なんだか、
いろんな意味で寂しい試合だった中国戦。

ゴールに向かう迫力が感じられませんでした。

高さのあるチームにサイド攻撃っていうのは分かるんですが、
もう少しゴールに向かう姿勢があっても・・・

まずはゴールへ。

まずはシュート。

「欧州組がいないから」なんて言えない内容なんじゃないかな。

先日のテストマッチからの上積みでいいのでしょうか。


スタンドから聞こえたのはブーイングではなかったでしょうか。


少なくてもお金を払って見たいと思う試合ではありませんでした。

代表人気の低迷が原因？

季節的な問題？

平日・夜という時間的な問題？


「日本対ベネズエラ」の試合が行われた九州石油ドーム。アナウンサーは「大勢のサポーターでスタンドが埋まりました。」と言っていましたが、お世辞にもそんな様子ではありませんでした。アウェー側ゴール裏を中心に空席が目立つ以上に、ほとんど空席。黄色の座席の色ばかりが目につきました。６日から東京（国立＆味スタ）で開催される東アジア選手権では、どれくらいのお客さんが入るのでしょう。サッカー人気陰りの始まりでなければ無ければ良いのですが。

ちなみに芝のほうは、季節的なことも含めて「及第点」といったところでしょうか。ＴＶで見る限りでもまだまだ軟らかそうでしたけどね。

ジュビロ磐田・中山雅史契約満了

そうですか。

磐田の象徴的存在だった中山選手もついに戦力外ですか。



中山雅史。



札幌との関係での僕の中の思い出は、

『２００２年９月２６日　対磐田（札幌ドーム）』

当時、

まだ延長戦のある時代、

磐田を相手に９０分を戦ってスコアレスドロー。

さあ延長戦突入という時に当時４歳の長男が「トイレ」を要求。

見ていないときに試合が動くとはよく言ったもので、

席に戻る前に、

中山選手のゴールでＶゴール負け。



日本代表でいうとやっぱりＷ杯初ゴールでしょうか。

「日本のワールドカップ史上の初ゴールは、中山によってもたらされました。」

山本アナの実況と真っ青な空が今でも印象に残っています。



精神的な弱さを指摘され続けている札幌の選手達にとっては、

良い手本となるような気がしますが、

まあ、いろんな意味で札幌は無いでしょうね。


それより、Ｊ２のどっかのチームへの入団が決まったら、

そっちのほうが厄介な気がします。

ここ最近、

良くも悪くも見慣れた日本代表とは随分と違っていましたね。

前半は連携不足のところも垣間見えましたが、

全体を通すと、個人的にはとても楽しく見ることができました。


岩政。

阿部。

今野。

稲本。

石川。

本田。

松井。

そして、森本。


結果以上に、新鮮味があったなぁ。


Ｗ杯で結果を残すには、

今の主力を脅かす力、今の主力を超える力が必要。


安定なんて必要ないよね。

（そもそも安定しているとも思わないし。）


あと８ヶ月。


誰が出てくるか。

誰が選ばれるか。

どんなチームになっていくか。

今日の日本代表がベストメンバーか否かは別にしても、

それほど「世界との差は縮まっていない」というのが率直な印象です。


ゴールネットを揺らすチームの形

ゴールネットを揺らす個人の能力

ゴールネットを揺らす個人のアイディア


解説者が言っていたとおり、

サッカーは６０分良くても勝ち点には結びつかないもの。

９０分トータルでの戦い方を身に付け、

９０分トータルでの勝ち方を考えていかなければ、

Ｗ杯アフリカ大会でも、

過去のＷ杯と同じ結果を繰り返すだけだと思うのです。


途中までは「引き分けても評価は出来ない」と思いながら試合を観ていましたが、

３失点、無得点。


解説者は「相手を本気にさせなければいけない。」と言っていたけれど、

本当は、相手を本気にさせる前に得点を奪わなければいけないのです。


前回のキリンカップの時にもエントリーしたけれど、

もっともっと世界に出て行って、

強さ、速さ、巧さ、厳しさを体感しなければ、

Ｗ杯での予選突破なんて夢のまた夢ではないでしょうか。