基本何でもかんでも収集してしまう傾向にあって、しかしその後困り果てることにもつながるケースは少なくないのだが、そんな中で宿泊時の領収証というのは、今にしてみれば結構な資料にもなっているな、ということである。

初めてのアウエイ参戦が２００１年７月、以後道外に出る機会が増えていくことになるのだが、宿泊先については当初はまずもって手探りという感じであり、まだ記録としては残していない。 ２００５年１１月に現在のこのブログが始まることによって、遠征先で投稿することも考慮することになる。当時は部屋ごとにインターネット回線があることは珍しかったから、まずはロビーに備え付けのＰＣがあるかどうかが選定基準になってくる。勿論宿代が安価なことに越したことはないから、結果必然的に皆様もご用達する機会が多い東横イン利用が増えるわけだな。 かくして、こと２０１０年代においては結構な量の領収証保管に断捨離の際に遭遇すると、発見が多々出てくる。 現状を見るにつけ、当時は平和であった。何せ宿泊料は今からすれば相当安い。基本５０００円を切っており、時に４０００円を切ることもあり、高くても６０００円に届くことは稀、というような感じではあったのだな。

その後コロナ禍もあって、旅そのものが減少して。その後の復活においては基本まあ環境的には部屋でインターネット環境があって当たり前の世界になっているから、宿選びでもその点での苦労はない。 しかしインバウンド客増加での苦労は絶えず、宿代の安さだけで選択すると、２度と行くものかというところも増えてはきたのだな。

現在は道外もさることながら、二重生活解消に伴う札幌での宿確保が面倒となる。 単純に言えば、都市間バスでの往復料金は５０００円だから、２日続けて札幌で用件がある場合は宿泊した方がよいことになる。 いや正確にはちゃんとした宿だと万金になりかねないから、試行錯誤の上現在は、最寄り駅でいえば大通かすすきの付近のカプセル系に落ち着いている。まあこれは曜日によっても料金変動が大きいけれども、基本寝るだけなのでね、贅沢をしなければ十分ということにはなるのだな。

昨今はインターネットカフェでも「鍵付き個室」が増加傾向にあるから、こちらも選択の一つにはなっている。最も老体にはきついので、そんなにお勧めするものでもないのだが、時と場合によっては使いようがあることは、先般のいわき行きの際に急遽羽田経由になったときにも世話になったことでもあるのでね、まあそんな感じ。

いやあそれにしても最近の宿確保の苦労は昔以上ですな。料金とのバランス面で行くと、本当２０１０年代の頃が懐かしいでよ。