位の愛媛まで(!)含まれる超大混戦。その原因と言えるかどうかはわからないが、今年は下位の低迷も著しい。 勝ち点8の富山は言うに及ばず、20位の東京Vも勝ち点16。これは去年ビリの岐阜(勝ち点17)よりも悪い数字である。富山は去年から勝ち点13減、東京Vは勝ち点12減。2ケタ減はこの2クラブのみ(その次が長崎の勝ち点9減)とひときわ目立つ。もっとも、ブービーの讃岐に勝ち点3をプレゼントしたコンサが偉そうな口は叩けんが…。 去年のコンサは前半終了時で勝ち点29の10位。得点・失点も去年とほぼ同じ。それでも、最終節に勝てばプレーオフというところまでこぎつけたのは後半戦に勝ち点を上積みできたことが大きい。去年の上位6クラブのうち、後半戦で勝ち点を上積みできた(後半21試合で前半21試合の勝ち点を上回った)のは徳島のみ(+15)。9位の栃木まで含めても松本(+14)・札幌(+6)と合わせて3クラブしかない。 上位のクラブはおおむね現状維持の先行逃げ切り、もしくは微減にとどめている。裏を返せば上位クラブはそれだけの地力があって追い抜くのが困難であるとも言えるのだが…。ただ、脱落していったクラブの共通点として挙げられるのが守備の崩壊。その典型例に挙げられるのが福岡で、前半戦終了時では失点19だったのにシーズン終了時には失点が54(つまり後半戦だけで失点35)とほぼ倍増で得失点差もマイナスに転落。福岡はとかく運動量が求められるプレースタイルなので息切れした感がある。 同様の例として栃木が前半戦で失点22だったのがシーズン終了時には55と11増、去年の引き分け王・岡山も失点が10増で堪えきれずに負けが増えているのが窺える。優勝したガンバも実は失点が16から46とほぼ倍増していて実は崩壊していた守備を攻撃でカバーできていただけ(得点は前半戦が40なのに対して後半戦は59)というのが透けて見える。ガンバが未だ降格圏内から脱出できないのはある意味必然かも(失点19はJ1で5番目に多い)。 …ぶっちゃけ、去年の徳島を目指せ!でいいような気がしてきた。 というのも、去年の徳島は前半終了時で勝ち点26の15位、得失点差も-7だったのが、終わってみれば勝ち点67の4位で得失点差+5。“セカンドステージ”に限ってみれば勝ち点41はガンバと並んで堂々の1位タイ(!)。去年の上位6クラブは徳島を除いて総失点が50を下回っている。徳島は総失点51だが、セカンドステージに限ってみれば失点18と1試合1失点以下で堅い守備が光る。 現在コンサの勝ち点はちょうど30。セカンドステージでは勝ち点40以上を目指すのが頑張って届きそうなラインとみる。+10の上積み。去年+6の上積みができたんだから決して夢物語ではない…はず。去年の3位・京都が勝ち点70。磐田と松本の走りっぷりからして3位はちょっと無理そうだが、混戦を抜け出して4位に…という皮算用は都合良すぎるのだろうか? ともあれホームでプレーオフ、そして入場料収入でノノ社長ウハウハってのはまだまだ可能。 …さて、岐阜戦でも観るかな。数字遊びも意外と疲れるのよねぇ(嘆息)。
2014年06月15日
>今ごろ、杉山某とかセル爺は大喜びしてんだろうなあ…。
日本代表のグループリーグ初戦、コートジボアール戦は1-2の負け。
本田のゴールはお見事。きちんとイメージできていたからこそのスムーズな動き。
ニアをブチ抜くとは思わなかったなあ。
2失点とも左サイドを破られてのもの。
今はもうSHもきちんと守備するのが当たり前な時代なんだなあと改めて思った。
ザキオカさんもボランチが2人とも出ていった後のスペースに必死で戻って守備やってたし。
コンサに当てはめながら観ていたけど、そういう意味では謙伍のSH起用は正解だと思ったし、宮澤はやはり真ん中、CH(ボランチとはちと違う)でこそ持ち味が出る選手。危機察知能力は山口蛍と重ね合わせて観てたけど、あとは長谷部のように守備でも諦めず追いかける姿勢があればスタメンの座は揺るぎないはず。
大迫1トップで本田トップ下、香川左SHは言ってみれば“全部乗せ”なのかなとも思ったり。
生粋のFWも使いたい、本田も香川も使いたい、ある意味欲張った姿勢の妥協点。
そのリスクとして香川の守備の甘さを突かれた。
左サイドの守備が甘くなったのを修正する間を与えずに畳みかける力が本大会出場国にはある。
アジアレベルでは見えない、見逃されてしまうキズも本大会ではそうはいかない。
そんなことを思った。
NHKで観たけど、岡田さんは本田1トップ、香川トップ下、大久保SHが本田と香川を共に真ん中で使えるから良いと言っていたような。ギリシャ戦はどんな組み合わせで臨むのか?戦術厨敵には勝敗より先にまずそこから注目してしまう…って、20日は通院日で観られないときたもんだ(泣)。
2014年05月11日
【おことわり】 今回のエントリーは過剰な自己満足に基づく戦術厨全開な妄想の垂れ流しです。 この手のネタが好きな方、もしくは激しく宮澤LOVEな方以外は 即刻ブラウザの「戻る」をクリックすることを強くオススメします。 極めて宮澤びいきな暑苦しいエントリーですので…。
タイトルの5番目ってのは攻撃時における宮澤の優先順位。 これくらいの位置でいてくれたらという願望である。 石崎コンサから宮澤はMFにコンバートされた。当初はトップ下だったが更に1列下がってボランチに、ケガ人続出となった'12コンサではCBに(!)という無茶振りにも応えた。財前コンサでは4-2-3-1のボランチが主戦場だが、もうちょい前目のポジションでいてほしいんである。「4-2-3-1なら1トップ、2列目に続いて攻撃の優先順位は5番目になるだろ?」と思うかも知れないが、戦術厨な僕の考えはちょっと違う。特に財前コンサだと宮澤がボランチの位置ではそうならない場合が多いと思っている。 理由の1番目として、財前コンサでは河合とボランチを組むケースが多く、河合が最初にアタックをかけて宮澤がカバーリングという図式になりやすい。その流れで河合が前線に出ていく回数も増えるので宮澤がバイタルでお留守番ってなことになりやすい。理由の2番目としては財前コンサはSBが積極的に攻撃参加するのでボランチの攻撃参加が更に少なくなること。極端な話、1トップ・2列目・両SBの6人で攻めてボランチとCBの4人で守るなんてことも起こりえるので攻撃よりも守備の意識が大きくなる。 現状、ボランチの宮澤は攻撃と守備の意識が4:6、ややもすると3:7くらいになっていて中盤の底で組み立て役ってのが主なタスクになっているように思う。奈良からボールをもらおうと降りてきて前に出すかと思ったら結局2タッチくらいで横に出したり奈良に戻したり…なんてシーンはけっこう多い。「んじゃトップ下にすりゃいいじゃん!」って話になるんだけど、戦術厨はそのへん妙にコダワリがあってそれだと相手守備陣にマークされやすい、そこまで攻めっ気を見せないでもうちょい控えめなポジションの方が宮澤を活かせるんじゃないかと思案してしまうわけで…。 そこで(あくまで宮澤を中心に据えるための)4-1-2-3はどうかと。 1はアンカーで、その前の2の位置に宮澤を置くシステムである。Kさんの3バック案も十分一考に値するものではあるんだけど、今回は妄想優先で(苦笑)。財前コンサの4バックの特長である両SBの攻撃参加も活かしつつという欲張りな机上の空論を振りかざしてみる。 宮澤の特長は“見える”ことだと思う。 もうちょっと具体的に言うなら人のいないスペースを見つけるのが上手い。 カバーリングが上手いというのはあらかじめ人のいないスペース、相手が侵入してくるスペースを予測して埋めることができるからと思っている(ただ、肉弾戦に絶対的な強さはないので強引にネジこまれるとつらいというのはある)。なので、それを攻撃に活かしたいというのが趣旨である。 そのキーワードとなるのは“入れ替わり”。とりあえず妄想してみた前線の5人はこんな感じ。 前俊 菊岡 古田 砂川 宮澤 (都倉をデンと構えさせるなら前俊を外す。どうしても同時起用したいなら前俊を古田の位置に)。 例えば前俊が1トップで張っていて、ボールを受けに降りてきたのと入れ替わりで出ていく。4-2-3-1でもできそうだけど、4-2-3-1では1対1の関係にしかならないので守備側が対応しやすいだけでなく、4-4-1-1として考えるとトップ下は1トップの周りをぐるぐる回るセカンドトップ、シャドーストライカー的な役割も求められるから一瞬で抜け出すキレやスピードが必要でウッチーや榊ならまだしも宮澤にはちと厳しい。あくまで宮澤には味方が動くことによってできるスペースに顔を出し続ける、影の汗かき役になってもらうというのが狙い。 それに4-1-2-3なら1トップ(CF)の後ろには2枚いる(1対2の関係になる)から一旦当てた後の選択肢も増える。アンカーがいるので攻撃に意識を向けやすく、ボランチの位置よりも若干高いのでミドルシュートも撃てるはず。中盤の守備は基本的にアンカーがバイタルエリアを抑えつつ、砂川が菊岡の、宮澤が古田の裏をケアする。これなら攻撃:守備の意識は55:45くらいになるんじゃないか…。 まあ、散々垂れ流してきた戦術厨の妄想も「アンカーできる選手がいるのか?」っていう問い1つであっさり崩壊してしまうわけだが(滝汗)。何とかできそうなのはカズゥあたりか。中盤の底から中距離砲で古田や菊岡に…なんて展開は見たいんだがなあ。いっそのことかつてのダニルソンのように球拾い専門でフィジカルモンスターのパウロンをコンバートしてみる?小野が合流すれば宮澤と組んで天才の共演とか中盤の構成だけで妄想が膨らむんだがなあ…。財前監督なら前俊をCFにしてファンタスティックスリーとか観ている側がハラハラする&アンカーが過労死することを平気でやりそうだし。 いずれにせよ、#10はスペシャルな才能がある選手が身につけるもの。 イマイチ存在感の薄い宮澤に今度こそ「こんなすごい奴だったのか!」と思わせてほしい。
2014年04月27日
>岡山戦観た後にアフターインプレッション書くのは無理そうなので今回はお茶濁します…。 群馬戦から感じていたことではあったが、個々の能力もさることながら 連係がどれくらい上手くいっているのか、あるいはメンバー変更で穴になっているのか? 11人で考えるのは大変なので、まずはいくつかの2人組のユニットとして考えてみる。 CBユニット:奈良&パウロン 右サイド:日高&謙伍(岡山戦では古田) 左サイド:松本&菊岡 ボランチ:河合&宮澤 FW2トップ:前俊&都倉 都倉は1トップだろ!と言われそうだけど、ここはあえて2トップの一角として考えてみる。 5つのユニットで最も不安を感じたのが左サイド。菊岡は守備にそれほどエネルギーを割かないし、財前監督も攻撃に比重をかけていると思う。松本は上原のようなスピードや走力はないので攻撃で相手を押し込むのも期待できないから間に入られると怖いな、と。群馬戦では惜しいミドルもあったので予想はある意味ハズレだったんだが。 CBはパウロンがひたすら壁となって弾く役になるので奈良がどうコントロールするか?がカギだったが群馬戦ではかなり神経を使っていた様子。ホスンが上手く前に出て負担を軽減できていたので裏抜けはまず大丈夫だろうという感じだったが、パウロンは身体能力だけでやっている感じ。やれちゃっているというのも少なからずあるだろうが…。先に追いついているのにダニエル・ロビーニョに身体入れられて奪われるとかプレーが緩慢。首脳陣がもっとネジ巻かないとやらかしを繰り返すだろう。 右サイドは左サイドで攻撃的になる分だけバランスを取ることが多くなる(砂川がキレキレなときはそれが顕著だった)。謙伍は守備で頑張ってはいたものの攻撃に出られるエネルギーを残せなかった。日高が攻撃参加してもクロスがちっとも通らない(これは日高だけが悪いワケでもないのだか)。まあ、こんなもんかなといったところ。 河合に絶大な信頼を置いている財前監督。経験値やリーダーシップは他の選手にはないので重用する理由はあると思うが、90分走り切れるスタミナよりもむしろ小回りが利かないので振り切られる場面が増えると怖いなという感じ。バウワウ気質(?)も手伝ってか宮澤がお留守番なことも多い。宮澤が高い位置を取れない、前に出ていけないことが一番のネックだと思うのだが…。展開力を考えると河合は外してほしいんだけどなあ。上拓じゃダメか? 相手CBを背負えるのは都倉だけ、密集をかき分けることができそうなのは前俊だけ。役割分担が明確とも言えるけど。群馬戦は左サイドに偏ることはそれほどなかったものの、主導権は前俊にありそう。それに、都倉が前俊を使うというイメージが湧かない。壁パスとかワンツーとかは相手守備陣も読んでいるだろうし。だから前俊が潰されたのかなという予想を立てたんである。都倉と前俊の個々の能力は高いんだけどユニットになると1+1が2以下になっちゃう感じ。 戦術厨的視点では財前コンサは4-2-3-1ではなく縦並びの2トップ、もしくは4-4-1-1的にとらえている。なので、1トップ前俊、トップ下宮澤の構想は一考の余地があると思っている。一歩後退的なイメージもあるけど前俊を軸にするならアリじゃないかな?宮澤びいきな面はあるけど、それを書くと長くなるので(苦笑)。 岡山戦で古田をスタメン起用したのは3トップ気味にして、ある程度放り込みをしてでも高い位置取りをしてドリブルなど1vs1で打開する局面を多く作る意図があったと推察する。これが正しいかはさておくとして古田がどれだけ仕掛けることができたか?高い位置取りができたかってのは気になるところ。左サイドに偏りがちだったのをどこまで修正できたのか?とか。 ユニットとして考えると松本は次節出場停止なので強制的にユニットは解消。守備のフォローを考えると砂川スタメンもありそうな。パウロンの雑なプレーぶりがホスンにも悪影響をもたらしたようだし身体能力を差し引いても使い続けるのはどうかと。奈良に過度な負担がかかっているしナラ&クッシーのユニットが一番バランスが取れると思うがクッシーは薗田と競争かな。ボランチは…テクニカルな選手が多いヴェルディには河合は相性が悪そう。どっしり構えて侵入してきた選手を潰す、睨みを利かせるなんてなってくれればと妄想する。もっとも、それができていれば宮澤がお留守番ってこともないんだけどねぇ…。 過密日程の中、都倉をフィットさせる余裕があるかどうか?時間的余裕もさることながら、結果を出さなきゃならないという制約がある中で財前監督がどのような選択をし手腕を発揮するのか?サブ組の奮起も含めてチーム力全体が問われている。財前監督が一手戻すという選択はしないと思うが、さて…。
2013年12月08日
>まーた西京極が鬼門になるのか… さて、今回は数字で見る'13コンサ。本家・今宮純を真似た数字遊びとも言うが(汗)。3連勝が1度もないと言われたままシーズンを終えた'13コンサ。やっとこすっとこ最終盤で帳尻を合わせた格好にはなったが、やはり個人的な持論としては「大型連勝できないチームは昇格できない!」というのがあった。どれくらい当てはまるのかを上位チームの成績を拾ってみたら…というのが今回のお題。結果は G大阪:6連勝(14-19)、5連勝(37-41)、4連勝(27-30) 神 戸:5連勝(30-34) 京 都:7連勝(32-38) 徳 島:6連勝(22-27) 千 葉:6連勝(20-25) 長 崎:4連勝(6-9) 松 本:4連勝(29-32) 札 幌:4連勝以上はない ちなみに9位の栃木でも4連勝が1度ある。大型連勝というのをどう定義するかは難しいところだけど、4連勝すると1ヶ月は勝ちっ放しになるのでひとつの基準にはなろうかと思う。昇格に関しては大型連勝は欠かせないというのはとりあえず当てはまるんじゃないかな。 では、連敗しないという観点からみたらどうなるか?ということで最多連敗を拾ってみると G大阪:2連敗(35-36) 神 戸:2連敗(28-29) 京 都:3連敗(28-30),(40-42) 徳 島:3連敗(7-9),(37-39) 千 葉:3連敗(33-35) 長 崎:3連敗(33-35) 松 本:3連敗(19-21) 札 幌:3連敗(2-4) 意外と善戦している。ただ、ネガる要素があるとすればコンサは序盤の連敗でスタートダッシュに失敗したのに対し、上位チームは軒並み前半戦での連敗がないというのを指摘しておく必要はある。開幕10試合での成績はコンサも徳島も4勝1分で同じ。シーズン終了時での勝ち点差はわずかに3なのに、なぜコンサはプレーオフを逃したのか?そのカギを握るのは不敗継続の長さにある。そこには単に勝ち点差3だけでは測れない差があった。最長不敗継続試合数は G大阪:12(1-12)&3連勝1回 神 戸:9(5-13)&3連勝1回 京 都:9(31-39)&7連勝1回 徳 島:12(22-33)&6連勝1回 千 葉:8(18-25)&6連勝1回 長 崎:11(4-14)&4連勝1回 松 本:5(10-15),(28-32)&4連勝1回 これに対してコンサの不敗継続はわずかに4、しかもラスト4節でやっとである。 改めて星取り表をチェックして愕然とした。負け数の多さ、引き分けの少なさからある程度予測は出来たもののこれほどとは…。こうしてみると大型連勝できる、連敗しない、不敗継続が長いと三拍子揃ったガンバと神戸の抜けっぷりが数字からも見て取れる。京都にとっちゃ厄年だよなあ。特筆すべきは徳島の不敗継続12の内容で、6連勝を含む9勝3分はG大阪のスタートダッシュを上回っているのである。スタートダッシュでコケたのを中盤以降で取り返した格好で小林監督の手腕恐るべしといったところか。 不敗継続の長さは主に戦術面での熟成の度合いや補強などクラブのトータルとしての安定度にも左右されるから仕方ない面があると言えばあるのだが、高木監督が1年目の長崎をここまでまとめてきた手腕は評価されるべきだろう。そういう意味ではコンサ同様、松本山雅には現時点ではプレーオフに食い込むだけの力はまだ無いと言ってもよさそう。 今年の徳島と似た傾向は'11コンサにも見て取れる。開幕10試合で4勝1分。不敗継続は6試合が2回とやや少ないものの、18節から28節までの11試合で4連勝2回を含む9勝1分。途中22節の岡山戦にこそ負けたがここで勝っていれば9連勝(!)かつ不敗継続12と中盤から後半にかけて立て直してきた。ジオゴなど補強の成功ももちろんあるが、石崎前監督の手腕は認められるべきだろう。サポが諦めない姿勢を見せることも当然必要なことだが。 全くの新人監督である財前監督にそこまで求めるのは酷な話とわかってはいても、来季の財前監督には不利な状況から修正できる能力、特に負け試合を引き分けに持ち込むというのを求めたい。劣勢時にはよくわからん采配も多くあったし。 改めて星取り表を見てみると負け数18はやはり多すぎで、とりわけ波に乗れそうなところでの連敗が目に付く。特に21,22節の連敗(群馬A、徳島A)と35,36節の連敗(熊本A、群馬H)が返す返すも痛かった。プレーオフ圏内ならまだしも、自動昇格を目指すなら負け数をひとケタに抑えるのは義務と言ってもよさそう。 暑苦しく追っかけたせいでネタ枯れが激しく心配…。できなかったらゴメン(汗)。
2013年04月30日
※タイトルの通り、今回も戦術厨全開です(滝汗)。 J's GOALでの熊本戦の監督のコメント(→こちら)。 「ハーフタイムに、風下なので低いボールで相手の背後を突こうと話しました。」 「そうですね。高いボールは戻ってしまいますので」 「長いボールは全部流れるので、とにかく前線からプレッシャーをかけるのと、背後を狙っていこうと」 「どちらでもよいとは言ってあったのですが、前半もし風上になったのならば、 圧倒をしないとそういう展開になるので、という話はしました」 コイントスではどちらでもいいという監督のコメントに対してはわたらせばしさんが疑問を呈しているが、これは僕も大いに同意するところ。ぶっちゃけ「そりゃないですよ、財前監督。本当にゲームプラン考えていたんですか?」とガッカリさせられた。 わたらせばしさんのエントリー: ○コイントスによるピッチの選択と勝利へのディティール 低いボールで相手の背後を突く。 それはいいんだけど、じゃ具体的にどうやるつもりだったのかが見えなかったというか。 前線からプレッシャーをかけるというのが果たして有効な策だったのか?あれだけの強風では放り込むだけで簡単にゴールキックになってしまう。さらにはロングボールを蹴るのに最も有効な手段であるはずのGKのパントにおいてさえ距離が出せず陣地の挽回ができない(これに関しては杉山のパントの技術やキック力など個人能力は関係ない)。 極端に言えば奪われそうになったら長いのを蹴ってリセットしとけ、「ヘイヘイヘイ杉山サーン、どんどん蹴ってきていいんですぜー、できるもんならなー」という状況。前線から…というのはあまり有効だったとは思えない。押し込まれるのは覚悟の上で、しっかりつなぐことを重視すべきだったとアフターインプレッションでクドい垂れ流しをしたのはそんな理由から。 カズゥを左SBに回したのはカズゥのキック力なら高く上げなければそれほど風に影響されずに陣地の挽回ができるだろうという意図があったからとみるが、宮澤OUTテレINでボールの預けどころがほぼ前俊だけになってしまった。前俊はタメは作れるが、攻撃のスピードや勢いがどうしても鈍くなる。そしてロングボールでの脱出もできずにいるうちに前俊が電池切れでドツボった。だからこそ、宮澤を外すべきではなかったというのが僕の考え。 3ボランチでというのは一昨年の京都戦@函館のイメージをベースにした。あの時はバイタルエリアを3人で見るという守備的な戦術変更の性格が強かったけど、熊本戦の場合はGK→DFライン→ボランチと“各駅停車”になってでも人数を増やして確実にパスをつなぐという攻撃の足がかりをつかむ意味をこめて。半ばハーフコートゲームになっていたし、相手の圧力に対抗する意味もあるけど。 真ん中は捨てて、上原に(榊も出している状況であれば榊には右サイドでも)サイドでヨーイドンの追っかけっこをさせる。逆風だし強めに出しても構わない、むしろ強すぎるくらいのスルーパスを出す。繋がればビッグチャンスだし、合わなくてもサイドを割ればスローイン。スピード勝負に持ち込まれると最終ラインをおいそれとは上げられなくなるし、結果として熊本の圧力も徐々に減る…はず。中盤まで繋がれば宮澤が、あるいは前俊が降りてきたのと入れ替わりで1人飛び出すことで“快速”を走らせることができるからだ。 消耗戦、我慢比べに持ち込むというのは戦術的な意味だけではない。熊本戦の後半は同点になってからは見るからにバタバタして慌てていた。目の前の対処に大わらわで、とてもチームとして自分たちがやりたいことを共有できていたとは思えない。得点できなくてもいい、その代わりにこれ以上失点はするな、むしろ15分や20分捨ててもいいから自分たちのペース、リズムを取り戻すためにポゼッションを高める。そのためには前線を削ってでも中盤、特にボランチを厚くしたほうが良かったのでは、という考えからでもある。 石崎さんがドラスティックにシステムをいじることが多かったのに対して、財前監督はあまりいじらずにここまできているなあというのが僕の見方。それがいい悪いというのではなく単に監督の選手起用の志向としてそうである、違いがあるということ。システムをいじるということは選手を動かすということにつながるし、それが悪影響をもたらすこともあるからシステム変更は必ずしも特効薬にはならない。 ただ、あの特殊な状況では試合中に選手たちだけで修正をするのは難しかったと思う。そんな能力(技術的なものも含めて)があればJ1残留できたはずだし。砂川や河合などピッチ上の現場監督がいれば話はまだ違ったかもしれないけど、絶対的な経験値の低さ、ましてや厚別初戦でアジャストがやりにくかったとあっては単に選手を入れ替えるだけでは勝ちに結びつけられなかったのではないだろうか。 システム変更をする必要があったかどうかは別にして、チーム全体の道筋を指し示すための手段、監督の指示をよりハッキリ伝えるためのメッセンジャー的なカードの切り方はあって良かったと思う。いや、そのためにいつも監督はカードを切っているんだと思うけど、後ろからしっかりボールをつないでいくのが財前コンサのスタイルだとすればあの局面でのテレの投入は僕にはなおさら不可解だった。監督の狙いが間違って伝わってしまったんじゃないだろうか? 単に選手を入れ替えるだけではなく、選手を“動かす”ことで監督の意図を浸透させる。 石さんには「それしか他に手がないのかなあ?」と思わされることもあった(戦力的な意味で縛りがキツかったのも事実だが)。財前監督はトップチームを率いるのは初めてだけど、そろそろもうちょい踏み込んで、監督にしかできない采配で劣勢をひっくり返してシロート戦術厨の妄想など簡単に吹っ飛ばす勝利であっと言わせてほしい。 …ホント、クドいなあ(滝汗)。
2013年04月12日
>ミヤザーの生出演、見逃したーっ!(泣) 岡山戦で最も気になったのは2点目につながった奈良のミス。奈良としては仕留められると思ったから足を出したんだろうけど、結果としては奪いきれずに失点に結びついてしまった。あれは“やってはいけないプレー”“してはいけないミス”と言えると思う。 思えば、奈良のデビュー戦は'11年のアウェイ徳島戦。過密日程で連敗中にあって昇格争いの直接対決。負ければガタガタと行きかねない。石崎監督(当時)としては賭けの要素が多分にあったと思うが、奈良は思いきって自分のエリアを捨てることで柿谷を封じて勝利に貢献したが、あれが奈良の特長なのだろうと思ったものだ。そして、はげおさんのかなり前のエントリーを思い出した。 →"動"?!"静"?! (観戦力向上白書 '09 10.01) 奈良は自分で行きたがるタイプではないだろうか? 財前コンサの中で“動”のタイプとして真っ先に思いつくのは河合。動くのはいいんだけど、たまに後先考えずに動きまくって後ろが帳尻合わせに苦労するように見えることがある。「俺が行くから後は任せた!」みたいな感じで。奈良にもそんな傾向があるように思う。 #4のCBの理想像として井原正巳を挙げる僕としては 自分がチャレンジするのではなく、カバーする側に回ってほしいという思いがある。 パウロンと組むCBではパウロンが潰し屋になるだろうから自然とパウロンも“動”の割合が多くなる。CBが2人とも“動”だと意志がズレた時が怖い。今はオフサイドトラップを積極的に仕掛けるなんてことがないので問題がないっちゃないが…。バランスを考えるとパウロンをうまくコントロールしてカバーに回るといった頭脳系のお仕事に注力してほしいなと思う僕がいるわけで。 今もDFラインの上げ下げに苦心しているんだろうけど、 もう1段2段とステップアップするにはCB同士の役割分担をもうちょっと詰めてほしいと思う。
2013年02月04日
ぬぁにぃ!投票でスタメン決めるだとぉーっ!?ずいぶんと戦術厨のハートをくすぐってくれるじゃねぇか、おい!ってなネタに食いつかない手はない。これに乗じて戦術厨の妄想を爆発させちまえってことに。まあ、いわゆるぼくのかんがえたさいきょうコンサドーレってやつだが、既に幸村殿がたたき台を作っているし、フツーにやったんでは面白くないので、ちょっと壊れ気味な妄想を垂れ流してみよう。 タイトルにもあるが、テーマはズバリ4-1-2-3が見たい! 古田が海外へ旅立つというのを差し引いても、財前コンサは今度こそ宮澤のチームになってもらわねば困る。いくらケガ人続出というチーム事情や宮澤がとりあえずこなせてしまう器用さを持っていたとしても、#10が最終ラインで守備に奔走するってのは淋しいもんがある。 今はフィールドに王様は要らない、居場所がないっていうほどに組織化されちゃってて、王様が君臨するっていう構図はそれこそジャイキリのジーノくらいしか許されちゃいないけど、それでもやっぱり#10はスペシャルな存在であってほしい。ボランチでもいいのかもしれんけどボランチって守備的なイメージがあるし(実際、守備の仕事もせにゃならんが)、宮澤にはもっと攻撃に絡んでエロさを見せてほしいんである。 んで、宮澤中心に考えてみたのがこの4-1-2-3。 テレ ヤス 純貴 宮澤 ?? 河合 松本 奈良 パウロン 前 曵地 曵地とCBコンビはやってもらわにゃ困る!ということで、ぜひともシーズン通してスタメンを維持してもらいたい。左の松本はどれくらいやれるのか見てみたいという気持ちから。大卒でもあるし即戦力扱いということで。素直に考えればカズゥなんだろうけど。4-1-2-3で最もネックになるのがアンカーだが、現状では河合に何とかしてもらうしかなさそうな…。??のポジションに最後まで踏ん切りがつかなかったのもそのため。 攻撃重視ならウッチーですんなり決まりだが、ウッチーがスタメンで出て攻撃的にシフトするということを考えると荒野あたりと交代させるとか?アンカーのポジションに深井が、??のポジションに堀米あたりが食い込んでくるようだと攻撃面ではかなりエロさが増すはず。どうせ攻撃的に行くなら河合の両サイドのスペースはCHやウイングが下がって応対するのではなく、DFラインが思いきり上がってオフサイドトラップで凌ぐっていうスリル満点のムチャ振りをしてみる。 FWの3枚は最初は左からヤス・純貴・古田で、古田と前俊で交代orウッチーOUTで古田を中にスライドさせて右に前俊というのを考えていた。前俊はやっぱり捨てがたい。ったく古田め、ワガママ通しやがって…。純貴に対しては完全に身びいき(笑)。ただ、やっぱり3トップとなると真ん中は単純にデカい選手の方が的にしやすいし、デカい選手へのクロス放り込みっていうごく単純なやり方もJ2ならある程度は脅威となるはず。4-1-2-3ならテレの周りには4人いる…はずだし。 よって、純貴を右のFWに回すことに。“うるさいFW”として相手DFラインの体力と神経をすり減らしてもらいたい。もちろんゴールも量産しなきゃならんが。システムにかかわらず、純貴にはぜひともスタメンで出続けてほしい。じゃないといろんな意味で客を呼べんぞ。 試合の初っ端から4-1-2-3ってのは考えにくいので、攻撃的にシフトするというのをイメージしながら妄想を爆発させてみた。この4-1-2-3、宮澤ドS化計画と言ってもいい(苦笑)。ただ、改めて思うのはチームの軸、センターラインがどれだけ安定するか。前線の頭数はあるので奈良中心に守備が計算できてくれないことにはJ1への道は開けない、ともっともらしく締めることにする(汗)。
2012年12月24日
今回は番外編として戦術厨らしく本家・今宮純ばりに数字でコンサを探ってみようという趣旨。今宮純ネタはわかる人だけ笑ってください。まず基準となるのはかつてと同じ先取点の有無。1-0:0-0:0-1の比率は7:2:25。予想はついたが、先取点を獲られたのは実に25試合(!)。多いなあ…。 先制点を獲った試合は7つで3勝4敗。次に少ないG大阪でさえ13試合(7勝4分け2敗)あるのに…。あ、待てよ、逆転勝ちは21節の仙台戦のみで引き分け2つは共にスコアレスドローってことは…結論見えてるじゃん。うーむ、何とかポジれないものか。 前半を0-0で凌げた試合は8試合ある。この8試合の内訳は2勝2分け4敗。よって勝ち点率は33.3%(ちょうど3分の1)だから34試合に換算すると34x3/3=34。最低でも試合数=勝ち点と言われる残留ラインにはギリギリ届く。前半をスコアレスで凌げばチャンスはあったということになるのか?そこで、1-0の7試合をもう少し細かく見てみる。前半を1-0以上で終えた試合は5つ、前半スコアレスから1-0にした試合は2つ。この内訳は前者が1勝4敗で後者が2勝。ただし、前半リードして勝ったのはホームのセレッソ戦。ということは、前半2点リードしながら逆転負けしたホーム川崎戦のダメージがいかにデカかったかという裏返しにもなる…。 とはいえ、J1と戦力差があるのは覚悟していたこと。 0-1から我慢していればきっとチャンスは巡ってくるはず…。 そういう考えを開幕前には持っていたのだが、数字を拾っていくうちにそれがいかに甘い考えかを思い知らされた。先制された25試合のうち前半で失点したのは21試合もある。百歩譲ってそれが想定内であるとしても、その21試合のうち1-1にした:0-1のまま:0-2になった試合数の比率は4:5:16。そして、0-2になった16試合のうち前半のうちに2点差以上つけられた試合が9試合もある。いったん追いついたアウェイでのガンバ戦を含めると前半で2点差以上ついたのは10試合。 さらには2点差をつけられるまでにかかる時間が短い。10分以内に2点差になった試合が7つもあり、平均しても16.70分しか保たせられない。監督が軌道修正を図る間もなく崩れていったのでは勝負にならない。そっちの意味で我慢できないって悲しすぎるぞ…(泣)。ただでさえ点が獲れない石崎コンサではこれは苦しい。 ガンバ戦(23節)以降、先制点を取られた試合は追いつくことすらできずに全敗。そら観る側もテンション上がらんわなぁ…。唯一、2点差を追いついたホーム神戸戦(22節)もこっちが3枚の交代カードを使い切ってやっと追いついたのに、神戸は切り札である都倉を残り10分まで温存して4-2で危なげなく勝っている。どうにもならない無理ゲーっぷりが如実に現れている。埼スタで勝てたのはもう開き直りとしか思えんな…。 昇格チームはとにかくシーズン前半で火事場泥棒の如く勝ち点を拾いまくる。さもないと次々に相手に補強され、こっちの戦術を研究されて周りのチームに太刀打ちできないという現実を見た。今年躍進した鳥栖と比較するといっそう鮮明になる。 開幕からの10試合の成績はコンサが勝ち点4であるのに対して鳥栖は勝ち点16(4勝4分け)。鳥栖はこのうち6試合がホームゲームだが、ホームでは4勝2分けで負けなし。守備の堅い仙台相手にも追いついてドローにしており、ホームでの無失点負けは川崎・清水の2試合だけ(いずれも0-1)ということからも単に先行逃げ切りではない粘り強さがある。ちなみに、鳥栖のホームでの戦績は11勝3分けとJ1全18チーム中でトップ(!)である。 ホームでは絶対に勝つ、たとえ勝てなくてもみっともない試合はできない。 序盤で結果を出したことで選手には自信となり、サポには応援する力となって好循環を生んだ。 その“当たり前のこと”が今年の石崎コンサにはどれだけできたのだろうか? …とまあ、えんえん数字遊びをしてみた次第。ああ、ネタ書く時間がねーっ!
2012年11月18日
得点シーンだけJリーグタイムでチェックすることができた。岩沼がCBの真ん中に入ったのはたぶんカバーリングができるからなのだろう。古田を左のWBに起用したのはドリブルで斬り込める選手を同じ左サイドに集めることで突破力の底上げを狙ったのかも。つーか、それくらいしか思いつかない。 岩沼の評価は微妙なところだけど野田のゴールで最後に寄せたのが確か岩沼。足を投げ出す格好だったけどもう1歩、2歩身体を寄せてシュートを打たせないようにしてほしかった。このあたりが急造CBの限界なのかな。このあたりの少しの差が大きな結果となっているのは目に見えるゴールに限った話ではないはず。もし、本職のCBなら…と思わないでもない。 2-3の負けは川崎戦での負けを思い出す。あの時は最後は山瀬の個人技にしてやられたというイメージで、上位チームにはそういう選手がいる、そういう選手を抱えることができるという地力の差なのかなと思いつつもそれでも悔しくて仕方なかった。少なくともホームでの試合ならドローで踏みとどまってほしかった。 それがどうだろう。 オンタイムで試合を観る観ないを抜きにしても、体調がボロボロだったことを抜きにしても、負けをあっさりと受け入れてしまっている自分がいた。「思ったよりはやれたんじゃね?」と淡々と受け入れてしまっている。物理的な距離で離れているのとは別のものがある。それが悲しいというよりも寂しい。 得点シーンを見る限りでは鳥栖はやることが単純ではあった。ただ、それが徹底されているぶんだけ思い切れる強みがある。J1のカラーとは全く違う。前節の広島とは対照的で変態スルーパスがあるわけでもなく、むしろJ2に近いやり方だけど、それで結果を出しJ1で生き残っているのが今年の鳥栖。こっちは既にJ2降格が決まっているんだからいくら言っても負け惜しみでしかないけどね。 川崎戦と比べればどうにもならないといった差は鳥栖との間にはない。同じ昇格組で選手の戦力差がそれほどあるとも思えないしケガ人が続出でベストメンバーが組めない中で結果としては接戦に持っていけたのだから。だからこそ、取れる試合だったし取らなきゃならない試合だった。よくやったで済ませてはいけない。勝ち点1でもダメだと思えないようではこの先ヤバいと思う。 どっちに転ぶかわからない試合を取れたのが鳥栖で、落とし続けたのが今年のコンサ。 なぜこうなったのかは突き詰める必要がある。全て石崎のせいで終わらせるんじゃなくてね。 戦力差からすればどっちに転ぶかわからないという状態にまで持っていくのが至難の業ではある。とはいえ、鳥栖が相手なら比較的そのハードルは低く昨日の試合は監督の差に集約されてしまうんだろう。岩沼のCB起用も個人的には疑問符がつくし。ただ、決定機を決められなかった大島にも責任が少なからずあるとは思う。ゴンが言っていたが可能性を大きくするのも小さくするのも選手自身なんだし。奈良は豊田との競り合いに負けて失点に絡んだけどゴールを決めて文字通り失点は取り返したからチャラにしとこう。だけど何でヤスを引っ込めちゃうかなあ?前節の広島戦もヤスは良かったし交代させる意味がわからない。相手を楽にするだけだと思うぞ。 勝てるチャンスを逃したツケはデカい。川崎戦とは違う意味でそう思う。 次節は櫛引が戻れるがウッチーが出場停止。結局大島の1トップで行くんだろうなあ。でも大島には対しては決定的にイメージが悪くなってしまった。「5分限定でいいからサブにゴンを入れて少しでもワクワク感を出してくれ!」と思うのはオレだけ?
2012年11月14日
>幸村殿、ナナメ上で来ましたなあ…… さて、鳥栖戦は櫛引が出場停止で軒並みCBが全滅状態。強引に入れた宮澤も厳しそう。幸村殿は「(どうせ攻撃で役に立たないなら)大島を電柱にしちまえ!」と逆転の発想をした(→こちら)。もちろん、いきなりナナメ上な発想ではなくて、芳賀を起用するという現実的な案を示した上での話だが…。 似たようなシチュエーションがあったような…と思い拙ブログを検索し直すと09年に参戦した愛媛戦にブチ当たる。あの時は4-2-3-1で始めて、後半開始から前に圧力をかけた。両SBに高い位置をとらせるためにCBの間隔を思いきり広げた2バックっぽくして、空いた真ん中には大伍をカバーさせる…という作戦だったと思う。もっとも、芳賀が真ん中に入る擬似3バック作戦をしたのは09湘南戦だったと拙ブログ上で書いていた(→こちら)。 CBを思いきり広げたのは「SBの裏のスペースはCBがカバーするから後ろを気にせず攻撃に専念しろ!」という意図があったんじゃないかと妄想している。この2.5バック作戦は真ん中がポッカリ空くのでかなりリスキーではある。実質的に芳賀の過労死コース(汗)。とはいえ、CBの本職が足りないし、WBに高い位置をとらせて主に岩沼を活かそうと考えるならアリかなあなんて妄想してみた。フォーメーションは今までの3-4-3を活かしつつ 内村 ヤス 古田 岩沼 前 荒野 真希 芳賀 岡山 奈良 高原 こんな感じか。真希が無理なら荒野と前の2ボランチで古田を右WB、榊を古田の位置に入れて榊は「とにかく前線から追いかけ回せ!」という作戦。古田を固定してWBには砂川を入れる手もあるが、榊の“飢え”に期待してスタメンで使ってほしい。ガス欠上等で構わないから全力で飛ばす榊が観たい!というのはオレだけではない…と思いたい。 かなり玉砕に近いイメージだが、なあに来年のシミュレーションと思えば気にすることはない。どっちみちJ2では体力勝負の根性サッカーになるのが避けられないんだし。鳥栖相手なら尚のことガムシャラさを全面に押し出していかないと局面ごとで押されて劣勢になるだろう。 とにかく攻撃的に、アグレッシブで頼む!
2012年11月02日
さて、すっかり幸村殿のブログに入り浸ってしまっているが、 その幸村殿がFC東京戦の総括で興味深い記述をしていた。 「3-4-3と3-6-1は同じではない。」(→こちら) 主に3つの違いを挙げているが、一番わかりやすいのは(1)であろうと思う。 どこに重きを置くかはどこに人数を多く割くかということにつながる。 Jリーグでは最近は4-2-3-1がわりと主流派のように思う(あくまで主観だが)。弾丸ツアー中に立ち読みした杉山本だと思ったが、同じ4-2-3-1でも( )をつけることでそのチームの戦術が見えてくるというのを見たように思う。 確かに(4-2)-3-1と4-(2-3)-1ではどこを重視しているかが違ってくる。選手の役割にも違いが出てくる。そこには監督の指向や好みが現れているってことなんだろう。4-3-1-2や3-4-2-1などとフォーメーションの記述が増えているのもより精緻なとらえ方をしようとしているんじゃなかろうか。 ( )のつけ方は90分同じ場所でくくれるとは限らない。ボールを追いかけるのも大事だけど、そこだけを見ちゃうと全体が掴めない。かといってピッチ全体を見ながらってのも簡単にはできない。なので大まかに( )でくくって試合を観るというのもひとつの方法だと思う。 ……とカッコつけて締める。
2012年09月19日
さて、サッカー本をいろいろと読破中。4-2-3-1は柔軟なシステムであるらしい。 4-4-2や4-3-3に変化させやすい・・・と書いてあったんだが、石崎コンサはどうなんだろう? 今の石崎コンサはハモンを3の真ん中に置いた4-2-3-1にしているんだけど、あんまり柔軟に変化しているような感じがしない。むしろ4-4-1-1のまんまで攻め手が足りずに苦労している、4-4ブロックを敷いて人数を割いているわりには守備が甘く早々に失点・・・というイメージがある。映像を見てないんで想像でしかないが。 ハモンのパス出しを生かそうとするのが主な目的で、そのためには守備免除もやむなし。そうなるとハモンが守備をしないぶん誰かが守備をやらなきゃならなくなる。石崎コンサの場合、前線からも守備をやることを求めているのでSHだけではなくて1トップもプレスバックして守備に入る。すると肝心なときに1トップがスタミナ不足に陥りやすく、特にウッチーのような裏抜けで勝負するタイプの選手はさらに切れ味が鈍くなる。 攻めの枚数が足りないのはSHが斬り込めないこと以上にハモンはほとんどドリブルでは仕掛けずパサーに徹していて、また一瞬で裏に抜ける速さや敏捷性もないから(だと思う)。だからハモンがPA内に侵入してくることは大して考える必要はない(はず)。相手DFとしてはハモンが自分でシュートを撃ってくるか、パスを出すかの2択で考えれば大ケガはしないと踏んでいるのではなかろうか。ハモンがPA内に侵入するのがイマイチ想像できないんだよなあ。 例えば、同じ4-2-3-1のトップ下で香川が凄いのはPA内にガンガン侵入してくる怖さがあること。札幌ドームでの日韓戦では狭いところでもお構いなしにシュートまで持っていった。こうなると守備側としては人につくことを優先したくなってくる(実際は本田がトップ下なので厳密には違うんだけど、トップ下の選手のプレーエリアでやってほしいことというニュアンスでとらえてほしい)。すると、それを逆手にとって食いついてきたところを・・・というのも成立しやすくなる。改めて日韓戦を観たが香川は持って良しスペースに走り込んで良しの2ゴールで文句のつけようがないよなあ。 さらに、コンサは選手個々の能力で劣るのでハモンが焦れてボールを受けるために低い位置に下がってくることがある。これで考えられることは2つ。安易にハモンに預けて相手のプレスの餌食になり一気にピンチになることと、ハモンが下がってきて空いたスペースを活用できないこと。 柏戦で宮澤が良かったという評価が多いのはここいらあたりにあると思う。ハモンが下がってきたときには自分が前に出る。具体的な指示が出ていたかどうかはわからないけど、半分くらいは宮澤のセンスでやってしまっていたんじゃなかろうか。監督が宮澤を天才と評価する所以の1つだろう。 4-2-3-1の真ん中の3に注目してみる。といっても、2列目の3人ではなくてボランチの2人とトップ下のトライアングル。柏戦では河合と真希、そしてハモンだったわけだけど、「ハモンは攻める人、河合は守る人、真希は2人をつなぐ人」と考えると、河合のフォローもしつつ攻撃時には前線に出て人数不足を補うことになり、最も割を食うのは真希ということになる。柏戦では宮澤が上がっていける場面が出てきたので幾分楽にはなったと思うが、天皇杯で真希が足を攣るのはよほどバランスが悪いんだなと思った理由がここにある。 とまあ、確かにハモンの個の能力は高いんだろうけど、 “ハモン・スペシャル”にはデメリットもかなり多いんじゃないかと妄想してみた次第。
2012年08月09日
さて、今年のコンサはブッチ切りのビリを独走している。普段試合を観てない立場で言うのは何だが、ここ数試合は「観ちゃいらんねーよ・・・」っていう試合ばかりだったように思う。ポジる要素を見つけるにも一苦労で希望の欠片すら見えない、同じような失点を何度繰り返せば・・・と怒ったり嘆いたりしたサポはさぞ多かろうと思う。いや、僕だってガッカリしてますよ?今年は面倒くさがってJ's GOALのスタッツ全然拾っていないし(←オイ!)。 後半戦1発目の磐田戦。河合が長期離脱ということで宮澤が再びボランチに入ったが、やべっちの映像を見たときには「これじゃ『宮澤使えねぇ』と言われても仕方ないわ・・・」と思わざるを得なかった。セットプレイで個の責任が問われる場面においてやられ続き。直接失点に絡んだだけにマイナスが大きすぎる。 石崎監督はよくバルセロナを引き合いに出す。「バルサは(選手の能力的に)変態揃いなんだからあんなチームの真似なんかできるかよ!」というのは当たっているとは思う。EUROを観てても「何でそんな変態パスが・・・」っていうシーンは確かにあるんだけど、それはその選手がすごいからできるんであって、チームとして目指すところとは必ずしも同じではないと思う。 じゃあ何だよ?というと「崩してゴールを奪う」こと。 それは華麗なテクニックを要する、テクニックで崩すというのではなくて、 「100%(に近い確率で)ゴールできるシチュエーションを作る」ことではないかと。 戦力的にコンサが百回指して百回勝つという状況を作るのは不可能に近い。作られることは起こりうるが(泣)。ちょっとくらい不利な状況でも1発でひっくり返せる個の力を持つ選手は集められない。たまにフッキやエメルソン、ダヴィといった当たりクジを引いても長期間抱え続けることができない。だったら、並の選手でも確実に決められるシチュエーションを作ればいい、と。 それができれば理想ではあるし、バルサにしても超絶テクニックで華麗に崩しまくるっていうよりは「パッと見にはごくフツーなパス回しなのに、気がつけば相手は崩されている」っていう場面の方が多いように思う。テクニックで崩すにしても要所の2,3手くらいじゃないかなあ。そりゃあ、メッシが相手の守備をズタズタに切り裂く場面は凄いんだけどさ。 名古屋戦で真希が3人目の動きでキレイなゴールを決めたんだが、個人的には宮澤にああいうゴールを決めてほしかった。ただ、河合が長期離脱という事情があった故に宮澤には攻撃参加よりも危ないところは早めにケアしてね、スペースを埋めてねというバランス役を任せる戦術的な縛りがあった可能性が高いと妄想しているが。 とはいえ、キャプ翼世代ど真ん中としては日向-翼-松山-三杉というチームの軸を石崎コンサに重ね合わせて、テレ(前俊)-ハモン-宮澤-ジェファンっていうチームの軸、チームの核になってもらいたいんだよなあ。クラブが背番号10を与えたのはそうした期待をかけているからだろうし。 いずれにしても、宮澤の直接的なライバルは現状では真希。河合が戻れば多分ボランチに入るだろうから真希とのポジション争いになるだろう。4-2-3-1でも4-3-3でも基本的には変わらないはず。性格的な面ももしかしたらあるのかもしれないけど、もうちょい図々しくプレーできたらなあ。ワンタッチプレーが多いから淡泊に見える、パスが通らなかったときに雑に見えるので損してる面もあるが・・・。器用貧乏で終わってほしくはないんだよ。 以上、戦術厨の妄想、おしまい。
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カラダはジジイ、頭脳は中2、 そしてココロは3歳児。 アラフィフ?なにそれ?おいしいの?天命なんてちっとも見えて来やしねぇ。 住所:オホーツク圏の 特急列車が止まる街 血液型:典型的なB型。 今宮純ばりのやたらカギカッコの多い文章を中途半端なボケで味付けして綴る厨二病全開なブログ。パクリ過多なのは仕様なのであしからず。 ミシャコンサ7年目。上を目指したいが、主力が次々抜け現実が重く圧し掛かるシビアなシーズン。 エセ硬派路線で更新する予定も、更新頻度はちょっと落ちるかもしれませんがそこんところは大目に見てつかぁさい。 '08.08.27に念願の初参戦を実現。引き分けではあったが厚別の空気を満喫。 ~観戦データ~ '08.08.27 J1第23節 VS ガンバ大阪 3-3△ '09.09.06 J2第38節 VS 愛媛FC 3-2○ '10.09.05 天皇杯2回戦 VS グルージャ盛岡 4-1○ '10.11.23 J2第36節 VS 徳島ヴォルティス 1-0○ '11.12.03 J2第38節 VS FC東京 2-1○ '12.03.10 J1第1節 VS ジュビロ磐田 0-0△ '12.09.08 天皇杯2回戦 VS AC長野パルセイロ 1-1(PK3-5)● '13.03.10 J2第2節 VS 栃木SC 0-1● '13.11.24 J2第42節 VS ギラヴァンツ北九州 0-0△ '14.03.09 J2第2節 VS モンテディオ山形 1-1△ '14.11.23 J2第42節 VS ジュビロ磐田 1-1△ '15.03.15 J2第2節 VS Vファーレン長崎 0-1● '15.11.07 J2第40節 VS 徳島ヴォルティス 2-0○ '16.03.13 J2第3節 VS 愛媛FC 1-1△ '16.05.28 J2第15節① VS レノファ山口 3-1○ '16.11.20 J2第42節 VS ツェーゲン金沢 0-0△ '17.03.11 J1第3節⓶ VS セレッソ大阪 1-1△ '17.07.29 J1第19節⓷ VS 浦和レッズ 2-0○ '17.09.23 J1第27節 VS アルビレックス新潟 2-2△ '17.12.02 J1第34節④ VS サガン鳥栖 3-2○ '18.03.10 J1第3節 VS 清水エスパルス 1-3● '18.09.01 J1第25節⑤ VS ヴィッセル神戸 3-1〇 '18.12.01 J1第34節⑥ VS サンフレッチェ広島 2-2△ '19.03.09 J1第3節⑦ VS 清水エスパルス 5-2〇 '19.05.04 J1第10節 VS ヴィッセル神戸 2-1〇 '19.08.10 J1第22節⑧ VS 浦和レッズ 1-1△ '19.12.07 J1第34節⑨ VS 川崎フロンターレ 1-2● '23.12.03 J1第34節⓾ VS 浦和レッズ 0-2● リンクフリー。コメントもどうぞ! ただし、書き捨てと思われるようなHNでのものや書き殴りと思われる内容のものはスルーおよび削除する可能性が高いのであしからず。名を名乗るのがせめてもの仁義ってもんです。そして、おぢさんは出禁。
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