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カラダはジジイ、頭脳は中2、 そしてココロは3歳児。 アラフィフ?なにそれ?おいしいの?天命なんてちっとも見えて来やしねぇ。 住所:オホーツク圏の    特急列車が止まる街 血液型:典型的なB型。 今宮純ばりのやたらカギカッコの多い文章を中途半端なボケで味付けして綴る厨二病全開なブログ。パクリ過多なのは仕様なのであしからず。 ミシャコンサ7年目。上を目指したいが、主力が次々抜け現実が重く圧し掛かるシビアなシーズン。 エセ硬派路線で更新する予定も、更新頻度はちょっと落ちるかもしれませんがそこんところは大目に見てつかぁさい。 '08.08.27に念願の初参戦を実現。引き分けではあったが厚別の空気を満喫。 ~観戦データ~ '08.08.27 J1第23節 VS ガンバ大阪 3-3△ '09.09.06 J2第38節 VS 愛媛FC 3-2○ '10.09.05 天皇杯2回戦 VS グルージャ盛岡 4-1○ '10.11.23 J2第36節 VS 徳島ヴォルティス 1-0○ '11.12.03 J2第38節 VS FC東京 2-1○ '12.03.10 J1第1節 VS ジュビロ磐田 0-0△ '12.09.08 天皇杯2回戦 VS AC長野パルセイロ 1-1(PK3-5)● '13.03.10 J2第2節 VS 栃木SC 0-1● '13.11.24 J2第42節 VS ギラヴァンツ北九州 0-0△ '14.03.09 J2第2節 VS モンテディオ山形 1-1△ '14.11.23 J2第42節 VS ジュビロ磐田 1-1△ '15.03.15 J2第2節 VS Vファーレン長崎 0-1● '15.11.07 J2第40節 VS 徳島ヴォルティス 2-0○ '16.03.13 J2第3節 VS 愛媛FC 1-1△ '16.05.28 J2第15節① VS レノファ山口 3-1○ '16.11.20 J2第42節 VS ツェーゲン金沢 0-0△ '17.03.11 J1第3節⓶ VS セレッソ大阪 1-1△ '17.07.29 J1第19節⓷ VS 浦和レッズ 2-0○ '17.09.23 J1第27節 VS アルビレックス新潟 2-2△ '17.12.02 J1第34節④ VS サガン鳥栖 3-2○ '18.03.10 J1第3節 VS 清水エスパルス 1-3● '18.09.01 J1第25節⑤ VS ヴィッセル神戸 3-1〇 '18.12.01 J1第34節⑥ VS サンフレッチェ広島 2-2△ '19.03.09 J1第3節⑦ VS 清水エスパルス 5-2〇 '19.05.04 J1第10節 VS ヴィッセル神戸 2-1〇 '19.08.10 J1第22節⑧ VS 浦和レッズ 1-1△ '19.12.07 J1第34節⑨ VS 川崎フロンターレ 1-2● '23.12.03 J1第34節⓾ VS 浦和レッズ 0-2● リンクフリー。コメントもどうぞ! ただし、書き捨てと思われるようなHNでのものや書き殴りと思われる内容のものはスルーおよび削除する可能性が高いのであしからず。名を名乗るのがせめてもの仁義ってもんです。そして、おぢさんは出禁。

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第26節VS鳥栖・アフターインプレッション。

2010年09月21日

 今回はさらっと。

 感じとしては、勝ちに行ったが勝てなかった試合だったと思う。

 ピッチコンディションも良くないので、つないで崩すというのではなくてロングボールを中心に・・・ってのは大森さんの分析のとおり。意図は十分感じられるもので、シュートを打つところまで行けていたのは良かったと思う。チームがドツボならそこまで持っていくことすらできないのだから。まあ、鳥栖のチーム状態も悪かったし、ロングボールで放り込めばゴールに近いエリアでプレーできてシュートチャンスも増えるのだから手放しでは喜べないのだが・・・。

 失点シーンは吉弘のミスから。やっちゃいけないミスだし責められても文句は言えない。ああいう状況や場面でもしっかり凌ぐのがDFの仕事なんだし。ただ、あの場面だけを切り取って吉弘を戦犯とするのは違うかなとも思う。豊田の強引な突破がPKを導いたとも言えるし、倒さずとも体を寄せてコースを限定するとかしていればまた違った結果になったかもしれない。同じタラレバなら上原や近藤、古田のシュートが枠に飛んでいれば・・・というのも言えるしね。

 ペース配分を考えない横野の猛犬チェイシングは効いていたし、らしいプレーを見せていた。上原も悪くなかったとは思う。平川さんも言っていたが、横野はトップ下っぽいポジションより最前線で体ごとゴールに飛び込むようなプレーをさせた方がより活きると思う。平川さん言うところの“気の利いたプレー”は石崎監督の場合、宮澤に求めるところが大きい(だから我慢して使い続けている)。
 2人とも悪くないとはいうものの、そこからもう一歩も二歩も進化しないとポジションは奪えない。特に上原はこのチャンスをゴールという結果で生かせなかったのは・・・。もう1年待ってくれる余裕がクラブにあればいいんだが(汗)。

 全然違う、とまではいかなくとも大分戦のようなグダグダな試合運びではなかった。
 でも、ホームでは引き分けるのだって良くないんだけど、負けてしまうってところまでなっちゃうのが今の石崎コンサなんだよなあ。これが1年目なら「うーん・・・」で済むんだが、2年目ももう後半。「もうちょっと何とかならんのかいっ!」とブーイングが出るのも致し方ないかな。

 来年も雇える余裕はクラブにないんだぞ!と危機感を煽ってみる(苦笑)。


第25節VS大分・アフターインプレッション。

2010年09月17日

 久しぶりのアフターインプレッション。

 改めてFやぞっこんを見たけど大分戦は高原さまさま。王様ゲームの主役はしばらく高原固定でいいよっていうくらいのキレキレぶり。つーか、あれだけ活躍が目立つと他クラブに目をつけられそうで怖い・・・。ザッケローニに目をつけられるんならまだしも。動かない高原は頼りになるなあ。もちろん鈍重って意味じゃなくて。

 内容は相変わらずだが、大森さんの言う通りにアウェイで逆転勝ちできたってのは自信にはなる。
 暑いアウェイゲームをどう凌ぐかってのはやはり避けて通れない課題なんだろうなあ。本来だったら選手交代→システム変更して勝つっていうんじゃなくって、流れの中で3バックっぽくなる時があったり4バックに戻ったりしてそれこそ生き物のように変化するようにならないといけないんだが・・・。

 行くのか待つのかの状況判断がチームとしてどこまでできるのか。

 それは守備の時だけに限らず攻撃の時もそうなんだけど、ある程度落ち着ける時間帯がほしいなあというのは感じる。いわゆるタメを作るってことだが、石崎監督(だけじゃないだろうけど)はそれをなるべく相手ゴールに近い位置でやりたい。柏時代はフランサがいたし、去年はクライトンがいた。頼れる外国人がいることはメリットもあるけど、そこに依存してしまうデメリットもある。実際、クライトンがいた去年の序盤はクライトン依存症とも言うべき“渋滞”が発生することがあった。

 今年は大分とのPSMや開幕当初は2トップで臨んだけど今はほとんど1トップの形にしている。できれば2トップにしたいところなんだろうけど、4-4-2だと真ん中が耐えきれず3-5-2だとDFラインが心もとない。なので、守備に軸足を置きつつ中盤の構成力に厚みを持たせることを優先しているのが今のやり方なんだろうと思う。
 矛盾するようだけど、1トップか2トップかっていうのはあまり重要ではない。3の真ん中(大分戦で言えば岡本)がFWと思えば縦にFWが並んでいるととらえることもできるし。今のやり方は攻撃の際にサイドの選手がもっとゴールに積極的に向かっていくことを重要視しているように思う。

 そこでカギになるのが古田。

 愛媛戦のゴールも大分戦の同点ゴールも古田が絡んでいる。特に前線からの守備の動きが良くなっているのだろう。大分戦は右SH固定ではなく、後半からは真ん中に入っていたのもそうした個の能力を買ってのことだろう。征也が左に入ったり右に入ったりサイドバックをやったりといろんなポジションで起用されるのも個の能力を重視しているからだと思う。それだけに征也の離脱は非常に痛い。

 久しぶりの近藤のオラオラなドリブルも見ることができた。前目でつながればいい感じになるのはある程度わかってはいることなんだが、そこまでつながる場面が作れない。縦ポンで直接放り込むばっかじゃ潰されるしねぇ。やっぱミヤザー次第なんだろうか・・・。芳賀の攻守に置ける貢献度が高いだけに、なおさら存在感が薄くなっているように思うのが気がかりではある。

 鳥栖戦はウッチーが有休。
 もうそろそろ横野を先発起用してもいいでしょ。つーか、90分見たいぞ!


第23節VS栃木・アフターインプレッション。

2010年08月24日

 一言、大して変わってない。

 緑戦はボールを運ぶことすらできなかった。
 栃木戦はそれができたが、それは相手が栃木だからできただけ。栃木にとってはアウェイゲームでもあるのでボールを運べたというのはたまたまそうなったと割り引いて考えるべきだと思う。決めるべき所を決めていれば勝てていた可能性は高い。それができないから今の順位にいるんだが・・・。

 意外だったのは栃木って本当にJ2で6位なの?っていうくらいに攻撃が淡泊。
 さらに意外だったのはその栃木よりコンサはシュート数が少ないということ。
 シュート数が全てではないにせよ、これだけとってもミス連発で攻撃の形がまともに作れなかったんだろうなと思わざるを得ない。この程度といっては栃木に失礼かもしれないが、いくら惜しいシーンがあったからといっても(むしろ惜しいシーンがあったからか?)、これでスコアレスドローじゃブーイングが出ない方がおかしい。

 サポーターはもう怒るのを通り越して呆れていたんじゃないかと。
 ブーイングすら面倒くさい、さっさと帰ろうぜ、と。

 だが、今までやってきたことは間違いではないんだなとある意味で納得できた。
 コンサの選手のスキルや頭脳が追いついていない。主に後者が。何ていうか、つながってないんだよね。部分的にはつながってるんだけど1本の線になってない。あったとしても単線で、ゴールへのルートが相手にとっても読みやすく断線状態にされちゃう。だからイライラするんだと思う。
 
 栃木の戦い方はどこか三浦コンサのニオイがした。アウェイゲームということを差し引いても。確かに順位はコンサより上だし、手堅い戦いでここまでやれている。でも、J1昇格となると話は別で“助っ人におまかせサッカー”では限界がくる。三浦コンサで何とかJ1昇格はしたものの、J1のレベルではそれは通用しなかったってのは記憶に新しいところ。

 去年の甲府ですら勝ち点1差で涙を飲んだ。
 それを思えば今のコンサが中位に沈むのも道理というもの。2-0くらいにはできていたであろう試合がスコアレスドローで引き分けの大量生産なんだから。本来ならブレずにじっくり行きたいところだが、それを経営状態が許してくれない(泣)。今のまんまじゃジリ貧だぞ。来年もコンサでメシ食える保証はないっていう危機感持ってもらわにゃ。

 つーか、松田監督ぅー、岡田出すんなら最初から出してくれよぅ。


第22節VS東京V・アフターインプレッション。

2010年08月17日

 ノノさんがパーフェクトと評した通り全くもって完敗の試合。
 文句なく今期ワーストゲームで、これ以上のワーストがあったら困るってな具合。
 中途半端に対応するとここまで完膚無きまでにやられる典型的な試合と言っていいと思う。

 ぞっこんで初めて気づいたけど、逆転負けって意外にも今年初なのね。今年は特に引き分けが多いので勝ちきれないイメージが強かったし。大森さんはビルドアップを指摘していた。だけど、これって緑戦だけ特に悪かったという課題でもないんだよなあ。去年参戦した愛媛戦だって網に引っかかりまくりで、宮澤は後半で交代させられたくらいだし。緑戦では真ん中にばかり意識が向きすぎたというのはあるのだろうが・・・。

 平川さんの解説が分かりやすかったんだけど、石崎監督がやりたいことをヴェルディにやられてしまった感じ。それを支えたのは緑の底力。長年築き上げてきた伝統はダテではない。DNAというのは大げさだけど、チームカラーを持っているかいないかというのがそのまま結果に現れてしまったというのはちょっと逃げ口上っぽいかな。

 攻撃に関しては去年で言えば湘南戦、今年で言えば北九州戦のような崩して決めるJ1仕様のゴールは一応奪える。でもそこに至るまでの過程は未だにさっぱりで、「ちょっとプレスをかけられると途端に慌てる」というのが治らない。1年半かけても改善できないってのはこれは相当重症なんだろう。決めごとが多すぎるのか、技術が拙いのか、使い分けができないのか、選手が固まらないからなのか・・・。

 ただ、監督を代えればどうにかなるっていうのは違うように思う。
 選手の意識が変わらない限り体質改善は見込めない。
 体質改善というのはきっとサポーターにも当てはまることなんだけど・・・。

 ぶっちゃけ石崎コンサは欲張っている。だから、仮に監督を代えて欲張ることをやめて“シンプル”なサッカーに方針転換しても、たぶんどこかで手詰まりになる時がやってくる。実際、三浦コンサはJ1で手詰まりになった。どうにかして三浦さんは自分の型に持ってこようとしたけど、J1はそれを許してくれなかった。追加補強がままならないなど、三浦さんだけが悪いわけではないけどね。

 本来ならじっくり構えていきたいところだけど、
 コンサの経営状態もイエローカードで近視眼的に目の前の勝利を追わなくてはならない。
 川勝監督の言葉で締めようと思う。

 「昇格がどうこうではなく、燃料が尽きるまで走りたいと。
 選手のミーティングでは、いろんなことをセーブしたら、ウチは先がない。
 目一杯踏めるところは踏んでいきたい。」 (J's GOAL参照


第21節VS北九州・アフターインプレッション。

2010年08月12日

 本来なら勝って当然の相手と言っていいギラヴァンツ北九州。結果こそ順当勝ちだが内容は決して楽観視できないどころか、相変わらず不安定な試合運び。決して手放しで喜べるもんじゃない。とはいっても、結果を出さなきゃならなかったことを考えれば勝ったことは素直に喜びたい。

 北九州は単純に戦力が劣るというのもあるが、わりとつなぐことを意識してやってくるチームなので石崎コンサとしてはやりやすい相手、“噛み合う”相手であったことは言えると思う。前線からどんどんプレッシャーをかけられて前を向くことすらできずにちっともボールを前に運べないということはなかった・・・のかな?

 北九州戦は勉強になった試合だった。というのは、ポストプレーを考え直す機会になったから。ポストプレーというと、背が高く肉弾戦に強い選手がペナルティアーク付近にどっかと構えて、そこにボールを当てて2列目の飛び出しを・・・というのが思い浮かぶ。
 おっ!と思ったのは2点目のゴールシーン。オシャレな崩しからのゴールだった。去年の湘南戦の連動した崩しが強く印象に残っているので印象は薄くなってしまうんだけど、崩したゴールとしてはかなり上位に入る質の高いものだと思う。純平の外を回る動きはちょっと前の平川さんのFでの解説を思い起こさせるものだった。内村のオシャレなアシストも見事だったが、やはり純平でしょう。退場さえなきゃあMOMだけど、MOMはバーポストさんにしとこうか。

 で、ポストプレーというのが単に最前線の選手に当てる、預けるだけにとどまっていたらダメだなあというのも同時に感じた。あらかじめ張っている選手に、ってのは相手もそれだけ対応がしやすいんだし・・・。2点目のゴールシーンはコラムで取り上げられていたみたいなので、くどくど書くよりもそれを読んだ方がより「なるほど!」と思えるだろう。
 いずれにしても自分が動いて打開すること、周りを動かして打開することの重要性がクローズアップされた試合であったことは言えると思う。前目の選手が内村・純平・岡本・古田と動ける選手が揃ったことで打開できたのが多分にあると思うが、果たしてチームとしてできるかどうか・・・。

 次節はヴェルディ戦。ヴェルディもつなぐことを重んじる傾向があると思うのでプレスをかいくぐることにあまり神経を使わなくていいという点では楽かも。むしろ頑張るチーム、とりわけ栃木や横浜FCあたりと対戦する時に真価は問われる気がする。ちょっとプレスをかけられると・・・という事態にならないことを願いたい。それで苦しんでいるからこの順位なんだけど(汗)。


第20節VS岡山・アフターインプレッション。

2010年08月03日

 オフィシャルの空気も「ガッカリだよーっ!」とか「勝つ気あんの?」とか落胆の度合いが大きい。こういう試合を振り返るのはものすごくエネルギーがいる。思い出したくもないってのが正直なところだけど、原因がどこにあるのかを探らないことにはつらくてやりきれない。たとえそれが戦術厨の自己満足であったとしても。

 失点シーンはカズゥがドリブルをかっさらわれたところから。奪ってからの相手のプレーが早くシュートコースも良かった。パスの出しどころを探していたようだが、それでもあの場所で最もやってはいけないプレーで、凡プレーと非難されても文句は言えない。あと、全体的な印象としては

○どうしてシュートが枠に飛ばない?
○プレーが曖昧でその隙を衝かれすぎ。ハッキリやらなきゃダメ。
○CB大忙し、神様仏様高原様。
○純平の上がりはGJ。

 こんなところか。前半と後半では別のチームだったというのは言い過ぎかな?

 失点につながるプレーで気になったのは「攻撃の起点がどこなのか?」ということ。またしても強引にバスケに喩えると、スティール喰らってあっさり失点っていうガッカリ感たっぷりなやられ方だったもんで。カズゥが持った時が攻撃開始の合図なのか、それともあのエリアで奪った(キープできた)時が合図なのか?

 意外にもチャンスの数は多く作れていた。ボランチのカズゥや宮澤だけでなく純平が上がってきたりするなどしていた。でも平川さんやゴンが言っていたように“回すだけ”になってしまったのはなぜなのか?

 砂川は個人でサッカーをしている、チームできていないとコメントしていた。
 ノブリンが我慢してカズゥと宮澤を使い続けるのはこの2人に“司令塔”役を託しているんじゃないかと妄想するのだが、そのわりには局地戦ばっかりやってるように見えてしまう。横浜戦の征也のゴールはアリウープっぽかったので素直に「すげぇ!」と感動したんだが。宮澤とカズゥの“ダブル司令塔”だと、ボールは回せるけど前の枚数が足りなくて決めきれないっていうイライラが募る展開になりそう。それでも同時起用するのは宮澤にはもっと前目でプレーさせてゴールも奪うのを期待している・・・とまたしても妄想。

 返す返すも序盤の失点が痛すぎた。点差こそ0-1だけど、今年ワーストの試合といっていいんじゃないかなあ。横浜戦は「審判が試合を壊した、本来はもっとやれるはず!」っていう期待感が大きく、それを裏切る形になってしまったのでなおさらそう思う。

 次の北九州戦、勝てないようならホントにヤバいぞ。
 でも、近藤が出場停止でキリノがケガという情報も・・・。もう、こうなったらゴンのスタメンで序盤からアクセル全開でいってもいいような気がしてきた。ペース配分?なにそれ、おいしいの?ってな具合でさ。ホームゲームなんだし、後半はサポーターの後押しで何とかしてもらう。作戦も何もあったもんじゃないが。

 でも、北九州ってけっこうつなぐチームだと思うから噛み合えばいい試合にはできると思う。
 もちろん、勝つのが義務だが。


第19節VS横浜FC・アフターインプレッション。

2010年07月27日

 初っ端の石川の1発レッドでいきなり躓くことになってしまったコンサ。公式サイトで確認したところ、得点機会阻止(他)とのこと。ルール上は1発レッドのようだが、あれで1発レッドとなるとDFは体を張ったディフェンスができないんじゃあ・・・。バックチャージってことか?

 しかし判定が覆らない以上、打開策を講じる必要がある。
 石川アウトとなるとそこをカバーしようとすると西嶋しか代役がいない。左SBがこなせそうなのは純平しかいない。よって内村アウト純平インは妥当といったところ。まず失点しないということもあるが、ドームの異様な空気を落ち着かせること、選手がメンタル面でまず落ち着きを取り戻して仕切り直しすることを重要視したんだと思う(だから3バックは選ばずに4バックのままにした)。きれいに並んだ2ラインを見て「なんという三浦コンサ!」と感じたのはオレだけではあるまい。

 そこまではいいんだが、その次の一手をどうするのか。これが見えてこなかったのがやはり問題だ。純平の裏にボールを出してゾーンを下げさせるなど、相手もコンサを研究してきていた。何とか落ち着きを取り戻しかけていたところでの失点。即座にテレビを消したのはこの失点の仕方があまりにひどいと感じたからである。

 ゾーンで守っているのに、
 ブロックの外からシュートを決められるなんてありえねぇ!

 飛んだコースがどうとか言うんじゃなく、シュートを打たせたことにケチをつけたい。ガッカリ度が3倍増の何ともお粗末なやられ方。強引にバスケに喩えるならインサイドをガッチリ固めて安心していたら、外からあっさり3ポイントを決められたような感じ。あまりのやられっぷりにムカッ腹が立ったわ!ってのはこれが理由。

 こっから勝てるんだったらホンモノだが、それができるんだったらJ2の中位で苦しんじゃいないワケで。だから、1-2という結果に関しては「あ、1点は取れたのね」と1人少ない状態から1点返したのは成長の跡はあるのかな、と望外の喜びといった感じ。
 むしろ、前半で3-0にされて消化ゲームにならなくて良かったなあとやたら上から目線の醒めた見方になってた。横浜はわりと素直に攻めてきてくれたけど、J1だったらネチっこい攻め方で嬲り殺しにされたんじゃないかと思うともう・・・。高原のセービングがなかったら前半で虐殺確定だった。

 後半は1人少ないのを感じさせない戦いぶりだった。
 2点目の“戦犯”の1人でもあるし、1人少ない状況ではドリブル突破はすぐ囲まれて潰されるので宝の持ち腐れ。つなぐか縦ポンかにかかわらず前の枚数を増やす意味でも古田アウト近藤インは自然の一手だったと考える。それにしても、征也のゴールは難易度高いなあ。

 1点返せるんだったら、何で前半からそれをやらんのだっ!

 そう思う方はきっと多いだろう。
 だがそれこそがコンサがJ2中位に甘んじている最大の理由だと思う。
 1人少なくなって4-4ー1にするのはいい。しかし「1トップのキリノのサポートは誰がするのか?」というところまで考え方が整理できていたんだろうか?こういう場合にヤリ玉に挙がってしまうのはカズゥや宮澤なんだが、そこんところの押しが弱いというか・・・。キリノの速さに追いつくためには10人ではいろいろと制約が多かったのは考える必要があるが、18分の征也→キリノ→宮澤の場面や32分のスルーパスは良かった。こういうのをもっともっと見たい。

 大森さんが言っていたように、「前半からアグレッシブに行く姿勢があれば・・・」というのは確かにあるんだが、そのためには指示をする選手の存在だったり、積極性のあるプレーが必要だった。が、石川が退場になってしまったことで単に1人欠けてしまっただけにとどまらないダメージがあった。10人になってから“守るだけの時間”が長すぎたようにも思う。

 0-2にされて、ハーフタイムになって監督にネジを巻かれてから
 奮起するようでは遅いんである。

 キツい言い方だけど、後半あれだけ戦う姿勢を見せることができたのは「もう攻めるしかない!」と追い込まれた状況だったからある意味開き直ることができた。行く時と引く時をどう見極めるかというのは経験値がものをいうのかもしれない。1人少ない状況でバランスを取りつつ追いつくのは難しいかもしれない。ハーフタイムで“リセット”されたことで1点獲ることができたというのは喜び半分。

 状況が状況だけに判断は下しにくいんだけど、
 11人揃った時にどこまでできるのかというのは課題としてあるのかな。


第18節VS千葉・アフターインプレッション。

2010年07月20日

 コンサが勝ったから上から目線で言えることなんだけど、ジェフサポは0-3負けという結果には到底納得できないだろうし、受け入れるには時がかかることと思う。中断明けのホームでの試合に加えて、実質的にロシアに旅立つ巻の壮行試合というシチュエーションなら尚更のこと。まあ、コンサも厚別でシュート数23対2と圧倒しながら0-1負けっていう「何その協力プレイ?」な試合をやってるんであんまり偉そうなこたあ言えんのだが(汗)。ジェフサポにとってはそれくらいに悔しくまた腹の立つ試合であったことは想像に難くない。

 千葉戦はいろいろな意味で示唆に富んだ試合だった。というのは、
 千葉の戦いぶりが今までの石崎コンサの戦い方とカブって見えて仕方がなかったからである。

 何というか、攻め手が非常にわかりやすい上に肝心なところでプレーに粗さがある。
 確かに危ないシーンはあったけど、気のせいかダイジェストでも「たぶん外すんじゃない?」と思えた。傍目八目とはよく言ったもので、コンサじゃなくて相手チームがああいうプレーをするのを見るとコンサの問題点が浮かび上がって来るというか、まだ中断明けで見入るところまで気持ちが入っていないせいか、妙に引いた視点で観ることができた。

 Fで平川さんが芳賀がネットに入るボールを邪魔する動きを評価していたが、「ジェフに勝とう!」を合言葉にトレーニングを積んできたことからしても相当千葉を研究していたことがうかがえる。ただ、平川さんも言っていたが楔のボールを入れさせないというのが理想であって、まだまだ改善の余地はある。といっても、これは単にCHだけの問題ではなくて前の選手のプレッシャーのかけ方も関係してくることではあるけど。
 いずれにしても、芳賀が今のコンサに欠かすことのできない選手であることを証明する結果にもなった。宮澤がイマイチ見劣りしてしまうのは体を張るプレーが見られないからなのだろうか?相手にとってイヤらしいなあと思わせるポジショニングは巧いと思うんだが。宮澤には巧いだけでなく強いイメージをつけてほしいというのはオレだけか?
 
 内容としてはまだまだであることは確かだが、勝つべき試合、勝たなければならない試合で勝てたことはやはり大きな意味がある。2ゴールを挙げた古田はこれからもっと伸びてくれるはず。1点目の右足でのゴールは相手DFに当たったものの、ゴールへの高い意識によって生まれた。2点目のゴールは強いシュートではなく巧いシュートだったのが個人的には非常にポイントが高い。
 また、高木純平の補強はGJ。片山を見送ったのはこの時点では正解といっていいと思う。経験値の高さからくる巧さというのかな。プレーの水準が平均して高いというか、安心してみられる選手であることは間違いない。まあ、清水で長いことやってるんだから当たり前っちゃ当たり前なんだが。コンサの生え抜きに安心感を持てるようになるまでにはあとどれくらいかかるんだろうなあ・・・。

 MOMは古田で決まりだろうが(キラ星でも挙げられていた)、やはり千葉戦は参戦されたサポーター抜きにして語ることはできまい。今度こそ勢いに乗ってホームで快勝といきたいところ。でも、ことごとくこういうシチュエーションでやらかしてきたのもまたコンサの悪い伝統であるからして、完全に信用しきれないのが悲しいんだよねぇ・・・。


第17節VS愛媛・アフターインプレッション。

2010年06月15日

 今回はちょっと視点を変えて。

 はげおさんがベンチワークに関して疑問を呈している。
(○中断期間は"どんな時間"になるのだろう…を参照されたし)
 僕も気になっていたことなので、おもいっきり妄想してみた。

 まず何が何でも結果が欲しい、勝ちたいのはもちろんあるんだが、いかんせん点が獲れない。今までと同じように4バックの4-4-2で芳賀をCHに置くとSBをどうするのか?ということになる。そこで4バックと2トップのどっちをとるかとなった時にまずは2トップにしたいというのを優先したのではないだろうか。本職のSBがいない以上、無理に4バックを組まなくても・・・と考えたのかも。

 「吉弘がいるだろ!」というツッコミは当然あると思う。
 なので、少しでもそのツッコミに耐えられるよう選手交代をチェックしてみた。ここまでの17試合で途中出場の多いのは砂川11,ゴン8,内村6,古田5。そして、砂川は3枚の交代カードのうち遅くても2枚目までにはカードを切られていて、直近7試合だけとっても5試合で最初の交代カードになっている。徳島戦はスタメンで富山戦は1枚目の交代カードは内村である。

 愛媛戦では後半から芳賀をボランチにもっていきたかったらしい。
 「今週はやってませんが、いつもやっていることなのでそんなに特別なことではなかったと思います。ただ、芳賀をボランチに持っていきたかったというのがひとつありました」 (J's GOALより)

 ここから考えられる推論(妄想)は、砂川の信頼度が吉弘よりも上であるということ。
 で、近藤OUTで宮澤を前に持っていって、芳賀をCHに砂川をSHに・・・となると古田のポジションは強引にSBにするしかなかったのではないかと妄想する。砂川の後ろに古田と一応タテの関係に気を遣ってはいたようだけど・・・。
 失点した後に吉弘投入で“普通の4バック”にしたということは3バックに固執したわけでもなさそう。吉弘が砂川よりも信頼が置けるのであれば素直に試合開始から吉弘投入でも良かったはず。90分フルが難しいというコンディションであっても後半アタマからの投入は可能だったはずだし。ちなみに藤山が左に回ったのはそれまで古田がそこにいた穴を塞ぐための処置と推察する。

 好意的に捉えれば、ホームゲームで何としても勝ちたいという状況で後ろを固めてという選択肢は考えにくい。ましてや最も信頼できてゴールに近い位置で仕事のできる砂川を投入していないとあっては・・・。僕は石崎監督はわりと個の能力を重視する傾向が強い監督だと思っているが、ちょっとそれが裏目に出たのかもしれない。
 中断期間前で無理遣いをしやすいシチュエーションにあったのも近藤・キリノの2トップで先発させた原因の1つではないかと思っている。使われる側としても意気に感じるだろうし、結果が出てない以上休んでられないと焦りもあったことだろう。

 選手個々の技術もさることながら、選手層が薄く少しずつ思惑がズレてしまったために招いた引き分けだったように思う。その意味では勝ち点1は妥当と言えるかもしれない。ホームで負けるという最悪の結果は免れたが、J1昇格を目指すならホームで引き分けじゃあ負けと同じ。ただ、内村がキレキレだったのは救いかな。カズゥもフル出場できたしね。
 同点ゴールのシーンや終了間際の岡本のプレーなど光るモノがあるのに続かない。内容も結果も両方求めてるのはわかるんだけど、引き分けがあまりに多いのはどうなんだろうなあ。昇格は数字上の可能性しかない現状ではどこに目標を定めていくのかも難しい。そのへんはおいおい書いていくことにしますか。


第16節VS草津・アフターインプレッション。

2010年06月09日

 最下位相手にってのはあんまり関係ないかなあと思ったけど、草津はダイジェストを見た限りではほとんどラフィーニャにお任せといった感じである意味でコンサと鏡合わせのような感じがした。佐田が出場停止だったのは幸運だったかも・・・。

 近藤のゴールはなかなかオシャレ。シュートを打たなきゃ入らないっつっても、むやみやたらに1,2の3で打てばいいってもんじゃないと妙に感心した。ああいう点で合わせるゴールがなかなか出ないのは連係もピンポイントで合わせる技術もまだまだ不足しているということだろうなあ。古田がいいところでカットしてあとは・・・とか、月並みだけど決めるところで決めないとといういい見本のような試合。

 後半は一転してサンドバッグ状態。結果を知っていてもヒヤヒヤもの。
 チャレンジで奪いに行ってあっさりかわされDFラインは下がる一方。草津が速さ勝負で来てくれたから石川と藤山大納言様と高原の反応で何とか踏ん張れたものの、福岡の大久保のようなハイタワーがいるチームだったら・・・考えたくねぇなあ(汗)。
  失点シーンは本職ではないにしても征也はもうちょっと何とかならんかったのかとちとボヤキを入れたくなる。未確認だけど前半で捻挫をしたとかいう話もあるようだし出足が遅れたのか?それにしても全治6週間って・・・(泣)。大森さんも平川さんも出どころを抑えるべきだったと言ってるし、征也には罪はないってことにしとこうか(苦笑)。

 草津の横パスをうまくかっさらう一方で石川があわやのプレゼントパスをするポカも目立つ。石崎コンサはぶっちゃけ安定感に欠ける。安心してボールを預けられるポイントが少なく、落ち着かせることができないというのが何よりつらい。キリノの調子がなかなか上がらないのも困りもの。
 平川さんはSHに活路を求めていた。SHがタメを作るというのはいいと思うけど、長い距離を走ってDFラインの裏に抜けることまで要求するのはちょっと酷な気がする。両方を満たそうとするとあっという間に電池切れだ。ハナっから選手交代前提であればないワケじゃないけど、裏抜けはむしろキリノに求めるべきじゃなかろうか。

 単純に選手のキープ力というだけではなくて、
 奪ってからの組み立て方が粗く雑なんだと思う。

 言葉にするのは簡単だけど、試合の流れを読めてないというか状況判断ができてないというか・・・。草津戦は芳賀はとにかく走り回るので精一杯で、チェンジオブペースを考える余裕などなかっただろうし。セカンドボールが拾えないというのも「とりあえず蹴っとけ」っていう“テキトークリア”になっちゃってたから。大森さんはとにかく相手より走れ、最低限芳賀くらい走れと言っていたが量よりも質だろうなあ、プレー全体含めて。草津戦は量も少なかったが・・・。

 征也が離脱でさらに苦しくなっちゃったけど、そのへんはまた改めて妄想しようかな。


第15節VS富山・アフターインプレッション。

2010年05月31日

 既に多くの方が言っていることだけど、三上の抜擢は驚きだった。
 厚別初戦かつチーム状態も良くない。勝ったから言えることだけど、もし引き分け以下だったらサポーターのフラストレーションは多分限界を超えていただろう。ただでさえ勝ち点で引き離されていて勝利以外許されないシチュエーションでルーキーを抜擢するってのは勇気がいる。ケガ人続出で内村もフル出場がまだ難しそうという状況はあったにせよ、この決断にまず拍手を送りたい。

 富山戦のカギの1つはメンタルにあったと思う。
 前節の徳島戦でサポーターにお説教を食らって、厚別開幕という特別なシチュエーションが選手やサポーターのメンタルに相当影響したであろうことは想像に難くない。「3200万がかかっているってのを隠して打たせてみな。けっこう打てるから・・・」じゃないけど、三上が思い切ってプレーできたのは三上には最低限の指示だけして良い意味で考えさせなかったんじゃなかろうか。

 最初の失点は苔口のシュートも良かったけど、西嶋のスライディングがどうだったのか。スライディングは最後の手段なのでやるんだったら確実に潰してほしかったかな。同点ゴールで帳消しにしているものの、ちょっと気になるところ。三上がナナメに走ってスペースを作っているというのを大森さんが褒めていたが、なるほどああいう動きなのね。うーむ、あれを狙ってやっているとすればスタメン起用はうなずける。
 宮澤のゴールは胸トラップがオシャレ。簡単にやってるように見えるけど、冷静にゴールに流し込むあの落ち着きっぷりはすごい。古田のゴールはDFをかわした時点で勝負アリ。あの喜びっぷりはゴールを挙げた喜びというよりも重圧から解放された喜びの方が大きいように見えたのは気のせいじゃないと思う。

 今まではサイド攻撃といっても“サイドに張る”だけで終わってて、そこからの崩しが個の能力頼みの小さい動きでしかなかったのではないだろうか。三上がよく動いたのは視野を狭めていたのを開くきっかけになった・・・と思いたい。
 心配なのは征也かな。SHでもSBでもやってるプレーが同じなのは喜ぶべきか悲しむべきか。本職ではないSBで守備の軽さがチームとしてリスク要因になっているように見えてしまったのは不安だなあ。三上があれだけやれたことで一番意識しているのは岡本だろう。でも、征也もうかうかいているとどっちつかずになって使いにくい選手になってしまう可能性もあるような・・・。宮澤が結果を出したことで石崎コンサの“背骨”は少しずつ固まってきたが、サイドを中心とした崩しのゴールをどう増やすか。きっかけになったのが初スタメンの三上ってのが皮肉だよなあ。

 今までのコンサだったら先制されても逆転勝ちまで持っていけただろうか?
 恐らく答えはNOだろう。ここまで先制された試合は4試合あるが全て負けである。前節まで1試合当たり1点以下。先制されたら引き分けが精一杯なコンサが逆転勝ちを可能にしたのはひとえに厚別の空気がもたらしたもの。西嶋のミドルは年に1回(と言っては失礼かな)出るか出ないかのすんごいゴール。これでメンタル面ではかなり優位に立てたはず。
 三上がもたらしたトップへの危機感。ユースにもたらした期待感。この緊張状態をどこまで続けていけるかはけっこう重要。少なくとも富山には勝って当然というほどの力は石崎コンサにはまだない。次の草津戦だけでなく、1戦1戦にどう取り組んでいけるかが問われている。災い転じて福となすではないけれど、厚別での開幕戦がいい結果になったことで転機になる試合。久しぶりに良質な緊張感のあるホームゲームであった。


第14節VS徳島・アフターインプレッション。

2010年05月24日

 箇条書きで印象を。まずは前半。

 ・アリバイプレス
 ・島田怖ぇー、そして柿谷はもっと怖ぇー!
 ・ボランチのところでの潰しは一応できている?
 ・CB身体張ってる
 ・古田はタイミングを読まれてる?

 結論としては前半フルボッコ。で、後半。

 ・パスミス多し
 ・ハッキリしないプレー多し、誰が行くのか約束事はないの?
 ・藤山さすが
 ・ミヤザー投入でやっと起点
 ・内村ラスト左足なら・・・

 見どころがないに等しい(泣)。
 こんだけフルボッコにされてミス連発なのに0-0で引き分けってのはむしろ徳島に申し訳ないような気持ちにさせられた。福岡戦のフルボッコはこっちが完全に抑え込まれて福岡のやりたいことが体現できていた。だから0-3のボロ負けってのは納得の結果ではあるのだが、徳島戦は「何だかなあ・・・」と脱力感いっぱいになってしまった。

 想像でしかないのだが、前半は0-0でOKと踏んでいたんじゃなかろうか。
 DFラインはともかく、スタメンには宮澤とカズゥがいない。
 石崎コンサは縦ポン禁止のルールでもあるかのように“地上戦”にこだわる戦い方をしている。DF→MF→FWとつなごうとしてもそれができない。砂川がトップ下(?)にいるものの、そこまでボールをつなげられない。三浦コンサならセットプレイ1発、“高さでアタック作戦”で1-0逃げ切り・・・というのもアリだが、石崎コンサでは不可能に近い。カズゥもいないからFKの飛び道具も脅威になり得ない。となると、打てる手は自然と限られてくる。石崎監督はSHで起点を作ろうとしていたようだけど・・・。

 映像を見るまでポイントとしていたのは意図の有無。
 仮に前半0-0でOKという意図があったとして、囲んで奪いに行くのか、奪うのではなくて前に行かせなきゃいい、回させるぶんにはいいという意図があったのかがまずわからない。ただ人数をかけただけの中途半端な守備でせっせと自分で穴を作ってしまったような印象がある。そのせいでCB大忙し、“芳賀さんお疲れさまです状態”を招いたんだと思う。徳島の選手が巧くかわしたというのもあるんだろうけど・・・。

 結果的に大分戦も含めて宮澤が入ったことで良くなったんだけどこれは2つの理由があって、1つは宮澤がボールを持てる選手であることともう1つは主にFWとの間で意思の疎通、連係が巧くできていることがあるのだと思う。クライトンほどの絶対的な信頼感はないけど、「こういうボールを出してくれ!」っていうのを最も巧くやれるのが宮澤なんだろうなあと思った。もちろん近藤の投入で前線の起点が増えたことも大きく影響しているのだが・・・。

 メンツ不足で致し方ないという面があるにせよ、意図が見えない、やってることがバラバラ、ところどころつながっていてもそれが1つにまとまっていない・・・というのでは到底勝ちにはたどりつけない。この1試合だけに限って言うなら何の進歩も成長もない試合、スタメンとサブの差が大きいというのがわかっただけの凡戦、消化試合といっていいと思う。それでも、アウェイゲームを無失点で勝ち点1を拾って帰ることができただけ最低限の結果は残したとも言える。

 ぶっちゃけ、今の状態ではどことやってもかなりしんどい戦いを強いられそう。
 特に宮澤かカズゥのどちらかが復帰しないことには中盤が安定しない。DFの薄さよりもMF(特にボランチ、CH)の薄さで悩まされる日々が当分続くだろうなあ。移籍した2人の穴がここまで大きいとは・・・。鯱さんもダニルソンをベンチの置物にするくらいならさっさと返しやがれ!いや、返してくださいおながいしますと言いたくなってくるんだが(汗)。

 やりたいことができないのは選手が下手くそなのか、監督の指導が悪いのか、それとも強化部の見通しが甘いのか、お金のない経営に問題があるのか。いろいろと現実を見せつけられてヘコんじゃうけど、これらを全部ひっくるめてチームの総合力なワケで・・・。サポーターがカネを出したり、スタジアムに足を運んで声を挙げたりすることで(時にはそれがヤジやブーイングになったりもするけど)少しでもその力が上がるのならやっぱりそれを続けていくことしかないんだろうなあ。

 何にせよ、次は厚別開幕戦。ゴリの「俺たちは強い!」じゃないけど、
 「オレ達はやれる!」ってのを何が何でも結果で示したい。示してほしい。

 ・・・いつになく暑苦しくなったなあ(汗)。


第12節VS北九州・アフターインプレッション。

2010年05月13日

 さらっと北九州戦をおさらいと思ったんだけど、
 ぞっこんもFもあんまり時間を割いていなかったような・・・。

 岡本はまるで取り上げられていなかったし、平川さんには何にもしていないと酷評されるし。
 後半のキリノ→近藤スルー→砂川は良かったんだが、枠を外すのもお約束ってのは・・・。
 北九州のディフェンスもザルだったが、コンサもコンサで危ない場面が多かった。
 3-5-2にしたこともあるけどシステムうんぬんの問題じゃない気がする。

 SBの主力となった岩沼が離脱でしかも全治3ヶ月(泣)。吉弘が戻ってきたけど差し引きマイナスだよなあ。別に吉弘を腐すワケじゃなくて、それだけ岩沼が良いプレーをしていたしコンサに欠かせなくなっていたということを言いたいんだけど。

 岡本が前半で交代、砂川が投入された。
 岡本がダメで砂川が良かった(ぞっこんでもキラ星に選ばれた)のは、
 攻撃と守備の思考の違いじゃないのかなあと思う。
 「攻守の切り替えが遅い!」と言われるけど、攻撃と守備を同時に考えられるかどうか、
 攻撃:守備の意識がいつでも5:5に近い感じでいられるかどうか。

 先日のすぽると!での風間解説で「攻守を常に考えているかどうか?」というのがあったので、そのパクリ(汗)。中村憲剛も、行きすぎてもいけないし引きすぎてもいけないというようなことを言っていたと思うが、岡本の場合トップ下に入ったことで余計に攻撃に気持ちが傾いていたんじゃなかろうか。
 砂川はそのあたりを経験でわかっていて、宮澤はFWからMFにコンバートされてわりとすぐに会得したんじゃないだろうか。石崎監督も(宮澤)裕樹は守備では良い動きをしていたからと言っていたのは、宮澤が攻撃と守備の意識を並列処理できていることを高く評価しているんだと思う。守備では、というところに石崎監督も宮澤にはまだ不満があるんだろう。シロート目にももうちょっと宮澤には攻撃の時に存在感を見せてほしいし・・・。

 さて、岩沼の離脱は痛いなんてもんじゃなくゲームオーバーに近い状況なんじゃないかと思ったりするんだが、いる選手でどうにかするしかない。守備で何度もピンチを招いたのはシステムうんぬんの問題じゃないと思うし、3バックは事実上できそうもない気がしている。あるとすれば征也をSBに押し込んで右肩上がりの変則4バックかなと妄想してみる。つーか、カズゥと宮澤のCHで4-4-2が機能すればこんなに悩まずに済むんだが(汗)。


第11節VS東京V・アフターインプレッション。

2010年05月05日

 緑戦もスコアレスドロー。

 キックオフすぐの高原のファインセーブがなければ
 今ごろは「石崎解任!」「糞崎やめろ!」の大合唱だったのは確実。
 よって、今日は石崎監督は高原に食事をおごるべし。

 最初から3-5-2にしたというのは熊本戦からの流れで、
 中盤から前の人数を増やす、2トップにするというのを選択した結果3バックにしたとみる。

 DFが足りないし、宮澤・カズゥを中心としたチームの骨組みの理想と現実との間ではこのあたりが折衷案ということか。近藤+キリノの組み合わせは今日はそこそこ良かったように思う。キリノがいるといないとでは速さに対する警戒レベルが違ってくる。しかし、3-5-2にしたことで宮澤の存在感が希薄になったのは何とも皮肉だよなあ。

 以下、箇条書き。
・藤山はさすがの仕事ぶり。
・西嶋は攻撃の時はまだしも、守備の時は危なっかしいよ!
・セットプレイはまだまだ寄せが甘い感じ。
・あれだと芳賀は過労死コース。ホントによく走った。
・岩沼は1人2役をよくがんばった。あれを90分やれってのは無茶。
・カズゥも相手が持たせてくれるぶんにはいいが・・・

 コンサのツメが甘かったことも事実だが、それ以上にの凡ミスに助けられた試合。
 気迫も見せたし、惜しいと感じたけどそれだけの試合。なので、あの場にいたとしたらやっぱ拍手はできないな。きっと「う~ん・・・」と唸ってばっかりだったと思う。もう11節。序盤から中盤にかけてホームでは絶対に勝たなきゃいけない試合だった。

 ここで勝てなかったらいつ勝つよ?

 とりあえず、石崎監督のクビはつながった(と思う)試合。こんな後ろ向きなことしか書けないのがつらい。ピッチを広く使ったりキリノを走らせたりして良いところもあったんだが・・・。次節はアウェイで北九州戦。初モノに弱いコンサだからなあ。押しまくっても点が獲れずにセットプレイ1発で0-1負けなんてことのないようにお願いしたい。

 しっかし、今日は6会場を結んでの中継だったんだが、
 スコアレスだったのは札幌ドームのみ。順位はウソをつかないねぇ・・・。


第8節VS水戸・アフターインプレッション。

2010年04月26日

 数学の長文問題だったら中間点はもらえたかもしれない。でも、試合は中間の引き分けではなくて負けってんだから難しいねぇ。水戸戦はSHを中心に見ていた。岡本は持ち味を出せていたけど、ことSHに関しては

 帯に短し襷(たすき)に長し。

 最もプライオリティが高いのは右でも左でもやらせている征也だと思う。本来、右SHが主戦場であろう征也を左に回してでも起用するのはそれ相応の理由があるはず。しかし、最初に交代となるのは征也だろうなというのも同時に感じたことだった。
 僕は試合を観る時、特に水戸戦のような前半終了時で負けている時は「さて、代えるとすればどこだろう?」という感じでいろいろと妄想するんだけど、そのベースとなるのが今までの大まかな傾向と消去法。今までの傾向でいくと交代の可能性が最も高いのはSH。だけど岡本はドリブルがキレていたし、1点ビハインドでブロックを作って守られるとそのブロックを崩す武器がないことには始まらない。征也もナナメに入るなどいい動きはあったがブロックを崩す脅威には欠ける。タテに抉っても中を固められた状況では効果が薄い・・・と石崎監督が思ったかどうかはわからないけど、交代予想としては当たった。

 柏戦は4-2-3-1にしたことで3人の連係、特に宮澤・カズゥ・芳賀の役割分担がわりとうまくいっていた。水戸戦はボランチ2人の不用意なミスが目立ったため柏戦ほどではなかったように思うが。柏戦をベースに今度は3人の連係を4-2-3-1の3つまり2列目の連係がどうなるか、特に1トップの近藤とどこまでうまくできるかを中心に観た。
 が、フタを開けてみれば近藤の孤軍奮闘。
 あれでは近藤が90分保たない。というか、あれだけマークが集中しちゃ近藤がかわいそう。僕としては4-2-3-1にするってことはSHがどんどんゴールの近くに顔を出さないと勝てないと思っているので、征也の動きには質量ともに不満だった。古田が交代で入った時に大森さんが考えすぎていると解説していたが、途中出場だし、空中戦では分が悪く状況としては一番動けるんだから守備は後ろに任せるくらいのつもりでどんどんボールを要求してどんどん仕掛けていっても良かったと思う。

 石崎監督は三浦さんと違ってガチガチにシステムありきじゃなくて、選手の能力を最大限に生かそうとするアプローチを採っているように思う。その中心となるのが宮澤で、システムをいじったのも宮澤を最大限に生かすことが勝利への近道であるというスタンスだったと捉えているのでシステム変更自体は非難されることではないと思う。だから今年は宮澤と心中だなと覚悟を決めてもいるし、3人の連係にいずれも宮澤が関わってくるとなるとどうしたって宮澤への風当たりは強くなるワケで。

 システムから入るか個の能力から入るかはどっちが正しいということはなくどっちが欠けてもいけないワケで、現状としては、個の能力からアプローチをかけているがチームとしてチグハグになっているんだと思う。特に4-2-3-1で3の真ん中を宮澤で固定してしまうとキリノの使いどころがなくなる。1トップで起用するにはキープ力がないし、SHで使おうにも攻撃では何とかなっても守備は本職ではない以上多くを求められない。ましてや、水戸戦のようにビハインドの状況でガッチリ固められてしまうとなおさらキリノの長所であるスピードが生かせない。
 2枚目の交代カードが岡本OUT、砂川INというのは今までの傾向からしてありえない線ではないと思ったけど、3枚目のカードをどう切るんだろうなあというのは最後まで想像できなかった。キリノを投入するにしてもどこを削るんだ?という感じだったんである。両SBが押し込んでいたから3バックにはしないし、できないだろうなあと思ったので。結果としては1ボランチにしてキリノを半ば強引に押し込んだ形となって「まあ、それしかないかなあ・・・」と思ったんだけど。だったら、キリノじゃなくてゴン投入の方が・・・というのは結果論かな。

 セットプレイの守備も大いに問題だけど(汗)、このへんの辻褄合わせをどうするのか。
 時間がない中で石崎監督がどういう答えを見いだすのか。選手がそれにどう応えるのか。
 堀田がいい感じだったので堀田と内村の右サイドだとどうなるかというのは興味があるところなんだけど、内村も水戸戦はサブに入っていないし連戦かつ連係不足を考えるとちょっと期待薄かな。

 いろんな意味で昇格うんぬんを言う状況ではなくなった。
 フラストレーションが溜まる一方だけど、残り4連戦はそこを観ていきたい。


第6節VS柏・アフターインプレッション。

2010年04月14日

 返す返すも、録画を消してしまったのが痛い。

 ぞっこんとFを見ての感想は“スリリングな試合”だったということか。
 選手はみんな高い集中力で臨んだ試合であったことは間違いないだろう。それはサポーターも同じで、この一戦にかけるというのがひしひしと伝わったのは以前書いた通り。その意味で“ホームゲーム“の空気は作ることができた。石崎監督も戦う姿勢が出ていたと言ったのはそのあたりも指していたんじゃないかと。アウェイならかなり高い確率で逆転負けしていたと思う(レフェリング含めて(苦笑))。

 ここからはしゅ~ちょ~さんのブログとほぼ重なる。

 征也はホント頑張ったなあ。普段からあれくらいやってくれとも思うが。古田はいっぱいいっぱいだった感じ。交代するなら古田かなとは思ったがハンジェと交代だったのはちょっとした驚き。内村を入れたいけど守備にリスクを抱えるので砂川かなあと思っていたので。攻め手の変化という意味ではキリノは役立たずだったような・・・。キープはおろかボールを止めることもできずに倒されるのでは交代した意味が全くない。

 DFラインが踏ん張って何とか1-1で凌いだという試合。石川がいなければひょっとしたらDFラインは保たなかったかもしれない。いや、失点したんだから保たなかったんだけど・・・。その石川よりも藤山の巧さが際立った。ダテにJ1でメシ食ってきたんじゃないっていう経験値の高さ。藤山がいなかったらと思うとガクブルものである。SBでいうと、岩沼が良くなったのか西嶋が悪かったのか。岩沼はヨコへの絞りはかなり意識していたのでは。そして西嶋ってあんなにひどかったっけ?っていうくらいに良いところがなかったように思う。

 今回は2トップではなく4-2-3-1にして真ん中を厚くした。
 石崎監督もプレスをかけやすいと言っていたらしいし、柏との力関係を考えるとやや守備的に試合を始めたほうが良いと考えたのだろうか?ハンジェを入れたのも普段のように積極的に2-0を狙うのではなく、1-0でもいいけど1-1にはされるなよと考えた・・・ってのはちょっと飛躍しすぎかな。
 4-4-2で芳賀とCHを組んでいた時は宮澤を組み立て役にするつもりだと思っていたんだけど、柏戦では組み立て役はどちらかというとカズゥに比重を大きくして、宮澤には始めから少し前目の位置取りをさせてFWに近い役割をさせたのかなあという感じで見ていた。実際、カズゥはフィールドを広く使ったいいパスを出していたし、芳賀も時折いいインターセプトを見せたので3人の役割分担はうまくいっていたのかな、と。なので、4-4-2か4-2-3-1かはあまり重要ではないのかもしれない。

 地上波での中継では「宮澤は器用貧乏なんじゃないか?」というのがあったが、宮澤は“気がつく”選手なんだと思う。ダニルソンもいないし、今年はCHだからカバーリングの意識を強く持っているんだろう。柏戦は始めから前目の位置取りだったけど、2トップを置く(だけに限らず前の人数を増やす)ためには宮澤には量だけではなくもっと質の高い動きが要求されるように思う。
 そのフォローにはSH、特に古田がもっと攻撃に絡めないとつらいかなという気はした。もっとも、柏戦では単に古田個人の問題ではないんだろうなとも思ったんだけど。芳賀・カズゥ・宮澤の3人の連動性を生かすなら4-3-3にするってのもひとつの方法だろうけど、それはまた改めてということで。

 しかし、それでも6試合消化で勝ち点は8。現実は厳しい・・・。


第5節VS岐阜・アフターインプレッション。

2010年04月07日

 タイトルこそ大仰だけど、ほとんどアリバイ投稿。

 岐阜戦はバケの皮が剥がれた試合。
 あえてキツい書き方をする。高原だけが大奮闘ってんじゃ話にならないでしょう。
 宮澤が惜しいシュートを打ったんだけど、ああいうシーンが増えないと先は暗い。

 「今まで何やってたの?」っていうイメージしか残らない試合。
 調子が悪いなら悪いなりのやり方があるはずだが、たぶんそこまでの余裕がないのだろう。
 三浦コンサとは違った意味で型から外れると脆いなあっていう感じ。
 個々の能力なら0-3という惨敗はあまりなかったと思うのだが・・・、足りないのは技術か自信か連携か。

 次はドームで柏戦。
 挑戦者の心境で挑めるし、岐阜戦で見せられた勝利への執念を見せてほしい。
 それは選手や監督だけでなく、ドームに参戦する方々にもヤジとかじゃない“ホームの試合”ができるようなサポートをお願いしたい。


第4節VS岡山・アフターインプレッション。

2010年03月30日

 岡山戦は2-0の勝利。
 端的な感想を言えば「栃木戦から半歩前進」といったところ。

 完封勝利だし、栃木戦の1-0から2-0とスコアとしても良くなった。が、オフサイドトラップのかけそこないやGKとDFが交錯するなどのミスもあった。あわやという場面も多く、横浜FCや徳島など決めきる選手がいるチーム相手では勝てたかどうかはちょっと怪しい。でも、攻撃では積極性は感じたし、近藤の個の力が大きいとはいえヒヤヒヤな時間を凌いで2-0にしたことは選手にはまたひとつ自信がついたことと思う。芳賀の征也へのナナメの長いパスは良かったなあ。しばらくは芳賀をCHの要で使ってほしい(たぶん芳賀で行くだろうけど)。

 あとはキリノが1本決めてくれれば・・・というところだけど、ここをどう考えるか。キリノの働きが近藤にも良い影響を与えているとみるか、近藤を軸としてキリノと内村を競わせるのか。内村の調子が良いし、一応連勝しているのでわざわざいじり直すこともないとは思うが。内村に関してはwhiteowlさんが書いてくれているので、ここでは割愛。

 MOMは文句なしで近藤。FWが2ゴールというのはチームにとっても大きい。
 速さで奪ったゴールではなく強さで奪ったというのもポイントが高い。

 1-0からいかに2-0に持っていくかという課題はまたしても残った。いや、岡山戦は2-0にできたんだけど・・・。これは去年からの課題で、ミスで追いつかれて取りこぼしを連発したのが去年(特にドームでは「そりゃないよ!」ってのが目立ちすぎ)。鳥栖戦で少し引きずったのが栃木戦・岡山戦と徐々に結果に結びつけることができるようになってきた。

 石崎監督も時間がかかるとは思っているだろうが、それにしても・・・とややイライラがあるのかもしれない。このあたりを1年通してじっくり見ていくことになるのかな、と改めて思う岡山戦であった。


第3節・VS栃木アフターインプレッション。

2010年03月22日

 端的に言うならリアルに勝ちに行った試合。
 1-0で逃げ切って勝てたことは鳥栖戦からは一応一歩前進といえるかな。

 既に多くの方が指摘している通り、芳賀と藤山の効きっぷりはさすがといったところ。前の4人は現状ではおそらく最強メンバー。6人で守って4人で攻めるとまではいかないにせよ、この組み合わせならJ2であれば点が取れないということはないとみるが・・・。
 ゴールこそなかったものの、キリノがだいぶ復調した感じ。それもキリノ本人の調子だけじゃなくて周りとの連係がだいぶ良くなった感じなのでこれはプラス材料。もうキリノはアフロじゃなくて黒のヘアバンドを装備した方がゴールできるんじゃないかと・・・(笑)。フランサがケガで離脱してるから遠慮する必要ないだろうし。それにしても、ゴール裏はコンササポがたくさん入ってたなあ。マジで12人目の選手だったと思うぞ。

 栃木戦はCHは多少は攻撃参加できていたけど、どちらかというと前の4人で押し切って勝った感じ。栃木には悪いけど、これは相手が栃木だからというのもあると思う。石崎監督はCH(特に宮澤)にはまだまだ不満を持っているに違いない。1-0というのはホントに最低限の結果であって、あくまで結果として一歩前進というだけ。コメントから選手もたまたま1-0で終わったというだけという認識でいるだろうから、そこのところは心配ないと思うけど。
 平川さんは宮澤の視野の取り方に問題があると指摘していた。せっかく芳賀がお膳立てをしていたのに生かせていないというのは確かにあると思うし、芳賀だからお膳立てができたんだと思う。ただ、石崎監督はそれに加えて宮澤にはもっと高い位置をとれるように芳賀を起用したんじゃないかなあ。このあたりは妄想爆発で暑苦しく書いてみようと思う(笑)。

 芳賀と藤山が守備を引き締めたことで背筋が1本ピンと通った感じはあるが、石崎監督としてはこれは次善の手ではないかと妄想してみる。スタートダッシュでコケてしまったのでしばらくはこのままでいく可能性が高いだろう。次はホームで岡山戦。今度は関東圏のサポーターが気合いを入れてくれたことにこっちが応える番。今度こそホームで勝つことに全力を注がねば!


第2節VS福岡・アフターインプレッション。

2010年03月16日

 ・・・といっても、ぞっこんとFを見ての感想なんだけど。

 大森さんはCHの2人に、平川さんはFWに焦点を当てていた。特に大森さんの指摘したCHが前を向けないっていうのはかなり問題で、CHの位置取りの低さ以上に根が深い。これはCH2人の資質の問題もさることながら、チーム全体としてフォローができていないことの方が原因としては大きいように思う。
 ディフェンダーいないですよね~なんて呑気に言っていたが、実際にはそこでも駆け引きがあって、CHの2人が前を向けるところでもそれができないというのは単純に距離が離れていればいいってもんじゃないというwhiteowlさんの見方にも一理あると思う。が、前を向けていないというのは事実で、そこをどう修正するか。人を変えるか動きをもっと良くするか。どちらも求められるであろうが、石崎監督の手腕に期待したいところ。
 もう1つ、大森さんは意志の疎通ができていないと解説していたが、リスタートでやたらめったらボールを早く動かしたのは鳥栖戦の失点がトラウマになったとしか思えない。あれはどっちかというとトリックプレー、スペシャルプレーの範疇で虚を突くことが目的。たまにやるから効果があるんであって、何度も同じことをやってたら意味がない。チームとして早く動かそうという意思があったなら集中力が足りないし、工夫がない。

 平川さんはキリノを全然ダメとバッサリ斬って捨てたが、そう言われても仕方ないのかなあ。攻撃の起点にならなかった、近藤との距離感が悪くて近藤が狙われたというのがその理由だけど、その点では去年キリノの1トップだったのがあの試合では近藤に取って代わっただけとも言える。ある意味で三浦サッカーっぽく見える原因になったかもしれない。
 平川さんはキリノよりも内村の方が良いと評していた。キリノは極端な話裏抜けでしか活きないが、内村は持てるし斬り込めるし裏抜けもできるのでより攻撃の起点になる。攻撃の起点ということでは、ノノさんの言葉を借りると「裏のスペースに走り込むのが近藤やキリノではなくて、藤田や古田が・・・というシーンが作れるとチャンスが広がる」ので、古田を消した福岡の左サイドがGJ。2点目のクロスも良かったし、マン・オブ・ザ・マッチは#17の中島かな。

 この試合は0-2になった時点でほぼ決まっていたように思う。

 何というか「何でそんなに慌てるの?」ていう終始落ち着きがない試合ぶりで、試合時間は90分あるってことすら忘れてたんじゃないかってくらいのテンパリぶり。百歩譲って考えると、ホーム開幕戦は特別な試合。前節は勝てた試合を引き分けてしまったという思いがあるだけに絶対に勝利が欲しい。それが早々に失点してしまい、早く追いつきたいという気持ちを生み結果的に焦りを呼んだ・・・ということなのだろう。

 実は、この早く追いつきたいという考えに落とし穴があったように思う。いや、追いつかなきゃいけないという考えそのものは間違ってはいないんだけど、そのためにはどうするかというのを考えるときにボール回しにばかり目がいってメンタル面での落ち着きを取り戻せなかったところに敗因があると思う。失点の原因はミスではあるのだが飛んだコースも良くなかった。開始早々の失点だし、アクシデントと割り切って仕切り直しで0-0のつもりでじっくり構える余裕があればもう少し結果は違ったように思うのだ。
 前に3点目の失点が最悪だと書いたのはそこにある。0-2で前半を終わって、ハーフタイム時にどこが良くてどこが悪いかなど問題点はちゃんと洗い出していたはずだし、システム変更も後半頭から。したがって、ポカをやらかす危険性はなくせていたはずなのにあのやらかしっぷり。選手達には心が折れる失点であり、ドーム全体のガッカリ度が最高潮になった瞬間だった。

 問題山積みでどこから手をつければいいのかって感じだけど、今の時点で強烈なダメ出しをされただけましととらえるべき。石崎監督もメンバーを見直すようだし再構築を考えるにはいいきっかけになったかも。サブ組にもこれでチャンスが巡ってきて競争激化で厄落とし・・・といきたいもんである。


第1節VS鳥栖・アフターインプレッション。

2010年03月09日

 もう少しあと少し 耐えきれない~♪

 ・・・うーむ、テンションが上がらんなあ。
 スッキリ勝っていればいいんだろうけど「またやらかしたのか!」っていう失点だからなのかも。ただ、そこそこ守備はできていたように思うし、何より鳥栖の#10・金民友がキレキレだった。勝っていればマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)は文句なく征也で決まりだろうが、引き分けになったし何度も攻撃の起点となっていたのでひいき目を抜きにすると彼かなあという気もする。
 でも、征也は攻守に一番頑張っていた(←ひいき目)。大森さんはナナメの動きと評していたけど、ああいう動きでゴールを奪えるってのは一つ階段を上るきっかけになると思う。惜しむらくは前半32分の内村の1対1を決めていれば試合展開はだいぶ楽になっただろうから、失点よりもこのプレーの方が問題じゃなかろうか。内村は即戦力で加入したんだし、この試合キリノは欠場。決めなきゃいけないところではあった。
 可能性という点はゴンが流石だなぁと思わせてくれた。「どこから現れたんだ!?」っていうもうちょいのヘディング。横野には大いに参考になったことだろう。ひょっとして横野のがむしゃらさに触発されたのかも?

 大分とのPSMの時も感じたんだけど、この試合も札幌攻略法の大きなヒントになった試合だと思う。
 とりわけ、コンサの右サイドに起点を作られるとつらいかなって気はした。
 鳥栖戦は恐らく金民友対策で右SBには芳賀が入ったんだろうけど、それ以上に金の個人技が上回った格好。古田・上里・西嶋・右SB(鳥栖戦では芳賀)で囲むエリアは今のコンサにとっては一番の穴なのかもしれない。古田は攻撃では光るものを持っているけど、守備はまだまだ。そのぶん、CHの2人に負担がかかる形になったように思う。ここに岡本みたいにドリブルで斬り込める選手が対戦相手にいると苦戦するんじゃないかなあ。

 ソンファンがいればまた話は変わってくるんだけど、ここをどう凌ぐかはけっこう難題で石崎監督の腕の見せ所とみる。左の岩沼はこの試合では特にダメ出しはされなかったのでとりあえずは大丈夫なのかな、と。このあたりは上積みはあると思っている。次節への課題としては、この方この方が指摘しているように近藤がマークされた時にどう対処するか?にあると思う。征也がナナメ抜けしてのゴールは打開策の1つとして有効ではあるが、できればサイドでボールを持てるようになれればさらに良くなるだろう。このあたりは古田に期待か。

 はげおさんが芳賀の起用はどうだろう?と書いておられたが、芳賀をCHではなくSBに起用するあたりに宮澤とカズゥの並びには相当のこだわりがあるとみる。・・・やっぱり宮澤と心中かなあ。